JPS5951524B2 - 抗コクシジウム剤 - Google Patents

抗コクシジウム剤

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JPS5951524B2
JPS5951524B2 JP50058180A JP5818075A JPS5951524B2 JP S5951524 B2 JPS5951524 B2 JP S5951524B2 JP 50058180 A JP50058180 A JP 50058180A JP 5818075 A JP5818075 A JP 5818075A JP S5951524 B2 JPS5951524 B2 JP S5951524B2
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JP
Japan
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test
acid
coccidiosis
sulfamoylpyridine
anticoccidial
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JP50058180A
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JPS51133431A (en
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靖弘 森沢
満 片岡
訓敏 北野
利明 松沢
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Sankyo Co Ltd
Original Assignee
Sankyo Co Ltd
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Priority to AU13922/76A priority patent/AU495365B2/en
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Priority to FR7614608A priority patent/FR2310759A1/fr
Priority to MX000242U priority patent/MX3409E/es
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【発明の詳細な説明】 本発明は式 O2□S02NH2(I) N’ で示される5−ニトロー 3−スルファモイルピリジン
またはその酸付加塩を有効成分とする動物用抗コクシジ
ウム剤に関するものである。
前記(I)式で示されるピリジン誘導体の酸付加塩とし
ては有機酸あるいは無機酸の塩、例えば塩酸、硫酸、硝
酸、シユウ酸、マレイン酸、酒石酸、マロン酸、クエン
酸、フタール酸、ナフタリンジスルホン酸の塩等の製薬
的非毒性塩があげられる。
コクシジウム症(Coccidiosis)は原生動物
の胞子虫網(Sporo2oa)のコクシジア(Coc
cidia球虫目)に属する寄生性原虫症であり、家禽
および家畜の消化器病および栄養障害を起こし斃死をも
たらす伝染病であつて、鶏に最も多発し、家兎、山羊、
緬羊、牛、あひる、うずら、七面鳥などにも被害を及ぼ
し、要素、畜産業に多大な損害を与えている。コクシジ
アのアイメリア科(Eimeridae)にはアイメリ
ア(Eimeria)およびイソスポラ( Isosp
ora)など10数種の属があるが家禽および家畜のコ
クシジウム症はアイメリア属によつて発症することが多
い。
コクシジウムのオーシスト(oocyst、原母細胞)
は糞便と共に排泄され、適当な条件下で24〜48時間
後に胞子形成を行ない感染力を有するようになつて、経
口的に感染する。
オーシストは宿主の盲腸または小腸の粘膜細胞内で最初
は無性生コを行なつて繁殖し、この間に最も重い症状を
発現し、ついで有性生殖を行なつてオーシストを形成し
、糞便と共に排泄されることにより恐るべき伝染性を発
揮する。このょうな家禽および家畜のコクシジウム症に
対して従来多くの化学療法剤による予防治療法が提案さ
れ、特にコクシジウム症に対する予防治療剤として、例
えばサルファ剤、砒素化合物、ニトロフラン誘導体、ニ
トロフエナイド、ナイカルバジン、ピリミジン誘導体(
抗チアミン剤)、キノリン誘導体、グアニジン誘導体、
抗生物質などが紹介されたが、薬効、抗原虫スペクトル
、対象動物に対する安全性あるいは薬剤耐性が出来易い
などそれぞれ欠点をもち満足すべき薬剤とはいえない。
ネイネユア(Nature)208巻 397ページ(
1965年)および米国特許第3,202,576号に
よれば3−スルフアモイルピリジンあるいは4−メチル
−3−スルフアモイルピリジン等はアイメリア・アセル
