JPS5967294A - 水溶性ホスホマイシン・カルシウム塩及び抗菌剤 - Google Patents
水溶性ホスホマイシン・カルシウム塩及び抗菌剤Info
- Publication number
- JPS5967294A JPS5967294A JP17538982A JP17538982A JPS5967294A JP S5967294 A JPS5967294 A JP S5967294A JP 17538982 A JP17538982 A JP 17538982A JP 17538982 A JP17538982 A JP 17538982A JP S5967294 A JPS5967294 A JP S5967294A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fosfomycin
- salt
- water
- antibacterial agent
- calcium salt
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は水に高い溶解度を示す新規化合物と1〜てのホ
スホマイシン・−カルシウム塩に関し、まま たこれを含む経口用抗菌剤に関する。
スホマイシン・−カルシウム塩に関し、まま たこれを含む経口用抗菌剤に関する。
ホスホマイシン(Fosfomycin ) は、ダ
ラム陽性およびダラム陰性菌に有効な抗生物質として既
に知られている( 9 th Interscienc
e Conferen−ce on Antimicr
obial Agents and Chemothe
rapy(+961?) ; 特公昭45−9828
号;特公昭46−43206号公報)。現在、注射用と
してはホスホマイシンはホスホマイシン・ジナトリウム
塩の形で用いられ、経口用として、ホス誂−マイシン・
モノカルシウム塩の形で用いられている。すなわち、ホ
スホマイシンは経口剤としてはそのモノカルシウム塩が
一般に用いられているが若干投与廿が多くなるという欠
点がある。そこで吸収率が更に向上し投与l°が減少で
きるようなホスホマイ7ン塩の開発が求められていた。
ラム陽性およびダラム陰性菌に有効な抗生物質として既
に知られている( 9 th Interscienc
e Conferen−ce on Antimicr
obial Agents and Chemothe
rapy(+961?) ; 特公昭45−9828
号;特公昭46−43206号公報)。現在、注射用と
してはホスホマイシンはホスホマイシン・ジナトリウム
塩の形で用いられ、経口用として、ホス誂−マイシン・
モノカルシウム塩の形で用いられている。すなわち、ホ
スホマイシンは経口剤としてはそのモノカルシウム塩が
一般に用いられているが若干投与廿が多くなるという欠
点がある。そこで吸収率が更に向上し投与l°が減少で
きるようなホスホマイ7ン塩の開発が求められていた。
本発明者は上記の要求を解決することを目的として研究
を進め、ホスホマイシンの7カルシウム地を創製すると
とに成功し、それを経口用抗菌剤として使用すると種々
多くの利点があることを見出した。
を進め、ホスホマイシンの7カルシウム地を創製すると
とに成功し、それを経口用抗菌剤として使用すると種々
多くの利点があることを見出した。
即ち、本発明者らは、ホスホマイシンの種々の塩を生成
して研究を行い、ホスホマイシン・アカルシウム塩が経
口吸収率を大幅に改善することを見出し、本発明を完成
させた。
して研究を行い、ホスホマイシン・アカルシウム塩が経
口吸収率を大幅に改善することを見出し、本発明を完成
させた。
従って、本発明は、ホスホマイシンの2分子当シにカル
シウム・カチオンの1原子をイオン結合させてなる新規
化合物としてのホスホマイシン・明け、カ\るホスホマ
イシン・7カルシウム塩ヲ有効成分として含む経口用抗
菌剤を要旨とする。
シウム・カチオンの1原子をイオン結合させてなる新規
化合物としてのホスホマイシン・明け、カ\るホスホマ
イシン・7カルシウム塩ヲ有効成分として含む経口用抗
菌剤を要旨とする。
1
ホスホマイシン°丁カルシウム塩は、水に対する溶解度
がホスホマイシン・モノカルシウム塩の3倍に向上して
おシ、この溶解性の増大によシ経ロ吸収率が良くなると
考えられる。ホスホマイシン°−カルシウム塩は後に詳
述するようにホスホマイシン・モノカルシウム塩とは物
性値が明らかに異々シ、文献未記載の新規化合物である
。
がホスホマイシン・モノカルシウム塩の3倍に向上して
おシ、この溶解性の増大によシ経ロ吸収率が良くなると
考えられる。ホスホマイシン°−カルシウム塩は後に詳
述するようにホスホマイシン・モノカルシウム塩とは物
性値が明らかに異々シ、文献未記載の新規化合物である
。
ホスホマイシン・7カルシウム塩は、モノカルシウム塩
に比べて経口吸収率が大幅に改善しているため、医薬あ
るいは動物薬として使用する場合、投与量の減少あるい
は有効件の増強が計れる利点がある。
に比べて経口吸収率が大幅に改善しているため、医薬あ
るいは動物薬として使用する場合、投与量の減少あるい
は有効件の増強が計れる利点がある。
ホスホマイシン・工カルシウム塩は、ホスホマイシン又
はその水溶性塩、例えばナトリウム塩に対してその2モ
ル当シに1モルのカルシウム[ヲ水中で作用させ、イオ
ン反応を起させ、その反応物から所要ならは不溶物を炉
去し、さらに反応溶液を凍結乾燥することによシ製造で
きる。
はその水溶性塩、例えばナトリウム塩に対してその2モ
ル当シに1モルのカルシウム[ヲ水中で作用させ、イオ
ン反応を起させ、その反応物から所要ならは不溶物を炉
去し、さらに反応溶液を凍結乾燥することによシ製造で
きる。
ホスホマイシン°Tカルシウム塩(以下、FOM・2
Ca と略す)とホスホマイシン・モノカルシウム塩
(以下FOM −Ca と略す)との物性を次表で比
較する。
Ca と略す)とホスホマイシン・モノカルシウム塩
(以下FOM −Ca と略す)との物性を次表で比
