JPS5971926A - 加熱調理器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は電気又はガスレンジ・オープン等ノ加熱調理器
に関するものである。

従来一般に１食物の煮炊きは、鍋をのせるとんろや電気
又はガスレンジ・オープンなどの加熱調理器を用いて加
熱することで行っており、この場合、煮炊きの温度は大
気圧（約１．０３３ｋｇ／ａｍ　　）での水の飽和温度
である約１００°Ｃである。

　Ｐ 上記した一般の煮炊きのもとでは、豆類々どの調理時間
は長くかかる。その短時間化のために。

密閉容器を用いて容器内の圧力を高め、水の飽和温度が
１００°Ｃ以上になる状態のもとで、煮炊きを行うこと
が考えられる。第４図（（示す水の飽和特性曲線ａは、
水の飽和温度と飽和蒸気圧力（飽和圧力）の関係を示す
もので、飽和圧力２．０ｋｇ／ｃｍ２のもとで、水の飽
和温度は約１２０°Ｃとなり、　　１００００よ抄高く
なる。

以上説明した考えに基づいて、実用化されているものに
圧力鍋がある。圧力鍋は、密閉容器に設定圧力で動作す
る圧力弁を装備した構成からなり食物の煮炊きにあたっ
ては、圧力容器内に水を入れてこんろなどに載せて加熱
し、第４図に示す水の飽和特性曲線ａ上の大気圧以上の
飽和圧力のもとで、煮炊きを行うものである。したがっ
て、煮炊きの温度は１００°Ｃ以上になり、調理が短時
間にできる特徴がある。しかし上記した圧力鍋において
。

圧力容器内に水を入れ忘れたり、まだは長時間加熱しす
ぎて、圧力弁が動作しつづけて蒸気を放出３　Ｐ し、圧力容器内に水がない状態の誤った使用のもとでは
、圧力鍋内の温度が過度に上昇して、鍋そのものを損じ
たり９食物を炭化したりする危険が避けられない欠点が
あった。

また、圧力鍋は、煮炊きと蒸す機能のもとで焼く機能を
有していない。

以上説明した圧力鍋に代り、加熱室を有するオープンな
どで、その加熱室の圧力を高めることができれば、煮炊
きと蒸す機能に加えて焼く機能を有し、調理時間の短か
い加熱調理器が実現でき。

さらに圧力とともに温度を制御することができればよい
が上記した加熱調理器では加熱室の気密化。

特に扉まわりの気密保持、そして圧力および温度の制御
方式など課題があり、採用したものがなかった。

本発明は上記欠点を除くためなされたものであり、Ｓに
加熱室内の温度上昇に即応して膨張し。

該加熱室の気密を保持するパツキンを設け、又水収容器
に水の飽和温度を検知し、加熱室内の圧力を高め、設定
圧力に対応する飽和温度で動作する飽和温度検知装置を
設け、該飽和温度検知装置に発熱体を接続したことによ
り、従来の焼き調理はもとより加熱室を気密にでき、更
に大気圧以上。

１００°Ｃ以上の温度で煮炊きおよび蒸し調理ができ。

調理時間を短縮でき、壕だ加熱室内の異常温度上昇を防
止し、器体を損傷することのない操作性。

調理性を向上する構造を提供するものである。

以下１本発明の一実施例を図面により説明する。

実施例の構成は第１図、第２図の如くであり。

第１図において、１は外箱、２は後蓋で外箱１の後面に
締結したもので、外箱１内の空気や後記する加熱室４か
ら出る蒸気などを排出するだめの通気上を有している。

４は加熱室で、外箱１内に収納されたものであり、後記
の扉１６が係合する部分を除き、気密構造とするもので
ある。５は支え具で煮炊き又は焼き調理する調理食物６
を入れた容器７を載せるだめの盤８を支持するもので、
前記加熱室４の内壁に突設したものである。９は発熱体
でシーズヒータを用いたものであり、加熱室４内の上、
下部に設けたものである。１０は水収容　Ｐ 皿で、加熱室４内の底面に載置したものである。

１１は水で、水収容器１０及び容器７に入れたものであ
る。１２は飽和温度検知装置で、水の飽和温度を検知し
、加熱室４内の圧力を大気圧以上に高め、設定圧力に対
応する飽和温度で動作する発熱体９を接続したものであ
り、加熱室４内の水収容器１０に接し設けたものである
。１３は過熱温度検知装置で、加熱室４内に装備され、
焼き調理に適した温度で、かつ器体を損うことのない温
度で動作し２発熱体９への通電を切断するだめのもので
ある。そして制御回路（図示せず）は、煮炊きや蒸し調
理のときは飽和温度検知装置１２を介し。

