JPS5969419A - フエリエライト型ゼオライトの製造方法 - Google Patents

フエリエライト型ゼオライトの製造方法

Info

Publication number
JPS5969419A
JPS5969419A JP17607782A JP17607782A JPS5969419A JP S5969419 A JPS5969419 A JP S5969419A JP 17607782 A JP17607782 A JP 17607782A JP 17607782 A JP17607782 A JP 17607782A JP S5969419 A JPS5969419 A JP S5969419A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
compound
alkali metal
reaction
slurry
type zeolite
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP17607782A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0247403B2 (ja
Inventor
Junji Ariga
有家 潤二
Keiji Itabashi
慶治 板橋
Hiroshi Miyazaki
弘 宮崎
Kazunari Igawa
井川 一成
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tosoh Corp
Original Assignee
Toyo Soda Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyo Soda Manufacturing Co Ltd filed Critical Toyo Soda Manufacturing Co Ltd
Priority to JP17607782A priority Critical patent/JPS5969419A/ja
Priority to DK423883A priority patent/DK164097C/da
Priority to CA000436967A priority patent/CA1213872A/en
Priority to DE8383305527T priority patent/DE3378627D1/de
Priority to US06/534,118 priority patent/US4562055A/en
Priority to EP83305527A priority patent/EP0106552B1/en
Publication of JPS5969419A publication Critical patent/JPS5969419A/ja
Priority to US06/686,409 priority patent/US4650654A/en
Publication of JPH0247403B2 publication Critical patent/JPH0247403B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Silicates, Zeolites, And Molecular Sieves (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、5員酸素環を有するゼオライトに属するフェ
リエライト型ゼオライトの新規な製造法に関するもので
あり、更に詳細には有機鉱化剤を全く使用することなく
高純1yで且つSi○2/A/203モル比の便、いフ
ェリエライト型ゼオライトを、極めて再現性よく容易に
製造する方法を提供するものである。
ゼオライトはギリシャ語の「沸謄する石」を語源とする
様に、沸石水を含む結晶性アルミノ珪酸塩であり、その
組成は一般的に次の実験式で表わされる。
M 2/n0Aj20.5zsio、 ・?/H20(
ここでnは陽イオンMの原子価、7.は2以上の数、y
は0以上の数である。) 又、その基本構造は珪素を中心として4つの酸素がその
頂点に配位した8104四面体と、この珪素の代わりに
アルミニウムを中心・としたAlO,四面体とがO/(
Al+S1.)の原子比が2となる様に〃いに酸素を共
有して規則正しく三次元的に結合したものである。その
結果、この四面体の結合方式の違いにより、大きさ及び
形の異なる細孔を有する三次元的網目構造がル成される
。又、AlO4四面体の負電荷はアルカリ金属又はアル
カリ土類金属などの陽イオンと結合することにより電気
的に中和されている。
一般にこの様にして形成される細孔は、2〜3オングス
トロームから10eオングストロームの大きさを有する
が、A10.四面体と結合している金属陽イオンを大き
さの異なる他の金属陽イオンと交換することにより細孔
の大きさを変えることができろ。
ゼオライトはこの細孔を利用して工業的な気体・液体の
脱水剤又は特定の分子のみを吸着分離する分子篩として
