JPS59495B2 - ジニトロアントラキノンルイ ノ セイゾウホウ - Google Patents

ジニトロアントラキノンルイ ノ セイゾウホウ

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JPS59495B2
JPS59495B2 JP49104436A JP10443674A JPS59495B2 JP S59495 B2 JPS59495 B2 JP S59495B2 JP 49104436 A JP49104436 A JP 49104436A JP 10443674 A JP10443674 A JP 10443674A JP S59495 B2 JPS59495 B2 JP S59495B2
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nitric acid
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Bayer AG
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C225/00Compounds containing amino groups and doubly—bound oxygen atoms bound to the same carbon skeleton, at least one of the doubly—bound oxygen atoms not being part of a —CHO group, e.g. amino ketones
    • C07C225/24Compounds containing amino groups and doubly—bound oxygen atoms bound to the same carbon skeleton, at least one of the doubly—bound oxygen atoms not being part of a —CHO group, e.g. amino ketones the carbon skeleton containing carbon atoms of quinone rings
    • C07C225/26Compounds containing amino groups and doubly—bound oxygen atoms bound to the same carbon skeleton, at least one of the doubly—bound oxygen atoms not being part of a —CHO group, e.g. amino ketones the carbon skeleton containing carbon atoms of quinone rings having amino groups bound to carbon atoms of quinone rings or of condensed ring systems containing quinone rings
    • C07C225/32Compounds containing amino groups and doubly—bound oxygen atoms bound to the same carbon skeleton, at least one of the doubly—bound oxygen atoms not being part of a —CHO group, e.g. amino ketones the carbon skeleton containing carbon atoms of quinone rings having amino groups bound to carbon atoms of quinone rings or of condensed ring systems containing quinone rings of condensed quinone ring systems formed by at least three rings
