JPS5946383B2 - 反転多色ハロゲン化銀材料 - Google Patents

反転多色ハロゲン化銀材料

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JPS5946383B2
JPS5946383B2 JP3989677A JP3989677A JPS5946383B2 JP S5946383 B2 JPS5946383 B2 JP S5946383B2 JP 3989677 A JP3989677 A JP 3989677A JP 3989677 A JP3989677 A JP 3989677A JP S5946383 B2 JPS5946383 B2 JP S5946383B2
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silver halide
color
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emulsion layer
halide emulsion
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ヴアレル・フラン・ダンカエ−ル
ラフアエル・ジヨリ・ヴエルテ−ル
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Agfa Gevaert NV
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はハロゲン化銀カラー写真にかかり、更に詳しく
は反転現像によりカラーカブリの少ない、良好なトーン
と良好なカラー彩度のカラー像を与える多層カラー材料
に関するものである。
鮮明度を良好にし、特定波長域の電磁線に対しある種の
感光層を保護しあるいはハレーシヨン防止目的のため染
料を写真材料中に加えることは通常行われている。
ハレーシヨン防止効果についていえば、青色光を吸収し
青色光が汎色的に増感された層群に影響を及ぼさぬよう
にするため黄色フィルター層のもうけられた汎色的増感
ハロゲン化銀乳剤層(群)を有する写真多層カラー材料
は約600〜700nmの波長域の光を吸収するハレー
シヨン防止染料(群)を必要とする。
こういつた染料(群)は現像処理中に有効に退色せしめ
られまた非拡散性でなければならず、好ましくは汎色的
に増感されたハロゲン化銀乳剤層(群)と支持体の間の
1層中に存在せしめられる。実際には上述の全ての要件
を満たす染料は提供せられていない。
従つて通常は、露光カラー材料の現像処理に漂白工程が
含まれるので、好適な吸光性を示し非拡散である微細に
粉砕された(青あるいは黒色の)銀粒子をハレーシヨン
防止染料として用いている。しかしながらこういつた銀
該が存在すると、ハレーシヨン防止層により物理現像が
開始せられる。
こういつた物理現像は、黒白現像液が高度のハロゲン化
銀溶解作用を有するカラー反転システムにおいては特に
著しい。このため重ね合わされたハロゲン化銀乳剤中の
銀の減少となり、発色現像を行つた際に濃度低下をもた
らしまた物理現像が主として微細ハロゲン化銀粒子を犠
牲にして行われるため粒状性が大となる。ネガ型のカラ
ー材料において、ハレーシヨン防止層の微細銀粒子は非
露光ハロゲン化銀の現像をもたらし、カラーカブリ量の
増大をもたらす。こういつた物理現像を減少あるいは防
止するため種々のシステムが提案されているが何れも本
当に有効なものはない。
コロイド状銀層に還元剤を作用させて物理現像を低減せ
しめようとの実験は成功しなかつた(グレコおよびウイ
レンスキ一、サイエンス・オブ・インダストリアル・フ
オートグラフイ2,32,第437頁)。
