JPS5967218A - 軟質な口腔製剤 - Google Patents

軟質な口腔製剤

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JPS5967218A
JPS5967218A JP17535282A JP17535282A JPS5967218A JP S5967218 A JPS5967218 A JP S5967218A JP 17535282 A JP17535282 A JP 17535282A JP 17535282 A JP17535282 A JP 17535282A JP S5967218 A JPS5967218 A JP S5967218A
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Kazuo Kikazawa
気賀沢 和雄
Hiroaki Shimizu
弘明 清水
Toshihiro Hayashi
俊宏 林
Kazuo Watabe
一夫 渡部
Akira Tanizaki
谷崎 明
Osamu Koyama
修 小山
Kikuo Wakizaka
脇坂 菊雄
Tairyo Ogawa
泰亮 小川
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は軟質庁口腔製剖に関する。
従来、口腔内適用を目的とした製剤としてトローチ(口
中錠)、舌下錠、バッカル(口腔錠)、ペーストなどが
知られている。しかしムから、これらの製剤は種々の不
都合々問題点、す表わち、使用感および日中での保持性
が良くないこと、詰物の吸収性および生体内での利用率
が低いこと、薬効の持続性が低いことなどの難点を有し
ている。例えば、これらの製剤では、使用に際して日中
で異和感を伴ない、かみ砕いたり、飲み込んだり、ある
いは吐き出してし,まりなど、長時間にわたって日中に
保つことが困狸であり、また吻炉が早いので口腔内での
適用時間が短かいため、十分な薬効の持続が期待できな
い。さらに、薬物の生体内利用率において、経口投与々
どと比較し口腟粘ル・分からの吸収の簡で満足すべき製
剤は未だ得られていない。従って、この様な従来の問題
点を有し彦い口腔製剤の出現が望寸ねてい六。
本発明者らは、上記問題点を改善した新たな口腔製剤を
得るため横割を輩ねた結果、基剤成分として水溶性蛋白
質を配合することによって、感触が軟らかで使用感の良
い口腔製剤(以下、この様な特性を有する口腔製剤をソ
フト・バッカルと略称することもある)の開発に成功し
、本発明を完成させるに到った。すなわち、本発明によ
って提供されるソフト・バッカルは口腔粘膜から吸収せ
しめ石ための薬物および吸収促進作用を呈する水溶性蛋
白質を含有し、口腔内の形状に適合して保持される軟a
表口1f+製剤である。本発明の目的はこの様なソフト
・バツカルを提供することにある。
本発明のソフト・バッカル中に配合する賽物としては粘
肛°C吸収に適1.たものであればよい。
これらの薬物は適用部位である日F:ならびに口腔以外
の各器官ない17組織に作用する薬物の々かから選択さ
れる。この様な薬物を以下に例示する。
■ 中枢神露も置薬(ジアゼパム、エヌタゾラム方どの
イ*町釘1静剤、ンエニトイン、メグロバメート、ニト
ラゼバム々どの抗1てんかん剤;アセトアミノ7エン、
エテンザミド、ザリテルアミド、ペンクシシン、クロ7
エゾン、インドメタシン、ケトクロフエン、フルビプロ
フエン、ジクロ7エナツク、クリダナク、アルクロ7エ
ナツク、フルフェナム酸、メフェナム酸、スリンダク、
ピロキシカム、メントール、カンファー、D−ペニシラ
ミン、コルチコステロイド[li?zどの解熱鎖痛消灸
剤;クロルプロマジンなどのオIv神神経用剤;イソク
レナリン、メシル酸ペタヒステン、スコポラミンなどの
抗めオい剤;全身麻酔剤彦ど)、 ■末粕神紅J)1薬(プ冑カイン、リドカインなどの局
所麻酔剤;塩酸トリベリシン、バクロ7エン、ダントロ
レンナトリウム、11 Kkシクロベンザビリン々どの
筋弛緩剤;アトロピン、レボドパなどの自律神経用剤;
鎮痙剤など)、■ アレルギー置薬ないし抗ヒスタミン
剤(ジフェンヒドラミン、ペリアクチンなど)、■ 4
13Jt器官用薬(ジギタリヌ、ユビデカレノンなどの
強心剤;ピンドロール、塩酸プロ12ノロールなどのβ
−ブロッカ−類ないL−不整肚治療剤;テオフィリン、
トリクロルメチアジド、スピロノラクトン、メチクロチ
アジド、メトラゾン、トリバミド、フロセミド、ペンフ
ルシトかどの利尿剤;レセルピン、塩酸クロニジン、メ
チルトハ、ヒドララジン、シロシンボビン、レシナミン
、シンナリジン、塩酸プラゾシン々どの面圧降下剤1ル
チン、カルバゾクロムなどの血管補強剤;メシル酸ジヒ
ドロエルゴタはン、メシル酸ジヒドロエルゴトキシン外
トの血管JP2縮剤;ニトログリセリン、「1酸イソソ
ルビトール、塩酸ジラゼプ、ニフェジピン、塩酸ジルチ
アゼム、塩酸トリメタジジン、トラピジル、ジビリダモ
ールなどの冠Jm管拡張剤;イノシトール・ヘキサエコ
チオートなどの末梢血管拡張剤;クロフィブレートなど
の動荊、硬化用剤;ペントキシフィリン、チトクローム
0、デキストラン硫酸ナトリウム、ピリチオキシン、ク
チコリン、塩酸ニカルジピン、塩酸ドパミン、塩酸ドプ
