JP3125416B2 - 油圧式回転減速装置 - Google Patents

油圧式回転減速装置

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JP3125416B2
JP3125416B2 JP04063005A JP6300592A JP3125416B2 JP 3125416 B2 JP3125416 B2 JP 3125416B2 JP 04063005 A JP04063005 A JP 04063005A JP 6300592 A JP6300592 A JP 6300592A JP 3125416 B2 JP3125416 B2 JP 3125416B2
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JP
Japan
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control
chamber
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wall
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信二郎 宮原
和明 藤田
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Panasonic Holdings Corp
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Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60GVEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
    • B60G2202/00Indexing codes relating to the type of spring, damper or actuator
    • B60G2202/20Type of damper
    • B60G2202/22Rotary Damper

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  • Braking Arrangements (AREA)
  • Fluid-Damping Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は便蓋や便座などの回動軸
とともに使用し、便蓋や便座の開閉に伴う回動力を制御
する油圧式の回転減速装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の回転減速装置は図8〜図
12に示すように内部を回転軸1が貫通し、かつ制御油
を充填した油圧室2を内部に有するシリンダー3と、こ
の油圧室2を回転軸1の回転方向に加圧室4と減圧室5
に二分するように回転軸1から放射状に突出した制御壁
6を設けている。そして前記制御壁6を囲み、かつアル
ミニュウム材料等で構成するシリンダー3の内周面に外
面が接し、内面には前記制御壁6先端との間に加圧室4
と減圧室5を連通させる連通路7を有するとともに前記
減圧室4側に制御口8を設け、ガラス繊維を混入して補
強した樹脂材料等からなる制御弁9を配設している。な
お11はOリング、12はシリンダー3の先端を封止す
るためのキャップを示す。
【0003】以上の構成により図11の実線矢印の方向
に回転軸1を回転させた場合、制御弁9の加圧室4側の
側面が制御壁6に押しつけられた状態で回転するため加
圧室4側の制御油は圧縮され加圧室4の内圧が上昇し、
回転軸1の回転を抑制する制動効果を呈する。一方、図
12の破線矢印の方向に回転軸1が回転した場合は制御
弁9の減圧室5側の側面が制御壁6に押しつけられた状
態で回転するため制御弁9と制御壁6との間に油通路1
2を生じるとともに連通路7および制御弁9に設けた制
御口8を介して加圧室4と減速室5が連通するため、一
点鎖線矢印で示すように制御油の移動が生じ、回転軸1
の回転に対しては制御油の粘性抵抗のみとなり、回転軸
1の回転に対する制動効果はほとんど得られない状態に
なる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の構
成では、ガラス繊維などを混入した樹脂材料を制御弁9
に使用しているため、使用回数の増加とともにシリンダ
ー3内面が制御弁9により摩滅され、また制御弁9自身
の摩滅などさらに不均一な摩滅によって両者間の摺動抵
抗が大きくなり、制御油の圧縮によって得られる加圧室
4の圧力上昇により制動力に、この摺動抵抗による制動
力が加算されることで回転減速装置の制動力が上昇す
る。このために長期間にわたっては、安定した制動力が
得られなくなるという課題があった。
【0005】本発明は上記課題を解決するもので長期間
にわたって安定した制動力を維持する油圧式回転減速装
置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、内部を回転軸が貫通し、かつ制御油を充填し
た油圧室を有するシリンダーと、前記油圧室を加圧室と
減圧室とに仕切るように前記回転軸から突出し、かつ回
転軸の軸方向に延びた制御壁と、断面略U字状で、両側
部の間に前記制御壁外端部を収容し、前記制御壁に対し
シリンダの周方向に可動可能で略U字状の底部外周面が
前記シリンダーの内面に摺接し、内面は前記制御壁外端
部との間に前記制御油が流通可能とした制御弁とを備
え、前記制御弁の側壁には前記加圧室と減圧室を連通
し、かつ前記回転軸の回転中心から外方に至るにしたが
って開口面積が変化する制御スリットを設けたものであ
る。
【0007】
【作用】本発明は上記構成により、シリンダー内面の摩
滅などによる摺動抵抗の上昇による制動力の増加に対し
て制御油を圧縮によって得られる加圧室の圧力上昇によ
る制動力を低下させることができるので長期間にわたっ
