JPS5946499B2 - 1−(オメガ−アミノアルコキシ)−2−置換ベンゼン類 - Google Patents

1−(オメガ−アミノアルコキシ)−2−置換ベンゼン類

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JPS5946499B2
JPS5946499B2 JP15163276A JP15163276A JPS5946499B2 JP S5946499 B2 JPS5946499 B2 JP S5946499B2 JP 15163276 A JP15163276 A JP 15163276A JP 15163276 A JP15163276 A JP 15163276A JP S5946499 B2 JPS5946499 B2 JP S5946499B2
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omega
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亮二 菊本
昭広 戸部
信二 殿村
英信 生駒
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Mitsubishi Kasei Corp
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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は新規な1−(オメガ−アミノアルコキシ)−2
一置換ベンゼン類及びその酸付加塩に関する。
又、本発明は強い抗レセルピン作用を有する1一(オメ
ガ−アミノアルコキシ)−2一置換ベンゼン類又はその
酸付加塩を含有する抗うつ剤に関する。
さらに又、本発明は1−(オメガ−アミノアルコキシ)
−2一置換ベンゼン類又はその酸付加塩の製造法に関す
る。
従来、ある種の2−(オメガ−アミノアルコキシ)ジフ
エニルエーテル及び2−(オメガ−アミノアルコキシ)
ジフエニルスルフイドが知られている。
(たとえば、PrOtivaetal,CA45,57
7a(1951),TOyOshimaetal,J.
Pharm.SOc.Jap.89,l4l7〜142
5(1969))又、ある種の2−(オメガ−アミノア
ルコキシ)ジフエニルメタンも知られている。
(米国特許2768207,2534236及び296
6518)しかし、上記文献に記載されている化合物は
いずれも満足できるような薬理活性、特に抗うつ剤とし
て有用な薬理活性(抗レセルピン作用等)を有していな
い。本発明者等は強い抗レセルピン作用を有し抗うつ剤
として有用な化合物を探索した結果、新規な1−(オメ
ガ−アミノアルコキシ)−2一置換ベンゼン類及びその
酸付加塩が強い抗レセルピン作用を有しかつ毒性が低い
ことを見い出し、本発明を完成した。
本発明を詳細に説明すると、本発明化合物である1−(
オメガ−アミノアルコキシ)−2一置換ベンゼン類は、
下記一般式(1)で表わされる。
上記一般式(1)中で、Rは−N〈1(式中、R1及び
R2は同一でも;つていてもjξ それ?れ水素原子、
メチル基又は2−ヒドロキシエチル基を表わし、Xは水
素原子、ハロゲン原子、ヒドロキシ基、メチル基、メト
キシ基又はエトキシ基を表わし、Yは水素原子、ハロゲ
ン原子又はメチル基を表わす。
ただし、X及びYが共に水素原子である場合を除く。Z
はオキシ基−0一又はメチレン基−CH2−を表わす。
本発明をさらに詳細に説明すると、上記一般式(1)中
のRの具体例としては、アミノ基、メチルアミノ基、ジ
メチルアミノ基、2−ヒドロキシエチルアミノ基、ビス
(2−ヒドロキシエチル)アミノ基等が挙げられる。
X及びYのハロゲン原子の具体例としては、塩素、臭素
