JPS5946901B2 - 自動車用プリント防曇ガラス - Google Patents

自動車用プリント防曇ガラス

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Publication number
JPS5946901B2
JPS5946901B2 JP53103592A JP10359278A JPS5946901B2 JP S5946901 B2 JPS5946901 B2 JP S5946901B2 JP 53103592 A JP53103592 A JP 53103592A JP 10359278 A JP10359278 A JP 10359278A JP S5946901 B2 JPS5946901 B2 JP S5946901B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bus bar
gasket
glass
busbar
main
Prior art date
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Expired
Application number
JP53103592A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5532732A (en
Inventor
一郎 山中
敏紀 中山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Central Glass Co Ltd
Original Assignee
Central Glass Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Central Glass Co Ltd filed Critical Central Glass Co Ltd
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Publication of JPS5532732A publication Critical patent/JPS5532732A/ja
Publication of JPS5946901B2 publication Critical patent/JPS5946901B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は自動車用防曇ガラスに係り、特に板ガラスの一
面に互いに平行な複数の加熱用導電線条とこれらの各端
部を共通に接続する一対のブスバーとをプリント形成し
た所謂プリント防曇ガラスに関する。
自動車窓枠にガスケットを介して取付けられる板ガラス
の一面に、互いに平行な複数の加熱用導電線条と、これ
ら複数の加熱用導電線条の各端部を共通に接続する一対
のブスバーとを、低融点ガラスフリット、銀粒子および
その結合剤からなる導電性ペーストによつてスクリーン
印刷した後加熱して焼き付けたプリント防曇ガラスは、
近年自動車のリヤウインドガラスとして運転者の後部視
界を良好に保つ安全上の見地から広く採用されるに至つ
ている。
第1図はかかるプリント防曇ガラスの一例を示す図であ
る。
同図において、1は板ガラス、2は板ガラス1の一面に
プリント形成された互いに平行な複数の加熱用導電線条
、3a、3bは同じく板ガラス1の同一面にプリント形
成され線条2の各端部を共通に接続する一対のブスバー
、4a、4bはそれぞれブスバー3a、3bの各一端に
接続された通電用電極端子取付部、5は板ガラス1をそ
の縁部を覆つて自動車窓枠に支持するゴム製ガスケット
である。この種の防曇ガラスでは、電極端子取付部4a
、4b間に電圧を印加(この例では取付部4b側が高電
位)して複数の加熱用導電線条2に並列に通電し、これ
ら線条2により発生するジュール熱で板ガラス1を加熱
して該板ガラス1表面への水蒸気の結露を防止して、該
板ガラス1の曇り現象の発生を阻止するようにしている
。しかしながら、第1図に示した従来のプリント防曇ガ
ラスでは、その防曇効果が経時的に劣化する欠点がある
この種の防曇ガラスでは線条2における発熱が効率良く
しかも板ガラス1において透視を必要とする全領域(有
効透視領域)において一様になされる必要があるが、ブ
スバー3a、3bがガスケット5で被覆された構造であ
ると、板ガラス1とガスケット5の間へ浸入した雨水、
霧滴等に、ガスケット5のゴム素材に含まれる硫黄分が
