JPS596968B2 - 清掃車 - Google Patents

清掃車

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JPS596968B2
JPS596968B2 JP9437976A JP9437976A JPS596968B2 JP S596968 B2 JPS596968 B2 JP S596968B2 JP 9437976 A JP9437976 A JP 9437976A JP 9437976 A JP9437976 A JP 9437976A JP S596968 B2 JPS596968 B2 JP S596968B2
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JP
Japan
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deflector
movable deflector
bloom
gatsuta
movable
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JP9437976A
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興三 棚瀬
利教 平松
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Howa Machinery Ltd
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Howa Machinery Ltd
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Publication date
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  • Cleaning Of Streets, Tracks, Or Beaches (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は例えば道路や作業場の清掃を行なう清掃車に関
するもので、特に高速で清掃作業を行なう高速清掃車と
して使用するときに大きな効果を発揮するものである。
この種の・清掃車においては車体の片側或いは両側近傍
にカンタブルーム(サイドブラシとも言う)を備え、こ
のガツタブルームを回転させて路面上や側溝にある土砂
、石、こみ等(以下総称して塵埃と記す)を車体の内側
へ掃き集め、この掃き集めた塵埃をメインブラシや吸引
装置で掃き上げて清掃するようになっているが、ガツタ
ブルームを回転させて塵埃を掃き集めるとき、ガツタブ
ルームのブラシ内に塵埃が喰い込んだり、作業速度を増
す為にガツタブルームの回転速度を上げたりすると、ガ
ツタブルームが塵埃を遠く迄跳ね飛ばして清掃効果が悪
くなり、時には対向車線迄飛ばして却って危険を生ずる
という問題があった。
そこで、この間1須を解決する為に、ガツタブルームの
前方の車体に第1デフレクタを固設すると共に、ガンタ
ブルームの支持腕にガツタブルームの周囲の前側を覆う
第2デフレクタを固設し、ガツタブルームで飛ばされる
塵埃をこれらのデフレクタで受け止めるようにした清掃
車が考え出されている。
然るに、このような清掃車にあっては、第1デフレクタ
を車体に固設しているので、第1デフレクタの外側端を
路肩の近くに沿わせて走行することが極めて困難で、も
し誤って第1デフレクタが路肩等に当接すると第1デフ
レクタが破損する恐れがあった。
その為、どうしても清掃車の運転者が路肩の位置を目視
しながら低速で(速くても15b/h’)走行せざるを
得す、作業速度を増すことができないという欠点があり
、また高速道路の中央分離帯側を清掃する場合には低速
であるから追突の危険性もあって実用上多くの問題があ
った。
その上、第2デフレクタをガンタブルームの周囲近くに
固設しているので、ガツタブルームで跳ね飛ばされた塵
埃が第2デフレクタの側端に当たって路肩側へ飛び散り
、中央分離帯側のときには反対車線へ飛び散って効果的
な清掃作業を行なえず、また路肩側にいる歩行者や走行
している車に対して危害を及ぼす恐れがあった。
そこで、本発明は上記欠点に鑑み、清掃車の作業運転速
