JPS5944428B2 - 濃染法 - Google Patents

濃染法

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JPS5944428B2
JPS5944428B2 JP54043611A JP4361179A JPS5944428B2 JP S5944428 B2 JPS5944428 B2 JP S5944428B2 JP 54043611 A JP54043611 A JP 54043611A JP 4361179 A JP4361179 A JP 4361179A JP S5944428 B2 JPS5944428 B2 JP S5944428B2
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JP
Japan
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fabric
resin
dyeing
dyeing method
fibers
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JP54043611A
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恒雄 岩崎
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はポリエステル繊維及びトリアセテートアセブー
ト繊維を含む織物、編物、カーペット等の繊維品の濃染
法に関するものであり、さらに評言すると低温無キャリ
ヤで染料を繊維に完全に吸尽させる染色法に係るもので
ある。
ポリエステル繊維を含む繊維品を濃染するにはキャリヤ
を使用して染色するか又は高温で染色しなくてはならな
い。
しかし、キャリヤを使用するとキャリヤが染色後繊維に
使存して悪影響を及ぼし、高温にすると羊毛等の他の混
紡繊維を脆化させるという問題がある。
濃染の場合、製品の風合が損イつれることが多い上に、
染浴中に残存してむだになる染料の損失も無視できない
この発明の目的はポリエステル繊維等を含む製品に優れ
た性質を付与し得る低温無キャリヤの濃染法を提供する
ことにある。
前記目的を達成するため本発明の要旨とするところは、
ポリエステル繊維を含む布地にポリアミド樹脂、エポキ
シ樹脂、ポリウレタン樹脂を含む処理剤による前処理を
施し、それをキャリヤ無しに100℃程度の温度で浸染
する方法にある。
処理剤中のポリアミド樹脂はアミド結合の水素をメトキ
シメチル基で置換して溶解性を増加し、柔い樹脂にする
ことが望ましい。
これにエポキシ樹脂及びポリウレタン樹脂を併用して樹
脂相互及び繊維との間の架橋結合を強化し、製品に耐ド
ライクリーニング性(耐溶剤性)、耐洗たく性、防縮性
、防しわ性等を付与する。
前処理には、処理剤を糊料に調整してそれを捺染機で布
地に全面(無地)に又は柄様に印捺し、熱処理後に糊剤
を洗浄する方法と処理剤を含む処理液を調整してそれを
パッダーで布地に付与し、ついで熱処理する方法がある
このように前処理は簡単な工程であるが、前処理した部
分は染色工程において未処理部分よりも50%以上濃染
する。
染色工程は、無キャリヤのためキャリヤによる悪影響は
階無であり、100℃までの温度で染料は完全に吸尽さ
れ、省エネルギー省資源効果を有する。
染色された製品は、樹脂の架橋結合により、優れた風合
と耐洗たく防縮性を持つので、量産可能なポリエステル
繊維等に高い付加価値を与えることができる。
次に、本発明の濃染法を実施例に基づいて説明する。
実施例 1 ポリエステル・トリアセテート交編トリコット起毛品の
濃淡柄染 ポリエステル50 ’%、トリアセテートsonの交編
地を起毛して表面にトリアセテートの毛羽を立てた起毛
品に、ロークリスクリーン捺染機を使用して下記糊料を
柄状に印捺する。
Nメトキシメチル化ナイロン樹脂 50部エポキシ
樹脂 30部(キャタリスト
A 140−帝国樹脂) エチルセロソルブ 30部ポリイソ
シアネートポリウレタン誘導体 100部(シンクーフ
ルフトBAP−バイエル) メラミン樹脂(スミテックスレジンM 3−住友化学) 5部 触 媒 (ALX // lt ) Q、5部 溶剤ハーフエマルジョン糊 rs4.5部計
1000部 こ\で、溶剤ハーフエマルジョン糊とは下記成分を混合
して乳化ペースト状にしたもの50部とローカストビー
ン系糊剤メイプロガムNP−25(25係溶液)を50
部混合したものである。
ミネラルターペン油 650部水
325部レデューサ−
コンク(乳化剤) 25部糊料は混合して粘度を
5000〜6000 cpsに調整し、起毛品に印捺す
る。
印捺後に、90℃、3分の予備乾燥を行い、ついで、1
50℃、2分の熱処理を施す。
その後、50℃、30分の湯洗をして糊剤を剥脱し、再
度乾燥して次の処法による浸染(100℃、60分)を
行った。
Miketon Po1yester Blue HF
0.1 ’%tt // Re
d 4BF 0.1 ’I)tt tt
Yellow YL O,15%醋酸(8
0係) 05係 染色後、乾燥すると、印捺部分が濃く未処理部分が淡い
濃淡コントラストのはっきりしそ立体的柄模様を持つ婦
人服地が得られた。
その風合はカジュアルウエアに適する柔いものであった
実施例 2 ポリエステルウール混紡地の染色 ポリエステル65%、ウール35係混紡トロピカル布地
に次の処理液をパッドした。
Nメトキシメチル化ナイロン樹脂 3係エポキシ
樹脂 5係(キャタリストA
14〇−帝国樹脂) エチレングリコール 5%水分散型
ポリウレタン樹脂 5係(イソプラニール
DLH−バイエル) 乳化分散剤(レデューサ−コンク) 0.5%水
81.5係計
100係マングルを
使用して加工布をピックアップ率65優に絞り、100
℃、3分の予備乾燥後、160℃、0.5分のキユアリ
ングを行う。
ついで、次の処方により、100℃、60分の無キャリ
ヤ染色を行った。
Re5ol ine Blue FBL
1. □ L:I7゜Dianix Red AL
E O,2%Dianix Yel
low ALE 0.24Acid
el dark Blue MTR0,3%醋酸(80
,係)0.6係 分散剤 TL 1.Q係染色
後、乾燥仕上げすると、同色性に優れ、防しわ防縮性に
富んだ青色の紳士用スーツ地が得られた。
又、常圧下の無キャリヤ染色であるが、ポリエステル用
染料も羊毛染料と同様にほとんど100係吸尽さへ再現
性の良いことが確められた。
従来、このようなポリエステルウール混紡地の染色は、
難染性のポリエステル側の染着を高めるため、キャリヤ
を3〜10係使用し、105℃〜110℃の高圧下で行
われるが、それでもポリエステル側の染料は添加量の6
0%〜70係しか吸尽されず、浴比等が均等にならない
ため再現性は著しく不良であった。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ポリニスデル繊維、トリアセテート繊維、アセテー
    ト繊維のいずれかを含む布地にメトキシメチル化アミド
    樹脂とエポキシ樹脂とポリウレタン樹脂よりなる処理剤
    を付与してその布地を熱処理する前処理を行いついで浸
    染することを特徴としてなる濃染法。 2、特許請求の範囲の第1項に記載の濃染法において、
    ポリウレタン樹脂は水溶性ポリイソシアネートポリウレ
    タン誘導体よりなり、前処理において処理剤を糊料に調
    整して捺染機で布地に印捺し、熱処理後に洗浄すること
    を特徴としてなる前記方法。 3 特許請求の範囲の第1項に記載の濃染法において、
    ポリウレタン樹脂は水分散型ポリウレタン樹脂よりなり
    、処理剤の分散溶液を布地にパッドすることを特徴とし
    てなる前記方法。
JP54043611A 1979-04-12 1979-04-12 濃染法 Expired JPS5944428B2 (ja)

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JP54043611A JPS5944428B2 (ja) 1979-04-12 1979-04-12 濃染法

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JPS55137282A JPS55137282A (en) 1980-10-25
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