場合によつてはカブリ化あるいは隣接感光層の減感すら
認められた。米米国特許第3206310号においては
ベンゾチアゾールおよびベンゾセレナゾールの誘導体が
物理現像抑制のためコロイド状銀層の添加剤として用い
られている。
こういつた添加剤は被覆前のある時に一定PHでコロイ
ド状銀組成物と反応せしめた場合にのみ有効である。ベ
ンゾチアゾールあるいはベンゾセレナゾール環が加水分
解により分裂して遊離のチオールを作り、このものが物
理現像を減少あるいは抑制する活性物質となるものと考
えられている。コロイド状銀を含むハレーシヨン防止層
とその土に重ねられる感光性ハロゲン化銀乳剤層の間に
ゼラチン中間層をもうけても物理現像の抑制は充分でな
くしかも同時に像の鮮明度が悪くなり、写真材料の厚み
が大となるためフイルム材料の脆性フが大となる。
この中間層の効力を大にし、厚みを減じかつ上述の欠点
を最少限のものにするためゼラチン中間層の代りに、コ
ロイド状の銀を含むハレーシヨン防止層とその上のカラ
ー像を作るハロゲン化銀乳剤層の間にハロゲン化銀乳剤
層をもうけることが提案されている。
このハロゲン化銀乳剤層の目的は像形成用乳剤層群中の
ハロゲン化銀の物理現像を抑制することである。
像形成性乳剤層群のではなくこのハロゲン化銀中間層の
物理現像により、ネガカラー現像を行つた際にカラーカ
ブリは生じない。というのはこの中間乳剤層はカラーカ
ツプラ一を含まぬからである。また反転現像においてカ
ラー濃度は減少しない。というのは物理現像が像形成性
ハロゲン化銀乳剤層(群)のハロゲン化銀に影響を及ぼ
さないからである。中間層中、物理現像により作られる
カブリは後でカラー像形成性乳剤層群中に作られた銀像
と共に漂白されるのでカラー像に何の影響も与えない。
支持体上に順次コロイド状銀ハレーシヨン防止層、ハロ
ゲン化銀乳剤中間層、1層あるいはそれ以上のシアン像
形成性赤増感ハロゲン化銀乳剤層、緑光吸収染料を含む
任意的なフイルタ一層、1層あるいはそれ以上のマゼン
タ像形成性緑増感ハロゲン化銀乳剤層、黄色染料を含む
フイルタ一層および1層あるいはそれ以上の黄色像形成
性青感性ハロゲン化銀乳剤層のもうけられている多色素
子の反転現像において、コロイド状銀ハレーシヨン防止
層と赤増感ハロゲン化銀乳剤層(群)の間にもうけられ
る前記中間ハロゲン化銀乳剤層は重大な欠点を有する。
すなわち映像的な露光によつては黄色フイルタ一層の存
在のためそれは露光されず従つて現像可能にはならない
が、最初の黒白現像工程においてこの黄色フイルタ一層
か退色されあるいは除かれるために、最初の現像後、全
体的カブリ化処理により(これが全体的露光で行われる
場合でさえ)像形成性乳剤層群の映像的に露光されずか
つ現像されてない残存ハロゲン化銀と共に中間層は全体
が現像可能になる。発色現像の段階において、全体が露
光されたあるいはカブラせられた中間層は均一に現像さ
れそのため発色現像薬の酸化生成物がこの中間層中に全
体にわたり作られる。中間層中にはカラーカツプラ一が
存在しないのでこの層中には染料はできないが、この酸
化生成物は重ね合わされているカラーカツプラ一(群)
を含むシアン像形成性ハロゲン化銀乳剤層へ拡散するた
め、カツプリングを生ずべきでない部位においてカラー
カツブラ一とカツプリングし望ましからざるシアンカラ
ーカブリを生じることになる。本発明の目的の一つは前
述の如き中間乳剤層を用いる際のカラーカブリの望まし
からざる形成を減少せしめあるいはなくすことにある。
本発明に従えば、カラーカツプラ一を含まずコロイド状
銀ハレーシヨン防止被覆の上に塗布されている中間ハロ
ゲン化銀乳剤層と、最も下に位置するカラー像形成性ハ
ロゲン化銀乳剤層との界面に反転現像で作られる多色材
