JPS5952665B2 - 安定化されたゴム組成物 - Google Patents

安定化されたゴム組成物

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JPS5952665B2
JPS5952665B2 JP11147076A JP11147076A JPS5952665B2 JP S5952665 B2 JPS5952665 B2 JP S5952665B2 JP 11147076 A JP11147076 A JP 11147076A JP 11147076 A JP11147076 A JP 11147076A JP S5952665 B2 JPS5952665 B2 JP S5952665B2
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JP
Japan
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rubber
stabilizer
present
rubber composition
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Expired
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JP11147076A
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JPS5336542A (en
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寛 加藤
章 村田
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Dainichi Nippon Cables Ltd
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Dainichi Nippon Cables Ltd
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Publication date
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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、安定化されたゴム組成物に関する。
更にくわしくは、オルト−および/またはメタ一置換ア
ニリドを安定剤として含むことを特徴とする主鎖に炭素
−炭素二重結合を含む安定化されたゴム組成物に関する
。従来から高分子物質は熱、光、酸素、オゾン等の作用
に依り劣化を受け、その諸機械特性が著しく損われるこ
とは良く知られている。
本発明者らは新規な高分子用安定剤を開発すべく研究を
続けてきた結果、下記一般式;Y_7Y_2 Z_1□2 〔式中、Y_、、Y_。
、Z_、、Z_。は水素原子、アシル基、アルコキシ基
、アルキル基、ヒドロキシアルキル基、ニトロ基又はヒ
ドロキシ基であり、またY_、、Y_。は第1級もしく
は第2級アミノ基であり、またZ_、、Z_。は第1級
、第2級もしくは第3級アミノ基であり、かつY_、お
よびY_。もしくはZ_、およびZ_。のうち少なくと
もいずれか一方は水素原子以外の上記原子団であり、x
はC_、〜C_、のアルキル基、アミノアルキル基、−
C_H。C_OC_H、基又は−C_H=C_H=C_
0R基(Rはアルキル基、ヒドロキシ基、アリールオキ
シ基、アミノ基又はアルコキシ基)である。〕で示され
るオルト−および/またはメタ一置換アニリドが各種の
合成および天然ゴムの劣化を顕著に防止しうることを見
出し本発明を完成するに至つた。上記オルト−および/
またはメタ一置換アニリドのうち好ましいものはY_、
、Y_。
、Z_、、Z_2がアルコキシ基、アルキル基であり、
またはY_、、Y_2が第2級アミノ基でありZ_、、
Z_。が第2級もしくは第3級アミノ基であるものであ
る。さらに、上記一般式においてxがアミノアルキル基
,CH2COCH3基,−CH=CHCOOH基である
ものは特に好ましいものとして使用される。
なお上記一般式において、−NHCOX基のパラ位は必
ずしも空位である必要はなく、アルキル基,ヒドロキシ
基,アミノ基,アルコキシ基などで置換されていても良
い。これら特に好ましい安定剤の代表例を次に示す。
上記安定剤1(オルトメトキシアセチルアセトアニリド
)は1モルのオルトーアニシジンと1モルのジケテンと
をベンゼン中、1時間加熱還流して反応せしめた後50
%温エタノール水溶液にて希釈後、冷却して析出した結
晶を戸別して得られ、安定剤11(2,3−ジメトキシ
アセトアニリド)は1モルの2,,3−ジメトキシアニ
リンを1.5モルの無水酢酸と当初は冷却しつつ反応せ
しめ、ついで30分加温したのち冷水中に注入し、析出
せる結晶を淵別することで得られ、さらに本発明の安定
剤1V(2,3−ジメトキシアセチルアセトアニリド)
は1モルの2,3−ジメトキシアニリンと1モルのジケ
テンとをベンゼン中、1時間加熱還流しつつ反応せしめ
たのち、ベンゼンを留去し、50%の温エタノール水溶
液を加え、冷却、析出せる結晶を炉別することで得られ
る。
本発明のその他の安定剤も上記方法に準じて、もしくは
従来公知の通常の方法によつて、いずれも容易に製取し
うる。かくして得られた安定剤は好ましくは精製品を用
いるが、該合成および天然ゴムの安定剤として用いる場
合、特に改めて精製する必要はなく、工業グレード品で
も充分に所期の性能を発揮しうる。而して本発明におい
て用いる上記安定剤等は、ASTMD−1418−72
aによるゴム命名法におけるRクラス、すなわち主鎖に
不飽和炭化水素結合をもつゴムに、ゴム通常の配合剤や
充填剤と共にそれ単独で、又は2種以上の混合物として
、あるいは従来公知の安定化剤と併用して、ロールミル
,バンバリ一混和機あるいはゴム押出機などの通常の混
合方法,装置に依り練り込まれて用いられ、加熱,加工
時における樹脂基材の酸化に依る変色や変質,劣化など
を起こすことなく、しかも得られた成型加工製品が劣化
することを効果的に防止する。
上記ASTMによるRクラスのゴムとしては、天然ゴム
および各種合成ゴムがあり、後者の例としては、ブタジ
エンゴム(BR),臭化ブチルゴム(BIIR),塩素
化ブチルゴム(CIIR),ブチルゴム(IIR),ク
ロロプレンゴム(CR),イソプレンゴム(IR),ニ
トリルゴム(NBR),およびスチレンブタジエンゴム
