JPS6321380Y2 - - Google Patents

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JPS6321380Y2
JPS6321380Y2 JP18940682U JP18940682U JPS6321380Y2 JP S6321380 Y2 JPS6321380 Y2 JP S6321380Y2 JP 18940682 U JP18940682 U JP 18940682U JP 18940682 U JP18940682 U JP 18940682U JP S6321380 Y2 JPS6321380 Y2 JP S6321380Y2
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JP
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seal ring
hole
rotor shaft
oil
fixed
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JP18940682U
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JPS5991819U (ja
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  • Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
  • Accessories For Mixers (AREA)
  • Mechanical Sealing (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、ゴム等の粉体原料やゴムコンパウン
ドを混練する密閉型の混練機の密封装置に属する
もので、更に詳しくは、ゴムを粘稠化するプロセ
ス油及びシール面を潤滑する潤滑油の混練槽への
混入を防止する機能を有する密閉型の混練機の密
封装置に関するものである。
本考案に関する従来技術としては、第1図に示
す密封装置がある。この第1図は密封装置の軸方
向断面を示すもので、グランドケース3、前記グ
ランドケースを貫通し混練槽2から外側に伸びる
ロータシヤフト1、前記グランドケース3とロー
タシヤフト1との間にあつて密封作用を成す密封
手段とから成つている。前記したグランドケース
3には、ロータシヤフト1が貫通する貫通孔4及
び前記貫通孔4の外側に回転シールリング11を
収納するための環状凹所5が外側に開口する如く
前記貫通孔4と同芯に形成され、更に、前記環状
凹所5の外側には前記環状凹所5の一部を塞ぐ中
心孔7を有する円板状の固定シールリング6が前
記貫通孔4と同芯に固着されている。ロータシヤ
フト1には、前記環状凹所5内に収納され、バネ
手段8により前記固定シールリング6に押圧され
るフランジ部9及び前記フランジ部9から外側に
伸び前記固定シールリング6の中心孔7に嵌合す
る円筒部10から成る断面略L字状の回転シール
リング11が、軸方向にのみ移動可能且つ密封的
に取付けられてバネの押圧力により混練初期の粉
状物及びゴムコンパンドの漏れを防止している。
前記した固定シールリング6には、前記した回転
シールリング11との摺動接触面に潤滑油を供給
するための給油孔12が形成されている。又、前
記したグランドエンドケース3には、貫通孔4と
ロータシヤフト1との隙間に侵入してくるゴムコ
ンパウンドの固まりを粘稠化させる目的で、貫通
孔4とロータシヤフト1との隙問13にプロセス
油を供給するためのプロセス油給油孔14が形成
されている。混練が進み粘稠化されたゴムコンパ
ウンドは、隙間13を通過し環状凹所5内に侵入
し、回転シールリング11のフランジ部9に混練
槽2内の圧力を作用させ回転シールリング11と
固定シールリング6間のシール圧力を発生させ
る。
上述の如く構成された従来技術においては、プ
ロセス油及び潤滑油が混練槽内に混入し、混練物
の組成に悪影響を与えるという問題を有してい
た。
又、ゴムコンパウンドが充分に粘稠化すること
ができないため、均一なシール面圧が得られない
とともに、ロータシヤフトの隙間に固まつたゴム
コンパウンドがこびりつくという問題を有してい
た。
本考案は上記問題点に鑑み成されたものでプロ
セス油及び潤滑油の混練槽への混入を防止すると
ともに、ゴムコンパウンドの粘稠化を確実にする
ことを目的とするものである。
本考案は上記目的を達成するため、以下の構成
を有するものである。
即ち、本考案は、混練槽側面のグランドエンド
ケースには、ロータシヤフトと嵌合する貫通孔及
び前記貫通孔の外側に回転シールリングを収納す
るための環状凹所が外側に開口する如く前記貫通
孔と同芯に形成され、更に前記環状凹所の外側に
は前記環状凹所の開口部を一部塞ぐ中心孔を有す
る円板状の固定シールリングが前記貫通孔と同芯
に固着されており、前記ロータシヤフトには、前
記環状凹所に収納されバネ手段により前記固定シ
ールリングに押圧されるフランジ部及び前記フラ
ンジ部から外側に延び前記固定シールリングの中
心孔に嵌合する円筒部から成る断面略L字状の回
転シールリングが、軸方向にのみ移動可能に且つ
密封的に取り付けられ、前記固定シールリングと
前記回転シールリングとの摺動接触面に潤滑油を