、又、金属陽イオンを水素イオンと交換したものは固体
酸として作用し、この性質を利用した多くの工業用触媒
としても採用されている。
フェリニライト型セオライトは天然にも存在し、その典
型的な組成は、 (Na2 、 Mg)O@A/、03II 11.I 
5i02 m 6.sH,。
で表わされる。その結晶構造は5員酸素環の骨格構成単
位からなり、43×5.5Xの大きさの10員酸素坦か
ら成る細孔と3.4 X 4. s Xの8員酸素環か
ら成る細孔を持つことで特徴づけられる。
フェリエライト型ゼオライトを合成する方法は、下記の
ようにこれまで種々提案されている。しかし、これらの
方法は一長一短を有し、工業的に満足しうる方法は未だ
開発されていないのが実情である。例えば、まず、 fll  C,L、 Kibby氏等が提案している方
法においては、結晶化に約600℃以上の高部を必要と
し、このため高潟高圧型の反応容器の1史用を余儀なく
される。[Jounal of C!atalyeis
Vol、 35. 256〜272頁(19,74)]
(21又、特開昭51−106.700号公報に開示さ
れた方法は、合成は比較的低いン席度で実施しうるもの
の、特別な処方により原料であるシリカ−アルミナを調
製しなければならず、更に反応系にカリウムイオンの存
在が必須である。
又、鉱化剤として有機又は無機多塩基酸のナトリウム及
び/又はカリウム塩等の鉱化剤の添加をも必須条件とす
るものである。このようにこの方法は原料の選択及び反
応条件の設定等が複雑となり、到底工業的製造法とは成
り得ない方法である。
(3)  特開昭50−127.898号公報及び特開
昭55−85,415号公報に開示された方法は、N−
メチルピリジンヒドロキシドとピペリジン及び/又はア
ルキル置換ピペリジンを有機鉱化剤として用いることを
必須条件とするものである。これらの有機アミン類は高
価であるばかりでなく、有機アミン類が生成するゼオラ
イト中に取り込まれるために、この方法によりN Y、
−フェリエライトi(リゼオライトを吸着剤又は触媒と
して用いる際は、一旦合成して得たゼオライトを酸素存
在下で且つ500°C以上の高温度下にて焼成を行い、
これらのアミン類を除去した後、用いなければならない
。このように%苧の用途に向けるためには、必ずゼオラ
イト自体の前処理を行うことが必要である。
(4)特開昭53−144,500号公報に開示されて
いる方法は、ブタンジアミン又はこれから誘導された有
機窒素含有陽イオンを用いた、いわゆるZSM−35と
称されるフェリエライト型ゼオライトを合成する方法で
あるが、これも前記(3)の方法と同様に合成して得た
ゼオライトな前処理して、各釉用途に供しなければなら
ない欠点を有する。
これまで、フェリエライトを始めとするモルデナイト、
zsM−sなどのゼオライト骨格構成単位が5員酸素環
から構成されるゼオライトは、比較的5i02 /A4
203 モル比の高いものが生成することが知られてい
るものの、その合成方法は前記した如く反応系に有機窒
素含有化合物又はその他の有機化合物ケ添加使用するこ
とを必須条件とする方法を採用しているのが一般的であ
った。又、これら公知の方法においては、反応混合物の
活性ケ高めるために通常、シリカ源として特に高価t、
【水性コロイダルシリカな用いることを常としていた。
本発明者らは、M’2/、0−A4203−8i02−
H2O系(nは陽イオンMの原子価)から結晶性アルミ
ノ珪酊土辞セオライトを製造する際の条件、特にシリカ
源、アルミナ源をはじめとする原料の選定、反応混合物
の調製条件及びゼオライトの結晶化機構について長年に
わたり鋭意研究を進めてきた結果、前記した公知の方法
とは根本的に全く異なる方法を開発したものである。
即ち本発明は、これまで反応系へ添1ノ旧更用してきた
有機及び無機鉱化剤な全く使用せず、且つシリカ源とし
て高仙1な水性コロイダルシリカを用いることなくして
、特定の組成を有する粒状無定形アルミノ珪酸塩均一相
化合物(以下、単に均一化合物と略称する)を水又は水
酸化アルカリ金属水溶液中で結晶化させることにより、
高純度で且つSiO,/A/、03 モル比の扁いフ、
 IJエライト型ゼオライトを再現性良く容易に得る方
法を完成したのである。
本発明は、高価な有機鉱化剤を使用することなく、安価
な原料を用いて高純度で且つ5i02 /A4203モ
ル比の高いフェリエライト型ゼオライトを容易に製造で
きる方法を提供するものであって、従来法が実験室的に
は可能としても工業的には経済面。
品質面、操作面等で難点が多いことを考え合せると本発
明の工業的童義は極めて太きい。
本発明を更に詳細に説明する。
本発明は、無水換算でアルミニウムをAl2O,として
5〜15wt%、アルカリ金属’yA、O(Aはアルカ
リ金属を示す)として04〜17wt%含有する均一化
合物を水又は水酸化アルカリ金属水溶液中で結晶化する
ことにより、有機鉱化剤を使用することなく、高純度で
且つ:sio、 7p、t、o8モル比の商いフェリエ
ライト型ゼオライトを製造する方法を提供するものであ
る。
