JPS5950653B2 - エチレングリコ−ルの製造方法 - Google Patents

エチレングリコ−ルの製造方法

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JPS5950653B2
JPS5950653B2 JP57050028A JP5002882A JPS5950653B2 JP S5950653 B2 JPS5950653 B2 JP S5950653B2 JP 57050028 A JP57050028 A JP 57050028A JP 5002882 A JP5002882 A JP 5002882A JP S5950653 B2 JPS5950653 B2 JP S5950653B2
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ruthenium
halide
iodide
halides
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彰一郎 森
祐二 大篭
久夫 木下
誠 宇恵
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    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、エチレングリコールの製造方法に関する。
本発明の方法によれば、比較的温和な条件下に、効率よ
くエチレングリコールを製造することができる。
従来、一酸化炭素および水素を原料とし、直接一段でエ
チレングリコール等のアルカンポリオールを製造する際
に、ロジウム系触媒を使用する方法が数多く提案されて
いる。
しかし、ロジウム系触媒を工業的に使用する方法では、
非常に高価なロジウム金属を回収して再使用することに
難しさがあり、この点も一つの理由となつて実用化プロ
セスが完成されていないのが実情である。一方、ロジウ
ム系触媒以外の貴金属系触媒として例えば、特開昭55
−115834号公報では、可溶化したルテニウムカル
ボニル錯体とルイス塩基を助触媒とする反応系が、特開
昭56−100728号公報では、ルテニウム化合物を
低融点ホスホニウム塩、アンモニウム塩基またはアンモ
ニウム塩に分散させた系が、特開昭56−123925
号公報では、主としjて酢酸溶媒系でルテニウムとロジ
ウム金属の複合系が、又米国特許第4170605号明
細書ではピリジン塩基を配位子としたルテニウム錯体触
媒系がそれぞれ提案されているが、いずれの先行技術に
おいてもかなりの高圧反応条件を使用しており、し・か
もアルカンポリオールヘの選択率が必ずしも高<ない。
通常本反応系における主たる副生成物はメタノールであ
り、一般に反応圧力が低くなるとアルカンポリオール主
としてエチレングリコール対メタノール生成比は急激に
低下する傾向が認めフられる (例えば特開昭56−1
23925号公報実施例52〜55参照)。結局、ルテ
ニウム系触媒は先に述べたロジウム系触媒に較べて安価
であり、その点においては工業的に好ましい触媒系であ
るが、エチレングリコールの生成活性さらには選択性の
点で丁ロジウム系触媒よりも劣つているものであつた。
本発明者らは上述の問題点を解決すべくルテニウム系触
媒の改質を各種金属の化合物、助触媒等の組合せ及び量
比などについて検討を行つた結果、ルテニウム化合物と
イミダゾール類及び特定クの金属及び/又はそれらの金
属化合物を使用した時に、比較的低い反応圧力で特にエ
チレングリコールの生成活性及び選択性が優れることを
見い出し本発明を完成した。即ち、本発明は、一酸化炭
素及び水素を触媒の5存在下に反応させてエチレングリ
コールを製造する方法において、該触媒が(a)ルテニ
ウム化合物、(b)イミダゾール類、及び(c)コバル
ト、ニッケル、白金、パラジウム及びイリジウムの金属
及び/又はそれらの化合物の群から選ばれた少なくとも
一種の金属又は化合物を触媒成分とすることを特徴とす
るエチレングリコールの製造方法を提供するものである
本発明の方法において使用される触媒の(a)成分であ
るルテニウム化合物は、例えばルテニウムのハロゲン化
物、カルボン酸塩、無機酸塩、酸化物、種々の有機及び