溶出してイオン化しブスバー3a、3bと車体(地気)
との間の電気絶縁性を低下させる。この結果、該ブスバ
ーと車体との間に直流電流が流れて、該ブスバーの素材
に含まれる銀粒子の電蝕が生じて電気抵抗が増大する。
この傾向は車体を陰極とした場合には直流電位の高いブ
スバ一3a側で、しかも電極端子取付部4a側に接近す
るにつれ顕著となり、経時的に電気抵抗の増大する部分
での消費電力が増して、不要な発熱量が増大する結果、
線条2において所望の発熱量が得られずに防曇効果が低
下する現象が生ずる。この現象はブスバ一3a,3bを
ガスケツトに被覆されない位置にできるだけ離して配置
すれば防止できると思われるが、ブスバ一3a,3bを
板ガラス1の中央側に寄せて配置すれば当然線条2は短
いものになり、これは有効透視領域を狭めることになる
。即ちブスバ一3a,3bをガスケツト5に被覆されな
い位置に配置するにしてもその位置はガスケツト5に近
接した位置に限定されてしまい、この場合程度の差はあ
つても上記電蝕現象を回避することはできない。この点
を解決するために従来は焼き付け工程後の加熱用導電線
条2とブスバ一3a,3bの表面を銅メツキし、更にこ
の銅メツキ層上にニツケルメツキ層を形成して耐摩耗性
および耐蝕性を向上させる方法が考えられている。
しかし、この方法では上記各メツキ工程が増加すること
で製造工程全体が複雑になるため、製造コストが高くな
る欠点がある。本発明は上記した点に鑑みなされたもの
で、工程を複雑化することなく製造が簡単容易で、じか
も防曇効果を経時的に劣化させることのない自動車用プ
リント防曇ガラスを提供することを目的としている。
本発明者等は種々実験の結果ガスケツト内に含まれ、浸
入した水分の介在により板ガラス面上に溶出してイオン
化する硫黄分の溶出量は、ガスケツト内に含まれる溶出
可能な硫黄分の量にもとづくものであり従つて溶出可能
な硫黄分がガスケツトに存在しなくなると板ガラス面上
への硫黄分の溶出は一定期間ののち生じなくなるもので
あり一方硫黄分の溶出時においてブスバ一の銀粒子とガ
スケツトの硫黄分とによりガスケツト表面に生成する硫
化銀の被膜によつてブスバ一と車体間の電気絶縁性は経
時的に向上し、従つて電蝕は一定期間でピークに達した
のちは漸次減少してやがて電蝕現象が進行しなくなるこ
とを見出した。
本発明は上記の如き知見に基づくものであり経時変化に
よつてブスバ一の電蝕現象が生じなくなるまでの期間、
該ブスバ一の主要な部分(主ブスバ一)に電蝕現象を生
じさせないようにしたものである。即ち本発明は自動車
窓枠にガスケツトを介して取付けられる板ガラスの一面
に、互いに平行な複数の加熱用導電線条と、該複数の加
熱用導電線条の各端部を共通に接続する一対のブスバ一
とを形成したプリント防曇ガラスにおいて、該一対のブ
スバ一の少なくとも一方を、前記ガスケツトに近接して
配置され前記複数の加熱用導電線条の一端を共通に接続
する主ブスバ一と、前記ガスケツトに被覆され該ブスバ
一の通電用電極端子取付部から該ブスバ一の少なくとも
一部に並列となるように接続される補助ブスバ一とで構
成したことを特徴としている。補助ブスバ一は前記の硫
化物生成を積極的に行ない、やがて零に落ち付く溶出硫
黄を吸収し建して主ブスバ一に電蝕現物が生じないよう
にするスケープゴートの役割を果す。
この補助ブスバ一はガスケツト内ではなくその外に配置
することも考えられるが、上記理由および美観上並びに
有効透視領域の拡大という点から、補助ブスバ一はガス
ケツトで覆われていることが好ましい。なおブスバ一を
広幅にして補助ブスバ一を主ブスバ一と一体化すること
も考えられるが、このようにすると製造工程でガラス板
を風冷強化するときブスバ一の全幅に亘つて均一に急冷
することが困難となりブスバ一部において熱的不均一に
よる割れが発生する恐れがある。以下、図面を参照して
本発明の実施例を説明する。
第2図は本発明の第1の実施例を示す図で、第1図と同
一部分には同一符号を付してある。この実施例の一方の
(高電位側の)ブスバ一3aはガスケツト5に近接して
配置され導電線条2の一端を共通に接続した主ブスバ一
6aと、ガスケツト5に被覆され主ブスバ一6aの一端
に結合した通電用電極端子取付部4aから主ブスバ一の
一部に並列となるように接続された補助ブスバー7aと
から構成されている。また、他方の(低電位側の)ブス
バ一3bは、ガスケツト5に近接して配置され導電線条
2の他端を共通に接続した主ブスバ一6bのみからなる
。この実施例では高電位側のブスバ一3aにおいてのみ
主ブスバ一6aの一部に並列となる補助ブスバー7aを