、フツ素等が挙げられる。
また、Xの置換位置は2′一,3′−,4′一,5′一
,6′一位のいずれでもよく、Yの置換位置は3−,4
−,5−,6一位のいずれでもよい。
Rの好ましい例としては、メチルアミノ基、ジメチルア
ミノ基、ビス(2−ヒドロキシエチル)アミノ基等が挙
げられる。
X及びYの好ましい例としては、水素原子、クロロ基、
ヒドロキシ基、メチル基、メトキシ基、エトキシ基等が
挙げられる。
次に本発明化合物の具体例を以下に挙げる。
2−(4−メチルアミノブトキシ)−3−メチルジフエ
ニルメタン2−(4−ジメチルアミノブトキシ)−3−
メチルジフエニルメタン2−(4−メチルアミノブトキ
シ)−5−メチルジフエニルメタン2−(4−ジメチル
アミノブトキシ)−5−メチルジフエニルメタン2−(
4−メチルアミノブトキシ)−1−メチルジフエニルメ
タン2−(4−ジメチルアミノブトキシ)−l−メチル
ジフエニルメタン2−(4−メチルアミノブトキシ)−
5−タロロジフエニルメタン2−(4−ジメチルアミノ
ブトキシ)−5−クロロジフエニルメタン2−(4−メ
チルアミノブトキシ)−4′−クロロジフエニルメタン
2−(4−ジメチルアミノブトキシ)−4′−クロロジ
フエニルメタン2−(4−メチルアミノブトキシ)−4
′−メトキシジフエニルメタン2−(4−ジメチルアミ
ノブトキシ)−4′−メトキシジフエニルメタン2−{
4−ビス(2−ヒドロキシエチル)アミノブトキシ}−
4′−メトキシジフエニルメタン2−(4−メチルアミ
ノブトキシ)−グーメトキシジフエニルメタン2−(4
−メチルアミノブトキシ)−2′−ヒドロキシジフエニ
ルメタン2−(4−ジメチルアミノブトキシ)−グーヒ
ドロキシジフエニルメタン2−(4−メチルアミノブト
キシ)−2′−ヒドロキシビフエニル2−(4−メチル
アミノブトキシ)−2′−ヒドロキシジフエニルエーテ
ル2−(4−ジメチルアミノブトキシ)−2′−ヒドロ
キシジフエニルエーテル2−(4−メチルアミノブトキ
シ)−2′−メトキシジフエニルエーテル2−(4−メ
チルアミノブトキシ)二25−エトキシジフエニルエー
テル2−(4−メチルアミノブトキシ)−グーメチルジ
フエニルエーテル上記化合物中好ましい化合物を以下に
挙げる。
2−(4−メチルアミノブトキシ)−3−メチルジフエ
ニルメタン2−(4−ジメチルアミノブトキシ)−3−
メチルジフエニルメタン2−(4−ジメチルアミノブト
キシ)−5−メチルジフエニルメタン2−(4−メチル
アミノブトキシ)−4′−メチルジフエニルメタン2−
(4−メチルアミノブトキシ)−4′−クロロジフエニ
ルメタン2−{4−ビス(2−ヒドロキシエチル)アミ
ノブトキシ)−4′−メトキシジフエニルメタン2−(
4−メチルアミノブトキシ)−2′−メトキシジフエニ
ルメタン2−(4−メチルアミノブトキシ)−グーヒド
ロキシジフエニルメタン2−(4−ジメチルアミノブト
キシ)−グーヒドロキシジフエニルメタン2−(4−メ
チルアミノブトキシ)−2′一エトキシジフエニルエー
テル2−(4−メチルアミノブトキシ)−2′−メチル
ジフエニルエーテル上記化合物中で以下に挙げる化合物
は、抗レセルピン作用が強くかつ低毒性であり、より好
ましい化合物である。
2−(4−メチルアミノブトキシ)−3−メチルジフエ
ニルメタン2−(4−ジメチルアミノブトキシ)−3−
メチルジフエニルメタン2−(4−ジメチルアミノブト
キシ)−5−メチルジフエニルメタン2−(4−メチル
アミノブトキシ)−1−メトキシジフエニルメタン2−
(4−メチルアミノブトキシ)−1−ヒドロキシジフエ
ニルメタン2−(4−ジメチルアミノブトキシ)−2′
−ヒドロキシジフエニルメタン2−(4−メチルアミノ
ブトキシ)−2′一エトキシジフエニルエーテル2−(
4−メチルアミノブトキシ)−グーメチルジフエニルエ