/又は無機の配位子と錯結合した化合物、金属ルテニウ
ムなどがある。
具体的には、塩化ルテニウム、臭化ルテニウム、沃化ル
テニウム、ギ酸ルテニウム、酢酸ルテニウム、硝酸ルテ
ニウム、酸化ルテニウム(IV)、酸化ルテニウム(V
lll)、ノレテニウムアセチノレアセトナート〔11
1)〔Ru(Acac) ,と略記する〕、 (C,H
。)(CH,)Ru(CO),、 (C,H,)。Ru
、Ru3(CO),。、Ru(CO)。′−、Ru。(
CO),。”−、H,Ru。(CO),,、H,Ru。
(CO),,、 〔Ru(CO),Cl,〕,および金
属ルテニウムなどを例示することができる。また、本発
明の方法において使用される触媒の(b)成分であるイ
ミダゾール類は、イミダゾールまたはその環置換休であ
り、さらに具体的にはイミダゾール、炭化水素基置換イ
ミダゾール、ヒドロキシアルキル基置換イミダゾール、
カルボキシアルキル基置換フエノール、アミノアルキル
基置換イミダゾール、ポリビニルイミダゾールなどを例
示することができる。
さらに具体的にはイミダゾール、N−メチルイミダゾー
ル、N−エチルイミダゾール、N−プロピルイミダゾー
ル、N−イソプロピルイミダゾール、N−ブチルイミダ
ゾール、2−メチルイミダゾール、2−エチルイミダゾ
ール、2−プロピルイミダゾール、2−イソプロピルイ
ミダゾール、4−メチルイミダゾール、4−エチルイミ
ダゾール、4−プロピルイミダゾール、4−イソプロピ
ルイミダゾール、4−ブチルイミダゾール、4・5−ジ
メチルイミダゾール、4・5−ジエチルイミダゾール、
N−メチル−2−エチルイミダゾール、N−メチル−4
−エチルイミダゾール、l−フエニルイミダゾール、4
−フエニルイミダゾール、ベンズイミダゾール、l−ヒ
ドロキシメチルイミダゾール、2−ヒドロキシメチルイ
ミダゾール、4−ヒドロキシメチルイミダゾール、l−
カルボキシメチルイミダゾール、2−カルボキシメチル
イミダゾール、4−カノレボキシメチノレイミダゾール
、l−( 2 −カルボキシエチル)イミダゾール、l
−アミノメチルイミダゾール、4−アミノメチルイミダ
ゾール、2 −( 2 −イミダゾリル)イミダゾール
、4−(2−ピリジル)イミダゾールなどをあげること
ができる。本発明の方法においては、反応系内における
ルテニウム化合物に対するイミダゾール類の割合Jは、
ルテニウム1グラム原子に対するイミダゾール類として
通常0.1ないし1000モル、好ましくは0.5ない
し500モルの範囲である。
ただしイミダゾール類を溶媒量使用した場合にはこの限
りではない゜ 一方、本発明に使用される触媒の(c)成分であるコバ
ルト化合物としては、例えばコバルトのハカゲン化物、
カルボン酸塩、無機酸塩、酸化物、種々の有機及び/又
は無機の配位子と錯結合した化合物及び金属コバルトな
どがある。
具体的には、塩化コバルト、臭化コバルト、沃化コバル
ト、ギ酸コバルト、酢酸コバルト、硝酸コバルトおよび
それらの水和物、酸化コバルト (11)、酸化コバル
ト ( 111)、CO(Acac),、(C,H。)
。CO、C,H5CO(CO)。、CO2(CO)8
、CO(CO)。−、HCO(CO),、CO。(CO
)12、CO6(CO),。、 〔CO。(CO),,
〕”; 〔い。(CO),,〕’二 〔CO,(CO)
,。C〕”;金属コバルトなどを例示することができる
。ニツケル化合物としては、例えばニツケルのハロゲン
化物、カルボン酸塩、無機酸塩、酸化物、種々の有機及
び/又は無機の配位子と錯結合した化合物及び金属ニツ
ケルなどがある。具体的には、塩化ニツケル、臭化ニツ
ケル、沃化ニツケル、ギ酸ニツケル、酢酸ニツケル、硝
酸ニツケルおよびそれらの水和物、酸化ニツケル(11
)、酸化ニツケル(111)、Ni(Acac),、
(C.H,)。Ni、 (C,H。)Ni(NO)、N
i(CO),、 〔Ni。(CO),。〕”; 〔H。
Ni。(CO),,〕”; 〔Ni,(CO),。〕゜
;及び金属ニツケルなどを例示することができる。白金
化合物としては、白金のハロゲン化物、カルボン酸塩、
無機酸塩、酸化物、種々の有機及び/又は無機の配位子
と錯結合した化合物、金属白金などがある。具体的には