    • C07C225/34Amino anthraquinones

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  • Organic Chemistry (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はジニトロアントラキノン類の製造方法ならびに
1・5−及び1・8−ジニトロアントラキノンの製造お
よび分離のための方法に関するものである。
硫酸中の硝酸または過剰の硝酸を用いるアントラキノン
のジニトロ化によつてジニトロアントラキノン類を製造
することは公知である〔有機化学の方法(フーペンワイ
ル)、第4版(1971)、スツツツガルト、第X/1
巻、615頁;ドイツ公開公報2248704号〕。
しかしながら、これらの方法の大きな欠点は、後処理に
大きな費用を必要とし、あるいは相応する排水問題をみ
ちびく、大量の酸を使用しなければならないということ
である。かくして本発明の目的は、環境保護に関連する
問題を提起することが比較的少ない、アントラキノンの
ジニトロ化によるジニトロアントラキノン類の製造方法
を提供することにある。アントラキノンはα一位におい
て優先的にニトロ化を受けることが知られているが、し
かしアントラキノンは比較的不活性であつて、不完全な
ニトロ化を受けるに過ぎないか、あるいは適当な強力な
手段を必要とするということは公知である〔有機化学の
方法(フーペンーワイル)、第4版(1971)、スツ
ノノガルト、第X/1巻、614、615頁〕。それ故
、たとえば硫酸中で存在するような、高度のイオン化、
すなわち高濃度のニトロニウムイオンが必要である(上
記、485頁)。さらにまた、たとえばクロロホルム、
テトラクロルメタンおよびニトロメタンのような不活性
有機溶剤中では、ニトロニウムイオンヘの少量乃至きわ
めて微量のイオン化が存在するのみであり、かくて不活
性有機溶剤中におけるニトロ化は、強力な手段の適用を
要するのではなく寛大な方法でニトロ化を行なう場合に
のみ、選択されるということも公知である(上記、48
4頁)。驚くべきことに、ここに、塩素またはニトロ基
で置換された脂肪族炭化水素から選ばれる不活性有機溶
剤中においてアントラキノンのジニトロ化を行なう場合
に、ジニトロアントラキノン類を良好な収率で取得しう
ることが見出された。さらにまた、ジニトロ化の終了後
に、ジニトロ化混合物中に、使用したアントラキノン1
モル当りに、なお5乃至30モルの硝酸、好ましくは1
0乃至20モルの硝酸を残し、且つ同時に、硝酸一水の
比を92:8乃至100:0)好ましくは95■5乃至
100:0に保ち、不溶解の、実質的に純粋な1・5−
ジニトロアントラキノンを分離し且つ母液から1・8−
ジニトロアントラキノンを沈殿させることによつて、ジ
ニトロ化の終了後における1・5−および1・8−ジニ
トロアントラキノンの分離を、粗ジニトロアントラキノ
ン混合物の中間的な単離なしに、具合良く行なうことが
できるということが見出された。ジニトロ化に際しては
、アントラキノンを有機溶剤中に溶解せしめる必要はな
い;高い空時収率を達成するためには、むしろ、ジニト
ロ化を懸濁相中で行なうこと、すなわち、使用するアン
トラキノンを、有機溶剤中に完全にまたは部分的に、単
に懸濁せしめた状態でジニトロ化を行なうことが、大部
分の場合に有利である。
このような関係における不活性有機溶剤とは、反応条件
下にニトロ化剤とほとんど全く反応しないか、または僅
かな程度だけ反応するのみの溶剤と考えるべきである。
本発明の方法に対して使用することができる溶剤として
は、たとえば、一個または複数個の塩素あるいはニトロ
基で置換された、12まで、好ましくは6までのC原子
を有する脂肪族炭化水素を挙げることができる。
塩素置換された脂肪族炭化水素として好適なものは、た
とえば、塩化メチレン、クロロホルム、四塩化炭素、1
・1−ジクロルエタン、1・2ジクロルエタン、1・1
・2−トリクロルエタン、1・1・2・2−テトラクロ
ルエタン、ペンタクロルエタン、1・2−ジクロルプロ
パンおよび1・3−ジクロルプロパン、1・2・3−ト
