JPS5956567A - 耐熱部材の製造方法 - Google Patents
耐熱部材の製造方法Info
- Publication number
- JPS5956567A JPS5956567A JP16717582A JP16717582A JPS5956567A JP S5956567 A JPS5956567 A JP S5956567A JP 16717582 A JP16717582 A JP 16717582A JP 16717582 A JP16717582 A JP 16717582A JP S5956567 A JPS5956567 A JP S5956567A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- treatment
- heat
- resistant member
- solution heat
- stress corrosion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Heat Treatment Of Nonferrous Metals Or Alloys (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はクロムおよび鉄を含むニッケル基合金からなる
耐熱部材の製造方法に関する。
耐熱部材の製造方法に関する。
ニッケルを主体にしてクロム、鉄を加えてなる化11チ
でクロム10〜20チ鉄4〜109kを含むニッケル基
合金は、耐熱性に優れているために航空機材料などの分
野に用いられており、また現在では原子炉構造部品の1
料として用いられつつある。
でクロム10〜20チ鉄4〜109kを含むニッケル基
合金は、耐熱性に優れているために航空機材料などの分
野に用いられており、また現在では原子炉構造部品の1
料として用いられつつある。
しかして、原子炉の構造部品は高温,高圧の過酷な条件
下で使用されるので,この条件(二耐え得る(&れた耐
食性が要求される。そこで、本発明の発明者らは前記の
クロムおよび鉄を含むニッケル基合金を原子炉構造部品
の本(料として用いるために、耐食性の面で種々研究、
実験を重ねてきたが、高温、高圧の条件下で耐えるため
には特に耐応力腐食割れ性を向上させることが必要であ
ることに着目して本発明を完成した。
下で使用されるので,この条件(二耐え得る(&れた耐
食性が要求される。そこで、本発明の発明者らは前記の
クロムおよび鉄を含むニッケル基合金を原子炉構造部品
の本(料として用いるために、耐食性の面で種々研究、
実験を重ねてきたが、高温、高圧の条件下で耐えるため
には特に耐応力腐食割れ性を向上させることが必要であ
ることに着目して本発明を完成した。
本発明は前記の研究に基づいてなされたもので,高温、
高圧の条件に耐え得る優れた耐応力腐食割れ性を有する
耐熱部材を得る製造方法を提供するものである。
高圧の条件に耐え得る優れた耐応力腐食割れ性を有する
耐熱部材を得る製造方法を提供するものである。
本発明の耐熱部材の製造方法は、爪撥チでクロム10〜
20 *、鉄4〜10チを含むニッケル基合金からなる
材料に、1050°〜1100℃の温度で溶体化処理を
施すことを特徴とするものである。また、この材料に前
記の溶体化処理を施した後に、時効硬化処理を施すもの
である。
20 *、鉄4〜10チを含むニッケル基合金からなる
材料に、1050°〜1100℃の温度で溶体化処理を
施すことを特徴とするものである。また、この材料に前
記の溶体化処理を施した後に、時効硬化処理を施すもの
である。
すなわち、ニッケルを主体としたニッケルークロム−鉄
合金を材料として耐熱部品を製造する工程において5材
判に前記の温度範囲で溶体化処理を施すことにより、高
温、高圧の条件下においても応力腐削:割れが発生せず
良好に使用できる耐熱部材を製造することができる。
合金を材料として耐熱部品を製造する工程において5材
判に前記の温度範囲で溶体化処理を施すことにより、高
温、高圧の条件下においても応力腐削:割れが発生せず
良好に使用できる耐熱部材を製造することができる。
そして、本発明の製造方法においては材料に溶体化処理
と時効硬化処理を組合せることにより、最も優れた耐応
力腐蝕割れ性を有する耐熱部ダへ合金からなる耐熱ff
fI利ヲ製造する工程は次の辿りである。すなわち、溶
解して得られた所定成分の合金からなる材料金鍛造5圧
延した後に加工歪を”とるどともに加1中に発生した炭
化物を固溶するために熱処理、すなわち溶体化処理を行
ない、さらに材料に切削加工を施して所定形状に切削し
た後に溶体化処理で得られた状態に強度を加えるために
熱処理、すなわち時効硬化処理を行なうものである。本
発明は溶体化処理の工程において1050°〜1100
℃の温度箱17tiで処理を行なう。この場合、処理時
間は)」料の厚さ1インチあたり10分〜60分、好ま
しくは15分程度である。また5時効硬化処理は温度6
906〜720℃、時間18〜24時間の条件好ましく
は7050付近で20時間程度で行なう。
と時効硬化処理を組合せることにより、最も優れた耐応
力腐蝕割れ性を有する耐熱部ダへ合金からなる耐熱ff
fI利ヲ製造する工程は次の辿りである。すなわち、溶
解して得られた所定成分の合金からなる材料金鍛造5圧
延した後に加工歪を”とるどともに加1中に発生した炭
化物を固溶するために熱処理、すなわち溶体化処理を行