較する。
両者の化学構造的な差としては、FOM・−Ca2
はホスホマイシン分子中の1価のホスボネート・アニオ
ンがカルシウム・カチオンとイオン結合しテオシ、実質
的には2分子のホスホマイシン ホスホネート・アニオ
ンが1分子のカルシウム・カチオンとイオン結合してい
る。一方、FOM −Caはホスホマイシン分子中の2
価のホスホネート・アニオンがカルシウム・カチオンと
イオン結合をしていると認められる。
ンがカルシウム・カチオンとイオン結合しテオシ、実質
的には2分子のホスホマイシン ホスホネート・アニオ
ンが1分子のカルシウム・カチオンとイオン結合してい
る。一方、FOM −Caはホスホマイシン分子中の2
価のホスホネート・アニオンがカルシウム・カチオンと
イオン結合をしていると認められる。
本発明のホスホマイシン・7カルゾウム塩は次状。
又は
の構造で示されるものとルタめられる。
本発明のFOM −T Ca を紅口投力した場合に
おけるホスホマイシン血中濃度の変化を測定し、FOM
−Ca 及びFOM−Na2の経口投与の場合と比較
した。すhわち、ピーグル犬を用い、18時間絶食稜に
20■(力価)/kgの供試化合物を経口投与してホス
ホマイシン血中両度を4(“)定した。
おけるホスホマイシン血中濃度の変化を測定し、FOM
−Ca 及びFOM−Na2の経口投与の場合と比較
した。すhわち、ピーグル犬を用い、18時間絶食稜に
20■(力価)/kgの供試化合物を経口投与してホス
ホマイシン血中両度を4(“)定した。
以上の結果から、F’OM −Na2はFOM −Ca
よシ1 経口吸収率が明らかに良く、さらにFOM ’ 2 C
aはFOM −Na2より更に経口吸収率が良いことが
認められる。
よシ1 経口吸収率が明らかに良く、さらにFOM ’ 2 C
aはFOM −Na2より更に経口吸収率が良いことが
認められる。
FOM−2Ca を使用するに当って、その投与和−
は経口で成人1日当り1〜4g(力価)を2〜4回に分
けて投与する。製剤に当っては、カプセル、ドライシロ
ップの彰態とすることができる。
は経口で成人1日当り1〜4g(力価)を2〜4回に分
けて投与する。製剤に当っては、カプセル、ドライシロ
ップの彰態とすることができる。
ドライプロップとして製^1]する場合、例えばFOM
−2Ca 200■(力価)、クエン酸5η、/45
オキシ安、す香酸メチル”Q、”ラオキゾ安息香酸プ
ロピル0.2 WIgにショ糖を加えて1gとするのが
よい。
−2Ca 200■(力価)、クエン酸5η、/45
オキシ安、す香酸メチル”Q、”ラオキゾ安息香酸プ
ロピル0.2 WIgにショ糖を加えて1gとするのが
よい。
本発明のFOM−2Ca はマウス又)ゴラットに経
口投与した時のしD5o が3500■/に9以上で
あり、またFOM−Ca のLD5o は同様に測
定して3500■/ゆ以上であった。
口投与した時のしD5o が3500■/に9以上で
あり、またFOM−Ca のLD5o は同様に測
定して3500■/ゆ以上であった。
FOM−2Ca の製造を次の実施例で示す。
実施例
ホスホマイシン・ナトリウム200gを水3tに溶解し
て、Ocに冷却する。一方、イメン交換樹脂ダウエック
ス−50WX4 (H)1.4tをカラムに充填し+
Qcに冷却する。上記ホスホマイシン・ナトリウム水だ
液をとの六ラムに通し、遊離酸の形のホスホマイシンを
含む流出液を、水酸化カルシウム40.7 、Slを水
0.31に懸濁した液中に滴下する。わずかの不溶物を
P別し、p液を凍結乾燥すると、目的のF’OM −T
ea が固体とし7て得られた。収馨170.(7
゜ なお、先に比較試和とし、て用いたFOM・Ca は、
ホスホマイシン・ナトリウム200gを水o、6tに溶
解し、その溶液に塩化カルシウム204gを水1tに溶
解した液を借拌しながら滴下し、複分解反応を起させ、
さらに析出し7た結晶をFJIV、乾燥することによっ
て収$190 gで得られたものである。
て、Ocに冷却する。一方、イメン交換樹脂ダウエック
ス−50WX4 (H)1.4tをカラムに充填し+
Qcに冷却する。上記ホスホマイシン・ナトリウム水だ
液をとの六ラムに通し、遊離酸の形のホスホマイシンを
含む流出液を、水酸化カルシウム40.7 、Slを水
0.31に懸濁した液中に滴下する。わずかの不溶物を
P別し、p液を凍結乾燥すると、目的のF’OM −T
ea が固体とし7て得られた。収馨170.(7
゜ なお、先に比較試和とし、て用いたFOM・Ca は、
ホスホマイシン・ナトリウム200gを水o、6tに溶
解し、その溶液に塩化カルシウム204gを水1tに溶
解した液を借拌しながら滴下し、複分解反応を起させ、
さらに析出し7た結晶をFJIV、乾燥することによっ
て収$190 gで得られたものである。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、ホスホマイシン・−カルシウム塩。 2、ホスホマイシン・−カルシウム塩を有効酸分として
含有する、経口用抗菌剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17538982A JPS5967294A (ja) | 1982-10-07 | 1982-10-07 | 水溶性ホスホマイシン・カルシウム塩及び抗菌剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17538982A JPS5967294A (ja) | 1982-10-07 | 1982-10-07 | 水溶性ホスホマイシン・カルシウム塩及び抗菌剤 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5967294A true JPS5967294A (ja) | 1984-04-16 |
JPH0150235B2 JPH0150235B2 (ja) | 1989-10-27 |
Family
ID=15995245
