JPS5945866B2 - 変位伝達装置 - Google Patents

変位伝達装置

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JPS5945866B2
JPS5945866B2 JP10904877A JP10904877A JPS5945866B2 JP S5945866 B2 JPS5945866 B2 JP S5945866B2 JP 10904877 A JP10904877 A JP 10904877A JP 10904877 A JP10904877 A JP 10904877A JP S5945866 B2 JPS5945866 B2 JP S5945866B2
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driven
magnetic
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shaft
speedometer
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JP10904877A
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禄治 大久保
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Toyota Motor Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、駆動体に与えられた変位を、離隔配置された
被駆動体に伝達する変位伝達装置に係D、特に自動車用
速度計或るいは遠隔操作ミラーに用いるに好適な、駆動
体及び被、駆動体に可動部分を有する伝達部分を配設す
る必要のない変位伝達装置に関する。
一般に、自動車用速度計、或るいは遠隔操作ミラーのよ
うに、、駆動部(或るいは操作部)と被、駆動部(或る
いは被操作部)とが離れた場所に配設される装置におい
ては、電気、油圧等を利用しない限力は、駆動部と被駆
動部の間に可動部分を有する伝達手段を配設する必要が
あり、伝達手段の騒音及び耐久性が問題であると共に、
、駆動部と被駆動部との相対位置に制限が加えられると
いう問題があつた。
従来の駆動方式によれ駆動される自動車用速度計の1例
を式第1図に示す。
図において、10はエンジン、12は変速機、14はプ
ロペラシャフト、16は車輪、18は速度計たわみ軸、
20は速度計である。このような速度計においては、車
輪16の回転を動力源とし、これに対してある比率をも
つて回転する速度計駆動歯車軸13を変速機12に設け
、速度計たわみ軸18によつて該歯車軸13の回転を計
器盤に取付けられた速度計20に伝える。速度計20は
、伝達された回転数に応じて速度を指示する。この速度
計においては、変位伝達手段として速度計たわみ軸18
が使用されているが、この速度計たわみ軸18は、一般
に、第2図に示す如く、通常硬鋼線22を3〜4重に巻
いたものが使用されている。
しかしこのような速度計たわみ軸を使用したものでは、
回転中の摩擦を減するためケース内に充填されたグリー
スを適当な時期に補充する必要があるだけでなく、20
cm以下の曲率で曲げられると速度計に針振れが発生し
、寿命も激減する時の理由から、歯車軸と速度計の相対
位置にも制限が加えられる。一方、自動車のフエンダー
ミラーを車室内から遠隔操作できるようにした遠隔操作
ミラーがある。
これは、車室内に配設された操作レバーとフエンダーミ
ラーをワイヤにより連結し、操作レバーの動きと連動し
てフエンダーミラーが動くようにしたものであるが、ワ
イヤを移動可能に配設しなければならないためワイヤ周
辺にスペースの余裕をもつて車室内とミラーとの間を連
結しなければならずエンジンルーム周辺に大きなスペー
スを占有してしまう。またワイヤの移動摩擦がかなりあ
るため大きな操作力を要する問題がある。前記のような
可動部分を有する変位伝達手段を省略するため、従来は
電気、或いは油圧を使用して駆動体と被駆動体を連結す
る方法も行なわれている。
しかし、これらの方法はいずれも装置が複雑化し、故障
が多いという欠点を有した。本発明は、前記従来の欠点
を解消するべくなされたもので、駆動体と被駆動体間に
可動部分を有する伝達手段を配置する必要がなく、かつ
安全性の高い変位伝達装置を提供することを目的とする
本発明は、1駆動体に与えられた変位を離間配置された
被駆動体に伝達する変位伝達装置において1駆動体及び
被5駆動体の両者に磁石を配設すると共に、両磁石間を
高透磁率磁性材料で形成した複数の磁気回路で連結し、
1駆動体に配設された磁石の変位に応じて、被1駆動体
に配設された磁石が、被,駆動体と共に移動するように
して、前記目的を達成したものである。近年開発された
非晶質磁性体、特に、非晶質強磁性金属は、ある種の合
金(例えば、Fe−Ni系合金、Fe−P−C系合金、
Fe−Si−B系合金)を、溶融状態から106℃/秒
