JP2009286260A - 導電体付き自動車用窓ガラス及びその製造方法 - Google Patents

導電体付き自動車用窓ガラス及びその製造方法 Download PDF

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【課題】本発明は、導電体の超低抵抗率を実現するとともに、超低抵抗率に起因したクラックを遮蔽層に発生させない導電体付き自動車用窓ガラス及びその製造方法を提供する。
【解決手段】本発明の導電体付き自動車用リヤガラス10の電熱線14は、熱線18がバスバー16よりも抵抗率が低いことを特徴としている。すなわち、超低抵抗率の電熱線に起因する、バスバーと黒セラとの境界線に沿った黒セラのクラックの発生を防止するため、実施の形態では、電熱線14のうち、黒セラ12に重ねて形成されるバスバー14と、黒セラ12から離れた熱線18とを別々に形成する。電熱線14として、抵抗値を左右するのは多数本の熱線18、18…である。そこで、熱線18、18…のみを超低抵抗率の導電体で形成し、黒セラ12に重ねて形成されるバスバー16の導電体を従来の抵抗率を有する導電体で形成する。
【選択図】図1

Description

本発明は導電体付き自動車用窓ガラス及びその製造方法に係り、特に車両用窓ガラスの面上に導電体が配設された導電体付き自動車用窓ガラス及びその製造方法に関する。
ガラスの面上にアンテナ用などの線条の導電体が配設された自動車用窓ガラスは、従来のロッドアンテナと比較して、出っ張りがなく意匠上の外観が優れるとともに風切り音が発生しないなどの理由により広く使用されている。また、導電体としては、特許文献1の如く防曇用ヒータの電熱線が知られており、また、TV放送波の電波の受信、AM/FM放送波の電波の受信、及びPHSなどの広帯域な電波を送受信するアンテナの他、防犯用センサなども知られている。
防曇用ヒータとして使用される電熱線は、導電性銀ペーストをガラス面上にスクリーン印刷し焼成することにより形成される。また、この熱線は、特許文献2の如くガラス面上に同じく導電性銀ペーストで印刷し焼成されたバスバーにその端部が接続される。そして、バスバーは金属製の接続端子を介して、車体側に取り付けられた電源部に電気的に接続される。
ガラス面上に形成される導電体はその用途や形状により求められる性能が異なり、導電体の抵抗率や抵抗値を仕様に合わせて適宜調整する必要がある。
一方、特許文献3に示すように、自動車のフロントガラスやリヤガラスなどの窓ガラスの周辺部には、所謂「黒セラ」と称される遮蔽層が形成されている。この遮蔽層は、遮蔽層印刷用インク(以下黒セラ印刷用インクともいう)をガラス面に印刷し焼成することにより形成される。遮蔽層は、窓ガラスの周辺部に黒色または濃色の不透明層を形成し、窓ガラスをその周辺で保持しているウレタンシーラントの紫外線による劣化を防止するとともに、バスバーなどの導電体が、遮蔽層に重ねて形成されることにより窓ガラスの周辺に取り付けられているバスバーや給電点、アンテナ線の端子などが車外から透視できなくなり、外観意匠の完成度が高まるといった作用効果を備える。
特開2003−160029号公報 特開2002−264780号公報 特開2004−58310号公報
ところで、導電体付き自動車用窓ガラスにおいて、不要の発熱を防ぐなどの目的で導電体の抵抗を下げなければならない場合があり、導電体の超低抵抗率を実現するための手段として、抵抗体である導電性銀ペーストの抵抗率を下げることが考えられる。しかしながら、その様な超低抵抗率の導電性銀ペーストは、通常の抵抗率を有する導電性銀ペーストと比較して銀の含有量が多いことから、遮蔽層よりも熱収縮率が格段に大きい。したがって、超低抵抗率の導電性銀ペーストを遮蔽層に重ねて形成した場合には、導電性銀ペーストの焼成工程において黒セラ印刷用インクと導電性銀ペーストの熱収縮率の差により、焼成後の遮蔽層の遮蔽層と導電体との境界線に沿った部分などにクラックが発生するという問題があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、導電体の超低抵抗率を実現するとともに、超低抵抗率を実現する導電体の形成に起因したクラックを遮蔽層に発生させない導電体付き自動車用窓ガラス及びその製造方法を提供することを目的とする。
