JPS5944668B2 - コイルの位置のディジタル化方法 - Google Patents

コイルの位置のディジタル化方法

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JPS5944668B2
JPS5944668B2 JP55069514A JP6951480A JPS5944668B2 JP S5944668 B2 JPS5944668 B2 JP S5944668B2 JP 55069514 A JP55069514 A JP 55069514A JP 6951480 A JP6951480 A JP 6951480A JP S5944668 B2 JPS5944668 B2 JP S5944668B2
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pen
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ジヨ−ジ・エイ・フエンクル
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    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F3/00Input arrangements for transferring data to be processed into a form capable of being handled by the computer; Output arrangements for transferring data from processing unit to output unit, e.g. interface arrangements
    • G06F3/01Input arrangements or combined input and output arrangements for interaction between user and computer
    • G06F3/03Arrangements for converting the position or the displacement of a member into a coded form
    • G06F3/041Digitisers, e.g. for touch screens or touch pads, characterised by the transducing means
    • G06F3/046Digitisers, e.g. for touch screens or touch pads, characterised by the transducing means by electromagnetic means

Description

【発明の詳細な説明】 この発明はデイジタル化装置及び方法に、更に明確には
、デイジタイザにおける隔置された格子状導線の間の補
間の精度を改善しかつペンの頃斜及びペンの高さの変動
による誤差を補償するためのデイジタル化装置及び方法
に関する。
ペン又はカーソルのような可動器具の位置を利用装置へ
の伝送のためにデイジタル信号に変換するための種々の
高分解能装置は技術上周知である。
そのようなデイジタル化装置には一般に、デイジタル化
されるべきグラフ、図、若しくは工業アートワータのよ
うな作業用紙、又は位置がデイジタル化されるべきマー
クをペンによつて施すことのできる空白用紙を支持する
のに適した剛体支持構造物がある。格子又はマトリクス
状の導線が通常その支持表面の直下に埋め込まれている
。可動器具がペンである場合には、ペンは作業用紙の上
方に配置されてそれに押し当てられ、そして作業用紙上
の種々の図形のデイジタル化されるべき点をたどるよう
に動かされる。可動器具がカーソルである場合には、カ
ーソルは作業用紙土の先在するデイジタル化されるべき
種々の点又はマークに合わせられる。デイジタ不ザに関
する技術の状態は、すべてこの出願の出願人に譲渡され
た米国特許第3767858号、第3851097号、
第3983322号、第3886311号及び第402
2971号に示されている。この技術状態は更に、19
78年7月3日に出願されて、この出願の出願人に譲渡
された、ジヨージ・エイ・フエンクル(GeOrgeA
.Fencj)による同時出願中の米国特許出願第92
1514号において述べられている。前述の従来技術の
記載において示されたデイジタイザは比較的高い精度又
は分解能を有している。しかしながら、そのようなデイ
ジタイザの製作費は分解能が強大するにつれて急速に増
大する。前述のデイジタイザには不正確さを生じる原因
がいくつかあるが、その最も重要なものの一つはペン又
はカーソルが二つの隣接した格子状導線の間の点に位置
するときにその位置を正確に補間する又は決定するのが
困難なことである。前述の同時出願中のフエンクル出願
におけるフイルタの出力に発生した特性波形における非
直線性は、格子状導線を特定の方向に走査する過程中に
定速度でペン位置カウンタを増分することによつて得ら
れた補間の精度を相当に減少させる。信号が走査を受け
た格子状導線によつて受信されるのではなくその導線か
ら伝送されるようになつているデイジタイザにおいても
同様の問題が存在する。従つて、この発明の目的は、格
子状導線間に位置する点におけるペン又はカーソル位置
の補間の精度が改善された低製作費高精度のデイジタイ
ザを与えることである。既知の従来技術に従つて構成さ
れたデイジタイザにとつての別の問題は高精度を達成す
るためには格子状導線間の間隔を減少させることがしば
しば必要であるということである。
このことは著しく費用を増大させ、かつ又、多数の導線
を走査しなければならないので、デイジタル化動作を行
うのに要する時間を増大させる。従来のデイジタイザの
別の問題はペン又はカーソルコイルにおける高い電力消
費である。それゆえ、この発明の別の目的は、電力消費
の少ない改良形高精度デイジタイザを与えることである
ペンを備えた従来のデイジタイザにおける不正確さの別
の原因はペンの傾斜から生じており、これが磁力線と格
子状導線との非対称的相互作用を生じさせ、従つて使用
された走査過程の精度を低下させている。
従つて、この発明の更に別の目的は、高精度のデイジタ
ル化を与えるためにペン傾斜を経済的に、迅速にかつ正
確に補償するためのデイジタル化装置及び方法を与える
ことである。
この発明の一構成例について簡単に説明すれば、この発
明は格子状導線に関するペンコイル又はカーソルコイル
の位置を決定するためのデイジタイザにおける格子状導
線間の補間によるデイジタル化誤差を減小させる装置及
び方法を与えるものである。
この発明のこの構成例においては、デイジタイジンク・
システムにはタブレツトの支持表面に埋め込まれたX方
向に配置された複数個の隔置された平行な格子状導線、
及び同様にY方向に配置された第2の複数個の隔置され
た平行な格子状導線がある。この発明のこの構成例にお
いては、AC信号がペンコイルを駆動し、これにより格
子状導線に信号が誘導される。デイジタイザにはペンコ
イルにより誘導された信号を有する格子状導線を順次選
択するための走査回路がある。デイジタイザには更に、
順次選択される導線の誘導信号の位相が反転するおよそ
の時を表わす出力信号を発生するアナログ信号検出器回
路がある。走査回路は走査制御サブシステムと走査部よ
り成る。走査部にはX格子状導線をアナログ回路の入力
に順次接続するXマルチプレクサとY導線をアナログ回
路の入力に順次接続するYマルチプレクサとがある。ア
ナログ信号検出器回路には、入力がマルチプレクサ回路
に接続されている増幅器、増幅器出力を整流する位相感
知検出器回路、位相感知検出器出力を積分するフイルタ
回路、及びフイルタ回路によつて発生された出力信号の
極性変化の発生を示す信号を発生するための比較器があ
る。走査制御サブシステムはX及びY方向における格子
状導線の走査を制御するものであつて、マルチプレタサ
を制御するアドレスを発生するプリセツト可能な順逆走
査カウンタ回路を有している。ペン位置カウンタ回路は
走査カウンタよりも速い速度で増分されて、マイクロプ
ロセツサ・システムに伝送される2進化10進出力を与
える。ペン位置カウンタにも又プリセツト可能な順逆カ
