JPS5943132A - 制電性繊維構造物 - Google Patents

制電性繊維構造物

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JPS5943132A
JPS5943132A JP57151444A JP15144482A JPS5943132A JP S5943132 A JPS5943132 A JP S5943132A JP 57151444 A JP57151444 A JP 57151444A JP 15144482 A JP15144482 A JP 15144482A JP S5943132 A JPS5943132 A JP S5943132A
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JP
Japan
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fibers
fiber
antistatic
fiber structure
conductive
Prior art date
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Pending
Application number
JP57151444A
Other languages
English (en)
Inventor
野原 三郎
吉本 聖
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kanebo Ltd
Kanebo Gohsen Ltd
Original Assignee
Kanebo Ltd
Kanebo Gohsen Ltd
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Publication date
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  • Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
  • Woven Fabrics (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、低湿度の雰囲気下における使用でも静電気発
生による障害を引き起すことなく、安全に使用できる制
電性に優れた繊維構造物に関する。
一般に合成繊維及びその混合物は、低湿度雰囲気下で使
用された場合、その摩擦時に静電気の発生が著しく、次
のような静電気障害がみられる。静電気発生が低度の場
合には、(イ)生産工程に於けるローラー及び金属体と
の摩擦で発生する静電気による製品の変型及びゴミ、ほ
こりの吸着、(ロ)衣料着用時のまつわりつき及びゴミ
、ほこりの付着による汚れの発生、(ハ)衣料縫製時の
ミシン縫目障害、(ニ)衣料着脱時の放電音による不快
感等か、又静電気発生が強度の場合には、(イ)生産工
程に於ける繊編布のローラーなどへの付着捲付き、(ロ
)ドアの把手、手すりなどに触れることでの電撃ショッ
クによる不快感、(ハ)工器具、製造設備など金属体に
触れることにより発生する火花放電が原因となった爆発
、火災などの工場災害等が静電気障害として挙げられる
このような静電気障害を無くすべく帯電防止剤処理法の
開発や、ポリエチレングリコール系重合体を添加して得
られる制電性繊維及びカーボン、金属等の導電成分を含
有する導電繊維の開発が進められ実用に供されているが
、強度の静電気障害を防止するためには、導電繊維を多
量に混用して制電性を付与する方法が採用され、カーボ
ン系含有繊維又は金属系含有繊維を5〜10%以上含有
せしめる方法がとられている。
しかしこの方法では高価なカーボン系含有繊維又は金属
系含有繊維を多量に混用するため、得られる制電性繊維
構造物が高価となり、又黒色のカーボン系含有繊維を多
量に混用する場合には、得られる繊維構造物が黒色とな
り、色調外観から用途面でも制約をうける等の欠点を有
している。
本発明者等は、かかる欠点を解消し高価なカーボン系含
有繊維又は金属系含有繊維を5%以下好ましくは、0.
2〜2.0%の低率混合においても従来の5〜10%以
上含有せしめた繊維構造物と同水準の制電性を有する繊
維構造物を得るべく鋭意検討の結果、導電性繊維の配合
量が低率の状態でも制電性繊維を適量併用する事で優れ
た制電性を有する繊維構造物が得られる事を見出し、本
発明に到達したものである。
本発明の目的は、安価で制電性に優れた繊維構造物を提
供するにある。
本発明は、制電性合成繊維を30重量%以上含有する繊
維集合体に導電性繊維を繊維構造物重量に対し5重量%
以下配合してなる制電性繊維構造物にある。
本発明に適用する制電性合成繊維は、制電性を有する化
合物を表面コーティングするか又はポリエチレングリコ
ール系化合物を練込みあるいは共重合して得られる合成
繊維であり、電気比抵抗が109〜1010Ω・cmの
繊維をさし、その繊維集合体における含有量は30%以
上、好ましくは50%以上が必要で、30%未満では導
電性繊維との併用効果が弱く、十分な制電性能が得られ
ない。
又、本発明に適用される導電性繊維は、金属又はカーボ
ン等の導電物質あるいはこれらを一部使用した繊維で、
電気比抵抗が109Ω・cm以下の繊維をさし、その繊
維構造物における配合割合は5%以下、好ましくは0.
2〜2.0%が最適であり、5%を越える配合の場合は
繊維構造物の外観が黒色化するという欠点があり、更に
繊維構造物の価格が高くなるため好ましくなくまた0.
2%未満では制電性繊維との併用効果が弱く十分な制電
性能が得られないことがある。
又、本発明の繊維構造物のうち、制電性繊維及び導電性
繊維以外の繊維には、綿、羊毛、絹等の天然繊維並びに
ナイロン6、ナイロン66等のポリアミド類、芳香族ジ
カルボン酸とグリコール類とを縮合して得られるポリエ
チレンテレフタレート等のポリエステル類、ポリアクリ
ロニトリル、ポリエチレン及びポリプロピレン等のポリ
オレフィン類の合成繊維が挙げられる。
天然繊維及び合成繊維の摩擦耐電圧(JISL−109
4B変法、20℃×30%)は、次の様である事が知ら
