JPS5959773A - 補強用接着性シ−ト - Google Patents

補強用接着性シ−ト

Info

Publication number
JPS5959773A
JPS5959773A JP17129582A JP17129582A JPS5959773A JP S5959773 A JPS5959773 A JP S5959773A JP 17129582 A JP17129582 A JP 17129582A JP 17129582 A JP17129582 A JP 17129582A JP S5959773 A JPS5959773 A JP S5959773A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
thermosetting
sheet
resin sheet
reinforcing
bead
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP17129582A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS621666B2 (ja
Inventor
Yukio Okada
行雄 岡田
Toshikatsu Miura
三浦 俊勝
Takashi Tominaga
孝志 富永
Toshihiko Ariyoshi
俊彦 有吉
Hideshi Asoshina
阿蘇品 英志
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Nitto Denko Corp
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Nitto Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd, Nitto Electric Industrial Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP17129582A priority Critical patent/JPS5959773A/ja
Publication of JPS5959773A publication Critical patent/JPS5959773A/ja
Publication of JPS621666B2 publication Critical patent/JPS621666B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は補強用接霜1生シー!・に関するものである
従来・自動車などにおいては、車体鋼板に種々の補強措
置が施されている。たとえば、ルーフ、フェンダ−、フ
ード、トランク、クォーターパネル、ドア部のように比
較的広くて平担な形状でありながら板厚が薄い外板にお
いては、構造上外力に対して適度な剛性を具備させる必
惇から、金属補強部組からなる内板をスポット溶接や接
着剤により貼りイ」ける手法がとられている。しかし、
この方法では、金属補強部材の重量が重く、車体の軽滑
化に沿って設計された外板の薄板化に逆行し、重量増加
、コストアップになり、さらに取りイ;1け工程が複雑
化するなどの欠点を有していた。
また、車体外板の制振と補強を兼ねて、アスファルトコ
ム・エポキシ樹脂、アクリル樹脂・フェノ−1し樹脂不
飽和ポリエステル樹脂などの高分子材料を外板の裏側に
相当な厚みでかつ相当な面積に塗布ないし貼りつける方
法も知られているこの方法では、剛性強さは厚さの3乗
に比例するといわれ、したがって厚さを犬にすることに
より剛+コを強さを増大できる効果か得らばするが、樹
脂識の増大による重量増加コストアップとなるなど前記
金属補強部材と同様の欠点を有している。
かかる従来の実情に鑑みて、この発明者らは、先に弊社
かっ安価で被装着用の剛性を著しく向上させ得る補強用
接着性シートを提案した(特願昭56−36575号)
。すなわち、それは補強材を含有する未硬化ないし半硬
化状態の熱硬化性補強樹脂シートの一面に、このシート
より細巾に形成されかつ上記シートが硬化する前にビー
1−゛状膨出部を形成するビード形成材を添着し、前記
ビード形成材から張り出した上記シートの裾部か被装着
