JPS596159Y2 - ミシン針棒の定位置停止用安全回路 - Google Patents

ミシン針棒の定位置停止用安全回路

Info

Publication number
JPS596159Y2
JPS596159Y2 JP3892678U JP3892678U JPS596159Y2 JP S596159 Y2 JPS596159 Y2 JP S596159Y2 JP 3892678 U JP3892678 U JP 3892678U JP 3892678 U JP3892678 U JP 3892678U JP S596159 Y2 JPS596159 Y2 JP S596159Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sewing machine
needle bar
machine needle
capacitor
circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP3892678U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS54142413U (ja
Inventor
照征 笠木
武彦 相羽
Original Assignee
奥野電器産業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 奥野電器産業株式会社 filed Critical 奥野電器産業株式会社
Priority to JP3892678U priority Critical patent/JPS596159Y2/ja
Publication of JPS54142413U publication Critical patent/JPS54142413U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS596159Y2 publication Critical patent/JPS596159Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sewing Machines And Sewing (AREA)
  • Stopping Of Electric Motors (AREA)
  • Control Of Stepping Motors (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案はミシン用モータ制御回路において、位置検出
スイッチがマグネットによりOFFされミシン針棒が自
動的に上死点または下死点に停止されたときの安全回路
に関するものである。
従来、ミシン用モータ制御回路において、上死点および
下死点位置検出スイッチによりミシンモー夕のスイッチ
ング素子がOFFされてミシン針棒が自動的に上死点ま
たは下死点に停止されるとき、モータの回転は、位置検
出スイッチが近接マグネットの磁界によりOFFされる
ことで停止状態に保持するものであるため、誤ってミシ
ンのプーリに手が触れるなどして回されると、プーりと
一体のマグネットは位置検出スイッチから離間し、マグ
ネットの磁界が位置検出スイッチに及ばなくなり、この
ため、位置検出スイッチはON状態に復帰し、停止指令
がなされたにもかかわらず再びミシン針棒が上死点また
は下死点に到達して位置検出スイッチがOFFになるま
で゛モータが回転し、ミシン針棒を動作させる結果、極
めて危険であった。
したがって、ミシン針棒が自動的に上死点または下死点
で停止したならば、誤ってプーりを回してもミシンモー
夕が回転されないようにすることが必要となってくる。
この考案は上記のような点に鑑みなされたもので、ミシ
ンの停止に際しミシンモータ駆動回路を制御する点弧位
相制御回路への動作電源の供給停止と同時に予めコンデ
ンサに充電されている電荷を所望の時定数で点弧位相制
御回路に放電供給することによりミシンモー夕を回転し
、マグネットが位置検出スイッチをOFFする時点でミ
シン針棒を上死点または下死点に定位置停止させ、その
後、誤ってプーりを回して位置検出スイッチが,ONさ
れてもモータが誤動作しないようにしたミシン針棒の定
位置停止用安全回路を提供するにある。
以下、この考案の実施例を図面について説明する。
第1図はこの考案にかかるミシン針棒の定位置停止用安
全回路を備えたミシンモー夕制御回路の一例を示すもの
で、100 V商用電源端子T1,T2には両波整流器
1の入力端が接続され、さらに整流器10入力端側には
整流器1の2素子とサイリスタQ1,Q2とからなるモ
ータ駆動回路2を接続すると共に、このモータ駆動回路
2の出力端側にはダイオードD1を介してミシン用直流
モータ3が並列に接続されている。
また、前記両波整流器1の出力側には抵抗R1を介して
定電圧ダイオードZD1が並列に接続され、この定電圧
ダイオードZD,両端間にはモータスタート・ストップ
用切換スイッチSW1の一方の接点aを介して可変抵抗
器■R、コンデンサC1およびパルストランスの一次巻
線L1からなる直列回路が接続されている。
