JPH07111493B2 - 光フアイバケ−ブル - Google Patents

光フアイバケ−ブル

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JPH07111493B2
JPH07111493B2 JP62060148A JP6014887A JPH07111493B2 JP H07111493 B2 JPH07111493 B2 JP H07111493B2 JP 62060148 A JP62060148 A JP 62060148A JP 6014887 A JP6014887 A JP 6014887A JP H07111493 B2 JPH07111493 B2 JP H07111493B2
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cable
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fiber cable
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    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/44Mechanical structures for providing tensile strength and external protection for fibres, e.g. optical transmission cables
    • G02B6/4401Optical cables
    • G02B6/4407Optical cables with internal fluted support member

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、光ファイバケーブルに関するものであり、特
にプラスチック線状体に設けた溝に光ファイバユニット
または光ファイバ心線が収容されている種類の光ファイ
バケーブルに関するものである。
〔従来の技術〕
この種従来の光ファイバケーブルの代表的な構造例を第
9図〜第11図に示す。
第9図はケーブルの中心の高ヤング率材料による抗張力
体4の周囲に、複数の光ファイバ心線を中心材のまわり
に束ねて配置した光ファイバユニット2(または光ファ
イバ心線3)を配置し、更にその外周にケーブル外被12
を施してケーブルを構成した例である。このような構造
では、ケーブルのドラム巻きや屈曲時にケーブル断面内
での光ファイバの位置によって曲率半径に差が生じ、曲
げの内側では圧縮歪、外側では伸び歪が発生する。これ
らの歪は、損失増や光ファイバの破断を生じさせる危険
性があるため、曲げによる光ファイバの歪を緩和する構
造にする必要がある。
このため、光ファイバユニット2は光ファイバを中心抗
張力体の周囲に撚り合わせて形成し、更にこの光ファイ
バユニット2を抗張力体4の周囲に撚り合わせて曲げに
よる歪を平均化していた。しかし、ケーブル製造時に撚
り合わせ工程を必要とするので、製造装置が大型化、複
雑化するだけでなく、製造速度も遅くなるという問題を
有していた。
第10図の例はケーブルの中心に抗張力体4を有し、周囲
に溝7を形成したプラスチック線状体6の各溝7に光フ
ァイバユニット2(または光ファイバ心線3)を収容
し、更にその外周にケーブル外被12を施してケーブルを
構成したものである。このような構造では、光ファイバ
ユニット2(または光ファイバ心線3)のプラスチック
線状体6への集合とケーブル外被12の被覆を同時に(同
一工程で)行なえるという利点を有している。
しかし、第9図と同様に、ケーブル屈曲時の光ファイバ
の歪の緩和は不可欠であるため、プラスチック線状体6
に予め溝7がらせん状に形成されている必要がある。従
って、このような構造の場合にも、製造装置の大型化、
複雑化や、製造速度の低下を招くという問題を有してい
た。
第11図の従来例では、光ファイバユニット2をケーブル
外被12により形成されたパイプ状空洞部13内にルースに
収容し、抗張力体4はケーブル外被12の内部に均等に撚
られて埋め込まれている。
このような構造のケーブルは、製造時に光ファイバの位
置をケーブル中心に固定できないので、断面形状が点対
称とならず、ドラム巻きや屈曲時に光ファイバの曲率半
径とケーブル中心の曲率半径とに差を生じ、ケーブル延
線時や屈曲時にケーブルの長さと光ファイバの長さとが
