JPS59741B2 - 滑車等の巻掛け回転被動部材の制動装置 - Google Patents

滑車等の巻掛け回転被動部材の制動装置

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JPS59741B2
JPS59741B2 JP51133425A JP13342576A JPS59741B2 JP S59741 B2 JPS59741 B2 JP S59741B2 JP 51133425 A JP51133425 A JP 51133425A JP 13342576 A JP13342576 A JP 13342576A JP S59741 B2 JPS59741 B2 JP S59741B2
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pinion
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英光 合田
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、−滑車等の巻掛は回転被動部材の制動装置に
関する。
例えば、ビル用避難具としての滑車は制動装置を備えた
ものでなければならない。
この種制動装置として、滑車本体内にギヤポンプを組込
んだものが公知である(特公昭46−19999号公報
)。
しかし、上記従来技術は、ピニオン同志が噛合するギヤ
ポンプの制動を応用したものであるから、ピニオンの噛
合長さが短かく、従ってギヤのバックラッシュにより該
噛合部からオイルが逆流するおそれがあり安全性に問題
があった。
一方、ギヤの噛合長さを長くして堰止め効果を高めたギ
ヤポンプは公知である(特開昭49−111066号公
報)。
該ギヤポンプは内歯ギヤとピニオンとを噛合させたもの
である。
この内歯ギヤはピニオン軸心に対して偏心したリングギ
ヤであるところから、直ちにこのギヤポンプを滑車の制
動装置に応用することは極めて困難であった。
即ち、滑車の回転をピニオン軸に伝達し、該ピニオン軸
の制動を行なう構成にすることは簡単であるが、それで
は制動装置を滑車から別位置に設けることになるので装
置全体として犬がかりになり、コンパクト性を要求され
ろ避難具としては不適当となる。
そこで、滑車本体内に組込もうとすれば前述した如く内
歯ギヤが偏心リングギヤであるため、そのままでは組込
みは不可能となる。
そこで、本発明は、上記技術的課題を解決してピニオン
と内歯ギヤの噛合からなるギヤポンプを滑車本体内に組
込み可能とし、コンパクトでかつ安全性に優れた滑車等
の回転被動体の制動装置を提供することを目的とする。
従って、その特徴とする処は、固定軸に回動自在に軸支
された滑車等の巻掛は回転被動部材の−端面に、固定軸
を包囲しかつ固定軸の軸心と偏心した位置に中心を有す
る断面円形のギヤ収容室が凹設され、該ギヤ収容室内に
位置する固定軸上にピニオンが固設され、該ピニオンに
噛合しかつギヤ収容室内周面に回動自在に内嵌する内歯
ギヤが設けられ、該内歯ギヤの歯面とピニオンの歯面間
で形成される三日月形空間に、外周面が内歯ギヤに摺接
し内周面がピニオンに摺接するアーチ形ガイド部が被動
部材に固設され、該三日月形空間の両端部はガイド部端
面と内歯ギヤとピニオンとで囲繞されるオイル室が形成
され、上記ギヤ収容室の開口を密閉施蓋すると共に固定
軸に軸支される蓋体が被動部材端面に固着され該蓋体内
部には、両オイル室を連通ずるオイル流路が設けられ、
かつそのオイル流路中途部に流量規制バルブが設けられ
、該バルブの操作部は蓋体端面に突出していると共に、
蓋体には前記両オイル室に対応して2個所のオイル注入
口が設けられている点にある。
以下図面に基いて本発明の実施例を詳述する。
第1図乃至第3図に於て、1は固定軸で、ピニオン2を
嵌挿固定している。
3は被動部材で、円周外面を有するボックス3aと、該
ボックス3aに装着される蓋体3bとから成っている。
ボックス3aは一端周縁にフランジ4を、該フランジ4
の端面に放射方向リブ状の装着リブ5を、該ボックス3
aの一端面中心より袋状に突隆する軸支部6を夫々一体
に形成している。
