JPS58132066A - 補強用の接着性シ−ト - Google Patents

補強用の接着性シ−ト

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Publication number
JPS58132066A
JPS58132066A JP1369182A JP1369182A JPS58132066A JP S58132066 A JPS58132066 A JP S58132066A JP 1369182 A JP1369182 A JP 1369182A JP 1369182 A JP1369182 A JP 1369182A JP S58132066 A JPS58132066 A JP S58132066A
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JP
Japan
Prior art keywords
reinforcing
adhesive sheet
thermosetting resin
prepreg
resin composition
Prior art date
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Pending
Application number
JP1369182A
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English (en)
Inventor
Takashi Tominaga
孝志 富永
Toshihiko Ariyoshi
俊彦 有吉
Hideshi Asoshina
阿蘇品 英志
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nitto Denko Corp
Original Assignee
Nitto Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は補強用の接着性シートに関するものである。
従来、自動車などにおいては、車体鋼板に種々の補強措
置が施されている。たとえば、ルーフ、フェンダ−、フ
ード、トランク、クォーターパネル、ドア部のように比
較的広くて平坦な形状でありながら板厚が薄い外板にお
いては、構造上外力に対して適度な剛性を具備させる必
要から、金属補強部材からなる内板をスポット溶接や接
着剤により貼り付ける手法がとられている。しかし、こ
の方法では、金属補強部材の重量が重く、車体の軽軟化
に沿って設計された外板の薄板化に逆行し、重量増加、
コストアップになり、さらに収り付は工程が複雑化する
などの欠点を有していた。
一方、車体外板の制震と補強を兼ねて、アスファルトゴ
ム、エポキシ樹り旨、アクリル樹l旨、フェノール!M
脂、不飽和ポリエステル樹脂などの高分子材料を、外板
の裏面側に相当な厚みでかつ相当な面積にべた塗りする
方法も知られている。この方法では、高分子材料として
引張弾性率が大きくかつ接着力の大きい材料を選定し、
しかもこれを厚く塗布すれば相当大きな補強効果か得ら
れ、また金属補強部材を使用する方法に較べて軽量で工
法も簡便となるなどの利点も得られる。
ところが、その反面引張弾性率ないし接着力の大きい高
分子材料は一般に三次元架橋を行なわせる熱硬化性!M
脂を使用したものがほとんどであり、このような樹脂材
料によると硬化収縮などに起因した硬化後の残留応力に
よって外板に歪み(へこみ)を与え、車体のi−(つら
いち)性が悪くなって商品価饋を著るしく損なうという
致命的な問題があった。
この発明は、この、ような事情に照らして、金属補強部
材に較べて有利な熱硬化性lR脂材料を使用する場合に
、この材料の硬化収縮に起因した金属板の歪みを抑えな
