JPS5952124B2 - 筒状容器輸送用チエンコンベヤ - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、例えば患者の検体（血清）を入れた検体管を
一ピッチづつ移動させ、注入、排出位置へ送るようにし
た筒状容器輸送用チェノコンベヤの改良に関するもので
ある。

第１図、第２図は従来の筒状容器輸送用チェノコンベヤ
を示し１、チェン溝１内には円墳状の検体管２を収容可
能な筒状部３Ａを有するチェノ３が挿入され、チェン溝
１内幅は筒状部３Ａが移動できるように隙間を生ゼしめ
るため筒状部３Ａの外径よりやや大きく形成されている
。

そして、このチェノ３には筒状部３Ａが所定のピッチ毎
に多数配設し形成されている。

チェン溝１の両側に設けられたカムホルダ１３，１３Ａ
には、回動支点１５．９に一端側をそれぞれ回動自在に
取付けられ、他端側かねじりばねのばね１１，１６を介
し筒状部接触側２３を筒状部３Ａの筒状部後針部２１及
びチェノ３に圧接されるように戻り防止カム１４及び送
りカム１０が取付けられている。

送りカム１０のカムホルダ１３Ａは第２図に示す如くア
ーム８の上端に固定され、アーム８の下端は支点１２を
介し駆動機構ホルダ５に回動自在に取付けられている。

このアーム８の中間部分は一端側が支点７により駆動機
構ホルダ５に取付けられたエアシリンダ６のピストンロ
ッド２２な連結されている。

そして、制御部（図示せず）からの信号に連動してエア
シリンダ６内に圧縮空気が送られピストン（図示せず）
を駆動する毎に、送りカム１０を介してチェノ３の筒状
部３Ａの筒状部後針部２１を押圧しチェノ３を筒状部３
Ａの一ピッチづつ送るようになっている。

送りカム１０、アーム８、駆動機構ホルダ５、エアシリ
ンダ６によりチェノ駆動装置２７を形成している。

また、送りカム１０は筒状部３Ａを−ピツチ送った後は
、エアシリンダ６内に配設されたばね（図示せず）の張
力によりピストンが元の位置に戻されるのでアーム８、
カムホルダ１３Ａを介し第１図の位置に戻される。

この場合、送りカム１０は筒状部３Ａの外周を滑るとき
ばね１１の張力に抗し時計方向へ回動して筒状部３Ａを
かわすようになっている。

また、戻り防止カム１４もチェノ３が−ピツチ進行時に
は同様にばね１６の張力に抗し反時計方向に回動して筒
状部３Ａをかわし、その他のときは第１図のように筒状
部接触側２１に先端側が接触しチェノ３の後退を防止す
るようになっている。

第１図及び第２図に示す筒状容器輸送用チェノコンベヤ
はこのように形成されており、チェノ３の筒状部３Ａに
挿入された検体管２には血清等の検体が収容されており
、検体管２はエアシリンダ６を介し−ピツチづつ送られ
ノズル４の位置において注入または吐出されるようにな
っている。

このため、各検体管に付された認識番号（検体番号）の
移動は制御部（図示せず）からの信号によりエアシリン
ダ６が圧縮空気を送られて筒状部３Ａを−ピツチ送る毎
に同期して認識番号も一個進むようになっている。

しかるに、上記構造においては、検体管２または筒状部
３Ａを不用意に手でつかんでチェン溝１に沿って送り方
向に押すと送りカム１０と戻り防止カム１４とは筒状部
３Ａによって外方に回動されチェノ１が進行してしまう
欠点があり、認識番号と制御部の信号との同期が崩れて
しまう。

本発明の目的は上記欠点を解消し、唯単にチェノを送り
方向に押しただけではチェノが送り方向に移動しないよ
うにするとともにチェノを進ませたい時は特定のレバー
を作動することにより手動で送り方向にチェノを送るこ
とができるようにした筒状容器輸送用チェノコンベヤを
提供することにある。

本発明の筒状容器輸送用チェノコンベヤは、送りカムの
筒状部接触側と反対側端部に設けられた突起部と、送り
カムの筒状部接触側に設けられ後続の筒状部に対向する
ように形成された後側筒状接触部と、一端側を回動可能
に取付けられるとともにばねを介して取付けられ所定位
置に保持され、上記筒状部が後側筒状接触部へ接触した
とき送りカムが回動し上記突起部が係合されるように形
成された係合穴を備えるカム開き防止レバーとを設けた
ものである。

以下本発明の筒状容器輸送用チェノコンベヤの一実施例
を従来と同部品は同符号で示し同部分の説明は省略し第
３図、第４図により説明する。

駆動機構ホルダ５には、カムホルダ１３Ａに近接し送り
カム１０の筒状部接触側２３と反対側に支点１８を介し
回動自在にカム開きレバー１７が、は゛ね１９の張力を
介しカムホルダ１３Ａに近接した位置にあるように取付
けられている。

