JPS595160B2 - 石鹸ペ−パ− - Google Patents
石鹸ペ−パ−Info
- Publication number
- JPS595160B2 JPS595160B2 JP6813276A JP6813276A JPS595160B2 JP S595160 B2 JPS595160 B2 JP S595160B2 JP 6813276 A JP6813276 A JP 6813276A JP 6813276 A JP6813276 A JP 6813276A JP S595160 B2 JPS595160 B2 JP S595160B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- paper
- acid
- soap
- base material
- soap paper
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Detergent Compositions (AREA)
- Materials Applied To Surfaces To Minimize Adherence Of Mist Or Water (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は曇り止め、油膜取り、手洗い等の多目的に利用
する石鹸ペーパーに関する。
する石鹸ペーパーに関する。
従来一般に防滴剤、油膜除去等に液体あるいは固形石鹸
が使用されているが、石鹸をウエース等に付着して使用
するので不便である。
が使用されているが、石鹸をウエース等に付着して使用
するので不便である。
また従来の石鹸は脂肪酸のアルカリ金属塩で低粘度で表
面張力を低下させ、有機物をコロイド粒子として溶解す
る等の作用効果があるが、吸着力が弱いためにガラスの
曇り止め等に利用しても短時間に流失してしまう欠点が
ある。本発明はこのような点に鑑みてペーパー基材に洗
剤を塗布、含浸させたものである。
面張力を低下させ、有機物をコロイド粒子として溶解す
る等の作用効果があるが、吸着力が弱いためにガラスの
曇り止め等に利用しても短時間に流失してしまう欠点が
ある。本発明はこのような点に鑑みてペーパー基材に洗
剤を塗布、含浸させたものである。
そして洗剤として多ＣＯＯＨ基、ＯＨ基等極性基を有し
て吸着力の強い酸を原料とするものである。５ かゝる
酸は、例えばその分子構造が ＣＯＯＨＣＯＯＨ ＣＨ３（ＣＨ２）９−Ｃ−Ｃ−（ＣＨ２）２−ＣＯＯＨ であり、ＣＯＯＨ基、ＯＨ基等の極性基を有して極めて
吸着性が高い酸であり、この酸の構造上の特１５徴は一
級、二級、三級の３個のＣＯＯＨ基を有し、三級の１つ
のＯＨ基を有する。
て吸着力の強い酸を原料とするものである。５ かゝる
酸は、例えばその分子構造が ＣＯＯＨＣＯＯＨ ＣＨ３（ＣＨ２）９−Ｃ−Ｃ−（ＣＨ２）２−ＣＯＯＨ であり、ＣＯＯＨ基、ＯＨ基等の極性基を有して極めて
吸着性が高い酸であり、この酸の構造上の特１５徴は一
級、二級、三級の３個のＣＯＯＨ基を有し、三級の１つ
のＯＨ基を有する。
また長鎖アルキル基を持つて炭素数の大きい（１０以上
）、このような構造から酸は吸着性が高く、親水性であ
り、浸透分散性も極めて高い。２０本発明はかゝる酸の
特性を利用し、基材に塗布含浸させて石鹸ペーパーを構
成する。
）、このような構造から酸は吸着性が高く、親水性であ
り、浸透分散性も極めて高い。２０本発明はかゝる酸の
特性を利用し、基材に塗布含浸させて石鹸ペーパーを構
成する。
酸は脱水反応によりラクトン型構造になるが、その場合
も吸着性、親水性、浸透性等が高く同様に有効である。
も吸着性、親水性、浸透性等が高く同様に有効である。
また酸は通常粉体であり、粉末の２５まゝ混合する場合
もあるが、一般にはメチルアルコール等に良く溶解する
のでアルコール溶液として利用し、またナトリウムに溶
解してナトリウム塩として、またカリウム、カルシウム
塩等、塩類として利用する。またエステル化して利用す
る。３０ペーパー基材としては、紙、スポンジ、布等が
利用でき、これに前記酸を塗布し、または含浸させる。
もあるが、一般にはメチルアルコール等に良く溶解する
のでアルコール溶液として利用し、またナトリウムに溶
解してナトリウム塩として、またカリウム、カルシウム
塩等、塩類として利用する。またエステル化して利用す
る。３０ペーパー基材としては、紙、スポンジ、布等が
利用でき、これに前記酸を塗布し、または含浸させる。
この塗布含浸には、例えば１０％程度の水溶液とかメタ
ノール溶液を用意して、これにペーパー基材をひたして
引き上げ、液乾燥させれば含３５浸性の基材には酸を容
易に含浸でき、また含浸性がなくても表面に塗布するこ
とができる。このようにして得られた石鹸ペーパーは窓
ガラスの掃除、油膜除去、また曇り止め等に使用して極
めて便利であり、且つまた効果が大きい。
ノール溶液を用意して、これにペーパー基材をひたして
引き上げ、液乾燥させれば含３５浸性の基材には酸を容
易に含浸でき、また含浸性がなくても表面に塗布するこ
とができる。このようにして得られた石鹸ペーパーは窓
ガラスの掃除、油膜除去、また曇り止め等に使用して極
めて便利であり、且つまた効果が大きい。
即ちペーパ一に含浸させた酸は３個のＣＯＯＨ基と１個
