JPS597454B2 - 患者用マツト - Google Patents

患者用マツト

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Publication number
JPS597454B2
JPS597454B2 JP51129148A JP12914876A JPS597454B2 JP S597454 B2 JPS597454 B2 JP S597454B2 JP 51129148 A JP51129148 A JP 51129148A JP 12914876 A JP12914876 A JP 12914876A JP S597454 B2 JPS597454 B2 JP S597454B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mat
patient
defecation
receptacle
side wall
Prior art date
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Expired
Application number
JP51129148A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5354887A (en
Inventor
隆輔 木村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KIMURA SHINDAI KOGYO KK
Original Assignee
KIMURA SHINDAI KOGYO KK
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Filing date
Publication date
Application filed by KIMURA SHINDAI KOGYO KK filed Critical KIMURA SHINDAI KOGYO KK
Priority to JP51129148A priority Critical patent/JPS597454B2/ja
Publication of JPS5354887A publication Critical patent/JPS5354887A/ja
Publication of JPS597454B2 publication Critical patent/JPS597454B2/ja
Expired legal-status Critical Current

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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は患者用のマットに関するものである。
寝たきり老人、重症患者等のように独りでは殆んど体を
動かせず、寝たままであると、例えば腰、踵等の圧迫を
受け易い部分の毛細血管がマットに圧迫されて血行が悪
くなると同時に、発汗による湿気と体熱とによって身体
表面が蒸れ、褥癒いわゆる床ずれを生じ易い。
このような患者の排便は通常特別の便器を用いてマット
上で行なうが、この場合には看護人が患者を持ち上げて
臀部を便器上にもたらさなければならず、大きな労力的
負担となっている。
また、入浴は、患者を寝たまま浴槽に移動して随時入浴
させる犬がかりな施設或は設備等を備えている病院であ
れば、看護人に対する労力的負担及び患者に不快感を与
えずに行ない得るが、かかる施設或は設備等は犬がかり
で、費用が嵩むため病院或は家庭等に広く普及すること
は難かしい。
本発明は極めて簡単な構成によって長期間寝たままであ
っても前述の褥癒の発生を完全に予防すると同時に、患
者に不快感を与えることなく、また看護人に労力的負担
を与えることなく、マット上で容易に排便及び排便後の
拭洗を行なえるようにし、更に患者を全く移動すること
なくベッド上でそのまま入浴を行ない得るようにした患
者用のマットを提供するものである。
以下一実施例を示す図面に基づいて詳細に説明すると以
下に示す通りである。
符号1は不透水性の褥癒予防マットを示す。
該褥倫予防マット1は例えばマットに温水を充填して、
該マットと身体との当接面を身体に適合させて支持する
温水マットでも良いし、多数の独立、あるいは連通気の
う部から構成して、該気のう部をエアーポンプ等で適宜
膨脹、収縮させ、マットと身体との当接面を変化させて
身体を支持する空気マットでも良いし、その他不透水性
で、前記褥癒の発生原因を低減あるいは全く解消するも
のであれは如何なる構成のマットでも良い。
前記褥癒予防マット1には排便口2を備えた排便受3と
、膨脹して前記マット1の周囲に側壁4を形成する側壁
気のう5を構成する。
符号6は前記排便受3の周囲に設けた、膨脹、収縮自在
な臀部上昇気のうである。
尚、前記側壁気のう5は図に示す如く複数個の気のうに
より構成しても良いし、単一の気のうにより構成しても
良い。
前記排便口2には前記褥倫予防マット1の外部と連通さ
せたパイプ9を接続する。
かかる構成において、寝たきり老人、重症患者等の患者
7を、前記排便受3に臀部8を対応させて、マット1上
に仰臥させる。
常時は前記臀部上昇気のう6を収縮させておき、臀部8
に異物感を感じさせないようにしておくと共に、側壁気
のう5も収縮させておいて医師等の診察、治療、処置等
に邪魔にならないようにする。
患者7はマット1によって、褥癒の発生原因を低減ある
いは全く解消される為、長期間寝たままであっても褥倫
は発生せず、安楽な状態を維持される。
しかして仰臥している患者7が便意を催した時には、手
動、電動等の空気源で前記臀部上昇気のう6を膨脹させ
ると、臀部8は該臀部上昇気のう6の膨脹と共に上昇し
、かかる状態でそのまま排便受3中に排便を行ない得る
患者7は臀部8部分だけが上昇した状態であるので、異
和感、不快感等を殆\ど感じず、まず下半身部分が開き
易くなる為、排便を非常に楽に行なえると同時に、後述
する排便後の拭洗を非常に容易に行ない得る。
即ち排便後は、例えば温水ノズル等により温水を噴出す
る゜、又は温水を容れた容器により温水をかけて排泄部
位を洗浄する。
この場合、排便受3中の便及び洗浄水は前記排便口2か
らパイプ9を介してマット1の下方あるいは側方に置い
た受容器等に連続的に排出され、排便受3中に残留する
ことがない。
以上の如くして患者7の排泄部位を洗浄して乾すと共に
、排便受3を乾した後は、前記臀部上昇気のう6中の空
気を抜けば、臀部8は下降し、患者7を容易にもとの仰
