JPS597116A - 人工唾液 - Google Patents
人工唾液Info
- Publication number
- JPS597116A JPS597116A JP11657382A JP11657382A JPS597116A JP S597116 A JPS597116 A JP S597116A JP 11657382 A JP11657382 A JP 11657382A JP 11657382 A JP11657382 A JP 11657382A JP S597116 A JPS597116 A JP S597116A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- viscosity
- artificial saliva
- hpc
- cmc
- heating
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Medicinal Preparation (AREA)
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は人工唾液に係υ、さらに詳しくは人工唾液の重
要な要素である増粘剤に関する。
要な要素である増粘剤に関する。
成人において、唾液は耳下腺、顎下腺、および舌下線よ
り通常1分間当90.1〜0.9m1分あされ。
り通常1分間当90.1〜0.9m1分あされ。
口腔内の機械的な清浄化作用、歯牙のエナメル質の溶解
防止作用、微生物や食事によシ産出される酸を緩衝する
作用、抗菌作用などを有している。
防止作用、微生物や食事によシ産出される酸を緩衝する
作用、抗菌作用などを有している。
また、口腔や上部食道を保護防衛し、発声、1燕下、味
覚などにも重要な役割を持つ。しかし先天性萎縮、S%
grθn症候群、導管閉塞、放射線照射、唾液腺切除後
などによるこれらの口腔乾燥症(XθrOstomia
)の場合には唾液による前記作用が低下すめ るために多くの障害が発μする。これらの障害を防止す
るため人工唾液が臨床の場で使用されている。これらの
人工唾液の処方は各種の無機質と、水分の蒸発時間の遅
延を目的とする増粘剤のカル?ヤシメチルセルロース・
ナトリウム塩(以下、[0M0−Na Jという。)か
ら成る。(特公昭55−26121号公報参照)しかし
ながら、増粘剤としてOMO−Naを使用した人工唾液
はpHによる粘度の変化が大きく、また温度による粘度
の変化においては加熱冷却後の粘度が加熱前の粘度に回
復しないさらにOMO−Naの溶解性が悪いなどの欠点
を有している。
覚などにも重要な役割を持つ。しかし先天性萎縮、S%
grθn症候群、導管閉塞、放射線照射、唾液腺切除後
などによるこれらの口腔乾燥症(XθrOstomia
)の場合には唾液による前記作用が低下すめ るために多くの障害が発μする。これらの障害を防止す
るため人工唾液が臨床の場で使用されている。これらの
人工唾液の処方は各種の無機質と、水分の蒸発時間の遅
延を目的とする増粘剤のカル?ヤシメチルセルロース・
ナトリウム塩(以下、[0M0−Na Jという。)か
ら成る。(特公昭55−26121号公報参照)しかし
ながら、増粘剤としてOMO−Naを使用した人工唾液
はpHによる粘度の変化が大きく、また温度による粘度
の変化においては加熱冷却後の粘度が加熱前の粘度に回
復しないさらにOMO−Naの溶解性が悪いなどの欠点
を有している。
本発明は、これらの欠点を改良した特にpHによる粘度
変化の少い人工唾液を提供することを目的とする。
変化の少い人工唾液を提供することを目的とする。
本発明者等は前記目的を達成すべく鋭意研究の結果、ヒ
ドロキシグロビルセルロース(以下rH1’OJという
。)−H(日本曹達■袈)の水溶液のpHによる粘度変
化が極めて小さいことに着目し本発明を完成した。
ドロキシグロビルセルロース(以下rH1’OJという
。)−H(日本曹達■袈)の水溶液のpHによる粘度変
化が極めて小さいことに着目し本発明を完成した。
本発明はヒドロキシグロビルセルロースヲ増粘成分とし
て含有することを特徴とする人工唾液である。
て含有することを特徴とする人工唾液である。
本発明においてHPOとして日本薬局方に規定されたヒ
ドロキシグロポキシル基置換度53.4〜77.5俤、
平均付加モル数2.0〜4.2のものが使用し得るが好
ましくは、平均分子量250,000〜400,000
、平均重合度700〜1,000のものを使用する。平
均分子量および平均重合度が前記範囲以外の場合には人
工唾液に適した粘度を得るために多量を添加しなければ
ならず、そのために増粘剤以外の他の無機成分、薬効成
