JPS5950717B2 - キンゾクアツエンヨウジユンカツユザイ - Google Patents
キンゾクアツエンヨウジユンカツユザイInfo
- Publication number
- JPS5950717B2 JPS5950717B2 JP14158875A JP14158875A JPS5950717B2 JP S5950717 B2 JPS5950717 B2 JP S5950717B2 JP 14158875 A JP14158875 A JP 14158875A JP 14158875 A JP14158875 A JP 14158875A JP S5950717 B2 JPS5950717 B2 JP S5950717B2
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- JP
- Japan
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- oil
- rolling
- styrene
- copolymer
- adhesion
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- Expired
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は金属の圧延に用いる潤滑油剤に関するものであ
る。
る。
従来、金属の圧延特に鉄鋼の熱間圧延において圧延油を
使用することはなかったが、近年、ロール寿命の延長と
電力消費量の減少を目的として熱間圧延油が使用される
ようになり、かなりの成功をおさめている。
使用することはなかったが、近年、ロール寿命の延長と
電力消費量の減少を目的として熱間圧延油が使用される
ようになり、かなりの成功をおさめている。
現在、圧延油の給油方式として次の方式が用いられてい
る。
る。
(1)圧延油をワークロール冷却水中に注入しワークロ
ールへ均一な油膜を形成させる方法 (2)圧延油をバックアップロール冷却水中に注入シバ
ツクアップロールカラワークロールへ均一な油膜を転着
させる方法 (3)圧延油を蒸気で霧化し、ミスト状としてワークロ
ールあるいはバックアップロールへIll付ける方法 いずれの方法を用いても、大量の高圧冷却水が同時に使
用されるため、油膜は十分な効果を発揮する以前に洗い
流さ法有効に作用しているとは言い難い。
ールへ均一な油膜を形成させる方法 (2)圧延油をバックアップロール冷却水中に注入シバ
ツクアップロールカラワークロールへ均一な油膜を転着
させる方法 (3)圧延油を蒸気で霧化し、ミスト状としてワークロ
ールあるいはバックアップロールへIll付ける方法 いずれの方法を用いても、大量の高圧冷却水が同時に使
用されるため、油膜は十分な効果を発揮する以前に洗い
流さ法有効に作用しているとは言い難い。
圧延油の粘度を高くすることによって、ロールへの付着
性を向上させることは可能であるが圧延油の流量の制御
あるいは均一分散性が困難となり、ロール表面の油膜制
御が不適切となり、スリップなどトラブルの原因となる
。
性を向上させることは可能であるが圧延油の流量の制御
あるいは均一分散性が困難となり、ロール表面の油膜制
御が不適切となり、スリップなどトラブルの原因となる
。
本発明者らは種々の検討を加えた結果、下記に述べる油
溶性のポリマーを付着性向上剤として圧延油に配合する
ことによって圧延油の粘度を向上させることなく、圧延
油のロール表面に対する付着性を著しく向上せしめ、冷
却水によっても洗い流され難くすることに成功した。
溶性のポリマーを付着性向上剤として圧延油に配合する
ことによって圧延油の粘度を向上させることなく、圧延
油のロール表面に対する付着性を著しく向上せしめ、冷
却水によっても洗い流され難くすることに成功した。
本発明の金属圧延用潤滑油剤は、(a)鉱油、脂肪油、
合成油又はこれらの1種又は2種以上の混合物を基材油
とし、(b)該基材油に、スチレンとイソプレンとの共
重合物、スチレンとブダジエンとの共重合物及びスチレ
ンとマレイン酸エステルとの共重合物より成る油溶性ポ
リマ一群から選択される1種又は2種以上を配合して成
ることを特徴とする鉄鋼の熱間圧延用潤滑油組成物であ
る。
合成油又はこれらの1種又は2種以上の混合物を基材油
とし、(b)該基材油に、スチレンとイソプレンとの共
重合物、スチレンとブダジエンとの共重合物及びスチレ
ンとマレイン酸エステルとの共重合物より成る油溶性ポ
リマ一群から選択される1種又は2種以上を配合して成
ることを特徴とする鉄鋼の熱間圧延用潤滑油組成物であ
る。
以下に本発明の内容について詳しく説明する。
本発明の鉄鋼熱間圧延用潤滑油組成物の基材油としては
、鉱油、脂肪油、合成油のいずれか1種又は2種以上の
混合物が使用される。
、鉱油、脂肪油、合成油のいずれか1種又は2種以上の
混合物が使用される。
鉱油は、パラフィン基又は混合基原油から蒸留分離され
る潤滑粘度を有する留分を、公知の精製手段即ち、溶剤