ウンタがある。ペン位置カウンタ及び走査カウンタを増
分するのに利用されたクロツク信号は、フイルタ出力電
圧における極性変化が発生したときに二つのカウンタの
計数を停止させるように比較器出力によつて発生された
信号によりゲート制御されている。X導線に関するペン
の位置を得るために、マイクロプロセツサ・システムに
より走査カウンタがXマルチプレクサを順次アドレスす
るようにされて、ペンの一方側にある基準点からペンの
位置の方へ向けて、走査回路がペン近くにある第1格子
状導線を選択している間においてフイルタ出力電圧の極
性が変化する時までX導線が走査される。マイクロプロ
セツサは次に第1格子状導線から2インチの所に配置さ
れた第2格子状導線の位置を表す数に走査カウンタをプ
リセツトしかつ又対応する数をペン位置カウンタにプリ
セツトする。マイクロプロセツサは次に第2格子状導線
から減小した速度で第1格子状導線の方、したがつてペ
ンの方へ極性変化がフイルタの出力において検出される
まで「順走査」を行わせる。比較器出力信号は順走差を
停止させる。ペン位置カウンタに記憶された第1の2進
化10進数(第1のデジタル数)がマイクロプロセツサ
・システムに伝送されて記憶される。マイクロプロセツ
サ・システムは次に第1格子状導線の反対側2インチの
所に配置された第3格子状導線の位置を表す数をペン位
置カウンタにプリセツトする,マイクロプロセツサは次
にペンコイルを駆動するAC信号の位相を反転させる。
マイクロプロセツサは次に「逆走査」動作を行わせるが
、この逆走査動作においてはペン位置カウンタ及び走査
カウンタがやはり減小した速度で減分されて、フイルタ
出力電圧における極性変化が比較器によつて検出される
と逆走査動作は停止される。ペン位置カウンタに記憶さ
れた第2の2進化10進数(第2のデジタル数)がマイ
クロプロセツサ・システムに伝送されて、これにより第
1及び第2の2進化10進数の平均が計算される。計算
された平均数はペンの正確な位置を表す。さて麻1図A
及び第1図Bについて述べると、デイジタイザ・システ
ム1には既知のデイジタイザ構成部分からなるサブシス
テム3とマイクロプロセツサ・システム53に接続され
た走査制御サブシステム4とが含まれている。サブシス
テム3には計数化されるべき点を有する作業用紙を支持
するためのタブレツト又は表面5がある。タブレツト5
にはY力向に一様に200ミル(約571I11:10
00ミル=1インチ=2.54CTrL)の間隔で配置
されかつタブレツト5の表面に埋め込まれた複数個のY
導線9がある。タブレツト5には又X方向に一様に20
0ミルの間隔で配置されかつタブレツト5の支持表面に
埋め込まれた複数個のX導線7がある。ペン又はカーソ
ル11は、タブレツト5によつて支持された作業用紙に
おける点の上方に配置して計数化されるべき点と整列さ
せればよい。
ペンを利用する場合には、ジヨージ・エイ・フエンクル
(GeOrgeAFencl)によつて1979年1月
22田ご出願され、この出願の出願人に譲渡された、「
デイジタイザ・ペン用ペン状態システム(PENSTA
TUSSYSTEMFORDIGIT−IZERPEN
)」という名称の同時出願中の米国特許出願第0051
95号(以下、第1フエンクル出願と呼ぶ)に記載され
た形式のものでよい。第1フエンクル出願に記載された
ペンにはペン11の先端の近くにペンコイルが取り付け
られており、このペンコイルは第1図においてプロツク
15で概略的に示されている。ペンコイル15は第1フ
エンクル出願において説明されているように実際にはペ
ン11の先端の近くに配置されているのでさるが、第1
図においてペンコイル15を他の方法で図示するこ吉は
不便であると思われるので、ペンコイル15とペン11
との関係を示すためにここでは破線を利用している。第
1図Bにおける個々のY導線9は母線21によつてYマ
ルチプレクサ17に接続されており、このマルチプレク
サは現在選択されているY導線においてペンコイル15
によつて誘起された電気信号を選択的にマルチプレクサ
出力導線14Bに接続する。
マルチプレクサ出力導線14Bはアナログ信号検出器回
路27の入力に接続されている。同様に、第1図Bにお
ける個々のX導線7は母線23によつてXマルチプレク
サ19に接続されており、このマルチプレクサは選択さ
れたX導線において誘起された電気信号をマルチプレク
サ出力導線14Aに選択的に接続され、そして出力導線
14Aも又アナログ信号検出器回路27の入力に接続さ
れている。Yマルチプレクサ17及びXマルチプレクサ
19に対するアドレスは、走査カウンタ及びデコーダ回
路104のデイジタル出力に接続されている母線25に
発生される。
タブレツト5のX及びY方向は一度にひとつずつ走査さ
れるので、Yマルチプレクサ17及びXマルチプレクサ
19に対する使用可能信号はそれぞれ母線25のそれぞ
れの導線により導かれる。アナログ信号検出器回路27
は導線28に出力信号を与える。
この出力信号はアナログ信号検出器回路におけるフイル
タ回路によつて発生され、そしてここでは種々の動作条
件に対して第4図、第5図、第8図A及び第8図Bに図
示したような特性波形を有している。この特性波形は以
下において詳細に説明される。導線28は伝送線駆動器
29の入力に接続されており、そしてこの,駆動器はケ
ーブル36を駆動するが、このケーブルは長さが約6フ
イートのものでよく、伝送線受信器回路38の入力に接
続されている。アナログ信号検出器回路27は導線76
における基準タイミング信号を受ける。ペンコイル15
は符号74によつて示した1対の導線における駆動信号
を受ける。
導線74におけるAC信号は「ペン駆動信号」と呼ばれ
、ペンコイル15により対称磁界を発生させるが、この
磁界はタブレツト5のX導線7及びY導線9において、
それらのペンコイル15からの距離に感じて約数ミリボ
ルトまでの振幅を有する電気信号を誘起する。導線74
におけるペン駆動信号は電力増幅器回路72によつて発
生される。
Yマルチプレクサ17、Xマルチプレクサ19、アナロ
グ信号検出器回路27、ペンコイル15、及び電力増幅
器72のそれ以上の詳細は、ジヨージ・エイ・フエンタ
ル(GeOrgeA.Fencl)によつて1978年
7月3田こ出願され、この出願の出願人に譲渡された「
デイジタイザ格子状導線における誘導信号を順次検出す
るための低雑音方式(LOWNOISESYSTEMA
NDMETHODFORSEQUEN−TIALLYS
ENSINGINDUCEDSIGNALS[NDIG
ITIZERGRIDCONDUCTORS)」という
名称の同時出願中の米国特許出願第921514号(以
下、「第2フエンクル出願」と呼ぶ)において記載され
ている。
サブシステム3には更に、複数個の導線43によりプロ
ツク55の複数個の各入カロに接続されている制御盤4
2が含まれている。
制御盤42は操作員がマイクロプロセツサ53に制御信
号を送つてデイジタイザ・システム1に所望の動作を行
わせるようにするためのものである。サブシステム3に
は又、複数個の導線45によつてプロツク55の複数個
の各入カロに接続されていて、タブレツト寸法のような
ある種のパラメータの確定及びペン又はカーソルのいず
れが利用されているかの識別を操作員が行えるようにす
るためのスイツチ・モジユール44が含まれている。
可聴警報器47は、小形スピーカで構成すればよく、ケ
ーブル48によつて警報器駆動器回路49に接続されて
いる。警報器駆動器回路49は導線70に接続された入
力を有しており、そして導線70はプロツク57の出力
口に接続されている。これによりマイクロプロセツサ・
システム53は、警報信号を警報器駆動器49に送るこ
とができるので、マイクロプロセツサ・システム53に
送られたデータの最後のプロツクにおけるマイクロプロ
セツサ・システム53による動作の完了のような、ある
状態の発生を操作員に警告することができるようになり
、そこで操作員は例えば自分がカーソル又はペンを別の
データ点に移動させることができることを了解するであ
ろう。プリセツト母線84にはペン位置カウンタ115
及び走査カウンタ・デコーダ回路104の各プリセツト
入力に接続された複数個の導線が含まれている。情報は
プロツク57における出力口回路によつてプリセツト母
線84の各導線において発生される。注目されるべきこ
とには、マイクロプロセッサ・システム53は8ビツト
ニ方向性データ母線51によつて走査制御サブシステム