タミン、アルプロスタジル、酒石酸インエンプロジルな
ど)、 ■ 呼吸器官用剤(エフエドリン、コディン、ブロムヘ
キシンなどの炉咳去六ん剤;イソクロテレノール、デキ
ストロメトルファン、オルシプレナリン、イブラトロピ
ウムプロミド、クロモグリク酸など)、 ■ W、イに器官用典(7ラントイン、アルジオキサ、
アルクロキサ、塩酸ピレンゼピン、セクレチン、ウロガ
ストロン、セトラキセート、シメチジン、ラニチジン々
どの消化性潰損治療剤 5− ;肝汁^ンなどの利胆剤々ど)、 ■ ホルモン剤ないし抗ホルモン剤(ヒト成長ホルモン
、コルテコトロピン、オキシトシン、ペンクシシン、酒
石酸クロテレリンなどの脳下歪体ホルモン剤;テストス
テロンなどの男性ホルモン剤;グロゲステロン、エスト
ラジオールなどの女性ホルモン剤;唾液腺ホルモン剤、
甲状腺・削甲状腺ホルモン剤、蛋白同化ステロイド剤、
副腎ホルそン剤、カリクレイン、イソシュリン、酢T叉
クロルアジノン、n¥rf1.デス七ルシンなど)、オ
キセンドロンなど、 ■ 泌尿性殖器官置薬(ジップロスト、ジノグロヌトン
などの子宮収縮剤など)、 ■ 代謝性医薬器(アルファカルシドール、メコバラミ
ンなどのビタミン類;滋養強壮変質剤;グルクチオン、
AT P、アズ0テリン、メシル酸ガペキサートなど)
、 @ 細胞賦活側薬、 ■ 邪神、置薬(クレスチン、アンシタビン、シタラビ
ン、ビシバニール、テガフールやカル6− モフールを含む5−フルオロウラシル誘導体々ど)、 0 深方薬(甘草、アロエなど)、 ◎ 抗生物!(アンピシリン、アモキシシリン、ヱリス
ロマイシン、ジベヵシン、ケンタマイシン、アミカシン
、セファゾリン、グリセオフルビン、テトラサイクリン
、ナイスタテン、アンホテシリンB、サイクロセリン、
ホスホマイシン、ぺ1チド系抗生物質など)、 [相] 化学療法剤(クロトリマゾール、ビロールニド
リン、アラホス7アリン、サルファ剤など)、 [F]1 配素類(ウロキナーゼ)プロメライン、リゾ
チーム、L−アスパラギナーゼ々ど)。
とれらの薬物の寿かで、特に経口投与剤での生体内利用
率の近い薬物あるいけ投与方法が注射によらざるをイ(
)かい薬物を、本発明のソフト・バッカルの薬効成分と
して採用するととけ有効である。
本発明において、上記薬物はその薬効発現に十分力芽が
使用されるが、多くの場合、薬物配合匂はソフト・バッ
カル全体量の0.05〜60重月ヂである。この範囲内
において、薬物の種類や治療の目的に応じて適宜増減さ
れ、例えば少量投与で薬効を発明する場合およびより多
量を要する場合に応じて、個々の薬物使用量が決定され
る。
次に、本発明のソフト・バッカル中に配合される水溶性
蛋白質としては、薬物に対して吸収促進作用を呈するも
のであればよい。この様な水活性蛋白質は天然あるいは
非天然の蓋白質であり、天然のものとして動物性および
植物性の蛋白質が、オた非天然のものとして人工的に得
られたペプチドが挙げられる。ペプチドが蛋白質と区別
さJする技術分野も存在するが、本発明においてはその
作用効果の面から蛋白質に含められる。本発明で使用さ
れる天然の蛋白質として、ゼラチン、可溶化コラーゲン
、カゼイン、ニカワ、あるいけこれらの加水分解物が挙
げらレルう11そのなかでゼラチン、可溶化コラーゲン
などの動物性m白質が好ましい。ここで、使用されるゼ
ラチンはその分子tが敷万ないし数十万程症であり、動
物の贋、皮、廓衣どに含オれる蛋白質を酸で加水分解し
て得た酸性法ゼラチン、およびアルカリで加水分解して
得たアルカリ法ゼラチンが含まれ、また、使用される可
溶化コラーゲンとして非溶解性コラーゲンを部分加水9
Mして可溶化するか、あるいはマレイル化、サクシニル
化、7クー、/l化がどの化学修飾を行がって得たもの
が挙けられ、その分子量はゼラチンと同程度である。さ
らに、本発明で使用される前述のペプチドとして同種寸
たけ異瀬のアミノ酸を合成的ないし生合成的な手段で、
結合させて得たペプチドが含まれる。この様なぺ1チド
として、同種アミノ酸の結合体としてポリアラニン、ポ
リリジン、ポリグルタミンなどが挙げられ、また異種ア
ミノ酸の結合体として中性、塩基性または酸性の各種の
アミノ酸を所望の配列で結合させたペプチドが挙げられ
、これらの分子族は前記天然の蛋白質よシ小であ 9− シ、数百ないし数千程度のものが多い。本発明では以上
圧挙げた水溶性蛋白質の1枦あるいはそり数種の混合物
が用いられる。
前記水溶性蛋白質のソフト・バッカル中への配合上は、
口腔粘膜からの薬物吸」しを促進するために十分な蚕で
あれば良い。一般に薬物と同程度のfが必要であるが、
薬物によυ、また望オわる吸収速度により、それ以下の
使用量あるいは過催に使用してもよいので、−概に限定
することけでき斥いが、通常は薬物1部に対して水溶性
蛋白質0.5〜150部、好まし、くけ1〜100部程
度を配合する。ここで、ソフト・バッカル中の薬物使」
積が多い場合、薬物1部に対して水溶性蛋白質0.5〜
10部程度が使用され、また薬物使用量が少々い場合、
薬物1部に対して水溶性蛋白質10〜150部程度が使
用される。さらに、後述する添加物の1または2以上を
加えて?ソ剤中の残余部を充足することによって、水溶
性蛋白質の配合貴を滅することができる。
さらに、本発明の目的を効率よく達成するた10− め上記薬物および水溶性蛋白質の他に、牡にソフト・バ
