JPS594638B2 - 金属精錬炉のプロ−ブ押込装置 - Google Patents
金属精錬炉のプロ−ブ押込装置Info
- Publication number
- JPS594638B2 JPS594638B2 JP54032520A JP3252079A JPS594638B2 JP S594638 B2 JPS594638 B2 JP S594638B2 JP 54032520 A JP54032520 A JP 54032520A JP 3252079 A JP3252079 A JP 3252079A JP S594638 B2 JPS594638 B2 JP S594638B2
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- JP
- Japan
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- furnace
- probe
- insertion port
- smelting furnace
- metal smelting
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- Investigating And Analyzing Materials By Characteristic Methods (AREA)
- Waste-Gas Treatment And Other Accessory Devices For Furnaces (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は金属精錬炉のプローブ押込装置に関する。
炉内の溶融金属の測温および/または試料採取に用いら
れる従来からの転炉のサプランス設備には、次のような
問題点がある。
れる従来からの転炉のサプランス設備には、次のような
問題点がある。
(1)サブランスは転炉の上方に設けられている長尺物
であるので、転炉上方の建屋が高くなる。(2)転炉上
方の炉口フードを貫通して炉内に降下されたサプランス
に地金やスラグが大量に付着した場合、サブランスを上
昇させるときに炉口フードから抜けなくなることがある
。そのため転炉運転を休止する必要が生じるとともに、
サブランスに付着した地金やフラグを除去するため非常
に困難な作業が要求される。(3)サブランスは、操業
中の転炉の鉛直炉軸上にあるメインランスの位置を避け
てその炉軸からずれた位置で転炉内に挿入されるので、
サブランスは炉中心側と炉壁側とで異なる熱負荷を受け
る。その熱負荷の相違によつてサブランスは変形し、一
般的にサブランスは炉中心側に曲げられる。この問題を
解決する或る先行技術は、特開昭52−74506に示
されるように、転炉を傾動させて炉口からプローブを挿
入している。この先行技術では、転炉を傾動する必要が
あり、作業が面倒である。他の先行技術は、実公昭44
−7050に示されるように、転炉の炉側壁に挿入孔を
設け、プローブをワイヤの下端に連結して昇降可能とし
ている。
であるので、転炉上方の建屋が高くなる。(2)転炉上
方の炉口フードを貫通して炉内に降下されたサプランス
に地金やスラグが大量に付着した場合、サブランスを上
昇させるときに炉口フードから抜けなくなることがある
。そのため転炉運転を休止する必要が生じるとともに、
サブランスに付着した地金やフラグを除去するため非常
に困難な作業が要求される。(3)サブランスは、操業
中の転炉の鉛直炉軸上にあるメインランスの位置を避け
てその炉軸からずれた位置で転炉内に挿入されるので、
サブランスは炉中心側と炉壁側とで異なる熱負荷を受け
る。その熱負荷の相違によつてサブランスは変形し、一
般的にサブランスは炉中心側に曲げられる。この問題を
解決する或る先行技術は、特開昭52−74506に示
されるように、転炉を傾動させて炉口からプローブを挿
入している。この先行技術では、転炉を傾動する必要が
あり、作業が面倒である。他の先行技術は、実公昭44
−7050に示されるように、転炉の炉側壁に挿入孔を
設け、プローブをワイヤの下端に連結して昇降可能とし
ている。
このような先行技術では、プローブを挿入孔に正確に挿
入するための工夫がなされておらず、作業能率が悪い。
本発明の目的は、プローブ挿入時に、転炉などの金属精
錬炉を傾動したりする必要なしに、しかもプローブを正
確に挿入することができるようにしたプローブ押込装置
を提供することである。
入するための工夫がなされておらず、作業能率が悪い。
本発明の目的は、プローブ挿入時に、転炉などの金属精
錬炉を傾動したりする必要なしに、しかもプローブを正
確に挿入することができるようにしたプローブ押込装置
を提供することである。
以下、図面によつて本発明の実施例を説明する。第1図
は本発明の一実施例の断面図である。金属精錬炉たとえ
ば転炉1の炉底1aには、下方に延びる挿入口2が設け
られる。転炉1内の溶融金属の測温および/または試料
採取のためのプローブ3は、押込装置4によつて挿入口
2から転炉1内に挿入される。また挿入口2から転炉1
内の溶融金属が流出するのを防ぐために、挿入口2には
後述のごとくガスが導かれる。第2図は挿入口2付近の
拡大縦断面図である。
は本発明の一実施例の断面図である。金属精錬炉たとえ
ば転炉1の炉底1aには、下方に延びる挿入口2が設け
られる。転炉1内の溶融金属の測温および/または試料
採取のためのプローブ3は、押込装置4によつて挿入口
2から転炉1内に挿入される。また挿入口2から転炉1
内の溶融金属が流出するのを防ぐために、挿入口2には
後述のごとくガスが導かれる。第2図は挿入口2付近の
拡大縦断面図である。
挿入口2ιA炉底1aに形成された羽口10に連通しそ
の羽口10から転炉1の下方に一直線状に延びる筒体5
と、開閉弁6と、可撓管Tとがこの順に一体的に連結さ
れて成る。筒体5の一端部は炉底1aにフランジ接合さ