4に接続されており、そしてデータ母線51の各導線は
複数個の出力口回路57及び複数個の入カロ回路55の
対応する導線に接続されている。
注記しておくが、便宜上、入カロプロツク55は三つの
別々のフ狛ツクとして描かれている。しかしながら、そ
れらは複数個の三状態位相反転回路を含む単一のプロツ
タであると考えることができる。同様に、出力カプロツ
タ57は二つの別々のプロツクとして示されているが、
複数個の集積回路ラツチを含む単一のプロツクであると
考えることができる。マイクロプロセツサ・システム5
3は又、すべてデコーダ回路60に接続されている16
ビツト・アドレス母線62、入出力制御導線63、及び
読書き制御母線65により走査制御サブシステム4に接
続されている。マイクロプロセツサ・システム53によ
つてデコーダ60に受入れ可能なコードが入力されたと
きにマイクロプロセツサ・システムに信号を送るために
デコーダ回路60によつて導線67に肯定応答信号が発
生される。走査カウンタ・デコーダ回路104は、これ
ら変換速度を決定するために導線113における9メガ
ヘルツ信号を200の因数で除算する固定比率除算器回
路112によつて導線114に発生された信号により増
分される。
導線113における信号は、導線79における9メガヘ
ルツの連続したクロツク信号を入力として受けているク
ロツクゲート回路78の出力によつて発生される。導線
98における信号は、タブレツト5のX方向又はY方向
における走査中にペン11の位置が検出されたときにク
ロツクゲート回路78を使用禁止にするために伝送線受
信器38によつて発生される。換言すれば、走査されて
いる格子状導線7又は9の一つにおいて「良いデータ」
が検出されると、ペン位置カウンタ115及び走査カウ
ンタ・デコーダ回路104はともに導線98における信
号によつて停止させられる。クロツクゲート回路78の
出力と入カロプロツク55の入カロ回路との間に接続さ
れている導線80における信号は、クロツクゲート78
が導線98から「良いデータ」(コイルの磁界を走査す
ることによつて発生される充分な振幅を有し、続いて反
対極性レベルに反転する信号をいう)信号を受けたか否
かを示す情報をマイクロプロセツサ・システム53が受
けることができるようにする機能を果たす。クロックゲ
ート78は、テキサス・インスツルメンツ社(Texa
sInOtruments,IncOから容易に入手す
ることのできるLS74フリツプフロツプ集積回路及び
LSOOナンドゲートを利用して容易に構成することが
できる。走査カウンタ・デコーダ回路104のデコーダ
部分は、テキサス・インスツルメンツ社から容易に入手
することのできる74LS42(10デコーダの一つ)
を有しており、回路104の走査カウンタ部分の3ビツ
トの復号によつてXマルチプレクサ回路19及びYマル
チプレクサ回路17を含む複数個の印刷配線板の特定の
一つを選択する機能を果たす。
可変比率除算器回路110は導線113に接続された入
力を有しており、4によつて導線113における信号を
除算しているが、この除数は外部ジアッパ接続を用いて
変えることができる。
これによりデイジタイザ・システム1の分解能の精度を
種々の製品需要に合うように調整することができる。可
変比率除算器回路110は、テキサス・インスツルメン
ツ社から入手することのできる74LS74フリツプフ
ロツプ及び74LS00ナンドを用いて容易に構成する
ことができる。クロツクゲート78によつて導線113
に発生された信号はクロツク除算器(分周器)回路10
2に入力として与えられるが、この回路102は100
の因数によつて除算を行うものであつて、テキサス・イ
ンスツルメンツLSl96集積回路によつて容易に構成
され、クロツクゲート78が使用可能にされたときに導
線94に除算信号を与える。この信号は伝送線駆動器回
路40への入力として機能するが、この回路40は導線
76において基準クロツク信号を発生し、そしてこの導
線76はアナログ信号検出器回路27に含まれる二つの
位相感知検出器回路の人力に接続されている。伝送路駆
動器回路40は、テキサス・インスツルメンツ社から容
易に入手することができる7405集積回路ライン・ド
ライバにより構成することができる。クロツク除算器回
路102の別の出力導線101は100の因数によつて
除算された導線113における信号に等しい信号を導く
この信号は振幅・位相変調器回路106に入力される。
振幅―位相変調器回路106の目的は「X」逆方向又は
「Y」順方向における走査中に電力増幅器72によつて
発生されたペン駆動信号の位相を反転させることである
。振幅・位相変調器回路106は、ともにテキサス・イ
ンスツルメンツ社製のLSO4ヘツクス・インバータ(
Hexlnverter)集積回路及びLSOOカット
・ナンド(QuadNAND)集積回路を有している。
導線68G及び導線68Fは振幅・位相変調器回路10
6への入力として与えられている。(出力ロプロツク5
7に接続された母線68に導線68A,68D,68E
,68F及び68Gが含まれているこ吉に注意せよ)。
出力カプロツク57の一つによつて導線68Gに加えら
れたX/Yと指定された信号はX導線7又はY導線9の
いずれが走査されるべきであるかを表示し、又信号UP
/DOWNは走査動作が「順走査(Upscan)」動
作又は「逆走査(DOWllscan)1動作のいずれ
かであるべきかを表示するものであるが、これらの走査
動作については以下においてC説明する。導線68Gに
おけるX/Y信号が論理値「O」であるときには、振幅
・位相変調器回路106は導線96に発生した出力信号
の振幅を増大させて、タブレツト5におけるY導線9が
X導線7よりも表面下深く埋め込まれていることを補償
するこの補償がなければ、Y導線はX導線よりも深く埋
め込まれて同一平面上にないので、ペンコイル15によ
つてY導線に誘起された信号はX導線に誘起された信号
よりもわずかに小さい振.幅を有することになるであろ
う)。導線68FにおけるUP/DOWN信号は導線9
6に発生した出力信号の位相反転を生じさせる。電力増
幅器72はもちろん導線96における信号を増幅して、
第2フエンクル出願において説明されたように、導線7
4においてペン駆動信号を与えてペンコイル15を駆動
する。電力増幅器72は、ナシヨナル・セミコンダクタ
(NatlOnalSemicOnductOr)のL
M38O集積回路増幅器を用いて容易に構成することが
できる。
伝送線駆動器29及び40は、テキサス・インスツルメ
ント社の7405集積回路駆動器を用いて容易に構成さ
れ、そしてそれに加えられた入力信号がそれぞれケーブ
ル36及び76によつて伝送されるときにその信号の一
体性を維持する機能を単に果たすものである。伝送線受
信器38はナシヨナル・セミコンダクタのIuM3ll
集積回路を用いて容易に構成される。出力ロプロツク5
7及び入カロプロツク55はそれぞれ、テキサス・イン
スツルメンツ社のLS374オクタル・ラツチ集積回路
及び74LS240形8ビツトインバータ集積回路を用
いて構成される。
割込みゲート・ラツチ回路108は導線100における
あふれ信号又は導線98における「良いデータ]信号に
応答して割込み導線99に割込み信号を発生させる。
これは適当なサブルーチンが実行されなければならない
ことをマイクロプロセツサ・システム53に通報する。
例えば、「良いデータ」信号が検出された場合には、ペ
ン位置カウンタ115の内容はペン位置データ母線88
及び入カロプロツク55の対応する入カロ及びデータ母
線51を介してマイクロプロセツサ・システム53によ
つて読み取られる。あふれ状態が検出されたならば、マ
イクロプロセツサ・システム53はどのような動作でも
マイクロプロセツサ53のオペレーテイング・アルゴリ
ズムが命令するもの、例えば警報器47により操作員に
警告することを行うことができる。技術に通じた者は、
どのような形式の割込みサブルーチンでも導線99にお
ける割込み信号に適当に応答するのに必要なものを容易
に与えることができよう。導線100におけるあふれ状
態信号はペン位置カウンタ115がその最大(すなわち
、すべて「1」)状態を越えて計数を行つたときにあふ
れ検出器回路119によつて発生される。
これが起こると、全X走査又は全Y走査中に良いデータ
が検出されなかつたこと、多分、下にある導線が走査さ