て安定した制動力を維持することができる。
【0008】
【実施例】以下本発明の実施例を図1〜図7を参照しな
がら説明する。本回転減速装置は内部を回転軸1が貫通
し、かつ制御油を充填した油圧室2を内部に有するシリ
ンダー3と、この油圧室2を回転軸1の回転方向に加圧
室4と減圧室5に二分するように回転軸1から放射状に
突出しかつ回転軸1の軸方向に延びた制御壁6を設けて
いる。そして断面略U字状で、両側部の間に前記制御壁
外端部を収容し、かつ底部外面をシリンダー3の内周
面に摺接させ、その内面には前記制御壁6外端部との間
に前記加圧室4と減圧室5を連通させ前記制御油が流通
可能とした連通路7を有するとともに前記減圧室5側
側壁に制御口8を設け、前記制御壁6に対しシリンダの
周方向に可動可能の制御弁9を配設している。
【0009】さらに前記制御弁9の加圧室4側の側壁
は加圧室4と減圧室5を連通し、かつ回転軸1の回転中
心から外方に至るにしたがって開口面積が増加するよう
に略V字状の制御スリット10を設けている。ここで制
御スリット10は制御弁9とシリンダー3内面の摺動面
が摩滅した際、連通路7と連通する構成としている。な
お、11はOリング、12はシリンダー3の先端を封止
するためのキャップを示す。
【0010】上記構成において動作を説明すると、初期
段階、すなわち制御弁9とシリンダー3内面の摺動面の
摩滅がほとんどない状態で図4の実線矢印の方向に回転
軸1を回転させた場合、制御弁9の加圧室4側の側面が
制御壁6に押しつけられた状態で回転するため、加圧室
4側の制御油は圧縮され加圧室4の内圧が上昇し、回転
軸1の回転を抑制する減速効果を呈する。この際、制御
スリット10は制御壁6によって閉止された状態になっ
ている。また、図5の破線矢印の方向に回転軸1が回転
した場合は制御弁9の減圧室5側の側面が制御壁6に押
しつけられた状態で回転するため制御弁9と制御壁6と
の間に油通路12を生じるとともに連通路7および制御
弁9に設けた制御口8を介して加圧室4と減速室5が連
通するため、一点鎖線矢印で示すように制御油の移動が
生じ、回転軸1の回転に対しては制御油の粘性抵抗のみ
となり、回転軸1の回転に対する減速効果はほとんど得
られない状態になる。
【0011】一方、制御弁9とシリンダー3内面の摺動
面の摩滅が進行した状態で、図6の実線矢印の方向に回
転軸1を回転させた場合、制御弁9の加圧室4側の側面
が制御壁6に押しつけられた状態で回転するため、加圧
室4側の制御油は圧縮され加圧室4の内圧が上昇し、回
転軸1の回転を抑制する減速効果を呈する。しかし、こ
の状態においては制御弁9とシリンダー3内面の摺動面
の摩滅によって制御弁9は外方に移動しているため制御
スリット10と連通路7とが連通し、加圧室4から減圧
室5に制御油の少量の漏出が生じ、初期段階と比較して
制御油による制動力が低下する。しかも制御スリット1
0を略V字状に設定しているため制御弁9とシリンダー
3内面との摺動面が摩滅し、両者間の摺動抵抗が増加し
た場合においても、前記制御弁9がシリンダー3内面の
摩滅に応じて回転軸1の回転中心から外方に移動し、制
御弁9に設けている制御スリット10の開口面積が除々
に増加する。したがって、制御スリット10を介して加
圧室4から減圧室5に漏出する制御油の漏出量が増加
し、制御油による制動力が低下する。すなわち摺動抵抗
の増加による制動力の増加に対応して制御油による制動
力が低下するため、減速装置全体の制動力の増加を抑制
することができる。
【0012】
【発明の効果】以上の実施例から明らかなように本発明
の回転減速装置は、制御弁に加圧室と減圧室を連通する
とともに回転軸の回転中心から外方になるにしたがって
開口面積が変化する制御スリットを設けることによっ
て、長期間、安定した制動力が得られる回転減速装置を
得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の回転減速装置の半断面図
【図2】同回転減速装置の要部断面図
【図3】同回転減速装置の要部断面斜視図
【図4】同回転減速装置の動作を説明するための説明図
【図5】同回転減速装置の動作を説明するための説明図
【図6】同回転減速装置の動作を説明するための説明図
【図7】同回転減速装置の動作を説明するための説明図
【図8】従来の回転減速装置の断面図
【図9】同回転減速装置の洗浄装置のイ−イ線断面図
【図10】同回転減速装置の洗浄装置の要部断面斜視図
【図11】同回転減速装置の動作を説明するための説明
【図12】同回転減速装置の動作を説明するための説明
【符号の説明】
1 回転軸 2 油圧室 3 シリンダー 6 制御壁 9 制御弁 10 制御スリット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16F 9/14 E05F 3/14

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部を回転軸が貫通し、かつ制御油を充
    填した油圧室を有するシリンダーと、前記油圧室を加圧
    室と減圧室とに仕切るように前記回転軸から突出し、か
    つ回転軸の軸方向に延びた制御壁と、断面略U字状で、
    両側部の間に前記制御壁外端部を収容し、前記制御壁に
    対しシリンダの周方向に可動可能で略U字状の底部外周
    面が前記シリンダーの内面に摺接し、内面は前記制御壁
    外端部との間に前記制御油が流通可能とした制御弁とを
    備え、前記制御弁の側壁には前記加圧室と前記減圧室を
    連通し、かつ前記回転軸の回転中心から外方に至るにし
    たがって開口面積が変化する制御スリットを設けた油圧
    式回転減速。
JP04063005A 1992-03-19 1992-03-19 油圧式回転減速装置 Expired - Fee Related JP3125416B2 (ja)

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