料中のカラーカブリは、前記中間ハロゲン化銀乳剤層を
その上にあるカラー像形成性ハロゲン化銀乳剤層と同じ
スペクトル域に分光増感することにより著しく減少せし
められる。
多色材料の最も下にあるカラー形成層は通常赤増感され
たものでシアンカラー像を作る層である。
最も下にあるシアン形成性カラーカツプラ一(群)を含
む赤増感乳剤層とコロイド状銀ハレーシヨン防止層の間
にカラーカツプラ一を含まぬ赤増感ハロゲン化銀乳剤層
を利用することにより映像的露光および黒白現像でシア
ン形成性カラーカツプラ一(群)を含む赤増感乳剤層(
群)中のみならす、カラーカツプラ一を含まないその下
にある赤増感中間層中にもネガ銀像が作られる。次に全
体を再露光し(あるいはカブリ化処理し)、発色現像を
行うとカラーカツプラ一(群)を含む層(群)中の映像
的露光を受けなかつた残存ハロゲン化銀は銀に変えられ
、形成せられる発色現像薬の酸化生成物がカラーカツプ
ラ一群とカツプリングして原画に対しポジの染料像を作
る。
カラーカツプラ一を含まない中間赤増感層には原画に対
しポジで重ね合わされている像形成性乳剤層(群)に作
られるシアン染料像と一致している銀像が作られ、従つ
てこの中間層中に作られ上にある像形成性乳剤層に拡散
する芳香族第1アミノ発色現像薬の酸化生成物は重ね合
わされたカラー形成性乳剤層の実質的にシアン染料像域
にのみシアン染料を作りその望ましからざる部分には全
くあるいは殆どシアン染料を作らない。こうして得られ
るシアンカブリ抑制度はカラーカツブラ一を含まぬ赤増
感中間層の感度が大である程大きくなる。
従つてカラーカツプラ一を含まぬ中間のハロゲン化銀乳
剤層の分光感度は、その土に設けられるシアン形成性カ
ラーカツプラ一(群)を含む赤増感乳剤層の分光感度と
少なくとも同程度のもの、あるいは通常認められるよう
にこういつた赤増感乳剤層1層以上設けられる場合には
それら乳剤層の最も感度の大なるものと同程度のものと
することが好ましい。多色素子のコロイド状黒色銀ハレ
ーシヨン防止層とシアン形成性カラーカツプラ一(群)
を含む赤増感乳剤層(群)の間に赤増感ハロゲン化銀乳
剤中間層をもうけてシアンカラーカブリを減少あるいは
消去せしめる上記の現像は最も下の層がマゼンタ形成性
カラーカツプラ一群を含む緑増感乳剤層である場合に、
カラーカツプラ一を含まぬ緑増感中間乳剤層を設けるこ
とによりマゼンタカブリをなくしあるいは減少せしめる
ことにも勿論適用される。
このように本発明は支持体にコロイド状銀ハレーシヨン
防止層を担持するものと、発色現像で染料像を作るため
のカラーカツプラ一を含む多数のハロゲン化銀乳剤層群
とからなり、さらにまた前記ハレーシヨン防止層と最も
下に位置する分光増感染料像形成性ハロゲン化銀乳剤層
の間に配置されたカラーカツプラ一を含まず従つて発色
現像で染料像を作らぬ中饋ハロゲン化銀乳剤層を有し、
この中間ハロゲン化銀乳剤層がその上にもうけられてい
る最下部の分光増感乳剤層と同じスペクトル域に分光増
感されている乳剤層である写真多色材料を提供する。
さらに詳しくは、本発明では支持体上に支持体から順番
にコロイド状銀を含むハレーシヨン防止層、シアン形成
性カラーカツブラ一(群)を含む少なくとも1層の赤増
感ハロゲン化銀乳剤層、マゼンタ形成性カラーカツプラ
一(群)を含む少なくとも1層の緑増感ハロゲン化銀乳
剤層、黄色染料を含むフイルタ一層、および黄色形成性
カラーカツプラ一(群)を含む少なくとも1層の青感性
ハロゲン化銀乳剤層のもうけられている写真多色材料で
あつて、コロイド状銀ハレーシヨン防止層占その上にも
うけられるシアン形成性カラーカツプラ一(群)を含む
赤増感ハロゲン化銀乳剤層の間に中間層としてカラーカ
