JPS5946524B2 - ポリウレタンの製造方法 - Google Patents

ポリウレタンの製造方法

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JPS5946524B2
JPS5946524B2 JP52021490A JP2149077A JPS5946524B2 JP S5946524 B2 JPS5946524 B2 JP S5946524B2 JP 52021490 A JP52021490 A JP 52021490A JP 2149077 A JP2149077 A JP 2149077A JP S5946524 B2 JPS5946524 B2 JP S5946524B2
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JP
Japan
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polyurethane
present
triaminomethylhexane
reaction
molecule
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JP52021490A
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JPS53106796A (en
Inventor
昌純 丁野
英夫 愛
恒祐 土井
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Publication date
Application filed by Asahi Chemical Industry Co Ltd filed Critical Asahi Chemical Industry Co Ltd
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  • Polyurethanes Or Polyureas (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、新規なポリウレタンの製造法に関するもので
ある。
さらに詳しくは、1・3・6−トリアミノメチルヘキサ
ンをポリウレタンの鎖延長剤または架橋剤として使用す
ることにより、硬化時間を短縮でき、得られた硬化物の
耐熱性および機械的特性に優れたポリウレタンの製造方
法を提供することにある。ポリウレタンはその特徴ある
性質により、広い分野に使用されており、たとえば、ポ
リウレタンエラストマーは、強度、耐荷重性、耐油性や
低温特性に優れ、また耐磨耗性に優れているので、これ
らの特性を利用して、機械部品、自動車部品、ライニン
グ材等に使用されている。
ポリウレタンはその使用目的に応じて各種の鎖延長剤、
架橋剤が用いられており、たとえば、アミン系化合物と
しては、エチレンジアミン、フェニレンジアミン、3・
3’−シクロロー4 ・4’−ジアミンジフエニルタタ
ン(MOCA)、トルエンジアミン、イソボロンジアミ
ン等があり、低分子多価アルコール系化合物としては、
1 ・4−ブタンジオール、グリコール類、トリメチロ
ールプロパン等があり、エタノールアミン、水等も用い
られている。
アミン系化合物の中で芳香族ジアミン、たとえば、MO
CAを使用したエラストマーは、優れた物性を有してい
るため多く用いられているが、次のような問題がある。
すなわち、MOCAは発ガン性の疑いがあることから人
体に対する安全性の点で好ましくないこと、常温で固体
であるため、使用時に融点以上に加熱し、液状にしてプ
レポリマーと混合しなければならず、取扱いが繁雑にな
ること、反応速度が遅く注型の場合は有利であるが、高
速多量生産方式(ReactionInjection
Moldimg)の如き成型サイクルの短い場合は、使
用が困難になる等の問題がある。一方、多価アルコール
類は取扱いの容易さから使用されているが、得られる物
性が著しく低下すること、反応速度が遅く、そのため触
媒を多量に添加しなければならない等の問題がある。
本発明者らは、芳香族ジアミンを使用せず、常温で液状
であり、しかも、充分な物性を持つポリウレタンの鎖延
長剤または架橋剤を得ることを目的に鋭意研究を行つた
結果、本発明に到達した。
すなわち、本発明は、ポリイソシアネートと分子内に2
個以上の活性水素を含有する化合物とを反応させてポリ
ウレタンを製造するに当り、鎖延長剤または架橋剤とし
て、1・3・6−トリアミノメチルヘキサンを加えて反
応させることを特徴とするポリウレタンの製造方法であ
る。本発明の実施に際し使用される1・3・6−トリア
ミノメチルヘキサンは、1分子中に3個の第1級アミノ
基を有する分岐状の構造を持つた液状の脂肪族ポリアミ
ンである。
通常、ポリウレタンの鎖延長剤として使用されるアミン
化合物はジアミン系であるのに対し、1・3・6−トリ
アミノメチルヘキサンは分岐状のトリアミンであるため
、尿素結合に基く三次元構造を形成することができる。
すなわち、鎖延長剤としてと同時に、架橋剤としてポリ
ウレタン構造に導入されるわけである。したがつて、得
られるポリウレタンは、耐熱性および機械的強度に優れ
た特性を持つことが明らかとなつた。
本発明の実施に際し使用されるポリイソシアネートとし