ッカルの軟らかさを調整し、維持する作用あるいは溶解
力いし刷壊速度を調整する作用を有する添加物を使用す
るのが良い。この様な添加物として薬剤学的に許容され
るものが選ばれ、例えば多価アルコール類(グリセリン
、エチレングリコール、プロピレングリコール、ブチレ
ングリコール、ポリエチレングリコール、ポリヒニルア
ルコール々ト)、ビニル系ポリマー(カルボキシビニル
ポリマー、ポリビニルピロリドン、アクリル酸ポリマー
カと)、セルロース類(ヒドロキシエチルセルロース、
ヒドロキシプロピルセルレース、アルキルセルロース類
ガど)、脂肪酸エステル類(中級ないし高級JIW 肪
(IIアルキルエステル、ショ糖脂肪酸エステル、7タ
ール酸エステル、脂肪酸グリセリンエステルなど)など
が挙げられる。本発明で月これらの添加物のなかで不揮
発性の添加物が好ましく、々かでも多価アルコール類な
どの可1,74性を有するものが好適なことが多い。こ
れらの添加物のソフト・バッカル中への配合lは、水溶
性蛋白質の種類および茨によって異なるが、一般に水溶
性蛋白質の配合量に相関する。すなわち、一般に水溶性
蛋白w1部に対して上記添加物0.01〜3部、好まし
くは0.03〜2部程度を用いるのが良い。
寸た、上記添加物の他に本発明のソフト・バッカルの特
性をよね多く発現させるため、該製剤の加工・成型性お
よび品質の向上、薬物の分散性と安定性の向上などの目
的で、薬剤学的に許容される添加物のなかから目的に応
じて選択したものをさらに配合することができる。この
様な添加物として下記のものが挙げられる。
■ 乳化剤ないし分散剤(非イオン性界面活性剤、高級
アルコール、高級脂肪酸など)、■ 結合剤ないし粘結
剤(エステルガム、グルティン、カルボキシメチル化澱
粉、ポリアクリル酸ナトリウム、ヒドロキシクロビルス
ターテ、アルギン酸ナトリウム、アラビアゴム末など)
、 ■ 矯味剤ないし矯臭剤(マンニトール、サッカリンナ
トリウム、グリチルリチン、水あめ、クエン酸、酒石酸
、メントール、かんきつ香料、食塩など)、 ■ 安定剤ないし保存剤(バラオキシ安息香酸アルキル
エステル、抗酸化剤など)、■ 着色剤(水溶性タール
色素、天然色素、酸化チタンなど)、 ■ 賦形剤ないし崩#調整剤(カルボキシアルキルセル
ロースまたはそのナトリウム塩、ケイ酸マグネシウム、
軽質無水ケイ酸、結晶セルロース、合成ケイ酸アルミニ
ウム、白糖、沈降炭酸カルシウム、デキストリン、澱粉
、乳糖、D−ソルビトール、D−マンニット、メタケイ
酸アルミン酸マグネシウム、リン酸水素カルシウムなど
)、 ■ 油脂類(植物性油、動物性油、ワックスなど)、 ■ 水溶性蛋白質以外の水溶性高分子(マンナン、デキ
トランなどの天然高分子、合成高分13− 子々ど)、 ■ その他(ステアリン酸、ステアリン酸カルシウム、
ステアリン酸マグネシウム、タルク、バルミチン酸、ラ
ウリル硫酸ナトリウムなどの公知のもの)。
上記添加物■〜[有]の代表的な使用例として、薬物と
水溶性蛋白質を均一に分散するための乳化剤ないし分散
剤、ソフト・バッカルの味つけのための姶昧剤寿いし矯
臭剤、ソフト・バッカルの製剤的安定性の向上のための
安定剤ないし保存剤、ソフト・バッカルの形状維持のた
めの結合剤またけ賦形剤を使用する場合力どが単けられ
るが、必らずしも単一の目的で使用されるとは限ら々い
本発明のソフト・バッカルの形態として、口腔内の形状
に適合して保持される形態であればよく、従って口后゛
内に適用しやすい程度の太き(′と形が4見られ石。こ
の様々形態として、好ましくは板状、帯状、円板状、柱
状、円柱状オたは紡釘−状のものが選択されるが、多く
は板状(14− 例えげ、縦0.5〜3 cm x lj41−10cm
 x厚み0.1−0.5cm程度)のものが好適である
この様な形態と共に、本発明のソフト・バッカルは一般
に軟質力ものであるが、口腔内で可撓性を有するものは
本発明の軟質の概念に含憧れる。具体的には形状の破損
なしに若干の変形が可能寿秤度の軟らかさを有すること
に見られる様に、柔軟性と粘弾性を有するものである。
例えば、容易に90″程農の角度に折り曲げることがで
き、また多少の外力を加えることによって容易に伸縮や
へこみを生じさせることができる。本発明のソフト・バ
ッカルの使用にあたっては、この様力変形を加えてもよ
く、また切断して使用してもよい。
本発明のソフト・バッカルは軟らかさ、溶解性ないし崩
壊性、薬物吸収性役どの製剤特性の保持の目的で、一般
に水分を含有せし釣るのが望オしい。含有する水分とし
てはソフト・バッカル全体の約3〜30重量%、好まし
くは5〜20重ftチである。
本発明のソフト・バッカルの製造法としては種々の方法
がある。従来存在した錠剤や坐剤の発明のソフト・バッ
カルの製造の場合に必要かモディフィケーションを加え
て使用できる。該モディフィケーションは本発明の目的
たる可排性を与え、薬物の吸収を散着するためのモディ
フィケーションである。その代表的な製造法としては、
前述の草物および水溶性蛋白質と共に、必要に応じて前
述の添加物を用い、第一の方法として、これらの混合物
に少量の水を加えて均一に練合後、温時に圧縮・展延し
、冷後に切断によって成型するか、あるいけ練合後、金
型中に注入することによって成型するという工程が昂げ