程度の速さで瞬間的に冷却することにより得られ、結晶
化転移温度(前記合金では約300℃程度)以下では、
結晶構造を持たず、溶融状態と同様の乱れた原子配列を
有している。
この非晶質磁性体は、電気的には導電性を有し、磁気的
には非常に透磁率が高く保磁力の小さい軟質磁性を有し
、化学的には、耐蝕性に富み、機械的には、引張b強さ
が非常に高い等、現用金属材料には見られない優れた特
性を有する。
特に、溶融物を冷表面上に、又はある種の冷却媒体中に
直接キヤストすることにより得られる、厚さ50μm幅
1rfrm乃至2wm程度のリボン状の非晶質磁性体繊
維は、可撓性を有し、加性が良いため、各種材料に特に
適している。本発明は、この非晶質磁性体のような高透
磁率材料の軟質磁性、即ち、小さな外部磁場で容易に磁
化し、外部磁場を取り除いた時の残留磁化が少ないとい
う性質を利用したものである。
な卦Fe8O−Pl3−C,合金等の非晶質磁性体に卦
いては、パーマロイなどに見られるような塑性変形に伴
なう透磁率の低下が起こらず、又、磁気特性が応力不感
であるため、ケーブル材料として特に優れている。以下
図面を参照して、本発明の実施例を詳細に説明する。
本発明の第1実施例は回転変位伝達装置に本発明を適用
したもので、第3図に示すごとく、駆動機構部30の駆
動軸32に第1の棒磁石3.4を固着し、又、被駆動機
構部36の被,駆動軸38に第2の棒磁石40を固着す
ると共に、前記第1の棒磁石34及び第2の棒磁石40
の外周に形成された複数の軟質磁性体製の磁極42a−
Hl44a−h間を、非晶質磁性体ケーブル46a〜h
で形成した複数の磁気回路48a,c,e,gで連結し
たものである。前記駆動機構部30に卦ける磁極42a
−h及び被,駆動機構部36に訃ける磁極44a−hの
配設問隔は、第1の棒磁石34の駆動軸32回Dの回転
変位に応じて、第2の棒磁石40が被駆動軸38回bに
なめらかに回転するような間隔とされている。
前記非晶質磁性体ケーブル46で使用する非晶質磁性体
としては、例えばFe8O−Pl3−C7合金製の繊維
を使用することができる。
以下動作を説明する。
今、1駆動軸32に固着された第1の棒磁石34が、第
3図に示すごとく磁極42a,42bとそれぞれ対向し
ているとする。この場合には、被駆動軸38に固着され
た第2の棒磁石40は、同じく第3図に示すごとく、前
記磁極42aと連結された磁極44a1磁極42bと連
結された磁極44bとそれぞれ対向する位置に吸引され
ている。勿論、棒磁石34と棒磁石40との極性は反対
となつている。今この状態から第1の棒磁石34が時計
方向に45こ回転したとする。すると、第1の棒磁石3
4は磁極42c及び42dとそれぞれ対向するようにな
る。この時、被駆動機構部36に卦いては、磁極42c
と連結された磁極44c1磁極42dと連結された磁極
44dに駆動機構部30から磁束が伝えられることにな
る。すると、被駆動機構部36の第2の棒磁石40は、
磁極44c,44dに吸引され、前記第1の棒磁石34
と同様に時計方向に45れ回転することとなる。従つて
、1駆動軸32の回転変位が被1駆動軸38に伝達され
る。本実施例に卦いては、磁極がそれぞれ対向するよう
8個形成され、磁気回路が4回路とされているため、第
1の棒磁石34の回転を比較的なめらかに第2の棒磁石
40に伝達することができる。
本実施例を、自動車用速度計に適用するには、駆動軸3
2を変速機12の速度計駆動歯車軸13と連結し、被駆
動軸38を速度計20の回転軸に連結すればよい。この
場合には、速度計たわみ軸が不良となb1速度計駆動歯
車軸と回転軸間に可動部分を有する伝達手段を配設する
ことなく速度計を構成することができる。本実施例を、
遠隔操作ミラーに適用したものを第4図に示す、図に卦
いて、50はミラー、52は該ミラー50を左右方向に
回転するための左右方向被1駆動軸、54は操作部(図
示せず)により伝達された左右方向の回転変位を前記左
右方向被駆動軸52に伝達するための左右方向被駆動機
構部、56は、左右方向被駆動軸52を回転自在に支承
する枠体58を上下方向に回動するための上下方向被,
駆動軸、60は、操作部により与えられた上下方向の回
転変位を前記上下方向被駆動軸56に伝達するための上
下方向被1駆動機構部、62は、前記枠体58を支承す
る上下方向被駆動軸56を回動自在に支承するケースで
ある。
左右方向被駆動機構部54及び上下方向被,駆動部60
の構成については、第3図とほぼ同様であるので説明は
省略する。本実施例に卦いては、車室内に卦いて操作レ
バーを移動することにより1該操作レバーと連結された
上下方向,駆動軸及び左右方向,駆動軸をそれぞれの軸
回bに回動すれば、該,駆動軸に直結された棒磁石がそ
れぞれ回転し、該回転変位が左右方向被駆動機構部54
及び上下方向被駆動機構部60にそれぞれ伝えられるた
め、該操作レバーの回動に応じてミラー50が任意の位
置に回動できる。
本実施例に卦いては、リンク及びケーブル等の可動部を
有する伝達手段を配設することなく、ミラー角度の遠隔
操作装置を構成することができる。本発明の第2実施例