物への装着面をなすようにした構成としたものである。
ところて、補強すべき物体が自動車の牛体の場合、作業
1イ1.を考慮すると上塗り塗装の焼付はゴー程前、特
に電着塗装前に補強用接着性シートを貼りイブ1け、電
着塗装後に塗料焼イ」炉で加熱硬化させることか好まし
い。しかし電着塗装前の車体には電着塗装後とは異なり
、プレス時の潤?1ψ剤が若干ではあるが側石されてい
る場合があり、補強用接着シートの車体への接着力が劣
り、上記構成の補強用接着IIU:シートの場合、ビー
1−゛形成材か熱硬化性補強樹脂シートを押し上げた状
態で硬化して、そのビード状膨出部周辺に空隙か形成さ
れる傾向にある。このため」上記車体における上記ビー
F状膨11層化周辺の空隙部に対応する部分は裸の状態
である。つまりこの部分には電着塗料も何着されていな
い。したがって、その後多湿雰囲気中に放置されると、
」二層裸の未塗着部分に錆が発生し、補強すべき物体か
自動車外板の場合重大欠陥となる弓能牲がある。
この発明は、上記欠点を解消するためになされたもので
あり、軽滑かつ安価で被装着物の剛性を著しく向−1ニ
させる得ることは勿論のこと、防錆性の向」二を図り得
る補強用接着性シートを提供することを目的としたもの
である。
すなわち、この発明は、補強1・]を含有す゛る未硬化
ないし半硬化状態の第1の熱硬化性補強樹脂シートの一
面に、このシートより肩■巾にされかつ」二層シートが
硬化する前にビード状膨出部を形成するビー1−′形成
材を添着させるとともに、このビー1−゛形成材を被覆
する未硬化ないし半硬化状態の第2の熱硬化性補強樹脂
シートを」二層第1の熱硬化性補強樹脂シートに積層し
た曲弾用接着性シートに係るものである。
」二層構成のfiti強用接M性ノートを用いれは、曲
弾すべき物体に対しての接着か第2の熱硬化性補強川脂
シートの全面て効果的になされるとともに、ビード形成
材が第1の熱硬化性補強(☆・1脂シートを押し」二げ
てその部分に空隙が生じても、第2の熱硬化性補強樹脂
シートか補強すべき物体表面1・こ密着しているため、
物体表面が裸状態となること力Sなく、これにより錆の
発生を極力防止できることになろ。
この発明にイ系る補強用接着性シートは、第1および第
2のシートが熱硬化1住(討脂組成物で構成されている
か、この種の組成物はその加熱硬化後の引j:lj ’
j’Jf I生率およびカラス転移4’+RIッが主に
その樹脂配合組成、つまり樹脂、硬化剤その他の配合成
分の種類ないし配合1丑などによって大きく相違する。
この発明名らは、当初、上記の引張弾性率が車体外板の
如き金属板の剛性を向上させるに必要かつ充分な大きさ
となりかつ前記のガラス転移温度が高くなるような樹脂
配合組成にした熱硬化性樹脂組成物を調製し、これで金
属板を補強してみた吉ころ、その1°17強効果は満足
できる反面、金属板の種ω、厚さによっては硬化収縮に
起因した金属板の歪みの問題を免れることはできなかっ
た。また逆に上記引張強1生率が金属板の剛τ生を向」
ニさせるに不充分な大きさとなりかつ上記ガラス転移温
度が低くなるような樹脂配合組成にした熱硬化性樹脂組
成物を調製し、これで金属板を補強してみたところ、こ
の場合硬化収縮に起因した金属板の歪みはほとんど現出
してこないことが′l’lJっだが、金属板の種類、厚
さによっては補強という所期の目的は+lしえないこと
がわかった。
しかるに、上記相反する問題も、補強材を埋設し、加熱
硬化後の引張弾性率が大でかつ加熱硬化後のガラス転移
流度の高い第1の熱硬化性?jli強(樹脂シートと、
これに積層されて加熱後の引張弾性率が小でかつ加熱後
のガラス転移11情度の低い第2の熱硬化性補強樹脂シ
ートとの組み合せて容易に解決できる。すなわち、この
発明の好しい態様の接H性シートは、補強材を埋設した
第1の熱硬化性補強樹脂シートの加熱硬化後の引張弾性
率が大でかつガラス転移ln度か高いこと?こより、金
属板のj釧1生を向上させるこ七ができ、さらに加熱硬
化後の引張弾性率が小でかつガラス転移l晶度の低い第
2の熱硬化性補強樹脂シートにより、金属板に歪が発生
するのを抑制できることになる。
この発明に係る補強用接着性シートの好ましい態様にお
いては、第1の熱硬化性補強樹脂シートは、加熱硬化後
の引張弾性率が金属板の1剛性を向」ニさせるに必要か
