JPS58132065A - 補強用の接着性シ−ト - Google Patents

補強用の接着性シ−ト

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JPS58132065A
JPS58132065A JP1369082A JP1369082A JPS58132065A JP S58132065 A JPS58132065 A JP S58132065A JP 1369082 A JP1369082 A JP 1369082A JP 1369082 A JP1369082 A JP 1369082A JP S58132065 A JPS58132065 A JP S58132065A
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JP
Japan
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reinforcing
prepreg
thermosetting resin
adhesive sheet
resin composition
Prior art date
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Pending
Application number
JP1369082A
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English (en)
Inventor
Toshihiko Ariyoshi
俊彦 有吉
Hideshi Asoshina
阿蘇品 英志
Takashi Tominaga
孝志 富永
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nitto Denko Corp
Original Assignee
Nitto Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は補強用の接着性シートに関するものである。
従来、自動車などにおいては、車体鋼板に種々の補強措
置か施されている。たとえば、ルーフ、フェンダ−、フ
ード、トランク、クォーターパネル、ドア部のように比
較的広くて平坦な形状でありなから板厚か薄い外板にお
いては、構造上外方に対して適度な剛性を具備させる必
要がら、金属補強部材からなる内板をスポット溶接や接
着剤により貼り付ける手法かとられている。しがし、こ
の方法では、金属補強部材の重量が重く、車体の軽量化
に沿って設計された外板の薄板化に逆行し、重量増加、
コストアップになり、さらに取り付は工程が複雑化する
などの欠点を有していた。
また、車体外板の制振と補強を兼ねて、アスファルトゴ
ム、エポキシ樹脂、アクリル樹脂、フェノール樹脂、不
飽和ポリエステル樹脂などの高分子材料を外板の裏側に
相当な厚み゛でがっ相当な面積に塗布ないし貼りつける
方法も知られている。
この方法では、剛性強さは厚さの3乗に比例するといわ
れ、したかって厚さを大にすることにより剛性強さを増
大できる効果か得られるが、樹脂−の増大による重量の
増加、コストアップとなるなど前記金属補強材と同様の
欠点を有している。
この発明は、かかる従来の実情に鑑みて、なされたもの
で、軽量安価で被装着物の剛性を著しく向上した補強用
の接着性シートを提供することを目的としたもので、熱
硬化性樹脂組成物に補強材を埋設してなるシート状のプ
リプレグの一側面に、非チューブ状体から成形されると
ともに加熱により少なくとも垂直方向へ背延び状lこ変
形して上記非チューブ状体に略変形可能な偏平化物を添
着した補強用の接着性シートを用いる方法である。こノ
ば の補強用の接へシートを補強すべき物体の裏面に貼り付
は加熱することにより、上記偏平化物が軟化したプリプ
レグを押し上げた状態で硬化しリブ構造を形成する。上
記方法では均一な厚さのシート状物を貼り付は硬化させ
る方法と比較して、剛性強さは大きく向上する。
なお、横断面が矩形ないしは円形などの高分子成形物を
未硬化ないしは半硬化のプリプレグに貼り付けて予めリ
ブを形成し、補強すべき物体に接着して加熱硬化させる
方法もあるか、接着作業性か悪くとくに不均一面では非
常に悪い。
上記この発明のプリプレグは、補強材の両側面から熱硬
化性樹脂組成物を塗着させることによって得られるほか