おかつ充分に大きな補強効果を得ることのできる新規か
つ有用な方法を開発するべく、鋭意検討した結果、見い
出されたものである。
すなわち、この発明は加熱硬化させたときのガラス転移
温度が高くなるように樹脂配合されかっ補強材が埋設さ
れた第1の熱硬化性樹脂組成物層と、この第1の熱硬化
性f#脂組成物層に積層されて、上記同様のガラス転移
温度が低くなるように樹脂配合された第2の熱硬化性樹
脂組成物1−とからなるプリプレグにおける上記第2の
熱硬化性樹脂組成物層側表面に、チューブ状体から成形
されるとともに加熱することによりチューブ状に略復元
変形Or能でかつプリプレグよりも細幅の(至)モ化物
を付着してなる補強用の接着性シートに係るものである
而して、この発明に係る補強用の接着性シートにおいて
は、プリプレグが熱硬化性樹り旨組成物を用いて2層構
造となっているが、この種の組成物はその加熱硬化後の
ガラス転移温度が主にその樹脂配合組成、つまり樹υ旨
、硬化剤その他の配合成分の種類ないし配合量などによ
って大きく相違する。通常第1の熱硬化性樹脂組成物の
硬化後のガラス転移温度が70℃以上、上記同様の第2
の熱硬化性樹脂組成物層のガラス転移温度が60℃以F
になるようにする。
上記の第1および第2の熱硬化性樹脂組成物層は、それ
ぞれ、熱硬化性樹脂に加熱活性硬化剤を配合し、さらに
必要に応じて各種の添加剤を加え、これを常法に準じて
未硬化ないし半硬化状態でシート成形することにより形
成できる。このシート成形に当たって、熱硬化性樹り旨
の種類や硬化剤その他の添加剤の種類を適宜設定するこ
とにより、ラス転移温度が前記の如くなるように調整す
る。
各組成物層の形成に用いられる熱硬化性!M脂の代表的
なものとしてはエポキシ樹脂があり、これにはグリシジ
ルエーテル型、グリシジルエステル型、グリシジルアミ
ン型、線状り旨肪族エポキjサイド型、脂環族エポキサ
イド型などの各種エポキシ樹脂が含まれ、各組成物層の
物性に応じてその1種を単独であるいは2種以上を組み
合せて使用できる。
また、加熱活性硬化剤としては、加熱により硬化作用を
発揮する通常の硬化剤でよく、一般に80〜200℃の
1m反範囲で活性であれば充分で、たとえばエポキシ摺
り旨の場合、ジシアンジアミド、4・4’ −ジアミノ
ジフェニルスルホン、 2−n −ヘプタデシルイミダ
ゾールのようなイミダゾール誘導体、イソフタル酸ジヒ
ドラジド、N、N−ジアルキル尿素誘導体、N、N−ジ
アルキルチオ尿素誘導体などが用いられる。使用量は、
エポキシ樹脂100重量部に対して通常1〜15重量部
のl!IJ合でよい。
上記の熱硬化性樹脂および硬化剤のほかに、組成物にシ
ート成形かOT能な程度に凝集力を持たせ、またタレ防
止のため、あるいは溶融粘度を丁げてぬれ性を向上させ
るためなどの目的で各種の添加剤が、必要に応じて用い
られる。
たとえば、シート成形能を向上させる目的で、ポリビニ
ルブチラール、ポリアミド、ポリアミド誘導体、ポリエ
ステル、ポリスルホン、ボリクトン、ビスフェノールA
とエピクロルヒドリンとより誘導される高分子量のエポ
キシ横目上などの熱可塑性樹1旨、またブタジェン−ア
クリロニトリル共らの使用量は、エポキシ樹脂100重
量部に対して5〜100重量部程度とするのがよい。
また、組成物のタレ防止の目的で、炭酸力ルシウム、タ
ルク、アスベスト、けい酸類、カーボンブランク、コロ
イダルシリカなどの充填剤か用いられる。配合量は、エ
ポキシ樹脂100重量部に対して通信10〜300重量
部程度とすればよい。
さらに、溶軸粘変を下げ、ぬれ性を向上させる目的で、
ブチルグリシジルエーテル、長鎖アルコールのモノグリ
シジルエーテルなどの反応性稀釈側、ジオクチルフタレ
ートの如きフタル酸系可塑剤、トリクレンジホスフェー
トの如きりん酸系可塑剤などを配合できる。これらの量