れるときにペン又はカーソルがタブレツト5の表面に十
分接近して保持されていなかつたことが表示される。Y
マルチプレクサ17、Xマルチプレクサ19及びアナロ
グ信号検出器回路27を構成するのに利用することがで
きる。
市販で入手することのできる部品及び接続は前述の第2
フエンクル出願に相当詳細に示されている。しかしなが
ら、前述の第2フエンクル出願に記載された位相感知検
出器回路及びフイルタ回路はこの発明の現在説明中の構
成例においては比較器の一つの入力として与えられてい
た限界回路を除去することによつて電源振幅の変動及び
接地線雑音を受けないように改善するための変更が行わ
れている。最近の回路構成は第2図に示されている。マ
イクロプロセツサ・システム53は、ランダム・アクセ
ス記憶装置を含んでいるインテル(NteI)の80/
10Aマイクロプロセツサ・サブシステムを用いて構成
することができる。
さて第2図について述べると、アナログ信号検出器回路
27には差動増幅器121が含まれており、それの各入
力はそれぞれマルチプレクサ出力導線14A及び14B
に結合されている。マルチプレクサ出力導線14A及び
14Bにおける信号は実際には、図面を明快にするため
に省略されているが技術に通じた者によつて容易に与え
られることのできるコンデンサ及びバイアス回路によつ
て差動増幅器121の入力に容量結合されている。差動
増幅器121は、それぞれ導線123及び124に接続
された1対の相補出力を有するフエアチヤイルド(Fa
irchiId)のA733C集積回路によつて容易に
構成すればよい。導線123及び124は位相感知検出
器回路107に結合されており、この回路107は、前
述の第2フエンタル出願に詳細に記載されているように
、アール・シ一・エイ(RCA)によつて製造されたC
D4O53集積回路アナログスイツチを用いて構成する
ことができる。位相感知検出回路107には二つの位相
感知検出器126及び127がある。導線123は位相
感知検出器126のBx入力及び位相感知検出器127
のAy入力に結合されている。導線124は位相感知検
出器126のAx入力及び位相感知検出器127のB,
入力に結合されている。位相感知検出器126及び12
7の出力は1対の低域フイルタ130及び132(これ
はアール・シ一・エイのモデルCA3l3O集積回路演
算増幅器によつて構成することができる)の各入力に結
合されており、そしてそれらの各出力128及び129
は比較器131の各人力に結合されているが、この比較
器131は、ナシヨナル・セミコンダクタのLM3ll
集積回路を用いて構成することができるものであつて、
出力が導線28に接続されている。第2図のプロツクを
構成するのに使用された回路構成の詳細は第2フニンク
ル出願に述べられているので、ここでは繰り返されない
。(注意しておくべきであるが、ここで述べた結合は容
量結合であつて、その詳細は図面を明快にするために省
略されている。)デイジタイザ・システム1のサブシス
テム3の基本的動作は、X及びYマルチプレクサ、位相
感知検出器、並びに低域フイルタの動作を含めて、前述
の第2フエンクル出願に詳細に述べられているので、こ
こでは繰り返さない。走査制御サブシステム4の動作及
び利点は第3図から第5図までの参照によつて最もよく
理解される。
前述の第2フエンクル出願において説明されているよう
に、第4図の曲線133で示されたもののような特性信
号は格子状導線がペンコイルの−X側から+X側に走査
されるときに第2図におけるフイルタ回路130の出力
128において得られる。(フイルタ出力128及び1
29における波形は前述のように互いに相補的になつて
いる。)現在説明中の走査制御回路サブシステム4は正
ピーク135と負ピーク136との間の過渡期間134
中における第4図の特性曲線133の非直線性を補償す
る。この発明によれば、前述の非直線性ぱ、ペンコイル
の−X側にある第1の格子状導線から特性波形のある点
に対応する格子状導線まで「順」走査を行い、次にペン
コイルの+X側にある第2の格子状導線から特性波形の
ある点に対応する格子状導線まで[逆」走査を行うとい
う二重走査処理を行うことによつて補償される。
さて第3図について述べると、ペンコイル(又はカーソ
ルコイル)15はタブレツト5の表面5Aのわずか(約
200ミル)上方に配置されている。
X導線は表面5Aの下に埋め込まれており、符号7によ
つて総括的に示されている。ペンコイル15によつて発
生された対称磁界は符号138によつて総括的に示され
ている。磁界138の異なつた数の磁束線が多数の各格
子状導線を取り囲んでいて、それに種々の振幅の雷気信
号を誘起させていることを理解することができる。特定
の格子状導線に誘起された電気信号の振幅はもちろんそ
の格子状導線を取り囲んでいる磁束線の数により、従つ
てその格子状導線のペンコイルからの距離により決まる
。この発明の一構成例によれば、ペンコイル15の垂直
軸139の左に配置された格子状導線は、任意の遠隔の
原点からの+X方向における予備「粗」走査(第1走査
)中に選定された格子状導線から所定の距離(すなわち
、2インチ)に位置する格子状導線から符号141で示
された[順」方向(すなわち、+X方向)に走査される
(第2走査)。
第2フエンクル出願に記載された形式の単一のフイルタ
出力が比較器に入力されて固定限界電圧と比較される「
シングル・エンデツド」システムが利用された場合には
、矢印141で示された方向における格子状導線の走査
はフイルタ(例えば第2図の130)からの出力信号が
所定の限界値を越えるまで続けられる。この限界値超過
は格子状導線7Aが走査されるときに起こるものと仮定
する。走査カウンタ及びペン位置カウンタはその場合9
8のような導線に生じる信号及びタロツクゲート78の
ような回路のその信号への応答によつて停止される。こ
の発明によれば、ペン位置カウンタに記憶されたデイジ
タル数(第1のデジタル数)はマイクロプロセツサ・シ
ステムに伝送されて、これに記憶される。このデイジタ
ル数はX格子状導線に対するペンコイルの近似位置を表
すものであり、続いて説明される詳細に従つて、第3の
走査すなわち「逆」走査は(「粗走査」によつて選定さ
れた前述の格子状導線の右の所定の距離(すなわち、2
インチ)に位置する格子状導線において開始されて、矢
印142で示されたように−X方向に続けられる。前述
の固定限界レベルをフイルタ回路の出力が越えると、走
査カウンタ及びペン位置カウンタが再び停止され、そし
てペンコイルの位置の別の近似に対応する第2デイジタ
ル数がマイクロプロセツサ・システムに伝送される。磁
界は対称であるので、軸139が表面5Aに対して垂直
であるならば、前記の固定限界レベルは多分導線7Bが
走査されているときに越えられるであろう。この二つの
デイジタル数は次に平均される。この平均値は格子状導
線に関するペンコイル15の真の位置の一層正確な値を
与える。逆走査動作中、コイルペン15を動作する信号
の位相を反転させておいて(順走査が終つて逆走査が始
まる前に反流させる)、フイルタ出力電圧の立上り区間
の極性が順走査動作中及び逆走査動作中においてともに
正になるようにすることができることに注目するべきで
ある。軸139の向き(これはペンコイル15の平面に
垂直である)は前述のように第3図において垂直である
この場合、ペンコイルが取り付けられているペンも又垂
直である。このような状態のもとでは、符号138で示
された磁界の磁束線はペンコイル15について対称的に
配置されており、前述の順逆走査平均法は格子状導線に
関するペンコイル15の位置に対応する非常に正確なデ
イジタル数を得ることになる。正確度は表面5A上のペ
ンコイルの高さにおける小変動には意外に無関係である
。これは磁界138が垂直軸139の両側において格子
状導線に対称的に交わつているために生じる。しかしな
がら、ペンが傾斜して軸139が符号139Aで示され
たように傾斜すると、磁界138の磁束線はペンコイル
15の直下の点の両側における導線を対称的に取り囲ま
ない。
これは前述の方法によつて得られた平均ペン位置値に誤
差を生じさせる。しかしながら、第6図を見れば理解で
きることであるが、曲線143がペンの完全に垂直なと
きの第2図の導線128におけるフイルタ出力電圧を表
しているとすれば、波形144はペンが左に傾斜してい
る場合に導線128に現れる波形を表している。第3図