本発明で特定する均一化合物を得ろ方法は、本発明で特
定する組成を有する均一化合物を得ることができる全て
の方法が適用し5る。その−例をあげれば、アルカリ金
属珪酸塩水溶液と含アルミ。
ニウム水溶液とを同時に且つ連続的に反応させることに
よって得ることができる。
以下、この代表例をもって本発明を説明する。
上記の代表例において同時に且つ連続的反応とは、アル
カリ金属珪酸塩水溶液と含アルミニウム水溶液とが同時
に且つ実質的に常に一定比率を維持しながら反応帯に供
給される態様を意味する。
そして、アルカリ金属珪酸塩水溶液としては、珪酸リチ
ウム、珪酸ナトリウム、珪酸カリウム等の水溶液である
。又、含アルミニウム水溶液としては、硝酸アルミニウ
ム、硝酸アルミニウム、塩化アルミニウム、アルミン酊
ナトリウム、アルミン酸カリウム等の水溶液である。又
、これらに必要に応じて苛性アルカリあるいは鉱酸を添
加してアルカリあるいは酸の量を調整して用いてもよい
前記両水溶液は市販のアルカリ金属珪酸塩水溶液及びア
ルミニウム鉱酸増水溶液又はアルミン酸アルカリ水溶液
?用いてもよいし、珪砂、含水固体珪酸等のシリカ源を
苛性アルカリで、又、水酸化アルミニウム、活性アルミ
ナ等のアルミニウム源を鉱酸で、又は苛性アルカリで溶
解して、それぞれの水溶液を調製して用いることもでき
る。両水溶液の濃度は特に制限されるものではなく任意
の濃度で使用できる。
この方法での均一化合物を調製するための最も好ましい
実施態様は、攪拌機を備えたオーバーフロー型の反応槽
に攪拌下で両水溶液を同時に且つ連続的に供給して反応
させる方法である。この方法によると生成する均一化合
物は、はぼ球状もしくは微粒子凝集塊の形態を呈し、粒
子径の大部分が1〜500μの範囲に分布し、1μ以下
の微粒子は極微量となるので有効である。本発明の実施
においては10〜100μの均一化合物を用いることが
好ましい。そして両水溶液の供給割合は目的とするフェ
リエライト型ゼオライトのSin、/A/、 O,モル
比によって設定され、任意に決めることができる。その
際反応液は反応によって生成した粒状均一化合物を懸吊
してスラリー状となるが、該スラリーのpHは両水溶液
に加えるアルカリあるいは酸の量によって調節され、通
常、’PHが5〜90帥囲、更に好ましくはpHが6〜
8の範囲に調節する。又、該スラリーが反応槽内に滞在
する時間は好ましくは3分以上である。ここで言う滞在
時間とは、雨水溶液が反応槽に同時に且つ連続的に供給
された後、反応により生成した均一化合物を含む反応ス
ラリーが反応槽から排出されるまでの時間を意味する。
滞在時間が3分より炉かい場合は微粒子の生成割合が増
加する。又、1μ以下の微粒子の割合が増加するに従い
、後述するように生成した化合物の濾過・分離工程での
負荷がかかり好ましくない傾向となる。一方、滞在時間
が3分以上になると生成物の大部分が球状となり微粒子
の存在はと(僅かとなる。史に滞在時間が長くなるにつ
れて粒子径が大きくなると同時に粒子の結びつきが強固
となり、球状粒子の硬度が増してくる。従って滞在時間
をコントロールすることにより生成する球状粒子の大き
さ、硬度を変えることができるため、均一化合物自身の
反応性を目的に応じて調節することが可能となる。
本発明の実施態様の別の例として、反応スラリーを排出
することなく雨水溶液を攪拌条件下の反応槽に一定比率
で同時に且つ連続的に供給する所謂回分連続方式の調製
法も勿論適用することができるが、この場合、雨水溶液
を急速に添加することな(,1バッチ分の原料を少な(
とも5分以上好ましくは50分以上を費やして供給する
必要がある。
均一化合物製造時の反応湯度は、特に限定されるもので
なく、低温、高?昌何れの場合においても球状となると
共に、生成した化合物の反応性にも大きな差は認められ
ない。
本発明において特異的な事実は、前述したアルカリ金属
珪酸塩水溶液と含アルミニウム水溶液とを同時に且つ連
続的に反応させて得た粒状の均一化合物を原料とした場
合は高純度のフェリエライト型ゼオライトを得ろことが
できるが、これに対してどちらか一方の水溶液にもう一
一方の水溶液を添加する所謂回分反応方式で得た糊状不
定形の無定形アルミノ珪酸塩化合物を原料とした場合は
、本発明と全く同一条件下で結晶化を行っても目的とす
るフェリエライト型ゼオライトは全く得ることができな
いことである。この事実に加えて更に特徴的なことは、
a度調整さ」tた雨水溶液を一定比率で同時に目つ連続
的に抹応させることにより初めて生成する球状の均一化
合物の川向が、その球状粒子の大きさにかかわらず微視
的に全て均一であるために、組成の不均一性に起因する
不純物の共生等ケも完全に防止できる点である。
史に、どちらか一方の水溶液にもう一方の水溶液を添加
する方法、いわゆる通常の回分方式で行うと、反応スラ
リーの粘度が界雷にi¥1太し、いかに強力な攪拌をも
ってしても生成するスラリーの均一化ケ図ることは不可
能である。仮りに十分混合し一見、均一化しえたかのよ
うな状態となったとしても微視的な組成の不均一性を避
けることができない。回分方式で反応させて得た無定形