、上記熱硬化性樹脂組成物をシート状に成形し、これと
補強材とをラミネート加工法等により一体化することに
より得られる。これらはいずれもプリプレグか一層構造
であるが、この発明の補強用の接着性シートの好ましい
態様としては、上記プリプレグが2層構造であって、金
属板を補強すべき対象物とする場合である。
すなわち、この発明の補強用接着性シートの好ましい態
様は、補強材を埋設し、かつ金属板に設けて加熱硬化さ
せた時の引張弾性率が金属板の剛性を向上させるに必要
かつ充分な大きさとなるような樹脂配合組成にされた第
1の熱硬化性樹脂組成物層と、これの−側面に積層され
て上記同様の引張弾性率が金属板の剛性を向上させるに
不充分な大きさとなるような樹脂配合組成にさtlだ第
2の熱硬化性樹脂組成物層とで2層構造のプリプレグを
構成し、非チューブ状体から成形されるとともに加熱に
より少なくとも垂直方向へ背延び状に変形して上記非チ
ューブ状体に復元可能な偏平化物を上記プリプレグにお
ける第2の熱硬化性樹脂組成物層側に添着した補強用の
接着性ソートを用いる方法である。
この発明の補強用の接着性シートは、プリプレグか特に
金属板に対して接着力の大きい熱硬化性樹脂組成物で構
成されているか、この棟の組成物はその硬化後の引張弾
性率が主にその樹脂配合組成つまり樹脂、硬化剤その他
の配合成分の種類ないし配合量などによって大きく相違
する。
この発明者らは、当初、前記の゛引張弾性率が車体外板
の如き金属板の剛性を向上させるに必要かつ充分な大き
さとなるような樹脂配合組成lこした熱硬化性樹脂組成
物を調製し、これて金属板を補強してみたところ、その
補強効果は満足できる反面、金属板の種類、厚さによっ
ては硬化収縮に起因した金属板の歪みの問題を免れるこ
とかできなかった。また逆に上記引張弾性率か金属板の
剛性を同上させるに不充分な大きさとなるような樹脂配
合組成にした熱硬化性樹脂組成物を調製し、これで金属
板を補強してみたところ、この場合硬化収縮に起因した
金属板の歪みはほとんど出現してこないことかわかった
か、金属板の種類、厚さによっては補強という所期の目
的を達しえないことかわかった。
しかるに、上記の相反する問題も、補強材を埋設し、か
つ引張弾性率の大なる第1の熱硬化性樹脂組成物層とこ
れに積層されて上記引張弾性率の小なる第2の熱硬化性
樹脂組成物とでシート状のプリプレグを構成し、このプ
リプレグにおける第2の熱硬化性樹脂組成物層側に、非
チューブ状体から成形されるとともに加熱により垂直方
向へ背高状に略復元変形する偏平化物を添着し、このプ
リプレグにおける偏平化物添着面側が金属板に接着する
ように貼り付は加熱硬化させることで解決される。
この発明に係る補強用の接着性ノートにおけるプリプレ
グの好ましい態様、つまり2層構造の場合においては、
第1の熱硬化性樹脂組成物層は、加熱硬化後の引張弾性
率が金属板の剛性を向上させるに必要かつ充分な大きさ
とされたものであるか、この引張弾性率とは一般に30
〜500/cq/−程度のものである。この弾性率かあ
まりに大きくなりすきると、第2の熱硬化性樹脂組成物
層の存在にもかかわらず、金属板の種類、厚さ、形状に
よっては歪みの発生を防止できなくなるおそれかある。
なお、この明細書において、引張弾性率とは、150 
Recommendation R−527に規定され
た方法で、Type lのテストピースを使用し、5p
eedBにより測定される値を意味す4ものである。
上記プリプレグか2層構造の場合、プリプレグを構成す
る第2の熱硬化性樹脂組成物層は、加熱硬化後の引張弾
性率が金属板のj4Q性を向上させるに不充分な大きさ
とされたものであるが、この引張弾性率とは一般に06
1〜22kQ/−程度のものである。この弾性率かあま
りに小さくなりすきると、金属板の種類、厚さ、形状に
よっては補強効果に乏しくなる。
上記の第1および第2の熱硬化性樹脂組成物層は、それ
ぞれ、熱硬化性樹脂としてエポキシ樹脂がもつとも好ま
しく用いられ、これに加熱活性硬化剤を配合し、さらに
必要に応じて各種の添加剤を加え、これを常法に準じて
未硬化ないし半硬化状態でシート成形することにより形
成できる。もちろん、エポキシ樹脂以外の熱硬化性樹脂
の使用も可能である。このシート成形に当たって、エポ
キシ樹脂の種類や硬化剤その他の添加剤の種類を適宜設
定することにより、あるいは各成分の配合なるように調