リクロルプロパン、1・1・2・3および1・1・3・
3テトラクロルプロパン、1・1・3・3−ペンタクロ
ルプロパン、1・1・2・3・3−および1・1・1・
2・2・3−ヘキサクロルプロパン、1・1・1・2・
2・3・3−および1・1・1・2・3・3・3−ヘプ
タクロルプロパン、1・2一および1・4−ジクロルブ
タンがある。
ニトロ基によつて置換された脂肪族炭化水素としては、
特にニトロメタンおよびニトロエタンを挙げることがで
きる。
本発明の方法において使用する不活性有機溶剤の量は、
広い範囲で変えることができる。
一般には、使用するアントラキノン1重量部当り約0.
4乃至25、好ましくは約0.6乃至約101特に約1
乃至3容量部の溶剤が用いられる。ニトロ化剤としては
一般に、硝酸が用いられる。
さらに、硝酸と共に他の強い鉱酸またはルイス酸、たと
えば、硫酸、発煙硫酸、三酸化硫黄、燐酸、ポリ燐酸、
五酸化燐、フツ化水素またはアルカンスルホン酸、たと
えば、メタンスルホン酸、トリフルオルメタンスルホン
酸あるいはパーフルオルブタンスルホン酸を含有するニ
トロ化剤を用いることもできる。一散に、アントラキノ
ン1モル当り約50モルに至るまで、好ましくは約20
モルに至るまで、特に約2乃至4モルの硝酸を使用する
。ニトロ化剤が硝酸のほかにさらに上記の酸を含有する
場合には、添加する鉱酸またはルイス酸部分の量は一般
に、アントラキノン1モルについて約5モルまで、好ま
しくは約4モルまで、特に約2乃至3モルである。一般
には約96乃至100重量パーセントのHNO3含量を
有する硝酸を使用するけれども、ニトロ化剤が、たとえ
ば前記のような、水素結合形成能力を有する、強い鉱酸
またはルイス酸を同時に含有している場合には、約90
重量パーセントNHO3に至るまで希釈した硝酸を用い
ることもできる。
ニトロ化剤中で、これらの酸の混合物を使用することも
できる。反応混合物にはさらに、ニトロ化剤によつて持
ち込まれた水および/または反応中に生成する水を束縛
する物質をも添加することが好ましい。
一般にそれに対しては、前記の酸類ならびにそれらの混
合物が用いられる。これらの物質は、それ自体が既に4
重量パーセントに至るまで、しかしながら好ましくは2
重量パーセントに至るまでの結合水を含有していてもよ
い。一般にこれらの物質は、ニトロ化剤の添加後に反応
混合物中に導入するが、しかしながら、これらはニトロ
化剤の添加前に、あるいはニトロ化剤と同時に加えるこ
ともできる。たとえば三酸化硫黄のような、いくつかの
ものは、本発明によつて使用する有機溶剤中の溶液とし
て添加することもできる。1モルのアントラキノンに対
して、好ましくは10モルまで、特に4モルまでの水結
合剤を使用することが好ましい。
ジニトロ化反応の速度は、反応混合物中の水の含有量の
増大と共に低下する。
それ故、水の含有量をできる限り低く、好ましくは、存
在する酸の量に対して、15重量パーセント以下、特に
10重量パーセント以下に保つことが有利であることが
認められた。反応温度は広い範囲で変えることができる
一般に、−20乃至+125℃、好ましくは−15乃至
105℃、特にO乃至80℃の温度範囲で反応を行なう
ことが好ましい。本発明による方法は一般には常圧で行
なわれるけれども、減圧または加圧下に行なうこともで
きる。
本発明による方法において低沸点の溶剤を使用する場合
は、選択した反応温度の達成のためには、必要に応じ加
圧下における反応を必要とせざるを得ないこともある。
一般に、本発明の方法は、使用する有機溶剤中にアント
ラキノンを溶解または懸濁させ、使用するニトロ化剤を
一度に、又は小分けして、或いは連続的に添加し、且つ
反応が終了するまで反応混合物を選択した温度に保持す
るという具合に行なう。必要に応じて使用する水結合剤
は、ニトロ化剤より前に、ニトロ化剤と同時にまたはニ
トロ化剤と混合して、あるいはニト口化剤の後に、同様
に、一度に、小分けして、または連続的に添加する。反
応の完了後に、反応生成物はいろいろな方法で単離する
ことができる:たとえば反応混合物を水によつて処理し
且つ有機相を分離し、あるいは有機溶剤を留去して、難
溶性の反応生成物を、たとえば、沢過または遠心分離に