本発明によれば、前記目的を達成するために、自動車用窓ガラスの面上に導電体が形成されるとともに、該面上の周辺部に遮蔽層が形成された導電体付き自動車用窓ガラスにおいて、前記導電体は、前記遮蔽層に重ねて形成された第1の導電体と、該第1の導電体に電気的に接続されるとともに前記窓ガラス面上の前記遮蔽層の内側に位置する前記面上に形成された第2の導電体とからなり、該第2の導電体は、前記第1の導電体よりも抵抗率が低いことを特徴とする導電体付き自動車用窓ガラスを提供する。
本発明によれば、超低抵抗率の導電体に起因する、導電体と遮蔽層との境界線に沿った遮蔽層のクラックの発生を防止するため、導電体のうち、遮蔽層に重ねて形成される第1の導電体と、遮蔽層から離れた第2の導電体とを別々に形成する。導電体として、抵抗値を左右するのは第2の導電体である。そこで、第2の導電体のみを超低抵抗率の導電体で形成し、遮蔽層に重ねて形成される第1の導電体を従来の抵抗率を有する導電体で形成する。これにより、導電体全体として超低抵抗率を実現できるとともに、遮蔽層と第1の導電体との境界線に沿った遮蔽層のクラックの発生を防止できる。したがって、本発明では、品質の高い導電体付き自動車用窓ガラスを提供できる。
本発明によれば、前記第1の導電体は、前記遮蔽層の内側に位置する前記面上で前記第2の導電体と接続されるための接続部を有することが好ましい。
このように第1の導電体に接続部を形成することにより、第2の導電体を、遮蔽層に接触させることなく第1の導電体に接続できる。
本発明によれば、前記第1の導電体の前記接続部は前記窓ガラス面上で所定の幅を有して内側へ伸延する凸部を備え、該接続部の幅は、前記第2の導電体の幅と同じかそれよりも広いことが好ましい。
第1の導電体と第2の導電体とは別々の工程でガラス面に印刷されるが、このとき、第1の導電体の突起状の接続部の幅を、第2の導電体の幅と同じかそれよりも大きく形成しておくと、第2の導電体の印刷時に、第2の導電体の第1の導電体に対する位置が多少ずれた場合でも、第2の導電体を第1の導電体の接続部に確実に接続することができる。
本発明によれば、前記第1の導電体はバスバーであり、前記第2の導電体は線条の熱線であり、前記バスバー及び前記熱線からなる導電体が、前記自動車用窓ガラスの面上において片側のバスバーが分割され、該バスバーのそれぞれに給電点を備える略コの字形状に形成されていることが好ましい。
このように、バスバー及び熱線からなる導電体を1本の直線体ではなく、略コの字形状に形成することにより、1本の直線体よりも導電体の長さを長くすることができるので、1本の直線体よりも導電体の全体の抵抗値を上げたい場合に有効となる。
本発明によれば、前記遮蔽層は遮蔽層印刷用インクを印刷、焼成することにより形成され、前記第1の導電体は、導電性銀ペーストを印刷、焼成することにより形成され、焼成後の第一の導電体の抵抗率は3.0〜15.0×10−6Ωcmであり、前記第2の導電体の抵抗率は2.0〜2.5×10−6Ωcmであることが好ましい。
すなわち、本発明では、超低抵抗率の導電体の抵抗率を2.0〜2.5×10−6Ωcmと規定している。
また、本発明は、前記目的を達成するために、請求項1〜5のうちいずれかに記載の導電体付き自動車用窓ガラスは、該自動車用窓ガラスに遮蔽層を形成し、該遮蔽層に重なるように第1の導電体を形成し、該第1の導電体に接続されるように第2の導電体を形成して製造されることを特徴とする導電体付き自動車用窓ガラスの製造方法を提供する。
本発明によれば、自動車用窓ガラスにまず、遮蔽層を形成し、次に、この遮蔽層に重なるように第1の導電体を形成し、次いで、この第1の導電体に接続されるように第2の導電体を形成する。