焼き調理のときは過熱温度検知装置１３を介し。

発熱体９へ通電するように構成されている。１４は安全
弁で、加熱室４内の圧力で動作するもので。

加熱室４内の圧力が１本発明の加熱調理器における設定
圧力より高くなったとき開放し、加熱室４内の空気もし
くは蒸気を吐出して、加熱室４内の圧力を設定圧力に保
つだめのものである。１５は減圧弁で、外部から操作可
能とし、弁の開放をツレ　Ｐ ノイドに通電して行う構造のものであり、後記する扉１
６を開くときに、加熱室４内を減圧するために設けられ
たものである。１６は扉で、外蓋１７とそれに固定され
た固定板１８．中蓋１９とそれに固定された押え板２０
．内蓋２１．後記するバッキング２９を支持する支持枠
２２．耐熱ガラス板２３とその縁部の保護バッキング２
４などからなり、外蓋１７の裏面に中蓋１９を挿入し、
内蓋２１を固定板１８にねじ２５で締結し、保護バッキ
ング２４を介して耐熱ガラス板２３と共に後記するバッ
キング２９を挟持固定した構造のものである。２６はヒ
ンジで。

軸２７を中心に回動し、他端部を中蓋１９に固定したも
のであり、従って扉１６は軸２７を中心に開閉するもの
である。２７はロック装置で、扉１６の押手部２８を回
動し、外箱１に扉１６をロックまたは解除するものであ
る。２９はパツキン〃、耐熱性。

耐熱水性および伸縮性をもつシリコーンゴムなとで形成
されたものであり、第２図の如く中空管部３０を有し、
その中に適当のフロン１１３（化学記号ｃ２　ｃ１３　
Ｆ！　）を用いた冷媒体３１を密封してな７　Ｐ るものである。３２は取付縁部で、上記バッキング２９
の中空管部乙０と一体形成されたもので、バッキング２
９取付時この取付縁部３２を中蓋１９および内蓋２１と
支持枠２２とで挾みこみバッキング２９が固定されるも
のである。かくしてバッキング２９は加熱室４内の温度
上昇に即応して膨張し。

扉１６と加熱室４間を封止し、気密を保持するものであ
る。

本実施例の作用について説明する。

まず加熱室４内の気密保持について説明する。

縁面のバッキング２９を設けたことにより、この中空管
部３０の中に封入されたフロンでなる媒体３１は、第５
図に示す飽和温度と飽和圧力の特性を有する曲線ｄの如
く、加熱室４内の温度が上昇するにともない、中空間部
３０内の媒体３１も熱せられ気化することにより、中空
間部３０内の圧力が高まり、しだがって中空管部３０自
体が膨張し。

ｓ１６が係合する加熱室４の内壁開口端面と圧着して、
加熱室４内と扉１６間を封止し、気密を保持するもので
ある。

カお、第５図の曲線ｄから明かなように、中空管部３０
内に冷媒体３１を過量に入れると、温度に対応する圧力
上昇が急激になり、中空間部３０を破損するおそれが生
じるので２本発明においては中空管部３０の中に封入す
る媒体３１の封入量を、第５図に示す転向温度θ。にな
つたときじ、媒体６１をすべて気化させ、転向点Ｓから
偏向線ｅ　Ｋ　Ｇつて、圧力を高めて、加熱室４の気密
保持に必要な気密圧力ｐｅを得るように加減している。

以上説明したように、温度上昇に即応して、膨張するバ
ッキング２９を扉１６の縁部周縁に固定することにより
、加熱室４内を気密にできる。

次に、誤使用による調理食物の炭化や器体の損傷防止の
だめの温度制御について説明する。

第４図に図示する如く、加熱室４内の圧力を高めると、
１００°Ｃ以上の調理温度が得られ、その温度で、煮炊
きおよび蒸し調理のできることについて説明する。

第４図において、水の飽和特性曲線ａは水の飽和温度と
飽和圧力の関係を示すもので、第１図に　Ｐ 示すように、水収容器１０内の水１１または容器７内の
水１１が十分にあり、加熱室４内の圧力を大気圧より高
い設定圧力ｐＳとした場合に、水１１と１１および加熱
室４内の温度が１００°Ｏ以上の水の飽和温度θ３にな
ることを示している。加熱室４内の温度と圧力の関係を
表わす特性曲線す、ｃは。