は、エポキシ樹脂100重量部に対して通常5〜30重
量部程度とするのがよい。
このようにして形成される第1および第2の熱硬化性樹
脂組成物層のなかでもとくに第2の熱硬化性樹脂組成物
層は、これが常態で粘着性を有するものであることが望
ましい。これは、金属板などの被着体に適用する1際に
加、i硬fヒ藺の仮接着か容易となるからである。もち
ろん、第1の熱硬化性樹脂指組成物層が同様に粘着性を
有していてもよい。
また、第1の熱硬化性樹脂組成物層には、金属板の補強
効果を大ならしめるために、補強材が埋設されている。
この補強材としては、ガラス繊維やアスベスト繊維など
からなる無機質繊維布、麻、綿、ナイロン、ポリエステ
ル、ポリプロピレンなどからなる有機質繊維布、ポリエ
ステルフィルムやナイロンフィルムの如きプラスチック
フィルム、クラスト紙の如き紙、ポリエステル繊維、ポ
リプロピレン繊維などからなる不織布、アルミニウム、
鉄、銅、亜鉛などからなる金属箔などかある。
補強材を埋設するにンま、第1の熱硬化性樹脂組成物層
をシート状に成形する際に、補強材の片面ないし両面に
エポキシ樹脂組成物を塗布ないし含浸させるようにすれ
ばよい。前記補強材のなかでも片面含浸によってしかも
充分に大きな補強効果の得ることのできる無機質繊維布
が好適であり、とくに好ましくはガラス繊維布を使用す
るのがよい。
この発明に係る補強用の接着性シートは、一方の構成要
素であるプリプレグが上述の如き第1の熱硬化性樹IJ
旨組成物層と第2の熱硬化性樹脂組成物層とを積層し一
体化させてなるものであり、この積層一体化けその粘着
性を利用して行なってもよいしあるいは完全に硬化か進
まない程度に加熱して融着させてもよい。このシートの
厚みは、金属板の種類や補強の程度などによって異なる
か、一般には第1の熱硬化性樹脂組成物層で001〜1
0jEI程度、好適には01〜5層、第2の熱硬化性樹
脂組成物層で01〜30顛程度、好適には0.5〜1(
11で、全体厚みが通常02〜40藺程度で好適には0
.5〜20麿である。
この発明に係る補強用の接着性シートの他の重要な構成
要素として、加熱することによりチューブ状に略復元変
形する偏平化物かある。この偏平化物を得るには、まず
チューブ状体を製造する。
ここにいうチューブ状体とは、肉厚が通常約O1〜5履
程度の比較的柔軟性を有するE引合、たとえば高分子I
!;を形品であって、−投に押出成形機にて得ることが
できる。このチューブ状体の!!!造に使用されるポリ
マーとしては、ポリエチレン、エチレン−酢酸ヒニル共
重合体、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリ塩化ビニ
ル、エチレン−プロピレン−ターポリマー、ニトリルゴ
ム、ブチルゴム、アクリロニトリル−ブタジェン−スチ
レンゴムなどが挙げられる。また必要に応じて充填剤、
顔料、老化防止剤、安定flJを添加してもよい。
この発明に5いては、チューブ状体を好ましくは架橋処
理する。架橋処理法としては、とくに踵子線、ガンマ−
線などの電離放射線照射もしくは紫外線照射などが有効
であるが、チューブ状体の製造時に予め架橋剤もしくは
これと架橋促進剤とを配合、混練りして、これら配合剤
により加熱架橋させる方法でもよい。
この架橋剤および架橋促進剤としては、ジクミルパーオ
キサイド、ラクリルバーオキサイド、ベンゾイルパーオ
キサイド、メチルエチルヶトンパどが挙げられる。
つぎに、架橋処理を行なったチューブ状体を半径方向か
ら圧着して偏平化物に成形する。この方法はプレス成形
で圧着したり、熱ロール間を通す等任意の方法でよい。
しかしこの圧着の際、チューブ状体を半径方向へ過度に
圧縮すると、加熱による復元変形が起りにくくなるdで
注意が必要である。またチューブ状体を圧着して偏平化
