JPS5952958B2 - 浸漬式連続酸洗装置 - Google Patents
浸漬式連続酸洗装置Info
- Publication number
- JPS5952958B2 JPS5952958B2 JP10512180A JP10512180A JPS5952958B2 JP S5952958 B2 JPS5952958 B2 JP S5952958B2 JP 10512180 A JP10512180 A JP 10512180A JP 10512180 A JP10512180 A JP 10512180A JP S5952958 B2 JPS5952958 B2 JP S5952958B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- strip
- pickling
- acid solution
- type continuous
- immersion type
- Prior art date
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- Expired
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- Cleaning And De-Greasing Of Metallic Materials By Chemical Methods (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、圧延帯板(以下ストリップという)を連続し
て酸洗処理する酸洗装置特に、浸漬式連続酸洗装置に関
する。
て酸洗処理する酸洗装置特に、浸漬式連続酸洗装置に関
する。
従来、この種酸洗装置は第4図の如く酸洗槽内に貯溜し
た酸液中に、移送ストリップを自重にて垂下浸漬し、酸
液の化学反応によリストリップ表面の酸化スケールを剥
離除去させている。
た酸液中に、移送ストリップを自重にて垂下浸漬し、酸
液の化学反応によリストリップ表面の酸化スケールを剥
離除去させている。
この酸洗装置では酸液を加熱して反応速度を早め酸洗時
間を短縮操作するようにしているものの浸漬ストリップ
の表面にはストリップに連れてストリップといつしよに
移動する酸液の層いわゆる境界層ができ、このためスト
リップ移送速度にみあう酸洗速度(酸洗効果)が得難く
酸洗槽を長くするか、直列に配置する多数の酸洗槽を使
用して酸液内滞留時間を確保し、所望酸洗速度となるよ
うにしている。
間を短縮操作するようにしているものの浸漬ストリップ
の表面にはストリップに連れてストリップといつしよに
移動する酸液の層いわゆる境界層ができ、このためスト
リップ移送速度にみあう酸洗速度(酸洗効果)が得難く
酸洗槽を長くするか、直列に配置する多数の酸洗槽を使
用して酸液内滞留時間を確保し、所望酸洗速度となるよ
うにしている。
(第4図a、b参照)このため酸洗装置が長大化し非常
に高価なものとなる欠点があつた。
に高価なものとなる欠点があつた。
更に、前記酸洗装置では、槽内貯溜酸液の開放表面積が
広く、又、酸液は加熱され、比較的高い温度で維持され
るので液面からの酸の蒸発が多くこのため消費量が増大
し、又酸液の濃度制御が困難となる等幾多の欠点があつ
た。本発明は上記の欠点を除去するためになされたもの
で、浸漬ストリップが液面遮蔽板の下面から突設した攪
拌体と、該攪拌体に対向すべく設置した攪拌体との間を
通過するようにして、ストリップと酸液との間に生じる
境界層の破壊で酸洗速度向上を可能とする他、蒸発面の
大巾な減少により好条件下での酸洗操業が可能となる浸
漬式連続酸洗装置を提供しようとするものである。
広く、又、酸液は加熱され、比較的高い温度で維持され
るので液面からの酸の蒸発が多くこのため消費量が増大
し、又酸液の濃度制御が困難となる等幾多の欠点があつ
た。本発明は上記の欠点を除去するためになされたもの
で、浸漬ストリップが液面遮蔽板の下面から突設した攪
拌体と、該攪拌体に対向すべく設置した攪拌体との間を
通過するようにして、ストリップと酸液との間に生じる
境界層の破壊で酸洗速度向上を可能とする他、蒸発面の
大巾な減少により好条件下での酸洗操業が可能となる浸
漬式連続酸洗装置を提供しようとするものである。
以下、その実施例を図面について説明すると、図中1は
酸洗槽、2は酸洗槽1に貯溜された酸液である。
酸洗槽、2は酸洗槽1に貯溜された酸液である。
3は酸洗処理されるストリップを示す。
4a、4bは酸洗槽1の両端部に装備されたストリップ
案内輪装置で両案内輪装置の案内輪4a’、4b’の外
周の1部が酸液中に位置しており、両案内輪4゜a’、
4b’で案内されたストリップ3’が酸液中を略水平に
移動する構造としている。
案内輪装置で両案内輪装置の案内輪4a’、4b’の外
周の1部が酸液中に位置しており、両案内輪4゜a’、
4b’で案内されたストリップ3’が酸液中を略水平に
移動する構造としている。
5は両案内輪4a’、4b’間におけるストリップ3’
の上面に近接配置された攪拌突起で、該突起5は酸洗槽
1に定置した液面遮蔽板6下面から千鳥状配置で突設さ
れている。
の上面に近接配置された攪拌突起で、該突起5は酸洗槽
1に定置した液面遮蔽板6下面から千鳥状配置で突設さ
れている。
7はストリップ3’の下面に近接配置された攪拌突起で
、槽内定置フレーム8上に千鳥状配置されている。
、槽内定置フレーム8上に千鳥状配置されている。
9は液面遮蔽板6及び槽内定置フレーム8に設けられた
ノズル管で図示装置では該ノズル管9より酸液をストリ
ツプ3″に向けて噴出させ攪拌突起近辺の酸液の流動促
進を図つている。
ノズル管で図示装置では該ノズル管9より酸液をストリ
ツプ3″に向けて噴出させ攪拌突起近辺の酸液の流動促
進を図つている。
尚、ノズル管9より噴出させる流体は蒸気でもよい。本
発明はこのように構成されている。
発明はこのように構成されている。
次に、ストリツプの移動経路と酸洗作用を述べる。
ストリツプ3は酸洗槽1の入側ストリツプ案内輪4a″
で酸液2中に導入され、続いて、両ストリツプ案内輪4
a″,4b″間に浸漬形成されている攪拌突起5,7間
を通つた後、酸洗槽1の出側案内輪装置4bで槽外に導
出される。ストリツプ3表面の酸化スケールは酸液内移
