JPS5970536A - タイヤ加硫機の金型交換装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はタイヤ加硫機の金型交換装置に関するものであ
る。

タイヤ加硫機において、タイヤは金型内で加圧成型され
るが、この金型の交換に当っては、フォークリフト等で
金型な加硫機内へ吊込み、加硫機中心へのセンタリング
、ボルトによる加硫機への取付、予熱等の作業を必要と
し、長時間かかつていた。また金型取付けの自動化のた
めに、すでに金型の取付力法が提案されているが、この
金型の取付方法は、すでに使用されている多種多様の金
型に適用するのに制約があり、金型の構造等を変えて、
それに対処するのには、多くの費用を必要として、金型
取付けの自動化が非常に困難であった。

本発明は前記の問題点に対処するもので、熱板またはダ
ミープレートと金型との組立体をボール軸受を介して支
持するアームと、同アームを加硫機のベース上に出入可
能に支持する金型交換台車と、前記熱板またはダミープ
レートを前記加硫機のベース上に位置決めする位置決め
部制と、前記熱板またはダミープレートを前記加硫機の
ベース上はクランプするクランプ手段とを具えているこ
とを特徴としたタイヤ加硫機の金型交換装置に係り、そ
の目的とする処は、金型の加硫機への位置決め、脱着の
省力化、自動化を容易に達成できる。

加硫機の稼動率を改善できる改良されたタイヤ加硫機の
金型交換装置を供する点にある。

次に本発明のタイヤ加硫機の金型交換装置を第１図乃至
第６図に示す一実施例により説明すると、（１）がタイ
ヤ加髄機本体ベースで、同加硫機本体ベース＋１１には
レジスタリング（２）が取付けられ、それに嵌合して、
下熱板（３）が、また同熱板（３）にボルト（５）締め
されて下金型（４）が設置されている。また同下金型（
４）とで金型を形成する止金型（６）は、図示せざる加
硫機金型開閉機構に設けられたボルスタ（７）に上熱板
（８）を介して取付けられている。なお（９）は上金型
（６１と上熱板（８）との固定用ボルトである。またベ
ース（１３には、いわゆるスイングシリンダ（シリンダ
ロッドが伸縮可能であるとともに縮み時にロッドが約９
０回転可能ＩＬ型式のスイングシリンダ）　（１０）が
取付けられ、そのロッド端のクランプ金具（１００，）
の上面が、下熱板（３）の外周のつぽ（３Ｃ）の下面に
係合し、同シリン〃′のロッドの昇降により下熱板（３
）が昇降するように、また同クランプ金具（１０ａ）の
下面が下熱板（３）の外周のっぽ（３ｃｔ）の上面に着
脱自在に係合するようになっている。またボルスタ（７
）と上熱板（８）との結合は、上記シリンダと同様のも
のをボルスタ（７）に設けるか、あるいは単にボルトを
使用して行なう。また上下熱板（３１（８）にはそれぞ
れ蒸気給排気管（３ａ）（３７５）（ｓａ）　（ｓｂ）
が設けられ、急速接手（クイックカップラ）（１１α８
１１ｂ）（ｔ２ａ）（１ｚｈ）を介してボ／Ｉ／、Ｘり
（７）及びベース（１）側の配管（１３Ｇ）（１３５）
（１４ａ）（１４ｂ）と脱着可能に接続される。コまた
金型交換台車（Ａ）は車輪（１５）で移動可能である。

また同台車（Ａ）のフレームの上面には回転ローラ群（
１６）と出入自在の一対のアーム（１７）とがあり、同
各アーム（１７）は同ローラ群（１６）の間でガイドロ
ーラ（１８）により案内されて移動可能である。また同
アーム（１７）の上面には、多数の回転ボール軸受（１
９）が取付けられ、同アーム（１７）の下面には台車（
Ａ）上及びベース（１）上を容易に移動するためにロー
ラ群（２０）が取付けられている。なお、ベース（１）
には、センタリングブロック（１りが固定され、これに
下熱板（３）のくさび部（３りが嵌合して、ベース（１
）に対してセンタリングされる。