アルミノ珪酸塩化合物を原料として用いた場合、目的と
するゼオライトを得ることが全く不可能であった事実は
正にこの組成の不均一性に原因しているものである。先
に本発明の粒状の無定形アルミノ珪酸塩化合物を均一相
化合物と呼んだ由縁は正にここKあり、本発明の技術骨
格は真にここに存する。又、回分方式の場合、前記した
糊状反応生成物は極めて茜粘性ケ有効成分の濃度もかな
り薄い範囲に余儀なく限定されることになる。これに対
して本発明における均一化合物は、1〜500μの球状
粒子であるために反応スラリーの粘度が非常に小さく、
前記した回分方式で行うような強力な攪拌は必要とせず
、更に反応スラリーの濃度を大幅に上げることがで六る
本発明の一つの代表例の方法により得られる均一化合物
は、適宜な大きさの球状物で得られろため、固液分離並
びに洗浄が極めて容易であり、この点も本発明の特徴の
一つである。従って固液分離は通常の遠心分離轡あるい
は真空沖過機が採用可能で、且つ脱水性が非常に良く水
分蜀の少ない湿ケーキの形態で得られるので、これをフ
ェリエライト型ゼオライトへ結晶化させるための反応混
合物な調製する際に、広範囲な水バランスの設定が可能
となる。洗浄が完了した均一化合物は、湿ケーキの状態
で使用するのが有利であるが、これを乾燥して使用する
ことも勿論可能である。
一般に不純物を伴わない純粋なゼオライトを製造するに
は、原料の各成分の混合割合が非常に重要である。
本発明における上記例の場合は、アルカリ金属珪酸塩水
溶液と含アルミニウム水溶液の雨水溶液を反応させろ時
の条件及び洗浄、濾過、乾燥等の条件により得られる均
一化合物の組成が決定される。
本発明の方法により高純度のフェリエライト型ゼオライ
トを製造するために用いられる均一化合物の組成は、無
水換算でアルミニウムをA/、 O,として3〜15w
t%、アルカリ金属をA、Oとして04〜17wt%含
有するものであり、好ましくはアルばニウム’iA/2
03として5〜14wt%、アルカリ金属をA20とし
て1〜12wt%含有するものである。史に好ましくは
アルミニウムをAt203として6〜10wt%、アル
カリ金属をA、0として1.5〜10wt%含有するも
のである。
無水換算でのA420.含有量が3wt%より少ない均
一化合物を用いた場合は、不純物となる他のゼオライト
が多量に共生し、15wt%より犬になるとフェリエラ
イト型ゼオライトは全く生成しない。
又、アルカリ金属含有骨が上記範囲を外れた均一化合物
から得られるものは不純物が非常に多く好ましくない。
このようにして得られた均一化合物を次いで水又はアル
カリ金属水溶液中で加熱してフェリエライト型ゼオライ
トへの結晶化を行う。
組成が既知の均一化合物の一定量を、その組成に応じて
水又は水酸化アルカリ金属水溶液中に加えて結晶化のた
めの出発スラリーを調製するに当り、均一化合物が高純
度のフェリエライト型ゼオライトへ結晶化するように水
酸化アルカリ金属水溶液の濃度と量を調整する必普があ
る。
本発明において均一化合物の結晶化に用いられる水酸化
アルカリ金属水溶液は、水酸化ナトリウム、水酸化カリ
ウム、水酸化リチウム等の水溶液であり、又、これら2
PM以上の混合水溶液であってもよい。これら水酸化ア
ルカリ金属水溶液の濃度は均一化合物中のアルミニウム
含有量°に応じて次表の杵、四に調整する。
但し表中、Aはアルカリ金属を、AOHは水酸化アルカ
リ金属7表わす。
本発明において高純度で且つ結晶度の高いフェリエライ
ト型ゼオライトを得るための最も好ましい条件は、上記
範囲を満足すると同時に均一化合物中のアルミニウム成
分A/、O8に対して結晶化のための出発スラリー系の
全水酸化アルカリ金属成分AOH表示のモル比を2〜4
の範囲に、且つ均一化合物中の珪牽成分S10.に対し
てAOH表示のモル比を0.2以下の範囲に調整するこ
とである。又水酸化アルカリ金属水溶液の量は、結晶化
のための出発スラリーの全重量に対する固形分の重相の
比が0.04〜04の範囲となるように設定する。
前記した如く、本発明の代表例により得た均一化合物の
粒子径は比較的大きく、且つ硬度も太きいため攪拌下に
おいてもgl細化することがない。
従ってスラリー粘度を大幅に増加させる事なく、不純物
が生成しない範囲で出発スラリー中の水の量を減らすこ
とができるため、回分式反応における収量を大幅に増加
させろことが可能となった。
これも本発明の大きな特徴の一つである。
本発明においての結晶化は均一化合物を含む結晶化のた
めの出発スラリーをオートクレーブに入れ100〜60
0℃の温度、好ましくは150℃以上の流度で行う。結
晶化の間はオートクレーブ内の温度の均一化を図るため
、攪拌することが望ましい。結晶化が完了した後、生成
した結晶を母液と分離し水洗、乾燥を行って結晶粉末を
得る。
ここで得られる結晶の粒子はほぼ球状の均一化合物の粒
子形状をほぼそのまま保持した約1〜500μの粒状フ
ェリエライト型ゼオライト結晶集合体である。
本発明によって得られたフェリエライト型ゼオライトは
必要に応じて適当な陽イオンとイオン交換した後、結晶