よつて水相から単離せしめることができる。
留去した溶剤すなわち有機相は、必要に応じたとえば蒸
留による精製処理を伴なつて、再使用すなわち循環使用
することができる。これに対して必要な処置は公知のこ
とである。さらに、上記の反応混合物の仕上げ処理に際
して、有機溶剤の留去前に、反応混合物中の酸性成分の
中和に対して必要な量のアルカリ水溶液を加えることも
できる。しかしながら、反応終了後に、難溶性の反応生
成物を、たとえば沢過または遠心分離によつて直接に分
離し、前記の不活性有機溶剤のどれかによつて、好まし
くはジニトロ化に使用した有機溶剤によつて、場合によ
つては高濃度の硝酸および/または水を併用して、洗浄
したのち、乾燥してもよい。
この場合において、有機溶剤への高濃度硝酸の添加は、
特に純粋な反応生成物の取得のために有利である。この
添加は洗浄剤として用いる有機溶剤に対して行なつても
よいが、しかしながらジニトロ化の終了後の分離前に、
予め反応混合物に対して添加することが有利である。こ
の際、高濃度硝酸としては一般に90乃至100重量パ
ーセントHNO3のものを、存在する有機溶剤の75容
量パーセントまで、好ましくは50容量パーセントまで
、特に約25容量バーセントまでの量で使用する。1・
5−および1・8−ジニトロアントラキノンの合成およ
び分離のためには、先ず上記のようにしてアントラキノ
ンのジニトロ化を行なう。
少量の1・6−および1・7ージニトロアントラキノン
をも含有している1・5−および1・8−ジニトロアン
トラキノンの混合物を、次いで常法によつて分離せしめ
ることができる。酸を含有していない、洗浄したジニト
ロアントラキノン混合物を次いで、必要に応じて、公知
の方法に従つて、たとえば、有機溶剤からの再結晶によ
つて、1・5−ジニトロアントラキノンおよび1・8−
ジニトロアントラキノンの画分に分離せしめることがで
きる。しかしながら、ジニトロ化反応混合物がジニトロ
化の終了後に、92:8乃至100:0、好ましくは9
5:5乃至100:Oの硝酸:水の比率において、使用
したアントラキノン1モル当りに5乃至30モル、好ま
しくは10乃至20モルの硝酸をなお含有しているよう
に注意をはらうならば、粗ジニトロ化生成物の中間的単
離なしに、1・5−/1・8−ジニトロアントラキノン
の分離を遂行することができる。
このような条件下において、混合物中の1・5−ジニト
ロアントラキノンは不活性有機溶剤および硝酸から実際
上不溶解のまま残るのに対して、1・8−ジニトロアン
トラキノンおよびその他のアントラキノンのニトロ化副
生物は溶解する。分離に対して必要な量の硝酸は、ジニ
トロ化の終了後でもよいが、好ましくはジニトロ化の始
めにまたはジニトロ化の進行中に、反応混合物に加える
ことができる。ジニトロ化の間に既にこのような量の硝
酸が存在していることによつて、1・5−ジニトロアン
トラキノン以外のニトロ化生成物4ζ等しく溶液中に保
たれる一方、同時に1・5−ジニトロアントラキノン結
晶の成長が一様に且つ清浄に生ずる。沢過、傾瀉、遠心
分離または類似の分離操作によつて、実質的に純粋な1
・5−ジニトロアントラキノンを容易に単離することが
でき、前記の不活性有機溶剤、好ましくはジニトロ化に
おいて使用した有機溶剤を用いて、場合によつては高濃
度硝酸および/または水を併用して洗浄し、次いで乾燥
する。この際、高濃度硝酸としては一般に90乃至10
0重量パーセント、好ましくは約98重量パーセントの
HNO3を含有するものを、仕上がり洗浄液の70容量
パーセントに至るまで、好ましくは50容量パーセント
に至るまでの量で使用する。この分離は一般に、0乃至
90℃、好ましくは40乃至80℃の温度において行な
う。母液からは1・8−ジニトロアントラキノンをいろ
いろな方法によつて単離することができる。
たとえばこの溶液を−20乃至+40℃、好ましくは−
10乃至+20℃の温度に冷却し、沈殿した1・8−ジ
ニトロアントラキノンを沢別すれば−よい。あるいはま
た、溶液混合物中の1・8−ジニトロアントラキノンの
溶解度を、たとえば水の添加による硝酸の希釈によつて
、低下させることもできる。この場合に硝酸:水の比率
を、一般に92:8乃至75:25、好ましくは90:
