JPH09157727A - 転炉に用いられる測温・サンプリング装置 - Google Patents

転炉に用いられる測温・サンプリング装置

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JPH09157727A
JPH09157727A JP7311967A JP31196795A JPH09157727A JP H09157727 A JPH09157727 A JP H09157727A JP 7311967 A JP7311967 A JP 7311967A JP 31196795 A JP31196795 A JP 31196795A JP H09157727 A JPH09157727 A JP H09157727A
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sampling
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Takuya Suzuki
拓哉 鈴木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 転炉に用いられる測温・サンプリング装置を
提供する。 【解決手段】 前後に伸縮自在とされるブーム6と、該
ブーム6の先端に連結されて旋回手段によって上下方向
に旋回自在とされる旋回アーム10と、該旋回アーム10の
先端に水平に挿着されるプローブ8と、前記ブーム6を
昇降自在に支持する昇降装置7と、から構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、転炉に用いられる
測温・サンプリング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、転炉の炉口から測温・サンプリ
ングを行う際には、長いランスの先端に熱電対とサンプ
ル採取用容器とからなるプローブを取り付けた測温・サ
ンプリング装置を挿入して、溶鋼の測温と採取がなされ
る。その一例を図5を用いて説明すると、図5(a) にお
いて、1は転炉で、2は溶鋼、3はスラグ、4は炉口で
ある。5は測温・サンプリング装置で、前後に伸縮自在
とされるブーム6と、このブーム6を上下に昇降自在に
支持する昇降装置7と、ブーム6の先端に垂直に取り付
けたプローブ8とから構成される。この測温・サンプリ
ング装置5を転炉1の炉口4前に配置し、図5(b) に示
すように、ブーム6を水平に伸ばして炉口4から炉内に
挿入し、図5(c) に示すように昇降装置7を下降させる
ことで、転炉1内にプールされている溶鋼2中に浸漬さ
せて、測温およびサンプリングを行うのである(例えば
実公昭62−6117号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来例においては、図6に示すように、炉口4に地金
9が付着した状態ではプローブ8を炉口4に出し入れす
る際に衝突して破損する危険性がある。特に、プローブ
8の浸漬時(前出図5(c) 参照)にブーム6の下降が浅
過ぎるとサンプルの採取不良を生じ、また深過ぎるとプ
ローブホルダを焼損するなどの事故を頻発させるという
問題があった。そのため、ブーム6の伸ばし長さや下降
距離等を細かに設定・調整する必要があるなど、オペレ
ータの負荷が増大するのである。
【0004】本発明は、上記のような従来技術の有する
課題を解決した転炉に用いられる測温・サンプリング装
置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、前後に伸縮自
在とされるブームと、該ブームの先端に連結されて旋回
手段によって上下方向に旋回自在とされる旋回アーム
と、該旋回アームの先端に水平に挿着されるプローブ
と、前記ブームを昇降自在に支持する昇降装置と、から
なることを特徴とする転炉に用いられる測温・サンプリ
ング装置である。
【0006】なお、前記旋回手段は、前記旋回アームの
後端部を回転自在とする回転軸に取り付けられた歯車
と、前記ブーム側に取り付けられた旋回モータの軸に取
り付けられた歯車とをチェーンで連結して構成するのが
よい。
【0007】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の好適な実施の形
態について説明する。図1は、本発明の一実施例を示す
平面図であり、図2は図1のA−A矢視断面図、図3は
図2のB−B矢視断面図である。なお、図中において、
従来例と同一部材には同一の符号を付して説明を省略す
る。
【0008】これらの図において、10は旋回アームであ
り、その先端部10aに水平にプローブ8が挿着自在とさ
れる。また、旋回アーム10の後端部10bは、ブーム6の
一部開口された先端部6aに挿入され、ブーム6の下部
に取り付けられた軸受11に軸支される回転軸12によって
回動自在に保持される。13は回転軸12に取り付けられる
歯車である。
【0009】14は旋回モータで、その軸14aに歯車15が
取り付けられ、この歯車15と回転軸12の歯車13とはチェ
ーン16で連結される。17は仕切り板であり、チェーン16
の通る部分に2個の貫通孔17aが設けられている。18は
旋回モータ14の上部に設けられた冷却用空気管で、複数
のノズル(図示せず)から冷却用空気が吹き出すように
構成される。この仕切り板17と冷却用空気管18からのエ
アパージによって、旋回モータ14を溶鋼2からの輻射熱
から保護することができる。なお、図中のプローブ8に
おいて、8aはプローブ8の先端に組み付けられた温度
センサであり、8bは溶鋼サンプル採取用の容器であ
る。
【0010】このように構成された測温・サンプリング
装置5Aを操作するときの動作について、図4を用いて