集合体そのままの形又は微粉砕した後、あるいはバイン
ダーを添加した成形体として、吸着剤及び触媒として利
用できる。
実施例において不発、明を更に詳細に説明する。
実施例1 辿常のパドル型攪拌機を備えたオーバーフロータイプの
反応槽に、硫酸酸性硫酸アルミニウム水溶fL(A/2
03= 4.44 w/v%、 H,5o4= 25.
69w/v%)と珪酸ナトリウム水溶液(Na、O= 
6.56w/v%、  Sin、 = 20.00 w
/v% 、  Al、03=0.22w/v%)を、そ
れぞれQ、 251/hr及び0.75//hrの供給
速度で同時に且つ連続的に供給し攪−押下で反応させた
。また反応槽は反応液(スラリー)が常K O,51存
在し、それ以上はオーバーフローするように反応槽の海
流口を設置し、反応スラリーの滞在時間を30分とした
。該スラリーのpHは6.29反反応度は32℃であっ
た。
反応槽からオーバーフローしたスラリー状生成物は遠心
分離機で固液分離を行い、洗浄ろ液中に5o4=イオン
が検出されなくなるまで水洗して表−1に示す組成の均
一化合物を得た。また、この均一化合物の電子顕微鏡写
真を図1に示す。
0、89 wt%の濃度の水酸化ナトリウム水溶液50
52に上記均一化合物355.6 ?を加えて攪拌し、
出発スラリーを調製した。
このスラリーをオートクレーブに仕込んで180℃及び
その自生圧力下において72時間保持して結晶化を行っ
た。反応終了後、生成した固体を沖過により母液と分離
シ、水で洗浄した後110℃で乾燥した。この生成物の
電子顕微鏡写真(1000倍)及び粉末X線回折図を図
−2及び図−5に示す。この試料の化学分析を行った結
果、その組成は無水ベースで、1.j) Na2O*A
/20.819.35i02 であった。
この試料の一部をマツクベインーベーカー型吸着装置に
おいて、真空下で550℃で2時間活性化した後測定し
たn−ヘキサンの吸着量は25℃。
95 ms Hg ’f 7.9 wt%であった。
実施例2 0、71 wt%の濃度の水酸化ナトリウム水溶液29
72に実施例1で調製した均一化合物209.22を加
えて攪拌17、出発スラリーを調製した。
このスラリーをオートクレーブに仕込んで180℃及び
その自生圧力下において72時間保持して結晶化を行っ
た。反応終了後、生成した固体な濾過により母液と分離
し、水で洗浄した後110℃で乾燥した。この生成物の
粉末X線回折図は本質的に図3と同じであった。この試
料の化学分析を行った結果、その組成は無水ベースで、
1、ONa、20*Al、O,Si9.5Etio、 
 であった。
この試料の一部ケマツクベイン拳ベーカー型吸着装買に
おいて真空下で350℃で2時間活性化した後、測定し
たn−ヘキサンの吸着量は25℃。
95關Hgで6.6wt%であった。
実施例3 実質的に実施例1と同じ方法によって表−1に示す組成
の均一化合物を調製した。この均一化合物895yを1
.247 rnlの水に、加え又攪拌し出発スラリーを
調製した。このスラリーを190℃及びその自生圧力下
において75時間保持して結晶化を行った。反応終了後
、生成した固体を濾過により母液と分離し、水で洗浄し
た後110℃で乾燥した。この生成物の粉末X線回折図
は本質的に図6と同じであった。
比較例1 水5362に硫酸アルミニウム(Al、O,=16.8
0wt%、  H2804=48.45wt%) 72
.2 Fを溶解し、史に97%濃硫酸24.7fを加え
た。この水溶液に3号水ガラス(Si02 =2a46
wt%、  Na20=9.34wt%。
A420. =0.117 wt%) 527.8 F
を攪拌しながら加えた。全景添加後史に60分間攪拌し
、反応混合物を調製した。この反応混合物をオートクレ
ーブに仕込んで、180℃及びその自生圧力下において
72時間保持して結晶化を行った。
反応終了後、生成した固体を沢過により母液と分離し、
水で洗浄した後、110℃で乾燥した。
この生成物は粉末X線回折により確認した結果、α−石
英を含むモルデナイトであった。
比較例2 11の硫酸酸性硫酸アルミニウム水溶液(A/、03=
 4.85 w/v%、 H2S04=25.65w/
v%)に51の珪酸ナトリウム水溶液(Si02 =2
0.Ow/v%、  Na20= 6.56w/v%、
  A120g =0.082w/v%)を攪拌しなが
ら添加して反応させた。全量添加後、更に1時間攪拌を
行った。
生成したスラリー状生成物を遠心分離機で固液分離を行
い、固相部を洗浄p液中に5O4=イオンが検出されな
くなるまで水洗した。該生成物は表−1に示す組成の無
定形アルミノ珪酸ナトリウムであった。
0、93 wt%の濃度の水酸化ナトリウム水溶液48
4r[上記無定形アルミノ珪酸ナトリウム5902を加
えて攪拌し、出発スラリーを調製した。
このスラリーをオートクレーブに仕込んで、180℃及
びその自生圧力下において72時間保持して結晶化を行
った。反応終了後、生成した固体を濾過により母液と分
離し、水で洗浄した後、110℃で乾燥した。この生成
物は粉末xm回折により確認した結果、非晶雀固体であ