度を容易に高速化でき、しかも高速運転を行なってもガ
ツタブルームによる塵埃飛散を効果的に防止できる清掃
車を提供して従来技術の欠点を除去することを目的とす
るもので、可動デフレクタをガツタブルームの前方の車
体に横方向へ揺動自在に軸支し、この可動デフレクタを
ガツタブルームの横方向への移動と連動して揺動ずるよ
うにガツタブルームの支持装置に連動部材で連繋し、可
動デフレクタがガツタブルームとの間に相当の空間を保
ってしかも路肩の縁石に対する距離を略一定に保った状
態で清掃作業を行なうようにしたことを特徴としている
また、本発明は上記特徴に加えて傾斜デフレクタを可動
デフレクタの前方の車体に外側端が内側端より前方に位
置するように進行方向に対して傾めに取付け、ガツタブ
ルームで可動デフレクタを越えて飛散される塵埃を傾斜
デフレクタで受け止め、塵埃が清掃車前方に決して飛ば
ないようにしたことを特徴としている。
以下本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
1は清掃車の車体、2は車体1に固設したブラケットで
、このブラケット2に取付けた支軸3にガツタブルーム
4の支持装置Aが横方向に揺動可能に取付けられている
次lと、この支持装置Aについて示すと.5は基板、6
,γはこの基板5の背面の上下2箇所に直角に固着した
上、下側支承腕6,7で、この上、下側支承腕6,γの
中間部が上記支軸3に回動自在に取付けらね、基板5が
支軸3を支点にして横方向へ旋回できるようになってい
る。
8は上側支承腕6の先端と車体1に固着したブラケット
1aとに連結してこの間に介在したショツクアブソーバ
で、支承腕6,1の横方向への揺動を減衰させる作用を
する。
9は基板5の下部に形成した左右一対の支承部で、これ
に支承されているピン10に下支持腕11の一端が上下
揺動自在に取付けられている。
12は同じく基板5の上部?こ形成した左右一対の支承
部で、この支承部12で回動自在に支承されているピン
13の螺子孔13aに上支持腕として例示する支持ロツ
ド15の螺子部15aが螺合されている。
16は上記基板5に対向する先板で、下部と上部とに夫
々左右一対の支承部17,18が形成されている。
そして、この下側の支承部1γで支承されているピン1
9に下支持腕11の他端が回動自在に取付けられ、また
上側の支承部18で回動自在に支承されているピン20
の孔20aに上記支持ロツド15の他端部が遊嵌され、
支持ロツド15の六角ヘッド15bで抜き止めされてい
る。
次に、21,212は下支持腕11の基板5側上面に固
着した左右一対の係止腕で、この係止腕21,21aの
上端部は上記支持ロツド15を僅かな遊びをもって挾ん
でおり、しかもこの上端部の先板16側は第3図に示す
ように円弧に形成されている。
22は支持ロツド15に遊嵌した鍔22a付きのパイプ
ボルトで、ハンドルパー23を備えた受けナット24が
螺合されている。
25は同じく支持ロツド15に遊嵌した受け金で、この
受け金25と上記パイプボルト22の受けナット24間
にコイルバネ26が圧縮嵌装され、このコイルバネ26
の弾発力により受け金25をピン20に押圧すると共に
パイプポルト22の鍔22aを係止腕21,21aの円
弧部に押圧して、先板16を持上げる方向へ所定大きさ
の力で付勢するようになっている。
この先板16を付勢する力の大きさはハンドルパー23
で受けナツ:’ト2 4を回わし、コイルバネ26の圧
縮長さを変えることにより調節できるようになっている
また、このコイルバネ26の弾発力で先板16を付勢す
る力は先板16が下降するにつれて大きくなるようにな
っている。
尚、上記下支持腕11と支持ロツド15は略平行でかつ
支持ロツド15の方が下支持腕11より僅かに短かくな
るようにして先板16を僅かに前方へ傾斜させ、ガツク
ブルームが接地するとき所定の前方傾斜角αを保持する
ようになっている。
この前方傾斜角αの大きさは、支持ロツド15を六角ヘ
ッド15b部分で回転させることにより調節できる。
27は下支持腕11の中間部と先板16の支承部とに連
結してこの間に介在させたショツクアブソーバで、下支
持腕11と支持ロツド15の上下揺動を減衰させる作用
をする。
以上が本実施例の支持装置Aである。
次に28はガツタブルーム4を回転させる駆動装置本体