っ充分な大きさで、かつ加熱硬化後の力゛ラス転移jA
a度が高くされたものであるか、この引張強1育ミ率よ
は一般に30〜5o(’l I<7 / 、m2程度、
またガラス転移温度は80′c以上のものである。この
弾性率があまりに大きくなりすぎまたガラス転移1’f
1i’を度が高くなりすぎると、第2の熱硬化1/1ミ
樹脂組成物層の存在にもがかわらす、金属板の種類、厚
さ、形状によっては歪みの発生を防止できなくなるおそ
れがある。
な(・コ0:) 明a %J R:おいて、引張弾性率
とは、I S 01Leconvnenda t io
n R−527に規定された方法で、Typelのテス
トピースを使用踵5pccd Bにょの測定される値を
意味するものである。
一方、第2の熱硬化性補強樹脂シートc汁、加熱硬化後
の引張強1生率が位属板の剛性を向上させるに不充分な
大きさでかつガラス転移温度が低くされたものであるか
、との引張弾性率とは一般に0.1−221<7 / 
刷2程度、また/’7” ラス4fi 移IMa 度ハ
フ /)℃以下のものである。この弾性率があまりに小
さくなりすぎまたガラス転移l晶度か低くなりすぎると
、金属板の種類、邸さ、形状によっては補強効果に乏し
くなる。
この発明の補強用接着1住シートのさらに好ましい態様
としては、」二層第1の熱硬化性補強樹脂シートを2層
構造とすることである。つまり、第1の熱硬化性補強樹
脂シートをビード形成利側の内層と露出表面側の外j彊
との2層構造とし、上記外層を、内層および第2の熱硬
化性補強樹脂シートに較へて加熱硬化後の引張弾性率が
大きくかつ加熱硬化後のガラス転移温度が高くなるよう
にしたところに特徴を有するものである。
この場合も、前述の態様と同様に、上記外層で金j萬板
の剛性を高めることができ、上記内層と第2の熱硬化性
補強樹脂シートとで金属板の歪の発生を抑制できる。さ
らに補強すべき金属板に全面に接着する第2の熱硬化性
補強樹脂シートにより、錆の発生を防止することができ
るほか、接着面積が増大し、接着性がより良好になる。
この場合、加熱硬化後の引張弾性率が第1の熱硬化1生
/lli強(61脂シートの外層て30〜500 k7
7mm2、内層および第2の熱硬化性補強樹脂シートて
0.1−22 k7 / mm2であり、かつ#u Q
硬化後のガラ2転移温度が第1の熱硬化1に1:補強イ
廚脂シートの外層でlll’c以」二、内層訃よび第2
の熱硬化性補強樹脂シートで70℃以下である。
なお、■強用接着性シートを金属板に貼りイづけたのち
重石塗装を行なうと、該接着性シー1への周縁部分にお
ける金属板の界面に塗料が付着せす、この部分がやはり
錆の発生原因になることがある。
そこで、上記第2の熱硬化性補強樹脂シートまたはこれ
と第1の熱硬化性補強樹脂シートの内層とを導゛市性に
することにより、錆の発生を押えることができ、時防止
というこの発明の主目的に対してより効果的である。
」−記の・窮1および$2の熱硬化性補強樹脂シートは
、それぞれ、熱硬化性樹脂としてエポキシ樹脂がもつと
も好ましく用いられ、これに加熱活性硬化剤を配合し、
さらに必要に応じて各種の添加剤を加え、これを常法に
糸じて未硬化ないし半硬化状態でシー1−成形すること
により形成できる。
もちろん、エポキシ樹脂以外の熱硬化性樹脂の使用も町
1止である。
このシート成形に当−って、エポキシ、16[脂の種類
や硬化剤その他の添加剤の種類を適宜設定することによ
り、あるいは各成分の配合量を設定するなどして、第1
および第2の熱硬化性イ111強樹1旧ソートの加熱硬
化後の引張弾性率およびガラス転移温度か前記の如くな
るように調整する。
両シーl−の形成にもつとも好ましく用いられるエポキ
シ樹脂としては、通常のグリシシルエーテJV型、グリ
ンシルエステル型、グリシジルアミン型、綿状脂肪族エ
ポキサイド型、脂環族エポキサイド型などの各種エポキ
シ樹脂ズンSあり、各シートの物性に応じてその1種を
単独であるいは2種以上を組み合せて使用できる。
また、加熱活性硬化剤としては、加熱により硬化作用を
発揮する通常の硬化剤でよく・一般に80〜200℃の
温度範囲で活性であれば充分で、たとえば、シンアンジ
アミド、4.4’−ジアミノジフェニルスルホン、2−
11−ヘプタデシルイミダゾールのようなイミダゾール
