JPS5949258B2 - 室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物 - Google Patents

室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物

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JPS5949258B2
JPS5949258B2 JP56047550A JP4755081A JPS5949258B2 JP S5949258 B2 JPS5949258 B2 JP S5949258B2 JP 56047550 A JP56047550 A JP 56047550A JP 4755081 A JP4755081 A JP 4755081A JP S5949258 B2 JPS5949258 B2 JP S5949258B2
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Shin Etsu Chemical Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物、特
には可使時間が長くすぐれた接着性を有する組成物を提
供しようとするものである。
従来、室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物、特に
架橋剤としてアミノオキシ基含有オルガノポリシロキサ
ンを自む組成物は種々知られ、これには例えば主剤成分
としての分子鎖末端水酸基封鎖ジオルガノポリシロキサ
ンに、二官能性アミノオキシシランと三官能性アミノオ
キシシランの両者を配合してなる室温加硫性オルガノポ
リシロキサン組成物がある(特公昭42−24545号
公報参照)。これは低モジユラスのシリコーンエラスト
マーを与えるが、一液型組成物とすると保存安定性に問
題があるため、通常は二液型として保存することが必要
とされ、作業性の点で有利な一液型のものにすることが
できないという不利がある。これを改良したものとして
、前記二官能性アミノオキシシランおよび三官能性アミ
ノオキシシランの代りに、二官能性アミドシランおよび
三官能性以上のアミノオキシシランを用いてなる室温加
硫性シリコーンエラストマー組成物が提案されている(
特公昭52−30020号公報参照)が、このものは硬
化する際に高沸点のアミド化合物が遊離するため基材に
対する接着性に劣るという欠点があり、この接着性を向
上させるべく3−アミノプロピルトリエトキシシランな
どの接着助剤を添加することが考えられるが、このよう
な接着助剤を添加すると組成物の硬化特性が大巾に悪く
なるという不利がもたらされ、また該組成物は可使時間
(タツクフリータイム)が短かいため(15〜40分程
度)、土木あるいは建築分野への応用に際しては、施工
後のヘラ仕上げを短時間の内に行わなければならないと
いう欠点を有する。
本発明者らはこのような種々の不利、欠点を解決すべく
鋭意研究の結果、1,1,1−トリメチル−3−ハイド
ロカルビル−3,3−ジアシルアミノジシロキサンを用
いることにより可使時間が大巾に延長され、自己接着性
の向上に寄与することを見出し、この2官能ジアシルア
ミノジシロキサンは従来公知の2官能ジアシルアミノシ
ランに比較して生ゴム化速度が遅いことに着目したもの
である。生ゴム化速度が遅いと硬化速度も遅くなるので
接着に不利となる遊離アシルアミンの飛散が良好に行わ
れるとの知見に基づいたところ、予期したとおり該2官
能ジシロキサンを構成々分として自む組成物は接着性に
すぐれることが明らかとなつた。また架橋剤成分として
分子中にけい素原子に結合したイミノアルキル基とアミ
ノオキシ基とを有するオルガノポリシロキサンを併用す
れば、一液型とした場合の保存安定性にすぐれ、基材に
対して強固に接着固化し、低モジユラスの硬化シリコー
ンゴムを与える室温硬化性のオルガノポリシロキサン組
成物が得られることを確認し、本発明を完成した。すな
わち、本発明は (イ)分子鎖両末端が水酸基で封鎖されたジオルガ(ロ
)一般式〔式中、R1は水素原子、アルキル基またはア
リール基、R2はアルキル基またはアリール基、R3は
炭素原子数1〜4のアルキル基、ビニル基またはフエニ
ル基を表わす〕で示される(ハ)平均組成式 〔式中、R4は一価炭化水素基、Yはアミノオキシ基を
表わす。
aおよびbは0.5≦a≦2.96,0.04≦bく1
.0,ただしa+bは1≦a+b≦3である〕で示され