った。
【図面の簡単な説明】
図−1実施例1で得られた粒状の均一化合物の電子顕微
鏡写真。 図−2実施例1で得られた生成物の電子顕微鏡写真。 図−3実施例1で得られた生成物を銅のにσの二重線を
用いて測定した粉末X線回 折図。 特許出願人 東洋曹達工業株式会社 手続補正内 昭和57年11月26日 ’l!I’+i’(’庁長官 若杉和夫 殿−1901
1−の表示 昭和57年特8′1゛願第 176077  吋2発明
の名称 ノエリエライl−えζリセオライトの製造方法ろ補正を
する者 131注との関係 特γF出願人 電話番号(5851ろ311 4袖正命令の日イマj 自発補正    −・・、・・」。 6補正の対象 明細書 7補正の内容 明朴1書のタイプ印轡゛ 8添付書類 タイプ印再した明細書 手&1lit補正書 昭和51t 年12fJ 2’711 1、′1シ′1庁し官 若杉和大 殿 1、事(’lの表示 昭和57年特許願第17F量077号 2、発明の名称 ]yす]、ライト型ゼオライトの製造方法;)、袖11
:をする者 事件との関係 特許出願人 住所〒7 /1. E; III I−1県新南陽市大
字富111115〔多0#地 /l 、補正命令の11イ・1 自発補正 5、補j1ζこより増加する発明の数 に、補正の対象 明細νj 発明の詳細な説明の橢 図面の1!!I単な説明の樟、1ヌ1面7、補II6の
内容 1)lり 数字を各々次のとうりに補il・する。 r O−4,1を「・0−12.1 、 rO=;31
を「0−8.1 。 2)1h 「実施例/1 通常のパドルfJjかくはん機をイ晶えたオーバーフロ
ータイプの反応槽に、硫酸酸性硫酸アルミニ1°ツム水
1イイを夜(八Lz 03 = 5−2’rL鴇%l 
1+2 E; 04= 25 、 52w、+%)とO
eΦりい酸−ノ゛トリウノ、水溶液(N a、f)  
= 4 、 $17 W4%、 S i O,=’l 
5w、6、l□0.=0.07鷲が)か、それぞれ21
、/]lrMχfU’s、 ;、(i、/11 rの供
絵辿)埃で同時に、かつrM続的に供給1ノ、かくはん
1・゛て反応、k (Jか。また反応槽には反応液(ス
ラリー)が?;シムこ5.519、存在し、それ以ふ・
、はオ・ハーフ1コー4−るように反応槽のいつ@流口
を=9置し、反蜂、・スラリーの滞在時間を12.5分
とした。 このスラリーのI)l■は(−t、/jSJ×Ll’、
1温バtは;目L(罰であった。反応槽からオーバー・
〕+:I −17たスラリ−状生成物は遠心分翻機で固
液分離し、洗浄ろ液中に、SO4″イオンが検出されな
くなるまで水洗し、表−1に承す−関成の均・化合物を
マ:1・た。 J、75w%のg度の水酸化カリウム水溶液/l 3z
t、 8 gに1゜、111均・化合物1 F358g
を加オ、かくはんし出発スラ1ル・−を調製した。 時間保持し結晶化した。反応終了後、生成した細字分析
の結果その組成は無水ベースで 0 、 ’7 K、0 ・0 、 :(I N a、0
 Φ17 、  I Si OLであっ)eo 実施例!5 水酸化り・トリウノ、のf!度0.5w%、水酸化カリ
ウムの濃j!12°、19w%のアルカリ水溶液785
gに、実;A■例11と同一・の条1−1で調製しノ>
均一・化合物f315 g次加えY゛かくはんし、出発
スラリーを調製した。用いた均一・化合物の組成を表−
Φに示ごのスラリーなオートクレーブに41込んで、】
701’Ji cでその自生圧カドに才5いて、かくは
んしながら72時間保持し結晶化した。反応終了後生成
した個体をろ過分雌し水で洗浄した後110 J!J 
(二で乾燥した。このもののX綜目折目は本質的に図4
と同・であった。また、この生成物の化学分析の結果そ
の組成は無水ベースで 0.72KLO・0.9/LNaLOIへ+、、O,+
15.81;+0゜ であった。 実施例E; 通常のパドル型かくはA7機を1晶えたオーバ・−フロ
2Ei、24w/v%)と、クツい酸−J・トリウ11
水溶液(N a O= /j 、 11 :(w / 
v%、 S’i 0= 15w/V%、八T、、、Oa
= 0 、08 w / v%)′J/、それぞれ] 
7.BT、/Jlr、4.41.、/llrの供給速度
下回時に、かつ連続的に供給し、かくはんドに反応させ
た。また、反応槽には反応液(スラリー)が常に5.5
1.、存在1ハそ滌以1−1はオーバーフロ・4゛るよ
うに反応槽のいつ油111を設置し、反応スラリーの混
・往時間を15分とした。 このスラリ・0)l)目はt;、5、反応温度は;32
度(二であった。反応槽からオーバーフローしたスラ水
酸畠り゛トリウノ、の温度0.’15w%、水酸化カリ
ウムの濃度2.19w%のアルカリ水溶液/1222g
にI−記均・化合物3811 /l gを加えてかくは
ん1ハ出発スラリ〜を調製した。 このスラリーt? eオ・−トクレーブに仕込み170
度c1イ・の自生j1tカドに才5いて、かくはん1)
ながら72時間保持し結晶化した。以ド実施例と同様に
処111! I/ I: q)’のの粉末X線回折図は
、本質的に図4と同じであ・)か。!、た、その組成は