整する。
各組成物層の形成にもつとも好ましく用いられるエポキ
シ樹脂としては、通常のグリシジルエーテル型、グリシ
ジルエステル型、グリシジルアミン型、線状脂肪族エポ
キサイド型、脂環族エポキサイド型などの各種エポキシ
樹脂かあり、各組成物層の物性に応じてその1種を単独
であるいは2種以上を組み合せて使用できる。
また、加熱活性硬化剤としては、加熱により硬化作用を
発揮する通常の硬化剤でよく、一般に80〜200“C
の温度範囲で活性であれは充分で、たとえは、ジシアン
ジアミド、4・4′−ジアミノジフェニルスルホン、2
−n−ヘプタヂシルイミタゾールのようなイミダゾール
誘導体、イソフタル酸ジヒドラジド、N、N−ジアルキ
ル尿素誘導体、へ・N−ジアルキルチオ尿素誘導体など
か用いられる。使用量は、エポキシ樹脂1.00重置部
に対して通常1〜15重量部の割合でよい。
上記のエポキシ樹脂および硬化剤のほかに、組成物にシ
ート成形か可能な程度に凝集力を持たせ、またタレ防止
のため、あるいは溶融粘度を士げてぬれ性を向上させる
ためなどの目的で各種の添加剤が、必要に応じて用いら
れる。
たとえは、シート成形能を向上させる目的で、ポリビニ
ルブチラール、ポリアミド、ボリアミド誘導体、ポリエ
ステル、ポリスルホン、ポリケトン、ビスフェノールA
とエピクロルヒドリンとより誘導される高分子量のエポ
キン樹脂などの熱可塑性樹脂、またブタジェン−アクリ
ロニトリル共重合体ないしその誘導体などを配合できる
。これらの使用量は、エポキシ樹脂100重量部に対し
て5〜100重量部程度とするのかよい。
また、組成物のタレ防止の目的で、炭酸カルシウム、タ
ルク、アスベスト、けい酸類、カーボンブラック、コロ
イダルシリカなどの充填剤が用いられる。配合量は、エ
ポキシ樹脂100重量部に対して通常10〜300重量
部程度とすれはよい。
さらに、溶融粘度を下げ、ぬれ性を同上させる目的で、
ブチルグリシジルエーテル、長鎖アルコールのモノグリ
シジルエーテルなどの反応性稀釈剤、ジオクチルフタレ
ートの如きフタル酸系可塑剤、トリクレンジホスフェー
トの如きりん酸系可塑剤などを配合できる。これらの量
は、エポキシ樹脂100重量部に対して通常5〜30重
量部程度とするのがよい。
このようにして形成される第1および第2の熱硬化性樹
脂組成物層のなかでもとくに第2の熱硬化性樹脂組成物
層は、これが常態で粘着性を有するものであることか望
ましい。これは、金属板に適用する隙に加熱硬化前の仮
接着が容易となるからである。もちろん、第1の熱硬化
性樹脂組成物層が同様に粘着性を有していてもよい。
また、第1の熱硬化性樹脂組成物層には、金属板の補強
効果を大ならしめるために、補強材か埋設されている。
この補強材としては、ガラス繊維やアスベスト繊維など
からなる無機質繊維布、林、綿、ナイロン、ポリエステ
ノペボリプロピレンなどからなる有機質繊維布、ポリエ
ステルフィルムやナイロンフィルムの如きプラスチック
フィルム、クラフト紙の如き紙、ポリエステル繊維、ポ
リプロピレン繊維などからなる不織布、アルミニウム、
鉄、銅、亜鉛などからなる金属箔などがある。
補強材を埋設するには、第1の熱硬化性樹脂組成物層を
シート状に成形する際に、補強材の片面ないし両面に熱
硬化性樹脂組成物を塗布ないし含浸させるようにすれは
よい。前記補強材のなかでも片面含浸によってしかも充
分に大きな補強効果の得ることのできる無機質繊維布か
好適であり、とくに好ましくはカラス繊維布を使用する
のかよい。
この発明の補強用の接着性シートにおけるプリプレグの
好ましい態様は、前述の如き第1の熱硬化性樹脂組成物
層と第2の熱硬化性樹脂組成物層とを積層し一体化させ
てなるものであり、この積層一体化はその粘着性を利用
して行なってもよいし、或いは完全に硬化が進まない程
度に加熱して融着させてもよい。このシートの厚みは金
属板の種類、厚さ、補強の程度などによって異なるが、
一般には、9iA1の熱硬化性樹脂組成物層で0.01
〜10111程度、好適には0,1〜5朋、第2の熱硬
化性樹脂組成物層で0.1〜30MM程度、好適には0
.5〜1011Iで、全体の厚みか0.2〜401f1
程度、好適には0.5〜2Offである。
この発明の補強用の接着性シートの他の重要な構成要素
として、加熱により垂直方向へ背延び状に略復元変形可
能な偏平化物かある。この偏平化物を得るには、まず非
チューブ状体としての棒状の熱可塑性ポリマー成形物を