れる。筒体5の他端部に固着された開閉弁6は、たとえ
ば仕切弁のごとくで、開弁状態において筒体5と通路が
一直線状に連通し、プローブ3の転炉1内への挿脱を許
容する構造を有する。筒体5には半径方向外方に突出し
たガス導入管11が固着される。ガス導入管11はトラ
ニオン軸28aに形成されたガス流路38を経てガス供
給源(図示せず)に接続される。筒体5には、溶融金属
が炉内から流出することを防いでシールするためのガス
が、転炉1の操業時においてガス供給源から常時噴入さ
れる。可撓管1の下端部には、外鍔12aと外鍔12a
の周縁部から軸線に沿つて下方に延びる筒部12bとか
ら成るソケット12が固着される。なおガス供給源から
挿入口2に供給されるガスは、溶融金属の組成に何ら影
響を及ほさない不活性ガスたとえばアルゴンガスや窒素
ガスが用いられる。
の羽口10から転炉1の下方に一直線状に延びる筒体5
と、開閉弁6と、可撓管Tとがこの順に一体的に連結さ
れて成る。筒体5の一端部は炉底1aにフランジ接合さ
れる。筒体5の他端部に固着された開閉弁6は、たとえ
ば仕切弁のごとくで、開弁状態において筒体5と通路が
一直線状に連通し、プローブ3の転炉1内への挿脱を許
容する構造を有する。筒体5には半径方向外方に突出し
たガス導入管11が固着される。ガス導入管11はトラ
ニオン軸28aに形成されたガス流路38を経てガス供
給源(図示せず)に接続される。筒体5には、溶融金属
が炉内から流出することを防いでシールするためのガス
が、転炉1の操業時においてガス供給源から常時噴入さ
れる。可撓管1の下端部には、外鍔12aと外鍔12a
の周縁部から軸線に沿つて下方に延びる筒部12bとか
ら成るソケット12が固着される。なおガス供給源から
挿入口2に供給されるガスは、溶融金属の組成に何ら影
響を及ほさない不活性ガスたとえばアルゴンガスや窒素
ガスが用いられる。
このガスが挿入口2を経て羽口10から炉内に噴入され
ることによつて、溶融金属の挿入口2からの流出を防止
してシール機能が達成される。第3図はプローブ3の拡
大縦断面である。試料採取室20を備える試料採取容器
19は、多重積層紙から成る保護筒18によつて一体的
に外囲される。試料採取室20の上部に連通した試料流
入孔21が、保護筒18の側壁18aおよび試料採取容
器19の側壁19aを貫通して形成される。保護筒18
の上端部18cには、熱電対24が埋込まれた測温体2
5が固着される。試料採取室20の下部19bには、熱
電対26が埋込まれた測温体2Tが固着される。各熱電
対24、26のリード線は、保護筒18の下端部18b
から外方に引出される。第4図は第1図の■−■線に沿
う矢視図である。
ることによつて、溶融金属の挿入口2からの流出を防止
してシール機能が達成される。第3図はプローブ3の拡
大縦断面である。試料採取室20を備える試料採取容器
19は、多重積層紙から成る保護筒18によつて一体的
に外囲される。試料採取室20の上部に連通した試料流
入孔21が、保護筒18の側壁18aおよび試料採取容
器19の側壁19aを貫通して形成される。保護筒18
の上端部18cには、熱電対24が埋込まれた測温体2
5が固着される。試料採取室20の下部19bには、熱
電対26が埋込まれた測温体2Tが固着される。各熱電
対24、26のリード線は、保護筒18の下端部18b
から外方に引出される。第4図は第1図の■−■線に沿
う矢視図である。
柱を、支持板に、その支柱の軸線まわりに回動自在に軸
受を介して支承し、前記支持板を、支柱の周方向の少な
くとも3個所で個別的に駆動可能な上下移動用シリンダ
によつて移動体に支持し、移動体を、水平面内で移動自
在にしたことを特徴とする金属精錬炉のプローブ押込装
置。飾明の詳細な説明 本発明は金属精錬炉のプローブ押込装置に関する。
受を介して支承し、前記支持板を、支柱の周方向の少な
くとも3個所で個別的に駆動可能な上下移動用シリンダ
によつて移動体に支持し、移動体を、水平面内で移動自
在にしたことを特徴とする金属精錬炉のプローブ押込装
置。飾明の詳細な説明 本発明は金属精錬炉のプローブ押込装置に関する。
炉内の溶融金属の測温および/または試料採取に用いら
れる従来からの転炉のサブランス設備には、次のような
問題点がある。
れる従来からの転炉のサブランス設備には、次のような
問題点がある。
(1)サブランスは転炉の上方に設けられている長尺物
であるので、転炉上方の建屋が高くなる。(2)転炉上
方の炉口フードを貫通して炉内に降下されたサブランス
に地金やスラグが大量に付着した場合、サブランスを上
昇させるときに炉口フードから抜けなくなることがある
。そのため転炉運転を休止する必要が生じるとともに、
サブランスに付着した地金やフラグを除去するため非常
に困難な作業が要求される。(3)サブランスは、操業
中の転炉の鉛直炉軸上にあるメインランスの位置を避け
てその炉軸からずれた位置で転炉内に挿入されるので、
サブランスは炉中心側と炉壁側とで異なる熱負荷を受け
る。その熱負荷の相違によつてサブランスは変形し、一
般的にサブランスは炉中心側に曲げられる。この問題を
解決する或る先行技術は、特開昭52−74506に示
されるように、転炉を傾動させて炉口からプローブを挿
入している。この先行技術では、転炉を傾動する必要が
あり、作業が面倒である。他の先行技術は、実公昭44
−7050に示されるように、転炉の炉側壁に挿人孔を
設け、プローブをワイヤの下端に連結して昇降可能とし
ている。
であるので、転炉上方の建屋が高くなる。(2)転炉上
方の炉口フードを貫通して炉内に降下されたサブランス
に地金やスラグが大量に付着した場合、サブランスを上
昇させるときに炉口フードから抜けなくなることがある
。そのため転炉運転を休止する必要が生じるとともに、
サブランスに付着した地金やフラグを除去するため非常
に困難な作業が要求される。(3)サブランスは、操業
中の転炉の鉛直炉軸上にあるメインランスの位置を避け
