JPS596716Y2 - 圃場用防鳥装置 - Google Patents

圃場用防鳥装置

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JPS596716Y2
JPS596716Y2 JP1979131530U JP13153079U JPS596716Y2 JP S596716 Y2 JPS596716 Y2 JP S596716Y2 JP 1979131530 U JP1979131530 U JP 1979131530U JP 13153079 U JP13153079 U JP 13153079U JP S596716 Y2 JPS596716 Y2 JP S596716Y2
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JP
Japan
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wire
orchard
prevention device
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bird prevention
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Application number
JP1979131530U
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English (en)
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JPS5648789U (ja
Inventor
毅 武田
Original Assignee
中野市農業協同組合
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は圃場用防鳥装置に関し、一層詳細には騒音公害
が少く、簡単であって設備費が嵩まずかつ効果的な防鳥
作用が期待できる圃場用防鳥装置に関する。
果樹園が鳥類によって荒されるのを防止するのに、従来
から主として爆音器により爆発音を発せしめ、果樹園内
の鳥類を追い払う方法が用いられている。
しかしながら、上記方法を繰り返し行うと、鳥類がその
爆発音に慣れ、驚かなくなる結果、その防鳥効果が期待
できなくなる。
また、果樹園付近に民家がある場合などには、爆音器の
爆発音による騒音公害は見逃がせない程甚大であり、さ
らに家畜等が飼われている場合には、その飼育などにも
悪影響を及ぼすこととなる。
なお、果樹園の鳥類による被害を防止するものとして上
述方法の他に、高周波の電波により果樹園上面を覆う方
法や、ネットで果樹表面を直接覆い、鳥類の侵入を防ぐ
方法があるが、前記の高周波の電波を用いる方法は、設
備費が嵩むものであり、また後記のネットで果樹表面を
いちいち覆う方法は、そのネットの被装作業に多くの労
力を要し、かつその購入費が多額となる等の難点がある
本考案の目的は、上述難点を解消すべく、騒音公害が少
く、簡単であって設備費が嵩むことがなく、かつ効果的
な防鳥作用が期待できる、果樹園、田畑等の圃場の作物
の上方空間に複数本のワイヤーを圃場のほぼ中央部で交
叉させて放射状に張設し、前記ワイヤーの交叉部から該
交叉部に上端を連結した作動杆を垂下し、該作動杆を上
下振動させてワイヤーに共振波を伝渡さすべく、作動杆
を所定の振動数で振動する上下振動機構に連繋したこと
を特徴とする圃場用防鳥装置を提供するにある。
以下本考案の実施例につき、図面に従って説明する。
第1図に示すごとく、果樹園10の周囲全体に亙って一
定の間隔をあけて支柱12を複数本垂直に立設する。
支柱12の丈は、果樹園10に植えられている果樹の高
さより若干長尺とする。
果樹園10の周辺に列設した支柱12と支柱12との間
には、その頭部間に亙ってワイヤー14を第1図に示す
ごとく果樹園10の上方の支柱間に亙って果樹園10の
中央部から放射状に張り回らすようにする。
なお、ワイヤー14に覆われず大きく開口している部分
には、上記放射状に張り回らしたワイヤー14と、その
開口部分にある支柱12の頭部との間にワイヤー14を
さらに張設するようにし、果樹園10の上方をワイヤー
14により、均等に被装するようにしてもよい(第1図
参照)。
さらに実施例においては対角線状に張設したワイヤー1
4が交叉する果樹園10の中央部で、複数本のワイヤー
14を一束に結合させている。
これは、後述する振動機構を上記果樹園の中央部のワイ
ヤー14の交叉部に連結し、振動機構により支柱12間
に張設した果樹園10上方のワイヤー14全体を振動さ
せることができるようにするためである。
上記のごとく果樹園10の中央部の地表には振動機構1
