JPS5947645B2 - 配向管状体の成形方法及び装置 - Google Patents

配向管状体の成形方法及び装置

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JPS5947645B2
JPS5947645B2 JP12731776A JP12731776A JPS5947645B2 JP S5947645 B2 JPS5947645 B2 JP S5947645B2 JP 12731776 A JP12731776 A JP 12731776A JP 12731776 A JP12731776 A JP 12731776A JP S5947645 B2 JPS5947645 B2 JP S5947645B2
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JP
Japan
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tubular body
temperature
oriented
inner mandrel
rolling
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Expired
Application number
JP12731776A
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English (en)
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JPS5352579A (en
Inventor
昇 藤川
満男 河野
克躬 吉武
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Publication date
Application filed by Asahi Chemical Industry Co Ltd filed Critical Asahi Chemical Industry Co Ltd
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  • Shaping By String And By Release Of Stress In Plastics And The Like (AREA)
  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、円周方向に圧延配向した管状体を成形する方
法及び装置に関するものであり、その目的とするところ
は、耐衝撃性、耐圧縮性に優れ、偏向の少ない実質的に
円周方向のみに一軸延伸された配向管状体を製造するこ
とにある。
従来の配向管状体の成形方法は、円形のリップ形状をも
つ金型から押出された樹脂を、冷却槽と管状体の形を固
定するためのフオーマーを用いて管状体に成形し、この
管状体に適当な温度を与え、内外に圧力差を付与して、
管状体の軸方向に引張延伸しながら拡径して、二軸に延
伸配向する方法であつた。
この方法では、縦一軸配向又は縦横二軸配向管状体の成
形は容易に可能であつたが、円周方向即ち横方向のみの
一軸延伸配向管状体の成″ 形は延伸開始点が、不安定
で、成形されたものも直線性偏向が著しく悪く原理的に
は可能と思われながら実質的にはほとんど不可能であつ
た。又内マンドレルを使つて無理に拡径する方法も試み
られているが、肉厚の大きい管状体では、表面膚荒・
れや、ネツキングが残り、偏向が大きくなつてしまい実
用に供せるものではなかつた。横配向管状体は、適当な
加熱により収縮を起こし、加熱収縮管状体として種々の
用途に用いることができる。
例えば、金属管の被覆に用いた場合フ 長さ方向の損失
が少なく、きわめて有効に使用することができる。又金
属管に直接押出機で合成樹脂を押出して被覆する方法に
比べ、厚みが均一でかつ加熱だけで被覆することができ
簡単な装置で容易に合成樹脂被覆金属管を得ることがで
きる。5 また、横配向管状体は、横方向に配向してい
るため、管状体自身の耐衝撃性、耐圧縮性が優れている
という特長を持つているので、流体輸送等に非常に有効
に用いられる。
本発明者等は、円周方向のみの加熱収縮性をも0 ち、
耐衝撃性、耐圧縮性に優れた配向管状体を提供するため
種々の成形方法及び装置について検討した結果、管状体
の円周方向に、有効に圧延配向させる方法及び装置を見
出し本発明に到達した。
すなわち、本発明は、合成樹脂管状体を圧延配5 向の
かかる温度に調節しながら、該管状体の内部及び外部よ
り圧縮力を加えると同時に径を押し拡げることにより、
管状体を円周方向に圧延配向させる方法であり、さらに
、直線状管状体支持部と、徐々に外径が大きくなつてい
る管状体加圧部を有する内マンドレルを中心に備え、該
管状体加圧部の外側に、内マンドレル外面との空隙が、
内マンドレルの外径が大きくなるにつれ、徐々に減少し
てなる温調可能な外ダイスを設けた装置である。本発明
の方法及び装置によつて、円周方向即ち横方向のみに配
向した、耐衝撃性、耐圧縮性に優れた管状体が有効に得
られる。本発明において、まず合成樹脂管状体を内マン
ドレルの直線状管状体支持部に供給する場合、一旦成形
された管状体を供給してもよいが、連続的に圧延配向管
状体を得るためには、押出成形機と本発明の装置を直接
結合した方が好ましい。
本発明において、管状体を圧延配向のかかる温度に調節
しやすくするために、内マンドレルの直線状管状体支持
部の外側に、内マンドレル外面と一定の間隔を有してな
る温調ダイスを設けることは好ましい。一旦成形された
管状体を直線状管状体支持部に供給する場合、この温調
ダイスにより管状体を加熱すればよく、又、押出機と本
発明の装置を直接結合した場合には、溶融押出された管
状体を、この温調ダイスにより冷却すればよい。ここで
、本発明でいう圧延配向とは、合成樹脂シートを圧延ロ
ールにより圧延成形し、シートに配向性を付与するもの
と同種のものであり、被圧延物より硬度の大きい金型に
より、圧縮力を加え押し伸ばすことによつて被圧延物に
付与された配向をいう。本発明において、結晶性合成樹
脂を用いた場合、圧延配向により、結晶の大きさを微細
なものにすることができ、極めて透明性良好な管状体を
成形することもできる。