物に成形する場合、チューブ状体の内周面同志が融着し
てしまうと、加熱の際に均一なチューブ状に復元変形し
難く、逆に融着していないと、プリプレグに対して反発
するように剥離して該プリプレグへの圧着作業性が悪く
なる。この改良として、予めチューブ状体を2層構造に
してさくとよい。この2層構造における内周面側をホン
トメルト樹脂層し などで構成l、加熱により容易に溶融するようにしてお
くと、上記チューブ状体をプレス成形する際、上記ホッ
トメルト樹脂層が接着剤の役目をし、一方加熱の際は溶
融して偏平化物がチューブ状に復元変形するのを妨げな
い。また単層構造のチューブ状体とは別に上記ホットメ
ルト樹脂層等をシート状あるいはロンド状に製造してお
き、それを上記チューブ状体内に挿入して熱プレス成形
等により圧着してもよい。
このようにしてチューブ状体より得た偏平化物を、上記
熱硬化性樹l旨プリプレグの第2の熱硬化性!Mυ旨組
成物層側に圧着してこの発明の補強用の接着性シートが
得られる。またこの発明の補強用の接着性シートにおい
て、上記プリプレグにおける偏平化物付着面とは反対側
の面に保護フィルムを貼り付けてもよい。この保護フィ
ルムにより以ドの如き効果か得られる。
第1に、保護フィルムをもった補強用の接着性シートは
、これを使用前にテープ秋春同体として保存する場合に
は保護フィルムがセパレータとしての機能を果すため層
間粘着の如き問題をおこさない一方、このシートを用い
て補強するに当たり上記の保護フィルムを剥離しないで
そのままドア外板面等に適用するため面倒な剥離操作が
不要となり、補強作業の迅速化に好結果か得られる。
第2に、この保護フィルムは、加熱硬化と、補強層の一
部としてドア外板面等に設けられるものであるから、こ
れによる補強効果の改善を期待できる一方、繊維強化樹
脂層を全面に亘って被覆する如く設けられるだめに上記
層の耐湿特性に好結果を与え、経日的な補強効果の低下
を防止する。
したがって、より信頼性の高い補強層を形成することが
できる。
保護フィルムは、前述したとおりの各種機能を有し、強
度、耐湿性、耐熱性などにすぐれるポリマー材料から0
001〜0.51+1、好ましくは0.003〜0,1
履程度の厚みに成形されたものが用いられる。ポリマー
材料としてとくに好適なものは、ポリエステルフィルム
であるか、その他ポリエチレンフィルム、ナイロンフィ
ルム、ポリ塩化ビニルフィルム、ポリプロピレンフィル
ムナトの各種フィルムを適用できる。
このようにして得られるこの発明の接着性シートの好ま
しき性状としては、そのプリプレグが線温では実質的に
流硝せず自己保持性を有するが、全体として高粘度状態
となっているものである。
このものは可撓性および柔軟性を有し、250〜300
度に折り曲げてもシートの損傷がみられず原状回復性を
有している。したがってかかる好ましき態様によると、
形状順応性があるため、被補強材(金属板)か波状、山
形状、四角状、湾曲状この発明の補強用の接着性シート
を用いて補強するべき対象物の代表的なものは、金属板
、とりわけ自動車の外板の如き車体鋼板であるか、その
池各種車輛、洗濯機、テレビ等家屯製品などの一般に薄
板とされている金属板に対して広く適用することができ
る。
この発明の補強方法は、上述の如き金属板、たとえば車
体鋼板ではその鋼板の裏面側に、前記接着性シートをそ
の第2の熱硬化性樹1旨組成物層側から圧着し、ついで
通常の加熱方法、たとえば熱て加熱し硬化させるととも
に、偏平化物をチューブ状体に復元させて硬化補強層に
リプを形成することにより達成できるものである。なお
、上記加熱硬化は、自助束製造ラインにおける虫体鋼板
の塗料焼付工程で同時に行なうことができる。
このような加熱において、補強用の接着性シートのプリ
プレグを、補強材を埋設しかつ加熱硬化層側に、加熱す
ることによりチューブ状に略復元変形可能な偏平化物を