10乃至85:15に調節する。さらにまた、たとえば
水の添加によつて溶液混合物から硝酸を洗い去ることも
できるが、この場合には硝酸100重量部当り少なくと
も35重量部、好ましくは少なくとも50重量部の水を
添加し、それによつて1・8−ジニトロアントラキノン
を、場合によつては1・6−/1・7ージニトロアント
ラキノン画分と共に、沈殿せしめる。最後に、母液を蒸
留的に濃縮することもできるが、その場合には、先ず不
活性有機溶剤および/または硝酸を完全にあるいは部分
的に留去し、次いで1・8−ジニトロアントラキノンを
単離するか、または前記の方法によつて沈殿させたのち
単離する。本発明の方法は、たとえば攪拌容器中で不連
続的に行なうこともできるし、あるいはまた、たとえば
タンク−カスケード中で、連結反応管中で、循環装置ま
たは類似の装置中で、連続的に行なうこともできる。
ジニトロアントラキノンは、たとえば、多くのアントラ
キノン染料の製造のための重要な中間体である、1・5
−および1・8−ジアミノアントラキノン、1・5−ジ
クロルアントラキノン、1・8−ジフエノキシアントラ
キノンの製造のための工業的な中間体である。
従来の技術の方法と比較して、本発明の方法は、第一に
高い空時収率という長所を示し、第二にアントラキノン
のジニトロ化に対して希釈剤としての鉱酸の使用を完全
に排除することができるという利点を有する。
これらのことは、従来の技術と比較してコストの低下を
みちびく鉱酸の節減に役立つばかりでなく,同時に、こ
の種の多量の酸の後処理または除去に結びつく問題を解
決する。この後者の点は、環境保護に関する要望の増大
にかんがみて特に重要なことであり、それだけでも既に
、従来の方法に対する本発明の方法の優越性を確実なも
のとする。さらにまた、本発明の方法において使用する
不活性有機溶剤は、直接に、または必要に応じ、たとえ
ば蒸留によつて、後処理したのちに、再び使用すること
ができる;溶解している副生物を実質的に含有していな
い、含水酸相もまた、前述の水結合剤の添加により、ま
たはたとえば相当する酸無水物の添加によつて、再び濃
度を高めて工程中に循環せしめることができる。
この場合においては、従来提案されている溶剤として用
いた鉱酸の再使用と比較して、取扱わねばならない高濃
度鉱酸の量が著しく少ないこと、溶解した副生物の分離
のためのやつかいな後処理が必要ないこと、および腐食
の問題が存在しないことといよ利点がさらに存在する。
さらにまた、反応生成物は、従来の技術に対応するもの
よりも僅かな量の副生物を含有するに過ぎず、且つ、、
さらに精製するための公知の処理を容易且つ有効に遂行
することができる形態で生成する。
以下の実施例における百分率の指示は、特にことわりの
ない限りは重量に基づいている。
鉱酸の含量について酊分率で表わす場合は、残部は水で
ある。実施例 1 400m1の塩化メチレン中の250yのアントラキノ
ンの懸濁物をO℃において180m1の98重量%の硝
酸と混合する。
次いで141m1の20%発煙硫酸をO℃において2時
間の内に滴下したのち、最初はこの温度で3時間、次い
で約54℃において10時間攪拌する。反応物を100
0m1の水中に江下し、塩化メチレンを留去したのち、
ジニトロアントラキノン混合物を沢過によつて分離する
。洗浄および乾燥後に収量3577を得る。この生成物
は40%の1・5−ジニトロアントラキノンおよび37
%の1・8−ジニトロアントラキノン(全体で理論の7
7%のα・α7ージニトロアントラキノン)を含有する
。この生成物はさらに9%の1・6−ジニトロアントラ
キノンおよび9%の1・7ージニトロアントラキノンを
も含有する。実施例 2 400m1の塩化メチレン中の250Vのアントラキノ
ンの懸濁物をO℃において180Tn1の98重量%硝
酸と混合する。
次いで200dの100重量%硫酸をO℃において2時
間の内に滴下したのち、最初にこの温度で3時間、次い
で約54℃で10時間攪拌する。反応物を1000m1
の水中に注下し、塩化メチレンを留去し、ジニトロアン
トラキノンを沢過によつて分離する。洗浄および乾燥後
の収量は353yである。この生成物は40%の1・5