塩化白金酸、臭化白金酸、沃化白金酸、シアン化白金お
よびそれらの水和物、二酸化白金、Pt(Acac)2
、PtCl2(C6H5・CN)2、Ptcl2(1・
5−C8Hl2)および金属白金などを例示することが
できる。パラジウム化合物としては、パラジウムのハロ
ゲン化物、カルボン酸塩、無機酸塩、酸化物、種々の有
機及び/又は無機の配位子と錯結合した化合物、金属パ
ラジウムなどがある。具体的には塩化パラジウム、臭化
パラジウム、沃化パラジウム、ギ酸パラジウム、酢酸パ
ラジウムおよびそれらの水和物、酸化パラジウム、Pd
(Acac)2、PdCl2(C6H5・CN)2、P
dCl2(1・5−C8Hl2)、〔C3H5PdCl
)2および金属パラジウムなどを例示することができる
。イリジウム化合物としては、イリジウムのハロゲン化
物、カルボン酸塩、無機酸塩、酸化物、種々の有機及び
/又は無機の配位子と錯結合した化合物、金属イリジウ
ムなどがある。具体的には塩化イリジウム、臭化イリジ
ウム、沃化イリジウム、酢酸イリジウムおよびそれらの
水和物、酸化イリジウム、Ir(Acac)3 (N
H4)21rC16、〔IrCl(1・5−C8Hl2
)〕2、 〔IrCl(CO)〕。(但しnは整数)、
Ir4(CO)12、Ir(CO)2 (Acac)、
および金属イリジウムなどを例示することができる。本
発明の方法に使用する触媒の(c)成分の金属の化合物
は、(a)成分及び(b)成分と組合せて使用すること
が必要で、この場合(6)成分の化合物の群から一種以
上を用いることができる。
又、(c)成分の中ではコバルト及びニツケルの金属及
び/又はこれらの化合物が、エチレングリコールの高い
生成活性及び選択性を示し、また他の金属に比べて安価
であるので好ましい。本発明の方法に用いられる(c)
成分の金属原子は、ルテニウム原子に対し原子比で0.
05〜20.0、好ましくは0.1〜10.0の範囲で
ある。
上記の範囲を外れると比較的低い反応圧力条件下でエチ
レングリコールの生成活性及び/又は選択性が悪くなる
。又、触媒の濃度は、通常ルテニウム原子の濃度として
1〜1×10−6グラム原子/l、好ましくは1×10
−1〜1X10−5グラム原子/lの範囲で使用される
。本発明の方法は、無溶媒でも行えるが公知の該反応に
対して不活性の非プロトン性極性溶媒を用いることがで
きる。
例えば、テトラヒドロフラン、ジグライム、テトラグラ
イム、ジエチルエーテル、ジオキサン、18−クラウン
−6などのエーテル類、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸
ブチル、エチレングリコールジアセテート、ガンマブチ
ロラクトン、ジメチルガンマブチロラタトン、デルタバ
レロラクトンなどのエステル類、スルホラン、ジメチル
スルホランなどのスルホン類、ジメチルスルホキシド、
ジエチルスルホキシドなどのスルホキシド類、N−N−
ジメチルホルムアミド、N−N″−ジメチルアセトアミ
ド、N−メチ1ルピロリドン、N−エチルピロリドン、
N−イソプロピルピロリドンなどのアミド類、N−N・
N″・N″−テトラメチル尿素、N−N″−ジメチルイ
ミダゾリドン、N−N″−ジメチルプロピレン尿素など
の尿素類、ヘキサメチルリン酸トリアミド、ヘキサエチ
ルリン酸トリアミドなどのリン酸トリアミド類などを使
用することができる。好ましい溶媒として、N−アルキ
ルアミド類およびN−アルキル尿素類がある。本発明の
方法に用いる上述の複合触媒の性能をさらに向上させる
助触媒としてハロゲン化合物を使用することができる。
ハロゲン化合物の具体例として、アルカリ金属ハライド
、第4級アンモニウムハライド、第4級ホスホニウムハ
ライド、イミニウムハライド、アルキルハライドなどを
例示することができる。さらに具体的には、アルカリ金
属ハライドとして、弗化リチウム、塩化リチウム、臭化
リチウム、沃化リチウム、弗化ナトリウム、塩化ナトリ
ウム、臭化ナトリウム、沃化ナトリウム、弗化カリウム
、塩化カリウム、臭化カリウム、沃化カリウム、塩化ル
ビジウム、臭化ルビジウム、沃化ルビジウム、弗化セシ
ウム、塩化セシウム、臭化セシウム、沃化セシウムなど
、第4級ホスホニウムハライドとして、塩化テトラメチ
