JPS5943439Y2 - デイスクリフアイナ−用摩砕板 - Google Patents
デイスクリフアイナ−用摩砕板Info
- Publication number
- JPS5943439Y2 JPS5943439Y2 JP18795381U JP18795381U JPS5943439Y2 JP S5943439 Y2 JPS5943439 Y2 JP S5943439Y2 JP 18795381 U JP18795381 U JP 18795381U JP 18795381 U JP18795381 U JP 18795381U JP S5943439 Y2 JPS5943439 Y2 JP S5943439Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- grinding
- shaped
- plate
- disc
- disk
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Crushing And Grinding (AREA)
- Paper (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は製紙原料を摩砕処理するためのディスクリフ
ァイナ−用摩砕板に関し、特に本出願人による先の発明
即ち微粒子より成る平面状摩砕部相互の間隙で製紙原料
を摩砕する方法(特願昭55−71546号及び特願昭
55−185121号)を効果的に実施し得る新規なデ
ィスクリファイナ−用摩砕板を提供するものである。
ァイナ−用摩砕板に関し、特に本出願人による先の発明
即ち微粒子より成る平面状摩砕部相互の間隙で製紙原料
を摩砕する方法(特願昭55−71546号及び特願昭
55−185121号)を効果的に実施し得る新規なデ
ィスクリファイナ−用摩砕板を提供するものである。
先の発明を実施するための既往の装置としては、例えば
円盤砥石を備えたコロイドミルと呼ばれる摩砕機がある
が、この摩砕機は比較的小型なので製紙工業における実
用機としては不適当であり、従って先の発明による方法
を製紙工業で一般に使用されているディスクリファイナ
−に適用し得る摩砕板を開発する必要があった。
円盤砥石を備えたコロイドミルと呼ばれる摩砕機がある
が、この摩砕機は比較的小型なので製紙工業における実
用機としては不適当であり、従って先の発明による方法
を製紙工業で一般に使用されているディスクリファイナ
−に適用し得る摩砕板を開発する必要があった。
処で摩砕砥石をディスクリファイナ−に装着する公知技
術には環状の砥石を円盤型ホルダーに接着したものがあ
るが、砥石が破損し易いという問題点があった。
術には環状の砥石を円盤型ホルダーに接着したものがあ
るが、砥石が破損し易いという問題点があった。
ディスクリファイナ−用砥石摩砕板の耐久性を向上させ
ることを意図したものとして扇形砥石セグメントを特殊
な装架装置で裏当板に締着したもの(特公昭43−70
94号)があるが、この方式は構造が複雑であり、且つ
隣接セグメント間に半径方向の隙間が形成されるので原
料の一部が殆んど摩砕作用を受けずに排出されて了う恐
れがあった。
ることを意図したものとして扇形砥石セグメントを特殊
な装架装置で裏当板に締着したもの(特公昭43−70
94号)があるが、この方式は構造が複雑であり、且つ
隣接セグメント間に半径方向の隙間が形成されるので原
料の一部が殆んど摩砕作用を受けずに排出されて了う恐
れがあった。
また之等の公知摩砕板には何れも刃部及び溝部が設けら
れているので、それらのエツジにより繊維が切断され易
いため、本出願人の先の発明を実施するための摩砕板と
しては極めて不適当であった。
れているので、それらのエツジにより繊維が切断され易
いため、本出願人の先の発明を実施するための摩砕板と
しては極めて不適当であった。
この考案は之等の事情を勘案して成されたものであって
、以下に図面を参照して本考案の実施例について詳細に
説明する。
、以下に図面を参照して本考案の実施例について詳細に
説明する。
第1図〜第3図において、環状円盤形、環状半割円盤形
または扇形の鋼製裏当板20は、唇状部21、唇状部2
2及びボルト穴23が設げられた隆起部24を有してい
る。
または扇形の鋼製裏当板20は、唇状部21、唇状部2
2及びボルト穴23が設げられた隆起部24を有してい
る。
第4図に示す如く、唇状部22に攪拌羽根25を取り付
けることが出来る。
けることが出来る。
また第5図の様に唇状部22に放射状の溝26を付けて
も良い。
も良い。
第9図または第10図に示されている様に裏当板20に
は半径方向のリブ2Tが設けられている。
は半径方向のリブ2Tが設けられている。
リブ2Tは本考案の摩砕板に優れた耐久性を付与する極
めて重要な役割を果たすものである。
めて重要な役割を果たすものである。
本実施例ではリブ2Tと唇状部21及び22は裏当板2
0と一体のものとして作製されているが、之等と同一形
状のものを裏当板20にねじ止めすることも可能である
。
0と一体のものとして作製されているが、之等と同一形
状のものを裏当板20にねじ止めすることも可能である
。
唇状部21.唇状部22、隆起部24及びリフ27によ
って形成される扇形の部分に、刃及び溝が無い平板状摩
砕セグメント28が接着剤(図示しない)で固着されて