てその炉軸からずれた位置で転炉内に挿入されるので、
サブランスは炉中心側と炉壁側とで異なる熱負荷を受け
る。その熱負荷の相違によつてサブランスは変形し、一
般的にサブランスは炉中心側に曲げられる。この問題を
解決する或る先行技術は、特開昭52−74506に示
されるように、転炉を傾動させて炉口からプローブを挿
入している。この先行技術では、転炉を傾動する必要が
あり、作業が面倒である。他の先行技術は、実公昭44
−7050に示されるように、転炉の炉側壁に挿人孔を
設け、プローブをワイヤの下端に連結して昇降可能とし
ている。
このような先行技術では、プローブを挿入孔に正確に挿
入するための工夫がなされておらず、作業能率が悪い。
本発明の目的は、プローブ挿入時に、転炉などの金属精
錬炉を傾動したりする必要なしに、しかもプローブを正
確に挿入することができるようにしたプローブ押込装置
を提供することである。
入するための工夫がなされておらず、作業能率が悪い。
本発明の目的は、プローブ挿入時に、転炉などの金属精
錬炉を傾動したりする必要なしに、しかもプローブを正
確に挿入することができるようにしたプローブ押込装置
を提供することである。
以下、図面によつて本発明の実施例を説明する。第1図
は本発明の一実施例の断面図である。金属精錬炉たとえ
ば転炉1の炉底1aには、下方に延びる挿入口2が設け
られる。転炉1内の溶融金属の測温および/または試料
採取のためのプローブ3は、押込装置4によつて挿人口
2から転炉1内に挿入される。また挿入口2から転炉1
内の溶融金属が流出するのを防ぐために、挿入口2には
後述のごとくガスが導かれる。第2図は挿入口2付近の
拡大縦断面図である。
は本発明の一実施例の断面図である。金属精錬炉たとえ
ば転炉1の炉底1aには、下方に延びる挿入口2が設け
られる。転炉1内の溶融金属の測温および/または試料
採取のためのプローブ3は、押込装置4によつて挿人口
2から転炉1内に挿入される。また挿入口2から転炉1
内の溶融金属が流出するのを防ぐために、挿入口2には
後述のごとくガスが導かれる。第2図は挿入口2付近の
拡大縦断面図である。
挿入口2&ζ炉底1aに形成された羽口10に連通しそ
の羽口10から転炉1の下方に一直線状に延びる筒体5
と、開閉弁6と、可撓管7とがこの順に一体的に連結さ
れて成る。筒体5の一端部は炉底1aにフランジ接合さ
れる。筒体5の他端部に固着された開閉弁6は、たとえ
ば仕切弁のごとくで、開弁状態において筒体5と通路が
一直線状に連通し、プローブ3の転炉1内への挿脱を許
容する構造を有する。筒体5には半径方向外方に突出し
たガス導入管11が固着される。ガス導入管11はトラ
ニオン軸28aに形成されたガス流路38を経てガス供
給源(図示せず)に接続される。筒体5には、溶融金属
が炉内から流出することを防いでシールするためのガス
が、転炉1の操業時においてガス供給源から常時噴入さ
れる。可撓管7の下端部には、外鍔12aと外鍔12a
の周縁部から軸線に沿つて下方に延びる筒部12bとか
ら成るソケツト12が固着される。なおガス供給源から
挿入口2に供給されるガスは、溶融金属の組成に何ら影
響を及ぼさない不活性ガスたとえばアルゴンガスや窒素
ガスが用いられる。
の羽口10から転炉1の下方に一直線状に延びる筒体5
と、開閉弁6と、可撓管7とがこの順に一体的に連結さ
れて成る。筒体5の一端部は炉底1aにフランジ接合さ
れる。筒体5の他端部に固着された開閉弁6は、たとえ
ば仕切弁のごとくで、開弁状態において筒体5と通路が
一直線状に連通し、プローブ3の転炉1内への挿脱を許
容する構造を有する。筒体5には半径方向外方に突出し
たガス導入管11が固着される。ガス導入管11はトラ
ニオン軸28aに形成されたガス流路38を経てガス供
給源(図示せず)に接続される。筒体5には、溶融金属
が炉内から流出することを防いでシールするためのガス
が、転炉1の操業時においてガス供給源から常時噴入さ
れる。可撓管7の下端部には、外鍔12aと外鍔12a
の周縁部から軸線に沿つて下方に延びる筒部12bとか
ら成るソケツト12が固着される。なおガス供給源から
挿入口2に供給されるガスは、溶融金属の組成に何ら影
響を及ぼさない不活性ガスたとえばアルゴンガスや窒素
ガスが用いられる。
このガスが挿入口2を経て羽口10から炉内に噴入され
ることによつて、溶融金属の挿入口2からの流出を防止
してシール機能が達成される。第3図はプローブ3の拡
大縦断面である。試料採取室20を備える試料採取容器
19は、多重積層紙から成る保護筒18によつて一体的
に外囲される。試料採取室20の上部に連通した試料流
入孔21が、保護筒18の側壁18aおよび試料採取容
器19の側壁19aを貫通して形成される。保護筒18
の上端部18cには、熱電対24が埋込まれた測温体2
5が固着される。試料採取室20の下部19bには、熱
電対26が埋込まれた測温体27が固着される。各熱電
対24,26のリード線は、保護筒18の下端部18b
から外方に引出される。第4図は第1図の−線に沿う矢
視図である。
ることによつて、溶融金属の挿入口2からの流出を防止
してシール機能が達成される。第3図はプローブ3の拡
大縦断面である。試料採取室20を備える試料採取容器
19は、多重積層紙から成る保護筒18によつて一体的
に外囲される。試料採取室20の上部に連通した試料流
入孔21が、保護筒18の側壁18aおよび試料採取容
器19の側壁19aを貫通して形成される。保護筒18
の上端部18cには、熱電対24が埋込まれた測温体2
5が固着される。試料採取室20の下部19bには、熱
電対26が埋込まれた測温体27が固着される。各熱電
対24,26のリード線は、保護筒18の下端部18b
から外方に引出される。第4図は第1図の−線に沿う矢
視図である。
転炉1の下方には、トラニオン軸28a,28bに直角
に延びるピツト30が形成されている。このピツト30
