JPS5952503A - 凝集剤 - Google Patents

凝集剤

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JPS5952503A
JPS5952503A JP57163344A JP16334482A JPS5952503A JP S5952503 A JPS5952503 A JP S5952503A JP 57163344 A JP57163344 A JP 57163344A JP 16334482 A JP16334482 A JP 16334482A JP S5952503 A JPS5952503 A JP S5952503A
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JP
Japan
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chitosan
acid
flocculant
adipic acid
dissolved
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JP57163344A
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English (en)
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JPS6223601B2 (ja
Inventor
Masanori Hashimoto
正憲 橋本
Yasuhiro Oi
康裕 大井
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Kurita Water Industries Ltd
Original Assignee
Kurita Water Industries Ltd
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Publication date
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  • Separation Of Suspended Particles By Flocculating Agents (AREA)
  • Treatment Of Sludge (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明はキトサンを含む凝集剤に関するものである。
キトサンは、かに、えび等の甲殻類のキチン質を脱アセ
チル化して得られ、キトザン自体は水に不溶性であるが
、有機酸塩寸たは無機酸塩とすれば水に可溶性となり、
カチオン性の高分子電解質として凝集剤に使用されてい
る。キトサンを凝集剤として使用する場合、ギ酸塩、酢
酸塩、塩酸塩等の可溶性塩として貯蔵、運搬し、現地で
水に溶解して使用することが行われているが、貯蔵中に
溶液粘度が低下し、凝集効果も低下するという問題点が
ある。
このような問題点を解決するだめに、常温で固体状のス
ルファニル酸またはスルファミン酸を、実質的に水の不
存在下でキトサンと混合し、これを現地1で溶解して使
用するようにしたものが提案されている。
キトサン溶解用の従来の溶解ばのうち、塩酸、酢岐等は
キトサンの溶解力に不−足はないが、前記貯蔵性のほか
に、悪臭を発し、作業環境を悪化させるという問題点が
ある。またスルファミン[8は溶解液の生物分解を防止
する作用を有し、優れた酸であるが、一方生物分解され
ないために、処理水または脱水汚泥中に混入して環境を
汚染し、特にスルファミン酸は′除草剤でもあるので、
農作物に悪影醤を与えるおそれがあるという問題点があ
る、−1:だ他の有機酸は一般的に高価で、吸湿性があ
シ、溶解液が悪臭を発するなどの問題点がある。
この発明は上記のような従来の問題点を解決するだめの
もので、特定の酸を組み合せてキトサンと配合すること
により、溶解性に優れるとともに、溶解状態における安
定性に優れ、かつ溶解時に悪臭を発せず、また環境汚染
のおそれが少ない凝集剤を提供することを目的としてい
る。
この発明は安息香酸、ヒドロキシ安息香酸、ソルビン酸
、デヒドロ酢酸およびそれらの塩からなる群から選ばれ
る1種または2押以上と、キトサンと、アジピン酸とを
含む凝集剤である。