加熱室４の気密を、温度θ２．θ１で行い、水収容器１
０の水１１．盤７内の水１１ともに十分にあるもとて加
熱室４を加熱した場合におけるもので、安全弁１４を設
定圧力ｐ８で動作するように設定したもとでは、　ｓ２
＋ｓｔ点で、安全弁１４が開き、最終的にＳ３点に移行
して、加熱室４内の温度が、設定圧力ｐｓに対応する水
の飽和温度θ３になることを示している。以上の如く加
熱室４内に水１１が十分にあって、１００°Ｃ以下の温
度のもとで、加熱室４内を気密にし、加熱室４内を加熱
した場合、水１１および加熱室４内の温度は、設定圧力
ｐｓのもとての水の飽和温度θ３と等しく、１００°Ｃ
よりも高い。したがって煮炊きおよび蒸し調理を１００
°Ｃ以上で行える。煮炊きおよび蒸し調理のとき、水状
０　　Ｐ 容器１０の水１１．盤８の水１１が蒸発し、なくなった
場合について説明する。この場合、加熱室４内の温度は
第４図に示す設定圧力ｐＳのもとで上昇し、水の飽和温
度０３以上になし、調理食物６が焼けこげることになる
。このためには、煮炊きおよび蒸し調理を行う場合に、
水がなく々つたとき直ちにそれを検知し、加熱を停止さ
せることが必要となる。

本発明では、上記した煮炊きおよび蒸し調理にあたって
、水収容器１０の底に接して設置した飽和温度検知装置
１２を介して９発熱体９に通電しているので、水収容器
１０に水１１のないときは。

発熱体９への通電を自動的に切断するだめ、加熱室４内
の温度は水の飽和温度０３以上にはならず。

調理食物６の焼けこげなどを防止し、さらに器体の過度
な温度上昇がさけられる。

次に、焼き調理が短かい時間でできることについてでお
るが１発熱体９には過熱温度検知装置１３を介し通電さ
れ、水収容器１０．盤７の水１１．１１がないとき、こ
の場合における調理温度は、過熱１１　　Ｐ 温度検知装置１３の動作温度か、それ以下の温度となり
、加熱室４内の圧力は、調理食物６自体の水が蒸発する
ために、大気圧より高くなり、設定圧力ｐ６に等しいか
、それ以下の圧力となる。しだがって、多量に水分を含
有する食物は、その内部において１００°Ｃ以上にカリ
、大気圧のもとで焼くのにくらべて短時間で焼くことが
できる。また器体の温度は過熱温度検知装置１３の動作
温度以上に々ることがないだめ、器体の温度による損傷
を防止できる。

以上説明したように、加熱室４を気密にし、加熱室４の
圧力を大気圧以上に高め、その圧力のもとての水の飽和
温度を検知する飽和温度検知装置１２および異常な温度
上昇を検知する過熱温度検知装置１３をこの加熱室４内
に装備することによって煮炊きおよび蒸し調理、そして
焼き調理が。

大気圧のもとで行うのにくらべて短時間にでき。

寸だ異常な温度上昇による器体および調理食物乙の損傷
を防止する。

木発明によれば加熱室を閉じる扉のまわりに。

温度上昇に即応し、膨張するバッキングを固定し。

加熱室内には、加熱室に設置される水収容皿に接して、
水の飽和温度を検知する飽和温度検知装置を設け、加熱
室内の圧力を、確実に大気圧以上に高めるように加熱室
を気密にでき、そして大気圧以上、１００°Ｃ以上の温
度で煮炊きおよび蒸しそして焼き調理ができ、大幅に調
理時間を短縮でき。

また加熱室内の異常な温度上昇を防止することができる
ので、器体の損傷をさけることができるなど操作性、調
理性を向上する効果がある。

本発明の他の実施例を第３図に示す。第１図と異なるの
は加熱室４内の温度上昇に即応して膨張させるバッキン
グ２９内の冷媒体３１をバイメタルで螺旋状に巻いたコ
イル３３に変えた点である。

このコイル３３が温度上昇に即応してコイル径を増しバ
ッキング２９の中空管部３０を膨張させ、加熱室４と扉
１６間の気密を保持するものであり。

この実施例でも効果は変らない。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す加熱調理器の３　　Ｆ 断面図、第２図は同加熱調理器の要部断面図、第３図は
他の実施例を示す加熱調理器の要部断面図。 第４図は木発明の一実施例を示す加熱調理器の水の飽和
温度と飽和圧力との相関図、第５図は同加熱調理器の冷
媒体（フロン１１３）の飽和温度と飽和圧力との相関図
である。 ４・・・加熱室、　　　　９・・・発熱体。 １０・・・水収容皿、１２・・・飽和温度検知装置。 １６・・・ｆ％、　　　　　　２９・・・バッキング。 出願人　　日立熱器具株式会社 第１図 第２７　　　　第３図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 加熱室と、加熱室前面の扉と、加熱室内に発熱体及び水
   収容皿を具備する加熱調理器において。 該扉（１６）に加熱室（４）内の温度上昇に即応して膨
   張し、該加熱室（４）の気密を保持するバッキング（２
   ９）を設け、又水収容皿（１０）に水の飽和温度を検知
   し。 加熱室（４）内の圧力を高め、設定圧力に対応する飽和
   温度で動作する飽和温度検知装置（１２）を設け。 該飽和温度検知装置（１２）に発熱体（９）を接続した
   ことを特徴とする加熱調理器。