の底には、トラニオン軸28a,28bに直角でかつ水
平なレードル走行用軌条31が敷設される。軌条31に
よつて寒内される車輪32を備える基体33が設けられ
る。転炉1の直下方において、基体33を軌条31上に
固定することによつて、基体33を静止させることもで
きる。基体33上に&ζ連結手段34によつて相互に連
結された支持体35が設けられる。この支持体35には
、上下に延びる押込用シリンダ29が、上下移動用シリ
ンダ36,37,38によつて支持される。第5図は連
結手段34の拡大断面図である。
に延びるピツト30が形成されている。このピツト30
の底には、トラニオン軸28a,28bに直角でかつ水
平なレードル走行用軌条31が敷設される。軌条31に
よつて寒内される車輪32を備える基体33が設けられ
る。転炉1の直下方において、基体33を軌条31上に
固定することによつて、基体33を静止させることもで
きる。基体33上に&ζ連結手段34によつて相互に連
結された支持体35が設けられる。この支持体35には
、上下に延びる押込用シリンダ29が、上下移動用シリ
ンダ36,37,38によつて支持される。第5図は連
結手段34の拡大断面図である。
この連結手段34によつて、基体33と支持体35との
平面内での相対変位が許容され、かつ上下面内での相対
変位が阻止される。基体33の上面33aと、支持体3
5の下面35aとは平滑に仕上げられており、すべり面
を形成する。両面33a,35a間には、ライナ39が
介在される。基体33、ライナ39および支持体35に
は、上下方向一直線状に孔40,41,42がそれぞれ
形成される。そして各孔40,41,42を貫通する両
ねじボルト43によつて、基体33および支持体35が
ライナ39を介して締結される。基体33の孔40およ
び支持体35の孔42は、基体33と支持体35が相対
的に変位できるよう大きく開けられている。しかもボル
ト43の締付け力は、基体33および支持体35の平面
内での相対変位を許容する程度に選ばれる。第1図に示
すように、押込用シリンダ29の上端部に民押込用シリ
ンダ29と同一軸線を有する案内筒64が固着される。
平面内での相対変位が許容され、かつ上下面内での相対
変位が阻止される。基体33の上面33aと、支持体3
5の下面35aとは平滑に仕上げられており、すべり面
を形成する。両面33a,35a間には、ライナ39が
介在される。基体33、ライナ39および支持体35に
は、上下方向一直線状に孔40,41,42がそれぞれ
形成される。そして各孔40,41,42を貫通する両
ねじボルト43によつて、基体33および支持体35が
ライナ39を介して締結される。基体33の孔40およ
び支持体35の孔42は、基体33と支持体35が相対
的に変位できるよう大きく開けられている。しかもボル
ト43の締付け力は、基体33および支持体35の平面
内での相対変位を許容する程度に選ばれる。第1図に示
すように、押込用シリンダ29の上端部に民押込用シリ
ンダ29と同一軸線を有する案内筒64が固着される。
案内筒64の上端部には、可撓管7のソケツト12に着
脱自在に嵌合する外鍔65が固着される。押込用シリン
ダ29には支持鍔44が装着される。この支持鍔44は
、上下移動用シリンダ36のピストン棒45の先端にお
いてピン46を介して結合される。上下移動用シリンダ
36は、支持体35にピン47によつて結合される。残
余の2つの上下移動用シリンダ37,38は上下移動用
シリンダ36と同一構造を有する。上下移動用シリンダ
36〜38は、押込用シリンダ29の周方向に120度
ずつの等間隔をあけた3個所で押込用シリンダ29を支
持する。上下移動用シリンダ36〜38を伸縮駆動する
ことによつて、押込用シリンダ29の上下方向位置が定
まる。また各上下移動用シリンダ36〜38を個別的に
伸縮調整することによつて、押込用シリンダ29の軸線
の傾斜を調整変位することができる。第4図に示すよう
に支持体35には、外側方に延びる4つのブラケツト4
8〜51が突設される。
脱自在に嵌合する外鍔65が固着される。押込用シリン
ダ29には支持鍔44が装着される。この支持鍔44は
、上下移動用シリンダ36のピストン棒45の先端にお
いてピン46を介して結合される。上下移動用シリンダ
36は、支持体35にピン47によつて結合される。残
余の2つの上下移動用シリンダ37,38は上下移動用
シリンダ36と同一構造を有する。上下移動用シリンダ
36〜38は、押込用シリンダ29の周方向に120度
ずつの等間隔をあけた3個所で押込用シリンダ29を支
持する。上下移動用シリンダ36〜38を伸縮駆動する
ことによつて、押込用シリンダ29の上下方向位置が定
まる。また各上下移動用シリンダ36〜38を個別的に
伸縮調整することによつて、押込用シリンダ29の軸線
の傾斜を調整変位することができる。第4図に示すよう
に支持体35には、外側方に延びる4つのブラケツト4
8〜51が突設される。
ブラケツト48〜51には、長孔48a〜51aがそれ
ぞれ形成される。対を成す長孔48a,50aと長孔4
9a,51aとは、それらの延びる方向が互に直角であ
る。基体33には、ブラケツト48〜51に対応して外
側方に延びて4つの台板52〜55が突設される。
ぞれ形成される。対を成す長孔48a,50aと長孔4
9a,51aとは、それらの延びる方向が互に直角であ
る。基体33には、ブラケツト48〜51に対応して外
側方に延びて4つの台板52〜55が突設される。
台板52上には、水平移動用シリンダ56が、水平方向
に延びる軸57によつて支承される。この水平移動用シ
リンダ56のピストン棒58の先端は、長孔48aに係
止される。残余の台板53〜55には、水平移動用シリ
ンダ56と同様な構造を有する水平移動用シリンダ59
〜61がそれぞれ支承され、各水平移動用シリンダ59
〜61のピストン棒先端は対応する長孔49a〜51a
にそれぞれ係止される。対を成す水平移動用シリンダ5