られる。第二の方法として、上記成分の混合物に水を加
えることなく、そのまま粉砕した佳、圧縮によって成型
する工程が挙げられ、さらに第三の方法として、上記成
分の混合物を水中に均一に分散ないし溶解し、次いで温
時に成型した後乾燥する工程が挙げられる。また、これ
らの製造法における工程を適宜組み合わせてもよい。本
発明のソフト・バッカルの製造においては先に規定した
量の薬物と水溶性蛋白質および添加物の必要量が用いら
れる。さらに、上記の成型の工程において、圧縮による
成型時に成型枠を適当な形状に調整するか、あるいは成
型器中へ注入々いし展延後に適当が形に切断することに
よって、板状、帯状、円板状、柱状、円柱状、紡釘状な
どの所望の形態を有するソフト・バッカルを得ることが
できる。本製造法は単純かつ簡便な操作と工程から成る
ため、工業的規模での製造法として有利であり、操作上
、目的に応じて各種の形態のモソフト・バッカル士を得
ることができ、また溶解ないし分散の工程を設けること
によって、従来、固型製剤への配合が困難であった液状
または低融点の薬物の配合を可能にしている。
本発明のソフト・バッカルの適用部位に口腔内の粘膜上
であり、具体的には主に歯茎の外側17− で灯lまたは口唇の間に保持させて適用され、場合によ
って歯茎の内側と舌の間、舌下あるいけ上顎の粘膜上に
適用してもよい。本発明のソフト・バッカルは軟質であ
るため、口腔内での感触がやわらかで、かつ異和感々く
適用され、さ◇ らに適用後は口中唾液や分秘液の作用によって膨潤し、
口腔粘膜への付着性を示すので、口中保持性が良好であ
抄、長時間にわたって脱落することなく口腔内に保持さ
れる。従って適用中の日常生活の行動(会話、飲食、喫
煙、運動、学習外ど)が拘束されることはない。本発明
のソフト・バッカルはその日中での溶解ないし崩壊に例
えば10分以上を要するように製造することができるた
め、含有される薬効成分が連続して徐々に放出されると
いう徐放性製剤としてのStしい性質を有する。
この様な徐放性と共に本発明のソフト・バッカルは、薬
物の粘膜吸収を著るしく向上させた口腔内適用製剤であ
る。すなわち、放出された薬物は口腔粘りや食道粘膜か
ら効率良く吸収さ18− れるので、薬物の生体内利用率が向上し、より少ない投
与セの薬物で期待する薬理作用が発揮され、同時にその
薬物の過剰投与を避けることによって副作用の低減と安
全性の向上がはかられる。ことに薬効成分が経口投与の
剤形で消化管吸収が不満足な薬物首たは消化管吸収では
薬物代謝が早く、薬効の消失しやすい薬物で、いずれも
経口投与剤で生体内利用率が良好でない薬効成分、ある
いは胃腸管内での分解や肝yの初回通過効果の影響を受
けやすく経口投与が困難力いし無効で、注射によらざる
を得ない薬物の投与にあたっても、本発明のソフト・バ
ッカルの適用によってこれらの薬物の投与が容易となり
、かつ高い生体内利用率が得られる。例えば後述する試
験例に詳述する様に本発明のソフト・バッカルは同一投
与量の通常の経口剤や舌下錠と比較して、薬効成分のす
みやかな粘膜吸収によって、2倍以上の血中濃度とその
長時間にわたる持続性を示すことが判明した。さらに、
効 注射剤でしか吸収と薬物対果のみられない薬効成分でも
、本発明のソフト・バッカルで良く吸収されている事実
を立証した。
以上に述べた本発明のソフト・バッカルの種々の特性(
使用感および口中保持性の良さ、徐放性、薬物の粘膜吸
収性と生体内利用率の向上など)は、基剤成分として水
溶性蛋白質を配合することによって主としてもたらされ
たものである。水溶性蛋白質の従来の用途として各種の
例が知られているが、口腔製剤の主要々基剤成分表して
、その有用性を明らかにした例幻未だ、見当らカい。
次に、本発明のソフト・バッカルのよす具体的な製造法
力らびに各種の試験結果を述べることによって、更に詳
細に本発明を説明する。
実施例1 リボフラビン・テトラブチレート含有のソフト・バッカ
ル (a)  n製水301,9グリセリン169および庶
糖脂肪酸エステル(S −770) 0.89カラ成ル
均−々溶液にリボフラビン・テトシプテレー)2.4F
を加え、ffi トI・分散し均一な懸濁液を得た。こ
れにゼラチン(ゼリー強度=150)3211−精製水
50fに温時(50℃)に溶解した溶液を加え、真空技
、拌!v8置を用い、水の蒸発を防ぎながら全体が均一
な混液となる首で(や拌すると同時に脱泡処理を施こし
た。次いf?1M時(約40℃)に成彰器(10X20
X0.3Cm)中に注加し均一に展延した。これを冷却
して得られた板状の製剤原体をカッターを用いて1投与
形態に相当する大きさに切断した。水晶1剤はリボフラ
ビン・テトラブチレート60グを含有し、その重−Mけ
3.28f(重饋偏芦:±05チ以内)で1.5 x 
6.3 x 0.3 cm (縦×横×厚さ)ノ板状の
形態を有する。これを25℃で約2.5時間、通院乾燥
しソフト・バッカルの最終製品とした(1剤の重量:2
.2F)。
(b)  上舵(1)法における展延の工程において、
厚め(約Q、7cm)に展延し、冷接、得られた製剤原
体を円柱状(直径Q、 7 Cm X長さ7.3Cm)
K打ち抜き、次いで乾煙し、円柱状のソフト・バ 21
− ツカルを得た。
(C)  リボフラビン・テトラブチレート1.82に