の０Ｈ基と合計４個もの極性基を有して親水性が極めて
優れ、且つ吸着性が高い、したがつてガラス面等にペー
パーを摺り付けながらみがけば油膜等の汚れが容易に除
去できるとともに、酸を吸着させることができ、永続的
に油膜の付着防止、防滴効果を発揮できる。例えば前記
酸をナトリウム塩とし、酸濃度が１％、５％、１０％の
水溶液を各々つくり、これを基材に塗布含浸させたペー
パーをつくり、湿度９２％におけるガラス板を拭いたと
き、室温を２℃に保つて、防滴効果は５％のものが最も
よく、１昼夜全く曇りが生じなかつた。
の０Ｈ基と合計４個もの極性基を有して親水性が極めて
優れ、且つ吸着性が高い、したがつてガラス面等にペー
パーを摺り付けながらみがけば油膜等の汚れが容易に除
去できるとともに、酸を吸着させることができ、永続的
に油膜の付着防止、防滴効果を発揮できる。例えば前記
酸をナトリウム塩とし、酸濃度が１％、５％、１０％の
水溶液を各々つくり、これを基材に塗布含浸させたペー
パーをつくり、湿度９２％におけるガラス板を拭いたと
き、室温を２℃に保つて、防滴効果は５％のものが最も
よく、１昼夜全く曇りが生じなかつた。
また前記の石鹸ペーパ一で自動車のフロントガラスをク
リーニングしたときは油膜がきれいに落ち、一度透明化
した後は、２４〜７２時間程度はその透明度が維持でき
た。次に本発明は前記酸に加えて、砥粒等の微粉末の研
摩材をペーパーに塗着含浸しておくこともできる。
リーニングしたときは油膜がきれいに落ち、一度透明化
した後は、２４〜７２時間程度はその透明度が維持でき
た。次に本発明は前記酸に加えて、砥粒等の微粉末の研
摩材をペーパーに塗着含浸しておくこともできる。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ ３ヒドロキシ−３・４デイカルボキシ・ペンタデカ
ノイツク酸またはそのラクトン、あるいはそれらの塩、
それらのエステルの少なくとも１種を基材に塗布、含浸
させてなることを特徴とする石鹸ペーパー。 ２ ３ヒドロキシ−３・４デイカルボキシ・ペンタデカ
ノイツク酸またはそのラクトン、あるいはそれらの塩、
それらのエステルの少なくとも１種と研摩材を混合して
基材に塗布、含浸させてなることを特徴とする石鹸ペー
パー。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6813276A JPS595160B2 (ja) | 1976-06-09 | 1976-06-09 | 石鹸ペ−パ− |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6813276A JPS595160B2 (ja) | 1976-06-09 | 1976-06-09 | 石鹸ペ−パ− |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS52150404A JPS52150404A (en) | 1977-12-14 |
| JPS595160B2 true JPS595160B2 (ja) | 1984-02-02 |
Family
ID=13364899
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6813276A Expired JPS595160B2 (ja) | 1976-06-09 | 1976-06-09 | 石鹸ペ−パ− |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS595160B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0392458U (ja) * | 1989-12-30 | 1991-09-20 | ||
| JPH075549U (ja) * | 1993-06-29 | 1995-01-27 | 光洋工機株式会社 | 塵取り |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5731977A (en) * | 1980-08-02 | 1982-02-20 | Nitto Kagaku Kk | Defogging material for glass |
| JPS61254922A (ja) * | 1985-05-07 | 1986-11-12 | Asahi Glass Co Ltd | クリ−ニング材 |
-
1976
- 1976-06-09 JP JP6813276A patent/JPS595160B2/ja not_active Expired
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0392458U (ja) * | 1989-12-30 | 1991-09-20 | ||
| JPH075549U (ja) * | 1993-06-29 | 1995-01-27 | 光洋工機株式会社 | 塵取り |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS52150404A (en) | 1977-12-14 |
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