抽出、接触水素化、溶剤膜ろう等を組合せて精製したも
のである。
る潤滑粘度を有する留分を、公知の精製手段即ち、溶剤
抽出、接触水素化、溶剤膜ろう等を組合せて精製したも
のである。
脂肪油の具体例として、ラード油、大豆油及びなたね油
が挙げら枳また合成油の具体例として、グリセロールの
脂肪酸エステルやオレイン酸が挙げられる。
が挙げら枳また合成油の具体例として、グリセロールの
脂肪酸エステルやオレイン酸が挙げられる。
本発明の熱間圧延油剤は、前記の基材油に、以下に示す
油溶性ポリマーが配合されたものである。
油溶性ポリマーが配合されたものである。
即ち、油溶性ポリマーとしては、スチレンとインブレン
の共重合物、スチレンとブタジェンとの共重合物、スチ
レンとマレイン酸エステルとの共重合物のいずれか1種
又は2種以上である。
の共重合物、スチレンとブタジェンとの共重合物、スチ
レンとマレイン酸エステルとの共重合物のいずれか1種
又は2種以上である。
該ポリマーは、配合によシ圧延油のロール表面に対する
付着性を著るしく向上せしめ、冷却水を高圧噴射しても
、ロール表面から洗い流され難くする作用を及ぼす。
付着性を著るしく向上せしめ、冷却水を高圧噴射しても
、ロール表面から洗い流され難くする作用を及ぼす。
これらのポリマーは、分子量が大きい程また添加量が多
いほどロール表面への油付着性は高まる。
いほどロール表面への油付着性は高まる。
該ポリマーは、全組成中に合計0.5〜10wt%程度
含有されれば良い。
含有されれば良い。
スチレンとイソプレンとの共重合物又はスチレンとブタ
ジェンとの共重合物は、脂肪油又は合成油への溶解度が
低いため、とくに鉱油を主体とする基材油に対して、約
0.5〜約5wt%配合するのが好ましい。
ジェンとの共重合物は、脂肪油又は合成油への溶解度が
低いため、とくに鉱油を主体とする基材油に対して、約
0.5〜約5wt%配合するのが好ましい。
スチレンとマレイン酸エステルとの共重合物は、とくに
グリセロール脂肪酸エステル系の合成油に、約5〜約1
5wt%、好ましくは約7〜towt%配合するのが良
い。
グリセロール脂肪酸エステル系の合成油に、約5〜約1
5wt%、好ましくは約7〜towt%配合するのが良
い。
15wt%以上配合しても付着性の向上は、飽和するた
め経済的でない。
め経済的でない。
前記マレイン酸エステルとしては、炭素数10〜20の
長鎖脂肪族アルコールの混合物とマレイン酸とのジエス
テルが実用的に使用される。
長鎖脂肪族アルコールの混合物とマレイン酸とのジエス
テルが実用的に使用される。
本発明で用いられる油溶性ポリマーは、圧延油基材の増
粘剤としても有効であり、たとえば、ラード油、大豆油
、々たね油等低粘度の脂肪油に対して、該ポリマーを配
合し、圧延作業上、支障を来さない程度にまで粘度を増
加させる々らば、脂肪油のロール面への付着性を飛躍的
に向上させる作用をもたらす。
粘剤としても有効であり、たとえば、ラード油、大豆油
、々たね油等低粘度の脂肪油に対して、該ポリマーを配
合し、圧延作業上、支障を来さない程度にまで粘度を増
加させる々らば、脂肪油のロール面への付着性を飛躍的
に向上させる作用をもたらす。
この場合、ブライトストック油など高粘度鉱油を、油溶
性ポリマーの代りに配合しても、脂肪油の粘度は増加し
付着性も向上させることは出来るが、潤滑性の低下をも
たらすので好ましくない。
性ポリマーの代りに配合しても、脂肪油の粘度は増加し
付着性も向上させることは出来るが、潤滑性の低下をも
たらすので好ましくない。
本発明の熱間圧延用潤滑油には、脂肪酸、リン酸エステ
ルなどの油性Nk極圧剤を配合しても良い。
ルなどの油性Nk極圧剤を配合しても良い。
次に実施例によって本発明の特徴を明らかにする。
実施例1〜6、比較例1
ラードオイル30%、オレイン酸5%、パラフィン系精
製鉱油65%よりなる基材油に対して、スチレンとオレ
フィンの共重合物を一種あるいは二種配合し本発明の熱
間圧延油を作成した。
製鉱油65%よりなる基材油に対して、スチレンとオレ
フィンの共重合物を一種あるいは二種配合し本発明の熱
間圧延油を作成した。
この場合所定の粘度を有するパラフィン系鉱油を選択す
ることによって、圧延油の粘度はスヘて100″Fで1
00±10cstの範囲内に入るようにした。
ることによって、圧延油の粘度はスヘて100″Fで1
00±10cstの範囲内に入るようにした。
圧延油の付着性は第1図に示した圧延油分散水噴射装置
と第2図に示した高圧水洗滌装置を用いて測定した。
と第2図に示した高圧水洗滌装置を用いて測定した。
す々わち、プランジャーポンプ3およびオリフィス2を
介して圧延油分散水(圧力4、5 K9/肩、流速1.
60 o−/m)を供給し定量ポンプ1から供給される
圧延油剤をスプレーノズル5を通して軟鋼板5PC−2
(0,8X100X125yra)6の表面へ30秒間
噴射することによって鋼表面上に油膜を形成せしめた後
、ただちに高圧水(圧力15 Kg/d14. OOO
ml/m’)で3秒間洗滌した。
介して圧延油分散水(圧力4、5 K9/肩、流速1.