#グリセリン4.5f、ウイテツプゾール(商品名、ダ
イナマイト・ノーベル社製)1.2Mおよびショ糖脂肪
酸エステル(S−970)0.12tを加えて温時(約
70℃)均一に混和した。これにゼラチン16.2F、
ソルビトール1.2f、メチルパラベン0.03Fおよ
びクロビルバラベン0.0152を加え、さらに精製水
284fを添加して全体が均一となる様に練合した。練
合物を温時(約70℃)に成型ロールによシ圧縮し、均
一に展延した。冷接、得られた製剤原体を1投与剤形に
相箔する大きさに調製した。水晶1剤はリボフラビン・
テトラブチレート60グを含有し、その重置は約900
q(重量偏差:±2φ以内)で板状(α×横×厚さ: 
1.Ox 4.Ox 0.2c市)の形態を有する。
実施例2 アラントイン含有のソフト・バッカル (a)  ゼラチン(ゼリー強11 : 280 ) 
50f!。
22− 濃グリセリン70fおよび精製水74.15fの混合物
を50℃に加凋・撲41゛シ均−表溶液とし、さらに脱
泡処理を行なった(約2時間髪)。これにアラントイン
の殻粉末108.!Mを水30謂/に懸濁したものを加
え、全体が均一とがるまで約10分間よく混ぜ合わせた
。次に、実施例1− (a)の場合と同様に成型、冷却
および乾燥から成る操作を施こし、1剤あたり217’
/のアラントインを含有する板状(*X横×厚さは約1
゜4X7.Oxo3cm)のソフト・バッカルを得た。
(b)  上記(s)法における成型器中に注加する工
程において円柱状の形態を得るための成型器を用い、冷
却後に取り出して、円柱状(直径Q、 7 ClTl 
X長さ7.6Cm)のものをイリ、次いで乾燥し1、円
柱状のソフト・バッカルを得た。
実施例3 ピンドロール含有のソフト書バッカル (a)  M’f/製水IE1.92P中にピンドロー
ル1.08f f lf7抄・分散させ、これに治グリ
セリン6fおよびゼラチン(ゼリー強f!!’ 150
 ) 101を添加した後、水分の蒸発を防ぎ汝から7
0℃に加温下、3時間投t!l’ t、た。次いで減圧
下1で脱泡処理を行なってから、温時に成聚器中に注ぎ
入れ、実施例1− (a)と同様の方法によって、1剤
あたねピンドロール30’llを含有する板状のソフト
・バッカルを製した。
(b)  ピンドロール151Fおよびゼラチン(ゼリ
ー強度180 )131を振動ボールミルで2時間粉砕
し、さらに深グリセリン5(lを加えて混合・粉砕した
。次いで、1剤分に相当する量である2 00”fずつ
を圧縮・成型し、1剤あたね15岬のピンドローA・を
含有する円柱状のソフト・バッカルを得た。
実施例4 ジビリターモール含有のソフト・バッカルゼラチン(ゼ
リー強r150 ) 5ot、ジピリダモール2.37
5t、fj5グリセリン40fおよび精製水100tを
用い、実施例3− (s)の方法と同様の操作を行なう
ことによって、1剤あたり25岬のジビリダそ−ルを含
有す乙犯状のソフト・バッカルを製した。
実施例5 オキセンドロン含有のソフト・バッカル(麿) オキセ
ンドロンを少量のエタノールに溶かした溶液を、攪拌し
表から水中に分散することによってオキセンドロンを微
細な結晶とした。これを乾燥した後、その5f′Ir秤
量し水45vslに分散し、さらに濃グリセリン25F
およびゼラチン(ゼリー強度: 150 )25fを加
え、水分の蒸発を防ぎながら2.5時間攪拌下に70℃
に加温した。脱泡処mu、実施例1− (a)と同様の
掃作を行々つて、1剤あたり50”lのオキセンドロン
を含有する板状(1,6X 1.6 X 0.3cm 
)のソフト・パンカルを製した。ここで、乾燥前および
乾燥稜の重量(平均)はそれぞね1.015Vおよび0
.695fであった。
(b)  オキセンドロン2゜5fおよびゼラチン(ゼ
リー強度: 180 ) 22.5tを振動ボールミル
で2時間粉砕し、さらに濃グリセリン10fを加えて約
6時間粉砕した。次いで、1剤分に相当25− する11である350ツずつを圧縮・成型し、1剤あた
り25j!/のオキセンドロンを含有する円柱状ノソフ
ト・バッカルを得た。
(e)  オキセンドロンx、5tKtJグリセリン3
.75f、中鎖脂肪酸トリグリセリド1.22およびシ
ョ糖脂肪酸エステル(8−970)0.12fを加えて
約70℃にて均一に混和した。これにゼラチン15f、
ソルビトール1.2F、メチルパラベン0.03Fおよ
びプロピルパラベン0.015Fを加え、さらに精製水
2.1fを添加して全体が均一になるように練合した。
これを加温(約65℃)し力から金型成型器中にて圧縮
し、冷接、板状の製剤原体を成型器よりとり出し、1投
与剤形に相当する大きさにさらに調製した。水晶1剤は
オキセンドロン50Wfを含有し、その重fLkt約8
30ツ(重量偏差:±2チ以内)で1.Ox3.5xO
,2el縦×桟x厚さ)の板状の形態を有する。
(d)  オキセンドロン1PK濃グリセリン2.52
、カカオ脂0.82およびショ糖脂肪酸エステル(8−
770)0.08fを加えて約70℃にて均一26− に混和した。こねにゼラチン9f、ソルビトール0.8
f、メチルパラベン0.02fおよびプロピルパラベン
0.01fを加えて練合した。別にグリチルリチン酸2
カリウム0.02fを1.57Fの精製水に溶解した溶
液を調製しておき、これを上記練合物に加えて全体が均