るアミノオキシ基含有オルガノポリシロキサン〔式中、
R5は一価炭化水素基、Yはアミノオキシ基、Xは式 または (ここにR6は脂肪族不飽和結合を有しない一価炭化水
素基、R7は水素原子または脂肪族不飽和結合を有しな
い一価炭化水素基、R8は炭素原子数2以上の二価炭化
水素基、R9は炭素原子数4〜8の二価炭化水素基)で
示される基を表わす。
C,dおよびeは0.5≦c〈2.96,0.03≦d
く1.0,0.01≦e〈1.0、ただしc+d+eは
1≦c+d+e≦3である〕で示されるオルガノポリシ
ロキサン(但し、(ハ)成分および(ニ)成分の合計量
で0.1〜10重量部)からなる室温硬化性オルガノポ
リシロキサン組成物に関するものである。
以下本発明を詳細に説明する。
本発明で使用される(イ)成分としての分子鎖両末端が
水酸基で封鎖されたジオルガノポリシロキサンは、従来
シリコーンゴムの主原料として公知のものであつて、け
い素原子に結合する有機基はメチル基、エチル基、プロ
ピル基などのアルキル基、ビニル基、アリル基などのア
ルケニル基、フエニル基などのアリール基、あるいはこ
れらの炭化水素基の水素原子が部分的にハロゲン原子な
どで置換された基である。
このジオルガノポリシロキサンは25℃において100
〜1,000,000センチストークス、好ましくは3
,000〜20,000センチストークスの粘度を示す
ような重合度のものであることが望ましい。これは上記
ジオルガノポリシロキサンが100センチストークス(
25℃)以下の粘度を有するものである場合には物理的
強度にすぐれた硬化ゴム弾性体が得られず、反面粘度が
1,000,000センチストークス以上のものである
場合には、これを自む本発明の組成物の粘度力塙くなり
すぎ、結果として組成物の使用時における作業性が悪く
なるからである。(ロ)成分としての1,1,1−トリ
メチル−3−ハイドロカルビル−3,3−ジアルアミノ
ジシロキサンは前記した一般式(1)で示されるもので
あつて、上記一般式中R1は水素原子、アルキル基また
はアリール基、R2はアルキル基またはアリール基、R
3はアルキル基、アリール基またはアルケニル基をそれ
ぞれ表わし、アルキル基としてはメチル基、エチル基等
が、アリール基としてはフエニル基等が、さらにアルケ
ニル基としてはビニル基等が例示される。
上記した一般式(1)で示される1,1,1−トリメチ
ル−3−ハイドロカルビル−3,3−ジアシルアミノジ
シロキサンとしては具体的には下記に示すような化合物
をあげることができる。
上記式中、Meはメチル基、Etはエチル基、iはビニ
ル基、Phはフエニル基をそれぞれ示す(以下同様)。
この1,1,1−トリメチル−3−ロイドロカルビル一
3,3−ジアシルアミノジシロキサンは、式(式中のR
3は上記と同じ意味である)で示されるモノハイドロカ
ルビルトリクロロシランと、式 0R2(式
中R1およびR2は上記と同じ意味である)で示される
アシルアミンとを反応させることにより式(式中のRl
,R2およびR3は上記と同じ意味である)で示される
中間生成物を合成したのち、これとトリメチルシラノー
ルとを反応させ、さらに生成する塩を淵別し、ついで減
圧蒸留することにより容易に合成することができる。
この(ロ)成分の使用量は、上記(イ)成分100重量
部に対して1〜20重量部の範囲とすることが必須とさ
れるが、これは該使用量が上記範囲外ではこの(!成分
を使用することの効果が得られず、とくに1重量部以下
ではきわめてモジユラスの高い硬化物を与え、他方これ
が20重量部を越えると硬化が遅くなり、また良好なゴ
ム硬化物が得られないほか、経済的に不利となり、しか
も多量に遊離するため、接着に関して非常に不利となる
からである。
なお、この(ロ)成分は後述する(ハ)成分よりも多量
に使用することが望ましい。
(ハ)成分としてのアミノオキシ基含有オルガノポリシ
ロキサンは前記した平均組成式(Ii)で示されるもの
であつて、式中のR4は一価炭化水素基を表わし、これ
にはメチル基、エチル基、プロピル基などのアルキル基
、ビニル基、アリル基などのアルケニル基、フエニル基
などのアリール基、あるいはこれらの炭化水素基の水素
原子が部分的にハロゲン原子などで置換された基が例示
される。
また、式(Ii)中のYで示されるアミノオキシ基とし
ては、例えば式で示される基(ここにR′およびRIは
水素原子または一価炭化水素基、RIは二価の有機基を
表す)、具体的にはなどが例示される。
上記において、Prはプロピル基をそれぞれ示す(以下
同様)。
式(Ii)中のA,bは、0.5≦a≦2.96,0.