誘導体、イソフタル酸シヒFラシド、N、N−ジアルキ
ル尿素誘導体、N−N−シアルキルヂオ尿素誘導体など
が用いられる。使用・jlは、熱硬化性樹脂100市量
部に対して通常1〜15重量部の割合でよい。
上記の熱硬化性樹脂および硬化剤のほかに、組成物にシ
ート成形が可能な程度にl疑集力を持たせ、またタレ防
止U)ため、あるいは溶融粘度を下げてぬれ1生を向上
させるためなどの目的で各種の添加剤が、必留に応じて
用いられる。
たとえは、シート成形能を向上さする目的で、ポリビニ
ルブチラール、ポリアミド、ポリアミドHH♀体、ポリ
エステル、ポリスルホン、ポリケトン、ビスフェノール
Aとエビクロルヒドリンとより誘導される高分子量のエ
ポキシ樹脂などの熱可塑性1;’i!l脂、またブタジ
エンーアクリロニl−IJ )v 共重合体ないしその
誘導体などを配合できる。これらの使用層は、熱硬化性
樹脂100貢祉部に対して5〜100 市@部程度とす
るのがよい。
また、各シートの組成物のタレ防止の目的で、炭酸カル
シウム、タルク、アスベスト、けい酸類、カーボンブラ
ック、コロイダルシリカなどの充填剤が用いられる。さ
らに第2のシートまたはこれと第1のシート内層に導電
性を賦与する目的で、これらのシート形成に当たり鉄粉
、アルミニウム粉末などの金属粉末、グラファイト粉末
などが11iいられる。これらの配合量は、熱硬化性樹
脂1on重量部に対して通常10〜300重遺部程度と
すれば゛よい。
さらに、溶融粘度を下げ、ぬれ性を向上さゼ′る目的で
、プチルグリンジルエーテル、長鎖アルコールのモノグ
リシジルエーテルなどの反応性稀釈剤、ジオクチルフタ
レートの如きフタル酸系可塑剤、トリクレンジホスフェ
ートの如きりん酸系可塑剤などを配合できる。これらの
)けは、エポキシ樹脂100 釘置部に対して通常5〜
30重喰部程度とするのがよい。
このようにして形成される第1:I、−よび第2の熱硬
化性補強樹脂シートのなかでもとくに第2の熱硬化性補
強4B)脂シートは、これが常態て粘、溶けを有するも
のであることが望ましい。これは、金属板に適用する際
に加熱硬化前の仮接着が容易となるからである。もちろ
ん、第1の熱硬化性補強樹脂シートか同様に粘着性を有
していてもよい。とくに第2の熱硬化性補強樹脂シート
を第1の熱硬化悄:補強(心、1脂シートに較べて細I
+にするときには、」二層第1のシートが粘着性を有し
ていることが好ましい。この場合に、内外2層構造とす
るときは、内層のみが粘着性を有して倉れはよい。
また、第1の熱硬化性樹脂(も1脂シーI・には、金属
板の補強効果を大ならしめるため1乙部強材か埋設され
ている。上記第1のシートを内外2層構造とするときは
、一般に外層に対して補強材が埋設される。この/di
強材としては、ガラス繊維やアスベスト繊維などからな
る無機質繊維布、麻、綿、ナイロン、ポリエステル、ポ
リプロピレンなどからなる有機質繊維布、ポリエステル
フィルムやナイロンフィルムの如きプラスチックフィル
ム、クラフト紙の如き紙、ポリエステル繊維、ポリプロ
ピレン繊維などからなる不撒布、アルミニウム・鉄、銅
、卯鉛などからなる金属箔などがある。
補強材を埋設するには、第1の熱硬化性補強樹脂シート
を成形する際に、補強材”の片面ないし両面に熱硬化性
組成物を塗布ないし含浸さぜるようにすればよい。前記
補強材のなかても片面含浸によってしかも充分に大きな
補強効果の得ることのできるqt++ ++x質繊維布
が好適であり、とくに好ましくはガラス繊維布を使用す
るのかよい。
以」二に説明してきた第1および第2の熱硬化性樹脂樹
脂シートの厚みは、金属板の種類や「iii強の程度な
どによって異なるが、一般には81の熱硬化性補強樹脂
シートで0.2〜40mm、好適には0.5〜20 +
1111であり、このシートを内外2層構造とするとき
は、外層で0.01〜10mm程度、好適には0、1〜
5 mm s内層で0.1−3 (1mm程度、好適に
は0.5〜10mmであり、全体の厚みが通常0.2〜
40mm程度で、好適にはO15〜2(’1mmである
。また、@2の熱硬化性補強樹脂シートで一般に0.1
〜30胴、好適には0.5〜10mmである。
つぎに、この発明の補強用接着性シートの他の重要な構
成要素であるビー1−゛形成材としては71発泡11.