における点147の左の各格子状導線はより多くの数の
磁束線によつて取り囲まれているので、それによりより
大きい電圧が誘起されることになる。それゆえ、低域フ
イルタの積分効果のために、順走査動作の−X部分に対
応する波形の部分に対してはより大きい振幅が得られる
ことになる。同様に、第3図における点147の右の格
子状導線はより少ない数の磁束線によつて取り囲まれて
おり、その結果より低い負のピークが得られる。同様の
解析の結果、ペンが右に傾斜している場合には、第6図
において曲線145で示したように正のピークが小さく
なりかつ負のピークが大きくなることがわかる。マイク
ロプロセツサ・システム53には順走査及び逆走査の動
作中に得られたピーク値の比率に合つた経験的に得られ
たデータが記憶されている記憶索引表がある。マイクロ
プロセツサ・システム53はそれゆえ順走査動作及び対
応する逆走査動作中に発生するフイルタ出力電圧の二つ
のピーク値を測定してそれらの比率を計算することによ
つてペンが傾斜しているか否かを決定することができる
。1以外の比率はペン傾斜の存在を示す。
この比率は次に索引表をアドレスして、前の順走査、逆
走査、及び平均値計算動作において得られた平均値に加
え又はこの平均値から減じなければならない補正係数を
得るのに利用される。前述のピーク値の測定はピーク検
出器回路31によつて行われるが、この回路の入力は第
2図の導線128(低域フイルタ130の出力)に接続
されている。
技術に通じた者はアナログ信号のピーク値を検出して記
憶することのできるサンプル・アンド・ホールド形式の
種々の回路を容易に与えることができる。ピーク検出器
31の出力はアナログ・デイジタル変換器33に入力と
して与えられ、変換器33はそのピーク値をデイジタル
数(順走査ないし第2走査の場合には第3のデジタル数
、逆走査ないし第3走査の場合には第4のデジタル数)
に変換し、そしてこのデイジタル数は母線35によつて
プロツク55の入カロ及びデータ母線51を介してマイ
クロプロセツサ・システム53に導かれる。マイクロプ
ロセツサ・システム53はそこで前述の第3と第4のデ
ジタル数のノ比率を計算して、必要な補正係数を得るた
めにテーブル索引動作を行う。
アナログ信号検出器27の回路が逆走査動作中において
も又順動作中においても同じ極性の信号レベルに遭遇す
るように逆走査動作中ペンコイル15を駆動するペン駆
動信号の極性を反転させるべきであることに注意するべ
きである。
強調しておくべきことには、第3図についての前述の説
明は、比較器の一方の入力に固定限界レベルが加えられ
かつそれの他方の入力がフイルタ回路の出力に接続され
ている。
前述の第2フエンクル出願に記載されたシングル・エン
デツト式のアナログ信号検出回路を利用したこの発明の
構成例にも当てはまる。この出願の第2図に示した構成
を利用したこの発明の構成例に従えば、「良いデータ」
は第2図における導線128及び129上のフイルタ出
力信号の一つが固定限界電圧を越したときではなく、そ
れらの導線におけるフイルタ出力信号が極性を変化した
ときに検出される。
例えば、第4図の曲線133は順走査動作中第2図の導
線128に現れる信号であるとすることができる。第2
図に示した回路構成では、技術に通じた者によつて容易
に認められるように、導線128における信号と同じで
あるが反対の極性をもつている信号は導線129に現れ
る。「良いデータ」信号はその極性が変化するときに、
すなわち第4図の曲線133における点137において
、導線28における比較器131の出力において発生さ
れる。この発明によれば、まずX格子状導線を遠隔の原
点ないし基準点から走査してペンコイル15に近似する
X格子状導線のひとつ(第1導線)を求めることが必要
であることに注意するべきである。
これは以下「粗走査](第1走査)と呼ばれる予備高速
走査を行うことによつて達成される。即ち、高速の粗走
査を開始する前に、走査カウンタ・デコーダ回路104
の内容を、基準点に対応するあるデジタル数(ゼロ)に
プリセツトないし初期化する。粗走査中、走査カウンタ
・デコーダ回路は計数を続け、Xマルチプレクサ19に
順次導線を選択させる。第1導線の選択中に、アナログ
信号検出器27より出力信号(良いデータ)が発生する
と、クロツクゲート78により走査カウンタ・デコーダ
回路104は停止する。このとき回路104の内容は、
第1導線の位置を表わす数値をもち、これはマイクロプ
ロセナ53に送られる。次に、粗走査中に得られた値(
第1導線の位置)から−X方向に2インチの等価量(第
2導線の位置)を表わすデイジタル・オフセツト数にペ
ン位置カウンタ115及び走査カウンタ・デコーダ回路
104の内容をまずプリセツトすることによつて順走査
(第2走査)動作が開始される。順走査は走査カウンタ
・デコーダ回路104にプリセツトされた「オフセツト
」値に対応する格子状導線(第2導線)から低速度(第
1走査速度より低速度)で開始される。順走査中、走査
カウンタ・デコーダ回路104及びペン位置カウンタ1
15はともに計数し続けるが、ペン位置カウンタは走査
カウンタ・デコーダ回路の速度をはるかに越える速度で
計数する。第4図の波形133のような波形はフイルタ
130の出力128において発生した波形である。導線
128及び129からの出力信号が極性変化(すなわち
、第4図の波形133の点137において)を受けると
、「良いデータ」信号が導線28に発生して、タロツク
ゲート78がペン位置カウンタ115及び走査カウンタ
・デコーダ回路104を停止させる。ペン位置カウンタ
115に記憶されたデイジタル数(第1のデジタル数)
はペンコイル15近くにある2つの隣り合う導線間の位
置を表わしており、ペン位置データ母線88によつて入
カロプロツク55及びデータ母線51を介してマイクロ
プロセツサ・システム53に伝送される。このデイジタ
ル数は「順走査位置数」と呼ばれる。同様に、逆走査(
第3走査)動作が開始される前に、ペン位置カウンタ1
15及び走査カウンタ・デコーダ回路104は前述の粗
走査中に得られた値(第1導体の位置)から右2インチ
の位置(第3導体の位置)に対応するデイジタル・オフ
セツト数を含むようにプリセツトされる。逆走査動作は
そこでペン位置カウンタ115及び走査カウンタ・デコ
ーダ回路104を減分することによつて低速(第1走査
速度より低速)で開始され(UP/DOWN導線68F
には論理値0が加えられている)、両方のカウンタは増
分ではなくて減分を行う。逆走査動作によつて第5図の
133Aのような波形がフイルタ130の出力導線12
8に発生する。順及ひ逆走査動作は「細密]走査動作と
呼はれる。フイルタ出力導線128及び129における
信号がそれぞれ極性変化(すなわち、第5図の波形13
3Aの点137Aにおいて)を受けると、比較器131
(第2図)はその出力レベルを反転させて、前述のよう
にペン位置カウンタ115及び走査カウンタ・デコーダ
回路104を停止させる信号を導線98に発生する。
又、「逆走査位置数]と呼ばれるペン位置カウンタ11
5に記憶されたデイジタル数(第2のデジタル数)はペ
ンコイル15近くにある2つの隣り合う導線間の位置(
補間位置)を表わしており、マイクロプロセツサ・シス
テム53に伝送されて記憶される。記憶された逆走査位
置数と記憶された順走査位置数との平均値が計算されて
、ペンコイル15の中心の位置(すなわち、X座標)を
表す正確な補間数が与えられる。逆走査中にフイルタ出
力128に現われる波形は第5図の曲線133Aによつ
て示されている。
この波形は、第1図の導線74に発生したペン3駆動信
号の極性と格子状導線の走査方向とがともに反転されて
いるので、第4図に示した曲線と本質的に同じであるこ
とに注目するべきである。前述の順逆走査平均法の効果
は第4図に示したようなピーク135と136との間に
おける波形133の傾斜部分134の非直線性を補償す
ることであることが判明している。注目するべきことに
は、傾斜134は大体直線的であつて、前述の第2フエ
ンタル出願に記載されたデイジタイジンク・システムに
よつて完成されるような比較的低い分解能のデイジタル
化には適しているけれども、フイルタ出力波形の非直線
性は(定速度で増分されている。)ペン位置カウンタが
格子状導線位置について正確に補間を行うのを阻止する
。第1図A及び第1図Bのデイジタイジンク・システム
は200ミルの格子状導線間隔が使用されたときに0.