いる。
って形成される扇形の部分に、刃及び溝が無い平板状摩
砕セグメント28が接着剤(図示しない)で固着されて
いる。
一般に摩砕セグメント28は研摩材とその支持材料とで
構成され、研摩材としては酸化アルミニウム、炭化ケイ
素、炭化ホウ素、炭化チタン、炭化タングステン、窒化
ホウ素などの人造研摩材;及びザクロ石、鋼玉、エメリ
ー、ケイ石などの天然研摩材;が使用可能であり、また
支持材料としてはビトリファイド、シリケート、オキシ
クロライドなどの無機質結合剤;及びレジメイド、ゴム
、セラックなどの有機質結合剤;が使用出来る。
構成され、研摩材としては酸化アルミニウム、炭化ケイ
素、炭化ホウ素、炭化チタン、炭化タングステン、窒化
ホウ素などの人造研摩材;及びザクロ石、鋼玉、エメリ
ー、ケイ石などの天然研摩材;が使用可能であり、また
支持材料としてはビトリファイド、シリケート、オキシ
クロライドなどの無機質結合剤;及びレジメイド、ゴム
、セラックなどの有機質結合剤;が使用出来る。
上記研摩材の粒度はJISR6001−1973に規定
された36=150番が望ましい。
された36=150番が望ましい。
接着剤としては一般に熱硬化性樹脂系、熱可塑性樹脂系
、ゴム系及び混合系接着剤が使用され、本実施例ではフ
ェノ−、ル樹脂接着剤を用いた。
、ゴム系及び混合系接着剤が使用され、本実施例ではフ
ェノ−、ル樹脂接着剤を用いた。
尚、摩砕セグメント28の内縁に傾斜部29を設けるこ
とが出来る。
とが出来る。
第9図または第10図の通り、摩砕セグメント28の半
径方向の側面及びリブ2Tの頂部より成る空隙は充填物
30で埋められ、摩砕セグメント28と同じ高さになる
様にされている。
径方向の側面及びリブ2Tの頂部より成る空隙は充填物
30で埋められ、摩砕セグメント28と同じ高さになる
様にされている。
一般に充填物30は有機高分子化合物または有機高分子
化合物と研摩材との混合物で構成されるが、後者の方が
充填物30に摩砕機能を持たせることが出来るので好都
合である。
化合物と研摩材との混合物で構成されるが、後者の方が
充填物30に摩砕機能を持たせることが出来るので好都
合である。
有機高分子化合物としては摩砕セグメント28と同程度
の摩耗性を有し、充填物30が摩砕セグメント28と常
に同じ高さを保てる様なものが望ましい。
の摩耗性を有し、充填物30が摩砕セグメント28と常
に同じ高さを保てる様なものが望ましい。
尚、有機高分子化合物は必要に応じて充填剤、可塑剤、
硬化剤、顔料及びその他の添加剤を含ませることが出来
る。
硬化剤、顔料及びその他の添加剤を含ませることが出来
る。
また研摩材としては前記の人造研摩材及び天然研摩材が
用いられる。
用いられる。
之等の実施例では有機高分子化合物としてフェノール樹
脂、研摩材としてケイ石を用いた。
脂、研摩材としてケイ石を用いた。
本実施例ではボルト穴23及び隆起部24は露出してお
り凹部31が形成されているが、本実施例の摩砕板をデ
ィスクリファイナ−にねじ止めした後、凹部31を前述
の方法で充填することが出来る。
り凹部31が形成されているが、本実施例の摩砕板をデ
ィスクリファイナ−にねじ止めした後、凹部31を前述
の方法で充填することが出来る。
また本考案の摩砕板をディスクリファイナ−に装着する
方法としては、之等の実施例の様にボルト穴23を有す
る隆起部24を裏当板20に設けることに限定されるも
のではなく、裏当板20の摩砕セグメント28の裏面に
位置する部分にボルト穴若しくはねじ山付きの穴を設け
ることも可能である。
方法としては、之等の実施例の様にボルト穴23を有す
る隆起部24を裏当板20に設けることに限定されるも
のではなく、裏当板20の摩砕セグメント28の裏面に
位置する部分にボルト穴若しくはねじ山付きの穴を設け
ることも可能である。
本考案において摩砕セグメントを構成する研摩材は一般
的には同一粒度のものであるが、異なる粒度の研摩材を
混合したものを用(・ることも出来、また摩砕セグメン
トを同心状に分割して例えば内側のもの程研摩材の粒度
を粗くすることなども可能である。
的には同一粒度のものであるが、異なる粒度の研摩材を
混合したものを用(・ることも出来、また摩砕セグメン
トを同心状に分割して例えば内側のもの程研摩材の粒度
を粗くすることなども可能である。
摩砕セグメントの動作面は一般にはディスクリファイナ
−の駆動軸に対して垂直であるが、傾斜した面とするこ
とも出来、また凸面或いは凹面とすることも可能である
。
−の駆動軸に対して垂直であるが、傾斜した面とするこ
とも出来、また凸面或いは凹面とすることも可能である
。
本考案における裏当板の形状が環状半割円盤形または扇
形の場合、摩砕板の隣接部分に隙間が形成されることが
あるが、この隙間は前述の方法で充填することが出来る
。
形の場合、摩砕板の隣接部分に隙間が形成されることが
あるが、この隙間は前述の方法で充填することが出来る
。
本考案による摩砕板が取付けられるディスクリファイナ
−としてはシングルディスクリファイナ−及びダブルデ
ィスクリファイナ−がある。
−としてはシングルディスクリファイナ−及びダブルデ
ィスクリファイナ−がある。
ダブルディスクリファイナ−には1枚の回転円盤の両開
に固定円盤を設けたものと2枚の円盤が互いに逆方向に
回転するものとがあるが、何れのものにも本考案の摩砕
板を適用し得る。