の原理を第5図に示す。本実施例は、第1の棒磁石34
及び第2の棒磁石40が駆動機構部30及び被駆動機構
部36内をそれぞれ直線移動するようにされ、磁石42
a〜h及び磁極44a−hがそれぞれ一直線上に並列配
置されている点が前記第1実施例と異なる。他の点及び
動作については前記第1実施例と同様であるので説明は
省略する。な卦、前記実施例に卦いては、いずれも磁気
回路を構成する磁性材料として非晶質磁性体ケーブルを
使用していたが、この磁気回路を構成する材料は非晶質
磁性体ケーブルに限定されず、一般の高透磁率の磁性材
料を使用することができる。
又、前記実施例に卦いては、いずれも、1駆動体と被駆
動体間に磁気回路を4回路配設していたが、磁気回路数
は4回路に限定されず、用途に応じて更に増加したb1
或いは、2回路のみとすることも可能である。又、駆動
体、或るいは被駆動体に配設する磁石も、棒磁石に限定
されない。更に、本発明の適用範囲は、前記したような
自動車用速度計或いは遠隔操作型ミラーに限定されず、
一般の変位伝達装置としても使用できることは明らかで
ある。
以上説明したとおり1本発明は、駆動体に与えられた変
位を離隔配置された被駆動体に伝達する変位伝達装置に
おいて、駆動体及び被駆動体の両者に磁石を配設すると
共に、両磁石間を高透磁率磁性材料で形成した複数の磁
気回路で連結し、駆動体に配設された磁石の変位に応じ
て、被,駆動体に配設された磁石が、被,駆動体と共に
移動するようにしたので、可動部分を有する伝達手段を
配設することなく、変位を伝達することができる。
従つて、,駆動体と被駆動体の配設位置に制限がなくな
るだけでなく、騒音を生ぜず、又耐久性に優れている。
【図面の簡単な説明】
第1図は、従来の変位伝達装置である速度計たわみ軸が
使用された自動車用速度計の構成を示す略図、又第2図
は、第1図における速度計たわみ軸の構造を示す部分断
面図、第3図は、本発明に係る変位伝達装置の第1実施
例の原理を示す略図、第4図は、第1実施例が適用され
た遠隔操作型ミラーの構造を示す断面図、第5図は、本
発明に係る第2実施例の原理を示す略図である。 30・・・・・・駆動機構部、32・・・・・・駆動軸
、34,40・・・・・・棒磁石、36・・・・・・被
駆動機構部、38・・・・・・被駆動軸、42a−H,
44a−h・・・・・・磁極、46・・・・・・非晶質
磁性体ケーブル、48・・・・・・磁気回路、52・・
・・・・左右方向被1駆動軸、54・・・・・・左右方
向被7駆動機構部、56・・・・・上下方向被駆動軸、
60・・・・上下方向被駆動機構部。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、駆動体に与えられた変位を離隔配置された被駆動体
    に伝達する変位伝達装置において、駆動体及び被駆動体
    の両者に磁石を配設すると共に、両磁石間を高透磁率磁
    性材料で形成した複数の磁気回路で連結し、駆動体に配
    設された磁石の変位に応じて、被駆動体に配設された磁
    石が、被駆動体と共に移動するようにしたことを特徴と
    する変位伝達装置。 2 前記磁気回路が線状の非晶質磁性体で形成されてい
    る特許請求の範囲第1項記載の変位伝達装置。
JP10904877A 1977-09-09 1977-09-09 変位伝達装置 Expired JPS5945866B2 (ja)

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JP10904877A JPS5945866B2 (ja) 1977-09-09 1977-09-09 変位伝達装置

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JP10904877A JPS5945866B2 (ja) 1977-09-09 1977-09-09 変位伝達装置

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JPS5442560A JPS5442560A (en) 1979-04-04
JPS5945866B2 true JPS5945866B2 (ja) 1984-11-09

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ID=14500274

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DE3604986A1 (de) * 1986-02-17 1987-08-20 Hellige Gmbh Einrichtung zur verhinderung von sauerstoffmangelschaeden

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JPS5442560A (en) 1979-04-04

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