(SBR)がある。
更に、本発明で用いる安定剤は、上記ゴムのほかクロロ
スルホン化ポリエチレン,弗素系ポリマー,エピクロル
ヒドリンゴム,シリコンゴム等の安定化にも効果がある
。本発明で用いる安定剤の特長の1つは、上記樹脂基材
を着色および変色させることなく、また加工成型時、さ
らには使用時にわたり樹脂基材から浸出することなく、
従つて、長期に汎り該樹脂基材を安定化せしめる点にあ
る。
また、本発明の安定剤は上記樹脂基材が架橋されている
場合でもその安定化効果は変わることがなく、かつゴム
・プラスチツクに通常の方法である限りにおいて架橋方
法に依つては何ら安定効果は損われない。
この安定剤の使用量としては用いる樹脂基材あるいは併
用される添加剤や充填剤の種類、またはその成型,加工
製品の使用目5的などにより決定されるが、通常樹脂基
材100部(重量部、以下同様)に対し、0.1〜10
部、より好ましくは0.2〜5部の割合で用いられる。
而して、本発明は安定性の優れた一般成型用工業製品用
あるいは電気絶縁用のゴム組成物として有用である。
つぎに実施例,比較例をあけて本発明の組成物の顕著な
効果を説明するが、もとより本発明はこれらの実施例に
依り何ら制限されるものではない〜 実施例 1〜5,比較例 1 溶液重合SBR(旭化成社,タフデン2000,結合ス
チレン量25%,比重0.93)を樹脂基材として用い
、次の如き基本配合において前記構造式で例示の安定剤
の1種又は2種を配合し、実施例の組成物を得た。
この組成物をロールに依り混練し、ついでプレス加硫を
150℃,20分で行ない2mm厚のシートとした。
このシートをJIS3号タンペルにて打抜き、試料片と
した。なお同様にして本発明の安定剤を含まない試料片
も比較例1として作成した。
しかして調整された試料片をギヤオーブン中120℃に
て所定の時間劣化したのち、その抗張力(Kg/m嫉)
および伸び(%)を測定し、これらの老化前の各測定値
との比(残率,%)に依つて耐老化性を評価した、その
結果を第1表に示す。
第1表からも明らかな如く、本発明の組成物はその無添
加物(比較例1)の場合に比べて、きわめて秀れた安定
性を有している。実施例 6〜10,比較例 2 樹脂基材としてIIR(ポリサ一社製,ブチル#100
,不飽和度0.7%)を用い、次の如き基本配合におい
て前記構造式で例示の安定剤の1〜2種を配合し、実施
例の組成物とした。
この組成物をロールに依り混練し、ついでプレス加硫を
160℃,45分で行ない、2mm厚のシートとした。
このシートから実施例1〜5と同様にして試料片を作成
し、同様の劣化試験を行ない、第2表に示す結果を得た
。なお、本発明安定剤を含まない組成物(比較例2)に
ついての試験も同様にして行なつた。第2表からも明ら
かな如く、本発明の組成物はその無添加物(比較例2)
の場合に比べてきわめて秀れた安定性を有している。
実施例 11〜15,比較例 3 樹脂基材としてNBR(B.F.GOOdrich社製
ハイカー1042,ニトリル30%)を用いて次の如き
基本配合において、前記構造式で例示の安定剤の1〜2
種を配合し、実施例の組成物とした。
この組成物をロールに依り混練し、ついで160℃にて
45分間プレス加硫を行ない、2mm厚のシートとし、
このシートから実施例1〜5と同様にして試料片を作成
し、同様の劣化試験を行ない第3表に示す結果を得た。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、Y_1、Y_2、Z_1、Z_2は水素原子、
    ヒドロキシ基、アルコキシ基、アルキル基、ヒドロキシ
    アルキル基、またはアシル基であり、またY_1、Y_
    2は第1級もしくは第2級アミノ基であり、かつY_1
    およびY_2もしくはZ_1およびZ_2のうち少なく
    ともいずれか一方は水素原子以外の上記原子団でありX
    はC_1〜C_8のアルキル基、アミノアルキル基、−
    CH_2COCH_3基、又は−CH=CH−COR基
    (Rはアルキル基、ヒドロキシ基、アリールオキシ基、
    アミノ基又はアルコキシ基)である。 〕で示されるオルト−および/又はメタ−置換アニリド
    を安定剤として含むことを特徴とする主鎖に炭素−炭素
    二重結合を含む安定化されたゴム組成物。
JP11147076A 1976-09-16 1976-09-16 安定化されたゴム組成物 Expired JPS5952665B2 (ja)

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JP11147076A JPS5952665B2 (ja) 1976-09-16 1976-09-16 安定化されたゴム組成物

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JP11147076A JPS5952665B2 (ja) 1976-09-16 1976-09-16 安定化されたゴム組成物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5336542A JPS5336542A (en) 1978-04-04
JPS5952665B2 true JPS5952665B2 (ja) 1984-12-20

Family

ID=14562050

Family Applications (1)

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JP11147076A Expired JPS5952665B2 (ja) 1976-09-16 1976-09-16 安定化されたゴム組成物

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JP (1) JPS5952665B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6344479U (ja) * 1986-09-05 1988-03-25

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6344479U (ja) * 1986-09-05 1988-03-25

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JPS5336542A (en) 1978-04-04

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