JPS597049A - 金属／樹脂／金属サンドイツチ積層体のプレス成型加工方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は金属／樹脂／金属なる構成を有するサンドイッ
チ積層体を用いてプレス成形を行なう方法に関する。さ
らに詳しくは、電気溶接を可能ならしめるために、該サ
ンドイッチ積層体のプレス加工に際して、プレス成型後
賦形されて得られるプレス成型品の一部分において、両
外層を形成している金属層同志を接しせしめるか、また
は電気溶接時の電極の加圧力により通電が可能となる程
度に近接せしめるように凹部を形成することを特徴とす
る金属／樹脂／金属サンドイッチ積層体のプレス成型加
工法に関する。

金属／樹脂／金属サンドイッチ積層板は、同一厚みの金
属板とほぼ同等の曲げ剛性度を有し、かつその重量は大
幅に軽減されるという優れた特性をもち、自動車等の輸
送分野や建材、電機等の用途分野における省エネルギー
素材として注目されている。しかしながら、核サンドイ
ッチ積層体は、中間層に電気絶縁性の樹脂を用いた場合
に電気溶接性が悪くなるという欠点を有する。そのため
に、従来のプレス成型の工程により賦形した場合には、
上記の欠点により用途範囲が大きく限定されてしまう。

本発明者らは、咳サンドイッチ積層体のもつ優れた特性
を損なわず、電気溶接を可能ならしめる方法を見出すべ
く、種々の方法について検討を加えた結果、本発明に到
達することが出来た。

本発明の方法では、プレス成型時に、目的とする成型品
の形状に賦形すると同時に、該成形体の必要とする一部
分に電気溶接が可能となるように、間外層の金属板同志
が接している部分を形成することも出来る。

通常、冷延鋼板等の金属板を原材料として、工業製品を
製造するに際し、プレス成形により賦形し、溶接により
、製品形状に仕上げる工程をとるために、プレス成形時
に、同時に電気溶接が可能な溶接点を形成する方法は合
理的であり、工業的に価値のある方法となる。

プレス成形による賦形時に溶接点を形成する方法はとく
に限定されないが、例示すればプレス金型に部分的に凸
部を設け、プレス成形品に転写させる方法がある。金型
の凸状部は成形品の凹状部として転写され、この部分に
おいてプレス成形品の間外層の金属板は接し、通電が可
能となる。溶接点の形状はどのようにも選ぶことができ
る。例えば、点状、線状、十字状、円状、帯状等が例示
される。

本発明の方法が適用されるサンドイッチ鋼板は基本的な
構成は金属／樹脂／金属であるが、樹脂を中間層に含む
最外層が金属層である金属と樹脂のサンドイッチ積層体
一般に適用し得ることは本発明の主旨から明らかである
。

例えば、金属／樹脂／金属／樹脂／金属といった構成に
も応用し得る。金属の種類は、電気溶接の可能なもので
あれば、とくにその種類を内層の樹脂もとくに限定され
ない。ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−ブテ
ン−１共重合体、エチレン−プロピレン共重合体、エチ
レン　・４−メチルペンテン−１共１ｉ合体、エチレン
−αオレフィン共重合体、プロピレン−ブテン−１共重
合体、プロピレン−αオレフィン共重合体、エチレン−
酢酸ビニル共重合体、エチレン−メタクリル酸エステル
共重合体、エチレン−アクリル酸エステル共重合体、エ
チレン−グリシジルメタクリレート共重合体、エチレン
−グリシジルメタクリレート−酢酸ビニル共重合体等で
ある。またこれらの重合体の変性物、例えば金属との接
合を改良するために無水マレイン酸を付加したポリオレ
フィン等も好適に用いられる。あるいはポリ塩化ビニル
、ポリスチレン、ポリメタクリル酸メチル、ＡＢＳ樹脂
、ポリアミド、ポリエステル、ポリエーテル、ポリカー
ボネート、ポリオキシメチレン等の熱可塑性樹脂ならび
に目的に応じて熱硬化性樹脂を用いることができる。ま
た、これらの樹脂の中には必要に応じて充填剤、補強剤
、難燃剤、各種安定剤、可塑剤等の各種添加剤を含有さ
せることができる。

以下に実施例にて本発明を具体的に説明するが、本発明
の主旨を越えない限り、実施例によって限定されるもの
ではない。

実施例１ 中間層に８８０μの無水マレイン酸変性ポリプロピレン
（メルトインデ・ンクス９．０？／ＩＱｍｉｎ、無水マ
レイン酸含有率０．０５　ｗｔ％入両外層に２２０μの
冷延鋼板を有する全厚８２０μのスチール／ポリプロピ
レン／スチールサンドイッチ鋼板を熱プレスにより作成
し　ｔこ　。

得られたスチール／変性ポリプロピレン／スチールのサ
ンドイッチ積層板を皿型プレス成型するに際し、周辺部
に円状に突起部を設けた金型を用い温度１７０℃にてプ
レス成型を行なった。

得られた皿型プレス成型体の周辺部には、金型の突起部
の形状が転写されたくぼみが円状に生じていた。

この円状の部分はスポット溶接が可能であった。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係るプレス成型により電気溶接可能な
部分を断面が半円状の凹部に成形したサンドイッチ積層
体と金層板との電気溶接状態を示す斜視図である。第２
図ａ、ｂはプレス成型により電気溶接可能な部分を断面
が半円状、■状の凹部に成形しｔこサンドイッチ積層体
同士、第２図Ｃは電気溶接可能な部分を断面が台形状の
凹部に成形したサンドイッチ積層体と金属板、第２図ｄ
はその部分をプレス成型により両側を断面が半円状の凹
部に加圧成形したサンドイッチ積層体の電気溶接状態を
示す断面図である。 １はサンドイッチ積層体、２は溶接可能部、３は金属板
、４は電気溶接機の電極部分を示す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 金属／樹脂／金属サンドイッチ積層体から製造されるプ
   レス成型加工製品の一部分において、両外層を形成して
   いる金属層同志を接しせしめるか、または電気溶接時の
   加圧力により通電が可能となる程度に近接せしめるよう
   に凹部を形成することを特徴とする電気溶接を可能なら
   しめるｌ金属／樹脂／金属サンドイッチ積層体のプレス
   成形加工方法。