ボックス3aの他端面には中心より偏心し且つ前記軸支
部6を包囲する円形のギヤ収容室7が開口され、該ギヤ
収容室7の前記偏心した内周面に近傍して略アーチ形の
ガイド部8を該ボックス3aと一体に且つ同ボックス3
aの他端面と面一になるよう形成している。
このガイド部8は、外周面がギヤ収容室7と同心の曲面
を有すると共に、内周面が軸支部6と同心の曲面を有し
ている。
ギヤ収容室7には内歯ギヤ9が回転自在に挿入適合され
、該内歯ギヤ9の歯先が前記ガイド部8の外周面に適合
している。
また軸支部6には上記固定軸1が相対回転自在に挿入さ
れ、該固定軸1のピニオン2がガイド部8の内周面に適
合すると共に、前記内歯ギヤ9に噛合している。
従って第3図示の如く、内歯ギヤ9とピニオン2との間
にはガイド部80両端部に近傍してオイル収容室10が
形成されている。
即ち、内歯ギヤ9の歯面とピニオン2の歯面間に形成さ
れる三日月形空間にガイド部8が位置し、該三日月形空
間の両端部にオイル収容室10が形成されている。
一方上記蓋体3bld、ボックス3aのフランジ4と同
径の円盤状に形成され、中心に固定軸1を支持するボス
11を一体形成し、ボックス3aのギヤ収容室I開口端
面を密閉するよう適宜ボルト12を介して固着され、前
記ボス11に中心に固定軸1の支持孔13を開設した皿
状キャップ14を螺着している。
この蓋体3bは、ボックス3aとの接合面に略U字形溝
状のオイル流路15を設けており、該オイル流路150
両端が前記ピニオン20対向周側方に位置してオイル収
容室10に連通して開口され、該両開口端より蓋体3b
の外面にオイル注入口16.16を付設している。
またオイル流路15の中途部には流量規制バルブ17が
装備されており、具体的には蓋体3bと一体に形成され
た袋状のバルブ収容部18に、略直径方向に通孔19を
備えた規制バルブ17を軸回り回動自在に装入し、該バ
ルブ170尾端操作片20をバルブ収容部18より外部
に突出しでいろ。
なお図中、21は固定軸1の突出端直径方向に挿着され
たテーパピンである。
また22はスプロケットで、太小各径のものが用意され
、軸支部6の外周に着脱自在に装着され、装着リブ5に
ボルト23等を介して固着されている。
本発明の使用例及び作用を説明すると、本発明を例えば
ビル用避難器具或いは清掃用ゴンドラ等に使用するとき
は、上記スプロケット22を軸支部6に装着することな
く、第5図示の如く、ボックス3aのフランジ4と蓋体
3bの周縁との間に形成された溝に吊下用ワイヤ24を
捲回し、吊持枠体25の一端を固定軸1にテーパピン2
1を介して固着すると共に、該吊持枠体25の他端を軸
支部6に回転自在に連結する。
従って吊持枠体25をビル等の適所に吊持し、ワイヤ2
4の始端に設けたフック26をゴンドラ等に連繋し、被
動部材3を固定軸1上に回転させ乍らワイヤ24を繰り
出せば良い。
一方本発明を各種機械の回転制御に使用するときは、被
動部材3をプーリ型式としてベルト等により回転させ、
又はスプロケット22を軸支部6に装着してチェーン等
により回転させ、固定軸1を別体の機械等に固定して使
用すれば良い。
この際、被動部材3を専らチェーン等により回転させる
ときは、ボックス3aにフランジ4を形成することなく
且つ蓋体3bをボックス3aの接合面と同径に形成し、
被動部材3の周面を平坦面に設計変更し得ること勿論で
ある。
何れの使用方法によるも、注入口16より被動部材3に
オイルを充填しており、該オイルの流量に規制されて被
動部材3が固定軸1上を回転する6その作用を図示して
説明すると、第4図は被動部材3が第3図示より時計針
方向に90度回動された状態を示しており、この回動に
伴なって内歯ギヤ9がピニオン2と噛合しながらギヤ収
容室7内を前記被動部材3と反対方向(第4図矢印方向
)に回動している。
従ってオイル収容室10内のオイルは内歯ギヤ9とガイ
ド部8との間、及びピニオン2とガイド部8との間を前
記内歯ギヤ90回転と同一方向に送られ、オイル流路1
5とオイル収容室10との間を第4図矢印の如く循環す
る。
尚、上記オイルの流れを理解するには、被動部材3を停
止させ、逆に固定軸1を回転させて考えろ理解が容易と
なる。
即ち、被動部材3を停止させろとガイド部8は定位置に