−ジニトロアントラキノンと37%の1・8−ジニトロ
アントラキノンを含有する。実施例 3 400m1の1・2−ジクロルエタン中の250tのア
ントラキノンの懸濁物をO′Cにおいて200m1の9
8重量%硝酸と混合する。
次いで141m1の20%発煙硝酸をO℃において2時
間の内に滴下したのち、O℃で4時間、80゜Cで1時
間攪拌する。反応物を1000m1の水で希釈し、1・
2−ジクロルエタンを留去したのち、沢過によつてジニ
トロアントラキノン混合物を単離する。洗浄および乾燥
後の収量は3557である。この生成物は41%の1・
5−ジニトロアントラキノンと38%の1・8−ジニト
ロアントラキノンを含有する。実施例 4 1007IL1の塩化メチレン中の62.4yのアント
ラキノンの懸濁物を42℃において100m1の98%
硝酸と混合する。
次いで30分の内に40m1の100%硫酸を滴下した
のち、反応物を42℃においてさらに5時間攪拌する。
不溶解部分を42℃において吸引沢過し、最初に200
m1の塩化メチレンにより、次いで水によつて洗浄した
のち乾燥する。57.07のジニトロアントラキノン混
合物を取得するが、これは57%の1・5−ジニトロア
ントラキノンと40%の1・8−ジニトロアントラキノ
ンを含有している。
実施例 5 2507のアントラキノンを200m1の塩化メチレン
中に懸濁させ、45℃において180m1の98%硝酸
と混合する。
次いで182m1の20%発煙硫酸を45℃において3
時間の内に滴下したのち、この温度でさらに4時間攪拌
する。20℃まで冷却させたのち、不溶解部分を沢別す
る。
沢過残渣を、最初に200Tn1の塩化メチレン、次い
で水によつて中性となるまで洗浄したのち乾燥する。4
3%の1・5−ジニトロアントラキノンおよび38%の
1・8−ジニトロアントラキノンのほか7%の1・6−
ジニトロアントラキノンおよび10%の1・7ージニト
ロアントラキノンを含有するジニトロアントラキノン混
合物3277を取得する。
実施例 6 100m1の塩化メチレン中の62.47のアントラキ
ノンを還流温度において1時間の内に200dの98%
硝酸と混合する。
40m1の20%発煙硫酸を1時間かけて滴下したのち
、還流温度においてさらに3時間攪拌する。
次いで反応物を500m1の水中に注下し、塩化メチレ
ンを留去したのち、沈殿を沢別する。この際のジニトロ
アントラキノンの収量は87.3Vである;この生成物
は41%の1・5−ジニトロアントラキノン、38%の
1・8−ジニトロアントラキノン、8.8%の1・6−
ジニトロアントラキノンおよび9.4%の1・7ージニ
トロアントラキノンから成つている。実施例 7 100m1の塩化メチレンと200m1の98重量%硝
酸の混合物中に、−15℃において15分の内に62.
47のアントラキノンを入れる。
最初に15゜Cにおいて2時間撹拌したのち、−15℃
において1時間の内に40dの100重量%硫酸を滴下
し、次いで50℃において3時間加熱する。仕上げ処理
のために反応物を500m1の水中に注ぎ、塩化メチレ
ンを留去したのち、沢過、洗浄および乾燥によつてジニ
トロアントラキノンを単離する。44%の1・5−ジニ
トロアントラキノン、941%の1・8−ジニトロアン
トラキノン、6.2%の1・6−ジニトロアントラキノ
ンおよび6.5%の1・7ージニトロアントラキノンの
含有量を有する乾燥生成物88.27を得る。
実施例 8 47のアントラキノンを100m1の塩化メチレン中に
懸濁させ、−15℃において30分の内に200m1の
98重量%硝酸と混合する。
次いで−15℃において35m1の20%発煙硫酸を1
時間かけて滴下したのち、その温度で3時間攪拌する。
還流温度(52℃)においてさらに2時間撹拌を続けた
のち、40℃において不溶解部分を沢別し、100m1
ずつの塩化メチレンにより2回洗浄し、次いで水で洗浄
する。乾燥後の収量は33.8tである。この生成物は
96,0重量バーセントの1・5−ジニトロアントラキ
ノンおよび4,0重量パーセントの1・8−ジニトロア
ントラキノンから成つている。その他の異性体または1
−ニトロアントラキノンあるいは2−ニトロアントラキ