ツプラ一を含まない赤増感ハロゲン化銀乳剤層がもうけ
られている写真多色材料が提供せられる。
中間の分光増感されているカラーカツブラ一を含まぬ乳
剤層には発色現像薬酸化生成物の量を減らすために争奪
性カツプラ一すなわち該酸化生成物とカツプリングして
無色化合物を作る化合物を含有せしめることもできる。
さらにまた公開独乙特許出願(DT−0S)第2034
064号に記載されている如くポリヒドロキシベンゼン
誘導体例えばアリールハイドロキノン、ラウリルハイド
ロキノン、ヘプチルハイドロキノン、ジアミルハイドロ
キノン、ジオクチルハイドロキノン等を任意的なメルカ
プト化合物と共に含有せしめることもできる。メルカプ
ト化合物とポリヒドロキシベンゼン誘導体の組合せはス
ピードに何らの影響を与えることなくカラーカブリの形
成を減少せしめるのに特に好適である。このヒドロキシ
ベンゼン誘導体は通常反転カラー法で酸化された発色現
像薬のための非拡散性還元剤といわれている。3色(シ
アン、マゼンタおよび黄色)分解像のためのハロゲン化
銀乳剤層群(そのおのおのは異なつたスピード値に仕上
げられたいくつかの層からなり同種あるいは異種のカラ
ーカツブラ一を含みうる)、コロイド状銀ハレーシヨン
防止層、黄色フイルタ一層およびカラーカツプラ一を含
まない中間乳剤層以外に本発明の多層素子には特殊目的
のための他の中間層例えば下引層、保護被覆、黄色フイ
ルタ一層以外のフイルタ一層例えは緑増感乳剤層と赤増
感乳剤層の間にもうけられる緑光吸収性フイルタ一層等
をもうけることもできる。
本発明によればカラー多層写真材料のカラー形成用感光
性ハロゲン化銀層のおのおのは該特定層の特定感光性に
対し補色のカラー像を作る非拡散性カラーカツプラ一を
含み、例えば赤増感乳剤層(群)はシアン分解像(群)
を作るための非拡散性カラーカツプラ一(群)で通常は
フエノールあるいはナフトール型のカラーカツプラ一を
含む。緑増感層(群)はマゼンタ分解像(群)を作るた
めの、通常5−ピラゾロンあるいはインタゾロン型の非
拡散性カラーカツプラ一(群)を含む。最後に青感層(
群)は黄色分解像(群)を作るための通常開鎖ケトメチ
レン型の非拡散性カラーカツプラ一(群)を含む。こう
いつた種類のカラーカツプラ一(]一般に公知であり、
特許文献に広く記載されている。例えばダブリユ・ヘル
ツによる「ミツタイルンゲン・アウス・デン フオルシ
ユングスラボラトリーエン・デル・アグフア、レーベル
クーゼン/ミユンヘン」第巻(1961)の「フアルブ
クツプラ一」およびケ一・ペンガタラマンによる「ザ・
ケミストリ一・オブ・シンセチツク・ダイズ」第4巻、
第341〜387頁、アカデミツク・プレス、1971
年に記載されている。これら非拡散性カラーカツプラ一
はそのカツプリング位置に分裂除去しうる置換基を有し
発色に当り4当量カラーカツプラ一の場合には4当量の
露光ハロゲン化銀を要するが2当量のみの露光ハロゲン
化銀を要するようにすることができる。
通常カラーカツプラ一は無色である。しかしながら分裂
除去しうる基が発色団を有する場合、カラーマスク作用
をもつカラーカツプラ一では通常行われることであるが
、こういつたカツブラ一はカラーを示し、これは普通の
カラーマスク法により像染料の望ましからざる副吸収を
マスクするのに適している。こういつた染料は通常非拡
散性である。また非拡散性の争奪性カツプラ一を用いる
こともできるが、このものは発色現像薬の酸化生成物と
反応するが染料は作らないものである。またDIR−カ
ツプラ一も用いうるが、これは発色現像で染料を作り、
同時に拡散性の現像抑制剤あるいはカツプラ一に類似の
生成物例えばDIR一物質を放出する。こういつたDI
R一物質は発色現像薬酸化生成物と反応して染料像の形