2ミルないし0.5ミルの分解能を有することができる
が、第2フエンクル出願に記載されたシステムの分解能
は200ミルの格子状導線間隔を使用したとき約5ミル
である。前述の順逆走査平均法は次にペンコイル15の
位置の正確なY座標を得るために同様の方法で繰り返さ
れる。
上述の走査の説明では、第2図に示す構成のものをアナ
ログ信号検出器27として使用することを想定している
この構成の場合には、アナログ信号検出器の比較器31
に入力される、導線128と129上のフイルタ出力信
号(互に相補である)が、第4図(第5図)に示すカー
ブ133(133A)の点137(137A)を通過す
る時点、即ち極性が変化する時点でアナログ信号検出器
27は導線28に出力信号を発生する(こ\にカーブ1
33(133A)は順走査(逆走査)における導線12
8上の信号波形である)。アナログ信号検出器27とし
ては、この代りに、前述したように比較器の一方の入力
を導線128に生じる信号とし、固定限界値を他方の入
力とするシングル・エンド形を使用できる。この場合に
は第4図の波形の点137(信号極性変化点)より若干
手前か後の時点で、アナログ信号検出器27は出力信号
を発生する。いずれにしても、アナログ信号検出器は導
線128上の信号の極性が変化するおよその時、したが
つて導線14Aに与えられるタブレツト5の導線(7,
9)の誘導信号の位相が反転するおよその時に出力信号
を発生する。粗走査モード(第1走査モード)では、走
査制御サブシステム(走査回路)における走査カウンタ
・デコーダ104が第1導体を選択している間にアナロ
グ信号検出器27より出力信号が発生する。
この出力信号が発生するとクロツクゲート78を介して
走査カウンタ・デコーダ104の計数が停止される。上
述したところから理解されるように、細密走査(第2と
第3走査)の目的は、粗走査(第1走査)で求めた近似
位置(第1導体の位置)より正確な、導体間の「補間位
置」を求めることである。
この補間位置の算出は走査制御サブシステムにおけるペ
ン位置カウンタ115により行なわれる。即ち、カウン
タ115は夫々の走査に要した時間を測定することによ
つて(クロツクパルスを計数することによつて)順また
は逆走査位置数(第1または第2のデジタル数)を与え
る。換言すれば、順または逆走査位置数は対応する細密
走査に要した時間の関数を表わしている。以上かられか
るように、走査に要する時間とは、第2導体(第2走査
の場合)又は、第3導体(第3走査の場合)を走査し始
めてから、アナログ信号検出器の出力信号が発生する時
までの時間Tであるといえる。実施例に則していえば、
アナログ信号検出器27が出力信号を発生した時点から
、クロツクゲート78を介してペン位置カウンタ115
へのクロツク入力が禁止されるまでの回路遅れ時間△T
を上記時間Tに加えたものが、厳密な意味での走査に要
する時間であるが、上記回路遅れ時間△Tは時間Tに比
べて無視できる時間であり、かつ第1の力向に走査する
第2走査とそれとは逆方向に走査する第3走査のいずれ
の場合にも同じ時間△Tであるからペンコイル位置を高
精度で求める上でなんら問題とならない。第9図A及び
第9図Bに示した流れ図を前述の順逆走査平均法を実施
するためにマイクロプロセササ・システム53によつて
実行されるオペレーシヨン・アルゴリズムを示すもので
ある。
さて第1図Bについて述べると、ペン11及びこれに関
係したコイル15は、タブレツト5によつて支持された
作業用紙に更にマークを付けることなくその作業用紙に
既にマークされた点をデイジタル化することが望まれる
場合にはカーソルで置き換えることができる。
第7図Aのカーソル11Aはそのようなカーソルである
。カーソル11Aにはハウジング149があつて、この
ハウジングには円形開口部152を備えた輪形部分15
1がある。キーボード150には第1図Aに示された導
線75を含んでいるケーブル74Aを介して制御指令を
送るために操作員によつて使用されることのできる複数
個のキーがある。この指令は適当な入カロを介してデー
タ母線51及びマイクロプロセツサ・システム53に送
られる。カーソル11Aは作業用紙の表面に当たつて保
持されかつその表面に沿つてすべらされる平らな底部を
もつた手持ち式の装置であることに注目するべきである
。十字線154は作業用紙上においてデイジタル化され
るべき点と視覚によつて整列させられる。利用者は、こ
の整列を完成すると、キーボード150におけるキーの
適当なものを押して前述の走査動作を開始させる。マイ
クロプロセツサ・システムは、選択された点についてデ
イジタル化動作を完了させると、カーソル11Aをデイ
ジタル化されるべき新しい点に移動させることができる
ことを操作員に警報器47によつて知らせるようにする
信号を発生する。さて第7図A1第7図B及び第7図C
について述べると、透明なガラス又はプラスチツクの円
板153はその底面がカーソル11Aの平らな底部と同
じ平面にあるように開口部152内に取り付けられてい
る。
1対の垂直な十字線154はガラス円板153にエツチ
ングにより施されることが望ましい。
カーソルコイル15は、第1図のペンコイル15と類似
のものでよく、約1.0インチの直径を有する薄いコイ
ル状に形成されている。カーソルコイル15は十字線1
54の交点のまわりに対称的に配置されている。第1図
Aの電力増幅器72からの1駆動信号はケーブル74A
及び電源162によつて供給される。この発明の一つの
特徴的な形態によれば、力ーソルコイル15の外周と開
口部152の内周との間の間隔は約0.7インチである
ハウジング149は高導電率アルミニウムで構成されて
おり、これは開口部152の内壁の外側の点における磁
界強度を著しく減小させるしやへい体として作用する。
第8図Aの曲線164は前述の形式の保護環が使用され
ていない場合に順走査動作中フイルタ出力128(第2
図)に現れる波形を例示したものである。順走査は前述
の初期走査動作中に得られた粗座標の左2インチのとこ
ろにある点165において開始させるので、点165の
右の導線に誘起された信号の寄与分は波形164には表
されていない。従つて、第8図Aにおいて実線で示され
た曲線164はOから鋭く立ち上る(符号166で示さ
れた)肩部を有している。第8図Aの破線167はカー
ソルが最初に波形166に対する場合決はわずかに異な
つた位置に配置されていて、順走査動作が1本だけ余分
の導線を含んでいる場合のフイルタ出力128における
波形の形状を示すものであるが、曲線167の部分16
8における傾斜は曲線166のものに比べてわずかに減
小しているのがわかる。このために、(ペン位置カウン
タの計数速度が一定であるので)格子状導線の間の正確
な補間の妨げとなる誤差が誘発される。第8図Bは前述
のような高導電率の環151を有する第7図Aに示され
たカーソルが利用されて、開口部152の内壁を越える
磁界が感知できる程度にならないようにされている場合
のフイルタ出力128における波形164Aを示してい
る。この場合には波形164Aは第8図Aの波形164
に比べてはるかに鋭いピーク及びその部分168Aにお
けるはるかに急こう配の傾斜を有するようになる。別の
利点は、最初のカーソル位置決定のさいの変動の大きさ
が格子状導線の間隔より小さいので順走査(又は逆走査
)のさいに常に同数の格子状導線が走査されることにな
るから波形164Aの部分168Aの傾斜部にほとんど
変動を生じさせず、従つて格子状導線の間における補間
