JPS5959039A - 竪形モ−タのスラスト軸受 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は竪形モータのスラスト軸受に係シ、特に竪形水
中モータのスラスト軸受として好適なスラスト軸受に関
するものである。

〔従来技術〕

従来よシ竪形モータ等の縦の回転子のスラスト軸受に各
種のものが使用されている。低容量竪形モータのスラス
ト軸受では、スラスト荷重が軽負荷の場合は、簡単な構
造のスラスト軸受が使用されている。その一つに次のよ
うなスラスト軸受がある。即ち、縦の回転子の下部周面
を支承するエンドブラケットの上側に、回転子軸を遊挿
可能な孔を有するスラスト受メタルを係合し、該スラス
ト受メタルで、回転子と一体の短絡環−に係合するスラ
ストランナと面接触させて回転子の荷重を支承するスラ
スト軸受が使用されている。従来のこの種のスラスト軸
受においては、スラストランナに回転子の回転力を伝達
するために、スジストランナ及び短絡環に穴加工し、ピ
ンを打込んでいたが、一般に短絡環はアルミニウムのダ
イキャストで製作されているため、短絡項内部に巣が発
生していることが多く、ピン部の強要を十分保証するこ
とができない。また、短絡環及びランチに穴加工が必要
で、ピンの材料費も必要であるなどの難点がある。

〔発明の目的〕

本発明の目的は、スラストランナに回転子の回転力を伝
え、スラストランナとブラケットに係合するスラスト受
メタルとで面接触させて、回転子の荷重を支承するスラ
スト軸受の従来技術の欠点をなくシ、スラストランナへ
回転力を簡単に、しかも安全に伝達するスラスト軸受を
提供するにある。

〔発明の概要〕

本発明による竪形モータのスラスト軸受は、竪形モータ
の回転子の下部を支承するブラケットに、スラスト受メ
タルを係合し、該スラスト受メタルで、回転子と一体の
短絡環に係合するスラストランナと面接触させて、回転
子の荷重を支承するスラスト軸受において、前記短絡環
の筒面を非円形とし、前記スラストランナを該短絡環の
非円形の筒面に嵌合しであることを特徴とする竪形モー
タのスラスト軸受である。

本発明による竪形モータのスラスト軸受の好ましい態様
においては、前記ブラケットの上側面が球面をなし、前
記スラスト受メタルの下側の該ブラケットとの係合面が
、該ブラケットの球面より曲率が小なる凹球面をなして
いると共に、該スラスト受メタルに設けた突起が該ブラ
ケットに設けたリプに係合せしめられである。

〔発明の実施例〕

以下、本発明によるスラスト軸受を実施例の図面に基づ
いて詳述する。第１図は本発明の竪形水中モータスラス
ト軸受部の実施例の縦断面図、第２図はｍ１図における
短絡環とスラストランナの係合部の横断面図である。

第１図において４は回転子、７はその回転軸、８は固定
子、ｌは下側のエンドブラケットである。

回転子の軸７の下部はエンドブラケット１に形成された
ラジアル軸受によシ支承されている。エンドブラケット
ｌのラジアル軸受部を除く上側面は球面ＩＢをなしてい
る。エンドブラケット１の上側には回転子軸７を遊挿可
能な孔２ｃを有するスラスト受メタル２が載置されてい
る。スラスト受メタル２の下側のエンドブラケットｌの
球面ＩＢに対向する部分は、球面ＩＢよ多曲率が小さい
凹球面２Ｂをなしておシ、スラスト受メタル２は凹球面
２Ｂの部分でエンドブラケットｌの球面ＩＢ上に載置さ
れ、球面ＩＢをなしていないエンドブラケットｌの軸受
近傍にはスラスト受メタル２は接触しないようにしであ
る。またスラスト受メタル２よシは突起２Ａが下方に向
けて設けられ、突起２Ａがエンドブラケット１のリプＩ
Ａに係合し、スラスト受メタル２の回転子軸７の回転方
向の回動が停止せしめられている。スラスト受メタル２
はその凹球面２Ｂで、これよ多曲率が大なエンドブラケ
ット１の球面ＩＢに載置されているので、スラスト受メ
タル２の傾動が自在である。しかしながら突起２人又は
凹球面２Ｂ部以外の部位がエンドブラケット１に衝突す
ることにより、その傾動許容範囲は小範囲に限定される
。

スラスト受メタル２が傾動自在としであることによシ、
各部品の加工精度が不充分な場合でも、スラスト受メタ
ル２のメタル面を回転子軸７に対して垂直に保つことが
できる。