ルホスホニウム、臭化テトラメチルホスホニウム、沃化
テトラメチルホスホニウム、弗化テトラエチルホスホニ
ウム、塩化テトラエチルホスホニウム、臭化テトラエチ
ルホスホニウム、沃化テトラエチルホスホニウム、同様
にテトラn−プロピルホスホニウムハライド、テトラn
−ブチルホスホニウムハライド、テトラフエニルホスホ
ニウムハライド、トリフエニルメチルホスホニウムハラ
イド、トリフエニルエチルホスホニウムハライドなど、
イミニウムハライドとして、塩化ビス(トリフエニルホ
スフイン)イミニウム、臭化ビス(トリフエニルホスフ
イン)イミニウム、沃化ビス(トリフエニルホスフイン
)イミニウムなどのイミニウムハライドを例示すること
ができる。さらに、第4級アンモニウムハライドとして
各種アミン類とハロゲン化アルキル、ハロゲン化アリー
ルなどとのMenshutkin反応によつて合成され
る化合物を使用することができる。具体的には塩化テト
ラメチルアンモニウム、臭化テトラメチルアンモニウム
、沃化テトラメチルアンモニウム、弗化テトラエチルア
ンモニウム、塩化テトラエチルアンモニウム、臭化テト
ラエチルアンモニウム、同様にテトラn−プロピルアン
モニウムハライド、テトラn−ブチルアンモニウムハラ
イド、トリメチルベンジルアンモニウムハライド、トリ
エチルベンジルアンモニウムハライド、トリイソプロピ
ルベンジルアンモニウムハライド、N−メチルピリジニ
ウムハライド、1−メチル−2−ヒドロキシピリジニウ
ムハライド、メチル−4−ジメチルアミノピリジニウム
ハライド、エチル−4−ジメチルアミノピリジニウムハ
ライド、メチル−2−ジメチルアミノピリジニウムハラ
イド、エチル−2−ジメチルアミノピリジニウムハライ
ド、メチル−4−ピロリジノピリジニウムハライドなど
のピリジニウムハライド、エチル−4−ピロリジノピリ
ジニウムハライド、メチル−l−メチルイミダゾリウム
ハライド、エチル−l−メチルイミダゾリウムハライド
などのイミダゾリウムハライドなどを例示することがで
きる。さらに、アルキルハライドとして炭素数20まで
のアルキル又はアリールハライド、具体的にはヨウ化メ
チル、ヨウ化エチル、塩化エチル、ヨウ化イソプロピル
、塩化イソプロピル、臭化n−ブチル、弗化n−ブチル
、ヨウ化ベンジルなどを掲げることができる。これらの
ハロゲン化合物は通常ルテニウム1原子当り0.05か
ら50モルの範囲、好ましくは0.1から20モルの範
囲で使用される。本発明の方法において反応は加熱加圧
条件下で実施される。反応圧力としては通常1〜200
0kg/−G、好ましくは30〜1000kg/−Gの
範囲である。この際アルカンポリオール製造のための原
料ガスとして反応系に供給される一酸化炭素と水素の割
合は、通常水素ガスに対する一酸化炭素のモル比として
0.05〜20、好ましくは0.1〜10の範囲である
また反応温度としては通常50〜350℃、好ましくは
100〜300℃の範囲である。更に反応時間としては
通常0.1〜20時間、好ましくは0.3〜10時間の
範囲が使用される。本発明の方法において得られる生成
物としては、エチレングリコールの他にプロピレングリ
コーノレ、グリセリンなどのアノレカンポリオーノレお
よびメタノール、エタノールなどのアルコール類、更に
それらのギ酸もしくは酢酸エステルなどがある。
これらの反応生成物から目的とするアルカンポリオール
を分離する方法としては蒸留、抽出などの公知の方法を
使用することができる。以下実施例により本発明を詳細
に説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるもの
ではない゜ 尚、本反応における主生成物はエチレングリコールおよ
びメタノールであり、転化した一酸化炭素基準のエチレ
ングリコールへの選択率は便宜上次式で表わすことがで
きる。
EG;生成したエチレングリコールのモル数MeOH;
生成したメタノールのモル数実施例ではエチレングリコ
ールの選択率を上式で、また触媒活性はエチレングリコ
ールおよびメタノールともに単位時間・単位ルテニウム
グラム原子当りの生成モル数で表示した。
実施例 1 トリルテニウムドデカカルボニル(21.3mg、0.