成に寄与する染料は作らずに現像抑制化合物を放出する
こういつた化合物は例えば米国特許第3632345号
に記載されている。こういつたカツプラ一は親水性コロ
イドに写真成文を加えるための従来法の任意方法により
親水性コロイド組成物中に加えられる。
水可溶化基例えはカルボキシル基およびスルホ基(酸あ
るいは塩の形)をもつカツプラ一は水性溶液から親水性
コロイド媒体中に加えられる。水不溶性あるいは難溶性
のカツプラ一は水混和性あるいは水不混和性の高沸点あ
るいは低沸点有機溶剤あるいはそれらの混合物に好まし
くは1種あるいはそれ以上の界面活性剤の存在下に溶解
した溶液から親水性コロイド媒体に加えられる。これら
溶液を親水性コロイド媒体に分散させたあと、低沸点水
不混和性溶剤が除去さわる。カツプラ一が分散あるいは
溶解せしめられる親水性コロイド媒体は写真素子の特定
親水性コロイド層の被覆組成物である必要はない。それ
らはそのまま貯蔵することができまた塗布の直前に特定
層の被覆組成物中に加えられるゼラチンの如き親水性コ
ロイドの単なる水溶液でありうる。水可溶化基をもたぬ
カツプラ一は従つて水と混和しない高沸点および低沸点
溶剤にとかした溶液から親水性コロイド媒体に加えられ
るのが好ましい。
そのためにはカツプラ一を水不混和性低沸点溶剤例えば
エチルアセテート、メチレンクロライド、ジエチルカー
ボネート、クロロホルム等および/または水不混和性高
沸点溶剤例えばジ一n−ブチルフタレート、トリクレジ
ルホスフエートあるいは公開独乙特許出願(DT−0S
)第2613504号に記載されている型のポリハロゲ
ノカルボネートアセタールにとかし、好ましくは1種あ
るいはそれ以上の湿潤剤あるいは分散剤の存在下に親水
性コロイド媒体例えば水性ゼラチン、あるいは水に微細
液滴に分散させ、次に蒸発により低沸点の水と混和し難
い溶剤を除去する。
カツプラ一の安定な分散液はそのまま貯蔵することがで
き、必要時にこれらは化合物を存在させようとするハロ
ゲン化銀乳剤層の如き親水コロイド層の被覆組成物と混
合する。カツプラ一を写真材料の親水コロイド層中に加
えるのに用いられる特に好適な方法についての詳細は米
国特許第2269158号、同第2284887号、同
第2304939号、同第2304940号、同第23
22027号、英国特許第791219号、同第109
8594号、同第1099414号、同第109941
5号、同第1099416号、同第1099417号、
同第1218190号、同第1272561号、同第1
297347号、同第1297947号、フランス特許
第1555663号、ペルキー特許第722026号、
独乙特許第1127714号、公開独乙特許出願(DT
−0S)第2613504号に記載されている。
本発明の多色反転材料には各種写真乳剤が用いられる。
感光塩として各種の銀塩例えば臭化銀、沃化銀、塩化銀
あるいは混合ハロゲン化銀例えば塩臭化銀、塩沃化銀、
臭沃化銀、塩臭沃化銀が用いられる。写真層のバインダ
ー材料としてはゼラチンが好ましい。
しかしながら他の天然あるいは合成バインダー材料によ
り代用することもできる。天然バインダー材料は例えば
アルギン酸およびその誘導体例えば塩、エステルあるい
はアミド、セルローズ誘導体例えばカルボキシメチルセ
ルローズ、アルキルセルローズ例えばヒドロエチルセル
ローズ、澱粉およびその誘導体例えばエーテルおよびエ
ステルあるいはカラゲネートである。合成バインダー材
料の例はポリビニルアルコール、部分鹸化ポリビニルア
セテート、ポリビニルピロリドン等である。本発明に従
い写真材料の調製に用いられる感光性ハロゲン化銀乳剤
は化学的にまた光学的に増感しうる。
それらは少量の硫黄含有化合物例えばアリルチオシアネ