つ(る。この成形物の横断面は望ましくは矩形ないしは
円形であるかいかなる形状でもよく、一般には押出成形
あるいはプレス成形にて得ることかできる。
この熱可塑性ポリマーとしては、ポリエチレン、エチレ
ン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−エチルアクリレー
ト共重合体、ポリ塩化ビニル、ポリプロピレン、ポリス
チレンなどであり、また加熱により復元変形できる材料
であれはエチレン−プロピレン−ターポリマー等のエラ
ストマーでもよく、また上記エラストマーと熱可塑性樹
脂とをブレンドしてもよい。またポリマー成形物を得る
に当たって上記のポリマーに必要に応じて充填剤、顔料
、酸化防止剤、安定剤などの添加剤を添加してもよい。
この発明においては上記の熱可塑性ポリマー成形物から
なる非チューブ状体を好ましく架橋処理する。架橋方法
としては電子線、γ線、もしくは紫外線による照射また
は成形時に架橋剤等を配合して加熱架橋してもよい。つ
ぎに、この非チューブ状体を、熱ロール間を通す手段や
、熱プレスにより圧動する手段、さらには−軸延伸を行
なう手段等の任意の方法で偏平化物を得る。この偏平化
物は加熱により少なくとも背延ひ状に変形して路光の非
チューブ状体に復形できるものである。
この偏平化物としてとくに好適なものは加熱により水平
方向に収縮して垂直方向へ厚みが増す熱回復性収縮シー
トである。このシートを得る方法として下記の方法を行
なうこともできる。すなわち、たとえは熱可塑性樹脂フ
ィルムを押出成形機により成形し、架橋処理を行ない、
熱ロールないしは延伸機にて他の軸方向には収縮しない
ように延伸を行なってフィルムの厚みを減少させ、この
延伸フィルムを熱プレス等で融着する方法でもよいし、
架橋フィルムを融着後延伸を行なってもよい。
このようにして得られた偏平化物、たとえは熱回復性収
縮シートを前記の熱硬化性樹脂プリプレグに添着するこ
とでこの発明の補強用の接着性シートか得られる。また
この発明の補強用の接着ソートにおいては、プリプレグ
における熱回復性収縮シートのような偏平化物の添着面
とは反対側の面に保護フィルムを貼り付けてもよい。こ
の保護フィルムにより以下の如き効果か得られる。
第1に、保護フィルムをもった補強用の接着性シートは
、これを使用前にテープ状巻回体として保存する場合に
は、保護フィルムかセパレーターとしての機能を果すた
め層間粘着の如き同類をおこさない一方、このシートを
用いて補強するに当たり上記の保護フィルムを剥離しな
いでそのままドア外板面等に適用するため面倒な剥離操
作か不要となり、補強作業の迅速化に好結果か得られる
第2に、この保護フィルムは加熱硬化後、補強層の一部
としてドア外板面などに設けられるものであるから、こ
れによる補強効果の改善を期待できる一方、補強材によ
り強化された樹脂層を全面にわたって被覆する如く設け
られるために上記層の耐湿特性に好結果を与え、経口的
な補強効果の低士を防止する。したがってより信頼性の
高い補強層を形成することができる。
保護フィルムは、上記のとおりの各種機能を有し、強度
、耐湿性、耐熱性などにすぐれたポリマー材料を0.0
1〜05朋、好適には0.003〜0.1nの厚みに成
形したものを用いる。ポリマー材料としては、ポリエス
テル、ポリエチレン、ナイロン、ポリ塩化ビニル、ポリ
プロピレンなどの各種フィルムを用いることができる。
このようにして得られるこの発明の接着性シートの好ま
しき性状としては、そのプリプレグか常温では実質的に
流動せず自己保持性を有するか、全体として高粘度状態
となっているものである。
このものは可撓性および柔軟性を有し、250〜300
度に折り曲げてもシートの損傷がみられず原状回復性を
有している。したがって、かかる好ましき態様によると
、形状順応性があるため、被補強材(金属板)が波状、
山形状、四角状、湾曲状などであっても貼着でき、補強
用のシートとしてより有効に応用できる。
この発明の補強用の接着性シートを用いて補強するべき
対象物の代表的なものは、金属板、とりわけ自動車の外
板の如き車体鋼板であるか、その他各種車輌、洗濯機、
テレビ等家電製品などの一般に薄板とされている金属板
に対して広く適用することかできる。
この発明の補強方法は、上述の如き金属板、たとえは車
体鋼板ではその鋼板の裏面側に、前記接着性シートを圧
着し、ついで通常の加熱方法、たとえは熱風循環式の加