6,60を伸縮駆動すると、支持体35は、水平面内で
第4図の矢符62の方向に基体33に対して相対変位さ
れる。
に延びる軸57によつて支承される。この水平移動用シ
リンダ56のピストン棒58の先端は、長孔48aに係
止される。残余の台板53〜55には、水平移動用シリ
ンダ56と同様な構造を有する水平移動用シリンダ59
〜61がそれぞれ支承され、各水平移動用シリンダ59
〜61のピストン棒先端は対応する長孔49a〜51a
にそれぞれ係止される。対を成す水平移動用シリンダ5
6,60を伸縮駆動すると、支持体35は、水平面内で
第4図の矢符62の方向に基体33に対して相対変位さ
れる。
他方の対を成す水平移動用シリンダ59,61を伸縮駆
動することによつて、支持体35は、平面内で矢符63
の方向に基体33に対して相対変位される。また各水平
移動用シリンダ56L59〜61を個別的に伸縮駆動す
ることによつて、支持体35を前記平面内で自在に位置
を調整することができる。転炉1内の溶融金属の測温お
よび/または試料採取の操作に当つては、上下移動用シ
リンダ36〜38を縮小させた状態で、軌条31上で基
体33を転炉1の直下方にもたらし、車輪32と軌条3
1とを連結して、基体33を固定させる。
動することによつて、支持体35は、平面内で矢符63
の方向に基体33に対して相対変位される。また各水平
移動用シリンダ56L59〜61を個別的に伸縮駆動す
ることによつて、支持体35を前記平面内で自在に位置
を調整することができる。転炉1内の溶融金属の測温お
よび/または試料採取の操作に当つては、上下移動用シ
リンダ36〜38を縮小させた状態で、軌条31上で基
体33を転炉1の直下方にもたらし、車輪32と軌条3
1とを連結して、基体33を固定させる。
次いで、水平移動用シリンダ56,59〜61および上
下移動用シリンダ36〜38を伸縮調整し、案内筒64
の外鍔65をソケツト12に嵌合して挿入口2に連結す
る。このとき、各シリンダ36〜38,56,59〜6
1を伸縮調整して、押込用シリンダ29の軸線を挿入口
2の軸線にほぼ−致させる。なお可撓管7は、案内筒6
4と開閉弁6との軸線が多少ずれることを許容する。挿
入口2に案内筒64を連結した後、開閉弁6を開弁する
。そして押込用シリンダ29を伸長駆動して、ピストン
棒15の先端部に装着されたプローブ3を挿入口2から
転炉1内の溶融金属内に押込む。プローブ3によつて、
測温および/または試料採取をした後、押込用シリンダ
29を縮小駆動してプローブ3を開閉弁6よりも下方位
置にもたらす。次いで開閉弁6を閉じ、案内筒64とソ
ケツト12との連結を外して、操作を完了する。この実
施例によれば、プローブ3は炉底1aに設けられた挿入
口2から溶融金属内に直接挿入される。
下移動用シリンダ36〜38を伸縮調整し、案内筒64
の外鍔65をソケツト12に嵌合して挿入口2に連結す
る。このとき、各シリンダ36〜38,56,59〜6
1を伸縮調整して、押込用シリンダ29の軸線を挿入口
2の軸線にほぼ−致させる。なお可撓管7は、案内筒6
4と開閉弁6との軸線が多少ずれることを許容する。挿
入口2に案内筒64を連結した後、開閉弁6を開弁する
。そして押込用シリンダ29を伸長駆動して、ピストン
棒15の先端部に装着されたプローブ3を挿入口2から
転炉1内の溶融金属内に押込む。プローブ3によつて、
測温および/または試料採取をした後、押込用シリンダ
29を縮小駆動してプローブ3を開閉弁6よりも下方位
置にもたらす。次いで開閉弁6を閉じ、案内筒64とソ
ケツト12との連結を外して、操作を完了する。この実
施例によれば、プローブ3は炉底1aに設けられた挿入
口2から溶融金属内に直接挿入される。
そのため従来のサブランスのごとく溶融金属の上部に形
成されたスラグ層を通過する必要がなく、プローブ3は
比較的短くてすむ。さらに長尺なサブランスは必要とせ
ず、取扱いの容易な寸法の小さい移動可能な押込装置で
十分その機能を果すことができる。第6図は本発明の他
の実施例の縦断面図であり、第1図〜第5図の実施例に
対応する部分には同一の参照符を付す。
成されたスラグ層を通過する必要がなく、プローブ3は
比較的短くてすむ。さらに長尺なサブランスは必要とせ
ず、取扱いの容易な寸法の小さい移動可能な押込装置で
十分その機能を果すことができる。第6図は本発明の他
の実施例の縦断面図であり、第1図〜第5図の実施例に
対応する部分には同一の参照符を付す。
転炉1の炉底1aには、挿人口2が形成されていること
は前述の実施例と同様であり、同様の部分の説明は省く
。レードル131のレードル台車81は軌条31上を走
行することができる。基体33は旋回アーム82に固着
される。この旋回アーム82は回動軸83に固定される
。回動軸83は、鉛直軸線を有し、ピツト30の側壁3
0aに設けられた一対のブラケツト84によつて支承さ
れる。回動軸83は、歯車列85を介してモータ86に
よつて回転される。このような実施例によれば、レード
ル台車81を転炉1の直下方に移動させるような場合に
は、旋回アーム82を軌条31と平行になるように回動
して、基体33を軌条31の上方から側方に待避させる
ことができる。溶融金属の測温および/または試料採取
の操作に当つては、第6図のごとく旋回アーム82を回
動して、基体33を転炉1の直下方に位置させ、前述の
実施例と同様な手順で操作を行なう。第7図は本発明の
他の実施例の縦断面図であり、第1図〜第5図の実施例
に対応する部分には同一の参照符を付す。
は前述の実施例と同様であり、同様の部分の説明は省く
。レードル131のレードル台車81は軌条31上を走
行することができる。基体33は旋回アーム82に固着
される。この旋回アーム82は回動軸83に固定される
。回動軸83は、鉛直軸線を有し、ピツト30の側壁3
0aに設けられた一対のブラケツト84によつて支承さ
れる。回動軸83は、歯車列85を介してモータ86に