で、ドライブ装置29と油圧モータ30から成り、この
ドライブ装置29の回転軸29aにガツタブルーム4の
リテーナ(植込台)31が固着されている。
この駆動装置本体28にはサポート32が取付けられて
おり、このサポート32が上記先板16の表側に、枢軸
33を介して、駆動装置本体28やガツタブルーム4等
の合成重心位置より車体1の走行方向に対し内側横方向
へ適当量偏位させた位置で、横方向へ揺動自在に取付け
られている。
従って、ガツタブルーム4には枢軸33を中心とする自
重による偏心モーメントが作用する。
34はガツタブルーム4を使用しない時にこれを持上げ
ておく持上げチェーンで、作業員の操作で捲上げ、捲戻
しされるようになっている。
35は前板16に固着したストッパーで、上記持上げチ
ェーン34で駆動装置本体28を持上げたときに枢軸3
3を中心にして回動ずるサポート32を受1hめる。
36は上記リテーナ31の上面周縁にボルト31で固定
したブラケット、38はこのブラケット36にピン39
を介して上下揺動自在に取付けたサプレツサで、ガツタ
ブルーム4の回転に伴なって遠心力により上方へ揺動さ
れるようになっている。
40はこのサプレツサ38の上方への揺動量を規制する
ストッパーで、ブラケット36に設けられている。
このサプレツサ38は本実施例では4箇所に設けられて
おり、ガツタブルーム4で跳ね上げられる塵埃を車体1
の内側へ向けてたたき飛ばし、塵埃が路肩方向へ跳ね飛
ばされるのを防止する動きをする。
尚、41は上記基板5の外側方向への揺動位置を規制す
るロンド、42は基板5を外側方向へ付勢するバネで、
上側支承腕6が上記ショツクアブソーバ8に封入された
ガス圧で第1図において反時計方向へ付勢される力を或
る程度打ち消している。
次に、43はガンタブルーム4の前方(第1,2図にお
いて左方)の車体1に固着した支持ブラゲット、44は
この支持ブラケット43に枢軸45を介して横方向へ揺
動自在に軸支した可動デフレクタで、この可動デフレク
タ44はカーテン状に垂下するブラシ44aで構成され
ている。
46は可動デフレクタ44の、枢軸45より偏位した部
分に植設された枢支ピン、4γは上記支持装置Aの下側
支承腕7の、支軸3より偏位した部分(本実施例では下
側支承腕γの先端)に回動自在に取付けたピンで、この
枢支ピン46に連結部材48として例示する連結杆(以
下連結杆48と記す)の一端が回動自在に取付けられ、
他端がピン41の孔47aに貫挿され、連結杆48の螺
子部48Hに螺合したナット49で抜け止めされている
50は連結杆48の枢支ピン46とピン41間に圧縮嵌
装したバネで、可動デフレクタ44を枢軸45を支点に
して外側へ揺動ずる方向へ付勢し、ナット49をピン4
7に当接させている。
尚、このバネ50は可動デフレクタ44を外側方向へ揺
動付勢するように内側端と車体1間に張設しても良い。
従って、可動デフレクタ44が外カク・受けないときに
は、可動デフレクタ44はガツタブルーム4の横方向へ
の移動即ち支承腕7の揺動と連動して揺動ずるが、可動
デフレクタ44が内側へ揺動ずる方向への外力を受ける
とバネ50を圧縮し、ガツタブルーム4とは無関係に内
側へ揺動ずる。
また、上記可動デフレクタ44はガツタブルーム4が第
1図に実線で示すように内側へ移動されて不作業位置に
収納されると内側へ揺動されて車体1の外側線イより内
側へ収納され、ガツタブルーム4が第1図に仮想線で示
すように外側へ移動されると、車体1の外側へ揺動され
、ガツタブルーム4の前方に適当な間隔をおいて斜めに
横たわるようになっている。
この場合のガツタブルーム4と可動デフレクタ44との
間隔は30CrI′L以上好ましくは50CIrL以上
あることが好ましい。
また、可動デフレクタ44の外側端はガツタブルーム4
の外側端よりも僅かに内側に位置する状態で連動し、ガ
ツタブルーム4が側溝51の路肩51aに沿って作業す
るときに可動デフレクタ44が路肩51aに当たらない
ようになっている。
52,52aは上記可動デフレクタ44の前方の車体1
に固着した支持ブラケット、53はこの支持ブラケット
52,52aに枢軸54,54aを介して揺動自在に取
付けた傾斜デフレクタで、外側端が内側端より前方に位
置するように進行方向に対して斜めに位置され、作業時
には第3図に示すように自重で垂れ下がるようになって
いる。
55,55aは傾斜デフレクタ53が第3図に示す位置
