JPS5945731B2 - 通電抵抗加熱装置に於る素材供給加熱方式 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は例えば鋼棒材等の通電抵抗加熱装置に関し、特
に一定の素材を電極で横方向に把持して次々と通電加熱
する場合に、素材の加熱と未加熱素材の供給とが連続し
て自動的に行なえ、素材の連続供給、加熱済素材の排出
、新素材の電極へのセット、加熱等の一連の作業が合理
的に且つ能率良く遂行できるように構成したことを特徴
とするものである。

本発明を図示の実施例に基いて詳述すれば１は通電抵抗
加熱装置で、該加熱装置１は一対の電極２と３から成り
、各電極２と３は横に間隔を置いて並設され、その間に
於て素材４の把持と解除とが自在に操作できるクランプ
形電極を構成している。

５はシュート若しくはコンベアー等から成る素材の供給
装置であり、該素材供給装置は素材を加熱素材４′に対
し直交する方向から横並列にして加熱待機位置に連続供
給する手段である。

連続供給された素材４の最前列の一本は待機位置で加熱
素材４′と横一線に規制される。

第２図はチェーンコンベア６で素材４を搬送し供給する
実施例を示している。

コンベア６には素材の姿勢を規制する素材７が等間隔に
多数段けられ、無端間欠回転されている。

例えばコンベアー６は横行させて材料供給を受ける地上
下方向から水平方向に移行させ、上下搬送部分６ａで素
材留め８から素材４を受け、水平移行部６ｂに材料を搬
出し、素材４を各素材受７により横並列にして加熱待機
位置、例えば１０位置に運び停止する。

コンベアー６は加熱工程と同期間欠回転させることによ
り、素材４が加熱待機位置に正確且つ確実に供給される
。

上記供給によって素材４は待機位置で第１図に示す通り
、加熱素材に対し横一線となるように規制される。

この場合素材受１は素材４を横一線待機位置に確実に支
持することができる。

第３図はシュート９によって素材４を供給する実施例を
示している。

素材４はホッパー９ａから横並列状態で転動され、加熱
待機位置１０で最先端の素材４が加熱素材４′と横一線
となるように規制され待機する。

１３は供給素材４の側面規制板、１４は最前列の素材４
を加熱待機位置に支持規制する素材受であり、１５は押
出し杆１１による素材４の押出し口である。

１１は加熱待機位置１０で横一線に規制された上記素材
４の押出し杆で、該押出し杆１１は油圧又はエヤーシリ
ンダーの如き進退杆で構成され、加熱完了と同期して上
記加熱素材４′と素材４との横一線方向へ往復動する如
く配置され、素材４の押出し供給によって加熱済素材は
電極から押出され同時に電極に素材４を挿入把持させる
構成とする。

１２は電極２，３間に設けられた素材落下防止用のガイ
ドである。

このガイドは素材の下面と腹を側方から規制する構造の
ガイドとする場合もある。

該ガイド１２は実施例として図示の如く加熱時は下方待
機位置にあり、押出し杆１１の作動と同期して電極２，
３間の下位に平行に進出する如く、例えばエヤー又は油
圧シリンダーの進退杆で構成され、押出杆１１により電
極３から押出される加熱素材４′と電極３を通って２に
挿入される供給素材４のガイドをなし、電極２，３間で
素材４，４′が落下するのを防止する。

而して、本発明は鋼棒材等の素材を連続加熱する場合に
、加熱完了と同期して押出し杆１１を作動させることに
より、横並列に連続供給され、加熱素材４′に対し横一
線に規制され待機された最前列の素材４を電極２，３内
に挿入させこの間で把持させることができると同時に、
該素材４を横一線に押出すことにより、電極２，３に把
持された加熱素材４′を押出し排除することができる。

尚第２図Ｂ図に示すように、上述と同じ原理に従い、複
数組の加熱電極１を並列させ、素材４を各加熱装置の電
極に対し横一線となるように供給し、これに応じた数の
押出し杆１１を設けれ＋ｆ。

一時に複数本の素材供給と加熱済素材の押出しが可能で
ある。

故に素材をクランプ形の電極で横方向に把持して通電加
熱する抵抗加熱装置に於て、加熱済素材の排出と未加熱
素材の供給と加熱の一連の作業が連続して自動的に行な
え、作業の合理化と能率化を図ることができた。

又素材を電極に供給し把持させる為の装置が極めて簡単
に構成され、装置が著しく簡素化された。

斯る素材供給、加熱システムの確立によって従来自動供
給に最も苦労していた電極への素材セットが解決された
。

素材供給と加熱素材の排除とが同時に行なえ、作業能率
も大巾に向上した。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の実施例を示す。 第１図Ａ、Ｂ。０図は本発明の素材供給加熱方式の構成
と動作を説明する正面図、第２図Ａ、Ｂ図はコンベアー
で素材を供給する実施例を示すコンベアー側面図と同加
熱工程への供給を説明する平面図、第３図Ａ。 Ｂ図は同素材をシュートで供給する実施例を示すシュー
ト側面図と、同加熱工程への供給を説明する正面図であ
る。 １・・・・・・通電抵抗加熱装置、２，３・・・・・・
一対の電極、４・・・・・・供給素材、４′・・・・・
・加熱素材、５・・・・・・素材の横並列連続供給装置
、６・・・・・・コンベア、γ。 １４・・・・・・素材受、９・・・・・・シュート、１
ｏ・・・・・・加熱待機位置、１１・・・・・・素材の
押出し杆、１５・・・・・・素材押出し口、１２・・・
・・・素材落下防止用のガイド。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 一定の素材を一対の電極で横方向に把持して通電加
   熱する抵抗加熱装置に於て、上記素材を加熱素材に対し
   直交する方向から横並列にして加熱待機位置に連続供給
   する構成とし、該加熱待機位置で供給素材を加熱素材に
   対し横一線となるように規制させ、該供給素材を横一線
   方向に押出す押出し杆を設け、該押出し杆による素材の
   横一線方向への押出しによって加熱済素材を電極から押
   出すと同時に供給素材を電極に挿入把持させ、加熱状態
   を連続して得る構成としたことを特徴とする素材供給加
   熱方式。