無水ベースで 0 、8KLO・0 、113’、、tJ a、0 ・
八1..,0 、・11N、4S j O。 であった。 折目を示す。1 を加入。 5)図−/Lを追加する。 8、添付書類 追加図面          1通

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (11無水−1I算でアルミニウムをAl2O3として
    6〜15wt%、アルカリ金属をA20(Aはアルカリ
    金属を示す)として04〜17wt%含有する粒状無定
    形アルミノ珪lW堪均−相化合物を水又は水酸化アルカ
    リ金属水溶液中で結晶化することを特徴とするフェリエ
    ライト型ゼオライトの製造方法。 (2)粒状無定形アルミノ珪酸塩均一相化合物をアルカ
    リ金属珪酸塩水溶液と含アルミニウム水溶液とを同時に
    且つ連続的に反応させて得ろ特許請求の節111」第1
    角記載の方法。 (3)  結晶化の福9度が100〜600℃である特
    許請求の範囲第1項記齢の方法。
JP17607782A 1982-09-20 1982-10-08 フエリエライト型ゼオライトの製造方法 Granted JPS5969419A (ja)

Priority Applications (7)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17607782A JPS5969419A (ja) 1982-10-08 1982-10-08 フエリエライト型ゼオライトの製造方法
DK423883A DK164097C (da) 1982-09-20 1983-09-16 Fremgangsmaade til fremstilling af zeoliter
CA000436967A CA1213872A (en) 1982-09-20 1983-09-19 Process for preparation of zeolites
DE8383305527T DE3378627D1 (en) 1982-09-20 1983-09-20 Process for preparation of zeolites
US06/534,118 US4562055A (en) 1982-09-20 1983-09-20 Process for preparation of zeolites
EP83305527A EP0106552B1 (en) 1982-09-20 1983-09-20 Process for preparation of zeolites
US06/686,409 US4650654A (en) 1982-09-20 1984-12-26 Process for preparation of ferrierite type zeolites

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17607782A JPS5969419A (ja) 1982-10-08 1982-10-08 フエリエライト型ゼオライトの製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5969419A true JPS5969419A (ja) 1984-04-19
JPH0247403B2 JPH0247403B2 (ja) 1990-10-19

Family

ID=16007312

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17607782A Granted JPS5969419A (ja) 1982-09-20 1982-10-08 フエリエライト型ゼオライトの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5969419A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100656822B1 (ko) 2004-12-30 2006-12-12 학교법인 서강대학교 평평하고 결정길이가 긴 제올라이트 결정의 제조방법

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6423729B2 (ja) 2015-02-09 2018-11-14 三井金属鉱業株式会社 ベータ型ゼオライトの製造方法

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51106700A (en) * 1975-02-18 1976-09-21 Shell Int Research Fuerierusekinoseiho
JPS55140713A (en) * 1979-03-15 1980-11-04 Degussa Method of continuously manufacturing alkaline aqueous suspension of fine grain sodium aluminosilicate amorphous by x ray diffraction method