ーテル又、上記化合物の薬剤的に許容され得る酸付加塩
も本発明の範囲に包含される。
上記の酸付加塩としては、塩化水素酸、臭化水素酸、硫
酸、リン酸、硝酸、酢酸、コハク酸、アジピン酸、プロ
ピオン酸、酒石酸、マレイン酸、蓚酸、クエン酸、安息
香酸、トルエンスルホン酸、メタルスルホン酸等の付加
塩が挙げられる。
なお、上述した化合物は、本発明化合物である1−(オ
メガ−アミノアルコキシ)−2一置換ベンゼン類の代表
例であり、本発明に包含される化合物は上記化合物に限
定されるものではない。次に本発明化合物の製造法につ
いて説明する。本発明化合物である1−(オメガ−アミ
ノアルコキシ)−2一置換ベンゼン類(1)は下記一般
式()八lハ盲i 11′(上記一般式中で、X,Y及
びZは一般式(1)で定義されている通りであり、X′
はハロゲン原子を表わす。
)で表わされる1−(オメガーハロゲノアルコキシ)一
2一置換ベンゼン類と下記一般式()(上式一般式(1
D中で、Rは一般式(1)で定義されている通りである
)で表わされる゛アミン類とを反応させて製造され得る
上記製造法を詳細に説明すると、原料の1つである1−
(オメガーハロゲノアルコキシ)−2−置換ベンゼン類
は下記一般式潤で定義されている通りである。
)で表わされる1−ヒドロキシ−2一置換ベンゼン類と
1,3−ジハロゲノプロパン、1,4−ジハロゲノブタ
ンをアルカリの存在下反応させて得られる。
上記一般式(IV)で表わされる1−ヒドロキシ−2−
置換ベンゼンの具体例としては、2−ヒドロキシ−3−
メチルジフエニルメタン、2−ヒドロキシ−5−メチル
ジフエニルメタン、2−ヒドロキシ−4′−メチルジフ
エニルメタン、2−ヒドロキシ−5−クロロジフエニル
メタン、2−ヒドロキシ−4′−クロロジフエニルメタ
ン、2−ヒドロキシ−4′−メトキシジフエニルメタン
、2−ヒドロキシ−1−メトキシジフエニルメタン、2
,2′−ジヒドロキシジフエニルメタン、2,21−ジ
ヒドロキシジフエニルエーテル、2−ヒドロキシ−2′
−メトキシジフエニルエーテル、2−ヒドロキシ−2′
一エトキシジフエニルエーテル、2−ヒドロキシ−2′
−メチルジフエニルエーテル、2−ヒドロキシ−41−
クロロジフエニルエーテル、2−ヒドロキシ−3,4!
−ジメチルジフエニルエーテル、等が挙げられる。
1−(オメガーハロゲノアルコキシ)−2一置換ベンゼ
ン類()とアミン類()との反応で消費されるアミン類
(11[)は、1−(オメガーハロゲノアルコキシ)−
2一置換ベンゼン類()に対し1モルである。
過剰のアミン類を使用すればさらに反応速度を高めるこ
とができる。通常、アミン類は1一(オメガーハロゲノ
アルコキシ)−2一置換ベンゼン類1モルに対し1〜1
00モル使用される。反応は無溶媒中でも十分進行する
が、反応を均一系で行うために不活性溶媒を用いてもよ
い。溶媒としては、水、ジオキサン、テトラヒドロフラ
ン、ジメチルフラン、ジメチルスルホキシド、低級アル
コール又はこれら2種以上の溶媒の混合物が用いられる
。反応温度は特に限定されないが、通常室温から150
℃である。
反応時間は、反応温度及び原料の反応性により異なるが
、通常40時間以下である。
又、反応により生ずるハロゲン化水素を補集して反応を
促進させるために塩基類を添加してもよい。
塩基類としては、水酸化カリウム、水酸化ナトリウム、
炭酸カリウム、炭酸ナトリウム等の無機塩基類、ピリジ
ン、トリエチルアミン等の第三級アミン類が使用される
、塩基類の使用量は、1−(オメガーハロゲノアルコキ
シ)−2一置換ベンゼン類1モルに対し通常1〜5モル
である。上記した塩基類を添加しない場合には、1−(
オメガ−アミノアルコキシ)−2一置換ベンゼン類は、
反応で生成するハロゲン化水素とさらに反応してその酸