よつて回転される。このような実施例によれば、レード
ル台車81を転炉1の直下方に移動させるような場合に
は、旋回アーム82を軌条31と平行になるように回動
して、基体33を軌条31の上方から側方に待避させる
ことができる。溶融金属の測温および/または試料採取
の操作に当つては、第6図のごとく旋回アーム82を回
動して、基体33を転炉1の直下方に位置させ、前述の
実施例と同様な手順で操作を行なう。第7図は本発明の
他の実施例の縦断面図であり、第1図〜第5図の実施例
に対応する部分には同一の参照符を付す。
基体33と一体的な移動体90は、ピツト30の側壁3
0aに設けられた軌条91,92によつて案内される。
軌条91,92は、レードル走行用軌条31に平行であ
つて、ブラケツト93,94によつて側壁30aに支持
されている。移動体90には、軌条91によつて案内さ
れる車輪95と、他の軌条92によつて案内される車輪
96,97とが備えられる。車輪95がモータ98によ
つて回転駆動されることによつて、移動体90が走行さ
れる。第8図は本発明の他の実施例の縦断面図であり、
第1図〜第7図の各実施例に対応する部分には同一の参
照符を付す。
0aに設けられた軌条91,92によつて案内される。
軌条91,92は、レードル走行用軌条31に平行であ
つて、ブラケツト93,94によつて側壁30aに支持
されている。移動体90には、軌条91によつて案内さ
れる車輪95と、他の軌条92によつて案内される車輪
96,97とが備えられる。車輪95がモータ98によ
つて回転駆動されることによつて、移動体90が走行さ
れる。第8図は本発明の他の実施例の縦断面図であり、
第1図〜第7図の各実施例に対応する部分には同一の参
照符を付す。
基体33に一体的な旋回アーム82は、回動軸83に一
体的に固着されている。回動軸83は、移動体100に
よつて枢支される。回動軸83は、移動体100に設け
られている歯車列101を介してモータ102によつて
回動される。移動体100は、前述の第7図の実施例と
同様にブラケツト93,94によつてピツト30の側壁
30aに支持された軌条91,92に沿つて案内される
。このような実施例では、溶融金属の測温および/また
は試料採取の操作をしないときには、レードル台車81
の走行の邪魔にならないように、旋回アーム82を軌条
31と平行になるように回動して基体33を軌条31の
上方から側方に待避させるとともに、移動体100を軌
条91,92に沿つて移動させる。第9図は本発明の他
の実施例の断面図であり、第1図〜第5図の実施例に対
応する部分には、同一の参照符を付す。
体的に固着されている。回動軸83は、移動体100に
よつて枢支される。回動軸83は、移動体100に設け
られている歯車列101を介してモータ102によつて
回動される。移動体100は、前述の第7図の実施例と
同様にブラケツト93,94によつてピツト30の側壁
30aに支持された軌条91,92に沿つて案内される
。このような実施例では、溶融金属の測温および/また
は試料採取の操作をしないときには、レードル台車81
の走行の邪魔にならないように、旋回アーム82を軌条
31と平行になるように回動して基体33を軌条31の
上方から側方に待避させるとともに、移動体100を軌
条91,92に沿つて移動させる。第9図は本発明の他
の実施例の断面図であり、第1図〜第5図の実施例に対
応する部分には、同一の参照符を付す。
この実施例では、転炉1の炉底1aに近接した側壁1b
に羽口103が形成される。この羽口103は、転炉1
内の溶融金属浴面に近接し、しかも転炉1の通常の操業
状態において溶融金属が羽口103に影響を及ぼさない
位置に設けられる。この羽口103に連通して第1図〜
第5図の実施例と全く同様の構造を有する挿入口2が斜
め上向きに設けられる。挿入口2と水平面との成する角
度θは、第10図に示すような在来のプローブ104を
羽口103から溶融金属内の適切な位置にまで容易に挿
人しうるような角度に選ばれる。この角度θは、通常の
転炉においては、20〜30度が適当である。この場合
のプローブ104の保護筒125の下端部には、測温体
126が固着され、また試料採取室127の下部には測
温体128が固着される。試料採取室127の上部に連
通する試料流入孔129が保護筒125および試料採取
容器130を貫通して形成されている。押込用シリンダ
29に設けられた案内筒64は、第1図〜第5図の実施
例と同様に、ンケツト態様で挿入口2に接続される。
に羽口103が形成される。この羽口103は、転炉1
内の溶融金属浴面に近接し、しかも転炉1の通常の操業
状態において溶融金属が羽口103に影響を及ぼさない
位置に設けられる。この羽口103に連通して第1図〜
第5図の実施例と全く同様の構造を有する挿入口2が斜
め上向きに設けられる。挿入口2と水平面との成する角
度θは、第10図に示すような在来のプローブ104を
羽口103から溶融金属内の適切な位置にまで容易に挿
人しうるような角度に選ばれる。この角度θは、通常の
転炉においては、20〜30度が適当である。この場合
のプローブ104の保護筒125の下端部には、測温体
126が固着され、また試料採取室127の下部には測
温体128が固着される。試料採取室127の上部に連
通する試料流入孔129が保護筒125および試料採取
容器130を貫通して形成されている。押込用シリンダ
29に設けられた案内筒64は、第1図〜第5図の実施
例と同様に、ンケツト態様で挿入口2に接続される。
押込用シリンダ29が固着された台板105には、上下
方向に延びる支柱106が固着される。この支柱106
の上端には、支持板107が回着される。この支持板1
07には、支持板107よりも下方において支柱106
が貫通するリング108が、旋回座軸受109を介して
支持される。リング108にはモータ110が装着され
る。支柱106は、歯車列111を介してモータ110
