JPS597253Y2 - 包装箱 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本案は細長の包装箱に係り、特に包装箱内側へ組込む補
強材の略中央部に支承片を設けることにより、包装箱中
央部の補強および被包装物の位置づけを行なうものであ
る。

従来、細長い商品の包装箱においては、包装箱の中央部
に衝撃が加わると包装箱が損傷するなどの事故があった
。

また被包装物は内箱の収納凹部からその一部を突出して
収納されているため、輸送中に被包装物が前記収納凹部
から抜け出ることもあった。

本案は上記欠点に鑑みなされたものである。

以下図面に従って詳細に説明する。１は上面に被包装物
２を収納するための凹部をもった内箱で、合或樹脂戊型
品又は板紙等で作られたものである。

そして被包装物２は、略中央部に首部をもったカールド
ライヤ等の細長い商品であり、その一部を内箱上面から
突出した状態で前記内箱１に収納される。

３は板紙等で作られた外箱で、前記内箱１の四側面及び
上面を覆ってなり、特に西側面には内側に折り返し部分
が設けてある。

４は包装箱の外部からの衝撃が加わったとき箱の変形や
被包装物２の損傷を防ぐために外箱３の内側天面の全面
にわたって挿入係合された補強材である。

この補強材４は板紙等でなり、その両端と略中央部には
その折曲面が内箱１表面上に略当接する略コ字状をなし
た支承片５，５及び７を設けてある。

補強材４を外箱３内部に挿入しただけで両端の支承片５
，５が外に展開しようとする力だけで係止される。

これら支承片５，５には外部からの衝撃により支承片５
，５自体が三角形△状に変形しないように爪部６・・・
・・・６を持っている。

そして略中央部の支承片７は被包装物の首部に対応した
切欠部８，８を設けて被包装物の位置決めをすると共に
、この支承片７が変形しないように外箱に係合するため
の突片９・・・・・・９を持っている。

即ち衝撃のあ一った時両端の支承片５，５は５面のうち
３面を外箱３の側壁と、１面を内箱１表面とそれぞれ当
接し、残るｌ面だけが空間に向うが、略中央部の支承片
７は２面が空間に向っているので、外箱３の側面内壁に
係合させて変形を防ぐものである。

外箱３の側面内壁と突片９・・・・・・９との係合は、
外箱３の側面と側面折り返し部分に空間を設けた上で、
突片９・・・・・・９が係合する孔又は切欠を側面折り
返し部分に設ける。

本考案は以上の如く構威したものであるから、包装箱の
落下時等の外部からの衝撃があったとしても、被包装物
は補強材の支承片にて首部が押圧されて左右前後及び上
下の移動がなくなり、収納凹部からの脱落及び破損が防
止され、且つ補強材は突片にて外箱に係合されているた
め補強材自身の横ズレが防止されるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案実施例の補強材、第２図は本考案実施例
の包装箱断面図である。 １・・・・・・内箱、２・・・・・・被包装物、３・・
・・・・外箱、４・・・・・・補強材、７・・・・・・
支承片、９・・・・・・突片。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 首部をもった被包装物が収納される凹部をもった内箱と
   、前記内箱の側面および上面を覆う形式の外箱と、前記
   外箱の内側に挿入係合される補強材とを具備した包装箱
   において、前記補強材は前記外箱の内側天面に当接する
   面と、この当接面の略中央部に形或され前記被包装物の
   首部を押圧するコ字状の支承片と、同じく当接面の両側
   端に形威され外箱の内面に当接する他のコ字状の支承片
   と、中央部に形威された支承片の外側部に一体形戊し外
   箱内側面と係合する突片とを形或した事を特徴とする包
   装箱。