あり、そして固定軸1を回転させるとピニオン2と内歯
ギヤ9がガイド部8の内・外周面を摺接して回転するこ
とになる。
従って、ピニオン2とガイド部8内周面、及び、内歯ギ
ヤ9とガイド部8外周面間にだき込まれたオイルは、一
方のオイル収容室10から他方のオイル収容室10に運
ばれることになる。
そして、ピニオン2と内歯ギヤ9の噛合部では両者の間
隙は零であるから、オイルの流れは遮断されるため、運
ばれてきたオイルは、オイル流路15を通り循環するこ
とになる。
この現象は、被動部材3を回転させ、固定軸1を停止さ
せた場合も同じである。
従って、このためオイル流路15の流量許容範囲内に於
てのみ被動部材3が回転されるのであり、回転が制御さ
れるものである。
この際、操作片20をドライバ等で操作することにより
規制バルブ17を回動すれば、該バルブ17の通孔19
とオイル流路15との一致角度が変更され、第4図示の
如く該オイル流路15のオイル流量許容量を低減させる
ことによって回転制御能力を自在に変更できるのである
本発明によれば下記の効果を奏するものである。
■ 滑車等の巻掛は回転被動部材に回転中心とは偏心し
た位置にギヤ収容室を設け、内歯ギヤを回転自在に内嵌
する構成としたので、被動部材にギヤ装置を組込み可能
とし、かつ蓋体にバルブや注油口を設けたので、すべて
の制動装置が被動部材自体に組込まれ非常にコンパクト
になる。
■ 制動装置主体は内歯ギヤとピニオン及びガイド部材
により構成されるため噛合長さ及び摺接長さが非常に長
くなり、オイルの堰止め効果が大きくなり、オイルの逆
流等が生じなくなるので制動効果が向上し、かつ安全性
に優れている。
■ 規制バルブは蓋体端面に突出しているので回転に際
し邪魔にならず、外周に突出しているものに比べ回転に
よる安全性が向上する。
■ オイル注入口が各オイル室に対応して蓋体に設けら
れているので、一方は注入口、他方はエア排出口とする
ことができ、オイル室に油を充満しやすくする。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の1実施例を示す縦断面図、第2図は同
分解斜視図、第3図は第1図の■−■線析線図線図面図
4図作用説明図、第5図は本発明の1使用例を示す正面
図である。 1・・・固定軸、2・・・ピニオン、3・・・被動部材
、3a・・・ボックス、3b・・・蓋体、6・・・軸支
部、7・・・ギヤ収容室、8・・・ガイド部、9・・・
内歯ギヤ、10オイル収容室、15・・・オイル流路、
16・・・注入口、17・・戴制パルプ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 固定軸に回動自在に軸支された滑車等の巻掛は回転
    被動部材の一端面に、固定軸を包囲しかつ固定軸の軸心
    と偏心した位置に中心を有する断面円形のギヤ収容室が
    凹設され、該ギヤ収容室内に位置する固定軸上にピニオ
    ンが固設され、該ピニオンに噛合しかつギヤ収容室内周
    面に回動自在に内嵌する内歯ギヤが設けられ、該内歯ギ
    ヤの歯面とピニオンの歯面間で形成される三日月空間に
    、外周面が内歯ギヤに摺接し内周面がピニオンに摺接す
    るアーチ形がガイド部が被動部材に固設され、該三日月
    形空間の両端部はガイド部端面と内歯ギヤとピニオンと
    で囲繞されるオイル室が形成され、上記ギヤ収容室の開
    口を密閉施蓋すると共に固定軸に軸支される蓋体が被動
    部材端面に固着され該蓋体内部には、両オイル室を連通
    するオイル流路が設けられ、かつそのオイル流路中途部
    に流量規制パルプが設けられ、該バルブの操作部は蓋体
    端面に突出していると共に、蓋体には前記両オイル室に
    対応して2個所のオイル注入口が設けられていることを
    特徴とする滑車等の巻掛回転被動部材の制動装置。
JP51133425A 1976-11-05 1976-11-05 滑車等の巻掛け回転被動部材の制動装置 Expired JPS59741B2 (ja)

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