プリナ(E.acervulina)などの慢性コクシ
ジウム症に効果があり、アイメリア・テネラ(E.te
nella)などの急性コクシジウム症には効果がない
と記載されている。
しかし本発明のコクシジウム症予防治療剤は特に最も病
原性の強い盲腸寄生のアイメリア・テネラ(E.ten
ella)に対して著効を示す。さらに本発明における
有効成分は現在広く用いられているチアミン系抗コクシ
ジウム剤の耐性株にも著効を示す。本発明で使用する5
−ニトロ−3−スルフアモシイルピリジン(I)は新規
化合物であり、次式に示すように3−ピリジンスルホニ
ルクロライド旺〔ケミカル・アブストラクト 37巻
66529(1943年)に記載〕を臭素と加熱して5
−プロモー 3 −ピリジンスルホニルクロライド佃を
合成し、アンモニアと反応させて、化合物、(Mとした
後、過酸化水素−発煙硫酸混液による酸化を行なつて得
られる。
また化合物を加水分解して5−プロモー 3 −ピリジ
ンスルホン酸Mとした後、アミノ化を行ない.次いで過
酸化水素−発煙硫酸混液による酸化、およびPcl5に
よるクロル化を行なつた後さらにアンモニアと反応させ
ても得られる。次に参考例を示して上記方法をさらに具
体的に説明する。
参考例 3−ピリジンスルホニルクロライド2.149.臭素1
.6gの混合物を110〜120℃に8時間加熱する。
冷却後20♯lアンモニア水30m1に加え、30分間
攪拌する。濃塩酸で中和後、食塩を加えて飽和させた後
、酢酸エチルエステルで抽出する。抽出液は乾燥後、溶
媒を留去し、エタノールー石油エーテルで再結晶を行う
と融点178〜179℃を示す5−プロモー3−スルフ
アモイルピリジン1.3gが得られた。元素分析値 C
5H5N2O2sBrとして計算値:C,25.33;
H,2.l3;N,ll.8O実験値:C,25.49
;H,2.l3;N,ll.795−プロモー 3 −
スルフアモイルピリジンIIM7.49、28%アンモ
ニア水15ゴ.硫酸銅0.89の混合物を封管中180
℃で20時間加熱した。
冷却後、反応液に硫化ソーダー水溶液を硫化銅の析出し
なくなるまで加える。沈澱物を濾過後、水溶液を濃縮、
酢酸エチルエステルで抽出する。抽出液は乾燥後、溶媒
を留去し、得られる結晶をエタノール一 n −ヘキサ
ンより再結晶を行、うと融点177〜179℃を示す5
−アミスルフアモイルピリジン(V)3.5gが得られ
た。元素分析値 C5H7N3O2Sとして 計算値:C,34.67;H,4.O7;N,24.2
6; S,l8.5l実験値:C,34.62;H,4
.Ol;N,24.33;S,l8.345−アミノ−
3−スルフアモイルピリジンM3.O9を、発煙硫酸6
.0m1、30(f)過酸化水素30m1混液中に徐々
に加える。
室温にて48時間攪拌後、氷水に注ぎ炭酸ソーダで中和
し、酢酸エテルエステルで抽出する。抽出液は芒硝で乾
燥後溶媒を留去し、酢酸エチルエステル−n−ヘキサン
より再結晶を行うと融点168℃を示す5−ニトロ−}
スルフアモイルピリジン(1)0.8gが得られた。元
素分析値 C3H3N3O4Sとして計算値:C,29
.57;H,2.48;N,2O.69実験値:C,2
9.77;H,2.53;N,2O.47本発明を実施
するには、前記一般式(1)で表わされる化合物または
その有機酸塩もしくは無機酸塩を必要に応じて生理的に
無害な担体と配合して用いられる。
通常は動物用飼料に配合、または飲料水に分散もしくは
溶解して用いられる。動物用飼料としては例えば穀粉、
外皮2醗酵残留物2粕類糖類があげられる。この試料に
は粉砕した石灰石6タルク末などを混合してもよく、混
合は粉砕、攪拌、転磨のような方法によつて固体または
半固体に製造する。本発明の上記調製物には他の抗コク
シジウム剤例えばサルフアクロルピラジン、スルフアジ
メトキシン、スルフアキノキサリンのようなサルフア剤
:あるいはチアミン誘導体例えばベクロチアミン、アン
プロリウム、ジメチアリウム;キノリン誘導体例えばブ
キノレート6デコキネート、メチルペンゾクウエート;
葉酸拮抗物質例えばピリメタミン、ジアペリジン;抗生
物質例えばモネンシン;あるいはその他の抗コクシジウ
ム剤例えば3ーヒドロキシ−5−ヒドロキシメチル−2
−メチルピリジン、クロピドール(3,5−ジクロル−
2,6−ジメチル−4−ビリジノール)、ロベンジデン
などを含有せしめてもよい。
本発明の抗コクシジウム剤の投与濃度は家禽および家畜
の種類、投与方法、投与目的、症状等によつて一概には
いえないが、例えば飼料添加して予防する場合は25〜
250PP1で用いられ、治療には500〜1000酵
で使用される。
次に本発明の抗コクシジウム剤の効果を示す試験例をあ
げる。
試験例 供試材料および試験方法 1)供試ヒナ:単冠白色レグホン種、雄ヒナ、実験開始
14日令(ふ化後直ちに初生ヒナを試験開始まで抗コク
シジウム剤を含有しない幼雛用配合飼料を給与して隔離
飼育した。
)2)供試コクシジウムリアイメリア・テネラ(Eim