次に前記タイヤ加硫機の金型交換装置の作用を説明する
。金型交換に際し、上下金型（４１ｆ６＋をポル）　＋
５）（９）で上下熱板（３１（８）に取付けて、（４）
と（３）、及び（６）と（８）を夫々組立てた後、加硫
機外の適宜位置で配管（３ＱＸ３ｈ）（８ａ）（８ｂ）
を介し上下熱板ｔ３１（８）に蒸気を通して、熱板及び
金型を予熱する。その後、台車（Ａ）に熱板及び金型の
組立体を乗せ、加硫機前へ搬送する。このとき、台車（
Ａ）のアーム（１７）は第２図に示す台車上のローラ群
（１６）の間の（１７ａ）部に収納しておく。同台車（
Ａ）は、加硫機に対し、床面上に描かれた線を目安とす
るか、図示せざるセンタリングピン等の公知の方法によ
り、はぼ一定位置に停止させられる。次いでアーム（１
７）を加硫機側へ手動あるいはシリンダ機構等により押
出す。そうすると、ローラ群（２ｏ）により熱板及び金
型組立体が、アーム（１７）と共にベース（１）上へ移
送され、ベース（１）のブロック（１ａ）と下熱板（３
）のくさび（３ｅ）とにより、同熱板及び金型組立体が
ベース（１）上で位置決めされる。このとき、台車の位
置決めが不正確であってもボール軸受（１９）とブロッ
ク（１α）とくさび（３ｅ）との案内機能で熱板及び金
型組立体はアーム（１７）上を前後−左右方向に自由に
動いてベース（１）上に正しく位置決めされる。次いで
シリンダ（１０）のロッドを上方に伸張し、第１図有半
図に示すようにクランプ金Ａ　（１０ｃｉ）の上面で、
つげ（３Ｃ）を介して熱板及び金型組立体を支持した後
、アーム（１７）を台車（Ａ）側へ後退させる。ここで
、シリンダ（１０）のロッドを引込める。そうすると、
熱板及び金型組立体は、下熱板（３）あるいは下金型（
４）の中心穴部がレジスタリング（２）により案内され
ながらベース＋１１上へ設置される。このとき、シリン
ダ（１０）のロッドは後退限付近で約９０回転し、クラ
ンプ金具（１０１１）が第１図左半図に示すように下熱
板（３）の下つげ（３ｄ）を強固に把持する。次いで、
急　　　　　。

連接子（ｌｌａ）　（Ｉｌｂ）（１２ａ）（１２ｈ）に
より、各熱板配管を連絡して作業を完了する。また、上
熱板（８）のボルスタ（７）への取付は前述のようにボ
ルト取付あるいは、シリンダ（１０）と同様な方式を採
用することにより容易に達成される。また金型の取外し
に際しては、同じ要領で但し順序を行なう。

本発明のタイヤ加硫機の金型交換装置は前記のように金
型と熱板とを組立てたのち、加硫機へ移送して、熱板を
加硫機に取付けるので、例えば熱板にのみ位置決め・ク
ランプ金具を追加工するだけでよく、多種、多様の既存
の金型を修正する必要がなく、金型の加硫機への位置決
め、脱着の省力化・自動化を容易に達成できる。また金
型を特別な装置を付加することなしに加硫機外で予熱で
きて、加硫機の稼動率を改善できる。また、ボール軸受
を有する台車（Ａ）側のアーム（１７）と、下熱板（３
）のベースへの位置決めくさび（３つとにより、熱板及
び金型組立体の出入が非常に容易になる。この点、従来
はフォークリフト等の操作員と、位置確認の作業員との
２名が必要で、作業員を１名減らすことができ５台車（
Ａ）アーム（１７）の自動駆動・制御装置あるいはシリ
ンダ等による急速接手自動脱着機構を付加すれば無人化
も可能で、この点からも稼動率を改善できる効果がある
。

なお本金型交換装置は複数の加硫機に共用できる。また
クランプ用シリンダ（１０）は、熱板及び金型組立体の
ベース上での昇降機能を併せもっているが、クランプ機
能と昇降機能とを別のシリンダは通常液圧により作動さ
れるが、クランプ力を必要とするのは金型な動かすカが
発生する加硫機開閉時のみであり、このどきにだけ液圧
を供給し、加硫中は、液圧源を切るように制御すれば、
省エネルギを実現できる。また、金型を囲って蒸気で直
接加熱する、いわゆるドーム型の場合には、熱板の替り
にダミープレートを使用−ｊればよく、その場合にも前
記と同様の作用効果を達成できる。

以上本発明を実施例について説明したが、勿論本発明は
このような実施例にだけ局限されるものではなく、本発
明の精神を逸脱しない範囲内で種種の設計の改変を施し
うるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係るタイヤ加硫機の金型交換装置の一
実施例の金型取付後の状態（左半部）及び金型搬入時の
状態（右半部）を示す縦断正面図５第２図は平面図、第
３図は側面図である。 （１）・−・ベース、（１（Ｚ）（３す・・・位置決め
部材、（４１（６１・・・金型、（３１（８）・−・熱
板、（１ｏ）・・・クランプ手段、（１ひ・・アーム、
　（１９）・−・ボール軸受、（Ａ）・・・金型交換台
車。 復代理人　弁理士　岡　本　重　文 外２名

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 熱板またはダミープレートと金型との組立体をボール軸
   受を介して支持するアームと、同アームを加硫機のベー
   ス上に出入可能に支持する金型交換台車と、前記熱板ま
   たはダミープレートを前記加硫機のベース上に位置決め
   する位置決め部材と、前記熱板またはダミープレートを
   前記加硫機のベース上にクランプするクランプ手段とを
   具えていることを特徴としたタイヤ加硫機の金型交換装
   置。