ない、さらに材料に切削加工を施して所定形状に切削し
た後に溶体化処理で得られた状態に強度を加えるために
熱処理、すなわち時効硬化処理を行なうものである。本
発明は溶体化処理の工程において1050°〜1100
℃の温度箱17tiで処理を行なう。この場合、処理時
間は)」料の厚さ1インチあたり10分〜60分、好ま
しくは15分程度である。また5時効硬化処理は温度6
906〜720℃、時間18〜24時間の条件好ましく
は7050付近で20時間程度で行なう。
しかして、クロムおよび鉄を含むニッケル基合金からな
る材料に1050°〜1100 ℃の温度で溶体化処理
を行なうことにより、耐応力腐食割れ性が向上するのは
次の様な理由であると考えられる。すなわち、前記の温
度範囲では粒界に炭化物が存在しても不連続でありクロ
ムの欠乏域も不連続となるので耐応力腐食割れ性が向上
する。
る材料に1050°〜1100 ℃の温度で溶体化処理
を行なうことにより、耐応力腐食割れ性が向上するのは
次の様な理由であると考えられる。すなわち、前記の温
度範囲では粒界に炭化物が存在しても不連続でありクロ
ムの欠乏域も不連続となるので耐応力腐食割れ性が向上
する。
また、前記の温度範囲をはずれると5合金組織の結晶粒
が大きくなり、単位体積当りの粒界面積が小さくなるた
め、そこに偏析が集中して応力腐食割れの核になるので
割れ感受性が大きくなると思われる。
が大きくなり、単位体積当りの粒界面積が小さくなるた
め、そこに偏析が集中して応力腐食割れの核になるので
割れ感受性が大きくなると思われる。
従って1本発明の製造方法により、クロムおよび鉄を含
むニッケル基合金に1050’〜1100℃の温度で溶
体化処理を行ない、さらに時効硬化処理を施して製造し
た耐熱部、林は、高温、高圧の条件下で使用され且つ優
れた耐応力腐食割れ性が要求される部品1例えば約30
0℃、約70’気圧という条件下で使用される原子炉構
造部品に適している。
むニッケル基合金に1050’〜1100℃の温度で溶
体化処理を行ない、さらに時効硬化処理を施して製造し
た耐熱部、林は、高温、高圧の条件下で使用され且つ優
れた耐応力腐食割れ性が要求される部品1例えば約30
0℃、約70’気圧という条件下で使用される原子炉構
造部品に適している。
なお、本発明の製造方法が対象とするニッケルー クロ
ム−鉄合金の組成は、重置比でクロムを10〜20%、
鉄4〜10条を含むニッケル基合金であり、より好まし
くはクロム14〜17チ、鉄5〜9%’(r含むもので
ある6更にその他の成分として、アルミニウム1%以下
、ニオブ1.5−以下、チタン3チ以下を含むものもよ
< 、 1.rかでもアルミニウム04〜10%、二オ
シ0.7〜1.2チ、チタン2.2〜28%を含むもの
は好ましい。
ム−鉄合金の組成は、重置比でクロムを10〜20%、
鉄4〜10条を含むニッケル基合金であり、より好まし
くはクロム14〜17チ、鉄5〜9%’(r含むもので
ある6更にその他の成分として、アルミニウム1%以下
、ニオブ1.5−以下、チタン3チ以下を含むものもよ
< 、 1.rかでもアルミニウム04〜10%、二オ
シ0.7〜1.2チ、チタン2.2〜28%を含むもの
は好ましい。
溶解によりニッケル72%、クロム16%、鉄79b1
その他チタン2.7 % 、ニオブ1%、アルミニウム
0.7%からなる合金材料を圧延して、厚さ2.6謔×
μさ1.100酎×幅110鰭の線材からなる試料を形
成し、この各試料に対して下記の表で示す各条件で溶体
化処理を施し、さらに各試料に対して704°C×20
時間の条件で時効硬化処理を行なった。
その他チタン2.7 % 、ニオブ1%、アルミニウム
0.7%からなる合金材料を圧延して、厚さ2.6謔×
μさ1.100酎×幅110鰭の線材からなる試料を形
成し、この各試料に対して下記の表で示す各条件で溶体
化処理を施し、さらに各試料に対して704°C×20
時間の条件で時効硬化処理を行なった。
記
そして、各試料に対して耐応力腐刻れを調べるために次
の条件で試験を行なった。すなわち。
の条件で試験を行なった。すなわち。
試料を研摩および脱脂した後に第1図で示す治具に固定
して1%の歪を与え、温度290℃、70気圧、溶存酸
素最20 ppmというBWR模擬環境中に500時間
漫清した後に取り出して。
して1%の歪を与え、温度290℃、70気圧、溶存酸
素最20 ppmというBWR模擬環境中に500時間
漫清した後に取り出して。
試料の表面に応力腐食割れがあるか、どうかを;h+、
(べた。なお、第1図で示す治具は円弧面をなすホルダ
1.2間にグラファイト3およびスペーサ4どともに試
料5を挾んで固定するものである。
(べた。なお、第1図で示す治具は円弧面をなすホルダ
1.2間にグラファイト3およびスペーサ4どともに試
料5を挾んで固定するものである。
しかして、前記の耐応力腐食割れ試験の結果を@2図の
線図に示す。この線図は横軸に試料の溶体化処理温度を
、縦軸に試料に発生した最大応力腐食割れしさを夫々示
している。この線図によれば、1050’〜11000
C以外の温度で溶体化lIL理を行なった試料A、])
(比較例)は多くの応力腐食割れを発生したが、10
50’〜1100°Cの温度で溶体住処31(+を行な
った試料11.CC本発明例)は応力腐食割れが殆んど
発生しなかつた。従って、本発明の波遣方法により製造
したものは+11it I+i、、力腐食割れ性が大変