一致せず、ケーブル端末で光ファイバの引き込みや突出
し、あるいは光ファイバに歪が生ずるという欠点があっ
た。また、抗張力体4は、ケーブルの可撓性を確保する
ために撚られて埋め込まれており、製造の簡略化、高速
化が困難であるとともに、ケーブル外被の除去が困難で
あった。
これらを解決するために、第12図に示すように、ケーブ
ル外被12に、ケーブル中心から偏心してパイプ状空洞部
13を形成すると共に、同じく偏心して抗張力体4および
4′を配置し、光ファイバユニット2(または光ファイ
バ心線3)をパイプ状空洞部13内にルースに収容した光
ファイバケーブルが検討されている(文献1:M.Kawase,e
t al.,“A new optical fiber cable design",First Op
toelectronics Conference(OEC′86) Technical Dige
st,pp.102−103,1986)。
このケーブルでは、パイプ状空洞部13および抗張力体4
および4′のいずれもケーブルの中心に対して撚りを加
えずに形成するので、撚り合わせ工程を含まない。した
がって、製造装置および製造工程が簡易になるととも
に、製造速度の向上が図れるものである。このケーブル
では、パイプ状空洞部13、抗張力体4および4′の位置
によりケーブルの曲げの中立点を任意に設定できること
を利用し、製造の際のドラム巻き取り時にパイプ状空洞
部13に適当な伸びを付与することによって光ファイバの
余長の制御が可能である。従って、ケーブル延線時や屈
曲時に光ファイバの引き込みや突出し、歪等の発生を抑
制することができる。
しかし、このような構造では、一般にケーブル断面内で
パイプ状空洞部13と抗張力体4および4′とが偏心して
配置されているため、ケーブル外被12の除去の際に従来
のケーブル外被(ラミネートシース)に使用していた外
被除去工具の適用が困難であり、ケーブル中間部からの
光ファイバの取り出しも困難であった。
しかもまた、ケーブルを接続して長距離の伝送線路を建
設する際に必要な打ち合わせ用回線、ケーブル内のガス
圧を測定してケーブル外被の亀裂個所等を検知するガス
圧検知用回路、ケーブル接続部の浸水等を検知する浸水
検知用回線などに使用する金属線(銅線)を収容する場
合、これら回線をパイプ状空洞部13内に光ファイバと共
に収容すると、剛性の大きい銅線が光ファイバに不要な
力を加え、光損失の増加を招いたり、光ファイバを破断
させる危険性が生じる。
更に加えて、ケーブル内への浸水を防止するためにパイ
プ状空洞部13内にジェリー状の防水剤を充填する場合、
防水剤をケーブル外被の形成と同時に加圧しながら充填
しなければならないため、防水剤の圧力によりパイプや
ケーブル形状そのものが変形したり、防水剤が充分に充
填されないという欠点があった。
(発明が解決しようとする問題点) そこで、本発明の目的は、製造工程の簡略化および製造
速度の向上が図れるとともに、収容された光ファイバの
余長を適切に制御することができ、それにより、ケーブ
ルの延線時や屈曲時における光ファイバへの張力の負荷
やケーブル端末での光ファイバの引き込み等のずれの抑
止が可能であり、かつケーブル外被を除去しやすく、し
かも打ち合わせ等に使用する金属線の収容、防水剤の充
填等を容易にした光ファイバケーブルを提供することに
ある。
〔問題点を解決するための手段〕
このような目的を達成するために、本発明の光ファイバ
ケーブルは、光ファイバを収容した溝および抗張力体を
長手方向に有するプラスチック線状体の外周にプラスチ
ック等の外被を被覆し、かつケーブルの曲げ剛性が一方
向にのみ小さいことを主要な特徴とする。従来の光ファ
イバケーブルのように、光フアィバを抗張力体の周囲に
撚り合わせたり、ケーブル外被に抗張力体を埋め込むこ
とを必要としない点で異なる。
〔実施例〕
以下、図面を参照して本発明実施例を詳細に説明する。
実施例1〜3 第1図は本発明の光ファイバケーブルの第1の実施例を
示す。ここで1は本発明の光ファイバケーブル全体を示
し、2は複数の光ファイバ心線を中心材のまわりに束ね
て構成した光ファイバユニット、3は光ファイバ心線、
4Aおよび4Bは高ヤング率材料より成る抗張力体、5はプ
ラスチック外被である。6は外被5内に配置された、例
えばポリエチレンによるプラスチック線状体、7はプラ
スチック線状体6に設けられ、光ファイバユニット2
(または光ファイバ心線3)が収容されている溝であ
る。プラスチック線状体6の断面形状はほぼ円を基本と