分等の添加量を制限するので好ま一シくない。
ドロキシグロポキシル基置換度53.4〜77.5俤、
平均付加モル数2.0〜4.2のものが使用し得るが好
ましくは、平均分子量250,000〜400,000
、平均重合度700〜1,000のものを使用する。平
均分子量および平均重合度が前記範囲以外の場合には人
工唾液に適した粘度を得るために多量を添加しなければ
ならず、そのために増粘剤以外の他の無機成分、薬効成
分等の添加量を制限するので好ま一シくない。
本発明の人工唾液は0M0−Naに代えHPOを増粘剤
として使用することにより下記の特徴を有する。
として使用することにより下記の特徴を有する。
(a) 第1図に示す如(OMO−Naを増粘剤とす
る場合に比較し、広いpH範囲にわたシ粘度変化が極め
て小さい。
る場合に比較し、広いpH範囲にわたシ粘度変化が極め
て小さい。
(kl) 第2図および第3図に示す如(OMO−N
aを増粘剤とする場合と同濃度のHPOの添加量におい
て低粘度であるにもかかわらず同等の水分蒸発能を示す
。
aを増粘剤とする場合と同濃度のHPOの添加量におい
て低粘度であるにもかかわらず同等の水分蒸発能を示す
。
(0)第1表に示す如く、加熱冷却を行うと、0M0−
N、aを増粘剤とする場合加熱冷却後の粘度が加熱前の
粘度に回復しないのに対しHPOを増粘剤とする場合は
はとんど回復する。
N、aを増粘剤とする場合加熱冷却後の粘度が加熱前の
粘度に回復しないのに対しHPOを増粘剤とする場合は
はとんど回復する。
(d) HPOが非イオン性であり、かつ化学的に不
活性であるため他の薬剤との反応性がほとんどなく、広
い範囲の添加剤を同時に添加することができる。
活性であるため他の薬剤との反応性がほとんどなく、広
い範囲の添加剤を同時に添加することができる。
(e) HPO自体何らの薬理作用を示さず毒性を有
しないため、生理的に無害である。
しないため、生理的に無害である。
(f) HPOは0M0−Naに比べ溶解性に優れ、
ているため、調剤あるいは大駄の製剤が容易である。
ているため、調剤あるいは大駄の製剤が容易である。
これらの特徴を有する人工唾液を患者に適用する場合、
低粘度で゛ありながら従来品と同等の水分蒸発ツクター
ンを有しかつ、pH変化による小さい粘度変化は食事摂
取時を含め患者の不快感を著しく改善する。また、加熱
冷却による粘度変化が小さいことおよび易溶性であるこ
とは調剤あるいは製剤上極めて有利である。
低粘度で゛ありながら従来品と同等の水分蒸発ツクター
ンを有しかつ、pH変化による小さい粘度変化は食事摂
取時を含め患者の不快感を著しく改善する。また、加熱
冷却による粘度変化が小さいことおよび易溶性であるこ
とは調剤あるいは製剤上極めて有利である。
人工唾液の調製にあたっては、Hf’Oを増粘剤とする
水溶液に必要に応じてタアイアズレンスルホン酸ナトリ
ウム等の口内殺菌剤、クエン酸等の酸味剤、塩酸キニー
ネ等の苦味剤、ソルビット、糖類等の甘味剤、塩化す)
IJウム等の辛味剤、安息香酸等の防腐剤、その他の
エツセンス、色素、消毒剤(含そう剤)が添加される。
水溶液に必要に応じてタアイアズレンスルホン酸ナトリ
ウム等の口内殺菌剤、クエン酸等の酸味剤、塩酸キニー
ネ等の苦味剤、ソルビット、糖類等の甘味剤、塩化す)
IJウム等の辛味剤、安息香酸等の防腐剤、その他の
エツセンス、色素、消毒剤(含そう剤)が添加される。
本発明は患者の不快感を著しく改善した人工唾液を提供
するものであシ、薬理上また産業上の意義は極めて大き
い。
するものであシ、薬理上また産業上の意義は極めて大き
い。
以下、本発明を試験例によりさらに詳しく説明する。
HPO−H(日本1達■製)の各種濃度の水溶液を1整
し、pHによる粘度変化(0,5チ濃度)、濃度による
粘反変化、濃度による水分蒸発速度および加熱冷却によ
る粘度変化(0,5%濃度)を測定した。
し、pHによる粘度変化(0,5チ濃度)、濃度による
粘反変化、濃度による水分蒸発速度および加熱冷却によ
る粘度変化(0,5%濃度)を測定した。
また、比較としてOMO−Naの水溶液についても同様
の試験を行った。
の試験を行った。
pl(による粘度変化測定結果を第1図に示す。
濃度による粘度変化を第2図に示す。
各濃度における水分蒸発速度を第3図に示す。
ただし、水分は迅速水分計(MO−工島津製)により測
定した。
定した。
加熱冷却による粘度変化を第1表に示す。測定は帆5チ
水溶液を攪拌上沸騰状態に5分間保持した後室温まで冷
却し、その加熱冷却処理の前後において行った。
水溶液を攪拌上沸騰状態に5分間保持した後室温まで冷
却し、その加熱冷却処理の前後において行った。
第1表
〔臨床例〕