前記パルストランスの二次巻線L2の一端はモータ駆動
回路2のサイリスタのカソード側に接続され、その他端
は各別の抵抗R2,R3とダイオードD2,D3を介し
てサイリスタQ1,Q2のゲートに共通に接続されてい
る。
また、前記可変抵抗器VRとコンデンサC1との共通接
続点にはコンデンサC1への充電電流制御用トランジス
タTr1のエミツタが接続され、そして、そのコレクタ
はコンデンサC1の残留電荷放電用トランジスタTr2
のベースに接続されていると共に、さらにそのベースは
前記定電圧ダイオードZD1に並列に接続したバイアス
抵抗R4,R5の共通接続点に接続されている。
前記トランジスタTr2のエミツタ・コレクタ間は前記
バイアス抵抗R5の電端に接続され、そのベースは前記
モータ駆動回路2の出力端に並列に接続した抵抗R6,
R7の共通接続点に接続され、さらに抵抗R7にはコン
テ゛ンサC2が並列に接続されている。
前記直流モータ3の両端にはその逆起電圧を取出す互い
に直列接続された抵抗R8,R9が並列に接続されてお
り、この抵抗R,には定電圧ダイオ−?ZD2および平
滑用コンデンサC3がそれぞれ並列に接続されていると
共に、前記逆起電圧に依存して前記トランジスタTr1
の導通度を制御するトランジスタTr3のベース・コレ
クタ間が並列に接続されている。
そしてトランジスタTr3のエミツタは抵抗RIOを介
して前記トランジスタTr1のベースに接され、さらに
トランジスタTr3のエミツタ・ベース間には逆方向電
圧バイアス用のダイオードD4が並列に接続されている
このようにしたトランジスタTr1〜Tr3および可変
抵抗器VR、コンデンサC1、一次巻線L1等を含む回
路はサイリスタQ1,Q2の点弧位相制御回路を構或す
る。
また、第1図において ミシン針棒の定位置停止用電源
を充電するコンデンサC4の一端は前記定電圧ダイオー
ドZD1のアース側に接続され、その他端は前記スター
ト・ストップ用切換スイッチSW1と連動する充、放電
用切換スイッチSW2の接点aと逆流防止用ダイオード
D5を介して切換スイッチSW1の接点aに接続されて
いる。
トランジスタTr4,Tr5は前記コンテ゛ンサC4の
放電電荷を前記点弧位相制御回路に供給するためのスイ
ッチング回路を構或するものであって、トランジスタT
r4のエミツタは前記充、放電用切換スイッチSW2の
接点bに接続され、かつそのコレクタはミシン針棒を上
死点または下死点に設定するスイッチSW3に接続され
ていると共に、この切換スイッチSW3の各接点aおよ
びbにはそれぞれ上死点用位置検出スイッチLSW1お
よび下死点用位置検出スイッチLSW2の一端を接続し
、この各位置検出スイッチLSW1,LSW2の他端を
共通にしてダイオードD6、抵抗R1を介し前記点弧位
相制御回路における可変抵抗器VRとコンテ゛ンサC1
との共通接続点に接続する。
また、トランジスタTr5のコレクタ・エミツタ間は抵
抗R12を介してトランジスタTr4のベースに直列に
介挿され、さらにそのベースは前記スタート・ストップ
用切換スイッチSW1の接点bと整流器1のアース側間
に直列接続したバイアス抵抗R13とR14の共通接続
点に接続され、切換スイッチSW1,SW2が接点b側
に切換わったとき、トランジスタTr5のベースに整流
器1より同期パルスを導入しコンデンサC4の電荷を電
源に同期して継続的に放電させるようになっている。
R15は前記トランジスタTr4のエミツタとアース間
に接続した放電用抵抗であ?、また4は前記位置検出ス
イッチLSW1およびLSW2を開戊するマグネットで
、このマグネット4は図示しないミシン針棒の回転軸部
に設けられている。
次に上記のように構威されたこの考案の動作について説
明する。
まず、切換スイッチSW1,SW2およびSW3を共に
接点a側に切換接続した状態において、電源スイッチS
をONすれば、整流器1からの周波整流電圧は定電圧ダ
イオードZD1により定電圧化され、この電圧よりコン
デ゛ンサC1は可変抵抗器VRを介して充電され始める
そしてコンデンサC1の端子電圧VcがトランジスタT
r1のベース接続点とアース間における電圧■6を越え
ると、トランジスタTr1が導通し、これにコンデンサ
C1の充電電荷はパルストランスの一次巻線Lを通して
放電されると同時に、交流電源電圧が順方向に加わって
いる方のサイリスタが導通し、点弧角に応じた電流を直
流モータ3に供給して直流モータ3を点弧位相制御回路
で設定される所望の速度で回転させる。
また、直流モータ3に負荷変動などにより速度変動が生
じた場合は、直流モータ3の回転数に比例した逆起電圧
が抵抗R8,R9により分圧されてトランジスタTr3
のベースに加わり、トランジスタTr3の導通度を変化
させるため、電圧VEは変化することになり、かつコン
デンサC1の充放電による点弧角も変化される結果、直
流モータ3の速度が低下したときは増速する方向に、ま
た上昇したときは減速する方向に速度制御して定速回転
させる。
また、コンデンサC1の残留電荷の放電は、サイリスタ
Q1またはQ2の導通時に抵抗R6を通してトランジス
タTr2のベースに流れる電流によりトランジスタTr
2を導通させ、トランジスタTr1のベース接続点をア