本発明は、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリアセタ
ール、ポリスチレン、ポリ塩化ビニール、ポリカーボネ
ート、ポリアミド、ポリエステルなどの熱可塑性樹脂お
よび架橋度の低い熱硬化性樹脂の成形に適用できる。
またこれらの樹脂に各種フイラ一を配合したものでも可
能である。フイラ一は、その形状が、繊維状、又は球状
その他いずれでも良く、又組成も、有機系、無機系、高
分子系のものいずれでもよい。また表面処理が施されて
もよい。以下、本発明を図面に示す実施例によつて説明
するが、本発明はこれによつて何ら限定されるものでは
ない。
第1図に示したように、この例は、押出機と本発明の装
置を直接結合したものであわ、さらに、内マンドレルの
直線状管状体支持部の外側に温調ダイスを設けたもので
ある。
金型8の部分で溶融された合成樹脂は温調ダイス2によ
り適当に温調され、管状体3を形成する。
管状体3は、内マンドレル1の直線状管状体支持部Aに
沿つて進み、加圧部Bで、温調可能な外ダイスにより圧
延配向のかかる温度に調節され、内マンドレル及び外ダ
イス2’から圧縮力を受けながら、同時に拡径され、管
状体の円周方向に配向され、内マンドレルの管状体固化
支持部Cで配向管状体の径を固定し、配向管状体4に成
形される。圧延配向部で圧延するための圧縮力は、合成
樹脂管状体3を供給する押出機の押出圧力によつて与え
られている。又、管状体の円周方向の断面積が内マンド
レルの圧延配向部で徐々にわずかに減少する様、内マン
ドレル加圧部Bと外ダイス21との空隙は保持されてい
る。圧延配向部での管状体の温度は、外ダイス2゜を温
調することにより、適切な温度に調節されている。内マ
ンドレル、温調ダイス、外ダイスの材質は、用いる合成
樹脂より硬度の大きい材質で良いが、通常は鋼が用いら
れる。内マンドレルの外面及び、温調ダイス、外ダイス
の内面は平滑に仕上げておくことが好ましい。また、内
マンドレル1自体を温調可能にしてもよい。この場合、
第1図における押出機の先端にクロスヘッドダィを用い
ることによつて容易に温調可能にしうる。さらに、温調
を効率的に行なうために、温調ダイス2と温調可能な外
ダイス2’との間の断熱を十分行なうことが好ましい。
さらに、第1図において、内マンドレルの最大径11は
、直線状管状体支持部の径10の1.2〜10倍にすれ
ばよく、1.5〜6倍が更に好ましい。
11t0 次に、管状体の配向率を一 /−で表わしたと′ハ f
噌き、本発明の配向率は、実質的に1となるようにすれ
ばよい。
ここで、tl及びTOは、管状体の圧延配向後及び前の
肉厚を表わす。第1図における外ダイス2’の温調に用
いる温調媒体T゜の温度は、管状体を圧延配向しうる温
度に調節すればよく、合成樹脂の種類によつてそれぞれ
異なる。
以下実施例を示す。
実施例 1 高密度ポリエチレン樹脂(サンテツク8S360旭化成
社製)を押出機で熔融可塑化し、第1図に示された装置
を用いて管状体を成形し、更に連続的に圧延配向部を通
過させ、横圧延配向管状体を成形した。
この時の押出機ヘツド部の樹脂圧は1250K′/Cr
lil樹脂温は190℃であつた。直線状管状体支持部
A付近の樹脂温度は60〜80℃になる様、温調ダイス
により調節した。又、B付近の樹脂温度は、外ダイスに
より、約80℃に調節した。圧延配向された管状体4は
成形直後、即ち外ダイスを通過後空冷しながら冷却固定
した。成形された配向管状体の加熱収縮率は次の通りで
あつた。ただし加熱収縮条件は、熱水90℃で加熱時間
は5分である。又成形された配向管状体及び配向されて
いない管状体の圧縮強度は次の通りである。
圧縮強度の測定はASTMD695−63Tに準じて行
なつた。実施例 2 ポリアミド樹脂(レオナ81500旭化成社製)を実施
例1と同様の条件で第1図に示された装置を用いて配向
管状体に成形した。
押出機ヘツド部の樹脂圧は1320K′/Cr!i1樹
脂温は280℃であつた。又、B付近の樹脂温度は約1
00℃に調節した。実施例 3 ポリスチレン樹脂(スタイロン9679旭タウ社製)を
実施例1と同様の条件で第1図に示された装置を用いて
配向管状体に成形した。
押出機ヘツド部の樹脂圧は、1080Kf/C1!i1
樹脂温は225℃であつた。又、B付近の樹脂温度は約
90℃であつた。) 上記実施例で明らかな如く本発明により、管状体を形成
するポリマー分子鎖が塑性変形を受け、円周方向に分子
配向している効果が明らかであり、耐圧縮性、耐衝撃性
に優れ、更に又透明性が良好で円周方向のみに収縮する
配向管状体を連続的に容易に成形することができた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に用いた一金型の側断面図である。 1・・・内マンドレル、2・・・温調ダイス、21・・
・温調可能な外ダイス、3・・・合成樹脂管状体部、4
・・・配向管状体、5・・・可塑化された合成樹脂部、
6・・・内マンドレルのホルダー、T.T゜・・・温調
媒体、8・・・押出機へツド部金型、A・・・内マンド
レルの直線状管状体支持部、B・・・内マンドレルの加
圧部、C・・・内マンドレルの管状体固化支持部。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 合成樹脂管状体を圧延配向のかかる温度に調節しな
    がら、該管状体の内部及び外部より圧縮力を加えると同
    時に径を押し拡げることにより、管状体を円周方向に圧
    延配向させることを特徴とする配向管状体の成形方法。 2 直線状の管状体支持部と、徐々に外径が大きくなつ
    ている管状体加圧部を有する内マンドレルを中心に備え
    、該管状体加圧部の外側に、内マンドレル外面との空隙
    が、内マンドレルの外径が大きくなるにつれ、徐々に減
    少してなる温調可能な外ダイスを設けたことを特徴とす
    る配向管状体の成形装置。
JP12731776A 1976-10-25 1976-10-25 配向管状体の成形方法及び装置 Expired JPS5947645B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0740356U (ja) * 1993-12-28 1995-07-18 昭 森田 トンネル洗浄機用ブラシ保管台車

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