6曹HPCJ−Hl 5.Of 、グアイアズレンスル
ホン酸ナトリウム!6■を蒸溜水に溶解し、全祇を10
00−とじ人工唾液を調製した。
ホン酸ナトリウム!6■を蒸溜水に溶解し、全祇を10
00−とじ人工唾液を調製した。
この人工唾液を口腔乾燥症患者に投与したところOMO
−Naを増粘剤とした人工唾液に比し不快感が少いとの
証言を得た。
−Naを増粘剤とした人工唾液に比し不快感が少いとの
証言を得た。
人工唾液の調製に当9.6曹HPO−Hの添加量は患者
の唾液量によシ、グアイアズレンスルホン酸ナトリウム
の添加量は患者の口内の炎症状態により増減する。
の唾液量によシ、グアイアズレンスルホン酸ナトリウム
の添加量は患者の口内の炎症状態により増減する。
第1図 pHによる帆5チ増粘剤水溶液の粘度変化曲線
を示す。 (a) HPO−H たて軸は粘度(aSt)を横軸は横1〔(至)2を表す
。 第2図 増粘剤水溶液の濃度による粘度変化曲線を示す
。 (a) HPO−H (b) OMO−Na を表す。 たて軸は粘度(aSt)を横軸は濃度(イ)を表す。 第3図 増粘剤水溶液の水分蒸発曲線を示す。 (a) HPO−H (b) OMO−Na (a)、(1))中において0,3.5.7はそれぞれ
増粘剤濃度Oチ、0.3 q6.0.5チ、0.7%を
表す。 また、たて軸は蒸発水分(4)を横軸は時間(分)を表
す。 第1図 第3図(0)
を示す。 (a) HPO−H たて軸は粘度(aSt)を横軸は横1〔(至)2を表す
。 第2図 増粘剤水溶液の濃度による粘度変化曲線を示す
。 (a) HPO−H (b) OMO−Na を表す。 たて軸は粘度(aSt)を横軸は濃度(イ)を表す。 第3図 増粘剤水溶液の水分蒸発曲線を示す。 (a) HPO−H (b) OMO−Na (a)、(1))中において0,3.5.7はそれぞれ
増粘剤濃度Oチ、0.3 q6.0.5チ、0.7%を
表す。 また、たて軸は蒸発水分(4)を横軸は時間(分)を表
す。 第1図 第3図(0)
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、 ヒドロキ7グロビルセルロースを増粘成分として
含有することを特徴とする人工唾液。 2、 ヒドロキシグロビルセルロースが、ヒドロキシプ
ロポキシル基置換度53.7〜77.5%、平均付加モ
ル数2.0〜4.2、のヒドロキシグロビルセルロース
であシ、好ましくは平均分子量が250.000〜40
0,000、平均重合度が700〜1.000である特
許請求の範囲第1項記載の人工唾液。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11657382A JPS597116A (ja) | 1982-07-05 | 1982-07-05 | 人工唾液 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11657382A JPS597116A (ja) | 1982-07-05 | 1982-07-05 | 人工唾液 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS597116A true JPS597116A (ja) | 1984-01-14 |
Family
ID=14690451
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11657382A Pending JPS597116A (ja) | 1982-07-05 | 1982-07-05 | 人工唾液 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS597116A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4879281A (en) * | 1986-03-24 | 1989-11-07 | Lion Corporation | Artificial saliva composition |
-
1982
- 1982-07-05 JP JP11657382A patent/JPS597116A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4879281A (en) * | 1986-03-24 | 1989-11-07 | Lion Corporation | Artificial saliva composition |
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