して形成され、その一部に中心に向かってU字状の溝7
を設けている。プラスチック線状体6の内部には、ケー
ブル中心に対して偏心し、かつ互いにほぼ平行に配置さ
れた2本の抗張力体4および4′が埋め込まれている。
光ファイバユニット2(または光ファイバ心線3)は溝
7の底部にほぼ接した状態でこの溝7内に収容されてい
る。プラスチック線状体6の外周には同心円状にプラス
チック外被5が被覆されている。
第1図において、Oは光ファイバケーブル1の中心点、
O′は溝7の図心(溝7のいわゆる重心となる中央の
点)、Rはケーブル1の半径、tはプラスチック外被5
の肉厚、hは溝7の深さ、d1はケーブル中心点Oと溝7
の図心O′との距離、d2はケーブル中心点Oと抗張力体
4Aおよび4Bの中心を結ぶ直線m−nとの距離、d3はケー
ブル中心点Oと光ファイバユニット2(または光ファイ
バ心線3)の中心との距離、dSMは抗張力体4Aと4Bとの
中心間距離である。
抗張力体4Aおよび4Bの配置面の位置、すなわち直線m−
nの位置はケーブル中心点Oより偏心させており、この
ためケーブルの曲げ剛性が特定の曲げ方向(中心点Oに
対して抗張力体を偏心させた側を内側として曲げる方
向)に対して最小となっている。
このような構造の光ファイバケーブルを曲げたときの曲
げモーメントEIは次式で表せる。
EI=ΣEn(In+yn 2An) (1) ここで、Iは断面2次モーメント、yは各ケーブル構成
要素の重心と曲げ中立面との距離、Eはヤング率、添字
nはケーブルの各ケーブル構成要素を示す。
このケーブルの曲げ方向に対する曲げモーメントEIの変
化の計算例を第2図に示す。第2図における横軸のθは
第1図に示すように、ケーブルの曲げ平面p−qと直線
m−nとのなす角度である。第2図から明らかなよう
に、第1図の光ファイバケーブルでは、θ=0の場合、
すなわちケーブル中心点に対する抗張力体の偏心側を内
側として曲げる場合、曲げモーメント、すなわち曲げ剛
性が最小になる構造を実現できる。この場合、ケーブル
はθ=0の面で安定して曲げることができる。このよう
なケーブルをθ=0面で曲げた場合、ケーブル中心点O
から中立面までの距離Cは次式で求めることができる。
ここで、Aは各ケーブル構成要素の断面積、添字pi、p
o、SMおよびaはそれぞれプラスチック線状体6、プラ
スチック外被5、抗張力体4Aと4Bおよび溝7を示す。
半径Rdのドラムにこのケーブルを巻きつけたときの光フ
ァイバユニット2(または光ファイバ心線3)の伸び歪
εは次式で与えられる。
以上により、抗張力体4Aおよび4Bの位置d2や溝7の深さ
hなどを設計することにより、ケーブルの延長時や屈曲
時に光ファイバに歪が生じない、すなわち式(3)にお
いてεを零とする構造を実現することができる。
具体的数値例として、 R=7.5mm h=4mm rSM=0.7mm t=2.5mm d1=3mm d2=1.6mm d3=1.5mm dSM=6mm Epi=Epo=20kg/mm2 ESM=21000kg/mm2 とすることにより、式(1)においてEIはθ=0で最小
となり、式(3)においてε=0となる。
本実施例のケーブルは、その曲げ方向が一定しているた
め、ケーブル屈曲時に光ファイバに張力が加わらない。
従って、製造するにあたっては、光ファイバユニット2
やプラスチック線状体6に撚りを加えなくても、ケーブ
ル内に光ファイバを安定に保って収容したケーブルを実
現でき、撚り工程の省略が可能である。その結果、抗張
力体の周囲に光ファイバユニットを撚り合わせて形成し
ていた従来の光ファイバケーブルに較べ、製造工程を簡
略化し、かつ撚り合わせ速度によって制限されていた製
造速度を向上させることができる。
なお、以上では、高ヤング率抗張力体として、2本の線
材4Aおよび4Bを使用する実施例について述べたが、第3
図に示すように、更に多数の線材4A,4B,4C,…を直線m
−nに沿って配置したり、あるいは、第4図に示すよう
に、テープ状の抗張力体14を直線m−nに沿って配置す
ることも可能である。抗張力体4A,4B,4Cおよび14の材料
としては、鋼線の他に、FRPなどの高ヤング率で剛性の
高いものが好適である。
実施例4および5 第5図は本発明の光ファイバケーブルの第4の実施例の
断面図である。本例では、第1図〜第3図に示したよう
な構造のプラスチック線状体6の外周にアルミニウムや
スチールなどの金属テープの層8または紙,ゴムあるい
はポリエステルなどの樹脂のような絶縁体によるテープ