1ミリグラム原子)、ジコバルトオクタカルボニル(1
7.1mg、0.1ミリグラム原子)、エチル−4−ジ
メチルアミノピリジニウムアイオダイド(166.9m
g、0.6ミリモル)、イミダゾール(680.8mg
、10ミリモル)およびN − N’−ジメチルイミダ
ゾリジノン(7.93g、7.5mハを磁気誘導式回転
攪拌子を入れた内容積30m1のハステロイC製オート
クレーブ中へ仕込んだ。
このオートクレーブを密封し、1:1比のCO:H2の
合成ガスで3回パージした後に合成ガスを室温で320
kg/CHfに圧入した。このオートクレーブを加熱炉
に設置し、攪拌しながら30分で反応温度200℃まで
上昇させた後、2時間この温度に安定させた。その間、
反応圧は最高450kg/Cllltに達した。オート
クレーブを室温にまで冷却した後、気相および液相成分
をガスクロマトグラフイ一で分析したところエチンング
リコールおよびメタノールの生成速度はそれぞれ7.1
5および21.45モル/g・原子/時間であつた。ま
た、エチレングリコールの選択率は40.0モル%であ
つた。実施例 2〜5 実施例1におけるジコバルトオクタカルボニルの代わり
に、表−1に示した様にそれぞれ0.05ミリグラム原
子のテトライリジウムドデカカルボニ,ノレ、ニツケノ
レアセチノレアセトナート (11)、白金アセチルア
セトナート(11)及びパラジウムアセチルアセトナー
ト (11)を用いて実施例1と同様に実験を行なつた
得られた結果を表−1に示す。実施例 6〜10 実施例1のジコバルトオクタカルボニルの代わりにニツ
ケルアセチルアセトナート (11)を用い、その添加
量を表−2に示した様に変化させた他は実施例1と同様
に実験を行つた。
その結果を表−2に示す。実施例 11 トリノレテニウムドデカカルボニノレ(63.9m1g
、0.3ミリグラム原子)、ジコバルトオクタカルボニ
ル(25.6mg、0.15ミリグラム原子)、エチル
−4−ジメチルアミノピリジウムアイオダイド(500
mg、1.8ミリモル)、1−メチルイミダゾール(6
80.8mg、10ミリモル)およびN.N″−ジメチ
ルイミダゾリジノン(7.93g、7.5m1)を用い
た他は実施例1に記載の実験装置で450kg/Cm・
の一定圧力下、200℃で2時間反応した。
反応生成物をガスクロマトグラフイ一で分析したところ
エチレングリコールおよびメタノールの生成速度はそれ
ぞれ4.98および8.13モル/g・原子/時間であ
つた。またエチレングリコールの選択率は55.0モル
%であつた。実施例 12 トリルテニウムドデカカノレボニノレ(63.9mg、
0.3ミリグラム原子)、ヨウ化コバルト2水和物(5
2.3mg、0.15ミリグラム原子)、1−メチルイ
ミダゾール(246.3mg、3.0ミリモル)および
N−イソプロピルピロリジノン(7.5m1)を用い実
施例1に記載の方法で実験を行つたところ、エチレング
リコールおよびメタノールの生成速度は2.45および
33.5モル/g・原子/時間、エチレングリコール選
択率は12.8モル%であつた。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 一酸化炭素及び水素を触媒の存在下に反応させてエ
    チレングリコールを製造する方法において、該触媒が(
    a)ルテニウム化合物、(b)イミダゾール類、及び(
    c)コバルト、ニッケル、白金、パラジウム及びイリジ
    ウムの金属及び/又はそれらの化合物の群から選ばれた
    少なくとも一種の金属又は化合物を触媒成分とすること
    を特徴とするエチレングリコールの製造方法。
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