設けているが、これは車体に対して直流的に高電位とな
る電極端子取付部4a近傍で主に電蝕現象が生ずること
に対処したもので、このことにより主ブスバ一6aは、
補助ブスバー7aが電蝕を受ける前述した有限な期間に
も、抵抗値を増大させることがなくなる。
尚、補助ブスバー7aは電蝕を受けて抵抗値が増大する
までの間は主ブスバ一6aの分流路として作用している
。第3図は本発明の第2の実施例を示す図である。この
実施例では、高電位側のブスバ一3aの補助ブスバー7
aを主ブスバ一6aの全てに並列となる様に接続してい
る。また低電位側のブスバ一3bもブスバ一3aと同様
な主ブスバ一6bと補助ブスバー7bとで構成している
。第4図に示す本発明の第3の実施例では第2図の構成
に加え、低電位側のブスバ一3bにも主ブスバ一6bと
一部並列になる補助ブスバー7bを設けている。また、
第5図に示す本発明の第4の実施例は、第2図の構成で
低電位側のブスバ一3bを構成する主ブスバ一6bをガ
スケツト5で覆つている。以上述べたように、本発明の
自動車用プリント防曇ガラスでは主ブスバ一に対し優先
的に電蝕される位置に主ブスバ一と電気的には並列関係
にある補助ブスバ一を併設したことにより、主ブスバ一
の電蝕を防止できるので広い有効透視領域における防曇
効果を経時的に劣化させることがない。また一方のブス
バ一を構成する主ブスバ一および補助ブスバ一は同一の
スクリーン印刷およびその焼き付け工程で同時に形成さ
れるため製造工程が複雑化することなく安価に製造する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のプリント防曇ガラスの一例を示す平面図
、第2図乃至第5図はそれぞれ本発明の第1乃至第4の
実施例を示す平面図である。 1・・・・・・板ガラス、2・・・・・・加熱用導電線
条、3a,3b・・・・・・ブスバ一、4a,4b・・
・・・・通電用電極端子取付部、5・・・・・・ガスケ
ツト、6a,6b・・・・・・主ブスバ一、7a,7b
・・・・・・補助ブスバ一。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 自動車窓枠にガスケットを介して取付けられる板ガ
    ラスの一面に、互いに平行な複数の加熱用導電線条と、
    該複数の加熱用導電線条の各端部を共通に接続する一対
    のブスバーとを形成したプリント防曇ガラスにおいて、
    該一対のブスバーの少なくとも一方は、前記ガスケット
    に近接して配置され前記複数の加熱用導電線条の一端を
    共通に接続する主ブスバーと、前記ガスケットに被覆さ
    れ該主ブスバーの通電用電極端子取付部から該主ブスバ
    ーの少なくとも一部に並列となるように接続される補助
    バスバーとからなることを特徴とする自動車用プリント
    防曇ガラス。
JP53103592A 1978-08-25 1978-08-25 自動車用プリント防曇ガラス Expired JPS5946901B2 (ja)

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JP53103592A JPS5946901B2 (ja) 1978-08-25 1978-08-25 自動車用プリント防曇ガラス

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JP53103592A JPS5946901B2 (ja) 1978-08-25 1978-08-25 自動車用プリント防曇ガラス

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JPS5532732A JPS5532732A (en) 1980-03-07
JPS5946901B2 true JPS5946901B2 (ja) 1984-11-15

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JP53103592A Expired JPS5946901B2 (ja) 1978-08-25 1978-08-25 自動車用プリント防曇ガラス

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JPS5532732A (en) 1980-03-07

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