付加塩に変化する。望ましい酸付加塩を得るためには過
剰のアミン類及び溶媒を留去し、水酸化ナトリウム、水
酸化カリウム等の強塩基水溶液を加えて、1−(オメガ
−アミノアルコキシ)−2一置換ベンゼン類の酸付加塩
を遊離の1−(オメガ−アミノアルコキシ)−2一置換
ベンゼン類とし、エーテル、クロロホルム、ベンゼン等
の溶媒でこれを抽出する。さらに望ましい酸を加えて中
和すると、目的とする1−(オメガ−アミノアルコキシ
)−2一置換ベンゼン類の酸付加塩を得ることができる
。上記反応によつて得られる1−(オメガ−アミノアル
コキシ)−2一置換ベンゼン類及びその酸付加塩は、ア
ルコール−エーテル等の適当な溶媒を用いて再結晶する
ことにより精製される。
次に本発明化合物である1−(オメガーアミノアルコシ
)−2一置換ベンゼン類及びその酸付加塩の薬理効果に
ついて説明する。1−(オメガ−アミノアルコキシ)−
2一置換ベンゼン類及びその酸付加塩は、抗うつ剤に特
有な抗レセルピン作用等の興味ある活性を有する。
下記の各種作用に関しDdY系雄性マウスを使用して薬
理試験を行つた。抗レセルピン作用はレセルピン(10
m2/Kgp.O.)による体温下降に対する拮抗から
判定した。
(P−S.J.Spencerin6Antidepr
eesantDrugsOS.Garattinian
dM.N.G.Duhes,Ed.,Excerpta
MedicaFOundatiOn!いSterdam
.P.l94〜204(1967))LD3OはLit
chfield−WilcOxOn法で求めた。
中枢抑制作用は筋弛緩作用と自発運動量の検討により判
断した。(S.COurvOisieryR.Ducr
Ot7L.JulOu:゛PsychOtrOpicD
rugs″Ed.byS.Garattini,V.G
hetti,P.373,(1957))自発運動量は
ANIMEX装置で測定した。抗けいれん作用は電気シ
ヨツクをマウスに与えることにより生ずる強直性けいれ
んに対する拮抗の有無から判定した。(L.S.GOO
dman,M.SinghGrewal,W.C.Br
OwnandE.A.Swinyard9J.Phar
macolラExptal.Therap.,lO8,
l68(1953))抗トレモリン作用はトレモリン投
与により生ずる振せんの抑制の強さから判定した。(G
.M.Everett,L.E.BlOucusand
J.M.Sheppard,Sciencel24,7
9(1956))結果を下記表−1及び表−2に示す。
なお比較のために、既知の抗うつ剤であるアミトリプチ
リン及び既知の化合物である2−(3−ジメチルアミノ
プロポキシ)ジフエニルエーテル塩酸塩の薬理効果も併
せて記載する。上記表−1より各試験化合物が抗レセル
ピン作用を有し、かつアミトリプチリンより低毒性であ
ることがわかる。
又、表−2より試験化合物の抗けいれん作用、筋弛緩作
用、自発運動抑制あるいは中枢性抗コリン作用を示す抗
トレモリン作用は、アミトリプチリンに比較してかなり
弱く、副作用の面で安全であることがわかる。
温血動物におけるうつ状態を軽減させる効果を有する本
発明化合物は、いかなる方法でも投与できる。
すなわち、皮下注射、静脈内注射、筋肉注射、腹腔内注
射等の非経口投与も又経口投与も可能である。投与量は
患者の年令、健康状態、体重、うつ状態の程度、同時処
理があるならばその種類、処置頻度、所望の効果の性質
等により決定される。
一般的に有効成分の1日投与量は0.5〜50ワ/Kg
体重、通常1〜30即/Kg体重であり、1回あるいは
それ以上投与される。本発明化合物を経口投与する場合
は錠剤、カプセル剤、粉剤、液剤、エリキシル剤等の形
体で、又非経口投与の場合は液体あるいは懸濁等の殺菌
した液状の形体で用いられる。
上述の様な形体で用いられる場合、固体あるいは液体の