の正確度が改善されるということである。第7図D及び
第7図Eはカーソルとともに又は精密送り機構に支持さ
れたペンとともにさえも利用することのできる保護環構
造物を示すものである。
保護環構造物156にはプラスチツク製環状スペーサに
よつて支持されたアルミニウム製保護環157がある。
約1インチの外径を有するプラスチツク製コイル形成部
159はコイル160を支持している。コイル形成部1
59には穴161があり、この穴によつて保護環構造物
156をカーソル又はペンに取り付けることができる。
次に第9図A及び第9図Bを参照して、マイクロプロセ
ツサ・システム53のオペレーテイング・アルゴリズム
の流れ図を説明する。アルゴリズムは開始ラベル170
で始まる。オペレーテイング・アルゴリズムは次にプロ
ツク171に入つて、普通のマイクロプロセツサ・シス
テムに必要な通常の初期設定オペレーシヨン、例えばマ
イクロプロセツサ・システムのスタツクポインタを既知
の記憶アドレスにセツトすることを行う。この場合、初
期設定オペレーシヨンは導線82における信号によつて
クロツクゲート78をオフにし、かつシステムの初期オ
ペレーテイング・モードを表示する複数個の標識をセツ
トする。技術に通じた者はそのような初期設定オペレー
シヨンの詳細を容易に準備することができる。プロツタ
172においては、アルゴリズムはX方向における「順
走査]を生じさせるオペレーシヨンのモードを確立して
、前述の[粗」走査動作に対する走査カウンタ周波数を
確立する。
アルゴリズムは次にプロツク173に入つて、[粗走査
」サブルーチンを実行するが、ここでは走査カウンタ・
デコーダ回路104が前に説明したように増分されて、
前に記載した「良いデータ」信号がアナログ信号検出器
回路27によつて発生されてクロツクゲート78が使用
禁止にされるまでXマルチプレクサ回路19によりX座
標が走査される。次に、オペレーテイング・アルゴリズ
ムはプロツク174に入り、(例えば、走査動作中にペ
ンが持ち上げられた結果として)あふれ信号が発生する
まで又は導線78を介してアナログ信号検出器27に応
答してクロツクゲート回路78によつて「良いデータ」
信号が受信されるまでそれぞれクロツクゲート及びあふ
れ信号を試験する。判断プロツク175によつて示され
たように、あふれ状態が検出されると、アルゴリズムは
プロツタ172に復帰してX方向の粗順走査を与えるよ
うに走査モードをりセツトする。あふれが存在しない場
合には、アルゴリズムはプロツク176で示されたよう
に走査カウンタ・レコーダ回路104の内容を記憶する
。次に、マイクロプロセツサはプロツク177において
マイクロプロセツサ・システムにおけるモードレジスタ
の「X/Yモード」ビツトを読み取るが、このモード標
識レジスタは起こり得るXlYl順、逆、粗及び細密モ
ード標識のすべてを記憶している。
この読取りの結果はX/YモードビツトがXモードの走
査を表示することになるであろうから、判断プロツク1
78はプロツク179に出ることになつて、プロツク1
79においてマイクロプロセツサ・システムはモード標
識レジスタにおいてYモード標識をセツトすることにな
ろう。マイクロプロセツサは次にプロツク173の粗走
査サブルーチンを再実行して、粗走査動作を最初の基準
点からY方向に行わせる。アルゴリズムは前のようにプ
ロツク174及び判断プロツク175を通過して、走査
カウンタ・デコーダ回路104の内容を記憶する。この
時点において、現在のペン位置の近似的なすなわち「粗
い」X及びY座標がマイクロプロセツサ・システムに記
憶される。プロツク177で示されたようにアルゴリズ
ムがX/Yモードビツトを読み取つたときに、判断プロ
ツク178は現在のモードがXモードではないことを見
いだすであろうから、アルゴリズムは次にプロツク18
0に移動するであろうが、プロツク180においてはマ
イクロプロセツサ・システムはX方向の「細密」順走査
を確立するように走査モード標識をセツトする。
アルゴリズムは次に「細密」走査がルーチンを実行する
が、このサブルーチンにおいては走査カウンタ・デコー
ダ回路104及びペン位置カウンタ115が(増大され
た精度を与えるために一層低い速度で)増分される。細
密走査サブルーチンの実行は第9図Bにおいてプロツク
181で示されている。次に、アルゴリズムは前述のプ
ロツク174におけると同様の方法でプロツク182に
おいてクロツクゲート及びあふれ信号を試験する。判断
プロツク183において、あふれが検出されたならば、
アルゴリズムはプロツタ172に再入して、オペレーテ
イング・アルゴリズムの組走査部分が再実行されるが、
これはあふれ状態が発生したならば細密走査中に得られ
たすべてのデータが役に立たなくなるためである。
あふれ状態が発生しない場合には、アルゴリズムは走査
カウンタ・デコーダ回路104、ペン位置カウンタ11
5、及びアナログ・デイジタル変換器によつて発生され
たペン傾斜データの内容をマイクロプロセツサ・システ
ム53の記憶装置に記憶させる。
アルゴリズムのこの部分はプロツタ184によつて示さ
れている。次に、プロツク185においてモード標識レ
ジスタの順逆ビツトが読み取られて、判断プロツク18
6においては現在のモードが順モードであることが示さ
れる。
アルゴリズムは次にプロツク187に入り、走査モード
を逆モードに変更し、かつ又、プロツク181によつて
示されたように細密走査サブルーチンに再入する。次に
前と同様にしてプロツク181ないし186において逆
走査動作が実行されるが、ただし、マイクロプロセツサ
・システム53におけるモード標識レジスタの順逆ビツ
トが読み取られると、判断プロツク186は走査が順モ
ードでないことを決定して、アルゴリズムはプロツク1
88に行つてモード標識レジスタのX/Yビツトを読み
取る。この時点において、判断プロツク189は走査が
X方向において起こつていることを決定するであろうか
ら、アルゴリズムはプロツク190に入つて走査モード
をY方向における順走査に変更するであろう。アルゴリ
ズムはそれで前のようにプロツク181ないし186を
再実行する。判断プロツク186は順方向における走査
が行われていることを決定するであろうから、アルゴリ
ズムはプロツク187に入るであろう。走査モードが逆
走査モードに変更されて、再びプロツク181ないし1
86が実行されるであろう。判断プロツク186は順方
向における走査が行われていないという答を出すであろ
うから、アルゴリズムはプロツク188に入るであろう
。判断プロツク189はX方向における走査が行われて
いないことを決定するであろうから、アルゴリズムはプ
ロツタ191に入るであろう。マイクロプロセツサ・シ
ステム53はそこでX力向における順及び逆走査中に得
られた記憶されたペン位置データ数を平均してペン位置
の平均X座標を出す。
マイクロプロセツサ・システム53は同様にY方向にお
ける順及び逆走査動作中に得られた記憶されたペン位置
データを平均して平均のYペン位置座標を出す。アルゴ
リズムは次にプロツク192に入り、前に説明したペン
傾斜誤差補正手続を適当なサブルーチンにおいて実行す
るが、このサブルーチンは、ペン傾斜を補正する方法に
ついての前の説明を考慮して、技術に通じた者によつて
容易に準備されることができる。次に、アルゴリズムは
プロツク193において、最終的に決定されたペン位置
座標をマージンと比較するが、このマージンはこの発明