動中に酸液の化学的作用で漸次剥離除去されるが特に攪
拌突起5,7間通過時においてはストリツプ3″と攪拌
突起5及び攪拌突起7先端との間隙は両案内輪4a″,
4b″の案内作用で常時一定小間隙に保持されており、
ストリツプの表面を覆つている酸液は攪拌突起5,7に
よつて良好に攪拌される。
で酸液2中に導入され、続いて、両ストリツプ案内輪4
a″,4b″間に浸漬形成されている攪拌突起5,7間
を通つた後、酸洗槽1の出側案内輪装置4bで槽外に導
出される。ストリツプ3表面の酸化スケールは酸液内移
動中に酸液の化学的作用で漸次剥離除去されるが特に攪
拌突起5,7間通過時においてはストリツプ3″と攪拌
突起5及び攪拌突起7先端との間隙は両案内輪4a″,
4b″の案内作用で常時一定小間隙に保持されており、
ストリツプの表面を覆つている酸液は攪拌突起5,7に
よつて良好に攪拌される。
このため、ストリツプ表面と酸液との間に生じ勝ちな境
界層(酸液中を移動するストリツプに連れてストリツプ
といつしよに移動する酸液の層)は破壊され拡散するの
で、ストリツプ3″は常に新しい酸液と接触しスケール
剥離作用が効果的に行なわれる。
界層(酸液中を移動するストリツプに連れてストリツプ
といつしよに移動する酸液の層)は破壊され拡散するの
で、ストリツプ3″は常に新しい酸液と接触しスケール
剥離作用が効果的に行なわれる。
そして酸洗槽内貯溜酸液の開放表面は液面遮蔽板6と両
案内輪4a″,4b″とによつて大巾に縮小されており
、酸液温度を高温維持する場合にも蒸発量が極めて少な
い。そして、ストリツプ上面側攪拌突起5は液面遮蔽板
6によりその数量・突設位置力哨在に設定できる。
案内輪4a″,4b″とによつて大巾に縮小されており
、酸液温度を高温維持する場合にも蒸発量が極めて少な
い。そして、ストリツプ上面側攪拌突起5は液面遮蔽板
6によりその数量・突設位置力哨在に設定できる。
以上のように、本発明によるとストリツプの酸洗が好条
件下でかつ効果的に行なえるので酸洗槽の小型化並びに
生産性の高い酸洗操業が可能となる大なる効果がある。
件下でかつ効果的に行なえるので酸洗槽の小型化並びに
生産性の高い酸洗操業が可能となる大なる効果がある。
第1図は本発明に係る浸漬式連続酸洗装置の正断面図、
第2図は第1図11線に沿う側断面図、第3図は第1図
A部の拡大斜視図、第4図A,bは従来例を示す説明図
である。 1・・・・・・酸洗槽、3,3″・・・・・・ストリツ
プ、4a″,4b″・・・・・・ストリツプ案内輪(ス
トリツプ案内装置)、5・・・・・・攪拌突起(攪拌体
)、6・・・・・・液面遮蔽板、7・・・・・・攪拌突
起(攪拌体)。
第2図は第1図11線に沿う側断面図、第3図は第1図
A部の拡大斜視図、第4図A,bは従来例を示す説明図
である。 1・・・・・・酸洗槽、3,3″・・・・・・ストリツ
プ、4a″,4b″・・・・・・ストリツプ案内輪(ス
トリツプ案内装置)、5・・・・・・攪拌突起(攪拌体
)、6・・・・・・液面遮蔽板、7・・・・・・攪拌突
起(攪拌体)。
Claims (1)
- 1 処理液中に、酸洗槽長手方向にわたり略水平状態に
ストリップを移動させるストリップ案内装置と浸漬スト
リップの上下面に向け対向配設する千鳥状配置の攪拌体
とを設け、而して浸漬ストリップ上面側攪拌体は液面遮
蔽板に装着されていることを特徴とする浸漬式連続酸洗
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10512180A JPS5952958B2 (ja) | 1980-08-01 | 1980-08-01 | 浸漬式連続酸洗装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10512180A JPS5952958B2 (ja) | 1980-08-01 | 1980-08-01 | 浸漬式連続酸洗装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5732386A JPS5732386A (en) | 1982-02-22 |
JPS5952958B2 true JPS5952958B2 (ja) | 1984-12-22 |
Family
ID=14398966
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10512180A Expired JPS5952958B2 (ja) | 1980-08-01 | 1980-08-01 | 浸漬式連続酸洗装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5952958B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59111549U (ja) * | 1983-01-17 | 1984-07-27 | 積水化学工業株式会社 | 収納家具 |
JPH0350757Y2 (ja) * | 1985-06-13 | 1991-10-30 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61210195A (ja) * | 1985-03-13 | 1986-09-18 | Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd | 酸洗槽 |
-
1980
- 1980-08-01 JP JP10512180A patent/JPS5952958B2/ja not_active Expired
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59111549U (ja) * | 1983-01-17 | 1984-07-27 | 積水化学工業株式会社 | 収納家具 |
JPH0350757Y2 (ja) * | 1985-06-13 | 1991-10-30 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5732386A (en) | 1982-02-22 |
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