ート、アリルチオ尿素、ナトリウムチオサルフエート等
の存在下に熟成することにより化学増感される。乳剤は
またフランス特許第1146955号およびペルキー特
許第568687号記載の如き錫化合物のような還元剤
、英国特許第789823号記載の如きイミノーアミノ
メタンスルフイン酸化合物、および少量の貴金属化合物
例えば金、白金、パラジウム、イリジウム、ルテニウム
およびロジウム化合物で増感することもできる。貴金属
化合物による化学増感はアール・コスロウスキ一により
ツアイトシユリフト・フェアー・ヴイツシエンシヤフト
・フオートグラフ・フオートフイジ・フオートヘミ一、
第46巻(1951)、第65〜72頁に記載されてい
る。前記乳剤にはまた現像促進により乳剤を増感する化
合物例えば米国特許第2531832号、同第2533
990号、同第3210191号、同第3158484
号、英国特許第920637号、同第991608号、
ペルキー特許第648710号に記載されているアルキ
レンオキサイド縮合生成物の如きポリオキシアルキレン
型の化合物、英国特許第1121696号に記載されて
いる如きアミノ−N−オキサイドのオニウム誘導体、米
国特許第3523796号、同第3523797号、同
第3552968号、同第3746545号、同第37
49574号に記載されている型の化合物、米国特許第
3046129号、同第3046132号、同第304
6133号、同第3046194号、同第304613
5号、同第3201242号、英国特許第931018
号、同第1249248号、フランス特許第13514
10号に記載の如きチオエーテル化合物を含有せしめる
こともできる。また乳剤にはカブリ防止剤、安定剤例え
ば複素環式含窒素チオキソ化合物例えばベンゾチアゾリ
ン一2−チオンおよび1−フエニル一2−テトラゾリン
−5−チオンおよびヒドロキシトリアゾロピリミジン型
の化合物(ピル・ツアイトシユリフト・ヴイツシエンシ
ヤフト・フオートグラフ・フオートフイジクス・フオー
トヘミ一、第47巻(1952年)、第2〜58頁参照
)を含有せしめうる。それはまたペルキー特許第524
121号、同第677337号、同第707386号、
米国特許第3179520号に記載されている水銀化合
物のような水銀化合物で安定化することもできる。カラ
ー乳剤に用いるに適した他のカブリ防止剤は英国特許第
1328806号に記載されているような芳香族ジサル
フアイドおよびペルキー特許第788687号に記載さ
れている型のニトロベンゼン化合物である。感光性乳剤
層および隣接層には任意の他の成分例えは可塑剤、硬化
剤、湿潤剤等を含有せしめうる。
好適な硬化剤の例はホルムアルデヒド、カルボキシル基
含有ハロゲン置換アルデヒド例えばムコプロム酸および
ムコタロル酸、ジケトン、ジアルデヒド−メタンスルホ
ン酸エステル等、ハロゲン置換トリアジン例えば2,4
−ジクロロ−6ヒドロキシ−S−トリアジン、米国特許
第2938892号および同第3098693号に記載
されているようなカルボジイミン、公開独乙特許出願(
DT−0S)第1332317号に記載されているよう
なジヒドロキノリン、公開独乙特許出願第222523
0号および同第2317677号に記載されているよう
なカルバモイルピリミジウムおよび公開独乙特許出願(
DT−0S)第2408814号に記載されているよう
なカルバモイルオキシピリミジウムである。
既に述べた如く、多層写真素子には3色分解像のおのお
のを作るために1層より多くの(例えば2層)感度のこ
となるかつ2当量および/または4当量カラーカツプラ
一を含め別種のカラーカツプラ一を含むハロゲン化銀乳
剤層をもうけ、例えば最も下のハロゲン化銀乳剤層を低
感度のものとすることができる。