の層9を、巻きつけたり、ケーブルの長手方向に縦添え
する。この層8または9の外周にプラスチック外被を設
ける。
この構造によれば、ケーブル外被としての強度を増せ
る。これに加えて、第7図に示す実施例について説明す
るように、ケーブル内に一般通信用、打ち合わせ用等の
金属線を収容した場合に、外部の電磁界の影響を遮断す
ることができる。
ここで、従来のケーブルに一般に使用されているアルミ
ニウムのテープをポリエチレンに融着して複合体として
LAP外被(ラミネートシース)を用いて金属層8を形成
すれば、外部からの湿気の侵入を防止する効果が著しく
高くなる。
更に、金属層8や、金属の代わりに絶縁体テープの層9
を設けた場合、製造時にプラスチック線状体6の周囲に
プラスチック外被5を押し出し被覆しても、プラスチッ
ク線状体6とプラスチック外被5のプラスチック相互の
融着が防止されるので、ケーブル外被を容易に除去する
ことができる。
さらにまた、第6図に示す実施例5では、プラスチック
線状体6の外周に絶縁体テープ層9を密着して巻きつけ
たり、あるいは縦添えし、その層9の外周に金属層8を
配置し、さらに金属層8の外周にプラスチ外被5を配置
する。これにより、ケーブル外被除去時における光ファ
イバユニット2(または光ファイバ心線3)の外被除去
工具の刃からの保護を充分なものとすることができる。
このような構造に対して、一方向にケーブルの曲げ剛性
を最小にしたり、光ファイバの歪を零とするには、式
(1)および(2)に金属層8や絶縁体テープ層9の寄
与分を考慮して設計すればよい。
実施例6 第7図は本発明の光ファイバケーブルの第6の実施例の
断面図である。この実施例では、第1図の実施例におい
て、光ファイバユニット2(または光ファイバ心線3)
が収容されている溝7とは別の溝17を設け、その溝17に
金属線10を収容する。このような構造なので、一般に剛
性の大きい銅線などの金属線10が光ファイバユニット2
(または光ファイバ心線3)に直接力を加えることがな
いため、光損失増や光ファイバの破断を生じさせる危険
性がない。また、光ファイバユニット2(または光ファ
イバ心線3)の収容された溝7以外の溝17はプラスチッ
ク線状体6の形成と同時に形成されるため、製造工程が
複雑になることはない。
このように金属線を収納することについては第5図およ
び第6図の実施例にも同様に適用できる。
実施例7 第8図は本発明の光ファイバケーブルの第7の実施例の
断面図である。本例では、第1図の実施例における溝7
内に防水剤11を充填する。防水材11としては、ジェリー
状、オイル状などのもの、または吸水してダムを形成す
る効果を持つ維持状,粉末状などの吸水材がある。
本実施例の光ファイバケーブルを製造するには、プラス
チック外被5をプラスチック線状体6に被覆するのに先
立って、主にこのプラスチック線状体6の溝7に防水剤
11を充填すればよい。特に、現在、防水形ケーブルに一
般に使用されているジェリー状の防水剤を用いる場合、
ケーブル内の空間に100%近く充填する必要があり、充
填にあたって、防水剤を加圧する必要がある。しかし、
既に形成された溝7に防水剤を加圧することは容易であ
り、第12図に示した従来の構造に比し、大きな利点を有
している。
なお、防水剤の充填については、第5図〜第7図に示し
た本発明の実施例にも同様に適用できる。
以上説明してきた実施例では、溝4A,4B,4Cおよび17の形
状をU字形のものに限ったが、これら溝の形状はU字形
に限られず、例えばV字形状、O字形状(この場合一部
は開口)にしても良い。また、溝内を仕切等によって分
割することも可能である。
〔発明の効果〕
以上から明らかなように、本発明は次のような種々の効
果を有する。
(1)光ファイバユニットまたは光ファイバ心線が収容
されているプラスチック線状体の内部に、高ヤング率の
抗張力部材を偏心して埋設して、上記光ファイバユニッ
トまたは光ファイバ心線が配置されている位置に、ケー
ブル断面においてケーブル中心点に対する抗張力体の偏
心側を内側として曲げるときにその曲げによる長手方向
の伸縮が生じない位置、すなわちケーブル曲げの中立面
を設定することができるので、光ファイバユニットまた
は光ファイバ心線の長さが常にケーブルの長さと等しく
成るように設定できる。従って、ケーブルの延線時や屈
曲時にケーブル端末における光ファイバユニットまたは
光ファイバ心線の引き込みや突出がなく、しかも光ファ
イバに歪が生じることがなく、加えて光ファイバに不要
な力が加わらないため、安定した伝送特性を確保でき