04≦b〈1.0,ただし1≦a+b≦3であるところ
の平均数を示す。
本発明においては、この(ハ)成分として1分子中にア
ミノオキシ基を3個以上有するものを使用することが必
須とされる。
このオルガノポリシロキサンは、不飽和結合台有炭化水
素とオルガノハイドロジエンポリシロキサンとを、白金
系触媒の存在下、温度20〜150℃、好ましくは60
〜120℃で部分付加反応させ、生成した化合物(分子
中に残存\Sl−H結合を有する)にY−H(Yは前述
のとおり)で示されるヒドロキシルアミン化合物を温度
−20〜150゜C、好ましくは0〜80℃で脱水素反
応させることにより得ることができる。
この(ハ)成分であるアミノオキシ基含有オルガノポリ
シロキサンとしては、例えば下記に示すような化合物を
あげることができる。上記式中、Buはブチル基、Yは
N−0−をそれぞれ示す(以下同様)。
本発明において使用される(ニ)成分であるオルガノポ
リシロキサンは、前記した平均組成式(1ii)で示さ
れるものであつて、この(ニ)成分は、本発明の効果を
得るために重要とされる部分であり、式中のR5で示さ
れる一価炭化水素基としては、メチル基、エチル基、プ
ロピル基などのアルキル基、フエニル基などのアリール
基、あるいはこれらの炭化水素基の水素原子が部分的に
ハロゲン原子などで置換された基が例示される。
また、式中のXで示される基を示し、これら式中のR6
は脂肪族不飽和結合を有しない一価炭化水素基、R7は
水素原子または脂肪族不飽和結合を有しない一価炭化水
素基をそれぞれ示し、これら一価炭化水素基としては、
メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブ
チル基、イソブチル基、Sec−ブチル基などのアルキ
ル基、フエニル基などのアリール基、ベンジル基などの
アラルキル基が例示される。さらに、R8で示される炭
素原子数2以上 5の二価炭化水素基としては、エチレ
ン基、プロピレン基、ブチレン基などのアルキレン基が
、またR9で示される炭素原子数4〜8の二価炭化水素
基としてはテトラメチレン基、ペンタメチレン基、オク
タメチレン基などがそれぞれ例示される。 10なお
、Yで示されるアミノオキシ基としては前記平均組成?
i1)で例示したものとほマ同様の基をあげることがで
きる。式(Iii)中のC,d,eは、0.5≦c≦2
.96,0.03≦d〈1.0,0.01≦e〈1.0
、ただし 151≦c+d+e≦3であるところの平均
数を示し、したがつてこの平均組成式(111)で示さ
れるオルガノポリシロキサンには後記具体例示のとおり
、環伏構造、線伏構造のいずれのものも包含される。
このオルガノポリシロキサンは、アルケニルイ 20ミ
ン化合物とオルガノハイドロジエンポリシロキサンとを
、白金系触媒の存在下、温度20〜150℃、好ましく
は60〜120℃で部分付加反応させ、生成した化合物
(分子中に残存\
Z%)
一Si−H結合を有する)にY−H(Yは前述の/とお
り)で示されるヒドロキシノレアミン化合物を温度−2
0〜150℃、好ましくはO〜80℃で脱水素反応させ
ることにより得ることができる。
このオルガノポリシロキサンは架橋剤として作用し、組
成物の硬化にあたつて基材に対する接着性をもたらす効
果を示すものであるので、1分子中に前記したXで示さ
れる基を少なくとも1個、Yで示されるアミノオキシ基
を少なくとも3個有することが必要とされ、具体的例示
をあげればつぎのとおりである。前記した(ハ)成分は
上記(イ)成分100重量部に対して0.1〜10重量
部、(ニ)成分は0.01〜5重量部の範囲で使用する
ことが必要であるが、この(ハ)および(ニ)成分につ
いては前記(イ)成分100重量部に対してそれら((
ハ)+(ニ)成分)の合計量で0.1〜210重量部の
範囲とすることが必須とされるが、これは該使用量が0
.1重量部未満では本発明の目的の1つである接着強度