によつて、支柱106の軸線まわりに回転される。リン
グ108は、周方向に120度ずつの等間隔をあけて設
けられた上下移動用シリンダ112のピストン棒に、ピ
ン113を介して結合される。上下移動用シリンダ11
2は、ピン114によつて移動体115に支持される。
この移動体115は、横行案内部材116に車輪117
を介して支持されており、モータ118によつて横行走
行可能である。横行案内部材116には車輪119が設
けられており、建屋ビーム120に設けられた縦行案内
部材121に支持される。この実施例によれば、転炉1
をトラニオン軸 二28a,28bのまわりに回動させ
る場合に&ζ横行案内部材116および縦行案内部材1
21に沿つて移動体115を移動させて、転炉1の回動
に支障のない位置に待避させることができる。
方向に延びる支柱106が固着される。この支柱106
の上端には、支持板107が回着される。この支持板1
07には、支持板107よりも下方において支柱106
が貫通するリング108が、旋回座軸受109を介して
支持される。リング108にはモータ110が装着され
る。支柱106は、歯車列111を介してモータ110
によつて、支柱106の軸線まわりに回転される。リン
グ108は、周方向に120度ずつの等間隔をあけて設
けられた上下移動用シリンダ112のピストン棒に、ピ
ン113を介して結合される。上下移動用シリンダ11
2は、ピン114によつて移動体115に支持される。
この移動体115は、横行案内部材116に車輪117
を介して支持されており、モータ118によつて横行走
行可能である。横行案内部材116には車輪119が設
けられており、建屋ビーム120に設けられた縦行案内
部材121に支持される。この実施例によれば、転炉1
をトラニオン軸 二28a,28bのまわりに回動させ
る場合に&ζ横行案内部材116および縦行案内部材1
21に沿つて移動体115を移動させて、転炉1の回動
に支障のない位置に待避させることができる。
本発明の他の実施例として、羽口103を溶融5金属浴
面よりも下方の側壁1bに設けてもよい。本発明は上述
の実施例の転炉だけでなく、脱ガス炉、電気炉、混銑炉
などの金属精錬炉やレードルにも広く実施されうる。上
述のごとく本発明によれば、金属製錬炉の炉底またはそ
の炉底に近接した側壁に設けた挿入口に向けて、溶融金
属の測温および/または試料採取用プローブを、押込用
シリンダによつて押込むことができる。
面よりも下方の側壁1bに設けてもよい。本発明は上述
の実施例の転炉だけでなく、脱ガス炉、電気炉、混銑炉
などの金属精錬炉やレードルにも広く実施されうる。上
述のごとく本発明によれば、金属製錬炉の炉底またはそ
の炉底に近接した側壁に設けた挿入口に向けて、溶融金
属の測温および/または試料採取用プローブを、押込用
シリンダによつて押込むことができる。
また押込用シリンダは平面内で変位自在にかつその押込
用シリンダの軸線の傾きを調整自在に設けられるので、
本件プローブ押込装置は挿人口に容易に連結され得る。
しかも本発明によれば、プローブ押入時に転炉などの金
属精錬炉を傾動したりする必要がなく、作業性が良好で
ある。
用シリンダの軸線の傾きを調整自在に設けられるので、
本件プローブ押込装置は挿人口に容易に連結され得る。
しかも本発明によれば、プローブ押入時に転炉などの金
属精錬炉を傾動したりする必要がなく、作業性が良好で
ある。
またプローブを挿入孔に正確に挿入することが可能にな
る。
る。
第1図は本発明の一実施例の縦断面図、第2図は第1図
の挿入口2付近の拡大断面図、第3図はプローブ3の拡
大断面図、第4図は第1図の一線から見た矢視図、第5
図は連結手段34付近の拡大断面図、第6図、第7図、
第8図および第9図は本発明の他の実施例の各縦断面図
、第10図は第9図示のプローブ104の拡大縦断面図
である。 1・・・転炉、1a・・・炉底、1b・・・側壁、2・
・・挿入口、3・・・プローブ、4・・・押込装置、2
8a,28b・・・トラニオン軸、29・・・押込用シ
リンダ、31,91,92・・・軌条、33・・・基体
、34・・・連結手段、35・・・支持体、36〜38
,112・・・上下移動用シリンダ、90,115・・
・移動体、106・・・支柱、107・・・支持板、1
09・・・軸受。
の挿入口2付近の拡大断面図、第3図はプローブ3の拡
大断面図、第4図は第1図の一線から見た矢視図、第5
図は連結手段34付近の拡大断面図、第6図、第7図、
第8図および第9図は本発明の他の実施例の各縦断面図
、第10図は第9図示のプローブ104の拡大縦断面図
である。 1・・・転炉、1a・・・炉底、1b・・・側壁、2・
・・挿入口、3・・・プローブ、4・・・押込装置、2
8a,28b・・・トラニオン軸、29・・・押込用シ
リンダ、31,91,92・・・軌条、33・・・基体
、34・・・連結手段、35・・・支持体、36〜38
,112・・・上下移動用シリンダ、90,115・・
・移動体、106・・・支柱、107・・・支持板、1
09・・・軸受。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 金属精錬炉の炉底に、炉内へガスおよび炉内溶融金
属の測温および/または試料採取用プローブを導く筒体
を固着して挿入口を設け、前記金属精錬炉の下方で水平
な軌条を敷設し、その軌条に沿つて移動自在に基体を設
け、基体上に、水平移動用シリンダによつて水平面内で
基体と相対変位自在の支持体を設け、この支持体に、押
込用シリンダを軸線が上下に延びる姿勢で周方向の異な
る少なくとも3個所で個別的に駆動可能な上下移動用シ
リンダによつて支持したことを特徴とする金属精錬炉の
プローブ押込装置。 2 金属精錬炉の炉底に、炉内へガスおよび炉内溶融金
属の測温および/または試料採取用プローブを導く筒体
を固着して挿入口を設け、前記金属精錬炉の挿入口直下
方からずれた鉛直軸線まわりに回動自在にして基体を固