一方、回転子４にアルミニウムダイキャストで成形され
た短絡環５の、回転子軸７を取囲む内側面６は・非円形
とされている。この内側面６にスラストランナ３の同形
の凸部が嵌合される。内側面、即ち短絡環５のはめこみ
部６の一例を第２図に示す。はめこみ部６は円形でなけ
れば、四角形、楕円形等どのような形状でもよい。この
はめこみ部６へのスラストランナ３の凸部の嵌合によシ
、スラストランナ３へ回転子軸７の回転が伝達される。

スジストランナ３の短絡環５への嵌合の他の実施例を第
３，４図に示す。この実施例においては、短絡環５の外
周面６′が非円形の６角形グされている。この外周面６
′にスラストランナ３の同形の筒状突起部が嵌合されて
いる。この短絡環５の外周面、即ちはめこみ部６′への
スラストランナ３の筒状突起部の嵌合によシ、第１，２
図の実施例と同様に、スラストランナ３へ回転子軸７の
回転力；伝達される。

この竪形水中モータのスラスト軸受部を組立てるには、
固定子８内に挿入されている回転子４の軸７の軸端方向
よシ、軸７にスラストランナ３を挿入し、短絡環５に嵌
合させる。次に、エンドブラケットｌに先にスラスト受
メタル２を係合させた後、回転子軸７の軸端方向よりモ
ータ枠体内に挿入し、回転子軸７端をエンドブラケット
１の軸受内に進入させた後、エンドブラケット１を枠体
にボルト締めすることによシスラスト軸受部の組立が完
了する。

このモータにおいては、スラスト軸受がコンパクトとな
り、また、スジストランナ３を短絡環５に嵌め込むだけ
でスラストランナ３に回転力を伝達できる。また、スラ
スト受メタル２はエンドブラケット１に対して小範囲で
傾動可能であるので、スラスト軸受構成部品の加工精度
が充分でなくとも、スラスト軸受面を回転子軸７に対し
て垂直に保つことができるので回転子軸７の回転に負荷
をかけることなく回転子軸７の荷重を支承し円滑に回転
させることができる。

〔発明の効果〕

以上の如く、本発明によるときは、スラストランナ及び
スラスト受メタルを組込む際、単にエンドブラケットに
重ねてゆくか、先にスラストランナを嵌合した後スラス
ト受はメタルをエンドブラケットに重ねて挿入すればよ
いので、モータの組立作業時間を大幅に短縮することが
できる。また、回転止め、回転伝達にも、特別な加工や
材料が不必要であ、るので、加工作業も大幅に簡略化す
ることができる。更に、スラスト受メタル、スラストラ
ンナ共に機械的に固定していないので、滑シ面の当りが
良く、状況に変化にもよく追随し、性能を向上すること
ができる。更に寸法的にもコンノくストとなシ、モータ
全体の寸法も最小とすることができる。

本発明のスラスト軸受は、回転子を多段に連結した竪形
モータの回転子相互間の中間軸受として、ラジアル軸受
と共に使用し得ることは勿論である。

【図面の簡単な説明】

第１，２図及び第３．４図は本発明の竪形モータのスラ
スト軸、受のそれぞれ異なる実施例を示するもので、第
１図及び第３図は実施例のモータのスラスト軸受部の縦
断面図、第２図及び第４図はそれぞれ第１図及び第３図
における短絡環とスラストランナの嵌合部の横断面図で
ある。 ｌ・・・エンドブラケット、ｌＡ・・・リブ、ｌＢ・・
・球面、２・・・スラスト受メタル、２人・・・突起、
２Ｂ・・・凹球面、２Ｃ・・・孔、３・・・スラストラ
ンナ、４・・・回転子、５・・・短絡環、６．６’・・
・はめこみ部、７・・・回転子軸、８・・・固定子。 代理人　弁理士　秋　本　正　実 第１図 １Ｂ 第２図 第３図 Ｉ！：５ 第４図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、　竪形モータの回転子の下部を支承するブラケット
   に、スラスト受メタルを係合し、該スラスト受メタルで
   、回転子と一体の短絡環に係合するスラストランナと面
   接触させて、回転子の荷重を支承するスラスト軸受にお
   いて、前記短絡環の筒面を非円形とし、前記スラストラ
   ンナを該短絡環の非円形の筒面に嵌合してなることを特
   徴とする竪形モータのスラスト軸受。 ２、　前記ブラケットの上側面が球面をなし、前記スラ
   スト受メタルの下側の該ブラケットとの保合面が、該ブ
   ラケットの球面よ多曲率が小なる凹球面をなしていると
   共に、該スラスト受メタルに設けた突起が該ブラケット
   に設けたリブに係合しである特許請求の範囲第１項のス
   ラスト軸受。