を改良することができず、他方これが10重量部を越え
ると硬化速度が遅くなり、また良好なゴム硬化物が得ら
れないほか、 〉経済的に不利になるからである。
なお、この(ハ),(ニ)成分は、その使用はあたつて
は必ずしも1種類のみに限定されるものではなく、2種
以上を混合使用してもよい。
さらに、上記に例示した(ハ),(ニ)成分はいずれも
1分子中に (\−Si−Y結合を3個有するも
のであるが、(ニ)成/分はこのような3官能性のもの
と1分子中に\一Si−Y結合を2個有する2官能性の
ものとを/併用してもよい。
(ホ)成分である硬化用触媒としては、例えば鉛一2−
エチルオクトエート、ジブチル錫ジアセテート、ジブチ
ル錫ジラウレート、ジブチル錫トリ2−エチルヘキサエ
ート、鉄−2−エチルヘキソエート、コバルト−2−エ
チルヘキソエート、マンガン−2−エチルヘキソエート
、亜鉛−2−エチルヘキソエート、力フリル酸第一錫、
ナフテン酸錫、オレイン酸錫、ブチル酸錫、ナフテン酸
チタン、ナフテン酸亜鉛、ナフテン酸コバルト、ステア
リン酸亜鉛などの有機カルボン酸塩、テトラブチルチタ
ネート、テトラ−2−エチルヘキシルチタネート、テト
ライソプロペニルオキシチタネートなどの有機チタン酸
エステル、アルミニウム有機酸塩などをあげることがで
きる。
この(ホ)成分の使用量は前記(イ)成分100重量部
に対して0.001〜5重量部、好ましくは0.01〜
1重量部の範囲とされる。
これは該使用量が、0.001重量部未満であると本発
明の組成物から得られるゴム弾性体は表面硬化速度が遅
く、表面の粘着性がなくならない場合があり、一方、5
重量部を越えると貯蔵安定性が劣る。さらに、本発明に
使用される(へ)成分としての充てん剤としては、例え
ば煙霧質シリカ、沈でんシリカ、石英粉末、けいそう土
、酸化アルミニウム、酸化チタン、酸化鉄、酸化鉛、カ
ーボンブラツク、ベントナイト、グラフアイト、炭酸カ
ルシウム、マイカ、クレイ、ガラスビーズ、ガラスマイ
クロバルーン、シラスバルーン、ガラス繊維、ポリ塩化
ビニルビーズ、ポリスチレンビーズ、アクリルビーズな
どをあげることができる。
この(へ)成分の使用量は前記(イ)成分100重量部
に対して1〜400重量部、好ましくは50〜150重
量部の範囲とされる。
これは該使用量が1重量部未満であると本発明の組成物
から得られるゴム弾性体が機械的強度に劣るものとなり
、反面それが400重量部を越えると良質のゴム弾性体
が得られないからである。本発明の組成物は上記した(
イ)〜(へ)成分を乾燥空気中または窒素ガスふん囲気
下において均一に混合することによつて得られる。
なお、本発明に係る組成物は、その保存に際しては一液
型のみならず二液型としてもよいことはいうまでもない
本発明の組成物は無水条件下では長期間安定に貯蔵され
、空気にふれると水分の作用により容易に硬化してシリ
コーンゴム弾性体となる。
つぎに本発明の実施例をあげるが、本発明はこれに限定
されるものではない。
まず、下記のようにして3種のシロキサン((口)成分
、(ハ)成分、(ニ)成分)を合成した。
合成例 1反応フラスコに、メチルトリクロロシラン1
49.59(1モル)とトルエン22009を仕込み、
これにトリエチルアミン7679(7.53モル)を添
加したのち、N−エチルアセトアミド2909(3.3
3モル)を2時間を要して滴下した(反応は発熱反応で
あり、反応温度は25℃から50℃に上昇した)。
滴下終了後、内容物を30分間かく拌したのちトリメチ
ルシラノール909(1モル)を30分を要して滴下し
、ついで60℃に昇温し同温度で2時間かく拌し反応を
完結させた。
室温まで冷却後副生したトリエチルアミン塩酸塩をろ別
したのち、ろ液を減圧下でストリツプしトルエンを除去
し、ついで残液を減圧蒸留したところ、沸点が102℃
/1.5關Hgの1,1,1−トリメチル−3−メチル
−3,3−ジアシルアミノジシロキサン(下記構造式の