樹脂シート、一つまりこれに含まれる発泡剤の分解/l
’ji:度以」−に加熱したときに発泡する性質を有す
るものか挙げられる。また、チューブ状体から成形され
ると共に加熱によりチューブ状に略復元変形可能な偏平
化物や、棒状、フィルム状などの非チューブ状体から成
形されると共に加熱により少なくとも垂直方向へ背延び
状に変形して上記非デユープ状体に略復元可能な偏平化
物などの熱回復吐材料も使用できる。これらのうち、と
くに好ましいのは発泡性樹脂シートである。
このような発泡性、樹脂シートは、たとえば熱硬化性ま
たは熱可塑性の各種ポリマーに発泡剤および必要に応じ
て発泡助剤、硬化剤、硬化促進剤、架橋剤、架橋助剤、
充填剤、着色剤、安定剤などを配合し、この配合物をミ
ギシングロールなどによって混練したのち、発泡剤が分
解しない(僅かに分解する程度ならよい)温度条件下で
、常法に票じてシート成形することによりつくることが
できる。
上記に用いる熱硬化性または熱可塑性のポリマーとして
は、エポギシ樹脂、フェノール樹脂、ポリエステル樹脂
の如き熱硬化性樹脂や、ポリエチレン、二手しンー酢酸
ビニル共車合体、接着性ポリオレフィンなどがある。ま
た、発泡剤としては、補強樹脂シートの加熱硬化時に発
泡しかつシート成形時に発泡しないものであればよく、
たとえば。
アゾ系化合物、ニトロソ系化合物、と1−゛ラジツド系
化合物などがある。
上記の発泡性樹脂シートの厚みは、通常0.2〜5mm
5好ましくは0.5〜2mm程度のものであり、また、
加熱後の発泡倍率が実用上2〜30倍とされたものであ
ることが望ましい。
この発明の補強用接着性シートは、前記第1の熱硬化性
補強樹脂シートの一面に(内外2層構造の場合はその内
層側に)、上記のビード形成材を上記シートより細巾に
成形して添着させ、さらにこのビード形成材を被覆する
如く上記シートに前記第2の熱硬化性補強樹脂シートを
積層し一体化させる。この積層一体化はその粘?′11
化を利用して行なってもよいしあるいは完全に硬化か進
まない程度に加熱して融イーシてもよい。
このようにして得られるこの発明の接着性シートの好ま
しきi生状としては、その第J訃よび第2の熱硬化性補
強1i1i!l脂シートが常温では実質的に流動せず自
己保持性を有するが、全体として高粘度状態表な−って
いるものである。このものは可撓1生および柔軟性を有
し、250〜300度に折り曲げてもシートの損傷がみ
られず原状回復性を有している。したがって、かかる好
ましき態様によると、形状順応性があるため、被捕強祠
(金属板)が波状、山形状、四角状、湾曲状などであっ
ても貼着てき、補強用のシートとしてより有効に応用で
きる。
第1図お上び小2図はこの発明の補強用接着性シートの
一例を示したものであり、1は補強材5を含有する未硬
化ないし半硬化状態の第1の熱硬化性補強樹脂シート、
2は上記シート1に添着され上記シート1より細巾にさ
れたビード形成材、3は上記ビード形成材2を被覆する
如く上記第1のシート1に積層された第2の熱硬化性補
強樹脂シートであり、このシート3が被補強物への装着
面を構成している。
△ 補強用接着シートは、第3図に示すように第2の熱硬化
性補強樹脂シート3を自動車ドア外板6の裏面6aに貼
布装着され、装着後加熱することにより補強用接着シー
トは一時的に粘度が下ってドア外板6に装着面が更に密
着する一方、ビード形成材2は発泡しであるいは形状が
復元して断面が大きくなり、第1の熱硬化性補強樹脂シ
ート1が第2の熱硬化性樹脂シート3とその粘着面1a
、laから押上げられ硬化する前にビード状膨出部1b
が形成され、さらに時間を経て加熱が進むと第1 i−
よび第2の熱硬化性補強樹脂シート1゜3は硬化し、第
3図に示す状態となる。
また、第4図はこの発明の補強用接着性シートの他の例
を示したもので、補強材を含有する未硬化ないし半硬化
状態の熱硬化性補強樹脂シートiが、補強材5を埋設し
かつ被補強物としての金属板に設けて加熱硬化させたと
きの引張弾性率が金属板の剛性を向」ニさせるに必要か
つ充分な大きさとなりかつ加熱硬化させたときのガラス
転移温度が高くなるような樹脂配合組成にされた第1の
熱硬化性樹脂組成物層ICと、上記同様の引張弾性率が
金属板の剛性を向上させるに不充分な大きさとされかつ
加熱硬化後のガラス転移温度が低くなるような樹脂配合
組成にされた第2の熱硬化性樹脂組成物層1dとから構
成されている以外は、前記第1図の場合と同様の構成か