優れCいることが判る。
線図に示す。この線図は横軸に試料の溶体化処理温度を
、縦軸に試料に発生した最大応力腐食割れしさを夫々示
している。この線図によれば、1050’〜11000
C以外の温度で溶体化lIL理を行なった試料A、])
(比較例)は多くの応力腐食割れを発生したが、10
50’〜1100°Cの温度で溶体住処31(+を行な
った試料11.CC本発明例)は応力腐食割れが殆んど
発生しなかつた。従って、本発明の波遣方法により製造
したものは+11it I+i、、力腐食割れ性が大変
優れCいることが判る。
以上説明したように本イ1憂明の耐熱部祠の製造方法に
よれば、クロムおよび鉄を含むニッケル基合金からなる
耐応力++;h食割れ性に優れた耐熱釦用を得ることが
できる。
よれば、クロムおよび鉄を含むニッケル基合金からなる
耐応力++;h食割れ性に優れた耐熱釦用を得ることが
できる。
第1図は耐応力腐食割れ試験を示す説明図、第2図は溶
体化処理温度と応力腐食割れとの関係を示す線図である
。 11111>l′i人代理人 弁理士 鈴 江 武
彦fli1図 叢 大 応 z5g 溶崩4し処理深度(Co)
体化処理温度と応力腐食割れとの関係を示す線図である
。 11111>l′i人代理人 弁理士 鈴 江 武
彦fli1図 叢 大 応 z5g 溶崩4し処理深度(Co)
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 ill 重11tチでクロム10〜20チ、鉄4〜1
0%を含むニッケル基合金からなる1判に、1050
’〜1100°Cの温1jl−で溶体化処理を施す工程
を具備することを特徴とする耐熱部材の製造方法。 (2)溶体化処理は、材料厚さ1インチあたり10分〜
60分行なう特許請求の範囲第1項に記載の耐熱部材の
製造方法。 (3)材料に溶体化処理を施した後に690°〜720
℃での時効硬化処理を施す工程を具備してなる特許請求
の範囲第1項に記載の耐熱部材の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16717582A JPS5956567A (ja) | 1982-09-25 | 1982-09-25 | 耐熱部材の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16717582A JPS5956567A (ja) | 1982-09-25 | 1982-09-25 | 耐熱部材の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5956567A true JPS5956567A (ja) | 1984-04-02 |
Family
ID=15844806
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16717582A Pending JPS5956567A (ja) | 1982-09-25 | 1982-09-25 | 耐熱部材の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5956567A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4602968A (en) * | 1984-10-19 | 1986-07-29 | Nukem Gmbh | Manganese oxide coated nickel base construction parts for medium containing gaseous hydrogen isotope |
JPH0679048U (ja) * | 1993-04-13 | 1994-11-04 | オムロン株式会社 | ジョイスティック |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS54131353A (en) * | 1978-04-03 | 1979-10-12 | Ishida Akira | Treatment device of animal urine |
-
1982
- 1982-09-25 JP JP16717582A patent/JPS5956567A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS54131353A (en) * | 1978-04-03 | 1979-10-12 | Ishida Akira | Treatment device of animal urine |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4602968A (en) * | 1984-10-19 | 1986-07-29 | Nukem Gmbh | Manganese oxide coated nickel base construction parts for medium containing gaseous hydrogen isotope |
JPH0679048U (ja) * | 1993-04-13 | 1994-11-04 | オムロン株式会社 | ジョイスティック |
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