より後方へ揺動ずるのを規制するストッパーである。
この傾斜デフレクタ53は可動デフレクタ44側即ち後
側がブラシ53aで構成され、反対側即ち前側がゴムフ
ラップ53bで構成されている。
このゴムフラップ53bは垂下時に路面の近くに位置さ
れ、路面上の塵埃を車体1の中央側へ掻集めるスクレー
パーの働きをなす。
56は作業をしないときに傾斜デフレクタ53を上方へ
揺動させておく為のチェーンで、作業員の操作で捲上げ
、捲戻しされるようになっている。
尚、この傾斜デフレクタ53は下向きに固設し、揺動さ
せないようにしても良い。
5γ,51aは車体1の中央部に固着した支持ブラケッ
ト、58はこの支持ブラケット5γ,5γaに取付けた
センターデフレクタで、上記傾斜デフレクタ53の側方
からガツクブルーム4の側方迄進行方向と同方向へ長く
配設されている。
このセンターデフレクタ58のガツタブルーム側はブラ
シ58aで構成され、反対側はゴムフラップ58bで構
成されている。
尚、ガツタブルーム4を車体1の両側に設ける場合には
、ゴムフラップ58bの両側にブラシ58aを設けてセ
ンターデフレクタ58を兼用するようになっている。
59は後部左側の車輪である。
本実施例は以上のように構成され、次に作用効果につい
て示す。
先ず、清掃作業を行なイつない場合には、第1,2図に
示すように持上げチェーン34でガツタブルーム4と駆
動装置本体28を持上げ、ガンタブルーム4を路面上か
ら引き離す。
これにより支持装置Aは内側へ揺動してガツタブルーム
4が車体幅内に収納され、可動デフレクク44も車体幅
内に収納される。
また、チェーン56で傾斜デフレクタを第2図のように
揺動させて上方に持上げる。
これにより清掃車は一般の自動車と同様に走行でき、カ
ツクブルーム4や可動デフレクタ44が外部に対して危
害を及ぼす恐れはない。
次に、清掃作業を行なう場合には、先ず、チェーン56
を捲戻して傾斜デフレクク53の持上げを解除する。
これにより傾斜デフレクタ53は第3図に示すように垂
れ下がり、ゴムフラップ53bはスクレーパとして働く
また、これと併行して油王モータ30でガツタブルーム
4を第1図において時計方向へ回転させ、その後持上げ
チェーン34を捲戻してガツタブルーム4と駆動装置本
体28の持上げを解除する。
これによりガツタブルーム4と駆動装置本体28はその
重量により先板16をコイルバネ26の弾発力に抗して
引下げて下降し、ガツタブルーム4が路面上に接地する
この場合、駆動装置本体28はガツタブルーム4との合
成重心位置より内側横方向へ偏位した位置で先板16に
回動自在に取付けられている為、駆動装置本体28とガ
ツタブルーム4に枢軸33を中心とする自重による偏心
モーメントが作用し、ガツタブルーム4はこの偏心モー
メントの大きさで定まる所定大きさの横傾斜力で接地す
る。
また、ガツタブルーム4は支持ロツド15の長さで調整
された前方への傾きを略保って下降するので、所定の前
方傾斜角αをもって接地する。
従って、ガツタブルーム4は前側(第1図において左側
)部分と外側(第1図において下側)部分が路面に接地
する。
このときのガツタブルーム4の接地荷重は、ガツタブル
ーム4と駆動装置本体28の重量の大きさと先板16を
持上げようとするコイルバネ26の弾発力の大きさとで
定められた所定の大きさとなり、接地面積は上記接地荷
重の大きさと上記力ツタブルーム4の横傾斜力との大き
さで定められた所定の大きさとなる。
これらの大きさの調整は作業開始前に行なイつれる。
次に、上記のようにガツタブルーム4が接地すると、ガ
ツタブルーム4は第1図において時計方向に回転してい
るので、支持装置Aを外側方向へ揺動させながら回転し
つつ外側方向へ移動し、側溝51上へ移動する。
このガツタブルーム4の外側方向への揺動はガツタブル
ーム4の外側端が側溝51の路肩51aに当たって停止
し、ガツタブルーム4は常に路肩51aに沿って回転し
ながら前進移動する。
従って、ガツタブルーム4は側溝51上に在る塵埃をそ
の回転により前方乃至内側横方向へ向けて跳ね飛ばし、
側溝51上の清掃を行なう。
この場合、内側横方向へ向けて跳ばされた塵埃はセンタ
ーデフレク58のブラシ58aで乱反射されて受け止め
らね、ゴムフラップ58bで通り抜けが防止される。
従って塵埃は車体の反対側の車線へ飛ばない。