供給するための給油孔が前記固定シールリングに
形成され、前記グランドエンドケースの貫通孔と
ロータシヤフトとの隙間にプロセス油を供給する
ためのプロセス油給油孔が前記グランドエンドケ
ースに形成されている密封装置において、前記固
定シールリングに給油孔よりも径方向外側に排油
孔を設けるとともに前記固定シールリング又は前
記回転シールリングの少なくとも一方に前記排油
孔と径方向の略同位置に環状の油溜り溝を設ける
ことにより圧力状態をP1>P2>P4>P3>P0とし、
前記グランドエンドケースに形成された前記貫通
孔の内周面に対向する前記ロータシヤフトの外周
面に、外側に向つてネジ山の外径を漸増するネジ
部を設けたことを特徴としている。
以下、本考案の実施例によつて詳細に説明す
る。
第2図は本考案の一実施例を示す密閉型混練機
の密封装置の軸方向縦断面図であり、ロータシヤ
フト1がグランドエンドケース3に設けられた貫
通孔4に嵌合され、混練層2の内部から混練槽外
方に向つて延びている。グランドエンドケース3
には、前記した貫通孔4の軸方向外方に回転シー
ルリング11を収納する環状凹所5を設け、更
に、その軸方向外方に貫通孔4と同芯に中心孔7
を有する円板上の固定シールリング6が固着され
環状凹所5の軸方向外方の開口部を一部塞いでい
る。又、グランドエンドケース3には、貫通孔4
とロータシヤフト1の隙間13にプロセス油を供
給するためのプロセス油給油孔14が設けられて
いる。一方、貫通孔4と嵌合するロータシヤフト
1の軸表面部には、貫通孔4とロータシヤフト1
との隙間13を漸減する如く、その外径寸法を軸
方向外方へ向つて漸増するネジ部23を有してい
る。尚、前記ネジ部23は、プロセス油およびゴ
ムコンパウンドを軸方向外方へ移送する作用とと
もにゴムコンパウンドをせん断する作用を成すこ
とができる。又、ロータシヤフトのネジ部23の
軸方向外方には、径方向に延びるフランジ部9と
軸方向に伸びる円筒部10から成る断面略L字状
の回転シールリング11が軸方向にのみ移動可能
且つ密封的に取付けられている。この回転シール
リング11のフランジ部9は、固定シールリング
6により、その開口部の一部が塞がれた環状凹所
5内に位置し、バネ手段8により固定シールリン
グ6の内側端面に押圧され、混練初期における粉
状物或いはゴムコンパウンドの漏れを防止する。
この固定シールリング6と回転シールリング11
とが押圧され摺動接触するシール面に潤滑油を供
給するため、固定シールリング6に潤滑油の給油
孔12を設け、更に、その径方向外方に排油孔2
1が設けられている。又、固定シールリング6或
いは回転シールリング11の少なくとも一方の摺
動接触面の排油孔21に対応する位置に、環状の
潤滑油の油溜り溝22が設けられいる。したがつ
て、給油孔12から給油された潤滑油は固定シー
ルリング6の中心孔7と回転シールリング11の
円筒部10との隙間及び排油孔21から潤滑油が
外部大気側に排出される。混練が進んだ状態で
は、ウエイト15によりゴムコンパウンドに圧力
がかかり、ゴムコンパウンドの固まりがケーシン
グの貫通孔4の内周面とロータシヤフト1の間の
隙間13に侵入してくることになる。ところが、
ゴムコンパウンドの固まりは、ネジ部23により
強制的に粘稠化されることになる。この様に粘稠
化されたゴムコンパウンドは、ネジ部23により
軸方向外方へ移送され、回転シールリング11の
フランジ部9に混練槽内の圧力を有効に伝えるこ
とができる。回転シールリング11は、混練槽側
のフランジ面積の方が摺動接触する側のフランジ
面積よりも大きくなる用に構成されているため、
摺動接触するフランジ端面上を覆う潤滑油の油膜
圧力の方が、混練槽側フランジに作用する圧力よ
りも大きくなる。ところが大気開放された排油孔
21及び排油孔21に対応する位置に設けられた
潤滑油の油溜り溝22の存在により、圧力状態は
P1>P2>P4>P3>P0となる。
したがつて、充分に粘稠化されたゴムコンパウ
ンドと潤滑油はともに排油孔21を通つて、混練
槽の外部大気側へ排出される。
本願考案は、上述した構成を有する結果以下に
述べる様な効果を奏するものである。
ケーシングに形成された貫通孔に嵌合するロ
ータシヤフトの外周面に、貫通孔とロータシヤ
フトの間の隙間を漸減する如く、その外径寸法
を漸増するネジ部を有するため、ケーシングの
貫通孔とロータシヤフトとの隙間に侵入してき
たゴムコンパウンドの固まりを充分にプロセス
油に接触させるとともに、粘稠化を強制的に行
なうことができる。したがつて、ゴムコンパウ
ンドの固まりが、貫通孔とロータシヤフト間の
隙間やケーシング環状凹所内周面と回転シール
リングフランジ面との間の隙間につまることが
ない。すなわち、充分に粘稠化されたゴムコン
パウンドは、混練槽内の圧力を有効に回転シー
ルリングの混練槽側フランジ面に伝えることが
でき、シール面に充分なシール圧力を生起させ
ることができる。
固定シールリングに、潤滑油の給油孔の径方
向外方に大気側に開放された排油孔を設けると
ともに、固定シールリング又は回転シールリン
グの少なくとも一方に排油孔に対応する位置に
環状の油溜り溝を設けたために、圧力状態が
P1>P2>P4>P3>P0となり、潤滑油は排油孔
及び固定シールリングの中心孔と回転シールリ
ングの円筒部との隙問から大気側へ排出され
る。又、プロセス油はゴムコンパウンドととも
に、ロータシヤフトのネジ部により強制的に軸