毒性のない製剤的担体が組成に含まれ得る。固体担体の
例としては通常のゼラチンタイプのカプセルが用いられ
る。
又有効成分を補助薬とともにあるいはそれなしに錠剤化
、粉末包装される。これらのカプセル、錠剤、粉末は一
般的に5〜95%、好ましくは25〜90%重量の有効
成分を含む。すなわち、これらの投与形式では5〜50
0m9、好ましくは25〜250ワの有効成分を含有す
るのがよい。液状担体としては水あるいは石油、ピーナ
ツ油、大豆油、ミネラル油、ゴマ油等の動植物起原の、
又は合成の油等が用いられる。
又、一般に生理食塩水、デキストロースあるいは類似の
シヨ糖溶液、エチレングリコール、プロピレングリコー
ル、ポリエチレングリコール等のグリコール類が液状担
体として好ましく、とくに生理食塩水を用いた注射液の
場合には通常0.5〜20%、好ましくは1〜10%重
量の有効成分を含むようにする。
経口投与の液剤の場合、0.5〜10%重量の有効成分
を含む懸濁液あるいはシロツプがよい。
この場合の担体としては香料、シロツプ、製剤学的ミセ
ル体等の水様賦形剤を用いる。次に実施例にて本発明化
合物の製造法を具体的に説明するが、本発明に包含され
る化合物は、本発明の要旨を超えない限り、以下の実施
例にて合成された化合物に限定されない。
実施例 1 2−(4−プロモブトキシ)−3−メチルジフエニルメ
タン5.0g(0.016m01)をエタノール100
m1および40%メチルアミン水溶液20m1に溶解す
る。
室温にて8時間放置後、溶媒及び過剰のメチルアミンを
減圧留去する。得られた油状物質に2N一水酸化ナトリ
ウム水溶液を加え、エーテルで抽出する。エーテルを留
去して得られる粘稠油状物質に2N一塩酸を加え、減圧
留去すると2−(4−メチルアミノプトキシ)−3−メ
チルジフエニルメタン・塩酸塩が得られる。これをエタ
ノール−エーテルより再結晶して精製する。収量 4.
19(85%)融点 94〜98℃元素分析 Cl9H
25NO−HCtとして実施例 22−(4−プロモブ
トキシ)−4′−メトキシジフエニルメタン5.09を
ジエタノールアミン109に溶解し、室温で10時間反
応させる。
得られる油状物質に2N一水酸化ナトリウム水溶液を加
え、エーテルで抽出する。エーテルを留去して得られる
粘稠油状物質に2N一塩酸を加え、減圧留去すると、2
−{4−ビス(2−ヒドロキシエチル)アミノブトキシ
}−41−メトキシジフエニルメタン・塩酸塩が得られ
る。これをエタノールーニーテルより再結晶して精製す
る。収量 4.09(69%) 融点102〜104℃
元素分析 C22H3,O4N−HCtとして上記実施
例1及び2に従つて種々の1−(オメガ−アミノアルコ
キシ)−2一置換ベンゼン類を合成した。
結果を表−3に示す。同様にして以下の化合物も合成す
ることができる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 下記一般式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼( I )(上記一般
    式( I )中で、Rは▲数式、化学式、表等があります
    ▼(式中、R_1及びR_2は同一でも異つていてもよ
    くそれぞれ水素原子、メチル基又は2−ヒドロキシエチ
    ル基を表わし、Xは水素原子、ハロゲン原子、ヒドロキ
    シ基、メチル基、メトキシ基又はエトキシ基を表わし、
    Yは水素原子、ハロゲン原子又はメチル基を表わす。 ただし、X及びYが共に水素原子である場合を除く。Z
    はオキシ基−O−又はメチレン基−CH_2−を表わす
    。)で表わされる1−(オメガ−アミノアルコキシ)−
    2−置換ベンゼン類及びその酸付加塩。2 下記式 ▲数式、化学式、表等があります▼ で表わされる特許請求の範囲第1項記載の1−(オメガ
