JPS594346Y2 - 電子レジスタ - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 く技術分野〉 本考案は、スキャナによって商品に付されたバーコード
を読み取って価格情報を入力し、この入力された価格情
報に該当する価格帯に応じて該価格帯を報知音或いは音
声にてオペレータに報知して登録ミスを著しく減少させ
るようにした新規な電子レジスタに関する。

〈従来技術〉 従来のキー人力式電子レジスタを第１図に基づいて説明
すると、まず数値情報等を人力する入力手段１より、キ
ーエンコーダ２を介して顧客が買った物品の金額情報を
中央処理装置３（以下ＣＰＵという。

）に入力する。次に操作者は先に入力した情報が何の取
引であるか指示するために、ファンクションキ一群４の
特定のファンクションキーを押圧し、キー判別手段５を
介してＣＰＵ３に先に入力した金額情報が何の情報であ
るかを指示すると共にアドレスカウンター６より指示さ
れる記憶手段７の所定のエリアに入出力制御手段８を介
して入力記憶する。

又この金額情報はオアゲート９を介して表示部１０で表
示されると共にオアゲート１１を介して印字部１２でレ
シートあるいはジャーナルに印字される。

この様にして顧客が買った一つ一つの商品の金額情報を
入力手段１より、又その商品がどの部門の商品であるか
をファンクションキ一群４より指示し、一人の顧客の取
引処理が終了すると、操作者はファンクションキ一群４
の一人の顧客に対する取引の終了を指示するキー（例え
ば合計キー）を押圧し、キー判別手段５を介してＣＰＵ
３に取引の終了を指示し、記憶手段７に記憶されている
各取引情報を、その取引の累計を記憶する記憶手段７の
所定の記憶エリアに加算し、記憶する。

そしてその情報をオアゲート１１を介して印字部１２で
レシートあるいはジャーナルに印字し、そのレシートを
顧客に発行するわけであるが、上記従来の電子レジスタ
では操作したキーが正確に押圧されたか否かをキー人力
検知手段１３にて検知し、その検知出力により検知手段
１４を動作してタッチ音を発生するように構成している
。

しかしながら、この方法によれば１つ１つのキーが正確
に押圧されたか否がは確かに確認することができるが、
直ちに入力した情報（価格情報）が正確か否かの判別は
できない。

例えば商品のうベルに印字された値段“１００円”を見
ながらキー操作して誤って“１，０００円”を入力した
場合であってもそのとき表示を見るか或いはレシート、
ジャーナルを見ないかぎりその入力ミスはオペレータに
は判らない。

増して店内が混雑していそがしい場合には上記のような
入力ミスにはなかなか気づかないものである。

一方、最近は煩雑なキー操作を省くために予め商品に価
格情報等をバーコードで表示したラベルを貼っておき、
そのラベルのコードをバーコードリーダーにて読み込む
様にしたスキャナー付電子レジスタが提案されている。

（普通商品にはバーコードを表示したラベルの他の値段
、たとえば“１００円”を印字したラベルも貼られてい
る。

）しかしながら、この種電子レジスタの場合もコードを
読み込んだ時にその確認の意味で単にブザー音を発生さ
せるように構成されているだけである。

このため仮りにバーコードラベルの貼り誤りがあった場
合でも入力の際にはその誤りに気づかないという欠点が
ある。

また読み取った価格情報等を全て音声報知することも考
えられるが、このようにした場合、その価格情報等の全
ての音声報知のために比較的長時間を要し、スキャナの
入力操作に追従できない問題が生じる。

〈目的〉 本考案は上記従来の欠点を鑑み、スキャナ操作により入
力した価格情報に該当する価格帯をオペレータに報知音
或いは音声にて報知できるようにした電子レジスタを提
供するものである。

〈実施例〉 以下図に基づいて本考案の一実施例を詳細に説明する。

第２図は本考案を実施したスキャナー付電子レジスタの
ブロック回路図である。

なお、第１図と同一構成部分には同一符号を記す。

今この図の様なスキャナー付電子レジスタを利用して各
顧客の登録処理を行なう場合、操作者はまず光学的に読
取り可能な情報（バーコード等）が附された物品をスキ
ャナー１５にのせその情報（価格と部門層等が附されて
いる）を該スキャナー１５で読取り情報を中央処理装置
３（以下ＣＰＵという。