本発明に係る導電体付き自動車用窓ガラス及びその製造方法によれば、導電体の超低抵抗率を実現するとともに、超低抵抗率を実現する導電体の形成に起因したクラックを遮蔽層に発生させない導電体付き自動車用窓ガラス及びその製造方法を提供する。
以下、添付図面に従って本発明に係る導電体付き自動車用窓ガラス及びその製造方法の好ましい実施の形態を詳説する。
図1は、第1の実施の形態に係る導電体付き自動車用リヤガラス(自動車用窓ガラス)10の平面図であり、このリヤガラス10には遮蔽層である黒セラ12と、導電体である防曇用ヒータの電熱線14とが所定の位置に形成されている。なお、実施の形態では、自動車用窓ガラスとしてリヤガラス10を例示するが、遮蔽層、及び導電体が形成されたものであれば、フロントガラス、サイドガラス、ルーフガラスなど特に限定されるものではない。
黒セラ12は、所定の形状に湾曲成型されたリヤガラス10の周囲に形成されている。また、電熱線14を構成する左右一対のバスバー(第1の導電体)16、16は、黒セラ12の両側部に重ねて形成されるとともに、同じく電熱線14を構成する多数本の熱線(第2の導電体)18、18…は、両バスバー16、16を接続するように黒セラ12の内側に位置するガラス面20に水平方向に所定の間隔をもって形成されている。また、バスバー16、16の略中央部には、接続端子22、22がバスバー16、16に通電可能に固定されている。
次に、実施の形態のリヤガラス10の特徴を説明する。
このリヤガラス10の電熱線14は、熱線18がバスバー16よりも抵抗率が低いことを特徴としている。すなわち、超低抵抗率の電熱線に起因する、バスバーと黒セラとの境界線に沿った黒セラのクラックの発生を防止するため、実施の形態では、電熱線14のうち、黒セラ12に重ねて形成されるバスバー14と、黒セラ12から離れた熱線18とを別々に印刷する。また、電熱線14として、抵抗値を左右するのは多数本の熱線18、18…なので、熱線18、18…のみを超低抵抗率の導電体で印刷し、黒セラ12に重ねて印刷されるバスバー16の導電体を従来の抵抗率を有する導電体で印刷する。
以上のようにそれぞれを印刷した後に、ガラスとともに高温で焼成してガラス表面に導電体及び隠蔽層を焼き付けて導電体付き自動車用窓ガラスとする。実施の形態のリヤガラス10では、電熱線14全体として超低抵抗率を実現できるとともに、黒セラ12とバスバー16との境界線に沿った黒セラ12のクラックの発生を防止できる。したがって、品質の高い導電体付き自動車用リヤガラス10を提供できる。
なお、防曇用ヒータとして使用される電熱線14は、導電性銀ペーストである。従来の防曇用ヒータの電熱線は、導電性銀ペーストに銅メッキし、その上にニッケル電解メッキして防錆処理を施した3層構造であったが、現在の電熱線14は、導電性銀ペースト自体の耐候性が向上したため、導電性銀ペーストの1層構造である。また、従来の銅メッキ、ニッケル電解メッキは耐久性確保の目的の他に、抵抗値を制御する目的もあった。つまり、従来は現在ほど設備が良く無く抵抗値のコントール(目標±10%)が困難であり、また、ニッケル電解メッキは析出量に制限があり、析出コントロールが容易な銅メッキが抵抗値制御に適していたため、銅メッキ、ニッケル電解メッキを施す必要があった。
また、電熱線14の導電性銀ペーストの成分は、例えば、固形分として銀粉末60〜90%、ガラス粉末1〜10%、無機添加剤5〜30%、それに有機バインダ及び有機溶剤を加えたものである。また、黒セラ14用の黒セラ印刷用インクは、例えば、窓ガラスの周辺部に焼き付けることにより、着色不透明層を形成し、窓ガラスをその周辺で保持しているウレタンシーラントの紫外線による劣化を防止する目的、あるいは窓ガラスの周辺に取り付けられている電熱線やアンテナ線の端子などが車外から透視できないような目的などに使用されているインクであって、従来公知のこのようなインクは何れも本発明で使用できる。例えば、黒セラ14用インクの成分は、固形分としてガラス粉末20〜90(重量)%、フィラーを含む無機顔料10〜40%、それに有機バインダ及び有機溶剤を加えたものである。