もの)が1609得られた(収率53%)。(以下、こ
れをアミドジシロキサン(1)と略記する)合成例 2 合成例1におけるメチルトリクロロシランの代わりにビ
ニルトリクロロシラン161.5f!(1モル)を使用
したほかは上記合成例1とほゾ同様に処理を行つたとこ
ろ、沸点が106〜108℃/1.51!1Hgの1,
1,1−トリメチル−3−ビニル−3,3−ジアシルア
ミノジシロキサン(下記構造式のもの)が1939得ら
れた(収率61%)。
(以下、これをアミドジシロキサン(11)と略記する
)合成例 3 攪拌装置および温度計を付したフラスコに1,3,5,
7−テトラメチル−1−プロピル−シクロテトラシロキ
サン60部をジエチルヒドロキシルアミン60部中に窒
素ガスふん囲気下にて室温で30分を要して滴下し、滴
下終了後徐々に昇温し、60℃で1時間反応させた。
ついで反応生成物を60℃以下で減圧ストリツプしたと
ころ、なる構造を有する無色透明液体が92部得られた
。(以下、これをオルガノポリシロキサン(1)と略記
する)合成例 4 攪拌装置および温度計を付したフラスコに、1,3,5
,7−テトラメチルシクロテトラシロキサン60部、ト
ルエン60部および塩化白金酸のイソプロパノール溶液
0.034部を仕込み均一に混合したのち80℃でCH
2=CHCH2N(Me)(Et)18部を滴下し、上
記合成例3と同様に処理を行つたところ、式で示される
オルガノポリシロキサンが得られた。
つぎに、ジエチルヒドロキシルアミン48部中に上記で
得られたオルガノポリシロキサン50部を窒素ガスふん
囲気下にて室温で30分を要して滴下し、滴下終了後徐
々に昇温し、60℃で1時間反応させた。ついで反応生
成物を60℃以下で減圧ストリツプしたところ、淡黄色
の液体が82部得られた。このもの(ま下記の分析結果
から式で示されるオルガノポリシロキサンであることが
確認された。(以下これをオルガノポリシロキサン 記する) 合成例 5 合成例3と同様にして式 ()と略 で示されるシロキサンとSec−ブチリデンアリルイミ
ンを反応させ、ついでジエチルヒドロキシルアミンを反
応させ、下記に示すオルガノポリシロキサンを得た。
分析結果 (以下これをオルガノポリシロキサン()と略記する)
実施例 1 0組成物1(本発明品) 25℃における粘度が20,000センチストークスで
あり、分子鎖両末端が水酸基で封鎖されたジメチルポリ
シロキサン100部に沈降性炭酸カルシウム100部を
加えた後、これに合成例1で得たアミドジシロキサン(
1)8部および合成例3で得たオルガノポリシロキサン
(1)2.0部、合成例4で得たオルガノポリシロキサ
ン()0.5部、ジブチル錫ジオクトエート0.2部を
無水条件下で混合し、無水条件下で貯蔵するため容器に
注入し密封した。
O組成物11(本発明品) 25℃における粘度が20,000センチストークスで
あり、分子鎖両末端が水酸基で封鎖されたジメチルポリ
シロキサン100部に沈降性炭酸カルシウム100部を
加え、5m1Hgの減圧下120℃で3時間加熱脱水し
た(以下、これをベース混合物とする)。
このベース混合物200部に上記合成例1で得たアミド
ジシロキサン(1)6部、合成例3で得たオルガノポリ
シロキサン(1)2.0部、合成例4で得たオルガノポ
リシロキサン(H)0.5部およびジブチル錫ジオクト
エート0.2部を無水条件下で混合し容器に密封した。
上記組成物11の調製に準じて組成物(111)〜0<
)を調製した。
0組成物111(本発明品) 組成物i1で調製したベース混合物 200部つぎに
上記で調製した組成物1−Xについてゴム物性および各
種基材に対する接着性を調べこれらの結果を下記の第2
〜5表に示した。
〔ジアシルアミノシランまたはジシロキサンの生ゴム化
速度〕25℃における粘度が5,000センチストーク
スであり分子鎖両末端が水酸基で封鎖されたジメチルポ
リシロキサンに下記の第1表に示すような種類および量