一になるように按拌、さらに練合した。これを加温(約
70℃)しながら金属製の成型ロールによ沙均−に圧縮
、展延した。冷接、得られた製剤原体を1投与剤形に相
当する大きさK IJ製した。本市1剤はオキセンドロ
ン50岬を含有し、その重量は約800”/(重量偏差
:±2.0チ以内)で1.Ox3.2 x O,2cm
 (縦×横×厚さ)の板状の形態を有する。
(e)  オキセンドロン1rK+Fグリセリン2.2
5t、ライテラ1ゾール(H−15) 0872fおよ
びショ糖脂肪酸エステル(8−770)0.0722を
加えて約70℃にて均一に混和し、た。これにゼラチン
9f、ソルビトール0.9F、メチルパラベン0.01
8fおよびプロピルパラベン0.01(1を加えて練合
した。別にグリチルリチン酸2カリウム0.020Fお
よび塩化ナトリウム0.18Fを1.4tの精製水に溶
解した溶液をvPIl製しておき、これを上記練合物に
加えて全体が均一になるように授拌、蛛合した。これを
加温(約70℃)下において成型ロールにより圧縮し、
均一に展延した。冷接、得られた製剤の原体を一投与剤
形に相当する大きさに調製した。本市1剤はオキセンド
ロン50ツを含有し、その重量は約750禦(重量偏差
:±2.0チ以内)でo、5xaxo、2crn (M
l: x横×厚さ)の板状の形態を有する。
実施例 メタンスルホン酸ジヒドロエルゴクミン含有のソフト今
バッカル (暑) メタンスルホン酸ジヒドロエルゴクミン1 f
 K 酸グリセリン9fおよび精製水509を加え、均
一に分散した懸濁液を得た。これにゼラチン(ゼリー強
度: 150 )201を添加し加温(70℃)下に溶
解し、次いで真空攪拌装量を用い、水の蒸発を防ぎなが
ら脱泡処理後、温時(約50℃)に成型器に注入し均一
に展延した。冷却し得られた製剤原体を1投与形態に相
当する大きさに調製した。本市1剤はメタンスルホン酸
ジヒドロエルゴクミン1s/を含有し、その重980グ
(重量偏差:±2%以内)で0.5xo、l5xO,3
cm (RX横×厚さ)の板状の形態を有する。これを
2.5℃で約10時間通風乾燥しソフト・バッカルの最
終製品とした(1剤の重量35岬)。
(b)  メタンスルホン酸ジヒドロエルゴタミ( ン1vおよびゼラチン手ゼリー強度:150)9ff振
動ボールぐルで1時間混合粉砕した〔混合粉砕物にけ示
差走査熱量計(D80)によるメタンスルホン酸ジヒド
ロエルゴクミンの吸熱ピークは見られない〕。次いで、
濃グリセリン5f、乳糖1(lおよび粉末水飴30Fを
添加し、自動乳鉢により10分間攪拌・混合した。さら
に1剤相当分の55雫ずつを金型成型器中で油圧式加圧
機により圧縮成型し、1剤当たりメタンスルホン酸ジヒ
ドロエルゴクミンtqを含有fル0.8X1.OX0.
2 C1N (* X横×厚さ)の板状の29− ソフト・バッカルを製した。
(c)  実施例6− Cb)で得た混合粉砕物をロー
タリー打錠機によシ加圧成製し、1剤当たシメタルスル
ホン酸ジヒドロエルゴタミン1グを含有する円柱状(直
径3. Ottm、厚み1.5調;重量10即)のソフ
ト・バッカルを得り。
実施例 ユビデカレノン含有のソフト・バッカル(a)  −ビ
デカレノン0.5Fを精製水54.5tに分散させ、酸
グリセリン15Fおよびゼラチン(ゼリー強度: 15
0)30Fを添加後、70℃に加温下、水分の蒸発を防
ぎながら1時間攪拌した。次いで減圧下に脱泡処理後、
温時に成型器中に注加した。以下実施例1− (a)と
同様の方法によって%1剤当たりヱビデカレノン1゜グ
を含有する1、5 X 3.Ox 0.3cm (縦x
横×厚さ)の板状の形態を有し、重量2t(重量偏差:
±1、Oチ以内)のソフト・バッカルを得た。これを2
5℃で約4時間通風乾燥し最終製品とした(l剤の重量
t2r)。
30− (b)  ユビデカレノン10fおよびゼラチン(セ’
)  nfft : 180 ) 90f’t&fIJ
Jホ)’ミにで1時間混合粉砕1..nsoにてユビデ
カレノンの吸熱ピークが消失した混合物f製[7た。こ
ねに派グリセリン25fおよび乳<1125 tを加え
てよく混合し、第10改正日本薬局方(日周X)製剤総
則に記載のfカ′剤製造法に準じて、1剤当たりユビデ
カレノン10グを含有する円柱状(直径7.5箇、厚み
25覇;垂すλ150ツ)のソフトバッカルを製した。
(c)  実施例7−(b)で得た混合粉砕物100f
airグリセリン25りを加え、乳鉢中で均一に混合し
た。これを1剤分相当i+(125ツ)ずつf!′iし
、金が成型器中で50℃に加温下、加圧成型した。冷伎
とり出し、1剤当たり10岬のユビデカレノンを含有す
る1、2X1.5X0.2eηI(縦X横×厚み)の板
状のソフト・バッカルを製した。
実施例8 ニアニジビン含有のソフト・バッカル (a)  ニアニジビン1.0PK濃グリセリン10t
および精製水341を加え、均一に攪拌・分散した懸濁
液にゼラチン(ゼリー強II : 180 )15fを
添加、70℃に加温下溶解し均一な混液とした。これを
水分の蒸発を防ぎながら脱泡処理し、温時(約50℃)
に成型器に注入した。
以下実施例1− (a)と同様の方法によって、1剤当
たりニアニジビン10qを含有し、重量600ty (
ia iH個差:±1.0%′以内)で1.OX 1.