一方、図2の如く実施の形態の電熱線14によれば、黒セラ12の内側に位置するガラス面20上で熱線18、18…と接続されるための接続部17、17…がバスバー16に一体成形されている。この接続部17は、窓ガラス10の面上で所定の幅を有して内側へ伸延する凸部を備え、この幅aは、熱線18の幅bよりも大きく形成されている。
バスバー16と熱線18とは別々の工程でガラス面20に印刷されるが、このとき、バスバー16の突起状の接続部17の幅aを、熱線18の幅bと同じかそれよりも広く形成しておくと、熱線18の印刷時に、熱線18のバスバー16に対する位置が多少ずれた場合でも、熱線18をバスバー16の接続部17に確実に突き合わせて接続することができる。なお、実際には、電熱線14に消費される電力の関係から熱線18の幅bは規格値として決定されているため、バスバー16の接続部17の幅aを規格値よりも大きくすればよい。また、バスバー16と熱線18との接続形態は図2の形態に限定されるものではなく、例えば、図3の如く、バスバー16の内縁16Aが、黒セラ12の内縁12Aに対してガラス面20側に位置するようにバスバー16を形成し、これと熱線18とを接続してもよく、また、図4の如く、バスバー16の内縁16Aが、黒セラ12の内縁12Aと合致するようにバスバー16を形成し、これと熱線18とを接続してもよい。但し、図4の接続形態は、バスバー16の精度の高い印刷が難しく、バスバー16の内縁16Aが黒セラ12の内縁12Aに対して黒セラ12側にずれる場合があるので、実際には好ましくない。この観点からみれば、図3、図4の接続形態がより好ましい。
図5は、第2の実施の形態のリヤガラス10が示されている。
このリヤガラス10によれば、バスバー16、16及び熱線18、18…からなる電熱線24が、リヤガラス10の面上において略コの字形状(図5では逆コの字形状)に形成されている。すなわち、図5の右側に位置するバスバー16が、上下に二分割された一対のバスバー16A、16Aによって構成され、これらのバスバー16A、16Aに接続端子22、22が通電可能に固定されている。よって、この電熱線24において電流は、略コの字形状に流れる。
このように、バスバー16A、16A及び熱線18からなる電熱線24を、図1の如く1本の直線体ではなく、略コの字形状に形成することにより、1本の直線体よりも電熱線24の長さを長く(2倍)することができるので、1本の直線体よりも電熱線24全体の抵抗値を上げたい場合に有効となる。
なお、実施の形態で説明したバスバー16、16Aの抵抗率は3.0〜14.0×10−6Ωcmであり、熱線18の抵抗率は2.0〜2.5×10−6Ωcmであることが好ましい。
すなわち、実施の形態では、超低抵抗率の導電体である熱線18の抵抗率を2.0〜2.5×10−6Ωcmと規定している。なお、特許文献1には、ヒータ用の導電体の抵抗率が45〜90×10−6Ωcmと記載され、また、アンテナ用導電体の抵抗率が3〜10×10−6Ωcmであることが記載されている。すなわち、特許文献1には、本発明で規定する超低抵抗率の導電体については記載されていない。
また、このような導電体付きリヤガラス10は、まず、黒セラをリヤガラス10に印刷し、導電性銀ペーストを重ねて印刷可能な程度まで仮焼成(乾燥)し、次に、この黒セラ12に重なるようにバスバー16を印刷し、次いで、このバスバー16に接続されるように熱線18、18…を印刷し、その後焼成を行うことで製造される。印刷方法としては、スクリーン印刷、導電性トナーを用いた電子印刷を例示できる。黒セラ12、バスバー16、16A、及び熱線18、18…は、リヤガラス10の曲げ成形工程の前工程で、フラットな状態のリヤガラス10に塗布され、それぞれ重ねて印刷が可能な程度まで仮焼成され、この後、曲げ成形工程のガラスのための熱処理と同時に焼成することができる。また、ここでは、バスバー16の後に熱線18を印刷する例を示したが、接続部などの形状を適宜設計することにより、バスバーと熱線の印刷順序は変更が可能である。導電体付きリヤガラス10の他の製造方法としては、まず、黒セラ12をリヤガラス10に印刷し、次に、熱線18、18…を印刷し、次いで、バスバー16を黒セラ12に重なるように、かつ、熱線18、18…に接続されるように印刷し、その後焼成を行うことで製造してもよい。