6を設置し、その作動杆18を上述果樹園10上方に張
り回らしたワイヤー14の交叉部分に連結させ、上記振
動機構16を動作させることにより果樹園10上方に張
設したワイヤー14全体が振動できるようにする。
振動機構16は第2図、第3図に示すごとく、基台20
上に駆動モーター22およびクランク機構24を並設し
、駆動モーター22とクランク機構24をベルト26お
よびプーリー28 .30を用いて連結し、駆動モータ
ー22によりクランク機構24が作動するようにしたも
のである。
駆動モーター16には変速機構を設ける。
これは、果樹園の上方に張設するワイヤー14の固有振
動数に合せて振動機構16を作動させると、ワイヤー1
4が共振を起すことが考えられ、振動機構16からワイ
ヤー14に適度な振動伝達が行われるように状況に応じ
て駆動モーター16の回転速度を調節し、振動機構16
の振動回数を変えられるようにするためである。
クランク機構24のクランク部32には、作動杆18の
一端を回動自在に連結すると共に、作動杆18の他端は
、フック状に折曲させ、一束としたワイヤー14の部分
に係止させる。
この様にして、駆動モーター22を回転させるとクラン
ク機構24が作動し、それにつれてクランク機構24に
連結した作動杆18が上下方向に振動し、作動杆18先
端に係止させたワイヤー14を振動させることができる
上述振動機構16には、以下に述べるスイッチ機構40
を付設し、振動機構16が間欠的に作動するようにする
スイッチ機構40は、第4図に示すごとく、鉄板で構威
された方形状のボックス42中に、シンクロナスモータ
ー44、減速歯車装置46および平板力ム48を2個嵌
着した回転軸50を装填したもので、シンクロナスモー
ター40を回転させると、減速歯車装置46を介して平
板カム48を嵌着した回転軸50が一定時間かかつて回
転するようにする。
平板カム48の形状は第6図、第7図に示すごとく、円
板状とし、その一方は円板52の周縁部の適切な一個所
を直線状に切欠いたものとし、他方のものは円板52の
周縁部の2個所を直線状に切欠いたものとする。
ボックス42内の2個の平板カム48の周縁部付近には
、それぞれリミットスイッチ60 a ,60 bを並
設し、平板カム48がそれぞれ一回転する間のうち、リ
ミットスイッチ60 a ,60 bのレバーが直線状
のカム周縁部に当接している間、リミットスイッチ60
a ,60 bが作動するようにする。
なお、当該実施例においては、平板カム48を嵌′着し
た回転軸50は3分間に1回回転し、平板カム48に当
接するリミットスイッチ60 aの一方は、平板カム4
8が1回転する3分間の間に15秒だけ作動する。
また、平板カムに当接する他方のリミツI・スイッチ6
0 bは第7図に示すごとき形状の平板カム48により
、3分間の間に2分おいて15秒間、1分おいて15秒
間作動することを繰り返す。
スイッチ機構40にはリミットスイッチ60 a ,6
0 bのいずれか一方を選択できるダイヤルスイッチ7
0を設ける。
この様なスイッチ機構70のいずれか一方のリミットス
イッチ60 a ,60 bをダイヤルスイッチ70に
より選択して適宜振動機構16を3分間に1回、あるい
は果実が戊熟する度合いに応じて2分に1回、1分に1
回と繰り返し作動させるようにする。
なお、この様なスイッチ機構40を上述振動機構16に
付設したのは、振動機構16をスイッチ機構40を用い
て間欠的に作動させることにより、ワイヤー14を間欠
的に振動させ、また後述するワイヤー14に適宜取着す
る鳴子が間欠的に警戒音を発生するようにし、鳥類がワ
イヤー14の振動や、鳴子の警戒音に慣れ、防鳥効果が
薄れるのを防止するためである。
果樹園10の上方に張り回らせたワイヤー14の適宜個
所には、振動により警戒音を発する鳴子80を取り着け
る。
鳴子80は例えば罐を複数個紐で連結し釣り下げるよう
にしたもの、あるいは鈴等が考えられる。
当該実施例においては鳴子80のワイヤー14−\の取
着位置は、第1図に示すごとく果樹園10の周辺に立設
した支柱12付近のワイヤー14に取り着けるようにし
ている。
これは、振動機構16と直接連結している果樹園10中
央部のワイヤー14の交叉部に鳴子80を取着すると、
ワイヤー14の振幅が大きいため鳴子80がうまく鳴ら
ないためであり、ワイヤー14の振幅が比較的少い支柱
12付近のワイヤー14に取り着けるようにし、鳴子8
0をより効果的に鳴らすことができるようにするためで
ある。
なお、本実施例においては上述鳴子80は必ずしも設け
る必要はなく、ワイヤー14の振動のみによっても、そ
の振動音等によって防鳥効果を挙げることができる。
また上述防鳥装置において、振動機構16を地表に設置
するようにしたのは、振動機構16をワイヤー14に吊
り下げるようにすると、ワイヤー14がたわみ、その一