    −アミノアルコキシ)−2−置換ベンゼン類。 3 下記式 ▲数式、化学式、表等があります▼ で表わされる特許請求の範囲第1項記載の1−(オメガ
    −アミノアルコキシ)−2−置換ベンゼン類。 4 下記式 ▲数式、化学式、表等があります▼ で表わされる特許請求の範囲第1項記載の1−(オメガ
    −アミノアルコキシ)−2−置換ベンゼン類。 5 下記式 ▲数式、化学式、表等があります▼ で表わされる特許請求の範囲第1項記載の1−(オメガ
    −アミノアルコキシ)−2−置換ベンゼン類。 6 下記式 ▲数式、化学式、表等があります▼ で表わされる特許請求の範囲第1項記載の1−(オメガ
    −アミノアルコキシ)−2−置換ベンゼン類。 7 下記式 ▲数式、化学式、表等があります▼ で表わされる特許請求の範囲第1項記載の1−(オメガ
    −アミノアルコキシ)−2−置換ベンゼン類。 8 下記式 ▲数式、化学式、表等があります▼ で表わされる特許請求の範囲第1項記載の1−(オメガ
    −アミノアルコキシ)−2−置換ベンゼン類。 9 下記式 ▲数式、化学式、表等があります▼ で表わされる特許請求の範囲第1項記載の1−(オメガ
    −アミノアルコキシ)−2−置換ベンゼン類。 10 下記一般式(II) ▲数式、化学式、表等があります▼(II)(上記一般式
    (II)で、Xは水素原子、ハロゲン原子、ヒドロキシ基
    、メチル基、メトキシ基又はエトキシ基を表わし、Yは
    水素原子、ハロゲン原子又はメチル基を表わす。 ただし、X及びYが共に水素原子である場合を除く。Z
    はオキシ基−O−又はメチレン基−CH_2−を表わし
    、X′はハロゲン原子を表わす。)で表わされる1−(
    オメガ−ハロゲノアルコキシ)−2−置換ベンゼン類と
    下記一般式(III)HN−R(III) (上記一般式(III)中で、Rは▲数式、化学式、表等
    があります▼(式中、R_1及びR_2は同一でも異つ
    ていてもよく、それぞれ水素原子、メチル基又は2−ヒ
    ドロキシエチル基を表わす。 )で表わされるアミン類とを反応させることを特徴とす
    る下記一般式( I )▲数式、化学式、表等があります
    ▼( I )(上記一般式( I )中で、X、Y及びZは一
    般式(II)で定義されている通りであり、Rは一般式(
    III)で定義されている通りである。 )で表わされる1−(オメガ−アミノアルコキシ)−2
    −置換ベンゼン類又はその酸付加塩の製造法。11 下
    記一般式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼( I )(上記一般
    式( I )中で、Rは▲数式、化学式、表等があります
    ▼(式中、R_1及びR_2は同一でも異つていてもよ
    くそれぞれ水素原子、メチル基又は2−ヒドロキシエチ
    ル基を表わし、Xは水素原子、ハロゲン原子、ヒドロキ
    シ基、メチル基、メトキシ基又はエトキシ基を表わし、
    Yは水素原子、ハロゲン原子又はメチル基を表わす。 ただし、X及びYが共に水素原子である場合を除く。Z
    はオキシ基−O−又はメチレン基−CH_2−を表わす
    。)で表わされる1−(オメガ−アミノアルコキシ)−
    2−置換ベンゼン類又はその酸付加塩を含有する抗うつ
    剤。
JP15163276A 1976-12-06 1976-12-17 1−(オメガ−アミノアルコキシ)−2−置換ベンゼン類 Expired JPS5946499B2 (ja)

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