ースすることにより行われる。
一方、切換スイッチSW1,SW2が接点aに接続され
ているときは、整流器1の定電圧化された電圧はダイオ
ードD5を通してコンデンサC4にも供給されコンデン
サC4を充電する。
この状態において、゛ミシンの停止に際しスタート・ス
トップ用切換スイッチSW1を接点bに切換えると、点
弧位相制御回路は整流器1から切離されると同時に、定
電圧ダイオードZD1で定電圧化された整流器1からの
電圧は同期パルスとしてトランジスタTr5のべ?スに
加わり(第2図b参照)、トランジスタTr4を電源周
波数の2倍の速度でスイッチングする。
このとき、切換スイッチSW1と連動する充、放電用切
換スイッチSW2も接点bに接続されるため、コンテ゛
ンサC4の電荷は抵抗R15を通して放電され、その端
子電圧は第2図aのように変化する。
これと同時にトランジスタTr4のスイッチングに伴っ
て、そのコレクタ側には第2図Cに示す如きコレクタ電
流が流れる。
この電流は設定スイッチSW3、接点aおよび上死点用
位置検出スイッチLSW1(ミシン針棒を上死点に定位
置停止するとき)、ダイオードD6、抵抗R1を通して
コンデンサC1に供給される。
これによりコンデンサC1が充電され、かつトランジス
タTr1,Tr2の導通により放電されると、トランジ
スタTr1のエミツタ電圧、すなわち電圧Vcは第2図
dの如く変化し、同時にパルストランスの一次巻線L1
を通して二次巻線L2に発生するトリガーパルスはサイ
リスタQ1またはQ2を導通させることになる。
第2図eはこのときのモータ3に加わる出力電圧波形を
示す。
そしてコンデンサC4の放電が進むにつれて、その端子
電圧が低下し、完全に放電されると、点弧位相制御回路
の動作は停止する。
この間にミシン針棒の回転軸に設けたマグネット4が上
死点用位置検出スイッチLSW1に対向すると、この位
置検出スイッチLSW1がOFFされるため、コンテ゛
ンサC4と点弧位相制御回路間は遮断されると共に直流
モータ3の回転は停止し、同時にミシン針棒は上死点に
定位置停止される。
したがって、その後はコンデンサC4に充電された電荷
は抵抗R15を通して放電され、一定時間(2〜3秒)
経過すると、コンデンサC4の電荷はゼロとなり、マグ
ネット4が位置検出スイッチLSW1から遠ざかって再
びONになってもモータ3は回転されることがない。
したがって、誤ってミシンプーりに手などが触れて回転
されてもミシン針棒が動作されることがなく安全である
なお、ミシン針棒を下死点に定位置停止させる場合は、
設定スイッチSW3を接点bに切換え接続しておけば良
い。
以上のようにこの考案のミシン用モータの制御回路によ
れば、ミシン針棒を上死点または下死点に停止させると
き、コンデンサC4の所望時定数で放電される放電電荷
をスイッチング回路により位置検出スイッチLSW1又
はLSW2を通して点弧位相制御回路に供給し、コンデ
ンサC4の放電曲線に沿った電圧レベルに応じて点弧位
相制御回路を制御することによりモータを減速制御する
ものであり、このため、マニアルのスタート・ストツフ
゜用切換スイッチSW1及びこれと連動する充、放電用
切換スイッチSW2を切換えるだけで、ミシン針棒を上
死点または下死点に自動的にかつ確実に定位置停止させ
ることができ、しかもコンデンサC4の電荷が完全に放
電された後は、点弧位相制御回路のコンデンサC1、抵
抗Rl1等からなる時定数回路はスイッチSWl,SW
2により直流電源(制流器1)から完全に切離されるた
め、誤ってプーりを回すことにより位置検出スイッチL
SW1,LSW2がONされてもモータが回転されるこ
とがなく、安全性を確保できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案にかかるミシン針棒の定位置停止用安
全回路を備えたミシン用モータ制御回路の一例を示す結
線図、第2図はこの考案にかかる動作説明用の波形図で
ある。 1・・・・・・整流器、2・・・・・・ミシンモータ駆
動回路、3・・・・・・直流モータ、4・・・・・・マ
グネット、Q1,Q2・・・・・・サイリスタ、Tr1
〜Tr5・・・・・・トランジスタ、C4・・・・・・
コンデンサ、R1〜R15・・・・・・抵抗、SW1・
・・・・・スタート・ストップ用切換スイッチ、SW2
・・・・・・充、放電用切換スイッチ、SW3・・・・
・・設定スイッチ、LSW1・・・・・・上死点用位置
検出スイッチ、LSW2・・・・・・下死点用位置検出
スイッチ、vR・・・・・・可変抵抗器。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ミシン用直流モータと、この直流モータを制御するモー
    タ駆動回路およびこのモータ駆動回路のサイリスタに点
    弧パルスを供給する点弧位相制御回路を有するミシン用
    モータ制御回路において、前記点弧位相制御回路の直流
    電源端と直流電源間に接続されたスタート・ストップ用
    の切換スイッチSW1と、このスタート・ストップ用切
    換スイッチSW1のスタート側接点a及びこれと連動す
    る充、放電用切換スイッチSW2を介して前記直流電源