のジアシルアミノシランまたはジシロキサンを配合し、
このものを室温に24時間放置した後の外観(生ゴム外
観)および該配合物の10重量%キシレン溶液の粘度(
25℃)を調べたところ、下記の第1表に示すような結
果が得られた。
〔ゴム物性の測定〕
上記で調製した組成物1−Xを使用して厚さ2關のシー
トを成形し、これを室温に7日間放置して硬化させ、こ
の硬化シートについて皮膜形成時間、JISK63Ol
に準じて伸び率、引張り強さおよび硬さを調べたところ
、下記の第2表に示すような結果が得られた。
〔接着性の測定〕
上記で調製した組成物j−Xを、平行においた2枚の表
面処理を施していない各種基材〔日本テストパネル社製
のフロートガラス、硫酸アルマイトメタアクリレート焼
付塗装アルミニウム(JlSH4OOO,A5O52P
)、モルタル(JISR52lO)〕のほぼ中間に充て
んし断面H型試験体を作成し(JISA5758に準じ
た)、これを温度20℃、相対湿度55%の条件下に1
4日間放置したのち、さらに温度30℃の雰囲気に14
日間放置し試験体を得た。
つぎに、インストロン引張試験機を用いて該H型プロツ
クに50mTIL/分の速度で張力をかけ破断が起るま
で引張り、破断が起るまでの最大引張り強さ、50%伸
張時の強さ、破断時の伸び率および凝集破壊率を調べそ
の結果をそれぞれ下記の第3表〜第5表に示した。
なお、凝集破壊率とは前記組成物の硬化ゴム弾性体と基
材との面が完全にはがれた時をO%とし硬化ゴム弾性体
が切断した時を100%で示したものである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 (イ)分子鎖両末端が水酸基で封鎖されたジオルガ
    ノポリシロキサン 100重量部(ロ)一般式▲数式、
    化学式、表等があります▼ 〔式中、R^1は水素原子、アルキル基またはアリール
    基、R^2はアルキル基またはアリール基、R^3は炭
    素原子数1〜4のアルキル基、ビニル基またはフェニル
    基を表わす〕で示される1,1,1−トリメチル−3−
    ハイドロカルビル−3,3−ジアシルアミノジシロキサ
    ン1〜20重量部 (ハ)平均組成式 (R^4)_a(Y)_bSiO_(_4_−_a_−
    _b_/_2_)〔式中、R^4は一価炭化水素基、Y
    はアミノオキシ基を表わす。 aおよびbは0.5≦a≦2.96、0.04≦b<1
    .0、ただしa+bは1≦a+b≦3である〕で示され
    るアミノオキシ基含有オルガノポリシロキサン0.1〜
    10重量部 (ニ)平均組成式 (R^5)_c(Y)_d(X)_eSiO_(_4_
    −_c_−_d_−_e_/_2_)〔式中、R^5は
    一価炭化水素基、Yはアミノオキシ基、Xは式▲数式、
    化学式、表等があります▼ または ▲数式、化学式、表等があります▼ (ここにR^6は脂肪族不飽和結合を有しない一価炭化
    水素基、R^7は水素原子または脂肪族不飽和結合を有
    しない一価炭化水素基、R^8は炭素原子数2以上の二
    価炭化水素基、R^9は炭素原子数4〜8の二価炭化水
    素基)で示される基を表わす。 c、dおよびeは0.5≦c<2.96、0.03≦d
    <1.0、0.01≦e<1.0、ただしc+d+eは
    1≦c+d+e≦3である〕で示されるオルガノポリシ
    ロキサン0.01〜5重量部 (但し、(ハ)成分および(ニ)成分の合計量で0.1
    〜10重量部)(ホ)硬化用触媒 0.001〜5重量
    部および (ヘ)充填剤 1〜400重量部 からなる室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物。
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