ノンの含有量は、0.25%よりも少ない。母液を分留
する。その際、先ず塩化メチレンを常圧で留出させ、次
いで減圧下に98重量パーセントの硝酸を留出させる。
53dの98重量パーセント硝酸の除去後に、蒸留を中
止して泥状物をガラスフイルタ一上で50℃において沢
過する。
次いで沈殿を洗浄および乾燥して、36.77の収量を
得る。この生成物は84.0重量パーセントの1・8−
ジニトロアントラキノンから成り、さらに13.6重量
パーセントの1・5−ジニトロアントラキノン、0.4
重量パーセントの1・6−ジニトロアントラキノンおよ
び0.8重量パーセントの1・7ージニトロアントラキ
ノンを含有している。実施例 9 400m1の塩化メチレン中の250fのアントラキノ
ンの懸濁物を、還流温度において約90分の内に、38
.0重量パーセントの硝酸と61.5重量パーセントの
硫酸を含有する5447のニトロ化酸と混合する。
還流温度においてさらに6時間攪拌したのち、1000
m1の水中に入れ、次いで塩化メチレンを留去する。吸
引沢過、洗浄および乾燥によつて、35%の1・5−ジ
ニトロアントラキノンおよび31%の1・8−ジニトロ
アントラキノンを含有するジニトロアントラキノン混合
物3557を取得する。実施例 10 400m1の1・2−ジクロルエタン中の250tのア
ントラキノンの懸濁物を40℃において約90分の内に
、41.2重量パーセントの硝酸と58.0重量パーセ
ントの硫酸を含有するニトロ化酸5757と混合する。
40℃においてさらに6時間攪拌したのち、1000m
1の水中に入れ、1・2−ジクロルエタンを留去する。
吸引沢過、洗浄および乾燥によつて、38%の1・5−
ジニトロアントラキノンおよび34%の1・8−ジニト
ロアントラキノンを含有するジニトロアントラキノン混
合物356yを取得する。実施例 11 62.4tのアントラキノンを−15℃において100
m1の塩化メチレン中に懸濁させ、200m1の98重
量%硝酸と混合し、次いで1時間の内に一15℃で35
m1の20%発煙硫酸を滴下する。
一15℃においてさらに3時間攪拌し、次いで52℃に
おいて2時間撹拌したのち、不溶解部分を40℃におい
て沢別する。塩化メチレンおよび水によい洗浄ならびに
乾燥後に、33.6tの96重量%1・5−ジニトロア
ントラキノンを取得する。母液を500m1の水中に入
れ、塩化メチレンを留去する。生じた沈殿を吸引沢過し
、中性となるまで洗浄したのち乾燥する。54.5yの
66重量%1・8−ジニトロアントラキノンを取得する
実施例 12 62.47のアントラキノンを、実施例8に記したと同
様にして、ジニトロ化する。
1・5−ジニトロアントラキノンを分離したのち、20
m1の水の添加によつて、母液から1・8−ジニトロア
ントラキノンを沈殿させる。
20℃において▲過し、50m1の塩化メチレンによつ
て洗浄し、次いで水洗したのち乾燥する。
14.8?の93.8%1・8ジニトロアントラキノン
を取得する。
その他の分析結果を第1表に集約する。実施例 13 62.47のアントラキノンを、実施例8に記すように
して、ジニトロ化する。
1・5−ジニトロアントラキノン画分の分離後に、35
m1の水をかきまぜ入れることによつて母液から1・8
−ジニトロアントラキノン画分を沈殿させる。
20℃において沢過し、50m1の塩化メチレンおよび
次いで水によつて洗浄したのち、乾燥する。
33.1fの86.1%1・8−ジニトロアントラキノ
ン(画分A)を取得する。
500m1の水の添加、塩化メチレンの留去および沈殿
の沢過によつて、沢液から、21.37の量の1・6−
/1・7ージニトロアントラキノン画分(B)の沈殿を
得る。
分析結果を表1に集約する。実施例 14 実施例8において記したようにして、62.47のアン
トラキノンをジニトロ化する。
1・5−ジニトロアントラキノン画分の分離後に、母液
から先ず常圧において塩化メチレンを留去し、次いで減
圧下に29m1の98重量%硝酸を留出させる。
蒸留残渣を50℃において吸引沢過し、沢過ケーキを水
洗したのち乾際する。26.8tの92.1%1・8−
ジニトロアントラキノン(画分A)を単離する。
500m1の水の添加によつて、沢液からさらに27.