）に入力し、アドレスカウンタ６で指定される記憶手段
７の所定の記憶エリアに該情報を入出力制御手段８を介
して記憶する。

又この情報は従来と同様オアゲート９を介して表示部１
０で表示されオアゲート１１を介して印字部１２でレシ
ートあるいはジャーナルに印字される。

一方この情報は価格情報検知手段１６に入力され、価格
情報のみがこの価格情報検知手段１６を介して、次段の
価格帯判別手段１７に入力される。

該価格帯判別手段１７は例えば比較器等により構成する
ことが可能であり、上記価格帯判別手段１７に入力され
た価格情報は任意にＡ−Ｄまで（例えばＡ ： ２００
円以下、Ｂ：２０１円〜４００円、Ｃ：４０１円〜６０
０円、Ｄ：６０１円〜８００円、Ｅ：８００円以上）に
区分された価格帯のどの区分に属するか判別される。

今仮に該価格帯判別手段１７に入力された価格情報が５
５０円であるとすればこの価格帯判別手段１７の０部が
動作し、次段の特定周波数発生手段１８（該特定周波数
発生手段１８は複数の異なる周波数を発生する手段ａ−
ｅを備えており、上記価格帯判別手段１７の特定の判定
出力に応じて一つの発生手段が動作する）のＣを動作さ
せこの特定周波数発生手段１８のＣの出力信号を報知手
段駆動回路１９に入力することにより、この価格情報に
応じた音調の音を報知手段２０より報知し、操作者に知
らせるわけである。

したがって操作者は入力した商品のおよその値段或いは
正確な値段が判っていれば、そのときの報知音の音調に
より正しく入力されたか否かを認識することができるわ
けである。

また報知音により誤ったラベルが貼られていることが判
れば、操作者はファンクションキ一群４の訂正キー（図
示せず）を押圧し、キー判別手段５を介して先に入力し
た情報が誤りであったことを知らせ、再度スキャナー１
５にその物品をのせ、先に入力し記憶手段７に記憶した
その物品に関する情報を消去する。

又、レシートあるいはジャーナルにも先に印字した情報
が誤りであることを印字する。

次に操作者は正規の価格ラベルをその物品に貼り、スキ
ャナー１５にのせ再度上述したと同様にその物品の情報
を登録する。

なお前記特定周波数発生手段１８は前記価格帯判別手段
１７の区分数に応して任意の段階の周波数信号が発生す
る様に構成されている。

更に前記価格帯判別手段１７の区分の仕方はそのレジス
ターを使う場所等によりユーザーで任意に区分しプリセ
ット出来る様にすれば有用である。

また前記人力手段１およびファンクションキ一群４はス
キャナー１５にトラブル（読み取りミス等）が発生した
場合に上述した従来と同様の方法で登録処理するために
設けである。

また上記実施例では報知音の音調を変えることによって
各価格帯の区別を行っているが、他に予め各価格帯をテ
ープ等に音声にて録音しておいて選択するか或いは音声
合成等の従来技術を用いて判別された価格帯を音声にて
報知するように構成すればより確実である。

〈効果〉 以上の様に本考案に係る電子レジスタによれば、スキャ
ナにより読取られた情報よ・り価格情報を検出し、この
検出した価格情報に該当する価格帯に応じてこの価格帯
を特定する異なる種類の報知音或いは音声を報知するよ
うに威されているため、商品に誤ったラベルが貼られて
いる場合にも容易に認識することが出来、登録ミスを著
しく改善することができるという多大な効果を奏するも
のである。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来のキー人力式電子レジスタのブロック回路
例、第２図は本考案を実施したスキャナー付電子レジス
タのブロック回路例である。 １５・・・スキャナー、１６・・・価格情報検知手段、
１７・・・価格帯判別手段、１Ｂ・・・特定周波数発生
手段、１９・・・報知手段駆動回路、２０・・・報知手
段。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 商品に付されたバーコードを読取るスキャナを備えた電
   子レジスタにおいて、 上記スキャナにより読取られた情報より価格情報を検出
   する価格情報検知手段と、 該検知手段により検知された価格情報が予め定められた
   各価格帯中の′どの価格帯に属するかを判別する価格帯
   判別手段と、 該判別手段にて判別された価格帯に応じて該価格帯を特
   定する異なる種類の検知音或いは音声を報知する報知手
   段と を備えたことを特徴とする電子レジスタ。