れている。
綿織物    4.0KV 羊毛〃   10.0〃 以上 ナイロン〃  8.0〃 以上 アクリル〃 10.0〃 ポリエステル〃7.0〃 以上 一方、これら各繊維の摩擦耐電圧を減少すべく、各繊維
にカーホン系又は金属系導電繊維を紡績時に5〜10%
混入した糸で作った織編物又は織編時に5%以上交織交
編して作った織編物の摩際帯電圧は50〜100Vと極
めて良好な制電性能を有するが、導電性繊維の混用率を
下げ、紡績時に1%混入した糸で作った織編物又は織編
時に0.5%交織交編したこものでは次の様な摩擦帯電
圧であり、高度の制電性能が要求される作業服等への適
用は困難である事も知られている。
綿     1.0KV 羊毛    2.5KV ナイロン  1.5KV アクリル  2.OKV ポリエステル1.5KV 本発明者等は、導電性繊維を配合する前の各繊維の静電
気発生を低水準に抑えれば導電性繊維の混用率を多くす
る必要はないと考え、各繊維の静電気発生がどの程度で
あればよいかを検討した結果、JISL−1094B変
法(20℃×30%)で2.0〜2.5KV以下の摩擦
帯電圧を有する制電性繊維を各繊維に混合し、かつ導電
性繊維を低率混合する事で制電性繊維と導電性繊維の制
電性能を有効に利用して良好な制電性能を有する繊維構
造物が得られたのである。
斯くして本発明によれば導電性繊維を少量使用して優れ
た制電性能を有し、外観色調の点からも汎用性があり且
つ安価な繊維構造物を容易に得ることができる。
以下実施例により本発明を具体的に説明する。
実施例1 綿繊維をカーディングして得たスライバーに1.5デニ
ール、カット長38mmのポリエチレングリコール系重
合体を添加して得られるポリエステル制電性繊維と1.
5デニール、カット長38mmの炭素粒子を添加して得
られるポリエステル導電性繊維を下表1に示した配合割
合にあらかじめ混綿し、その綿をカーディングして得た
スライバーを練条混合する方法で3繊維が所定割合に混
合された40番手19回/インチの撚り数を有する精紡
糸を得た。この精紡糸を経糸及び緯糸に用いて経糸密度
90本/インチ及び緯糸密度80本/インチの平織地を
製織し、この織地の摩擦帯電圧及び黒色度合を測定し、
摩擦帯電圧を表1に黒色度合を表2に示した。表1の組
成割合のなかで導電性繊維0.2〜2.0%、制電性繊
維30%以上の組合せが本発明例に相当しその他は比較
例として示した。
尚、織地の摩擦耐電圧及び黒色度合は次の方法により測
定した。
1)摩擦耐電圧−−−JIS−L−1094−B法に従
い綿布を摩擦布に用い、測 定雰囲気のみを20℃×30 %RHに変更して測定した。
2)黒色度合−−−−−JIS−L−0805の汚染用
グレースクールと対比し、 織編物の色相に相当する グレースケール色票を黒 色度として表示した。
表1に示す如く、本発明の配合組成物は、良好な制電性
を有している事が判る。又表2に示す如く、黒色状の導
電性繊維の配合量が多い程得られる織物の白度が劣り、
その配合量が2%以上では黒色度が極めて強く、白生地
での使用は殆んどできない。
この結果は、綿繊維を羊毛、ナイロン、ポリエステル、
アクリル等の他繊維に置換えても同様な効果として得ら
れる。
実施例2 実施例1と同様の方法で、綿スライバーと1.5デニー
ル、カット長38mのポリエチレングリコ−ル系重合体
添加ポリエステル制電性繊維のスライバーを練条混合し
、表1と同様な配合割合を有する紡績糸(40番手、1
9回/インチの撚り数)を得、この紡績糸を経糸及び緯
糸に用い、経糸あるいは緯糸の一方又は両方に等間隔と
なる様に20デニールのフィラメント状の炭素系導電性
繊維を表1と同様な配合に織込んだ平織地を得た。この
織地の摩擦耐電圧を測定した結果、実施例1で得た結果
と同じ傾向が得られ、制電性繊維を30%以上配合した
綿紡績糸に、導電性繊維を0.2%以上織込んだ織地は
良好な制電性を示した。
実施例31.5デニール、38mmカットのポリエステ
ル繊維に表1と同割合となる様同デニール、カット長の
ポリエチレングリコール系重合体添加ポリエステル制電
性繊維及び炭素系導電性繊維を混合し、ランダムウエバ
ーにてウェブとなしその後ニードルパンチを施して不織
布(目付630g/m2)を得た。この不織布について
測定した摩擦帯電圧の結果を表3に示した。不織布にお
いても織布と同様に本発明の配合組成物は、良好な制電
性を有している事が判る。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、制電性合成繊維を30重量%以上含有する繊維集合
    体に導電性繊維を繊維構造物重量に対し5重量%以下配
    合してなる制電性繊維構造物。 2、制電性合成繊維が109〜1010Ω・cmの電気
    比抵抗を有する特許請求の範囲第1項記載の構造物。 3、導電性繊維が109Ω・cm未満の電気比抵抗を有
    する特許請求の範囲第1又は2項記載の構造物。
JP57151444A 1982-08-30 1982-08-30 制電性繊維構造物 Pending JPS5943132A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5186200A (en) * 1990-08-03 1993-02-16 Nifco, Inc. Reservior arrangement for use in automotive fuel tank

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5438928A (en) * 1977-08-29 1979-03-24 Toray Industries Novel spinning method preventing static trouble
JPS57139537A (en) * 1981-02-23 1982-08-28 Toray Industries Anti-static blended fiber yarn knitted fabric

Patent Citations (2)

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