JPS595843Y2 - 光ファイバ海底ケ−ブル - Google Patents

光ファイバ海底ケ−ブル

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Publication number
JPS595843Y2
JPS595843Y2 JP3353783U JP3353783U JPS595843Y2 JP S595843 Y2 JPS595843 Y2 JP S595843Y2 JP 3353783 U JP3353783 U JP 3353783U JP 3353783 U JP3353783 U JP 3353783U JP S595843 Y2 JPS595843 Y2 JP S595843Y2
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JP
Japan
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layer
optical fiber
tensile strength
resistant layer
metal tape
Prior art date
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Expired
Application number
JP3353783U
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English (en)
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JPS58162109U (ja
Inventor
嘉平 古沢
義広 江尻
正紀 佐藤
康彦 新納
泰一郎 中井
真 布川
Original Assignee
ケイディディ株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ケイディディ株式会社 filed Critical ケイディディ株式会社
Priority to JP3353783U priority Critical patent/JPS595843Y2/ja
Publication of JPS58162109U publication Critical patent/JPS58162109U/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は光ファイバを用いた海底ケーブルに関するもの
である。
光ファイバ素線を用いた光ファイバ海底ケーブルとして
、光ファイバ素線を耐圧構造物の中に納め、海底下の強
大な圧力から光ファイバ素線を保護する構造の光ファイ
バ海底ケーブルが提案されている。
耐圧構造物の製造法として、金属テープを細径円筒状に
戒形し、かつ、その円筒状耐圧層の内部スペースに光フ
ァイバ素線を挿入しながら金属テープの合せ目を溶接す
る方法が考えられるが、溶接時に溶接箇所近傍の温度が
1,000℃以上にも達するため、その内部スペース内
の光ファイバ素線に溶接の熱が影響しないように十分な
熱遮蔽を施す必要がある。
しかし、実際問題として、内径2mm程度の細径管をこ
の様にしながら溶接することは非常に困難である。
このため、溶接工程を含まない耐圧層として、軸方向に
複数個に分割された耐圧層素片を組合せてその中に形或
される光ファイバ収容スペース内に光ファイバを収容す
る円筒状耐圧層〔(特願昭53−36580号)〕が提
案されている。
この耐圧層の構造は、その外側には必ず抗張力線をらせ
ん状に巻くとか、テープをらせん状に巻くとか、さらに
抗張力線やテープの上にポリエチレン等の絶縁体を押し
出し被覆し、ポノエチレン等の冷却後の締め付け力によ
り耐圧層の突きあて面での密着度を高め、分割素片相互
の位置関係が最適な状態からずれないようないわゆるバ
インド効果が必要となる。
しかし、耐圧層を構或する素片の組立てに当っては、ド
ラムに巻取ることができる程度のバインド効果を持たせ
るまでの工程が連続的に行われないと、各素片がばらば
らになったり突き合せのずれが生じるために、前記の様
な耐圧層構造のものの製造に当っては、耐圧層を構或す
る分割素片の製造又は突き合せを行うテープの或形から
絶縁体の押し出しまで連続的に行われることを要すると
いう欠点を有する。
しかし、この欠点はケーブル製造工程上の極めて大きい
制約となる。
本考案は、これらの問題点を解決し、堅牢な耐圧層を持
つ光ファイバ海底ケーブルを提供するものである。
以下図面を用いて本考案を詳細に説明する。
第1図は本考案を説明するための横断面図で、1は光フ
ァイバ、2は軸方向に3等分割された金属材料の分割素
片異形線、3は本発明の特徴部分の一つを構或する金属
テープである。
分割素片2は断面の形状が互いに等しく扇形の3本の金
属材料が図の如く組合せされてその中心部に光ファイバ
1を収容する収容スペースが形或されて、円筒状耐圧層
を形或する。
今、分割素片2の外側にある金属テープ3の突き合せ面
4を連続的に溶接しても、溶接部と光ファイバ1の間に
は分割形の耐圧層があるから溶接時の熱が分割形の耐圧
層に遮蔽されて、光ファイバ1に伝わる熱は非常に少な
くなる。
さらに、溶接される金属テープ3の肉厚は薄くてよく、
また、或形半径が大きいので製造も容易となる。
このように、金属テープ3を溶接することにより、この
段階で製造工程の分割、すなわち耐圧層まで作或したケ
ーブルをドラムに巻くことも可能で、次の工程である抗
張力線を巻くこと、および絶縁体の押し出し工程まで連