eriatenella)の胞子形成オーシストを1羽
当り42,000個ずつ直接そのう内に経口接種して感
染させた。
3)供試薬剤:5−ニトロ−3−スルフアモイルピリジ
ン4)供試薬剤の飼料への添加濃度:抗コクシジウム剤
を含有しない市販の幼雛用配合飼料に供試薬剤を200
PF1混合した。
5)試験方法:上記供試ヒナをコクシジウム症鶏から隔
離飼育し、健康状態を観察し、正常なヒナについて体重
を測定し、各区の平均体重に有意差(危険率5%水準)
のないように10羽/区ずつに区分けした。
さらに感染無投薬対照および無投薬無感染対照の2群を
設けた。区分け後無感染無投薬対照区を除く全区にオー
シストの一定数を接種し、同時に供試薬剤を含有する飼
料を給与し、対照の2つの区には供試薬剤を添加しない
同一組成(同一ロツト)の飼料を給与した。6)判定:
試験開始時(投薬および感染時)から終了時(感染後7
日)まで一定時刻に体重を測定し、感染後6〜7日まで
に排泄された糞中のオーシスト数を毎日測定した。
感染後7日目に全生存ヒナを培検し、コクシジウムによ
る盲腸の病変の程度をエキスペリメンタル・バラシトロ
ジ一(ICxptl.ParasitO第28巻30〜
36ページ(1970年)記載のジヨソン・アンド・リ
ード(JOhnsOnandReid)の方法によりO
〜4の5段階法により判定した。相対増体率(5)= 試験開始時から終了時までの体重増加量を増体量とし、
各試験区の羽数で除したものを平均増体量とした。
オーシスト増殖率= 感染後6日および7日に排泄された糞19中のオーシス
ト数を各試験区ごとに加算してオ一シスト数とした。
試験結果 表1に示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 5−ニトロ−3−スルファモイルピリジンまたはそ
    の酸付加塩を有効成分とする抗コクシジウム剤。
JP50058180A 1975-05-15 1975-05-15 抗コクシジウム剤 Expired JPS5951524B2 (ja)

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JP50058180A JPS5951524B2 (ja) 1975-05-15 1975-05-15 抗コクシジウム剤
US05/681,154 US4094982A (en) 1975-05-15 1976-04-28 Pyridine sulfonamides and their use as anticoccidial agents
GB18130/76A GB1479879A (en) 1975-05-15 1976-05-04 Pyridine sulphonamides their preparation and their use for controlling coccidiosis
CA251,989A CA1083575A (en) 1975-05-15 1976-05-07 Pyridine-3-sulphonamides
AU13922/76A AU495365B2 (en) 1976-05-13 Compounds for controlling coccidiosis and their preparation
BR7603012A BR7603012A (pt) 1975-05-15 1976-05-13 Processo para preparar derivados de piridina e composicoes anticoccidiais
FR7614608A FR2310759A1 (fr) 1975-05-15 1976-05-14 Nouveaux derives de pyridine et leurs applications
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IT68193/76A IT1070451B (it) 1975-05-15 1976-05-14 Derivati della 3-piridin solfonammi de per combattere la coccidiosi,composti che li contengono e procedimento per la loro preparazione
DE19762621583 DE2621583A1 (de) 1975-05-15 1976-05-14 Pyridinderivate und ihre verwendung als antikokzidiosemittel

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JPS51133431A JPS51133431A (en) 1976-11-19
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