らなっている。
な訃、第2図および第4図において、第2の熱硬化性補
強樹脂シート3は、好態として、第2図では第1の熱硬
化性補強樹脂シート1に較べてその加熱硬化後の引張弾
性率が小さくかつガラス転移7届度が低くされ、また第
4図では第1の熱硬化性補強樹脂シート1の前記内層1
dと同様の小さい引張弾性率および低いガラス転移温度
を有する構成とされるものである。
この発明の補強用接着性シートを用いて補強するべき対
象物の代表的なものは、金属板、とりわけ自動車の外板
の如き車体鋼板であるlが、その他各種車輌、洗濯機、
テレビ等家電製品などの一般に薄板とされている金属板
に対して広く適用することができる。
この発明の補強方法は、上述の如き金属板、たとえば車
体鋼板ではその鋼板の裏面側に、M記接着性シートを圧
着し、ついで通常の加熱方法、たとえば熱風循環式の加
熱炉、赤外線加熱炉、高周波誘導加熱炉などを用いて加
熱し硬化させることにより達成できるものである。なお
、上記加熱硬化は、自動車製造ラインにおける車体鋼板
の塗料焼付工程で同時に行なうことができる。
以上詳述したとおり、この発明は、補強材を埋設した熱
硬化性補強樹脂シートの一側面に、このシートより細「
1]にされかつ上記シートが11更化する前にビード状
膨出部を形成するビード形成材を添着させるともに、こ
のビード形成材を被覆する未硬化ないし半硬化状I態の
第2の熱硬化性補強樹脂シートを上記第1の熱硬化性補
強樹脂シートに積層してなる補強用接着性シートを要旨
としたものてあり、このシートヲ補強するべき物体に特
定状i%に圧着しノJu *ノy硬化させるだけで大き
な補強効果か?、F4られるとともに、その施工か非常
に簡便となり、とくに防錆性の向上を図れるなどの効果
かもたらされる。
つぎに、この発明の実施例を記載する。以下において部
とあるのは重着部を意味するものとする。
実施例 エピコート#828(油化シェル社製のビスフェノール
A型液状エポキシ樹j指)50部、エピコ−1−#10
(12<油化シェル社製のビスフェノールΔ型固形エポ
ギシ樹脂)35部、バイロン#500(東洋紡社製のポ
リエステル樹脂)15部、ギュアゾール2MZ−AZI
−NE(四国化成社製のエポキシ樹脂用潜在硬化剤)1
部、ジシアンジアミド(日本カーバイト社製のエポキシ
樹脂N在硬化剤)5部、タルク50部およびアスベスト
粉2部からなるエポキン樹脂組成物を通常のミキシング
ロールにて混練し、得られた樹脂塊を直圧式プレスにて
厚さ05鴫にシート状に成形し、さらにガラスクロス(
日東紡績社製のWE−221)−104)をラミネート
して、未硬化状態の第1の熱硬化性補強樹脂シートの外
層とした。
つき゛に、エピコー1−#871 (油化シェル社製の
ダイマー酸変性エポキシ樹脂)8(1部、エビコ−1−
#1(102(前出)5部、エピコート#828 (n
jl述) 5部りヨ?jハイカーCT B N  13
(10x8(BF、グツドリッチ社製のニトリルゴム)
10部を混合釜にて溶融混合し、得られた組成物1oo
部に、hキj−7ゾ−w 2M Z −A Z I N
 E (前出)1部、シンアンジアミド5部、グラファ
イト(申越黒鉛製造所製鱗状黒鉛CPB−3)75部お
よびアスベスト粉3部を配合して通常のミキシングロー
ルにて混練りした後、これを直圧式プレスにてシート状
に成形して厚さ0.4 vnmからなる未硬化状態の第
1の熱硬化性補強樹脂シートの内層を得た。これを前記
第1の熱硬化性補強樹脂シートの外層に貼り合わせるこ
とにより、第1の熱硬引張強1’b トl:;は、外層
て95ky/mm、内層で4.Ok7/mm 2てあっ
た。また、ガラスI断移/fui aは、外層で110
℃、内層で50℃であった。ただし、加熱硬化の条件は
150℃、60分間である。
別に、ポリエチレン(住友化学社製、スミカセンG8(
’)1.)1110部、発泡剤(水和化成社製F1i−
9>s部をミキシングロールにて均一に混練りし、ペレ
タイ→ドーにてペレット化したのち、押出成形機にてシ
ート成形して厚さ1調の発泡性シー1・  不日得lこ
つぎに、2層構造の上記@1の熱硬化性曲弾樹脂シート
を5 on幅にて切断し、この第1のシートの同層側に
、1 cm幅に切1新した上記発泡性シートを貼着させ
、さらにこの内層に使用した樹j指組成物と全く同じも
のを直圧式プレスにて厚さ0.4 amにシート成形し
て第2の熱硬化性補強樹脂シートとし、これを」二層発
泡性シートを貼着させた第1の熱硬化性補強樹脂シート