ては、分子中に少なくとも2個以上のイソシアネート基
を有するポリイソシアネート類で、たとえば、トリレン
ジイソシアネート、粗製ポリメチレンポリフエニルイソ
シアネート、ジフエニルメタンジイソシアネート、ヘキ
サメチレンジイソシアネート、ナフタリン−1・5−ジ
イソシアネート等である。
本発明に使用されるポリイソシアネートは、従来ポリウ
レタンの製造に使用されているものが全て用いられる。
本発明の実施例に際し使用される分子内に2個以上の活
性水素を含有する化合物としては、第1級水酸基を含有
した多価アルコール類、ポリオール類、ポリエステルポ
リアミド類などがある。
多価アルコール類としては、エチレングリコール、プロ
ピレングリコール、グリセリン、トリメチロールプロパ
ン、ペンタエリスリツト、ソルビトール、蔗糖等がある
。ポリオール類としては、活性水素を有する有機化合物
とアルキレンオキサイドとの付加重合反応により製造さ
れるポリエーテルポリオール類、およびポリアルキレン
ポリオール類、アクリルポリオール類があげられる。本
発明の実施に際し、ポリウレタンを形成する反応混合物
の組成は、分子内に2個以上の活性水素を有する化合物
中の活性水素原子数と、1・3・6−トリアミノメチル
ヘキサンが有するアミノ基の水素嘩原子数との和に対す
るイソシアネート基の数の割合が0.9:1〜1.5:
1であることが好ましい。また、1・3・6−トリアミ
ノメチルヘキサンの使用量は、分子内に2個以上の活性
水素を有する化合物に対して0.01重量倍以上が好ま
しい。本発明の実施に際し、1・3・6−トリアミノメ
チルヘキサンを使用する場合、反応させるイソシアネー
トあるいはそのプレポリマ一との反応が早すぎる場合が
あるが、次のような方法で反応速度を抑制することがで
きる。
すなわち、反応を酸性雰囲気で行うこと、たとえば、1
・3・6−トリアミノメチルヘキサンを種々のカルボン
酸で塩を形成させて反応させる方法等がある。本発明に
したがつてポリウレタンを製造するに際しては、その成
形加工法における操作上の制約はなく、たとえば、ワン
シヨツト法、プレポリマ一法、注型法等が採用できる。
本発明は、ポリウレタンフオーム、弾性体物質、合成皮
革、塗料等種々のポリウレタン製品の製造に利用できる
本発明の方法によれば、耐熱性、機械的特性等の物性に
おいて優れたポリウレタンを得ることができると共に、
短時間で硬化反応を終了することが可能であるため、工
業的に有利にポリウレタンを製造することができる。
以下に本発明を実施例によつて具体的に説明するが、本
発明は、その要旨を越えないかぎり、以下の実施例に限
定されるものではない。
実施例 1 アジピン酸とエチレングリコールから得たポリエステル
(0H価56)2007とトリレンジイソシアネート4
0yを100℃で混合し、30分間攪拌して空気を除去
した。
該混合物に1・3・6−トリアミノメチルヘキサン12
7を加え、100′Cで反応させた。反応時間5時間後
と15時間後の物性はほとんど変化がなかつた。一方、
1・3・6−トリアミノメチルヘキサンの代りにMOC
A27fを加えて反応させたところ、第1表に示す如く
、物性が一定値を示すまでの反応時間が15時間以上で
あつた。
実施例 2 数平均分子量約1000のポリプロピレングリコール1
モルを2.0モルのトルエンジイソシアネートと反応さ
せて、遊離NCOの含量62%のプレポリマ一を作つた
該プレポリマ一1007に対し、1・3・6−トリアミ
ノメチルヘキサン5,87(0.034モル)を加えて
、100℃で5時間反応させた。一方、1・3・6−ト
リアミノヘキサンの代りにMOCAを0.05モル加え
て、15時間反応させた。
両者の物性値は次の通りであつた。実施例 3 数平均分子量約1000のポリプロピレングリコール1
モルを2.0モルのジフエニールメタンジイソシアナー
トと反応させて、プレポリマ一を作つた。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 ポリイソシアネートと分子内に2個以上の活性水素
    を有する化合物とを反応させてポリウレタンを製造する
    に当り、原料の1成分として1・3・6−トリアミノメ
    チルヘキサンを加えて反応させることを特徴とするポリ
    ウレタンの製造方法。
JP52021490A 1977-03-02 1977-03-02 ポリウレタンの製造方法 Expired JPS5946524B2 (ja)

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JPS53106796A JPS53106796A (en) 1978-09-18
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PH19314A (en) * 1981-03-25 1986-03-14 Dow Chemical Co An improved process for preparing a rigid polyurethane foam

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JPS53106796A (en) 1978-09-18

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