5 X O,3cm (tit x j4 x厚さ)の
板状のソフト・バッカルを伊た。こねを25℃で8時間
通風乾燥し最終!り品とした(1剤の!1t300ツ)
(b)  ニフェジピン5fおよびゼラチン(ゼリー強
L([’ : 150 )45fを振動ボールミルで4
時間混合粉砕し、さらK 13グリセリン25?を加え
て30分間混合した。次いで1剤相肖量(150ツ)ず
つを![量し、以下実施例7− (c)と同様の方法に
よって、1剤尚たりニフェジピン10m”/を含有すゐ
ソフト倫バッカルを製した。
(c)  実施例s −(b)で得た混合粉砕物を、日
周X製剤総則記載の錠剤製造法に準じて、1#当たりニ
フェジピン10シを含有する円柱状(直径6.5 tr
s s厚み2.3 間:重、Htoov)のソフト・バ
ッカルを製した。
実施例9 塩化リゾチーム含有のソフト・バッカル(1)  ゼラ
チン(ゼリー強度: 150 )45fを精製水79f
に溶解し、これに塩化リゾチーム1fおよび濫グリセリ
ンzStf4%H下にpf加し均一が溶液とLまた。次
いで、減圧下に水の蒸発を防ぎなかられ泡処理し、温時
(40℃)に成型器に注入し7た。以下実施例1−(a
)と同様の方法によって、1剤当たシ塩化リゾチーム1
0グを含有する板状(縦×横×厚さ! 1.2 X 2
.OXO,3cm:重i1.5f−重量偏差lチ以内)
のソフトバッカルを得た。これを25℃で約5時間通風
乾燥し、最終製品とした(1剤の■ft:0.9f )
(b)  塩化リゾチーム10Fおよびゼラチン90t
を振動ボールミルで30分間混合粉砕した稜、濃グリセ
リン201.乳糖1(lおよびマンニラ33− ト2ofを加えて全体を均一に混合した。以下実施例?
 −(b)と同様の方法によって、1剤尚たり塩化リゾ
チーム10’/を含有する円柱状(直径8咽、厚み2調
;重量150グ)のソフト・バッカルを得た。
(c)  実施例9− (b”)で得た混合粉砕物50
tvc4bグリセリン5fを加え、乳鉢中で均一に混合
した。1剤相蟲帝の330ツずつを料量し、実施例7−
 (c)と同様の方法によって、1剤当たり塩化リゾチ
ーム30岬を含有する板状のソフト・バッカルを製した
以下に前記実施例で得たソフト・バッカルの有用性、生
体内利用率の向上を実証し5た試験例を示す。
なお、試験例において比較対照として用いた製剤は特に
指定した以外は日周Xの製剤総則記載の錠剤製造法に従
って製造し、日周X記載の製剤の一般試験法に適合した
舌下錠ないし錠剤を得た。
試験例1 34− ピンドロール含有製剤の生体内利用率の比較(家兎血清
中温度) (イ) @体と投与法 1昼夜絶食した白色雄性家兎(体重26〜2.7t、1
群3羽)の舌下に、(A)実施例3− (a)で得たソ
フト・バッカル、(B)実施例3− (b)でイ葬だソ
フト・バッカルおよび(C)「日周X」記駅の方法で得
た舌下錠の各々を投与した(投与量10’/My )、
この際、ビニールチューブおよびテープを用いて舌を固
定し、投与した製剤のメん下を防いだ。別に、(D)ピ
ンドロールを1デカルボキシメチルセルロースに均一に
W 汗したものをカテーテルを用いて経口投与した(投
与量は10町/に2)。
(ロ)  定  量  法 上記(A)、(B)、(0)および(Il)のそれぞれ
の投与後0.25.05.1,0.20.4.0および
60時間毎に各5 meずつ採血し、遠心分離によって
血清を分取した。この血清2罰を用いて、文献〔バック
、Fxperlmentlm (エクスベリメンティア
ラ、25巻、802頁(1969年)〕記載の方法に準
じて、螢光定量法によって未変化体(ピンドロール)の
梅漬中濃度を測定した。この結果を第1図に示す。
一方、血ffi’ 0.5 stずつを用い、ピントμ
mルのグルクロン酸抱合体をβ−グルクロニダーゼ(シ
グマ社IL G−0501’)でピンドロールに変換し
、上記の定量法によって血清中濃度を測定した。その結
果を第2図に示す。なお、価酸抱合体は検出し得なかっ
た。
(ハ) 結果と考察 第1図に示した様に、経口投与群(D)に比較し、口腔
投与群(A、BおよびC)ではその血清中髭瓜の高オリ
が顕著である。通常の舌下錠投与群(0)では一時的に
高温度を示したが、投与初期における吸収が遅くかつ持
続的ではない。
一方、本発明のソフト・バッカルの投与において、(A
)ではピンドロールは投与直後にすみやかに吸収され、
また(B)ではやや遅れて吸収されるが、いずれの血清
中#度も持続し、6時間後においても高温度(平均で約
50 n17m1以上)を維持した。これらの製剤間の
濃度推移の相違は下記のAUO(血清中濃度下面積:n
f−xdn−ml−’ ×104.0〜6時間)の差と
しても反映された。
(A)  2.59±0.51 (B)  2.99±058 (C)1゜72±0.43 (D)  0.57±0.02 さらに、第2図に示した様に、本発明のソフト・バッカ
ル(AおよびB)の投与におけるグルクロン酸抱合体の
血清中溪度推s#−t、前述の未変化体における推移を
よく反映し、t’J、 tY一定のレベル以上の高濃度
を維持していることが確認された。なお、AUOは下記
の様に、本発明のソツ)−バッカルにおいてより高い値
を示した。
(A)  3.19±0,21 (B)  5.25±0.87 (0)  2.55±0.18 37− (D)  1.85±0.76 試験例2゜ アラントイン含有製剤のヒト生体内利用率の比較(血捜
中濃度) (イ) 検体および投4法 健常成人男子3名に、それぞれのアラントイン投与値が
217ツ/人とカるように、(A)実施例2− (a)
でイ5たソフトバッカルおよび(B)日周X記載の方法
で得た舌下錠の各々を口腔内の歯茎と頬の間に投与し、
一方(0)アラントイン粉末217”//人は水180
+174と共に経口投与した。
)お、被験者は投与の12時間前から試験終了時まで絶
食とした。
(ロ) 定量法 投与前および上記(A)、(B)および(0)の投与後
0.5.1.0.2.0.3.0および5.0時間毎に
各々311I!ずつ採血した。血扼中アラントインの定
量は文献〔ボルテエルス、Analytical Oh