の内層側に貼着させて補強用接着1j:シートとした。
この補強用接着1生シートを0.8 mm厚の鋼板に対
し、第2の熱硬化性補強樹脂シートが鋼板側になるよう
圧着した。この圧着後、電着塗装を行ない、180℃の
雰囲気中で30分間加熱させた。このようにして補強し
たMifl Jxを試験片として、後記に示す方法によ
り強度試験を行な−ったところ、最大曲げ応力が46に
7150g幅であり、鋼板単独での最大曲げ応力が9に
り150關幅であつ′たのに対し、非常にすぐれた補強
効果が得られていることがわかった。
次に、上記硬化サンプルを塩水噴N試験機(東洋理化工
業製5T−JR型)を用い消テストを行なったところ、
鋼板と補強用接着性シートの界面の電着塗装性も良好で
、しかも$2の熱硬化性イilj強樹脂シートを設けた
ことにより塩水噴霧500時間では、錆の発生はなかっ
た。
く強度試験〉 先端間の距離1nommで、平行に配置させた、先端が
曲率半径5Bの逆U字型断面を呈する2枚の垂直平板(
中50 wn )を有する支持台で、中50amにされ
た試験片を水平に支持し、その中央部に」二部から曲率
半径10HH1,DU字型断面を呈する垂直51Z板(
1−150mm )で荷重を加えたときの最大曲げ帖、
力(l<7 / 50mrB l−1j)を測定した。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の補強用接置性シートの一例を示す斜
視図、第2図はm11強用接着シートの加熱前の装着状
態を示す断面図、第3図は加熱後の状態を示ず(1υを
面図、@4図はこの発明の補強用接着性シートの他の例
の装着状態を示す断面図である。 1・・・第1の熱1便化性部強樹脂シート、IC・・・
外1、J、ld・・・内層、2・・・ビード形成相、3
・・・第2の熱硬化目玉補強樹脂シート。 特 許 出 願 人 日産自齢抑貯と牡(外1名)第 
 1 図 第 3 図 第 2 図 第 + 口

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1,)  /ili強材を含有する未硬化ないし半硬
    化状態の第1の熱硬化性市強摺脂シートの一面に、この
    シー1−より細1−+にされかつ上記シートか硬化する
    nrfにビー1−゛伏膨出部を形成するビー1−′形成
    相を添着さ1ケると共に、このビード形成材を被覆する
    未硬化ないし半硬化状態の第2の熱硬化性補強樹脂シー
    1−を上記第1の熱硬化性補強樹脂シートに債Jすした
    ことを特許とする補強用接着性シート。 (2)第1の熱硬化性補強樹脂シートは第2の熱硬化性
    補強161脂シートに較べて加熱硬化後の引張・jii
    l性率が大きくかつ加熱硬化後のガラス転移11〃(度
    が高いものである特許請求の範囲第(1)項記載の補強
    用接着1住シート。 (3)加熱硬化後の引張弾性率が第1の熱硬化性補強樹
    脂シートで3 o 〜50 (1h / mm 2、第
    2の熱硬化11o神強樹脂シートで0.1〜15に9/
    咽2であり、かつ加熱硬化後のガラス転移温度が@1の
    熱硬化性補強樹脂シートで70℃以上、第2の熱硬化性
    補強樹脂シートで60℃以下である特許請求の範囲第(
    2)項記載の補強用接着i生シーI・。 (4)第1の熱硬化1生f10強樹脂シートはビード形
    成材側の内層と露出表面側の外層との2層構造にされ、
    上記外層は」二層内層および$2の熱硬化1f4=補強
    樹脂シートに較べて加熱硬化後の引張弾性・私が大きく
    かつ加熱硬化後のガラス転移温度か高いものである特許
    請求の範囲@(1)項記載の補強用接着性シート。 (5)加熱硬化後の引張弾性率か第1の熱硬化性補強樹
    脂シートの外層で30〜500 ]<り/mm2、第1
    の熱硬化件補強樹1指シートの内層および第2の熱硬化
    性補強樹脂シートで0.1〜22 k? / mm2て
    あり・かつ加熱硬化後のカラス転移〆晶J朝が第1の熱
    硬化性補強樹脂シートの外層で80℃以」ニ、第1の熱
    硬化性補強樹脂シートの内層および第2の熱硬化性補強
    樹脂シートで70℃以下である特許請求の範囲第(弔項
    記載の補強用接右性シート。 (6)第2の熱(,4Q化性浦強樹脂シートまたはこれ