こういつた層には公開独乙特許出願(DT−0S)第1
958702号に記載されている如く、同じカラー分解
像の形成に対しカツプリング活性度のことなるカラーカ
ツプラ一群を含有せしめることができる。写真素子には
酸化された現像薬を無効にせしむべき区域において酸化
現像薬と無色カツプリングによりカラー再現性を良好な
らしめるため1種あるいはそれ以上の遊離の争奪性カツ
プラ一を含有せしめうる。好適な争奪性カツプラ一は英
国特許第861138号、同第914145号、公開独
乙特許出願(DTOS)第1909067号、同第23
04319号に記載されている。それらはハロゲン化銀
乳剤層中にあるいは中間被覆および表面被覆中に存在せ
しめうる。多層写真カラー素子の分光感度のことなるハ
ロゲン化銀乳剤群は当業者衆知の方法で分光増感するこ
とができる。
黄色形成性カラーカツプラ一を含む乳剤は通常分光増感
さわない。
それらの本来的なスペクトルの青域に対する感光性で充
分である。しかしなから例えば英国特許第128507
8号、同第1293543号に記載されている如く増感
染料によるなどの方法で乳剤をスペクトルの”青域に対
し分光増感することは可能である。これらの乳剤は非常
に広範な紳類の写真乳剤用支持体上に塗布することがで
きる。
代表的な支持体にはセルローズエステルフイルム、ポリ
ビニルアセタールフィルム、ポリスチレンフイルム、ポ
リエチレンテレフタレートフイルムおよび関連フイルム
あるいは樹脂材料ならびに紙、ガラスが包含される。ま
たα−オレフインポリマ一を塗布した紙例えばポリエチ
レン、ポリプロピレン、エチレン−ブチレンコポリマー
等を塗布した紙を用いることも可能である。本発明にか
かる素子を用い写真カラー像を作るには、露光素子を芳
香族第1アミノ現像薬で発色現像する。
アゾメチン染料を作りうる全ての発色現像薬が現像薬と
して用いうる。好適な現像薬は例えばP−フエニレンジ
アミンならびにその誘導体例えばN,N−ジエチル−P
−フエニレンジアミン、N−ブチル−N−スルホブチル
−P−フエニレンジアミン、2−アミノ−5−ジエチル
アミノトルエン、4−アミノ−N−エチル−N(βメタ
ンスルホンアミドエチル)〜m−トルイジン、N−ヒド
ロキシエチル−N−エチル−P−フエニレンジアミン、
4−アミノ−3−メチル−N−エチル−N(β−ヒドロ
キシエチル)−アニリンサルフエート等の芳香族化合物
である。発色現像組成物には通常の各種成分ならびに現
像賦活化合物例えばポリオキシエチレン化合物、オニウ
ム化合物および前述の有機チオエーテル、カブリ防止剤
例えばペルキー特許第788687号に記載されている
型のニトロベンゼン化合物等を含有せしめうる。
→( 以下実施例により本発明を説明する。
実施例 硝酸銀を還元剤としてハイドロキノンを用い還元して、
波長域400〜700nn1の光に対し高い吸光性を示
す微細銀粒子のゼラチン分散液を作つた。
この分散液に通常使用せられる被覆助剤例えば硬化剤、
湿潤剤等を加えた後、下引のほどこされているセルロー
ズトリアセテート支持体に1平方メートル当り銀0.4
〜1.09の割合で塗布した。この塗布支持体材料から
出発し、該ハレーシヨン防止層の上に後述の組成物を塗
布して種々の材料を作つた。材料 A 汎色的に下記構造の染料で増感され、 また下記構造のナフトール型のシアン形成用カラーカツ
プラ一を含む、ハロゲン化銀乳剤群が前記ハレーシヨン
防止層の上に塗布されたが、乳剤層1はハロゲン化銀1
モル当り0.25ミリモルの量でシアン形成カラーカツ
プラ一を含む比較的低感度の微粒子臭沃化銀乳剤(3モ
ル%沃化銀)でカラーカツプラ一0.5ミリモル/Rr
lの割合で塗布され、乳剤層2はハロゲン化銀1モル当
