JPS5943620B2 - 融雪、凍結防止装置 - Google Patents

融雪、凍結防止装置

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JPS5943620B2
JPS5943620B2 JP11340579A JP11340579A JPS5943620B2 JP S5943620 B2 JPS5943620 B2 JP S5943620B2 JP 11340579 A JP11340579 A JP 11340579A JP 11340579 A JP11340579 A JP 11340579A JP S5943620 B2 JPS5943620 B2 JP S5943620B2
Authority
JP
Japan
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snow melting
hot water
working fluid
water pipe
section
Prior art date
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Expired
Application number
JP11340579A
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English (en)
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JPS5639254A (en
Inventor
雅雄 藤井
哲朗 大串
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
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Publication of JPS5639254A publication Critical patent/JPS5639254A/ja
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  • Buildings Adapted To Withstand Abnormal External Influences (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、寒冷地における屋根などの融雪、凍結防止
装置の性能改善に関するものである。
従来、この種の装置として第1図および第2図に示すも
のがあった。
図において、1は蒸発部、2は凝縮部で、蒸発部1より
板状に分岐して屋根10などの上に設置されている。
3は温水管であり、蒸発部1の内部を貫通している。
蒸発部1内には、温水管3が浸る程度に作動流体4、例
えばアンモニア、R−22、メチルアルコールなどが充
てんされている。
凝縮部2は蒸発部1よりも上方に位置するように傾斜し
ている。
そしてこれら1〜4は融雪、凍結防止装置20を構成し
ている。
次に動作について説明する。
温水管3の内部に温水が通水されると、蒸発部1の内部
の作動流体4が加熱される。
この時、温水管3から作動流体4に加えられる熱量が太
き(なると、温水管3の外壁面から蒸気はう5が発生し
、蒸発部1内は沸騰状態となる。
発生した蒸気はう5は作動流体4の液面6から蒸気とな
って図中矢印で示すように凝縮部2へ移動する。
蒸気は凝縮部2の外部に積った雪氷により凝縮部2の壁
を介して冷却されると同時に凝縮熱を放出し、雪氷を融
解する。
凝縮により液化した作動流体4は重力の作用で、凝縮部
2から蒸発部1に還流し、再び同じサイクルを繰り返す
融雪された雪氷の冷水は樋7に入り排水される。
すなわち、屋根10などに積った雪氷は温水管3内を流
れる温水によって上述した融雪、凍結防止装置20を介
して融解されることになる。
ここで、温水から雪氷に至る熱の伝達経路を考える。
温水からの熱は、温水管3の内壁面に対流熱伝達に基づ
(熱抵抗R1s を介して伝えられう温水管3の壁内
を熱伝導に基づ(熱抵抗R2を介して温水管3の外壁面
に伝えられる。
次に、温水管3の外壁面から作動流体4へ沸騰に基づ(
熱抵抗R2を介して放熱される。
そして、発生した蒸気は凝縮2の内壁面で凝縮する。
すなわち、凝縮に基づ(熱抵抗R6を介して熱は凝縮部
2の壁に与えられる。
壁に伝わった熱は凝縮部2の壁内な熱伝導に基づ(熱抵
抗R6を介して、凝縮部2の外壁面に伝わり、更に雪氷
へ熱伝導に基づ(熱抵抗R6を介して伝えられ、雪氷を
融解する。
したがって、温水から加えられる熱量Qは温水の温度を
−7、雪氷の温度をT8 とするとで与えられる。
ここでRj =R1+R2+R5十R,+R,+R。
である。
(1)式から明らかなように、譜、T8が一定である場
合に、融解能力を増大させるためにはRtを小さくして
Qを太き(すればよいことがわかる。
この発明はこのような点に鑑みてなされたもので、温水
管と蒸発部との間に形成される間隙を3m/m以下にす
ることにより、熱抵抗RjO内で、特に沸騰に基づ(熱
抵抗R3を小さくすることを目的としたものである。
以下、第3図に示すこの発明の一実施例について説明す
る。
構成は従来のものと同様であるが、本発明では、温水管
3の外壁面と蒸発部1の内壁面との間隙8を3朋以下に
押えている。
第4図は間隙80幅と沸騰伝達率αとの関係を示したも
のである。
間隙幅が小さくなる程沸騰熱伝達率αが上昇することが
わかる。
これは第3図に示すように、温水管3の外壁面から発生
した蒸気はう5は間隙幅が小さくなると、間隙内で押し
つぶされるようにして上昇し、この時、蒸発部1内の作
動流体4中に発達した過熱境界層を強制的に剥脱するた
めであると考えられる。
ここで、蒸気はう5の直径dは、伝熱工学の知識によれ
ば、概ね d=o、0209φVσ/g(ρを一ρいで与えられる
上式で、φは接触角、σ、ρt。ρ7は作動流体4のそ
れぞれ表面張力、液密度、蒸気密度、gは重力の加速度
である。
ところで、融雪時には、作動流体4は約280にで動作
することから、想定される作動流体に対して上式により
dを求めると、R−22で1m!!l。
メチルアルコールで2朋、水で3朋、アンモニアで2朋
となる。
したがって、使用する作動流体4に対して間隙80幅が
3朋以下であれば、この発明の目的が達成されることに
なる。
実験による第4図から明らかなように叢幅が3mytt
以下になると、熱伝達率αが増加し始めI IF5肩で
は間隙のない場合(間隙幅が無限大)の4〜5倍位にな
る。
このことは沸騰に基づく熱抵抗R3が1/4〜115に
なることを意味している。
この発明は以上のように温水管と蒸発部の間に形成され
る間隙幅を311M以下にすることにより沸騰に基づく
熱抵抗を小さくすることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の融雪、凍結防止装置の一例を示す斜視図
、第2図は第1図におげろ線■−Hに沿う断面図、第4
図は間隙幅と沸騰熱伝達率との関係を示j特性図である
。 図において、1は蒸発部、2は凝縮部、3は温水管、4
は作動流体、8は間隙である。 尚、各図中同一符号はそれぞれ同一または相当部分を示
す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 蒸発部と、その内部が上記蒸発部に連通して分岐し
    被加熱体に接触して設けられる凝縮部と、上記蒸発部を
    貫通しその外壁と上記蒸発部内壁との間に形成される間
    隙に貯溜される作動流体を加熱する温水管とを備え、上
    記間隙の幅を3n以下に形成したことを特徴とする融雪
    、凍結防止装置。 2 被加熱体は屋根であることを特徴とする特許請求の
    範囲第1項記載の融雪、凍結防止装置。 3 凝縮部は屋根の軒先から中央に向って延在している
    ことを特徴とする特許請求の範囲第2項記載の融雪、凍
    結防止装置。 4 作動流体はアンモニアであることを特徴とする特許
    請求の範囲第1項記載の融雪、凍結防止装置。
JP11340579A 1979-09-03 1979-09-03 融雪、凍結防止装置 Expired JPS5943620B2 (ja)

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JPS5639254A JPS5639254A (en) 1981-04-14
JPS5943620B2 true JPS5943620B2 (ja) 1984-10-23

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0511292Y2 (ja) * 1984-12-24 1993-03-19

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5886827U (ja) * 1981-12-10 1983-06-13 小林 博志 屋根雪,路面雪等の融雪装置
JPS59150820U (ja) * 1983-03-29 1984-10-09 積水化学工業株式会社 軒先融雪装置

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JPH0511292Y2 (ja) * 1984-12-24 1993-03-19

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JPS5639254A (en) 1981-04-14

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