    に接続されミシンの通常動作時に充電されてミシン針棒
    の定位置停止用電源を形或するコンデンサC4と、前記
    スタート・ストップ用切換スイッチSW1がストップ側
    に、かつ前記充、放電用切換スイッチSW2が放電側に
    それぞれ切換えられたとき前記モータ駆動回路への交流
    電源に同期したパルスによりスイッチングして前記コン
    デンサC4の所望時定数で放電される放電電荷を前記点
    弧位相制御回路の直流電源端に供給するスイツチング回
    路と、このスイッチング回路と前記点弧位相制御回路の
    直流電源間を結ぶ回路に設定スイッチSW3を介して直
    列に接続されミシン針棒の上死点もしくは下死点を検出
    する位置検出スイッチLSW1,LSW2と、前記ミシ
    ン針棒を動作させる回転部に設けられ前記位置検出スイ
    ッチLSW 1 ,LSW2を開動作させるマグネット
    4とからなるミシン針棒の定位置停止用安全回路。
JP3892678U 1978-03-28 1978-03-28 ミシン針棒の定位置停止用安全回路 Expired JPS596159Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3892678U JPS596159Y2 (ja) 1978-03-28 1978-03-28 ミシン針棒の定位置停止用安全回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3892678U JPS596159Y2 (ja) 1978-03-28 1978-03-28 ミシン針棒の定位置停止用安全回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS54142413U JPS54142413U (ja) 1979-10-03
JPS596159Y2 true JPS596159Y2 (ja) 1984-02-24

Family

ID=28904795

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3892678U Expired JPS596159Y2 (ja) 1978-03-28 1978-03-28 ミシン針棒の定位置停止用安全回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS596159Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS54142413U (ja) 1979-10-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4101816A (en) Switch control system
US6236177B1 (en) Braking and control circuit for electric power tools
US6094025A (en) Controlled braking device for electric motors and in particular portable tools
JPH01157287A (ja) Ecm電動機用のpwmシステム
US5041771A (en) Motor starting circuit
AU716464B2 (en) Electric motor starting circuit
US4801858A (en) Motor starting circuit
GB1440609A (en) Static converter
JPS596159Y2 (ja) ミシン針棒の定位置停止用安全回路
US5705903A (en) Electric brake for an alternating current motor
US4161921A (en) Motor control system for sewing machine
US4161919A (en) Motor control system for sewing machine
US5075611A (en) Single phase ac motor control device
JPH0528960Y2 (ja)
JPS6338956B2 (ja)
KR100330498B1 (ko) 100~240볼트 겸용 정전압 장치
JPS587835Y2 (ja) しつけ縫い装置付ミシン用電動機の速度制御装置
SU1733107A1 (ru) Устройство дл управлени центрифугой
KR0143222B1 (ko) 모터의 회전방향 절환회로
JPS6338955B2 (ja)
JPH0667272B2 (ja) 誘導電動機の制御方法およびその制御装置
JPS5825756Y2 (ja) デンドウキノキドウホシヨウカイロ
JPS5949833B2 (ja) しつけ縫い装置付ミシン用電動機の速度制御装置
JP2003235277A (ja) 電動機駆動システム
JPH0583986A (ja) モータ制御回路