熱炉、赤外線加熱炉、高周波誘導加熱炉などを用いて加
熱し硬化させることにより達成できるものである。なお
、上記加熱硬化は、自動車製造ラインにおける車体鋼板
の塗料焼付工程で同時に行なうことかできる。
以上詳述したとおり、この発明によれは補強材を埋設し
た熱硬化性樹脂プリプレグの一側向に、非チューブ状体
から成形されるとともに加熱により少なくとも垂直方向
へ背延び状に略復元変形する偏平化物を添着してなる補
強用の接着性シートを使用し、これを補強すべき物体に
特定状態に汁着し加熱硬化させるたけで大きな補強効果
か得られるとともに、施工か非常に簡単となるなどの効
果かもたらされる。
実施例1 エピコート#828(油化シェル社製のビスフェノール
A型液状エポキシ樹脂)SO4、エポミックR−151
(三片石油化学エポキシ社製の可撓性エポキシ樹脂)1
0部、バイロン七500(東洋紡社製のポリエステル樹
脂)40部、ジシアンジアミド(日本カーバイド社製の
エポキシ樹脂潜在硬化剤)2部、タルク50部、アスベ
スト粉2部からなるエポキシ樹脂組成物を通常のミキシ
ングロールにて混練し、得られた樹脂塊を直圧式プレス
にて厚さ1 mmにシート状に成形し、さらに補強材と
してのガラスクロス(日東紡績社製のWE −22D−
104)をラミネートして熱硬化性樹脂プリプレグを得
た。
一方、中密度ポリエチレン樹脂(三片石油化学さQ、 
5 su+にフィルム成形し、電子線加速器を用いず長
さ方向に4倍に延伸し、厚みを0.15111にした。
この延伸フィルム16枚を重ね直圧式プレスを用いて1
50°Cで融着させ、室温まで冷却後プレスから取り出
すことにより、2.41部M厚みて加熱により9.6朋
厚となる偏平化物、つまり熱回復性収縮シートを得た。
収縮方向に15部幅に切断した上記帯状の熱回復性収縮
シートを、5部朋幅の熱硬化性樹脂プリプレグにおける
ガラスクロス装着側とは反対側に添着して補強用の接着
性シートを得た。この補強用の接着性シートを0.8闘
厚のi板に、上記カラスクロスか外側となるように圧着
した。この圧着後140”Cの雰囲気中で30分間加熱
した。この加熱によります熱回復性収縮シートが熱変形
を起こして厚さが延伸前まで回復してプリプレグがリブ
状構造になった後、熱硬化した。
このようにして補強した鋼板を試験片として上記に示す
方法により強度試験を行なったところ、最大曲は応力か
40kq150mm幅であった。鋼板の 単独での最大曲は応力か9 kQ/ 50 turnで
あったも 1と 処比較して非常にすぐれた補強効果か得られてい 入る
ことかわかった。
〈強度試験〉 先端間の距離109gmで平行に配置させた、先端か曲
率半径5 Iffの逆U字型断面を呈する2枚の垂直平
板(幅50111K)を有する支持台で、幅50寵にさ
れた試験片を水平に支持し、゛その中央部に上部から曲
率半径5酊のU字型断面を呈する垂直平板(幅50MM
)で荷重を加えたときの最大曲げ応力(kq150f1
幅)を測定した。
実施例2 エピコート#828(油化シェル製ビスフェノールA型
液状エポキシ樹脂)35部、エピコート#1002 (
油化シェル製ビスフェノールA’l型エポキシ樹脂)5
0部、バイロン$500(東洋紡社製ポリエステル樹脂
)15部、キュアゾール2 MZ−AZINE(四国化
成社製エポキシ樹脂用潜在硬化剤)5部、ジシアンジア
ミド(日本カーバイド社製エポキシ樹脂用潜在硬化剤)
5部、タルク50部、アスベスト2部からなるエポキシ
樹脂組成物を通常のミキシングロールにて混練し、得ら
れた樹脂塊を直圧式プレスにて厚さQ、 5 mmにシ
ート状に成形し、さらに補強材としてのガラスクロス(
日東紡績社製WE−22D−104)をラミネートして
未硬化状態の第1の熱硬化性樹脂組成物層とした。
さらにエピコー)$871(油化シェル社製のダイマー
酸変性エポキシ樹脂)80部、エピコート$1002 
(前出)10部およびハイカーCTBN1300X8 
(BFグツドリッチ社製のニトリルゴム)10部を混合
釜にて溶融混合して得られた組成物100部に、キュア
ゾール2MZ−AZIへE(前出)5部、ジシアンジア
ミド5部、タルク50部およびアスベスト粉2部を配合
し通常のミキシングロールにて混練り後、これを直圧式
プレスにてシート状に成形して、厚さ0.8MMの未硬
化状態の第2の熱硬化性樹脂組成物層とし、前記の第1
の熱硬化性樹脂組成物層と貼り合わせて2層構造の熱硬