臥状態に戻すことができる。
尚常時の仰臥状態時には前記排便受3にパッド等を被せ
れば、前記排便受3部分が凹むことはなく、臀部6が落
ちこむ感じはない。
次に患者7を入浴させる際には、エアーポンプ等で側壁
気のう5を膨脹すると、マット1の周囲には該側壁気の
う5により側壁4が形成され、該側壁4とマット1とに
より浴槽部10が形成される。
しかして患者7はそれまで寝ていたマット1上から全く
移動せずに、浴槽部10に入った状態となる。
かかる如く患者7を浴槽部10で囲んだ後、シャワー等
により洗浄を行なったり、該浴槽部10に温水を注入し
て満たし入浴を行ない得る。
シャワー等を使用する場合には前記排便口2からパイプ
9を通してマット1の外部に連続的に排水しても良いし
、浴槽部10に温水を満たす場合には該排便口2を塞げ
ば良い。
洗浄あるいは入浴後は、前記排便口2からパイプを通し
てマットの外部に殆んどの温水を排出して、タオル等に
より前記浴槽部10及び患者7の水分を拭き取った後、
温風機等によって乾して、前記側壁気のう5を収縮させ
れば、患者5を全く移動せずに再びもとの仰臥状態にす
ることができると共に、該側壁気のう5が医師等の診察
、治療、処置等に邪魔となることがない。
本発明は以上の通り長期間寝たま であっても褥癒の発
生を完全に予防することができると同時に、患者が便意
を催した際には、患者に不快感を全く与えずに即座に、
しかも容易に排便及び排便後の拭洗を行なえ、その上患
者を全く移動させずにマット上でそのまま洗浄あるいは
入浴を行ない得るので、看護人の労力的負担を大幅に軽
減し、患者を常時清潔に維持し得る効果がある。
殊に本発明は、排便受中の排便を、洗浄水によって、排
便口からパイプを通してマットの外部に導いて受容器等
に連続的に排出するので、かかる受容器を必ずしもマッ
トの下部に隣接して設置する必要がなく、その設置場所
に自由度があり、ベッド等の構造に応じた使用をし得る
特徴がある。
即ち本発明はマット単体で排便装置としての機能を殆ん
ど全うさせるようにして、外部に設けるのは適宜の受容
器だけで良いので、ベッド等の構造や、使用態様に大き
な自由度をもたせることができる大きな特徴がある。
加えて本考案は構造が簡単であるので極めて安価に供給
することができ、病院又は家庭における患者用のマット
として最適である。
【図面の簡単な説明】
図は本発明の一実施例を示すもので、第1図は平面説明
図、第2図は常時の第1図A−A線断面説明図、第3図
は排便時の第1図A−A線断面説明図、第4図は入浴あ
るいは洗浄時の第1図A−A線断面説明図である。 符号1・・・・・・褥癒予防マット、2・・・・・・排
便口、3・・・・・・排便受、4・・・・・・側壁、5
・・・・・・側壁気のう、6・・・・・・臀部上昇気の
う、7・・・・・・患者、8・・・・・・臀部、9・・
・・・・パイプ、10・・・・・・浴槽部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 不透水性の褥癒予防マットに排便口を備えた排便受
    と、膨脹して前記マットの周囲に側壁を形成する側壁気
    のうを構成し、前記排便受の周囲には膨脹、収縮自在な
    臀部上昇気のうを設けると共に、前記排便口には前記褥
    癒予防マットの外部と連通させたパイプを接続したこと
    を特徴とする患者用マット。
JP51129148A 1976-10-27 1976-10-27 患者用マツト Expired JPS597454B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP51129148A JPS597454B2 (ja) 1976-10-27 1976-10-27 患者用マツト

Applications Claiming Priority (1)

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JP51129148A JPS597454B2 (ja) 1976-10-27 1976-10-27 患者用マツト

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5354887A JPS5354887A (en) 1978-05-18
JPS597454B2 true JPS597454B2 (ja) 1984-02-18

Family

ID=15002312

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP51129148A Expired JPS597454B2 (ja) 1976-10-27 1976-10-27 患者用マツト

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Families Citing this family (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02126630U (ja) * 1989-03-28 1990-10-18
JP2530566B2 (ja) * 1993-08-17 1996-09-04 松尾 裕子 浴槽に兼用できる介護用ベッド

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DE2112268A1 (de) * 1971-02-25 1972-09-07 Alice Richter Beinstuetze fuer Krankenbetten mit in der mittleren Matratze angeordnetem Steckbecken
JPS4812111B1 (ja) * 1968-12-10 1973-04-18 Logan Inc Jonathan
JPS4817108B1 (ja) * 1969-09-17 1973-05-26
JPS4923486A (ja) * 1972-06-26 1974-03-01

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5132643Y2 (ja) * 1971-06-23 1976-08-14
JPS5132644Y2 (ja) * 1971-07-06 1976-08-14

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JPS5354887A (en) 1978-05-18

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