尚、上記のようにガツタブルーム4が回転すると、サプ
レツサ38が遠心力で第4図に示すように振り上げられ
、ガツタブルーム4の上方位置で回転し、ガツタブルー
ム4で跳ね上げられる塵埃をたたいて前方乃至内側横方
向へ飛ばす。
従って、ガツタブルーム4で跳ね上げられる塵埃が路肩
51aの外側上方へ飛散せず、清掃効果が向上すると共
に危険も防止される。
また、上記のようにガツクブルーム4が側溝51上に移
動すると、駆動装置本体28が先板26に回動自在に枢
着されているので、ガツタブルーム4は側溝51の横傾
斜角βにならって第4図に示すように傾斜するが、この
場合ガツタブルーム4の接地荷重や接地面積がほとんど
変化しないことは構造上明らかである。
一方、上記のように支持装置Aが外側へ揺動してガツタ
ブ゛ノレーム4が外側方向へ移動すると、連結杆48と
バネ50の働きにより可動デフレクタ44がこのガツタ
ブルーム4の移動と連動して外側方向(第1図において
時計方向)へ揺動され、第1図に仮想線で示すようにガ
ツタブルーム4の前方に斜めにカーテン状に位置される
このように可動デフレクタ44がガツタブルーム4の前
方に横たわるので、上記のようにガツタブルーム4で前
方へ跳ね飛ばされる塵埃はその大部分がこの可動デフレ
クタ44に当接して内側方向へ跳ね返さへ車体1の中央
部へ集められる。
この場合、本実施例では可動デフレクタ44をブラシ4
4aで構成しているので、跳ね飛ばされる塵埃の勢いが
強い場合であっても、塵埃は乱反射されてその跳ね返る
勢いが減速さね、跳ね返された塵埃が車体1等に当たっ
て車体外へ飛散するようなことがなく、清掃車の高速運
転においても充分その効果を発揮する。
その上、可動デフレクタ44とガツタブルーム4との間
には相当の間隔があるので、ガツタブルーム4で跳ね飛
ばされた塵埃が可動デフレクタ44の外側端に当たって
外側方向へ飛ぶようなこともない。
また、ガツタブルーム4で前方へ跳ね飛ばされる塵埃の
一部分は、第5図に示すように可動デフレクタ44の側
方や下方を通って或いは可動デフレクタ44のブラシ4
4aを通り抜けて更に前方へ跳ね飛ばされるが、この塵
埃は傾斜デフレクタ53のブラシ53aで乱反射されて
受け止められ、ゴムフラップ53bで通り抜けが防止さ
れる。
このように車体1の前方や側方への塵埃の飛散が防止さ
れるから、清掃効果が極めて良く、清掃作業中における
第三者例えば路肩51a側に立っている人の安全も確保
される。
次に、上記のように可動デフレクタ44が外側方向へ揺
動しても、可動デフレクタ44の外側端がガツタブルー
ム4の外側端より僅かに内側に位置し、この可動デフレ
クタ44の外側端が路肩51aを擦って走らないように
なっているので、可動デフレクタ44の耐久性が良く、
路肩51を損傷させることもない。
また、可動デフレクタ44はバネ50を圧縮させること
でガツタブルーム4と無関係に内側方向へ揺動できるよ
うになっているので、ガツタブルーム4の外側端よりも
内側に入り込んだ障害物があっても、可動デフレクタ4
4はこの障害物に当たると内側へ揺動さべ破損するよう
なことがない。
このことは特に、第5図に示すように路肩51aの一部
が道路の交叉点等でなくなってガツタブルーム4が最も
外側位置迄移動し、その後において再び路肩51a部分
に差しかかって可動デフレクタ44が路肩51aに当た
る場合に効果があり、清掃車の運転者は路肩51aが途
中で切れていてもこれを無視して運転すれば良い。
更にまた、上記可動デフレクタ44はガツタブルーム4
の外側方向への自動的移動と連動して外側方向へ揺動し
、ガツタブルーム4の内外方向への移動位置の変化に係
りなく上述のような作用を発揮するようになっているの
で、清掃作業を行なう為の車体1と路肩51aとの間隔
lを大きく取ることができ、清掃車の運転を容易に行な
える。
従って、従来のように運転者が路肩51aの位置を注意
深く目視しながら清掃車を走行させる必要がなく、一般
の自動車の運転と同様に前方を見ながら運転すれば良く
、清掃車による清掃作業を高速運転で行なえる。
尚、本願は上記実施例に限定されるものではなく、種々
の支持装置例えば特開昭48−91862号、実公昭4
1−2 1 5 4 7号公報記載のように横方向へ
揺動ずる支持腕でガツタブルームを支える装置を備えた
清掃車に実施できる。
また、ガツタブルームの支持装置と可動デフレクタとを