JPS5649851A (en) * 1979-10-01 1981-05-06 Tokyo Shibaura Electric Co Refrigerating system
JPS577819A (en) * 1980-06-14 1982-01-16 Idemitsu Kosan Co Ltd Manufacture of crystalline aluminosilicate zeolite
JPS57162123A (en) * 1981-03-30 1982-10-05 Teijin Ltd Magnetic recording medium

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51106700A (en) * 1975-02-18 1976-09-21 Shell Int Research Fuerierusekinoseiho
JPS55140713A (en) * 1979-03-15 1980-11-04 Degussa Method of continuously manufacturing alkaline aqueous suspension of fine grain sodium aluminosilicate amorphous by x ray diffraction method
JPS5649851A (en) * 1979-10-01 1981-05-06 Tokyo Shibaura Electric Co Refrigerating system
JPS577819A (en) * 1980-06-14 1982-01-16 Idemitsu Kosan Co Ltd Manufacture of crystalline aluminosilicate zeolite
JPS57162123A (en) * 1981-03-30 1982-10-05 Teijin Ltd Magnetic recording medium

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100656822B1 (ko) 2004-12-30 2006-12-12 학교법인 서강대학교 평평하고 결정길이가 긴 제올라이트 결정의 제조방법

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0247403B2 (ja) 1990-10-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0106552B1 (en) Process for preparation of zeolites
US4530824A (en) Process for preparation of L type zeolites
US4587115A (en) Process for preparation of high-silica faujasite type zeolite
US4650654A (en) Process for preparation of ferrierite type zeolites
US5427765A (en) Method of producing zeolite β
EP0109729B1 (en) Process for preparation of mordenite type zeolite
CA1249989A (en) Process for preparation of faujasite type zeolite
EP0614853B1 (en) Method of producing zeolite beta
JPS5969419A (ja) フエリエライト型ゼオライトの製造方法
JPS5954620A (ja) ゼオライトを製造する方法
JPS63162520A (ja) 合成マザイトの製造方法
JP3482673B2 (ja) ゼオライトβの製造方法
JPS61155215A (ja) L型ゼオライトの撹拌合成法
GB2051024A (en) Process for preparing crystalline sodium silico-aluminate of zeolite A type
JP2555643B2 (ja) 特異な結晶形態を有するモルデナイト型ゼオライト及びその製造方法
JPH0345009B2 (ja)
CZ20004027A3 (cs) Způsob výroby zeolitu Beta
JPH0559045B2 (ja)
JPS6183620A (ja) 結晶性ゼオライトの製造方法
JPH0353251B2 (ja)
JPS60226412A (ja) 結晶性ボロシリケ−トの製造法
JPS59195523A (ja) ゼオライトの製造方法
JPH0479978B2 (ja)
JPH06206721A (ja) 無定形アルミノシリケートの製造法