そして、力；ム開き防止レバー１７には係合穴２４が設
けられている。

一方、送りカム１０の筒状部接触側２３部分には隣接す
る後続の筒状部３Ａに対向し接するように形成された後
側筒状接触部２６が設けられており、送りカム１０の筒
状部接触側２３と反対側端部には係合穴２４に対向して
突起部２５が形成されている。

尚、後側筒状接触部２６と回動支点９と突起部２５はほ
ぼくの字形の位置となっている。

本実施例の筒状容器輸送用チェノコンベヤはこ；のよう
に形成されており、第３図の状態はエアシリンダ６、送
りカム１０を介して筒状部３Ａを一ピッチ送る直前の状
態、または−ピッチ送ってエアシリンダ６のピストンか
は゛ねの張力により旧位置に戻され、従って、送りカム
１０も同時に戻さ１れた位置、即ち、チェノ３に送りが
かかつていない状態である。

この状態のとき、チェノ３を手動で送り方向に送ろうと
すると、これに伴い筒状部３Ａが移動し後側筒状接触部
２６を押圧するので送りカム１０は時計方向に回動し突
起部２５が係７合穴２４に係合しチェノ３を手動で送り
方向に移動させることができないようになっている。

そして、チェノ３を送り方向に押さない時、即ち、第３
図の状態では送りカム１０はばね１１の張力により反時
計方向に押付けられているので突起部２テ５と係合穴２
４との係合は外れている。

従って、エアシリンダ６によりチェノ３の駆動時には円
滑に送りカム１０によってチェノ３を送ることができる
。

また、操作の初めまたは終りに手動でチェノ３を進めた
い時は、カム開き防止レバー１７を２ばね１９の張力に
抗し第４図矢印Ａ方向に移動させると、チェノ３を送り
方向に押した時送りカム１０が時計方向に回動されても
突起部２５は係合穴２４に係合しないので自由に送るこ
とができる。

従って、エアシリンダ６に圧縮空気が送られ送りカム１
０を介してチェノ３を進行させる時、及びカム開き防止
レバー１７を引いて送りカム１０が自由に回動できるよ
うにした時の必要時以外に手動で検体管２を送ることが
できず、制御部の信号と認識番号とが不用意にずれるこ
とが無くなり信頼性及び取扱い性を向上する。

以上記述した如く本発明の筒状容器輸送用チェノコンベ
ヤは、唯、単にチェノを押したのみでは送り方向に移動
させることができないとともに、チェノを送りたいとき
は改めて特定のレバーを作動することにより送り方向へ
手動でチェノを送ることができ、取扱い性を向上するこ
とができる効果を有するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の筒状容器輸送用チェノコンベヤの平面図
、第２図は第１図の一部を破面して示し前方上部からの
斜視図、第３図は本発明の筒状容器輸送用チェノコンベ
ヤの一実施例の平面図、第４図は第３図の一部を破面し
て示した正面図である。 １・・・・・・チェン溝、３・・・・・・チェノ、３Ａ
・・・両筒状部、９，１５・・・・・・回動支点、１ｏ
・・聞送りカム、＋１１，１６・・・・・・ばね、１４
・・・・・・戻り防止カム、１７・・・・・・カム開き
防止レバー、１８・・・・・・支点、１９・・・・・・
ばね、２１・・・・・・筒状部接触側、２３・・・・・
・筒状部接触側、２４・・・・・・係合穴、２５・・・
・・・突起部、２６・・・・・・後側筒状接触部、２７
・・・・・・チェン駆動装装置。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ チェノに取付けられた筒状部が隙間を残して通過可
   能に形成されたチェン溝と、該チェノ溝内へ走行可能に
   形成され筒状容器を収容可能な複数個の上記筒状部が備
   えられたチェノと、上記チェ。 ン溝の両体制へ設けられ回動支点にそれぞれ一端側を回
   動自在に取付けられ他端側へ形成された筒状接触部側が
   上記チェン側へそれぞればねを介し回動を付勢され取付
   けられた戻り防止カム及び送りカムと、上記送りカムの
   回動支点を保持し制御部からの信号に連動し送りカムの
   筒状部接触側により上記筒状部の筒状部後針部を押圧し
   一ピッチづつ進行方向へ送るように押圧駆動するように
   形成されたチェノ駆動装置とを設けてなる筒状容器輸送
   用チェノコンベヤにおいて、上記り送カムの筒状部接触
   側と反対側端部に設けられた突起部と、送りカムの筒状
   部接触側に設けられ後続の筒状部に対向するように形成
   された後側筒状接触部と、一端側を回動可能に取付けら
   れるとともにばねを介して取付けられ所定位置に保持さ
   れ、上記筒状部が後側筒状接触部へ接触したとき送りカ
   ムが回動し上記突起部が係合されるように形成された係
   合穴を備えるカム開き防止レバーとを設けたことを特徴
   とする筒状容器輸送用チェノコンベヤ。