連繋する連動部材は、ガツタブルームを支持装置の支承
腕の、支持装置を横方向移動可能に支持した支軸より偏
位した部分と、可動デフレクタの、この可動デフレクタ
を支持した枢軸より偏位した部分とを、可動デフレクク
が支持装置に対して内側へ揺動可能なるも外側へ揺動不
可能となるように連結杆又はワイヤー又はチェーン等で
連結し、かつ可動デフレクタを外側へ揺動する方向へバ
ネで付勢して上記両部分間の間隔を弾力的に保持させて
構成すれば良い。
更にまた、可動デフレクタや傾斜デフレクタは塵埃の飛
散を受止めるものであれば良く、必ずしもブラシやゴム
フラップで構成する必要はなく、他の材料で構成しても
良い。
以上のように本発明にあっては、可動デフレクタをガツ
タブルームの前方の車体に横方向へ揺動自在に軸支し、
この可動デフレクタをガツタブルームの横方向への移動
と連動して揺動ずるようにガツタフルームの支持装置に
連動部材で連繋したので、清掃作業をするときガツタフ
ルームが横方向へ移動するものであっても車体の横方向
や前方向への塵埃の飛散を防止でき、第三者への危険を
防止できると共に清掃効果を向上できる。
また、上記のようにガツタブルームが横方向へ移動する
ものであっても塵埃の飛散を防止できるものであるから
、ガツタブルームを車体の外側横方向へ大きく移動させ
て清掃作業を行なうことができ、車体と路肩との間隔を
大きく取れて清掃車の走行運転を容易に行なえる。
従って、清掃車の高速運転をも容易に行なえ、高速運転
であっても上記のように塵埃の飛散を防止し得て良好な
清掃と危険の防止とを計れる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を示す平面図、第2図は第1図
のX−X線方向から見た正面図、第3図は作動状態を示
す正面図、第4図は第3図の矢印Y方向から見た一部省
略側面図、第5図は作動状態を示す説明図である。 主要部分の符号の説明、1・・・・・・車体、4・・・
・・・ガツタブルーム、44・・・・・・可動デフレク
タ、48・・・・・・連結杆、50・・・・・・バネ、
53・・・・・・傾斜デフレクタ、A・・・・・・支持
装置。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 可動デフレクタをガツタブルームの前方の車体に横
    方向へ揺動自在に軸支し、この可動デフレクタをガツタ
    ブルームの横方向への移動と連動して揺動ずるようにガ
    ツタブルームの支持装置に連動部材で連繋したことを特
    徴とする清掃車。 2 ガツクブルームを支持する支持装置の支承腕の、支
    持装置を横方向移動可能に支持した支軸より偏位した部
    分と、可動デフレクタの、この可動デフレクタを支持し
    た枢軸より偏位した部分とを、可動デフレクタが支持装
    置に対して内側へ揺動可能なるも外側へ揺動不可能とな
    るように連結杆又はワイヤー又はチェーン等で連結し、
    かつ可動デフレクタを外側へ揺動ずる方向へバネで付勢
    して上記両部分間の間隔を弾力的に保持させて連動部材
    を構成したことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載
    の清掃車。 3 可動デフレクタをガツタブルームの前方の車体に横
    方向へ揺動自在に軸支し、この可動デフレクタをガツタ
    ブルームの横方向への移動と連動して揺動ずるようにガ
    ツタブルームの支持装置に連動部材で連繋し、かつ傾斜
    デフレクタを可動デフレクタの前方の車体に外側端が内
    側端より前方に位置するように進行方向に対して傾めに
    取付けたことを特徴とする清掃車。 4 傾斜デフレクタの前面はゴムフラップで、後面はブ
    ラシで構成したことを特徴とする特許請求の範囲第3項
    記載の清掃車。
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JPS62116960U (ja) * 1986-01-17 1987-07-24
JPH0264364U (ja) * 1988-10-31 1990-05-15

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