2yの量でジニトロアントラキノン画分(B)を取得す
る。
分析値を第1表に集約する。実施例 15 62.47のアントラキノンを100m1の塩化メチレ
ン中に懸濁させ、−15℃において30分の内に250
aの98重量%硝酸と混合する。
次いで−15℃において20%発煙硫酸を1時間で滴下
し、その温度で3時間攪拌したのち、還流温度で2時間
攪拌する。40℃まで冷却し、沈殿を沢別して100m
1ずつの塩化メチレンで2回洗浄し、次いで水で洗浄す
る。
乾燥後に、96.7%の1・5−ジニトロアントラキノ
ンおよび3.2%の1・8−ジニトロアントラキノンの
含量で30.07の収量を得る。実施例 16 400m1の1・2−ジクロルプロパン中の2507の
アントラキノンの懸濁物を、40℃において250m1
の98重量%硝酸と混合する。
次いで2時間の内に141m1の20%発煙硫酸を滴下
したのち、40℃において4時間および80℃において
2時間攪拌する。反応物を1000m1のΣ※水で希釈
し、l・2−ジクロルプロパンを留去し、沢過によつて
ジニトロアントラキノン混合物を単離する。洗浄および
乾燥後の収量は、37%の1・5−ジニトロアントラキ
ノン、33%の1・8一ジニトロアントラキノン、10
%の1・6−ジニトロアントラキノンおよび10%の1
・7ージニトロアントラキノンの含量で340yである
。実施例 17 1000m1の1・1・2・2−テトラクロルエOタン
中の2507のアントラキノンの懸濁物を、40℃にお
いて250m1の98重量%硝酸と混合する。
次いで2時間の内に141m1の20%発煙硫酸を滴下
し、40℃において2時間、次いで80℃において2時
間撹拌する。反応物を20005m1の水で希釈し、テ
トラクロルエタンを留去し、沢過によつてジニトロアン
トラキノン混合物を単離する。乾燥物の収量は40%の
1・5−ジニトロアントラキノン、36%の1・8−ジ
ニトロアントラキノンおよびそれぞれ10%ずつの1・
6およびl・7ージニトロアントラキノンの含量で35
57である。実施例 18 62.4tのアントラキノンを250m1のニトロメタ
ン中に分散させ且つ65m1の98重量%硝酸5と混合
する。
40℃において1時間の内に80m1の100重量%硫
酸を滴下し、この温度でさらに6時間攪拌する。
沈殿を室温で沢過し、最初に100m1のニトロメタン
により、次いで水により洗浄したのち乾燥する。79.
77を取得する。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 アントラキノンのジニトロ化によつてジニトロアン
    トラキノンを製造するに際して、該ジニトロ化を塩素ま
    たはニトロ基で置換された脂肪族炭化水素の存在におい
    て行なうことを特徴とする方法。
JP49104436A 1973-09-14 1974-09-12 ジニトロアントラキノンルイ ノ セイゾウホウ Expired JPS59495B2 (ja)

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DE2346317A DE2346317C3 (de) 1973-09-14 1973-09-14 Verfahren zur Herstellung von Dinitroanthrachinonen

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DE (1) DE2346317C3 (ja)
DK (1) DK482674A (ja)
FR (1) FR2243931B1 (ja)
GB (1) GB1476519A (ja)
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LU70892A1 (ja) 1975-05-28
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DE2346317A1 (de) 1975-04-03
DE2346317C3 (de) 1980-06-19
IE39845B1 (en) 1979-01-17
BE819883A (fr) 1975-03-13
DE2346317B2 (de) 1979-10-04
FR2243931B1 (ja) 1978-03-24
IE39845L (en) 1975-03-14
GB1476519A (en) 1977-06-16
NL7412074A (nl) 1975-03-18
CH605600A5 (ja) 1978-09-29
DK482674A (ja) 1975-05-12
FR2243931A1 (ja) 1975-04-11

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