実施の形態で説明したリヤガラス10としては無機ガラス板や樹脂板を例示でき、充分な透視性を有していれば、半透明でもよく有彩色であってもよい。ガラス板としては、単板のガラス板の他、合わせガラスを例示できる。更にガラス板としては、強化処理や熱線反射膜などの機能コートが設けられたもの、また、ガラス面上にフィルムを貼着したガラス板(いわゆるバイレイヤーガラス)でも適用できる。
また、導電体として、防曇用ヒータの電熱線14、24を例示したが、テレビジョンのUHF放送波の電波の受信、VHF放送波の電波の受信、デジタル放送波の電波の受信、AM/FM放送波の電波の受信、自動車電話、携帯電話、ITS(Intelligent Transport Systems)に関連するETC電波の受信、パーソナル無線、業務用無線、及びPHSなどの広帯域な電波を送受信するアンテナの他、防犯用センサ、面上発熱体、透明導電膜などパターンを有しない導電体を例示できる。
導電体のパターン形状の形成方法としては、スクリーン印刷が好適であるが、導電性トナーを用いた電子印刷によってもパターンを形成できる。
第1の実施の形態に係る導電体付き自動車用リヤガラスの平面図 バスバーと熱線との第1の接続形態を示した要部拡大図 バスバーと熱線との第2の接続形態を示した要部拡大図 バスバーと熱線との第3の接続形態を示した要部拡大図 第2の実施の形態に係る導電体付き自動車用リヤガラスの平面図
符号の説明
10…導電体付き自動車用リヤガラス、12…黒セラ、14…電熱線、16、16A…バスバー、18…熱線、20…ガラス面、22…接続端子、24…電熱線

Claims (6)

  1. 自動車用窓ガラスの面上に導電体が形成されるとともに、該面上の周辺部に遮蔽層が形成された導電体付き自動車用窓ガラスにおいて、
    前記導電体は、前記遮蔽層に重ねて形成された第1の導電体と、該第1の導電体に電気的に接続されるとともに前記窓ガラス面上の前記遮蔽層の内側に位置する前記面上に形成された第2の導電体とからなり、該第2の導電体は、前記第1の導電体よりも抵抗率が低いことを特徴とする導電体付き自動車用窓ガラス。
  2. 前記第1の導電体は、前記遮蔽層の内側に位置する前記面上で前記第2の導電体と接続されるための接続部を有する請求項1に記載の導電体付き自動車用窓ガラス。
  3. 前記第1の導電体の前記接続部は前記窓ガラス面上で所定の幅を有して内側へ伸延する凸部を備え、該接続部の幅は、前記第2の導電体の幅と同じかそれよりも広い請求項2に記載の導電体付き自動車用窓ガラス。
  4. 前記第1の導電体はバスバーであり、前記第2の導電体は線条の熱線であり、前記バスバー及び前記熱線からなる導電体が、前記自動車用窓ガラスの面上において片側のバスバーが分割され、該バスバーのそれぞれに給電点を備える略コの字形状に形成されている請求項1〜3のうちいずれかに記載の導電体付き自動車用窓ガラス。
  5. 前記遮蔽層は遮蔽層印刷用インクを印刷、焼成することにより形成され、前記第1の導電体は、導電性銀ペーストを印刷、焼成することにより形成され、焼成後の第一の導電体の抵抗率は3.0〜15.0×10−6Ωcmであり、前記第2の導電体の抵抗率は2.0〜2.5×10−6Ωcmである請求項1〜4のうちいずれかに記載の導電体付き自動車用窓ガラス。
  6. 請求項1〜5のうちいずれかに記載の導電体付き自動車用窓ガラスの製造方法であって、該自動車用窓ガラスに遮蔽層を形成し、該遮蔽層に重なるように第1の導電体を形成し、該第1の導電体に接続されるように第2の導電体を形成して製造されることを特徴とする導電体付き自動車用窓ガラスの製造方法。
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