定位置に枢支し、この基体上に、水平移動用シリンダに
よつて水平面内で基体と相対変位自在に支持体を設け、
この支持体に、押込用シリンダを軸線が上下に延びる姿
勢で周方向の異なる少なくとも3個所で個別的に駆動可
能な上下移動用シリンダによつて支持したことを特徴と
する金属精錬炉のプローブ押込装置。 3 金属精錬炉の炉底に、炉内へガスおよび炉内溶融金
属の測温および/または試料採取用プローブを導く筒体
を固着して挿入口を設け、前記金属精錬炉の挿入口直下
方からずれた位置に水平に延びる軌条を敷設し軌条に沿
つて移動体を移動自在に設け、移動体と一体的な基体上
に水平移動用シリンダによつて水平面内で基体と相対変
位自在に支持体を設け、この支持体に押込用シリンダを
軸線が上下に延びる姿勢で周方向の異なる少なくとも3
個所で個別的に駆動可能な上下移動用シリンダによつて
支持したことを特徴とする金属精錬炉のプローブ押込装
置。 4 金属精錬炉の炉底に、炉内へガスおよび炉内溶融金
属の測温および/または試料採取用プローブを導く筒体
を固着して挿入口を設け、前記金属精錬炉の挿入口直下
方からずれた位置に水平に延びる軌条を敷設し、軌条に
沿つて移動体を移動自在に設け、移動体には鉛直軸線の
まわりに回動自在に基体を枢支し、この基体上に水平移
動用シリンダによつて水平面内で基体と相対変位自在に
支持体を設け、この支持体に、押込用シリンダを軸線が
上下に延びる姿勢で周方向の異なる少なくとも3個所で
個別的に駆動可能な上下移動用シリンダによつて支持し
たことを特徴とする金属精錬炉のプローブ押込装置。 5 金属精錬炉の炉底に近接した側壁に、炉内へガスお
よび炉内溶融金属の測温および/または試料採取用プロ
ーブを導く筒体を固着して挿入口を設け、押込用シリン
ダに固着した上下に延びる支柱を、支持板に、その支柱
の軸線まわりに回動自在に軸受を介して支承し、前記支
持板を、支柱の周方向の少なくとも3個所で個別的に駆
動可能な上下移動用シリンダによつて移動体に支持し、
移動体を、水平面内で移動自在にしたことを特徴とする
金属精錬炉のプローブ押込装置。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP54032520A JPS594638B2 (ja) | 1979-03-20 | 1979-03-20 | 金属精錬炉のプロ−ブ押込装置 |
US06/126,105 US4290306A (en) | 1979-03-05 | 1980-02-29 | Method and apparatus for probing into a refining furnace or the like for temperature measurement for sampling, or for both |
DE3008061A DE3008061C2 (de) | 1979-03-05 | 1980-03-03 | Vorrichtung zum Einbringen einer Sonde in einen Behälter mit einem Fluid |
BR8001283A BR8001283A (pt) | 1979-03-05 | 1980-03-04 | Processo e aparelho para sondar um vaso |
FR8004816A FR2451028A1 (fr) | 1979-03-05 | 1980-03-04 | Procede et dispositif de sondage dans un four de raffinage ou analogue pour la mesure de la temperature, pour un echantillonnage, ou pour ces deux operations |
AU56103/80A AU529703B2 (en) | 1979-03-05 | 1980-03-04 | Probing into a refining furnace for sampling or temperature measurement |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP54032520A JPS594638B2 (ja) | 1979-03-20 | 1979-03-20 | 金属精錬炉のプロ−ブ押込装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS55126784A JPS55126784A (en) | 1980-09-30 |
JPS594638B2 true JPS594638B2 (ja) | 1984-01-31 |
Family
ID=12361230
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP54032520A Expired JPS594638B2 (ja) | 1979-03-05 | 1979-03-20 | 金属精錬炉のプロ−ブ押込装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS594638B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60102174A (ja) * | 1983-11-10 | 1985-06-06 | Yamaki Kk | 成形食品およびその製造法 |
-
1979
- 1979-03-20 JP JP54032520A patent/JPS594638B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS55126784A (en) | 1980-09-30 |
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