    と第1の熱硬化性イili強倦(脂シートの内層とが導
    電性を有するものである特許請求の範囲第(1)項〜第
    (5)頃のいずれかに記載の補強用接着141.シーI
    ・。
JP17129582A 1982-09-30 1982-09-30 補強用接着性シ−ト Granted JPS5959773A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17129582A JPS5959773A (ja) 1982-09-30 1982-09-30 補強用接着性シ−ト

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17129582A JPS5959773A (ja) 1982-09-30 1982-09-30 補強用接着性シ−ト

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5959773A true JPS5959773A (ja) 1984-04-05
JPS621666B2 JPS621666B2 (ja) 1987-01-14

Family

ID=15920647

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17129582A Granted JPS5959773A (ja) 1982-09-30 1982-09-30 補強用接着性シ−ト

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5959773A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007008417A (ja) * 2005-07-04 2007-01-18 Toyota Motor Corp パネル構造

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007008417A (ja) * 2005-07-04 2007-01-18 Toyota Motor Corp パネル構造

Also Published As

Publication number Publication date
JPS621666B2 (ja) 1987-01-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4444818A (en) Reinforcing adhesive sheets
EP0061132B1 (en) Reinforcing member and its use for reinforcing a panel of an automobile
US4569880A (en) Reinforcing adhesive sheet
US4374890A (en) Adhesive-sheet for the reinforcement of metal plates and method of reinforcing metal plates
US7238407B2 (en) Multi-layer reinforcing laminate
JPS5959773A (ja) 補強用接着性シ−ト
JPS608947B2 (ja) 金属板補強用接着性シ−ト
JPS58136435A (ja) 積層補強材
JPS6049078A (ja) 金属板補強用の接着性シ−ト
JPS6334826B2 (ja)
JPS58118876A (ja) 金属板補強用の接着性シ−ト
JPS6322236B2 (ja)
JPS59204541A (ja) 補強用の接着性シ−ト
JPS60222239A (ja) 補強用接着性シ−ト
JPS58132067A (ja) 補強用の接着性シ−ト
JPS60222240A (ja) 補強用の接着性シ−ト
JPS5959774A (ja) 補強用接着性シ−ト
JPS621665B2 (ja)
JPS58132066A (ja) 補強用の接着性シ−ト
JPS58118877A (ja) 金属板補強用の接着性シ−ト
JPS58132065A (ja) 補強用の接着性シ−ト
JPS608948B2 (ja) 金属板補強用接着性シ−ト
JPS6121142B2 (ja)
JPH04173481A (ja) 穴埋めシーリングカバー材
JPS59213785A (ja) 補強用の接着性シ−ト