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17538982A Granted JPS5967294A (ja) | 1982-10-07 | 1982-10-07 | 水溶性ホスホマイシン・カルシウム塩及び抗菌剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5967294A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106083930A (zh) * | 2016-06-14 | 2016-11-09 | 安徽赛诺制药有限公司 | 一种磷霉素钙的制备方法 |
JP2017513820A (ja) * | 2014-03-28 | 2017-06-01 | カールスルーエ インスティテュート フュア テクノロジ | 無機有機ハイブリッド化合物 |
-
1982
- 1982-10-07 JP JP17538982A patent/JPS5967294A/ja active Granted
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017513820A (ja) * | 2014-03-28 | 2017-06-01 | カールスルーエ インスティテュート フュア テクノロジ | 無機有機ハイブリッド化合物 |
EP3122756B1 (de) * | 2014-03-28 | 2019-12-04 | Karlsruher Institut für Technologie | Anorganisch-organische hybridverbindung |
CN106083930A (zh) * | 2016-06-14 | 2016-11-09 | 安徽赛诺制药有限公司 | 一种磷霉素钙的制备方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0150235B2 (ja) | 1989-10-27 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CA1108622A (en) | Metronidazole phosphate and salts | |
US3916004A (en) | Process for producing dopa preparation | |
US2791609A (en) | Tetracycline metallo-phosphate complexes and method preparation | |
JPH029885A (ja) | セファロスポリン塩および注射可能な組成物 | |
US2795528A (en) | Therapeutic composition containing a tetracycline and a phosphate other than orthophosphate | |
KR100966977B1 (ko) | 항생 활성을 갖는 약제 조성물 | |
JPS60237020A (ja) | 高リン酸血症の治療および腎結石の予防のための医薬品 | |
GB2036048A (en) | Polymer compounds, process for their preparation and arteriosclerosis treating agents containing them | |
US4399283A (en) | Pharmaceutical salts of 4'-(9-acridinylamino)-methanesulfon-m-anisidide | |
JPS6248678B2 (ja) | ||
US3144445A (en) | Crystalline form of d-6-(2-amino-2-phenyl-acetamido) penicillanic acid | |
JPS5967294A (ja) | 水溶性ホスホマイシン・カルシウム塩及び抗菌剤 | |
CA1094289A (en) | Aluminum compound and medicament containing it | |
EP0338092A1 (en) | Anti-hiv agent | |
JPH0217559B2 (ja) | ||
JPS6317836B2 (ja) | ||
JPS5921666A (ja) | N−置換α,ω−アミノ−及びイミノ−スルホン酸塩並びにその塩を有効成分として含有する陽イオン欠乏症治療剤 | |
US3002886A (en) | Betaine salicylates and the method for their preparation | |
US2721827A (en) | Composition containing polyamine resin having adsorbed thereon an anion of para-aminosalicylic acid | |
US3118875A (en) | Glucosamine acetylsalicylate and process for preparing same | |
US3833729A (en) | Novel pyrazolidone derivatives in pharmaceutical compositions and methods | |
JPH072757B2 (ja) | オキサザホスホリン誘導体の塩及びその製法 | |
US3155577A (en) | Tasteless dioctylsulfosuccinate composition and method of making same | |
JPH0343251B2 (ja) | ||
EP0335745A1 (en) | Process for producing pyrid-4-ones |