emjstry (アナリテイカル・ケミストリー)、
79巻、61238− 頁(1977年)〕記賊の加水分解法に従って、先ずア
ラントインをアラントイン酸に変検し、次いで別の文献
〔ザレプンスキーら、BiochemicalJour
na+ (バイオケミカル・ジャーナル)、96巻、2
18貞(1965年)〕記載のアラントイン酸の宇骨法
に準じて行々つた。製剤の投与後の薄給中アラントイン
濃度に、投、与前の抑が中アラントイン、アラントイン
酸および生体成分由来の旨検値を差し引いて求めた。こ
わらの結果を第3図に示す。
(ハ) 結果と考察 先ず、AtJO(血集中濃度下面積:μf・hr・1l
t−’ 、 0〜5時間)は下記の通りであった。
(A)22.55±598 (B)10.48±3.44 (0)14.51±2.30 第3図に示した様に、(0)の経口投与後の血髪中アラ
ントイン#11度はOmax (最高地1一度)が約6
 μm7m1で、Tmax (R高面yL中P度到達時
間)は1時間であった。また(B)の通常の舌下錠投与
では血振中アラントイン繊度の立ち上がりが非常に悪く
、Omaxは約4μf / 雪1であり、Tmaxは3
時間と8口投与の場合と比較して畷収速度が遅く、かつ
AUO値も小さい傾向にちることが認められた。
一方、(A)の本発明のソフト・バッカルの口腔内投与
においては、投与初期(0,5〜1.0時間)の血CK
中アラントイン派度ははr経口投与(0)の場合に力1
似するが、その後の推竪に大きな差が見られた。すなわ
ち、経口投与では投与後1時間以降は血従中アラントイ
ン濃度は減少の一途を辿るのに対して、ソフト・バッカ
ル投与では投与後1m5時間まで比較的一定のレベル(
4〜6μf/−g)を保つことから、本製剤の高い持続
性が明らかにされ、この事は前記のAUOが約1.6倍
増加していることからも確認された。
さらに、ソフト・バッカル(A)は舌下錠(B)と比較
して投与初期の吸収動態が良好であり、Omaxを高く
かつ持続性があシ、AUOも約2.2倍高い値を示した
試験例3 オキセンドロン含有製剤の生体内利用率の比較(大血剪
中誹度) (イ) 検体と投与法 1昼夜絶食した犬(1群5頭)の口腔内に、(A)実施
例5− (a)で伊たソフト・バッカル、(B)実施例
5− (b)で伊たソフト・バッカルを投与し、また(
0)「日周X」記載の方法で得た錠剤を経口投与、ある
いは(D)注射剤を筋注した(投与量は各々50グ/頭
)。
(ロ)  定  量  法 上記(A)、(B)、(0)および(D)のそわそれを
投与後0.5.1.2.3.5.7.10および24時
間後に採血した後面りpを分取した。この血塘を用いて
文献〔板金ら、飲用研究所年報、37巻、297頁(1
978年)〕記載の方法に準じて、高速液体クロマドグ
2フイーによって、血顎°中オキセンドロンの測定を行
なった。その結果を第4図に示す。
(ハ) 結果と考察 41− 1 先ず、AUO(血g中済度下面積、nt−hr−1,0
〜24時間)は下記の通シであった。
(A)  120±4 (B)  226±30 (0)   36±22 (n)  500±83 次に、Omax (最高地m中濃度、lf/we)を求
約ると(A)け24、(B)は23、(0)け12、(
D) M 27 nf /*/であった。
鎖4図から理解される様に、経口投与(0)と比較して
、本発明のソフト−バッカル投与(AおよびB)では、
投与初期の吸収速度が早く、Omaxも約2倍上列し、
かつ持続化されていることが明らかにされ、この事は前
記のAUOが(人)で3.3倍、(B)で実に6.3倍
増加していることからも確認された。
オキセンドロンを経口投与した場合、肝臓および消化管
内での代謝を受は易いため、その血頻中濃度が低くかつ
持続的で危いため、十分力薬効を期待することが出来力
かったものである42− が、本発明のソフト・バッカルの適用によって吸収の促
進、血捩中法度の上昇と持続化にみられる生体内利用率
の改善が成し遂げられた。これによって、従来の注射剤
に替り得る新製剤として、本発明のソフト・バッカルの
有用性が期待される。
【図面の簡単な説明】
記1図および第2図はピンドロール含有製剤の投与にお
けるが兎血清中ピンドロールの0度推移を示したもので
ある。ここで、第1図はピンドロール(未変化体)の、
また第2図はピントルール・グルクロン酸抱合体の濃度
1fli移を示す。(A)は実施例3− (a)のソフ
ト・バッカル投与、(B)?、を実施例3− (b)の
ソフト・バッカル投与、(0)は舌下錠の舌下投与、(
D)は軽口側投与のそれぞれにおける血中af推移を示
す。 第3図はプラントイン含有製剤の投与におけるヒト血漿
中アラントインの濃度推移を示したものである。ここで
、(A)は実施例2− (a)のソフト・バッカル投与
、(B)は舌下錠の舌下投与、(C)は経口剤投与のそ
れぞれにおける場合を示す。 図 第4−にオキセンドロン含有製剤の投与における犬血苑
中オキセンドロンの#麿推移を示したものである。ここ
で、(A)は実施例5− (a)のソフト・バッカル投
与、(B)は実施例5−(b)のソフト・パンカル投4
、(0)は錠剤の経口投与、(D)は筋注のそれぞれに
おける場合を示す。 特許出願人  グレラン製薬株式会社

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 口腔粘膜から吸収せl,、めるための薬物および吸収促
    進作用を呈する水溶性蛋白質を含有し、口腔内の形状に
    適合して保持される軟質が口腔製剤。
JP17535282A 1982-10-07 1982-10-07 軟質な口腔製剤 Granted JPS5967218A (ja)

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US06/540,161 US4572832A (en) 1982-10-07 1983-10-07 Soft buccal
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