本発明ではキトサンの溶解酸としてアジピン酸を使用す
る。アジピン酸は常温で固体で、安価であシ、吸湿性が
低く、溶解I1.):に悪臭が発生せず、キトサンの溶
解酸として優れている。常温で固体の有機酸をキトサン
と配合する場合、吸湿性があると、水の存在下にキトサ
ンと反応して可溶性塩を生成し、貯蔵中に劣化を起こす
が、アジピン酸は吸湿性が低いため、キトサンと配合し
ても経時変化は起こらず、貯蔵安定性に優れる。アジピ
ン酸は溶解性がよく、キトサンを容易に溶解することが
でき、また生物分解性もよいので、環境を汚染すること
がない。
ところがキトサンをアジピン酸で溶解した液は微生物の
作用を受け、溶液の安定性は良くない。
キトサンは粉末状態では長期間安定であるが、アジピン
酸で溶解すると、キトサン自体が微生物により分解され
やすくなり、経時的に溶液粘度が低下し、凝集、脱水効
果が低下する。
不発明ではアジピン酸の溶解酸としての長所を活かしな
がら、上記短所を補うために、他の酸まだは塩を配合す
る。他の酸まだは塩は前に列記したものの1種または2
種以上であり、ヒドロキシ安息香酸はオルト、メタ、パ
ラのいずれでもよい。
これらの酸まだは塩は、いずれも防腐剤として使用され
ているもので、キトサンをアジピン酸で溶解した溶液の
微生物による分解を防止するものであシ、添加量もその
限度でよい。
安息香酸は溶解酸として提案されているが、安息香酸だ
けではキトサンを溶解させにくく、ま雀費用がかさむ。
これに対し、本発明では微生物を抑制する程度に添加す
ればよいから、′このような問題は発生しない・ 本発明の凝集剤はキトサン、アジピン酸および前記他の
酸または塩を含むものであシ、これらの成分比は、キト
サン:アジピン酸:他の酸または塩がに〇2〜5 : 
0.01〜2、好ましくは1:0.6〜1:0.02〜
0.2である。
本発明の凝集剤は、水に溶解した状態において上記各成
分が含まれていればよいから、各成分を別々に水に添加
して溶解してもよいが、2まだは6成分を粉末状態で、
実質的に水の不存在下に配合してもよい。粉末状態で配
合したものは吸湿性が少ないから配合状態における貯蔵
安定性に優れ、特に6成分?配合したものは配合状態に
おける生物分解も抑制されるから、貯蔵安定性はさらに
優れる。
不発明の凝集剤は水に溶解した状態で凝集剤として使用
される。溶液のキトサン濃度は01〜1.0%程度であ
る。アジピン酸の水に対する溶解性は良く、このためキ
トサンも容易に溶解する。
他の酸または塩も同様に溶解するが、溶解性を良くする
ためには塩を用いる方がよい。溶解状態においては、微
生物による分解が防止され、長期間にわたって粘度およ
び凝集、脱水効果の低下はなく、溶解状態における安定
性もよい。また使用後は、防腐性を肩する酸および塩は
希釈されて微生物に対する抑制効果がなくなるため、キ
トサンおよびアジピン酸は微生物による分解を受け、環
境を汚染することがない。
本発明の凝集剤は従来のキトサンを含む凝集剤と同様に
使用され、その使用mWも従来と同様でよい。この凝集
剤の対象としては、一般の懸澗液の凝集処理、汚泥の脱
水等があるが、4力に汚泥の脱水に対して効果的である
。凝集剤として使用する際、他の凝集剤または凝集助剤
等との併用は可能であり、特にアニオン性凝集剤との組
合せ処Jljに適している。
汚泥脱水に使用する場合、特にアニオン性凝集剤との組
合せ使用が望ましい。この場合、下水処理汚泥などの有
機性汚泥のようにアニオン性に帯電している汚泥に対し
ては、第1の凝集剤として本発明の凝集剤、第2の凝集
剤としてアニオン性凝集剤を使用し、逆に無機性汚泥の
ようにカチオン性に帯電している汚泥に対しては、第1
の凝集剤としてアニオン性の凝集剤、第2の凝集剤とし
て本発明の凝集剤を使用して、2段階にわたって凝集を
行う。そして第1の凝集剤添加後、第1の攪拌として、
フロックが生成しないか、または生成したフロック径が
2 mm以下となるような強攪拌を行い、第2の凝集剤
添加後、第2の攪拌として、大形のフロックが生成する
程度の通常の攪拌を行い、生成したフロックを遠心脱水
機、真空脱水機、圧搾脱水機等に供給して脱水する。
−上記凝集剤の際加重は、不発り」のんし集剤がキトサ
ンとして0.4〜5wt%(対SS)、アニオン性凝集
剤が0.2〜3 wt % (対SS)程度である。ア
ニオン性凝集剤としては、ポリアクリルばナトリウム、