の既述の構成例においてはタブレツトのまわりに3イン
チのマージンである。ペン位置がこの3インチ・マージ
ン内に位置しているならば、判断プロツク194はオペ
レーテイング・アルゴリズムをプロツク172にもどす
が、これはマージン内のペン位置が受け入れないためで
ある(格子状導線面の周囲に設けられた金属フレームに
よる磁界歪のため)前述の最終的に決定されたペン座標
位置がマージン内にないならば、オペレーテイング・ア
ルゴリズムはプロツク195に入つて、たとえペンが傾
斜していたとしてもペン位置を正確に表示する補正され
た位置データを表示する。アルゴリズムは次にプロツク
180に入つて、X方向における細密走査を行うように
オペレーテイング・モードを確立する。アルゴリズムは
それによつてペン位置座標の連続的な計算及びそれの連
続的な表示を与える。強調しておくべきことであるが、
粗走査動作を行い、次に順走査動作を行い、次に逆走査
動作を行い、そして順走査動作の結果として得られた座
標を平均するという前述の基本的な方法は、図面に記載
したものとは異なるハードウエア構成に容易に適用する
ことができる。
この基本的な方法は、1駆動電流が走査過程中格子状導
線に順次送り込まれ、そしてそれに誘起された信号がペ
ン又はカーソルコイルにおいて検出されて、位置カウン
タを停止させる制御信号を与えるように処理されている
デイジタイザ・システムに対しても使用することができ
る。別形のハードウエア構成の詳細は米国特許第376
7858号、第3851097号、第3983322号
、第4022971号及び第3886311号に述べら
れている。
【図面の簡単な説明】
第1図A及び第1図Bはこの発明によるデイジタイジン
ク・システムの詳細なプロツク図である。 第2図は第1図A及び第1図Bのデイジタイジンク・シ
ステムのアナログ信号検出器部分のプロツタ図である。
第3図は第1図A及び第1図Bのタブレツト及びペン部
分のペンコイル及び格子状導線を示す部分断面図である
。第4図はこの発明の順走査動作中における第2図のフ
イルタ130の出力電圧の代表的な波形を示す。第5図
はこの発明の逆走査動作中における第2図のフイルタ1
30の出力電圧の波形を示す。第6図はペン傾斜による
変動を例示した第2図のフイルタ130の出力電圧に対
する代表的な波形を示す。第7図Aは第1図Bのペンの
代わりに利用することのできる力ゾールの誘視図である
。第7図Bは第7図Aとガラス板、十字線及びカーソル
コイルの組立の透視図である。第7図Cは第7図Bの切
断線7C−7Cによる部分断面図である。第7図Dは別
形式のカーソルに関して利用することのできるコイル及
び保護環の組立の透視図である。第7図Eは第7図Dの
切断線7E−7Eによる部分断面図である。第8図Aは
第2図のフイルタ130の出力波形において発生するこ
とのある誤差を図解するのに有効な波形図である。第8
図Bはカーソルに関して保護環を利用したときの第2図
のフイルタ130の出力波形における改善を説明するの
に有効な波形図である。第9図A及び第9図Bは第1図
Aのマイクロプロセツサ・システム53によつて行われ
る基本的動作を説明する流れ図である。これら図面にお
いて、1はデイジタイザ・システム、3はサブシステム
、4は走査制御サブシステム、5は支持表面(タブレツ
ト)、7はX導線、9はY導線、11はペン(又はカー
ソル)、15はペンコイル、17はYマルチプレクサ、
19はクサ、27はアナログ信号検出回路を示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1(i)コイル15によつて信号が誘導されている、支
    持表面素支5における複数個の隔置された平行な導線7
    を順次選択する走査回路4、19(ii)走査回路4、
    19が順次選択する導線の誘導信号を受け取り、誘導信
    号の位相が反転するおよその時を表わす出力信号28を
    発生するアナログ信号検出回路27、を偏えたデイジタ
    イザの支持表面素子5における複数個の隔置された平行
    な導線7に関するコイル15の位置をデジタル化する方
    法であつて、(a)走査回路が第1導線を選択している
    間においてアナログ回路27より出力信号が発生するま
    で導線を含む平面内の基準点からコイル15の位置の方
    へ高速で導線の第1走査を行うこと、(b)アナログ回
    路27より出力信号が発生する時までコイル15の一方
    側において第1導線から第1距離に配置された第2導線
    から第1導線の方へ導線の第2走査を第1走査より低速
    で行い、かつこの第2走査に要した時間の関数を表わす
    第1のデジタル数を記憶すること、(c)アナログ回路
    27より出力信号が発生する時までコイル15の他方側
    において第1導線から第2距離に配置された第3導線か
    ら第1導線の方へ導線の第3走査を第1走査より低速で
    行いかつこの第3走査に要した時間の関数を表わす第2
    デジタル数を記憶すること、(d)前記の第1及び第2
    のデジタル数の平均値を計算して、この平均値により、
    複数個の導線に関するコイル15の位置を表わすように
    すること、の各段階を有する、複数個の隔置された平行
    な導線に関するコイルの位置のデジタル化方法。 2 前記アナログ信号検出回路は、導線7からの誘導信
    号を受けとる増幅器121、増幅器に接続された位相感
    知検出器回路107、位相感知検出器回路に接続された
    低域フィルタ130、及び低域フィルタに接続され前記
    出力信号を発生する比較器131より成り、前記の第2
    及び第3の走査中にそれぞれ前記低域フィルタ回路13
    0の出力信号のピークレベル135を検出すること、前
    記2つのピークレベルをそれぞれ第3と第4のデジタル
    数に変換すること、第3と第4のデジタル数の比率を計
    算し記憶すること、並びに前記の第2及び第3の走査中
    におけるコイルの傾斜を補償するため、前記比率を用い
    て前記の平均値に加算し又はこれから減算するべき補正
    数を計算することの各段階を有する特許請求の範囲第1
    項に記載の方法。 3 複数個の隔置された導線7が第1方向に配置され、
    かつ第2の複数個の隔置された導線9が第1の複数個の
    隔置された導線に垂直になつていて、第2の複数個の導
    線に対して前記の(a)から(c)までの段階を繰り返
    すこと。 並びに第2の複数個の導線に関するコイルの位置を得る
    ために前記の繰り返すことから生じた第1および第2の
    数の平均値を計算することの各段階が含まれている特許
    請求の範囲第1項に記載の方法。4 前記の第1距離及
    び前記の第2距離がほぼ等しくなつている特許請求の範
    囲第1項に記載の方法。 5 前記のコイルがほぼ対称的な磁界を発生する特許請
    求の範囲第4項に記載の方法。 6 前記の段階(b)と(c)との間にコイルを駆動す
    る駆動信号の位相を反転させる特許請求の範囲第3項に
    記載の方法。
JP55069514A 1979-05-24 1980-05-24 コイルの位置のディジタル化方法 Expired JPS5944668B2 (ja)

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