JPS5956352A - 蓄電池用セパレ−タの製造法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、蓄電池用セパレータの製造法に関するもので
ある。

従来例の構成とその問題点 従来の蓄電池用、例えば鉛蓄電池用袋状セパレータの製
造法は、微孔性のある熱溶着性樹脂をセパレータ材料と
して使用していることから、その殆んどが第１図に示す
如く樹脂シートを二つに折り畳み１ａ、その左右両端部
１ｂを固定するのに超音波溶着２を用い、袋状セパレー
タ１を製造していた。第２図は超音波溶着装置を示し、
５はブレード形ホーン、６は受は台７に固定されたバー
状の受は座である。超音波溶着２を利用するのは、溶着
時間が極めて短く、幅広い熱溶着性樹脂に適応性があシ
、信頼性も高いとされていたからである。

しかし、多種多様の蓄電池の出現に伴い、セパ３・ゼ レータ自体の種類も増してきた。例えばセパレータのシ
ートの厚みが異なるもの、セパレータに設従来、超音波
溶着が幅広い熱溶着性樹脂セパレータに対して適応性が
あるとされていた範囲は、先に述べたシート厚みの異な
るものに対する適応性程度であり、特にセパレータのリ
プの本数、高さ、リブの形状そして過去にない新素材等
の異なる点が多く出現してくると、信頼性を維持して効
率よくセパレータを製造することは極めて難しかった。

発明の目的 本発明は、上記従来の欠点を解消するもので、ポリオレ
フィンまたはポリエステルからなる微孔性のフィルム、
不織布のみならず、これらのシートからなる袋状セパレ
ータを高信頼度で製造することを目的とする。

発明の構成 上記目的を達成するため、本発明のセパレータの製造法
は、袋状セパレータの端部を固定するのに、針状突部を
前記セパレータの端部に押しつけながら、針状突部先端
でセパレータに細孔をあけ、同時に針状突部を接着剤供
給口として、針状突部先端付近でセパレータにできた細
孔周縁及び内部に、接着剤を塗布注入して端部を固定す
ることを特徴としたものである。この本発明の製造法は
幅広い条件のセパレータに適応できるとともに、信頼性
の高い蓄電池用セパレータが得られるものである。

実施例の説明 以下、本発明の実施例について、図面に基づいて説明す
る。

第３図は本発明で得られた袋状セパレータを示し、図中
１が袋状セパレータ、１ｂが接着剤で固定された左右の
端部である。

第４図、第５図及び第６図は本発明の詳細な説明図であ
シ、第４図は作業前の主要装置を示す断面図である。こ
の装置は針状突部３を一列状態で、二つに折９畳まれた
シート状セパレータ１ａ５ペーｚ、＋ の端部全長にゆきわたるように配置し、矢印のごとく上
下往復運動により端部に同時に突きささるように構成さ
れている。

第５図は第４図の部分拡大図であり、針状突部３の付は
根には接着剤４の注出口３ａが設けられていて、針状突
部３の外面を伝って、先端まで接着剤４ａが達している
。この状態で装置を上下に往復運動させると、針状突部
３がシート１ａの端部１ｂに細孔をあけると同時に、接
着剤４ａがあけられた細孔の周縁、および二つに折り畳
まれたシート１ａの内面へ第６図の如く毛細管現象と相
まって浸入し、二つ折りのセパレータを接着剤で固定し
て袋状とする。ここで用いる接着剤４としては、シート
がポリオレフィンで構成されている場合にはダイヤボン
ド工業（株）製のポリオレフィン系接着剤を用いるとよ
く、また粘度は注入に支障のない範囲で高いものが、他
部分への不要拡散浸透がなくて好ましい。さらにポリエ
ステルシートの場合には、パナック工業（株）製のポリ
エステル系接着剤が好ましい。

６ページ このように本実施例によれば、二つに折シ畳まれたシー
ト状セパレータ１ａを袋状セパレータ１とするだめの左
右両端部の固定を最も信頼性が高い接着剤で固定するに
際し、シート状セパレータの両端に細孔をあけると同時
に、細孔をあける針状突部３自体を接着剤の塗布注入体
として、毛細管現象を利用して接着剤を二つに折シ畳ん
だセパレータの内面へ効率よく浸入させるものである。

なお、セパレータ端部への細孔形成と接着剤の塗布注入
とは上下動による装置の他、第７図、第８図に示すドラ
ム両端部分に針状突部３を一定間隔で植えつけ、ドラム
内部を接着剤タンクとして回転させる装置によっても実
施することができる。

さらに第９図に示す如く針状突部を注射針状３′として
、その内部を伝わって接着剤４ａを突部先端に至らせ、
セパレータ端部１ｂの内面へ浸入させることも可能であ
る。

発明の効果 以上のように本発明によれば、二つに折り畳んだセパレ
ータの左右両端部を接着剤で確実に固定７　　、＜、−
）！ することができ、セパレータフィルムあるいはシートの
樹脂材質に適合した接着剤を用意すれば、セパレータ材
質やリブの高さ、形状２本数等に影響されることは少な
く、選択の自由度が極めて広くなる。しかも針状突部で
細孔があけられ接着剤が塗布注入できるものであれば、
その厚さや素材に影響されることなく、信頼性の高い袋
状やセパレータを提供できるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は二つに折９畳むとともに左右の両端部を超音波
溶着した従来の袋状セパレータを示す図、第２図は同セ
パレータの端部を超音波溶着するだめの説明図、第３図
は本発明の実施例における左右両端部を接着剤で固定し
た袋状セパレータを示す図、第４図は二つに折り畳んだ
セパレータシートの端部に上下動する針状突部で細孔を
あけるとともに接着剤を塗布注入する説明図、第５図は
その要部の拡大図、第６図はセパレータシートを塗布注
入した接着剤で固定する際の説明図、第７図は針状突部
を植えつけたドラムを回転させて二つに折り畳んだセパ
レータの端部に細孔をあけるとともに接着剤を塗布注入
する他の例を示す図、第８図は同ドラムと二つに折９畳
まれだセパレータシートとの関係を示す斜視図、第９図
は注射針状ノ針状突部でセパレータシートに細孔をあけ
接着する説明図である。 １・・・・・・袋状セパレータ、１ａ・・・・・・二つ
に折９畳まれだセパレータシート、１ｂ・・・・・・接
着あるいは溶着される左右の端部、２・・・・・・超音
波溶着部、３・・・・・・針状突部、３ａ・・・・・・
接着剤注出口、４，４ａ・・・・・・接着剤、３′・・
・・・・注射針状の針状突部。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名第１
図 ／ｂ 第３図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 ０）微孔性を有した樹脂製フィルムまたはシートを二つ
   に折９畳み、重ね合わせた左右の両端部に針状突部で細
   孔をあけるとともに、前記針状突部を接着剤供給口とし
   て細孔周縁及び細孔内部に接着剤を塗布注入して端部相
   互を接着剤によシ固定する蓄電池用セパレータの製造法
   。 Ｉ２り針状突部は二つに折９畳まれたセパレータの端部
   全長にゆきわたるように一列状態で配置され、上下往復
   運動によりセパレータ端部に細孔を同時にあけるもので
   ある特許請求の範囲第１項に記載の蓄電池用セパレータ
   の製造法。 Ｇ３）　　針状突部が、回転ドラムにセパレータの両端
   部分の幅と対応して植えつけられている特許請求の範囲
   第１項に記載の蓄電池用セパレータの製造法。 ←）針状突部が注射針状に形成されている特許請求２ペ
   ージ の範囲第１項から第３項のいずれかに記載の蓄電池用セ
   パレータの製造法。