ポリアクリルアミドの部分加水分解物、アクリルアミド
とアクリル酸の共重合物などが使用可能である。
なお、上記の説明において、キトサン、アンピン酸およ
び他の酸または塩の物性、製法等は特に限定されない。
また本発明の凝集剤は、これら6成分以外にも、他の凝
集剤、安定剤、促進剤等の他の成分を含んでいてもよい
以上のとおシ、本発明によれば、キトサンにアジピン酸
および他の微生物分解を抑制する酸または塩を含むよう
に構成したので、溶解性に優れるとともに、溶解状態に
おける安に性に俊れ、かつ溶解時に悪臭を発せず、また
環境汚染の少ない凝集剤を安価に提供することができる
。さらに各成分を粉末状態で配合したものは、貯蔵安定
性に優れ、取扱性も良いなどの効果が伶られる。
次に本発明の実施例について説明する。
実施例 工業用水を溶解水とし、これに25℃でキトサン0.4
00 fDならびに表−1のアジピン酸および他の酸ま
たは塩を添加して溶解し、溶液の安定性の試験をした。
試験は短時間で結果が現われるように、調製後2日間に
わたって放置されて、微生物の増殖によシ劣化したキト
サン溶液(劣化液)を表−1のNo、2〜8の溶液に1
0チ添加し、各溶液の劣化度を、溶液の粘度を測定する
ことによシ試験した。粘度の測定はB型粘度計によシ行
った。
また添加した劣化液は、工業用水を溶解水として、キト
サン0.40 D %およびアジピンcRO,267%
を溶解したもので、溶解4時間後の粘度が86cPであ
ったものが、試験時には劣化により12cPとなシ、菌
数は2〜6 X 10’個/−となったものである。結
果を衣−1に示す。
表−1 次に衣−1の各溶液について、下水処94 %t、のノ
1り初沈殿汚泥と余剰汚泥の混合汚泥(pH5,8、S
S2.1D%、VS882チし対5s))を使用して脱
水試験した。試験は上記汚泥を200ゴづつとシ、これ
に弄−1のNo、 1〜8の48時間経過後のキトサン
溶液を、キトサンとして表−2に示す添加量だけ添加し
て、2枚羽根攪拌機によシ、500rpmで30秒間強
攪拌し、次いでポリアクリル酸チ(対SS)添加して、
同じ攪拌機によシ250rpmで20秒間通常攪拌し、
凝集させた汚泥を100メツシユのナイロンP布を敷い
たブフナーロートーヒに注ぎ、10秒後のF液量を測定
した。
結果を表−2に示す。
表−2 以上の結果よシ、アジピン酸だけでキトサンを溶解した
ものは劣化が激しく、凝集効果も低下するが、他のばま
たは塩を添加したものは安定性があり、凝集効果が持続
することがわかる。
代理人 弁理士  柳 原    成

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)安息香酸、ヒドロキシ安息香酸、ンルビン酸、デ
    ヒドロ酢酸およびそれらの塩からなる群から選ばれる1
    種または2種以上と、キトサンと、アジピン酸とを含む
    凝集剤。
  2. (2)各成分は粉末状態で、実質的に水の不存在下に配
    合されたものである特許請求の範囲第1項記載の凝集剤
  3. (3)凝来剤は汚泥脱水用のものである特許請求の範囲
    第1項または第2項記載の凝集剤。
JP57163344A 1982-09-20 1982-09-20 凝集剤 Granted JPS5952503A (ja)

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JPS6223601B2 JPS6223601B2 (ja) 1987-05-25

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6508958B1 (en) * 2001-07-16 2003-01-21 Gerald Wojcik Composition and process for inhibiting corrosion of metallic substrates
JP2011036746A (ja) * 2009-08-07 2011-02-24 Hitachi Ltd 凝集剤,凝集剤を用いた汚水浄化方法及び凝集剤を用いた浄水装置

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JPS6223601B2 (ja) 1987-05-25

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