付着させているから、第2の樹り旨組成物層側を金属板
書ζ接着させれば、外側に位置するガラス転移温度の高
い第1の樹脂組成物層によって常温下はもちろん、40
℃以上の高温下、たとえば40℃から第1の樹脂組成物
層のガラス転移温度までの環境下での繊維強化樹脂層の
強度が大となり、また加熱により復元したチューブ状体
に起因したリプ構造により、金属板等の剛性に非常に好
結果がもたらされる。一方、金属板等に当接したガラス
転移温度の低い第2の樹脂組成物層によって硬化後の収
縮に起因した金属板等の歪みの発生を抑止することがで
きる。
また、この補強方法において、接着性シートとして17
7述の如く少なくとも第2の熱硬化性樹脂組成物層か粘
着性を有するものなどを使用することにより、それに応
じた前述の如き特性を発揮できる。
以上詳述したとおり、この発明によれば、特定の熱硬化
性樹脂組成物を用すた2層構造の熱硬化性樹l旨プリプ
レグの一側面に、チューブ状体から成形され加熱するこ
とによりチューブ状に略復元変形可能な偏平化物を付着
した補強用の接着性シートを筺用し、これを補強すべき
物体、たとえば金属板に貼り付けた後、加熱硬化させる
だけで、大きな補強効果が寿られるとともに、上記操作
中に金属板に歪みを生じさせるとともなく、また施工が
非常に簡便となるなどの効果がもたらされる。
つぎに、この発明の実施例を記載する。以下において、
部とあるのは重蝋部を意味するものとする。
実施例1 エピコート#−828(油化シェル社製のビスフェノー
ルA型液状エポキシ樹脂)40部、エピコ−)#100
2([化シェル社製のビスフェノールA9固形エポキシ
樹脂)40部、ブラタミドf−1103P(日本リルサ
ン社製の共重合ナイロン樹脂)20部、D、Pハードナ
ー(丸相バイオケミカル社製の硬化剤)5部、ジシアン
ジアミド(日本カーバイド社製のエポキシ樹脂潜在硬化
剤)5部、タルク50部およびアスベスト粉2flKか
らなるエポキシ樹り旨組成物を通常のミキシングロール
にて混練りし、得られた樹l旨塊を直圧式プレスにて厚
さ0.5 mにシート成形し、さらにガラス繊維布(日
東紡績社製のWE−22D104  )をラミネートし
、第1の熱硬化性樹脂組成物層とした。
りぎJこ、エピコート#1004(油化シェル社製のビ
スフェノールA型固形エポキシ樹1旨)65穫 部、可撓−エポキシ樹脂(版本薬品工業社製のトリプロ
ピレングリコールジグリシジルエーテル)35部、ジシ
アンジアミド(日本カーバイド社製のエポキシ樹脂潜在
硬化剤)5部、タル250部およびアスベスト粉2部か
らなるエポキシ樹脂組成物を、前記と同様にミキシング
ロールにて混練りし、直圧式プレスにてシート状に成形
して、厚さ08顛からなる未硬化状の第2の熱硬化性樹
脂組成物層とした。
この第2の熱硬化性樹脂組成物層を前記第1の熱硬化性
樹脂組成物層に貼り合わせて熱硬化性樹脂プリプレグを
得だ。このプリプレグの第1および第2の熱硬化性樹脂
組成物層の加熱硬化どのガラス転移温度は、第1の層で
110℃、第2の層で50℃であった。ただし、加熱硬
化の条件は150℃で60分間である。
一方、ポリエチレン樹脂(住人化学社製のスミカセンL
−705)を押出成形機にてチューブ成形して、外径1
0麿、肉厚0.8 mのポリエチレンチューブ状体を得
た。このチューブ状体に4子線加熱器を用いて2部mr
ad電子線照射を行なった。
この電子線照射されたポリエチレンチューブ状体内にエ
チレン−酢酸ビニル共重合体(三片ポリケミカル社製の
エバフレックス#150)の棒状物(直径約1 wm 
)を挿入した後、約80℃の熱ロールを通してポリエチ
レンチューブ状体を半径方向から挟着することにより、
エチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂がホントメルト接着
剤の役目をした偏平化物が得られた。
この偏平化物を50麿幅に切断した上記熱硬化性樹脂プ
リプレグの第2の熱硬化樹脂組成物層側にラミネートし
て、この発明の補強用の接着性シートを得た。
この補強用の接着性シートを081m厚の鋼板に対して
上記ポリエチレンの偏平化物側が鋼板側になるように圧
着した。この圧着後、150℃の雰囲気中で60分間加
熱させた。これにより先ずエチレン−酢酸ビニル共重合
体樹脂が〆融し、ポリエチレン偏平化物が熱によりチュ
ーブ状に略復元flEし、これにより、熱硬化性樹脂プ
リプレグが上記チューブ変形体に沿って凸状に硬化した
このように補強した鋼板を試験片として次の如き強度試
験を行なったところ、その最大曲げ応力は20℃で60
Kg150am巾となり、補強措置をなんら施していな
い鋼板単独の最大曲げ応力か8印150藺巾であったの
に対し、非常にすぐれた補強効果か得られていることが
判った。さらに50℃で同様な強度試験を行なったとこ
ろ、42#150W[1jとなり、高温特性も良好であ
った。、また加熱硬化どの鋼板のヒケ現象も目視により
認められなかった。
く強度試験〉 先端間の距離100IE11で平行に配置させた、先端
が曲率半径5uの逆U字型断面を呈する2枚の垂直平板
(巾50闘)を有する支持台で、巾50顛にされた試験
片を水平に支持し、その中央部に上部から曲率半径5厘
のU字型断面を呈する垂直平板(中50a)で荷重を加
えたときの最大曲げ応力(Q1501M巾)を測定した
実施例2 エピコート#828 (前出)60部、エピコー)41
002(前出)35部、フェノキシ樹脂(ユニオンカー
バイド社製)5部、キュアソール2MZ−AZ I N
E (四国化成社製のエポキシ樹脂潜在硬化剤)5部、
ジシアンジアミド(前出)5都、タルク50部およびア
スベスト粉2部からなるエポキシ樹脂組成物を、実施例
1と同様にして0、5 M厚にシート成形し、さらにガ
ラス繊維布(日東紡績社yvVE26−104)をラミ
ネートし、第1の熱硬化性樹脂組成物層とした。
つぎに、エピコート#1004(前出)20部、エピコ
ート#871(油化シェル社製のグイマー酸変性エポキ
シ!M桶)80部、o、pハードナー(前出)5部、ジ
シアンジアミド5部、タルク50部およびアスベスト粉
2部からなるエポキシ樹脂組成物を、実施例1と同様に
して07麿厚にシート成形して第2の熱硬化性樹脂組成
物層とした。
この第2の熱硬化性樹脂組成物層を前記第1の熱硬化性
m脂組成物層に貼り合わせ、さらに第1の1vlI硬化
性樹脂組成物層側にポリエステルフィルム(東し社製の
ルミラー+9)をラミネートすることにより、熱硬化性
樹脂プリプレグを得た。
このプリプレグの第1および第2の熱硬化性樹脂組1戊
物層の加熱硬化どのガラス転移温度は、第1の層で12
0℃、第2の層で45℃であった。
ただし、加熱硬化の条件は、150℃、60分間である
一方、ポリエチレン樹脂(前出)と、エチレン−酢酸ビ
ニル共重合体樹脂(三片ポリケミカル社製のエバフレッ
クス#220 )を2層押出成形機にてポリエチレン…
りが外側になるようチューブ成形l、、外径が10層で
、肉厚がポリエチレン樹脂層で0.71EI、エチレン
−酢酸ビニル共重合体樹脂層で0.31Elのチューブ
状体を得た。つき゛にこのチューブ状体を実施例1と同
様に約80℃の熱Q−ルを通すことにより2層チューブ
が圧着さn、エチレノー酢酸ビニル共市合体樹脂が接着
剤の役目をした偏平化物が得られた。この偏平化物を、
50u1咄に切断した上記熱硬化性樹脂プリプレグの第
2の熱硬化性樹脂組成物層側に圧着して、この発明の補
強用の接着性シートを得た。
この補強材を用いて、実施例と同様の操作でかつ同様の
条件で鋼板を補強したところ、最大曲げ応力が20℃で
65415(1+++lJという非常にすぐれた補強効