部が果樹等に触れて樹木や果実を傷めることとなるから
である。
なお、鳥類は昼間のみ活躍し、夜間は活動を停止してい
るため、本考案に係る防烏装置は昼間のみ作動していれ
ば良く、夜間は不要である。
そこで本考案に係る防烏装置の振動機構14にタイマー
90や、暗くなると作動する充電装置等を設けて昼間の
み防鳥装置が作動するようにすれば省エネルギー化が図
れる。
また、当該防鳥装置に用いる振動機構およびスイッチ機
構は上述実施例のものに限られるものでないことは勿論
である。
以上のような構或により、当該防烏装置の振動機構16
をスイッチ機構40により間欠的に作動させると、果樹
園の上方に張り回らしたワイヤー14が振動すると共に
、ワイヤー14に適宜取着した鳴千80が警戒音を間欠
的に発生させ、果樹園10内に侵入した鳥類を追い払う
なお上記は果樹園を例として説明したがこれに限られず
、適宜な圃場に有効利用しうろことはもちろんである。
以上のように本考案に係る圃場用防鳥装置によれば、上
下振動機構の振動数をワイヤーの固有振動数に合わせて
設定することによってワイヤーに共振を起こさせるもの
であるから、このワイヤーの共振による猛禽類の羽ばた
き音に似た風切音によって鳥を驚かせ、恐怖感を与えて
鳥を極めて効果的に追い払うことができるという著効を
奏する。
以上本考案につき好適な実施例を挙げて種々説明したが
、本考案はこの実施例に限定されるものではなく、考案
の精神を逸脱しない範囲内で多くの改変を施し得ること
はもちろんのことである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図は果樹園上に防鳥
装置を設けた状態の斜視説明図である。 第2図、第3図はそれぞれ振動機構の正面図、平面図で
ある。 第4図はスイッチ機構の内部を示す平面断面図であり、
第5図はその正面図である。 第6図,第7図は平板カムの正面図である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 果樹園、田畑等の圃場の作物の上方空間に複数本のワイ
    ヤーを圃場のほぼ中央部で交叉させて放射状に張設し、
    前記ワイヤーの交叉部から該交叉部に上端を連結した作
    動杆を垂下し、該作動杆を上下振動させてワイヤーに共
    振波を伝渡さすべく、作動杆を所定の振動数で振動する
    上下振動機構に連繋したことを特徴とする圃場用防鳥装
    置。
JP1979131530U 1979-09-21 1979-09-21 圃場用防鳥装置 Expired JPS596716Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1979131530U JPS596716Y2 (ja) 1979-09-21 1979-09-21 圃場用防鳥装置

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Publication Number Publication Date
JPS5648789U JPS5648789U (ja) 1981-04-30
JPS596716Y2 true JPS596716Y2 (ja) 1984-03-01

Family

ID=29363195

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JP1979131530U Expired JPS596716Y2 (ja) 1979-09-21 1979-09-21 圃場用防鳥装置

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5838282U (ja) * 1981-09-04 1983-03-12 周郷 雅之 自動鳥追い装置
JP2007097557A (ja) * 2005-10-03 2007-04-19 Harumori Matayoshi 鳥獣類追払装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5445275A (en) * 1977-09-10 1979-04-10 Hiroshi Hayashi Repelling apparatus for harmful bird and animal

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JPS5445275A (en) * 1977-09-10 1979-04-10 Hiroshi Hayashi Repelling apparatus for harmful bird and animal

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