60 o−/m)を供給し定量ポンプ1から供給される
圧延油剤をスプレーノズル5を通して軟鋼板5PC−2
(0,8X100X125yra)6の表面へ30秒間
噴射することによって鋼表面上に油膜を形成せしめた後
、ただちに高圧水(圧力15 Kg/d14. OOO
ml/m’)で3秒間洗滌した。
次に、鋼表面上に残留している油分を溶剤を用いて完全
に洗い落し、溶剤を蒸発させて、付着油分の重量を求め
た。
に洗い落し、溶剤を蒸発させて、付着油分の重量を求め
た。
実験結果を第1表にまとめた。
第1表から明らか々ごとく、本発明の圧延油は比較例に
くらべて、顕著な付着性の向上を示している。
くらべて、顕著な付着性の向上を示している。
実施例7.比較例2
グリセロールモノパルミテートジオレエートに対し、ス
チレンとマレイン酸エステルとの共重合物を8係配合し
本発明の熱間圧延油を得た。
チレンとマレイン酸エステルとの共重合物を8係配合し
本発明の熱間圧延油を得た。
付着量の測定結果を第2表に示す。
比較例2に示したグリセロールモノパルミテートジオレ
エートの粘度が100下で40cstであるのに対し、
実施例7に示した圧延油の粘度はポリマーの増粘作用に
よって1007で100cstとなっている。
エートの粘度が100下で40cstであるのに対し、
実施例7に示した圧延油の粘度はポリマーの増粘作用に
よって1007で100cstとなっている。
第2表から明らかなごとく、ポリマーの配合によって、
グリセロールモノパルミテートジオレエートの付着性は
飛躍的に向上している。
グリセロールモノパルミテートジオレエートの付着性は
飛躍的に向上している。
以上は主として熱間圧延油について述べたが冷間圧延油
についても同様の効果が得られることは明らかである。
についても同様の効果が得られることは明らかである。
に)マレイン酸エステルは炭素数10〜20の長鎖脂肪
族アルコール混合物のマレイン酸ジエステルでアル。
族アルコール混合物のマレイン酸ジエステルでアル。
− マレイン酸エステルは炭素数10〜20の長鎖脂肪
族アルコール混合物のマレイン酸ジエステルである。
族アルコール混合物のマレイン酸ジエステルである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例において用いた圧延油分散水の
噴射装置の説明図、第2図は同じく高圧水洗滌装置の説
明図である。 図中1・・・・・・定量ポンプ、2・・・・・・オリフ
ィス、3・・・・・・プランジャーポンプ、4・・・・
・・圧力計、5・・・・・・スプレーノズル、6・・・
・・・軟鋼板。
噴射装置の説明図、第2図は同じく高圧水洗滌装置の説
明図である。 図中1・・・・・・定量ポンプ、2・・・・・・オリフ
ィス、3・・・・・・プランジャーポンプ、4・・・・
・・圧力計、5・・・・・・スプレーノズル、6・・・
・・・軟鋼板。
Claims (1)
- 1 鉱油、脂肪油及び合成油の群から選ばれる1種又は
2種以上の混合油を基材油とし、該基材油に、スチレン
とインプレンとの共重合物、スチレンとブダジエンとの
共重合物及びスチレンとマレイン酸エステルとの共重合
物よりなる油溶性ポリマ一群から選択される1種又は2
種以上を配合して成ることを特徴とする鉄鋼の熱間圧延
用潤滑油剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14158875A JPS5950717B2 (ja) | 1975-11-28 | 1975-11-28 | キンゾクアツエンヨウジユンカツユザイ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14158875A JPS5950717B2 (ja) | 1975-11-28 | 1975-11-28 | キンゾクアツエンヨウジユンカツユザイ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5265748A JPS5265748A (en) | 1977-05-31 |
JPS5950717B2 true JPS5950717B2 (ja) | 1984-12-10 |
Family
ID=15295489
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14158875A Expired JPS5950717B2 (ja) | 1975-11-28 | 1975-11-28 | キンゾクアツエンヨウジユンカツユザイ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5950717B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1992016603A1 (en) * | 1991-03-22 | 1992-10-01 | Henkel Corporation | Lubrication for cold forming of metals |
US5547595A (en) * | 1995-02-07 | 1996-08-20 | Henkel Corporation | Aqueous lubricant and process for cold forming metal, particularly pointing thick-walled metal tubes |
DE102005052014B4 (de) | 2005-11-02 | 2008-03-20 | Airbus Deutschland Gmbh | Kegelbolzenverbindung sowie Verwendung einer Kegelbolzenverbindung |
JP5582730B2 (ja) * | 2009-06-16 | 2014-09-03 | ユシロ化学工業株式会社 | 金属圧延油組成物 |
-
1975
- 1975-11-28 JP JP14158875A patent/JPS5950717B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5265748A (en) | 1977-05-31 |
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