続して行う必要は全くない。
また、ドラムに巻かれても、耐圧層の突き合せ面のずれ
や、耐圧層が損傷する恐れは全くない。
さらに、溶接される事により、金属テープ3自体も耐圧
層の一部となり耐圧層の機能向上が図られ、曲げ、ねじ
り等の水圧以外の外力に対しても、分割素片2相互の位
置保持に優れた特性を持つ。
本考案においては、分割数を3としている。
これは、2分割(半環体),4分割など偶数分割ではケ
ーブル化後、耐圧層の中心からみて同一直径上の両側に
個片のつき合せ面が位置することとなり、外力により前
記の同一直径に沿って各分割個片のずれが生しやすいの
に対し、奇数分割の場合は各個片は断面がくさび形状と
なり、個片のつき合せ面は同一直径上に位置しないため
、ケーブルに外部から高い水圧が加わったときくさび効
果を生じ、各個片は相互に位置調整を行い円筒形状を正
常に保つ効果がある。
しかし、分割個数が多いときには、各個片について所要
の強度と精度を維持しかつ製造時に正常な円筒形に形戊
することが困難になるので、最小の奇数分割である3分
割が最適の分割数である。
また、溶接時に発生する熱が溶接される金属テープ3の
内側に存在する耐圧層によりいずれも効果的に熱遮蔽さ
れるので、光ファイバ1に伝わる熱量は少ない。
次に溶接された金属テープ3の外側にテンションメンバ
ーとなる抗張力線をらせん状に一層巻回して配置し、そ
の上に再び金属テープを縦沿いにして円筒状に或形し、
その合せ目を溶接し、これをダイスに通して引抜くこと
により、金属テープが抗張力線相互にできる空間に押し
出されて抗張力線があたかも金属テープの中に埋め込ま
れた様な構造となる。
この様にすることにより抗張力線の撚りピッチが自由に
選べ、またこの段階でケーブル製造工程を中断すること
もできる。
第2図に本考案の光ファイバ海底ケーブルの全体構造図
を示す。
1は光ファイバ、2は耐圧層を形戊する耐圧素片でケー
ブルの中心に配置される。
3は金属テープ、4は溶接部、6は抗張力線、7は第2
層目の金属テープ、8はその溶接部、9はポリエチレン
等の絶縁体である。
図のa, bは耐圧層が分割素片で組み合せられてで
きる構造の場合である。
また工程やケーブルに対する要求条件によっては、第2
図b,Cの如く、金属テープ3又は7のいずれかを省略
することもできる。
本考案の光ファイバ海底ケーブルは、以上説明の構或に
より、次のような効果を有するものである。
■ 3分割耐圧層は、断面扇形の個片を光ファイバの上
に単純に集合するのみで径に比較して肉の厚い高耐圧の
耐圧層を容易に形或できる。
■ 光ファイバに熱や外力を全く加えずに耐圧層を形或
製造できる。
■ 従って、耐圧層内径と光ファイバ外周間の寸法を長
尺にわたって高精度に保つことができる。
■ 数10kmにわたる長尺耐圧層を高速で一様に製造
できる。
■ 光海底ケーブル実現に極めて重要な耐圧層を容易に
かつ高速で製造可能なため、経済的に光海底ケーブルを
製造することが可能である。
さらに、一層の抗張力線を用いることは一様な安定した
仕上りを保証するものであり、また、金属テープの使用
は製造工程の中断を許容するとい′う利点をも有してい
る。
【図面の簡単な説明】 第1図a, l), cは本考案を説明するための
横断面図、第2図a, l), cは本考案の実施
例を示す横断面図である。 1・・・光ファイバ 2・・・分割素片、3・・・金属
テープ、4・・・溶接部、5・・・突合せ面、6・・・
抗張力線、7・・・金属テープ、8・・・溶接部、9・
・・絶縁体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 少くとも一本の光ファイバと、断面の形状が互いに等し
    く扇形の3本の金属材料異形線が組合せされて中心部に
    前記少くとも一本の光ファイバを収容するための断面円
    形の光ファイバ収容スペースを有するように構或された
    円筒状耐圧層と、該円筒状耐圧層の外側に軸方向にらせ
    ん状に巻回された一層の抗張力線層と、該抗張力線層の
    外側又は内側の少くとも一方に軸方向に縦沿いにして円
    筒状に形或してその合せ目を溶接された金属テープ層と
    、前記抗張力線層または前記金属テープ層の外側に配置
    された絶縁体層とを、前記円筒状耐圧層と前記抗張力線
    層と前記金属テープ層と前記絶縁体層とが相互に密接す
    るように備えた光ファイバ海底ケーブル。
JP3353783U 1983-03-10 1983-03-10 光ファイバ海底ケ−ブル Expired JPS595843Y2 (ja)

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JP3353783U JPS595843Y2 (ja) 1983-03-10 1983-03-10 光ファイバ海底ケ−ブル

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JP3353783U JPS595843Y2 (ja) 1983-03-10 1983-03-10 光ファイバ海底ケ−ブル

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JPS58162109U JPS58162109U (ja) 1983-10-28
JPS595843Y2 true JPS595843Y2 (ja) 1984-02-22

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