り0.25ミリモルの量でシアンカラーカツプラ一を含
むより感度の大きい粗粒子臭沃化銀乳剤(3モル%沃化
銀)でカラーカツプラ一を0.6ミリモル/m゛の割合
で塗布した層であつた。
これら乳剤層1および2の上に次に1μmの厚みのゼラ
チン層を保護被覆として塗布した。材料 B このものは材料Aと同じ組成であるがただし乳剤層1と
ハレーシヨン防止層の間にゼラチンを29/dの割合で
塗布してゼラチン中間保護層を設けた点でのみ相違する
ものであつた。
材料 C この材料は材料Bと同じ組成で、ただゼラチン中間層の
代りに1平方メートル当りゼラチン19およびハロゲン
化銀0.59を含み、かつカラーカツプラ一は含まぬ分
光増感されていない臭沃化銀乳剤層をもうけた点でのみ
相違するものであつた。
このハロゲン化銀乳剤層は材料Aの乳剤層2で用いた乳
剤から作られた。材料 D この材料は材料Cと同じ組成であるが、ただし非増感乳
剤層の代りに材料Aの乳剤層2のものと同じ組成物でカ
ラーカツプラ一は含まぬものの汎色的に増感された乳剤
層にした点でのみ相違するものであつた。
同じ条件下に、材料A,B,CあるいはDを黄色フイル
タ一を通し映像露光し下記の如く現像処理した。
a)下記組成の現像液中25℃で3分間黒白現像―K,
ハロロ一Jh) 23ロCで1分間水洗 1)処理工程e)と同じ浴中25℃で1分間定着j)
23℃で1分30秒間水洗k)下記組成の浴中25℃で
10秒間安定化処理40容積%のホルムアルデヒド12
.5m1サポニンの501)水溶液 1.8m1水
を加えて 1000m1とする。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 コロイド状銀ハレーシヨン防止層を担持する支持体
    と発色現像で染料像を作るためのカラーカップラーを含
    む多数のハロゲン化銀乳剤層群とからなり、さらに前記
    ハレーシヨン防止層と最も下部に位置する分光増感され
    た染料像形成用ハロゲン化銀乳剤層との間に配置されて
    いてカラーカップラーを含まず従つて発色現像により染
    料像を作らない中間ハロゲン化銀乳剤層を有し、該中間
    ハロゲン化銀乳剤層がその上に位置する最も下部の分光
    増感染料像形成用乳剤層と同じスペクトル域に対し分光
    増感されている乳剤層である写真多色材料。 2 支持体に該支持体から順番に、コロイド状銀を含む
    ハレーシヨン防止層、シアン形成カラーカップラー(群
    )を含む少なくとも1層の赤増感ハロゲン化銀乳剤層、
    マゼンタ形成カラーカップラー(群)を含む少なくとも
    1層の縁増感ハロゲン化銀乳剤層、黄色染料を含むフィ
    ルター層および黄色形成カラーカップラー(群)を含む
    少なくとも1層の青感性ハロゲン化銀乳剤層が担持され
    たものからなり、コロイド状銀ハレーシヨン防止層とそ
    の上のシつン形成カラーカップラー(群)を含む赤増感
    ハロゲン化銀乳剤層との間にカラーカップラーを含まぬ
    赤増感ハロゲン化銀乳剤層が設けられている特許請求の
    範囲第1項記載の写真多色材料。 3 カラーカップラーを含まぬ中間層が争奪性カップラ
    ーを含む特許請求の範囲第1項あるいは第2項記載の写
    真材料。 4 中間層がその上の分光増感染料像形成性乳剤層と少
    なくとも同じ程度の分光感度を有し、もしこういつた層
    が複数の層からなる場合にはその内の最も感度の大なる
    層と少なくとも同じ程度の分光感度を有する特許請求の
    範囲第1〜3項の何れかに記載の写真多色材料。
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