JPS59514A - 内燃機関における排気系のマフラ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は内燃機関における排気系のマツプに関する。

この種のマフラにおいては、一般に、背圧と消音性能と
には強い関係があり、背圧を低減させるに従い消音性能
が悪化する。　また、背圧は、燃費向上、エンジン出力
の向上の見地から、低ければ低いほど良いが、しかし、
消音性能についても向上させる必要があるため、一般に
消音性能との兼合いで背圧の大きさが決められている。

従来、第１図に示すように、外筒（１）内に、２〜３枚
の仕切板（２）と３〜１１本のパイプ（３）を組み込ん
でマツプを構成したものにおいては、背圧と消音性能の
妥協点を見い出して、それぞれの寸法が決められている
が、排気が仕切板（２）等に当り、背圧が極めて高くな
り、燃費向上、エンジン出力向上に抑圧される欠点があ
る。

そこで本発明は、排気ガスを流れやすくして背圧を低減
させるとともに消音性能も悪化されないマツプを提供す
ることを目的とするもので、すなわち、第１の発明は排
気導入管を途中で切断することなくマツプ内部に直線的
に延長すると共にその後端をマツプ内部に開口して共鳴
現象発生管とし、しかも前記排気導入管より共鳴現象発
生管に至る部分には、管状よりなる排気導出管を、後方
へ指向するように分岐連通して固着すると共に排気導出
管を途中で切断することなくマフラ外部の排気管へ連通
するようにしたもので、更に第２の発明は前記排気導入
管、共鳴現象発生管、排気導出管の適宜位置に小穴を形
成したものである。

次に第２図及び第３図に示す本発明の実施例について説
明する。

マツプを構成する外周壁は、外筒（４）及び前後壁（５
）、（５）により形成されている。　（６）は排気導入
管で、原管（６）はマフラ体内を直線的に後方へ延長さ
れて共鳴現象発生管（７）となり、その後端（７ａ）は
、前記外周壁により密閉されたマツプ内部空間に開口さ
れている。　該共鳴現象発生管（７）の径及び寸法は、
マフラ内部空間との関係において、ヘルムホルツの共鳴
現象が引き起こされるように設定されている。　“排気
導入管（６）より共鳴現象発生管（７）に至る部分には
、排気導出管（８）が後方へ指向して分岐されていると
共にその後端がマフラ外部の排気管に連通されている。

該排気導出管（８）の分岐部（８ａ）は、排気導入管（
６）より流入した排気が、排気導出管（８）へ抵抗が少
なく流通するように、円弧をもって形成されている。　
尚、前記排気導入管（６）、共鳴現象発生管（７）、排
気導出管（８）は、共に同一断面のパイプを使用してい
る。

第１図及び第Ｓ図は本発明の第２の実施例を示すもので
、前記第２図の構造における排気導入管（６）、共鳴現
象発生管（７）、排気導出管（８）の適宜部分に小穴（
９）を設け、該小穴（９）とマツプ内部空間−とにより
共鳴現象を起こさせて、消音性能を一層向上させたもの
である。

以上のようであるから、排気導入管（６）よりの排気は
、直線状に配管された共鳴現象発生管（７）に指向して
流入されるから、原管（７）とマフラ内部空間とによシ
、ヘルムホルツの共鳴現象が引き起こされて消音される
。　また、共鳴現象発生管（７）内は導入された排気に
より昇圧されるから、排気導入管（６）より流入する排
気は、分岐された排気導出管（８）へ誘導されて排出さ
れる。

このとき、排気導出管（８）は後方へ指向し、かつ切断
部を設けない連続的な経路であることＫより、排気の流
出に対する抵抗が少なく、そのため背圧を低く抑えるこ
とができる。　また、該分岐部（８Ｐ＆）を単一線、反
曲線とすれば、前記の抵抗の減少を向上することができ
る。　更に小穴（９）を設けた場合は、該小穴部とマツ
プ内部空間により共鳴現象が発生し消音性能を一層向上
させる。　　この効果を従来のものと比較すると、エン
ジン回転数が５００Ｏｒｐｍのときには、その背圧は、
第１図に示す従来のものにおいては、４２０　ｓ！ｌｌ
Ｈｇであるのに比べ第２図及び第３図に示す本発明のも
のは３７６　ｖｍＨｇ　、第１図及び第Ｓ図に示す小穴
（９）を設けたものは３ｓ３．Ｈｇであった。　またエ
ンジン回転数に対する音圧Ｖベルの関係は、第４図に示
すように、第１図に示す従来のものは、実線（イ）とな
り、本発明の第２図及び第３図に示すものは破線（ロ）
となり、第を図及び第Ｓ図の小穴を設けたものは鎖線（
ハ）となった。　　したがって、本発明のものは、消音
性能を従来と同程度に保持しつ一背圧を従来のものよシ
低減できた。

以上のように本発明によれば、消音性能を悪化させるこ
となく背圧を低減でき、エンジンの燃費向上、出力向上
を図ることができる上に、その構造も、従来のパイプと
仕切板を組み合せるものに比べ部品点数を減少させて、
製造作業を容易にし、かつ安価に形成できる特長がある
。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来のマフツを示す略断面図、第２図は本発明
の第１の実施例を示す側断面図、第３図は同Ａ−Ａ線断
面図、第を図は本発明の他の実施例を示す側断面図、第
Ｓ図は同Ｂ−Ｂ線断面図、第６図はエンジン回転数と音
圧レペμの関係を示す特性図である。 （４）・・・外筒 （５）、（５）・・・前後壁 （６）・・・排気導入管 （７）・・・共鳴現象発生管 （７ａ）・・・開口端 （８）・・・排気導出管 （８ａ）・・・分岐部 （９）・・・小穴 特許出願人 株式会社　三　　　五 手続補正書（自制 昭和！７年７月Ｊ１日 特許庁長官殿 特許庁審査官　　　　　　　　殿 １、事件の表示　　昭和５７年特許願第１０７７１１ｇ
号２、発明の名称　　”４ＷａＫにおけるｊＶ＆Ｖのマ
フツ３、補正をする者 事件との関係　　特許出願人 ４、代理人 ６、補正による増加する発明数 と補正する。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、排気導入管を途中で切断することなくマフラ内部に
   直線的に延長すると共にその後端をマフラ内部に開口し
   て共鳴現象発生管とし、しかも前記排気導入管よシ共鳴
   現象発生管に至る部分　３には、管状よシなる排気導出
   管を、後方へ指向するように分岐連通して固着すると共
   に該排気導出管を途中で切断することなくマツプ外部の
   排気管へ連通するようにしたことを特徴とする内燃機関
   における排気系のマツプ。 ２、前記排気導出管の分岐部を後方へ指向する円弧に形
   成した特許請求の範囲第１項記載の内燃機関における排
   気系のマツプ。 ３、排気導入管を途中で切断することなくマツプ内部に
   直線的に延長すると共にその後端をマツプ内部に開口し
   て共鳴現象発生管とし、しかも前記排気導入管より共鳴
   現象発生管に至る部分には、管状よシなる排気導出管を
   、後方へ指向するように分岐連通して固着すると共に一
   該排気導出管を途中で切断することなくマツプ外部の排
   気管へ連通ずるようにし、しかも前記排気導入管、共鳴
   現象発生管、排気導出管の適宜位置に小穴を形成したこ
   とを特徴とする内燃機関における排気系のマフラ。