果が得られた。さらに50℃で強度測定を行なったとこ
ろ、48印150ax幅で高温特性も良好であった。ま
た加熱硬化どのヒケ現象も目視により認められなかった
比較例1 実施例2の第1の熱硬化性樹脂組1物を用いて、これを
0.6m厚にシート成形するとともに、これにガラス繊
維布(日東紡績社製のVVE−221)104)をラミ
ネートした。このシートを5crn巾に切断したのら、
実施例2で得たポリエチレン偏モ化物を粘着させて、補
強用の接着性シートを得た。
この補強用の接着性シートを用いて、以下実施例2と同
じ操作でかつ同じ条件で鋼板を補強したところ、最大曲
げ応力は50415(11巾であったが加熱硬化どの鋼
板にヒケ現象が発生した。
比較例2 実施例2の第2の熱硬化性樹脂組成物を用いてこれを1
.2m厚にシート成形するとともに、これにガラス繊維
布(日東紡績社製のvVK3030A)をラミネートし
た。このシートを5CFn巾に切断したのち、実施例2
で得たポリエチレン偏モ化物を粘着させて補強用の接着
性シートを得た。
この補強用の接着性シートを用いて、以下実施例2と同
じ操作でかつ同じ条件で鋼板を補強したところ、加熱硬
化後ヒケ現象をきたすことはなかった。しかし、最大曲
げ応力は20℃で35確15oIg巾で、また50℃で
Vi18A61150g巾で特性の悪いことがわかった

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 ttlシート状の熱硬化性樹脂プリプレグと、チューブ
    状体から成形されるとともに加熱によりチューブ状に略
    復元変形可能でかつ上記プリプレグよりも細幅に成形さ
    れた偏平化物とを備えてなる接着性シートであって、か
    つ上記のプリプレグは補強材が埋設されかつ加熱硬化さ
    せたときのガラス転移温度が高くなるように樹脂配合さ
    れた第1の熱硬化性樹脂組成物層と、上記第1の熱硬化
    性樹脂組成物層に積層されて上記同様のガラス転移温度
    が低くなるように樹脂配合された第2の熱硬化性樹脂組
    成物層とで構成されており、このプリプレグにおける上
    記第2の熱硬化性樹脂組成物層…り表面に上記偏平化物
    を添着したことを特徴とする補強用の接着性シート。 (2)上記偏平化物が、架橋された熱可塑性樹脂チュー
    ブ状体から成形されてなる特許請求の範囲第;1)項記
    載の補強用の接着性シート。 L31上記熱可塑性樹脂チューブ状体がポリエチレン樹
    l旨チューブ状体である特許請求の範囲第(2)項記載
    の補強用の接着性シート。 (4)上記偏平化物が、内周面側をホットメルト樹脂層
    で構成した2層構造のチューブ状体から成形されてなる
    特許請求の範囲第(1)項記載の補強用の接着性シート
    。 (5)上記補強材がガラス繊維布である特許請求の範囲
    第(1)項〜第(4)項のいずれかに 記載の補強用の
    接着性シート。 (6)上記プリプレグには、偏平化物付着面とは反対側
    の面に保護フィルムが装着されている特許請求の範囲第
    (1)項〜第(5)項のいずれかに記載の補強用の接着
    性シート。 (7)上記保護フィルムがポリエステルフィルムである
    特許請求の範囲第(6)項記載の補強用の接着性シート
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Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS49109824A (ja) * 1973-02-23 1974-10-18
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