る。
(2)本発明ケーブルは撚り工程を含まないで製造でき
るため、製造工程が簡単であり、かつ製造速度を向上さ
せることができる。
(3)ケーブル外被(たとえば、プラスチック外被5、
またはプラスチック外被5と金属層8および/または絶
縁体テープ層9とを組み合わせたもの)の肉厚が均一で
あり、かつ外被内に抗被力体を含まないため、外被の除
去が簡便であり、ケーブルの中間部分における外被除去
も容易にできる。
(4)プラスチック線状体に複数の溝を設けることがで
き、その場合には、金属線等と光ファイバユニットまた
は光ファイバ心線とを別個の溝に収容することができ、
光ファイバユニットまたは光ファイバ心線に不要な力を
加えることがなく、伝送特性、機械特性等が安定してい
る。
(5)プラスチック線状体に設けた溝には防水剤を充填
することが容易であり、優れた防水形光ファイバケーブ
ルを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図,第3図および第4図は本発明光ファイバケーブ
ルの第1〜第3の実施例を示す断面図、 第2図は本発明の光ファイバケーブルの曲げモーメント
の計算例を示す特性図、 第5図,第6図,第7図および第8図は本発明の光ファ
イバケーブルの第4〜第7の実施例を示す断面図、 第9図,第10図,第11図および第12図は従来の技術によ
る光ファイバケーブルの4例を示す断面図である。 1……光ファイバケーブル、 2……光ファイバユニット、 3……光ファイバ心線、 4,4′,4A,4B,4C,14……抗張力体、 5……プラスチック外被、 6……プラスチック線状体、 7,17……溝、 8……金属層、 9……絶縁体テープ層、 10……金属線、 11……防水剤、 12……ケーブル外被、 13……パイプ状空洞部。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光ファイバユニットまたは光ファイバ心線
    と、 該光ファイバユニットまたは光ファイバ心線を収容する
    溝が長手方向に断面内で位置変動することなく直線的に
    設けられたプラスチック線状体と、 該プラスチック線状体に、その長手方向に断面内で位置
    変動することなく、ケーブル中心に対して偏心して直線
    的に埋設された高ヤング率材料よりなる抗張力体と、 前記プラスチック線状体の外周を被覆するように配置さ
    れたプラスチック外被と を具え、前記プラスチック線状体の前記溝の内面に接し
    た状態で収容された光ファイバユニットまたは光ファイ
    バ心線の位置が、当該光ファイバケーブルの断面内にお
    いて当該光ファイバケーブルの中心点に対する前記抗張
    力体の偏心側を内側として曲げるときに、その曲げによ
    る長手方向の伸縮が生じない、曲げの中立面に一致する
    ように構成したことを特徴とする光ファイバケーブル。
  2. 【請求項2】前記抗張力体は少なくとも2つ以上あるこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の光ファイ
    バケーブル。
  3. 【請求項3】前記抗張力体がテープ状であることを特徴
    とする特許請求の範囲第1項または第2項に記載の光フ
    ァイバケーブル。
  4. 【請求項4】前記プラスチック外被が、金属の層を含む
    複合体であることを特徴とする特許請求の範囲第1項な
    いし第3項のいずれかの項に記載の光ファイバケーブ
    ル。
  5. 【請求項5】前記プラスチック外被が、絶縁体の層を含
    む複合体であることを特徴とする特許請求の範囲第1項
    ないし第3項のいずれかの項に記載の光ファイバケーブ
    ル。
  6. 【請求項6】前記プラスチック線状体の外周に絶縁体層
    を配設したことを特徴とする特許請求の範囲第1項ない
    し第4項のいずれかの項に記載の光ファイバケーブル。
  7. 【請求項7】前記プラスチック線状体に第2の溝を形成
    し、該第2の溝内に金属線を配置したことを特徴とする
    第1項ないし第6項のいずれかの項に記載の光ファイバ
    ケーブル。
  8. 【請求項8】前記溝内に防水剤が充填されていることを
    特徴とする第1項ないし第7項のいずれかの項に記載の
    光ファイバケーブル。
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