に固定円盤を設けたものと2枚の円盤が互いに逆方向に
回転するものとがあるが、何れのものにも本考案の摩砕
板を適用し得る。
以上説明した様に、本考案によれば構造が単純で摩砕セ
グメント間に隙間が無く且つ堅牢な摩砕板を作製出来る
ので、本出願人の発明した先の方法を既存のディスクリ
ファイナ−を用いて容易に実施し得る利点を有している
。
グメント間に隙間が無く且つ堅牢な摩砕板を作製出来る
ので、本出願人の発明した先の方法を既存のディスクリ
ファイナ−を用いて容易に実施し得る利点を有している
。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図、第3図、第4図及び第5図は本考案に
よるディスクリファイナ−用摩砕板の実施例を示す正面
図であり、第6図、第T図、第8図及び第9図は夫々第
1図における6−6線、T−7線、8−8線及び9−9
線に沿った拡大断面図であり、第10図及び第11図は
夫々第2図における1o−io線及び11−11線に沿
った拡大断面図であり、第12図は第3図における12
−12線に沿った拡大断面図であり、第13図は第4図
における13−13線に沿った拡大断面図であり、第1
4図は第5図における14−14線に沿った拡大断面図
である。 20・・・・・・裏当板、21・・・・・・唇状部、2
2・・・・・・唇状部、23・・・・・・ボルト穴、2
4・・・・・・隆起部、25・・・・・・攪拌羽根、2
6・・・・・・溝、21・・・・・・リブ、28・・・
・・・摩砕セグメント、29・・・・・・傾斜部、30
・・・・・・充填物、31・・・・・・凹部。
よるディスクリファイナ−用摩砕板の実施例を示す正面
図であり、第6図、第T図、第8図及び第9図は夫々第
1図における6−6線、T−7線、8−8線及び9−9
線に沿った拡大断面図であり、第10図及び第11図は
夫々第2図における1o−io線及び11−11線に沿
った拡大断面図であり、第12図は第3図における12
−12線に沿った拡大断面図であり、第13図は第4図
における13−13線に沿った拡大断面図であり、第1
4図は第5図における14−14線に沿った拡大断面図
である。 20・・・・・・裏当板、21・・・・・・唇状部、2
2・・・・・・唇状部、23・・・・・・ボルト穴、2
4・・・・・・隆起部、25・・・・・・攪拌羽根、2
6・・・・・・溝、21・・・・・・リブ、28・・・
・・・摩砕セグメント、29・・・・・・傾斜部、30
・・・・・・充填物、31・・・・・・凹部。
Claims (1)
- 放射状リブを有する環状円盤形、環状半割円盤形または
扇形の裏当板の外周沿い及び内周沿いに環状或いは円弧
状の唇状部が設けられており、該リブ及び該唇状部によ
って区切られた扇形部分に研摩材とその支持材料とで構
成されていて刃や溝が設けられていない平板状の摩砕セ
グメントが接着剤で固着されており且つ該摩砕セグメン
トの半径方向の側面と該リブの頂面とより成る空隙が有
機高分子化合物或いは有機高分子化合物と研摩材との混
合物で充填されていることを特徴とするディスクリファ
イナ−用摩砕板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18795381U JPS5943439Y2 (ja) | 1981-12-18 | 1981-12-18 | デイスクリフアイナ−用摩砕板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18795381U JPS5943439Y2 (ja) | 1981-12-18 | 1981-12-18 | デイスクリフアイナ−用摩砕板 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5892397U JPS5892397U (ja) | 1983-06-22 |
JPS5943439Y2 true JPS5943439Y2 (ja) | 1984-12-22 |
Family
ID=29991170
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18795381U Expired JPS5943439Y2 (ja) | 1981-12-18 | 1981-12-18 | デイスクリフアイナ−用摩砕板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5943439Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8061643B2 (en) * | 2007-12-06 | 2011-11-22 | Andritz Inc. | Refiner plate fixtures for quick replacement, and methods and assemblies therefor |
-
1981
- 1981-12-18 JP JP18795381U patent/JPS5943439Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5892397U (ja) | 1983-06-22 |
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