以下に説明する。まず、測温・サンプリング装置5Aを
転炉1の炉口4付近に設置する際には、ブーム6が炉口
4のほぼ中心に挿入するように位置決めをしておく。そ
して、測温・サンプリングを開始するときは、プローブ
8を先端に取り付けた旋回アーム10を水平な状態にし
て、ブーム6を伸ばして図4(a) に示すように、炉内に
挿入する。そして、所定の長さだけ挿入された時点で旋
回モータ14を駆動して、図4(b) に示すように旋回アー
ム10を下方に旋回してほぼ垂直な状態にし、ついで図4
(c) に示すように、昇降装置7を下降してプローブ8の
先端を溶鋼2に浸漬し、温度センサ8aで測温すると同
時に、容器8bに溶鋼サンプルを採取する。
【0011】そして、測温および溶鋼サンプルの採取を
終了したのち、直ちに図4(d) に示すように昇降装置7
を上昇してプローブ8の先端を溶鋼2から引き抜いた状
態で、旋回モータ14を逆回転させて図4(e) に示すよう
に旋回アーム10を上方に旋回して水平な状態にする。そ
の後、ブーム6を縮めて炉内からプローブ8を抜き出
す。
【0012】このようにして、転炉1に出し入れするプ
ローブ8の姿勢を旋回アーム10によって水平状態に操作
するようにしたので、その挿入に必要なスペースを最小
限にすることができる。それゆえ、たとえ炉口4に地金
9が成長しているとしても、プローブ8を炉口4へ挿入
するのに十分なクリアランスを確保することができる。
【0013】なお、上記した例において、旋回アーム10
を旋回するのに旋回モータ14と歯車12, 15とチェーン16
を組み合わせるとして説明したが、本発明はこれに限る
ものではなく、耐熱性に配慮されたものであれば、例え
ば流体圧シリンダとクランク機構とを組み合わせたよう
なシンプルな構成であってもよい。
【0014】
【実施例】本発明による測温・サンプリング装置5Aを
160ton転炉に取り付けた。そのとき、ブーム6の伸縮長
さを8m とし、旋回アーム10の長さLをプローブ8も含
めて4m とした。この装置を用いて炉修後から次の炉修
まで操業した結果、炉口4には約20ton の地金9が成長
して炉口4が断面積で1/2程度ふさがれる状態になっ
た。しかし、測温・サンプリングに際してはまったく支
障なく実施することができ、ブーム伸ばし距離やブーム
昇降距離、装置の再調整や設定変更等の面倒な作業は必
要なかった。また、装置の破損や、プローブホルダの焼
損は一度もなく、サンプル不良率が1/4程度と非常に
良好な結果が得られた。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ブ
ームの先端に上下に旋回する旋回アームを取り付け、こ
の旋回アームの先端に水平にプローブを挿着するように
したので、転炉への挿入時のスペースを最小限にするこ
とができ、これによって炉口に地金が成長しても十分な
クリアランスを確保することができる。また、転炉への
挿入後に旋回アームを下方へ旋回するので、その時点で
溶鋼面にかなり近づくからブーム全体の下降は微小でよ
く、地金との衝突の問題はなくなる。
【0016】これによって、炉口の地金付に対して十分
なクリアランスの余裕があるので、地金の状態に合わせ
てブーム角度等の面倒な調整や設定が必要なくなり、装
置の破損防止やサンプル不良率の低減、プローブ焼損防
止の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す平面図である。
【図2】図1のA−A矢視断面図である。
【図3】図2のB−B矢視断面図である。
【図4】(a) 〜(e) は本発明装置の動作の説明図であ
る。
【図5】(a) 〜(c) は従来例の動作の説明図である。
【図6】従来例の問題点の説明図である。
【符号の説明】
1 転炉 2 溶鋼 3 スラグ 4 炉口 5,5A 測温・サンプリング装置 6 ブーム 7 昇降装置 8 プローブ 8a 温度センサ 8b 溶鋼サンプル採取用の容器 9 地金 10 旋回アーム 11 軸受(旋回手段) 12 回転軸(旋回手段) 13, 15 歯車(旋回手段) 14 旋回モータ(旋回手段) 16 チェーン(旋回手段) 17 仕切り板 17a 貫通孔 18 冷却用空気管

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前後に伸縮自在とされるブームと、該ブ
    ームの先端に連結されて旋回手段によって上下方向に旋
    回自在とされる旋回アームと、該旋回アームの先端に水
    平に挿着されるプローブと、前記ブームを昇降自在に支
    持する昇降装置と、からなることを特徴とする転炉に用
    いられる測温・サンプリング装置。
  2. 【請求項2】 前記旋回手段は、前記旋回アームの後端
    部を回転自在とする回転軸に取り付けられた歯車と、前
    記ブーム側に取り付けられた旋回モータの軸に取り付け
    られた歯車とをチェーンで連結してなることを特徴とす
    る請求項1記載の転炉に用いられる測温・サンプリング
    装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN108789487A (zh) * 2017-05-04 2018-11-13 江苏金恒信息科技股份有限公司 一种机器人保护框架以及测温取样机器人
CN110823382A (zh) * 2019-12-04 2020-02-21 娄底市兴华有色金属有限公司 一种锑矿石冶炼用测温装置
CN113984445A (zh) * 2021-10-25 2022-01-28 马鞍山钢铁股份有限公司 一种铁水测温取样装置及其使用方法

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