方向外方へ向う流れを生起させられ、更に、混
練槽から排油孔外部へ向う流れを生起する様な
圧力勾配(P1>P2>P4>P3>P0)が生じ、充
分に粘稠化されたゴムコンパウンドとともに排
油孔から大気側へ排出される。したがつて、プ
ロセス油及び潤滑油ともに混練槽へ流れ込むこ
とがないため、混練物に混入し、混練物の組成
に悪影響を与えることがない。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の密閉型混練機の密封装置の軸方
向縦断面図を示すものであり、第2図は本願考案
の実施例を示す密閉型混練機の密封装置の軸方向
縦断面図である。 1……ロータシヤフト、2……混練槽、3……
グランドエンドケース、4……貫通孔、5……環
状凹所、6……固定シールリング、7……中心
孔、8……バネ手段、9……フランジ部、10…
…円筒部、11……回転シールリング、12……
給油孔、13……隙間、14……プロセス油給油
孔、15……ウエイト、21……排油孔、22…
…油溜り溝、23……ネジ部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 混練槽2側面のグランドエンドケース3には、
    ロータシヤフト1と嵌合する貫通孔4及び前記貫
    通孔4の外側に回転シールリング11を収納する
    ための環状凹所5が外側に開口する如く前記貫通
    孔4と同芯に形成され、更に前記環状凹所5の外
    側には前記環状凹所5の開口部を一部塞ぐ中心孔
    7を有する円板状の固定シールリング6が前記貫
    通孔4と同芯に固着されており、前記ロータシヤ
    フト1には、前記環状凹所5に収納されバネ手段
    8により前記固定シールリング6に押圧されるフ
    ランジ部9及び前記フランジ部9から外側に延び
    前記固定シールリング6の中心孔7に嵌合する円
    筒部10から成る断面略L字状の回転シールリン
    グ11が、軸方向にのみ移動可能且つ密封的に取
    り付けられ、前記固定シールリング6と前記回転
    シールリング11との摺動接触面に潤滑油を供給
    するための給油孔12が前記固定シールリング6
    に形成され、前記グランドエンドケース3の貫通
    孔4とロータシヤフト1との隙間13にプロセス
    油を供給するためのプロセス油給油孔14が前記
    グランドエンドケース3に形成されている密封装
    置において、前記固定シールリング6に前記給油
    孔12よりも径方向外側に排油孔21を設けると
    ともに前記固定シールリング6又は前記回転シー
    ルリング11の少なくとも一方に前記排油孔21
    と径方向の略同位置に環状の油溜り溝22を設け
    ることにより圧力状態をP1>P2>P4>P3>P0
    し、前記グランドエンドケース3に形成された前
    記貫通孔4の内周面に対向する前記ロータシヤフ
    ト1の外周面に、外側に向つてネジ山の外径を漸
    増するネジ部23を設けたことを特徴とする密封
    型混練機の密封装置。
JP18940682U 1982-12-15 1982-12-15 密閉型混練機の密封装置 Granted JPS5991819U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18940682U JPS5991819U (ja) 1982-12-15 1982-12-15 密閉型混練機の密封装置

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JP18940682U JPS5991819U (ja) 1982-12-15 1982-12-15 密閉型混練機の密封装置

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Publication Number Publication Date
JPS5991819U JPS5991819U (ja) 1984-06-21
JPS6321380Y2 true JPS6321380Y2 (ja) 1988-06-13

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ID=30408368

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JP18940682U Granted JPS5991819U (ja) 1982-12-15 1982-12-15 密閉型混練機の密封装置

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005034684A (ja) * 2003-07-15 2005-02-10 Hideyuki Sato 混合機並びにシール構造
JP5097932B2 (ja) * 2008-02-20 2012-12-12 三菱重工マシナリーテクノロジー株式会社 密閉式混練機のシール構造

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JPS5991819U (ja) 1984-06-21

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