化性樹脂プリプレグとした。
一方、リンクロンLF−710(三菱油化社製の有機シ
ラン変性ポリマー含有ポリエチレン)を用いて外径81
1Mの丸棒を押出成形した。このポリマーは空気中の水
分で架橋反応を起こすものであり、上記の成形物を10
0”Cの湯中に8時間浸漬し架橋させ、架橋完了後15
0’C熱プレスで厚さ3酊に圧縮し、室温まで冷却後プ
レスから取り出してプリプレグのカラスクロスと反対側
に添着して捕物層の加熱硬化後の引張弾性率は第1層が
97 kq/−1第2層が3.0kQ/−であった。た
だし加熱硬化の条件は150”060分間である。
つきに実施例1と同様にして0.81RM厚さの鋼板に
プリプレグにおける第2の熱硬化性樹脂組成物1−側を
接着した後、140℃で30分間加熱硬化にり ころ45 me−/ 50 ays幅で非常に良好な補
強効果か得られることかわかった。また鋼板のヒケ現象
を目視にて観察したが全く認められず外観も良好であっ
た。
実施例3 実施例1で得た熱硬化性樹脂プリプレグのガラスクロス
と反対側にポリエステルフィルム(東し社製のルミラー
#9)を貼り合わせ、さらに実施例1で得た加熱により
熱変形する熱回復性収縮シートをポリエステルフィルム
と反対側に圧着してこの発明の補強用の接着性シートを
得た。
つぎにこの補強用の接着性シートをQ、 888%の鋼
板にポリエステルフィルムか外側となるように圧着した
。この圧着作業はテープ秋春同体とされた補強用の接着
性シートを巻きほぐしながら行ったものであるが、ポリ
エステルフィルムのため層間粘着や樹脂の付着汚れを起
こさず、圧着作業か非常に良好であった。
この圧着物を140″Cで30分間加熱硬化させたか、
熱硬化性樹脂の突出部にも良好に密着したポリエステル
フィルムを有する補強層を形成でき、また外表面のポリ
エステルにより外観、耐湿性、耐摩耗性などlこすぐれ
るものであった。
特許出願人  日東亀気工業株式会社 4

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)  補強材を埋設したシート状の熱硬化性樹脂プ
    リプレグと、非チューブ状体から成形されるとともに加
    熱により少なくとも垂直方向へ背延び状に変形して上記
    非チューブ状体に略復元可能でかつ上記プリプレグより
    も細幅に形成された偏平化物とを備え、この偏平化物を
    上記プリプレグの一側面に添着したことを特徴とする補
    強用の接着性シート。
  2. (2)上記偏平化物が、加熱により水平方向へ収縮して
    垂直方向へ犀みか増す熱回復性収縮シートである特許請
    求の範囲第(1)項記載の補強用の接着性シート。
  3. (3)上記プリプレグを、補強材か埋設され、かつ硬化
    後の引張弾性率が大きくなるように樹脂配合された第1
    の熱硬化性樹脂組成物層と、上記同様の引張弾性率が小
    さくなるように樹脂゛配合されj′Fiへ沖 た第2の熱硬化性樹脂層とで構成してなる特許請求の範
    囲第(1)または第(2)項記載の補強用の接着性シー
    ト。
  4. (4)上記第1の熱硬化性樹脂組成物層は硬化後の引張
    弾性率が30〜500A:f7/−のエポキシ系樹脂組
    成物層であり、第2の熱硬化性樹脂組成物層は硬化後の
    引張弾性率が0.1〜22kQ/−のエポキシ系樹脂組
    成物層である特許請求のbh第(3)項記載の補強用の
    接着性シート。
  5. (5)上記補強材かガラス繊維布である特許請求の範囲
    第(1)項〜第(4)項のいずれかに記載の補強用の接
    着性シート。
  6. (6)上記プリプレグには、偏平化物添着面とは反対側
    の面に保護フィルムか装着されている特許請求の範囲第
    (1)項〜第(5)項のいずれかに記載の袖、強用の接
    着性シート。
  7. (7)上記保護フィルムかポリエステルフィルムである
    特許請求の範囲第(6)項記載の補強用の接着性シート
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Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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